JP2020069641A - 伝送データ作成装置およびインクジェットプリンタ - Google Patents

伝送データ作成装置およびインクジェットプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】インクヘッドに伝送データを伝送する際の放射ノイズのレベルの増大を抑制する。【解決手段】伝送データ作成装置は、インクヘッドに伝送される伝送印刷画像データPD2および伝送クロック信号CS2を作成する装置である。伝送データ作成装置は、インクヘッドの予測吐出周期を設定し、予測吐出周期よりも短い間隔を最大パルス間隔に設定する最大パルス間隔設定部と、基準クロック信号の複数のパルスのうち少なくとも1つ以上のパルスの間隔を、全体パルスのパルス間隔が最大パルス間隔以下の範囲内で異ならせることで、基準クロック信号から伝送クロック信号CS2を作成するクロック信号作成部と、伝送クロック信号CS2に対応するように、基準印刷画像データを調整することで伝送印刷画像データPD2を作成する伝送印刷画像データ作成部と、を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、伝送データ作成装置およびインクジェットプリンタに関する。詳しくは、インクヘッドに伝送される伝送データであって、クロック信号とクロック信号に対応した印刷画像データとを有する伝送データを作成する伝送データ作成装置、および、それを備えたインクジェットプリンタに関する。
従来から、記録媒体が載置されるプラテンと、記録媒体に向かってインクを吐出するインクヘッドと、インクヘッドにケーブルを介して電気的に接続された制御装置を備えたインクジェットプリンタが知られている。この種のインクジェットプリンタでは、制御装置からインクヘッドに向かって伝送データが伝送される。この伝送データには、例えば、クロック信号、および、印刷対象である印刷画像をラスターデータに変換した印刷画像データが含まれる。
この伝送データがインクヘッドに伝送される際、インクヘッドと制御装置を接続するケーブルには、高電流が流れる。その結果、ケーブルがアンテナとして作用することで、ケーブルから放射ノイズが発生することがあり得る。この放射ノイズは、周辺の機器に対して誤作動を起こさせる要因となる。
そこで、放射ノイズの発生を抑制するために、例えば、特許文献1には、複数のインクヘッドのそれぞれが備えたノズル列を複数のグループに分割し、分割したグループ毎に周波数の異なるクロック信号を生成する記録装置が開示されている。このことによって、放射ノイズのレベルが増大することを抑制することができる。
特開2008−279616号公報
しかしながら、特許文献1に開示された記録装置では、分割したグループ毎に特定の周波数が存在することになる。そのため、グループ毎における特定の周波数域において、放射ノイズが顕著に発生する。また、例えばインクヘッドの移動速度や、印刷画像の解像度が異なることで、インクヘッドの吐出周期が異なることがあり得る。そのため、吐出周期の値によっては、放射ノイズが発生し易いことがあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、インクヘッドに伝送データを伝送する際に発生する放射ノイズのレベルが増大することを抑制することが可能な伝送データを作成する伝送データ作成装置およびインクジェットプリンタを提供することである。
本発明に係る伝送データ作成装置は、記録媒体が載置される載置台と、前記載置台に載置された前記記録媒体に向かってインクを吐出するインクヘッドとを備えたインクジェットプリンタにおいて、前記インクヘッドに伝送される印刷画像データである伝送印刷画像データと、前記インクヘッドに伝送されるクロック信号である伝送クロック信号とを有する伝送データを作成する伝送データ作成装置である。前記伝送データ作成装置は、第1記憶部と、最大パルス間隔設定部と、クロック信号作成部と、印刷画像データ作成部とを備えている。前記第1記憶部には、間隔が同一の複数のパルスを有するクロック信号である基準クロック信号、および、前記基準クロック信号に対応した印刷画像データである基準印刷画像データが記憶されている。前記最大パルス間隔設定部は、前記インクヘッドの吐出周期内に収まる複数のパルスの全体を全体パルスとし、かつ、前記全体パルスの最大の長さを最大パルス間隔としたとき、前記インクヘッドの吐出周期を予測し、予測した吐出周期である予測吐出周期よりも短い間隔を前記伝送クロック信号のパルスの前記最大パルス間隔に設定する。前記クロック信号作成部は、前記基準クロック信号の複数のパルスのうち、少なくとも1つ以上のパルスの間隔を、前記全体パルスのパルス間隔が前記最大パルス間隔以下の範囲内となるように異ならせることで、前記基準クロック信号から前記伝送クロック信号を作成する。前記印刷画像データ作成部は、前記クロック信号作成部によって作成された前記伝送クロック信号に対応するように、前記基準印刷画像データのデータレートを調整することで前記伝送印刷画像データを作成する。
