JP2020070032A - マンホール付きタンクの製造方法及びマンホール体 - Google Patents

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Abstract

【課題】マンホール体を取り付ける位置が制限されにくいマンホール付きタンクの製造方法を提供する。【解決手段】樹脂製で円筒状のタンク1の胴壁10に、樹脂製で環状のフランジ部21を備えるマンホール体2を取り付けるマンホール付きタンク100の製造方法であって、胴壁10に貫通した開孔11を形成する開孔工程と、胴壁10の外表面における開孔11の周囲110を熱溶融させる胴壁溶融工程と、フランジ部21の一面であり、胴壁10に沿うように形成された曲面である融着面210を熱溶融させるフランジ溶融工程と、開孔11の周囲110と融着面210とを融着させる融着工程と、を含む。【選択図】図1

Description

本開示は、マンホール付きタンクの製造方法及びマンホール体に関する。詳細には、本開示は、胴壁が曲面である樹脂製のタンクの胴壁にマンホール体を取り付けるマンホール付きタンクの製造方法と、マンホール体とに関する。
大型のタンクの内部を清掃するために、人が出入りするためのマンホールをタンクに形成することがある。人の身長を遥かに超える大型のタンクの場合、タンクの頂面にマンホールを形成すると、タンクの内部に人が入りにくい。このため、タンクの内部に人が入りやすいように、タンクの胴壁にマンホールを形成することが行われる。
例えば特許文献1には、ポリエチレン製の大型タンクの胴壁に、平面をなす座部を形成し、内端面が平面を成し、外端部に蓋を取り付けるフランジを同時成形したポリエチレン製のマンホール体を、融着機によりこのタンクの胴壁の座部に融着し、次いでマンホール体内でこの胴壁に、人の通れる孔を開設することが開示されている。
特許第3532140号
特許文献1の方法では、マンホール体を取り付けられる位置が、タンクの胴壁の座部が形成されている平面部分に制限される。
本開示の目的は、マンホール体を取り付ける位置が制限されにくいマンホール付きタンクの製造方法と、マンホール体とを提供することにある。
本開示の一態様に係るマンホール付きタンクの製造方法は、樹脂製で円筒状のタンクの胴壁に、樹脂製で環状のフランジ部を備えるマンホール体を取り付けるマンホール付きタンクの製造方法であって、開孔工程と、胴壁溶融工程と、フランジ溶融工程と、融着工程と、を含む。前記開孔工程では、前記胴壁に貫通した開孔を形成する。前記胴壁溶融工程では、前記胴壁の外表面における前記開孔の周囲を熱溶融させる。前記フランジ溶融工程では、前記フランジ部の一面であり、前記胴壁に沿うように形成された曲面である融着面を熱溶融させる。前記融着工程では、前記開孔の周囲と前記融着面とを融着させる。
本開示の一態様に係るマンホール体は、樹脂製で円筒状のタンクの胴壁に取り付けられる、樹脂製のマンホール体であって、環状のフランジ部を備え、前記フランジ部の一面が融着面であり、前記融着面が、前記胴壁に沿うように形成された曲面である。
本開示の一態様に係るマンホール付きタンクの製造方法では、マンホール体を取り付ける位置が制限されにくい。
図1Aは、本開示の一実施形態に係るマンホール付きタンクの一例を示す概略の斜視図である。図1Bは、図1Aに示すマンホール付きタンクの要部の拡大図である。 図2A〜図2Dは、同上のマンホール付きタンクの製造方法の一例を示す概略の断面図である。 図3は、本開示の一実施形態に係るマンホール体を示す概略の斜視図である。 図4Aは、同上のマンホール体の製造に使用される金型を示す概略の斜視図である。図4Bは、図4Aに示す金型の要部を示す概略の断面図である。 図5は、同上のマンホール付きタンクの製造方法における胴壁溶融工程で使用されるタンク側ヒータを示す概略の斜視図である。 図6A〜図6Cは、同上のマンホール付きタンクの製造方法における胴壁溶融工程を示す概略の断面図である。 図7は、同上のマンホール付きタンクの製造方法におけるフランジ溶融工程で使用されるマンホール側ヒータを示す概略の斜視図である。 図8は、同上のマンホール付きタンクの製造方法におけるフランジ溶融工程を示す概略の断面図である。 図9は、同上のマンホール付きタンクの製造方法における胴壁溶融工程及びフランジ溶融工程を示す概略の側面図である。 図10Aは、同上のマンホール付きタンクの製造方法における融着工程を示す概略の断面図である。図10Bは、同上のマンホール付きタンクの製造方法における融着工程を示す概略の側面図である。
1.概要
本開示の一実施形態に係るマンホール付きタンク100の製造方法では、図1A及び図1Bに示すように、樹脂製で円筒状のタンク1の胴壁10に、樹脂製で環状のフランジ部21を備えるマンホール体2を取り付ける。
本実施形態のマンホール付きタンク100の製造方法は、開孔工程と、胴壁溶融工程と、フランジ溶融工程と、融着工程と、を含む。開孔工程では、図2Aに示すように、胴壁10に貫通した開孔11を形成する。胴壁溶融工程では、図2Bに示すように、胴壁10の外表面における開孔11の周囲110を熱溶融させる。フランジ溶融工程では、図2Cに示すように、フランジ部21の一面であり、胴壁10に沿うように形成された曲面である融着面210を熱溶融させる。融着工程では、図2Dに示すように、開孔11の周囲110と融着面210とを融着させる。
本実施形態のマンホール付きタンク100の製造方法では、タンク1の胴壁10の任意の位置に開孔11を形成し、この開孔11の周囲110と、マンホール体2のフランジ部21の融着面210とを融着させることにより、胴壁10にマンホール体2を取り付けている。このため、本実施形態のマンホール付きタンク100の製造方法では、マンホール体2を取り付ける位置が制限されにくい。また本実施形態のマンホール付きタンク100の製造方法では、胴壁10に沿うように形成された曲面である融着面210を、胴壁10の開孔11の周囲110とを融着させているため、融着面積を確保しやすく、胴壁10とマンホール体2との融着強度を向上させやすい。
2.詳細
2−1.マンホール付きタンクの概要
マンホール付きタンク100は、タンク1とマンホール体2とを備える。マンホール体2は、タンク1の胴壁10に取付られている。図1Aでは、タンク1に、一つのマンホール体2が取り付けられているが、これに限定されない。例えば、タンク1に二つ以上のマンホール体2が取り付けられていてもよい。以下、タンク1とマンホール体2の構成を説明する。
(1)タンクについて
本実施形態のタンク1は、図1Aに示すように大型の円柱状である。このため、胴壁10は、曲面で構成される。タンク1の容量は、特に限定されないが、例えば3000L以上100000L以下である。
タンク1は樹脂製である。タンク1は、熱可塑性樹脂製であることが好ましい。タンク1は、例えばポリエチレン樹脂(PE)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)からなる群から選択される一種以上の樹脂から作製することができる。ポリエチレン樹脂は、軽量であり、焼却しても有毒ガスが発生しにくく、リサイクルが容易であり、耐油性・耐薬品性に優れ、衝撃強度に優れるため、タンク1は、ポリエチレン樹脂製であることが特に好ましい。ポリエチレン樹脂の例には、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、側鎖分枝低密度ポリエチレン(HP−LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)が含まれる。タンク1は、これらのポリエチレン樹脂から選択される一種以上の樹脂から作製されることが好ましい。またタンク1は、射出成形、ブロー成形等の成形法で作製されてもよいが、タンク1が大型である場合には、タンク1が回転成形で作製されることが好ましい。タンク1を射出成形又はブロー成形で作製すると、樹脂の配向が生じることがあり、タンク1が熱によって変形しやすくなる。これに対して、タンク1を回転成形で作製すると、角部分の樹脂が厚くなるため、同樹脂量では回転成形品の方が衝撃に強い成形品ができる。また、厚肉成形にも容易に作製することができ、樹脂の配向が生じにくく、タンク1の熱による変形を抑制することができる。特に、本実施形態のマンホール付きタンク100の製造方法では、胴壁10の開孔11の周囲110を熱溶融させるため、タンク1の熱による変形を抑制するために、タンク1が回転成形によって作製されることが好ましい。
(2)マンホール体について
マンホール体2は、タンク1の胴壁10に取り付けられることで、胴壁10に設けられた開孔11を補強するための部材である。またマンホール体2は、胴壁10に設けられた開孔11に、図1Bに示す蓋23を取り付けるための部材でもある。蓋23は、タンク1の開孔11を塞ぐことができる部材である。
マンホール体2は、図3に示すように、挿入部20と、フランジ部21と、蓋取付部22とを備える。