前記伝送データ作成装置によれば、インクヘッドに伝送される伝送クロック信号の少なくとも一部のパルスの間隔は、伝送クロック信号の他のパルスの間隔とは異なる。このことによって、伝送クロック信号は、連続した特定の周波数を持たないため、放射ノイズの発生を分散させることができる。よって、特定の周波数で放射ノイズのレベルが増大することを抑制することができる。したがって、前記伝送データ作成装置によれば、発生する放射ノイズのレベルが増大することを抑制することが可能な伝送クロック信号を作成することができる。
また、前記伝送データ作成装置によれば、伝送クロック信号のパルスのうち、吐出周期に収まる全体パルスの間隔は、インクヘッドの予測される吐出周期よりも短い。よって、インクヘッドの予測される吐出周期が終了するまでに、伝送クロック信号の全体パルスに対応した伝送印刷画像データの伝送を完了することができる。
本発明によれば、インクヘッドに伝送データを伝送する際に発生する放射ノイズのレベルが増大することを抑制することが可能な伝送データを作成することができる。
第1実施形態に係るプリンタを示す斜視図である。 プリンタの内部構成を示す平面図である。 インクヘッドの底面図である。 プリンタのブロック図である。 印刷画像データとクロック信号のタイムチャートである。 インクヘッドに伝送される伝送印刷画像データと伝送クロック信号のタイムチャートである。 インクヘッドの吐出周期と、クロック信号の最大パルス間隔との関係を示したタイムチャートである。 インクヘッドの吐出周期と、クロック信号の最大パルス間隔との関係を示したタイムチャートである。 伝送データを作成する手順を示したフローチャートである。 時分割をした状態を示す基準印刷画像データと基準クロック信号のタイムチャートである。 第2実施形態に係るプリンタのブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタという。)について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るプリンタ100の斜視図である。以下の説明では、前、後、左、右、上、下とは、プリンタ100を正面から見たときの前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味する。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ100の設置態様を何ら限定するものではない。また、図面中の符号Yは主走査方向を示している。ここでは、主走査方向Yは左右方向である。符号Xは副走査方向を示している。ここでは、副走査方向Xは、前後方向であり、主走査方向Yと平面視において直交している。ただし、主走査方向Yおよび副走査方向Xは、特に限定されず、プリンタ100の形態に応じて適宜に設定可能である。
図1に示すように、プリンタ100は、インクジェット式のプリンタである。プリンタ100は、記録媒体5に印刷を行うものである。ここでは、記録媒体5はロール状の記録紙である。しかしながら、記録媒体5は、シート状の記録紙であってもよいし、樹脂製のシートであってもよい。また、記録媒体5は、可撓性を有するシートに限らず、ガラス基板などの材質が硬い媒体であってもよい。
本実施形態では、プリンタ100は、ケーシングを有する本体10と、本体10の下面に設けられた脚11と、ユーザが印刷に関する操作を行う操作パネル12と、本体10の上部に設けられたカバー15を備えている。カバー15の下方であって、本体10の前側には、記録媒体5を排出するための排出口13が形成されている。排出口13の前方かつ下方の位置には、排出口13から排出された記録媒体5を案内するガイド14が設けられている。
図2は、プリンタ100の内部構成を示す平面図である。図3は、インクヘッド40の底面図である。図4は、プリンタ100のブロック図である。図2に示すように、プリンタ100は、ガイドレール20と、プラテン25と、第1移動機構51と、第2移動機構52と、キャリッジ30と、インクヘッド40(図3参照)と、制御装置55(図4参照)と、伝送データ作成装置60(図4参照)を備えている。ガイドレール20は、カバー15(図1参照)の下方に配置されている。ガイドレール20は主走査方向Yに延びている。
プラテン25は、記録媒体5への印刷を行う際、記録媒体5を支持するものである。プラテン25は、本発明の「載置台」の一例である。プラテン25には、記録媒体5が載置される。記録媒体5への印刷は、プラテン25上で行われる。本実施形態では、プラテン25は、主走査方向Yに延びており、ガイドレール20の中央部分の後部の下方に配置されている。プラテン25は、ガイド14(図1参照)と連なっている。