挿入部20は、図3に示すように円筒状であり、開孔が形成されている。挿入部20は、胴壁10に設けられた開孔11に挿入できるように形成されている。挿入部20の内径は、タンク1の内部に人が入り易い大きさであれば特に限定されない。挿入部20の外径は、開孔11の内径と同じ、又は開孔11の内径よりも小さいことが好ましい。
フランジ部21は、図3に示すように、環状であり、開孔が形成されている。フランジ部21の開孔と挿入部20の開孔とは繋がっている。フランジ部21は挿入部20の一端に設けられている。フランジ部21の形状は、胴壁10に設けられ開孔11の形状に応じて適宜設定される。例えば開孔11が円形であれば、フランジ部21の形状は円環状である。フランジ部21の外径は、挿入部20よりも大きい。すなわちフランジ部21の外径は、開孔11の内径よりも大きい。フランジ部21の外径は、胴壁溶融工程において溶融された開孔11の周囲110と同じであることが好ましい。これはフランジ部21の融着面210と、開孔11の周囲110と、が融着されるためである。
フランジ部21は、図3に示すように融着面210を備える。融着面210は、フランジ部21の一面であり、開孔11の周囲110と融着される面である。融着面210は、曲面であり、胴壁10の曲面に沿うように形成されている。具体的には、フランジ部21の厚みは、図3に示す上端部211及び下端部212付近で最も小さくなり、図3に示す側端部213及び側端部214で最も大きくなっている。また融着面210は、上端部211及び下端部212付近で最もへこみ、側端部213及び側端部214付近で最も突出している。このように、融着面210が、胴壁10の曲面に沿うように形成されることにより、胴壁10と融着面210との融着面積を大きくすることができ、タンク1とマンホール体2との融着強度を向上させることができる。
蓋体取付部22は、図3に示すように環状の部材であり、開孔が形成されている。蓋取付部22の開孔は、フランジ部21の開孔と繋がっており、このため挿入部20の開孔とも繋がっている。蓋体取付部22から挿入部20まで連なる開孔は、蓋体取付部22側から挿入部20側に向かって直径が大きくなる逆テーパー形状である(図2C及び図2D参照)。この開孔が蓋体取付部22側から挿入部20側に向かって直径が小さくなるテーパー形状であると、タンク1の胴壁10にマンホール体2を取り付けられた状態でタンク1内に貯められた液体等を排出する際に、開孔内に液体が残存することがある。これに対して、開孔が逆テーパー形状であることにより、タンク1内に貯められた液体等を排出する際に、開孔内に液体が残存しにくくすることができる。蓋取付部22は、蓋23が取り付けられる取付面220と、取付面220よりも外径が小さく、全周に設けられた固定用溝221とを備える。取付面220には複数の貫通孔が形成されている。これらの貫通孔は、固定用溝221まで貫通している。蓋取付部22への蓋23の取り付けは、例えば、以下のように行うことができる。まず、取付面220上に蓋23を配置する(図1B参照)。次に、固定用溝221から取付面220及び蓋23の貫通孔にボルトを通し、ボルトの先端を蓋23から突出させる。次に、蓋23から突出したボルトにナットを取り付ける。これにより、蓋取付部22に、蓋23を取り付けることができる。なお、蓋取付部22と蓋23との固定方法は、ボルト及びナットを用いた密閉式に限られず、ねじ込み式であってもよく、ハッチ式であってもよい。
マンホール体2は、樹脂製である。マンホール体2は、熱可塑性樹脂製であることは好ましい。マンホール体2は、例えばポリエチレン樹脂(PE)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)からなる群から選択される一種以上の樹脂から作製することができる。ポリエチレン樹脂は、軽量であり、焼却しても有毒ガスは発生しにくく、リサイクルが容易であり、耐油性・耐薬品性に優れ、衝撃強度に優れるため、マンホール体2は、ポリエチレン樹脂製であることが特に好ましい。ポリエチレン樹脂の例には、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、側鎖分枝低密度ポリエチレン(HP−LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)が含まれる。マンホール体2は、これらのポリエチレン樹脂から選択される一種以上の樹脂から作製されることが好ましい。特にマンホール体2は、タンク1と同種のポリエチレン樹脂製であることが好ましい。例えば、タンク1が高密度ポリエチレン樹脂製である場合は、マンホール体2も高密度ポリエチレン樹脂製であることが好ましい。このように、タンク1の樹脂の密度(架橋密度)と、マンホール体2の樹脂の密度(架橋密度)とが近似している場合、開孔11の周囲110で熱溶融した樹脂と、マンホール体2の融着面210で溶融した樹脂との相溶性を向上させることができる。その結果、タンク1とマンホール体2との融着強度を向上させることができる。