本実施形態では、プラテン25の主走査方向Y(ここでは、左右方向)の長さは、20インチ以上である。例えば、プラテン25の主走査方向Yの長さは、A0サイズの用紙の横幅(言い換えると、短辺の長さ)以上の長さである。ここで、A0サイズの用紙とは、寸法が841mm×1189mmであり、A0サイズの用紙の横幅は、841mmである。また、プラテン25の主走査方向Yの長さは、A1サイズの用紙の縦幅(言い換えると、長辺の長さ)以上の長さである。プラテン25の主走査方向Yの長さは、B1サイズの用紙の横幅以上の長さである。本実施形態では、プリンタ100の本体10の主走査方向Yの長さは、ユーザの片腕の長さよりも長い。本体10の主走査方向Yの長さは、ユーザが片腕を主走査方向Yに伸ばしたときにおける、ユーザの目から片腕の指先までの長さよりも長い。プリンタ100は、家庭用のプリンタと比較すると、家庭用のプリンタよりも主走査方向Yに長い、いわゆる大型のプリンタである。
第1移動機構51は、プラテン25に載置された記録媒体5を、インクヘッド40(図3参照)に対して副走査方向X(例えば、後ろから前へ向かう方向)に移動させる機構である。本実施形態では、第1移動機構51は、上下一対のローラ26と、モータ27を有している。なお、上下一対のローラ26において、図2では上側のローラ26が図示されており、下側のローラ26は省略されている。上下一対のローラ26の数および設置位置は特に限定されない。ここでは、上下一対のローラ26のうち、一方のローラ26は駆動ローラ(以下、グリットローラともいう。)である。グリットローラ26には、モータ27が接続されている。モータ27が駆動することで、グリットローラ26は回転する。上下一対のローラ26のうち、他方のローラ26は、上記グリットローラと共に記録媒体5を挟み込むためのピンチローラである。ピンチローラは、上下方向に移動可能に構成されている。
第2移動機構52は、プラテン25に載置された記録媒体5に対して、インクヘッド40(図3参照)を主走査方向Yに移動させる機構である。本実施形態では、第2移動機構52は、プーリ21と、プーリ22と、無端状のベルト23と、モータ24を有している。プーリ21は、ガイドレール20の右端部分に設けられ、プーリ22は、ガイドレール20の左端部分に設けられている。ベルト23は、プーリ21とプーリ22とに巻き掛けられている。なお、本実施形態では、ベルト23は無端状であるが、無端状ではなく、両端部がプーリ21および22に固定される構成であってもよい。ここでは、モータ24は、プーリ21に接続されているが、プーリ22に接続されていてもよい。モータ24の駆動に伴いプーリ21が駆動することで、プーリ21とプーリ22との間においてベルト23が走行する。なお、第2移動機構52は、プーリ21と、プーリ22と、ベルト23を備えていなくてもよい。例えば、第2移動機構52は、シャフトと、シャフトに設けられた第1ギアと、第1ギアと噛み合う第2ギアなどを備えていてもよい。この場合、上記シャフトには、モータ24が接続されており、モータ24の駆動に伴い、上記第1ギアおよび上記第2ギアが回転する。
本実施形態では、キャリッジ30は、ベルト23に取り付けられている。図示は省略するが、キャリッジ30は、ガイドレール20に係合している。キャリッジ30は、第2移動機構52によって、ベルト23の走行に従ってガイドレール20に沿って主走査方向Yに移動する。
図3に示すように、インクヘッド40は、プラテン25に載置された記録媒体5に向かってインクを吐出するものである。インクヘッド40は、キャリッジ30に搭載されている。インクヘッド40は、プラテン25(図2参照)よりも上方に配置され、キャリッジ30を介してガイドレール20(図2参照)にスライド自在に係合している。インクヘッド40は、第2移動機構52によってガイドレール20に沿って主走査方向Yに移動する。インクヘッド40の数は特に限定されない。本実施形態では、インクヘッド40の数は4つである。4つのインクヘッド40は、主走査方向Yに並んで配置されている。4つのインクヘッド40からそれぞれ異なる色のインクが吐出される。例えば、4つのインクヘッド40のそれぞれから、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのうち何れかの色のインクが吐出される。各インクヘッド40の底面には、副走査方向Xに並んだ複数のノズル41が形成されている。複数のノズル41からインクが吐出される。
本実施形態では、インクヘッド40には、インクカートリッジ45(図2参照)が接続されている。ここでは、インクヘッド40とインクカートリッジ45とは、チューブ46(図2参照)を介して互いに接続されている。インクカートリッジ45には、インクヘッド40に供給するインク、すなわち、印刷の際に使用されるインクが収容されている。なお、インクカートリッジ45の設置位置は特に限定されない。例えば、図示は省略するが、インクカートリッジ45は、本体10の上面に取り外し可能に設けられている。なお、図示は省略するが、インクカートリッジ45とインクヘッド40の間には、圧力を制御するためのポンプ、および、ダンパーなどが設けられていてもよい。
次に、制御装置55について説明する。図4に示すように、制御装置55は、印刷に関する制御を行う装置である。制御装置55は、マイクロコンピュータからなっており、本体10の内部に設けられている。制御装置55は、中央処理装置(CPU)と、CPUが実行するプログラムなどを格納したROMと、RAMなどを備えている。ここでは、上記マイクロコンピュータ内に保存されたプログラムを使用して、印刷に関する制御を行う。
本実施形態では、制御装置55は、操作パネル12と、第1移動機構51のモータ27と、第2移動機構52のモータ24と、インクヘッド40と電気的に接続しており、操作パネル12、モータ27、モータ24、および、インクヘッド40をそれぞれ制御する。制御装置55は、操作パネル12から印刷に関する情報を受信する。制御装置55は、第1移動機構51のモータ27の駆動を制御して、グリットローラ26の回転を制御する。このことで、制御装置55は、プラテン25に載置された記録媒体5における副走査方向Xへの移動を制御する。制御装置55は、第2移動機構52のモータ24の駆動を制御することで、プーリ21の回転、および、ベルト23(図2参照)の走行を制御する。このことで、制御装置55は、インクヘッド40の主走査方向Yへの移動を制御する。制御装置55は、インクヘッド40からインクを吐出するタイミングを制御する。
本実施形態では、制御装置55は、伝送部56を備えている。伝送部56は、後述する伝送クロック信号CS2(図6参照)、および、伝送印刷画像データPD2(図6参照)をインクヘッド40に伝送する。
ところで、本実施形態に係るプリンタ100では、印刷画像データおよびクロック信号がインクヘッド40に伝送される。印刷画像データとは、印刷対象の印刷画像であり、かつ、予め用意された印刷画像を、インクヘッド40に伝送する形式に変換したデータである。クロック信号は、印刷画像データと関連付けられた信号である。本実施形態では、印刷画像データとクロック信号を併せて、伝送データという。ここで、印刷画像データとはラスターデータである。クロック信号は、印刷画像データに基づいてインクヘッド40のノズル41からインクを吐出するタイミングを規定するものである。本実施形態では、図示は省略するが、インクヘッド40は、インクヘッド40に印加される電気エネルギーを圧力に変換する圧電素子を備えている。この圧電素子の構成は特に限定されない。本実施形態では、印刷画像データ、および、クロック信号がインクヘッド40に伝送されることで、インクヘッド40に電気エネルギーが印加される。インクヘッド40では、印加された電気エネルギーが適宜変更されて、上記圧電素子が膨張および収縮することで、電気エネルギーから変換された圧力が変化する。インクヘッド40では、上記圧電素子による膨張および収縮によって生じる変位に基づいて、ノズル41からインクが吐出される。
図5は、印刷画像データPD1とクロック信号CS1のタイムチャートである。図5に示すように、クロック信号CS1は、複数のパルスP、P、・・・、Pが連続しているものであり、複数のパルスP、P、・・・、Pを有している。図5において、各パルスP、P、・・・、Pの間隔であるパルス間隔D11、D12、・・・D1nは、それぞれ同じである。図5のクロック信号CS1は、特定の周波数を持つ。
ところで、図示は省略するが、制御装置55(図4参照)とインクヘッド40(図4参照)は、フレキシブルケーブルなどのケーブルによって互いが接続されている。印刷画像データPD1およびクロック信号CS1は、このケーブルを介してインクヘッド40に伝送される。印刷画像データPD1およびクロック信号CS1が伝送される際には、ケーブルには電流が流れる。その結果、ケーブルがアンテナとして作用することで、ケーブルから放射ノイズが発生することがあり得る。従来において、図5に示すようなクロック信号CS1では、上述のように、各パルスP、P、・・・、Pのパルス間隔D11、D12、・・・、D1nがそれぞれ同じであるため、クロック信号CS1は、特定の周波数を持っていた。そのため、図5のような印刷画像データPD1およびクロック信号CS1をインクヘッド40に伝送する際、特定の周波数域において、放射ノイズが顕著に発生していた。この放射ノイズは、プリンタ100の周辺の機器に誤動作を起こさせるおそれがある。