マンホール体2はタンク1に人が出入りするための部材であることから、マンホール体2はそれに応じた大きさを有する。このため、マンホール体2を射出成形、ブロー成形等では作成し難い。例えばマンホール体2は、図4A及び図4Bに示すような、金型5及び蓋体53から作製される。
金型5は、内壁部50と、外壁部51と、底部52とを備える。内壁部50は、円筒状の部材である。外壁部51は、内壁部50よりも大きい円筒状の部材である。底部52は、内壁部50と外壁部51とを接続している。蓋体53は円盤状の部材である。蓋体53は、内壁部50と外壁部51との隙間にはまるように構成されており、内壁部50、外壁部51及び底部52と、蓋体53とによって閉じられた空間を作成することができる。
本実施形態のマンホール体2を作製する場合、例えば、以下のようにして作製することができる。まず、金型5の内壁部50、外壁部51及び底部52によって形成される空間内に溶融した樹脂を流し込む。この際、樹脂中の気泡を取り除くことが好ましい。次に、蓋体53を設置して密閉状態にし、樹脂に圧力をかける。次に、樹脂を徐々に冷却して硬化させる。次に、金型5を分解して、硬化した樹脂を取り出す。さらに、開孔の内側を旋盤加工により、逆テーパー形状にする。以上の工程により、図3に示すマンホール体2が得られる。
本実施形態のマンホール体2では、フランジ部21の融着面210が、曲面であり、胴壁10の曲面に沿うように形成されている。このため、融着面210に対応する底部52の融着面形成部520も曲面である(図4B参照)。融着面形成部520を旋盤加工等で形成することは加工コスト高騰のため非常に難しい。このため本実施形態の金型5では、底部52と、内壁部50及び外壁部51と、を別部材とすることで、融着面形成部520を形成しやすくしている。またタンク1の胴壁10の曲面に応じて、底部52の融着面形成部520の形状を変更することが容易となる。また底部52をアルミニウム製とすることで、底部52を鉄製とする場合よりも、融着面形成部520を形成しやすくしている。内壁部50、外壁部51及び蓋体53の材質は、金属製であれば特に限定されないが、例えば鉄製である。
2−2.マンホール付きタンクの製造方法について
上述の通り、本実施形態に係るマンホール付きタンク100の製造方法には、開孔工程、胴壁溶融工程、フランジ溶融工程、及び融着工程が含まれる。これらの工程について、各工程ごとに詳細に説明する。
(1)開孔工程
上述の通り、開孔工程では、タンク1の胴壁10に貫通した開孔11を形成する。胴壁10に開孔11を形成する方法は、特に限定されない。例えば胴壁10の外表面12に切削加工等を施すことによって、開孔11を形成することができる。また例えばタンク1の作製時に予め開孔11を形成しておいてもよいが、この場合、マンホール体2を取り付ける場所が、開孔11が予め設けられた位置に制限される。このため、胴壁10の外表面12に切削加工等を施すことによって、開孔11を形成する方が好ましい。
開孔11の直径は、特に限定されず、タンク1内に入る人の身体の大きさ、タンク1内への入り易さ等に応じて、適宜設定される。胴壁10における開孔11を形成する位置は、特に限定されない。
(2)胴壁溶融工程
胴壁溶融工程では、胴壁10の外表面12の開孔11の周囲110を、ヒータ3によって熱溶融させる。本実施形態では、図5に示すタンク側ヒータ31によって、開孔11の周囲110を溶解させる。このため、タンク側ヒータ31は、開孔11の周囲110を溶融できるように発熱することができる。タンク側ヒータ31は、それ自体が発熱する機能を有していてもよく、別部材によって発せられた熱がタンク側ヒータ31に伝えられてもよい。タンク側ヒータ31は、図5に示すように、筒状部310及び胴壁加熱部311を備える。
筒状部310は、円筒状の部材である。筒状部310の外径は、開孔11の内径と同じ、又は開孔11の内径よりも小さいことが好ましい。胴壁加熱部311は、筒状部310の一端に設けられた円盤状の部材である。筒状部310の長さは、タンク1の厚みと同じであってもよく、タンク1の厚みよりも大きくてもよい。