図6は、インクヘッド40に伝送される印刷画像データPD2と、クロック信号CS2のタイムチャートである。本実施形態では、図6に示すように、複数のパルスP、P、・・・、Pを有するクロック信号CS2において、複数のパルスP、P、・・・、Pの少なくとも一部のパルスのパルス間隔D21、D22、・・・、D2nが異なるクロック信号CS2を生成する。このことによって、特定の周波数を持たないため、放射ノイズの発生を分散させることができる。
図7および図8は、インクヘッド40の吐出周期と、クロック信号の最大パルス間隔との関係を示したタイムチャートである。ところで、プリンタ100には、例えば印刷画像の解像度およびインクヘッド40の移動速度などが異なる複数の印刷モードが用意されている。各印刷モードでは、インクヘッド40の吐出周期が異なる。ここで、インクヘッド40の吐出周期とは、インクヘッド40におけるインクの吐出が行われるタイミングを規定するための基準となる周期のことである。この吐出周期内に、1つのインクヘッド40の全てのノズル41(図3参照)に対応したパルスが収まっている。ここで、吐出周期に収まる複数のパルスの全体を全体パルスWPと称する。ここでは、吐出周期の間に、全体パルスWPに対応した印刷画像データ(以下、部分画像データという。)が伝送される。
そのため、図7に示すように、全体パルスWPの最大のパルス間隔(以下、最大パルス間隔という。)Dmaxは、吐出周期Tより短い。しかしながら、例えば、図8に示すように、吐出周期T‘が図7の吐出周期Tよりも長く、全体パルスWPの最大パルス間隔が図7と同じ間隔Dmaxの場合、吐出周期T’に対する最大パルス間隔Dmaxの割合は、比較的に小さい。ここで、最大パルス間隔Dmaxが長いほど、様々な周波数帯域のパルスが作成されるため、周波数が分散される。よって、最大パルス間隔Dmaxが長いほど、放射ノイズの発生を分散させることができる。そのため、最大パルス間隔Dmaxは、インクヘッド40の吐出周期の長さに応じて変更されることが好ましい。例えば、図8では、吐出周期T‘は、図7の吐出周期Tよりも長いため、最大パルス間隔は、間隔Dmaxよりも大きい間隔D’maxに設定されることが好ましい。このことで、周波数が分散され易く、発生する放射ノイズのレベルが増大することをより抑制することができる。例えば、図7に示すように、吐出周期Tに対する最大パルス間隔Dmaxの割合は、90%〜95%であることが好ましい。このことで、吐出周期Tの間に、全体パルスWPに対応した印刷画像データを伝送させることができると共に、発生する放射ノイズのレベルが増大することを抑制することができる。
そこで、本実施形態では、放射ノイズの発生を抑制し、かつ、インクヘッド40の吐出周期を考慮した伝送データ(詳しくは、印刷画像データおよびクロック信号)の作成を伝送データ作成装置60が行う。
次に、伝送データ作成装置60について説明する。図4に示すように、伝送データ作成装置60は、プリンタ100に備えられている。伝送データ作成装置60は、印刷画像データとクロック信号を有する伝送データを作成する装置である。ここでは、伝送データ作成装置60は、リニアエンコーダ80と、作成制御装置81とを備えている。
リニアエンコーダ80は、インクヘッド40が搭載され、インクヘッド40を走査するためのキャリッジ30に接続されている。リニアエンコーダ80は、インクヘッド40におけるインクを吐出するタイミングを制御するものである。リニアエンコーダ80は、インクを吐出するタイミングを制御するために、キャリッジ30の位置情報を取得する。リニアエンコーダ80を使用して、リニアエンコーダ80から得られるパルスの間隔から、キャリッジ30の移動速度と、インクヘッド40の吐出周期を算出することが可能である。例えば、リニアエンコーダ80によって、直前までのインクの吐出周期を算出することができる。
作成制御装置81は、マイクロコンピュータからなっており、本体10の内部に設けられている。しかしながら、作成制御装置81の少なくとも一部は、パーソナルコンピュータ内に設けられているものであってもよいまた、作成制御装置81の他の少なくとも一部は、サーバに設けられるものであってもよい。作成制御装置81は、中央処理装置(CPU)と、CPUが実行するプログラムなどを格納したROMと、RAMなどを備えている。ここでは、上記マイクロコンピュータ内に保存されたプログラムを使用して、伝送データを作成する。
本実施形態では、作成制御装置81は、制御装置55およびリニアエンコーダ80と電気的に接続されている。作成制御装置81は、印刷画像データ、および、クロック信号を作成し、作成した印刷画像データ、および、クロック信号を制御装置55に送信する。なお、作成制御装置81の少なくとも一部がパーソナルコンピュータ内に設けられている場合、作成制御装置81は、有線または無線などを介して、プリンタ100の制御装置55に、作成した印刷画像データ、および、クロック信号を送信する。ただし、作成制御装置81の少なくとも一部がパーソナルコンピュータ内に設けられている場合、印刷画像データは、パーソナルコンピュータで作成され、クロック信号は、プリンタ100の制御装置55によって作成されてもよい。