胴壁加熱部311は、円盤状の部材である。胴壁加熱部311の外径は、筒状部310の外形よりも大きい。すなわち胴壁加熱部311の外径は、開孔11の内径よりも大きい。タンク側ヒータ31によって開孔11の周囲110を熱溶融させる場合、胴壁加熱部311の筒状部310側の面である胴壁加熱面312が開孔11の周囲110と接触する。このため、胴壁加熱面312の大きさ(外径)によって、開孔11の周囲110を熱溶融させる範囲が決まる。すなわち胴壁加熱面312の大きさ(外径)は、開孔11の周囲110を熱溶融させる範囲に応じて、適宜設定される。また胴壁加熱面312は、胴壁10の曲面に沿うように形成されている。具体的には、胴壁加熱部311の厚みは、図5に示す上端部313及び下端部314付近で最も小さくなり、図5に示す側端部315及び側端部316で最も大きくなっている。また胴壁加熱面312は、上端部313及び下端部314付近で最もへこみ、側端部315及び側端部316で最も突出するように構成されている。このため、胴壁加熱面312は、胴壁10の曲面に沿う様に形成された曲面である。
胴壁溶融工程では、図2Bに示すように、開孔11の周囲110が熱溶融される。詳細には、図6Aに示すように、開孔11内にタンク側ヒータ31の筒状部310を挿入すると共に、胴壁加熱面312を開孔11の周囲110と接触させることで、開孔11の周囲110を熱溶融させることができる。胴壁溶融工程において、タンク側ヒータ31による加熱温度は、タンク1の材質等に応じて適宜設定される。例えばタンク1がポリエチレン樹脂製である場合、タンク側ヒータ31による加熱温度は、150℃以上280℃以下が好ましく、200℃以上250℃以下がより好ましい。また胴壁溶融工程において、タンク側ヒータ31による加熱時間は、タンク1の材質等に応じて適宜設定される。例えばタンク1がポリエチレン樹脂製である場合、タンク側ヒータ31による加熱時間は、10秒以上600秒以下が好ましく、240秒以上360秒以下がより好ましい。タンク側ヒータ31による加熱温度及び加熱時間がこれらの条件を満たす場合、開孔11の周囲110を十分に溶融させながら、胴壁10における開孔11付近の変形を抑制しやすい。
本実施形態では、胴壁加熱面312の曲率半径は、胴壁10の曲率半径よりも大きいことが好ましい。すなわちヒータ3は、胴壁10よりも曲率半径が大きい曲面(胴壁加熱面312)を有することが好ましい。胴壁加熱面312の曲率半径が、胴壁10の曲率半径よりも小さい場合、胴壁加熱面312の外縁付近から胴壁10に接触することになる。この場合、開孔11の縁111付近でエアーの巻き込みが生じ、樹脂が十分に熱溶融されないこと(未溶融)がある。これに対して、胴壁10よりも曲率半径が大きい曲面(胴壁加熱面312)を有するヒータ3を、開孔11の周囲に押し当てることで、開孔11の周囲を熱溶融させると、胴壁加熱面312が開孔11の縁111付近から接触する。これにより、開孔11の縁111から放射状(図6Bに示す矢印の方向)に周囲110が熱溶融される。そのため、開孔11の縁111付近で樹脂の未溶融が生じることを抑制することができる。また開孔11の周囲110全体が溶融した際には、タンク側ヒータ31の胴壁加熱面312の外縁付近から樹脂があふれ出す。このあふれ出した樹脂によって、開孔11の周囲110全体が溶融したことの目安とすることができる。また、胴壁加熱面312の外縁付近から樹脂があふれ出すまでタンク側ヒータ31による加熱を継続させることにより、開孔11の周囲110全体を確実に溶融させることができる。
(3)フランジ溶融工程
フランジ溶融工程では、マンホール体2のフランジ部21の融着面210を、ヒータ3によって熱溶融させる。本実施形態では、図7に示すマンホール側ヒータ32によって、フランジ部21の融着面210を熱溶融させる。このため、マンホール側ヒータ32は、フランジ部21の融着面210を熱溶融できるように発熱することができる。マンホール側ヒータ32は、それ自体が発熱する機能を有していてもよく、別部材によって発せられた熱がマンホール側ヒータ32に伝えられてもよい。
マンホール側ヒータ32は、マンホール体2の融着面210を熱溶融できるように発熱することができる。マンホール側ヒータ32は、図7に示すように円筒状の部材である。マンホール側ヒータ32は、加熱面320を有する。加熱面320は、マンホール体2の融着面210と接触することにより、融着面210を熱溶融させる面である。このため、加熱面320は、曲面であり、融着面210と密着できる形状を有する。加熱面320の外径は、マンホール体2の融着面210よりも大きいことが好ましい。
フランジ溶融工程では、図2Cに示すように、フランジ部21の融着面210が溶融される。詳細には、図8示すように、マンホール側ヒータ32の加熱面320と、マンホール体2の融着面210を密着させた状態で、マンホール側ヒータ32を発熱させることにより、融着面210を熱溶融させることができる。フランジ溶融工程において、マンホール側ヒータ32による加熱温度は、マンホール体2の材質等に応じて適宜設定される。例えばマンホール体2がポリエチレン樹脂製である場合、マンホール側ヒータ32による加熱温度は、150℃以上280℃以下が好ましく、210℃以上260℃以下がより好ましい。またフランジ溶融工程において、マンホール側ヒータ32による加熱時間は、タンク1の材質等に応じて適宜設定される。例えばタンク1がポリエチレン樹脂製である場合、マンホール側ヒータ32による加熱時間は、30秒以上700秒以下が好ましく、300秒以上420秒以下がより好ましい。マンホール側ヒータ32による加熱温度及び加熱時間がこれらの条件を満たす場合、マンホール体2の融着面210を十分に溶融させながら、フランジ部21の変形を抑制しやすい。
本実施形態では、上述の胴壁溶融工程と、フランジ溶融工程とを同時に行うことが好ましい。具体的には、図9に示すように、タンク側ヒータ31と、マンホール側ヒータ32と、タンク側ヒータ31及びマンホール側ヒータ32を接続する接続部材33とを備えるヒータ3を使用する。接続部材33は筒状の部材であり、接続部材33の一方の端面にタンク側ヒータ31が取り付けられ、接続部材33の他方の端面にマンホール側ヒータ32が取付られている。例えば、胴壁溶融工程を行った後にフランジ溶融工程を行うと、フランジ溶融工程の間に、熱溶融した開孔11の周囲110が一部硬化してしまうことがある。またフランジ溶融工程を行った後に胴壁溶融工程を行うと、胴壁溶融工程の間に、熱溶融したマンホール体2の融着面210が一部硬化してしまうことがある。これに対して、図9に示すヒータ3を使用して、タンク1の開孔11の周囲110と、マンホール体2の融着面210とを同時に溶融させることにより、周囲110の硬化又は融着面210の硬化を抑制することができる。また図9に示すヒータ3を用いて、胴壁溶融工程及びフランジ溶融工程を同時に行った後に、ヒータ3を取り除くことによって、タンク1の胴壁10とマンホール体2の融着面210との融着に、効率良く取り掛かることができる。すなわち、胴壁溶融工程及びフランジ溶融工程から、融着工程への移行をスムーズに行うことができる。
本実施形態では、胴壁溶融工程において、タンク側ヒータ31の胴壁加熱面312を、開孔11の周囲110に押し当てることで、開孔11の周囲110を熱溶融させているが、胴壁加熱面312を開孔11の周囲110に押し当てる力を、均一にすることが好ましい。この場合、開孔11の周囲110を均一に熱溶融させることができる。またフランジ溶融工程では、マンホール側ヒータ32の加熱面320をフランジ部21の融着面210に押し当てることで融着面210を熱溶融させているが、この加熱面320を融着面210に押し当てる力を、均一にすることが好ましい。この場合、融着面210を均一に溶融させることができる。本実施形態では、図9に示すように、マンホール体2の蓋取付部22に押当機34を取り付けている。押当機34は、取付部340と、押当部341とを備える。取付部340は、マンホール体2の取付面220に取付可能な円盤状の部材である。押当部341は、取付部340に向かって力を加える機能を有する。取付部340から複数の固定具342が突出している。固定具342は例えばボルトである。複数の固定具342は、押当部341に設けられた複数の孔に挿入され、かつ、ナットで固定されている。取付部340と押当部341との間には、複数の弾性体343が設けられており、複数の固定具342はそれぞれ弾性体343を貫通している。弾性体343は例えばバネである。押当部341から取付部340に向かって力を加えると、複数の弾性体343は押し縮められる。これらの弾性体343の反力により、マンホール体2の取付面220が取付部340で押される。また取付面220が押されることにより、マンホール側ヒータ32の加熱面320が、マンホール体2の融着面210に押し当てられる。このように、押当部341から取付部340に向かって加わる力は、複数の弾性体343を介して、マンホール体2の取付面220に伝わるため、マンホール側ヒータ32の加熱面320を融着面210に押し当てる力を均一にすることができる。また本実施形態では、接続部材33によってタンク側ヒータ31とマンホール側ヒータ32とが接続されているため、押当機34によってマンホール体2に伝わる力は、タンク側ヒータ31にも伝わる。このため、タンク側ヒータ31の胴壁加熱面312を開孔11の周囲110に押し当てる力も均一にすることができる。