本実施形態では、作成制御装置81は、記憶部61と、基準印刷画像データ作成部63と、最大パルス間隔設定部64と、時分割部65と、クロック信号作成部67と、伝送印刷画像データ作成部69と、送信部71とを備えている。本実施形態では、記憶部61は、本発明の「第1記憶部」に対応している。伝送印刷画像データ作成部69は、本発明の「印刷画像データ作成部」に対応している。なお、上述した各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。例えば、上述した各部は、プロセッサによって行われるものであってもよいし、回路に組み込まれるものであってもよい。
図9は、本実施形態に係る伝送データを作成する手順を示したフローチャートである。次に、図6に示すような印刷画像データPD2およびクロック信号CS2を作成する手順について、図9のフローチャートに沿って説明する。
以下の説明において、インクヘッド40に伝送されるクロック信号CS2のことを「伝送クロック信号」と称し、インクヘッド40に伝送される印刷画像データPD2のことを「伝送印刷画像データ」と称する。伝送印刷画像データPD2のうち、伝送クロック信号CS2のパルスP、P、・・・、Pに対応したそれぞれの伝送印刷画像データPD2を部分画像データPI、PI、・・・、PIとする。本実施形態では、図6に示すように、伝送クロック信号CS2は、パルスP、P、・・・、Pのうち少なくとも一部のパルス間隔D21、D22、・・・、D2nが異なるものである。例えば、図6の伝送クロック信号CS2では、パルス間隔D2nは、パルス間隔D21、D22とそれぞれ異なる。本実施形態では、インクヘッド40に伝送される伝送クロック信号CS2において、周波数がランダムに変化している。換言すると、伝送クロック信号CS2の周波数には、周期性がない。
ここでは、伝送クロック信号CS2および伝送印刷画像データPD2は、図5のクロック信号CS1および印刷画像データPD1からそれぞれ作成される。以下において、伝送クロック信号CS2を作成する際の基準となるクロック信号CS1のことを「基準クロック信号」と称する。また、伝送印刷画像データPD2を作成する際の基準となる印刷画像データPD1のことを「基準印刷画像データ」と称する。
本実施形態では、記憶部61には、特定の周波数を持つ基準クロック信号CS1(図5参照)、および、印刷対象の画像である印刷画像が予め記憶されているものとする。
まず、図9のステップS101において、ユーザによって印刷指示が行われる。例えば、ユーザが操作パネル12(図1参照)に表示された印刷開始ボタン(図示せず)を操作することで、図4に示すように、操作パネル12から制御装置55に印刷ジョブが送信される。そして、制御装置55は、印刷ジョブを受信することで、印刷指示が行われたことを認識する。このとき、制御装置55は、作成制御装置81に、伝送データを作成させるための指示信号を送信する。作成制御装置81は、上記指示信号を受信することで、印刷をしながら、伝送データである伝送クロック信号CS2のパルスP、P、・・・、Pおよび伝送印刷画像データPD2のうちパルスP、P、・・・、Pに対応した部分画像データPI、PI、・・・、PIを順に作成する。
図9のステップS103では、基準印刷画像データ作成部63は、図5に示すような基準印刷画像データPD1を生成する。ここでは、基準印刷画像データ作成部63は、記憶部61に記憶された印刷画像から、ラスターデータである基準印刷画像データPD1を作成する。基準印刷画像データPD1は、インクヘッド40に伝送される伝送印刷画像データPD2(図6参照)を作成する基準となるデータである。なお、ステップS103において作成された基準印刷画像データPD1は、図5に示すような特定の周波数を持つ基準クロック信号CS1と関連付けられている。ステップS103において、作成された基準印刷画像データPD1は、記憶部61に記憶される。
次に、図9のステップS105では、時分割部65は、基準クロック信号CS1(図5参照)と、基準クロック信号CS1に関連付けられた基準印刷画像データPD1(図5参照)に対して時分割を行う。図10は、時分割をした状態を示す基準印刷画像データPD1と基準クロック信号CS1のタイムチャートである。本実施形態では、図10に示すように、時分割部65は、所定の第1の間隔TD1で、図5に示した基準クロック信号CS1および基準印刷画像データPD1に対して時分割を行う。この所定の第1の間隔TD1は、記憶部61に予め記憶されている値である。所定の第1の間隔TD1は、一定の値であってもよいし、基準クロック信号CS1のパルス間隔D11、D12、・・・、D1nに従って適宜変更されるものであってもよい。図10に示すように、第1の間隔TD1は、基準クロック信号CS1のパルス間隔D11、D12、・・・D1nよりも短い。第1の間隔TD1は、基準印刷画像データPD1および基準クロック信号CS1において、値が切り替わるタイミングで時分割されないような値である。具体的には、例えば、時間T11〜T14、T21、T22で時分割が行われないように第1の間隔TD1は設定されている。