(4)融着工程
融着工程では、図2Dに示すように、胴壁10の開孔11の周囲110と、マンホール体2の融着面210とを融着させる。具体的には、胴壁溶融工程において熱溶融された開孔11の周囲110と、フランジ溶融工程において熱溶融されたフランジ部21の融着面210とを、熱溶融した状態のまま押し付ける。これにより、開孔11の周囲110と、融着面210とが融着して一体化される。また融着工程では、開孔11の周囲110及びマンホール体2の融着面210が溶融した状態である間に、開孔11の周囲110と融着面210とを融着させる必要がある。このため、胴壁溶融工程及びフランジ溶融工程の完了後、融着工程を開始するまでの時間は、短い方が好ましい。融着工程を開始するまでの時間の上限は、特に限定されないが、胴壁溶融工程でタンク側ヒータ31の胴壁加熱面312の外縁付近からあふれ出した樹脂が硬化するまでに融着工程を開始することが好ましい。
本実施形態では、マンホール体2の融着面210の曲率半径が、胴壁10の曲率半径よりも大きいことが好ましい。融着面210の曲率半径が胴壁10の曲率半径よりも小さい場合、融着面210の外縁付近から胴壁10に接触することになる。この場合、開孔11の縁111付近で十分に融着されないこと(未融着)があった。これに対して、融着面210の曲率半径が、胴壁10の曲率半径よりも大きい場合、融着面210が開孔11の縁111付近から接触することになる(図10A参照)。そのため、開孔11の縁111付近で未融着が生じることを抑制することができる。また融着面210全体が開孔11の周囲110に接触した際には、融着面210の外縁付近から樹脂があふれ出す。このあふれ出した樹脂によって、融着面210全体が開孔11の周囲110に接触したことの目安とすることができる。あふれ出した樹脂は、開孔11の周囲110由来でもよく、融着面210由来でもよく、開孔11の周囲110及び融着面210由来であってもよい。
また開孔11の周囲110と融着面210とを融着させる際には、開孔11の周囲110に融着面210を押し当てるが、開孔11の周囲110に融着面210を押し当てる力を均一にすることが好ましい。この場合、開孔11の周囲110と融着面210との融着強度を向上させることができる。本実施形態では、図9に示す押当機34を用いることにより、開孔11の周囲110に融着面210を押し当てる力を均一にすることができる。具体的には、図10Bに示すように、マンホール体2の蓋取付部22に押当機34を取り付けた状態で、この押当機34によって、マンホール体2をタンク1の胴壁10に向かって押している。押当部341から取付部340に向かって力を加えると、複数の弾性体343は押し縮められ、これらの弾性体343の反力により、マンホール体2の取付面220が取付部340で押される。取付面220が押されることにより、マンホール体2の融着面210が、胴壁10の開孔11の周囲110に押し当てられる。このように、押当部341から取付部340に向かって加わる力は、複数の弾性体343を介して、マンホール体2の取付面220に伝わるため、開孔11の周囲110に融着面210を押し当てる力を均一にすることができる。図10Bに示す状態は、図9に示す状態から、ヒータ3を取り外した状態ともいえる。胴壁溶融工程及びフランジ溶融工程を同時に行った後に、ヒータ3を取り外して融着工程を行うことにより、胴壁溶融工程及びフランジ溶融工程が完了してから融着工程を開始するまでの時間を短縮することができる。これにより、熱溶融した開孔11の周囲110及びマンホール体2の融着面210が硬化してしまうことを抑制することができる。
以上の工程により、タンク1の胴壁10にマンホール体2が取り付けられたマンホール付きタンク100を製造することができる。
(実施例)
まず、ポリエチレン製の50000Lのタンクを用意した。
次に、タンクと同種のポリエチレンから作製した図3に示すマンホール体を用意した。このマンホール体は、内径が525mmであり、重量が25kgであった。
次に、上記と同様の開孔工程を行い、タンクの胴壁に直径575mmの貫通した開孔を形成した。