なお、本実施形態では、時分割部65によって時分割された後の個々のクロック信号のことを分割クロックDC、DC、・・・DCと称する。すなわち、時分割部65は、基準クロック信号CS1を複数の分割クロックDC、DC、・・・DCに分割するように、所定の第1の間隔TD1で時分割を行う。
次に、図9のステップS107では、最大パルス間隔設定部64は、例えば、ステップS109で伝送する全体パルスWPに対する最大パルス間隔Dmaxを設定する。ここでは、最大パルス間隔設定部64は、全体パルスWPを伝送する際のインクヘッド40の吐出周期である予測吐出周期Tを予測する。そして、最大パルス間隔設定部64は、予測吐出周期Tから最大パルス間隔Dmaxを設定する。本実施形態では、リニアエンコーダ80によって、予測吐出周期Tを設定する。例えば、最大パルス間隔設定部64は、リニアエンコーダ80によって、インクヘッド40によるインクの吐出の間隔を取得することで、前回の吐出周期である前回吐出周期を算出する。そして、最大パルス間隔設定部64は、算出した前回吐出周期を予測吐出周期Tに設定する。最大パルス間隔設定部64は、予測吐出周期Tに対する最大パルス間隔Dmaxの割合が90%〜95%となるように、最大パルス間隔Dmaxを設定する。なお、本実施形態では、インクヘッド40の吐出周期が安定した後、印刷が開始、すなわち、全体パルスWPおよび全体パルスWPに対応した部分画像データの伝送が開始される。
次に、図9のステップS109では、クロック信号作成部67は、例えば、インクヘッド40に伝送する伝送クロック信号CS2の全体パルスWPを作成する。ここでは、全体パルスWPを構成する各パルスP、P、・・・P(図6参照)を作成する。具体的には、クロック信号作成部67は、ステップS105において時分割部65によって分割された各分割クロックDC、DC、・・・DCに対して、1つの分割クロックを選択し、選択した分割クロックに対して、伝送クロック信号CS2の全体パルスWPのパルス間隔が最大パルス間隔Dmax以下になるような範囲で、以下の処理A、処理Bおよび処理Cの何れかの処理をランダムに行う。
処理A:選択した分割クロックを削除する。
処理B:選択した分割クロックの直後に、新たな分割クロックを挿入する。
処理C:処理Aおよび処理Bの何れの処理も行わない。
ここで、処理Aでは、例えば図10において、伝送クロック信号CS2のパルスPを作成する場合、クロック信号作成部67は分割クロックDCを選択する。そして、クロック信号作成部67は、選択した分割クロックDC、および、選択した分割クロックDCに対応する基準印刷画像データPD1の部分に、値が切り替わる部分があるか否かを判定する。値が切り替わる部分がない場合、クロック信号作成部67は、図6に示すように、選択した分割クロックDCを削除する。このことによって、削除した分割クロックDCが属するパルスPのパルス間隔が間隔D1n(図10参照)から間隔D2nになる。
なお、例えば、クロック信号作成部67が分割クロックDCを選択した場合、分割クロックDCには、時間T12において値が切り替わる部分が存在する。この場合、クロック信号作成部67は、分割クロックDCを削除することができないと判定し、分割クロックDCに対して処理Aを行わない。同様に、例えば、分割クロックDCにおいて、分割クロックDCに対応する基準印刷画像データPD1の部分には、時間T21において値が切り替わる部分が存在する。よって、選択した分割クロックが分割クロックDCである場合、クロック信号作成部67は、分割クロックDCを削除することができないと判定し、分割クロックDCに対して処理Aを行わない。なお、本実施形態では、処理Aにおいて選択された分割クロックは、本発明の「第1選択分割クロック」に対応する。