次に、上記と同様の胴壁溶融工程を行い、タンクの胴壁の開孔の周囲を熱溶融させた。また同時に、上記と同様のフランジ溶融工程を行い、マンホール体のフランジ部の融着面を熱溶融させた。
次に、上記と同様の融着工程を行い、タンクの胴壁の開孔の周囲と、マンホール体のフランジ部の融着面とを融着させた。
(比較例)
まず、ポリエチレン製の50000Lのタンクを用意した。このタンクの胴壁には、予め、平坦な台座を形成しておいた。
次に、融着面が平面であること以外は図3に示すマンホール体と同様の形状を有するマンホール体を用意した。
次に、タンクの胴壁の台座の表面を熱溶融した。また同時に、マンホール体の融着面を熱溶融した。
次に、タンクの胴壁の台座の表面と、マンホール体の融着面とを融着させた。
次に、タンクの胴壁におけるマンホール体が融着された部分に、貫通した開孔を形成した。
(評価)
タンクの胴壁に融着されたマンホール体を、下記の表1に示す力で引っ張り、破断状況を確認した。そして、融着面では破断せず、胴壁で破断した場合を〇と評価し、融着面で破断した場合を×と評価した。その結果を下記の表1に示す。
Figure 2020070032
比較例のマンホール付きタンクでは、3,7tonの力で融着面の破断が生じたが、実施例のマンホール付きタンクでは、3.7tonの力では破断が生じず、13.5tonの力で破断が生じた。これは、タンクの胴壁に設けられた平坦な台座に、平面からなる融着面を融着した比較例では、タンク胴壁とヒーターとの間でエアー噛みが生じ、溶融不良より、融着面からの破断が生じたと考えられる。胴壁の曲面に沿うように形成された融着面を胴壁に融着した実施例の方が、融着面積が大きく、溶融不良を起こしにくいため、融着強度を確保できたと考えられる。また実施例のマンホール付きタンクでは、21.0tonまで引っ張り試験を行ったが、融着面での破断は生じず、胴壁で破断が生じた。これは、実施例のマンホール付きタンクでは、融着面が胴壁の曲面に沿うように形成されることで、十分な融着強度が確保されているため、融着面で破断が生じずに、胴壁のせん断破断が生じたと考えられる。
1 タンク
10 胴壁
11 開孔
110 周囲
111 縁
2 マンホール体
21 フランジ部
210 融着面
3 ヒータ
100 マンホール付きタンク

Claims (7)

  1. 樹脂製で円筒状のタンクの胴壁に、樹脂製で環状のフランジ部を備えるマンホール体を取り付けるマンホール付きタンクの製造方法であって、
    前記胴壁に貫通した開孔を形成する開孔工程と、
    前記胴壁の外表面における前記開孔の周囲を熱溶融させる胴壁溶融工程と、
    前記フランジ部の一面であり、前記胴壁に沿うように形成された曲面である融着面を熱溶融させるフランジ溶融工程と、
    前記開孔の周囲と前記融着面とを融着させる融着工程と、を含む、
    マンホール付きタンクの製造方法。
  2. 前記胴壁溶融工程において、前記開孔の縁から放射状に熱溶融させる、
    請求項1に記載のマンホール付きタンクの製造方法。
  3. 前記胴壁溶融工程において、前記胴壁よりも曲率半径が大きい曲面を有するヒーターを、前記開孔の周囲に押し当てることで、前記開孔の周囲を熱溶融させる、
    請求項2に記載のマンホール付きタンクの製造方法。
  4. 前記融着面の曲率半径は、前記胴壁の曲率半径よりも大きい、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のマンホール付きタンクの製造方法。
  5. 前記胴壁溶融工程と、前記フランジ溶融工程とを同時に行う、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のマンホール付きタンクの製造方法。
  6. 前記タンクはポリエチレン樹脂製であり、
    前記マンホール体は前記タンクと同種のポリエチレン樹脂製である、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のマンホール付きタンクの製造方法。
  7. 樹脂製で円筒状のタンクの胴壁に取り付けられる、樹脂製のマンホール体であって、
    環状のフランジ部を備え、
    前記フランジ部の一面が融着面であり、
    前記融着面が、前記胴壁に沿うように形成された曲面である、
    マンホール体。
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