処理Bでは、例えば図10において、伝送クロック信号CS2のパルスPを作成する場合、クロック信号作成部67は分割クロックDCを選択する。そして、クロック信号作成部67は、図6に示すように、選択した分割クロックDCの直後に、新たな分割クロックDC1’を挿入する。このことで、選択した分割クロックDCが属するパルスPのパルス間隔が間隔D11(図10参照)から間隔D21になる。ここで、新たな分割クロックDC1’とは、選択した分割クロックDCの後端の値を所定の第2の間隔TD2の間、連続するようなクロックである。言い換えると、処理Bにおいて、クロック信号作成部67は、選択した分割クロックDCの後端の値が所定の第2の間隔TD2の間、さらに連続するように、選択した分割クロックDCを延長させる。なお、第2の間隔TD2は、記憶部61に予め記憶されたものである。この第2の間隔TD2の具体的な値は特に限定されないが、ここでは、第1の間隔TD1(図10参照)と同じである。ただし、第2の間隔TD2は、第1の間隔TD1と異なっていてもよい。
なお、図6では、クロック信号作成部67は、例えば伝送クロック信号CS2のパルスPを作成する場合、分割クロックDCおよび分割クロックDCを選択し、選択した分割クロックDCおよび分割クロックDCの直後に、新たな分割クロックDC6’、および、新たな分割クロックDC7’を挿入している。本実施形態では、処理Bにおいて選択された分割クロックは、本発明の「第2選択分割クロック」に対応する。
処理Cでは、例えば図10において、伝送クロック信号CS2のパルスPを作成する場合、クロック信号作成部67は、分割クロックDCを選択する。そして、クロック信号作成部67は、選択した分割クロックDCに対して、処理Aおよび処理Bの何れの処理を行わない。すなわち、処理Cにおいて、クロック信号作成部67は、選択した分割クロックDCに対して、何も処理を行わない。なお、本実施形態では、処理Cにおいて選択された分割クロックは、本発明の「第3選択分割クロック」に対応する。
本実施形態では、ステップS109において、クロック信号作成部67は、例えば伝送クロック信号CS2のパルスPを作成する際、ステップS105において時分割が行われた後の分割クロックDC、DC、DCに対して、上述した処理A、処理Bおよび処理Cの何れかの処理をランダムで行う。ここでは、連続した分割クロックに対して、処理A、処理Bおよび処理Cのうち何れかの処理が連続して行われてもよい。例えば、図10では、連続した分割クロックDCおよび分割クロックDCに対して、処理Bが行われている。
図9のステップS109において、クロック信号作成部67によって、例えば図6に示すような伝送クロック信号CS2のパルスPを作成した後、ステップS111では、伝送印刷画像データ作成部69は、ステップS109で作成された伝送クロック信号CS2のパルスPに対応するように、図5の基準印刷画像データPD1から図6の伝送印刷画像データPD2の部分画像データPIを作成する。ここでは、伝送印刷画像データ作成部69は、例えば処理Aが行われた分割クロックDCおよびDCに対応する基準印刷画像データPD1の部分では、データレート(以下、レートともいう。)を短くする。伝送印刷画像データ作成部69は、例えば処理Bが行われた分割クロックDC、DC、DCに対応する基準印刷画像データPD1の部分では、レートを長くする。また、伝送印刷画像データ作成部69は、例えば処理Cが行われた分割クロックに対応する基準印刷画像データPD1の部分では、何も処理を行わない。このようにして、図6に示すように、伝送クロック信号CS2のパルスPに対応するように、部分画像データPIのレートを調整することで、伝送印刷画像データPD2の部分画像データPIが作成される。
次に、図9のステップS113では、送信部71は、ステップS109においてクロック信号作成部67によって作成された伝送クロック信号CS2の全体パルスWP(図6参照)、および、ステップS111において伝送印刷画像データ作成部69によって作成された伝送印刷画像データPD2の全体パルスWPに対応した部分画像データPI、PI、・・・PI(図6参照)を制御装置55(図4参照)に送信する。そして、伝送クロック信号CS2の全体パルスWP、および、伝送印刷画像データPD2の部分画像データPI、PI、・・・PIを制御装置55が受信した後、制御装置55の伝送部56は、伝送クロック信号CS2の全体パルスWP、および、伝送印刷画像データPD2の部分画像データPI、PI、・・・PIをインクヘッド40に伝送する。このことで、インクヘッド40は、伝送された伝送クロック信号CS2の全体パルスWP、および、伝送印刷画像データPD2の部分画像データPI、PI、・・・PIに基づいて、プラテン25に載置された記録媒体5にインクを吐出する。なお、送信部71は、制御装置55を介さずに、伝送クロック信号CS2の全体パルスWP、および、伝送印刷画像データPD2の部分画像データPI、PI、・・・PIをインクヘッド40に直接伝送してもよい。
なお、次に、図9のステップS115では、作成制御装置81は、印刷が完了したか否かを判定する。例えば、ステップS113において伝送した部分画像データが伝送印刷画像データPD2の最後の部分画像データの場合には、処理を終了する。一方、例えばステップS113において、続きの全体パルスWPが存在している場合には、ステップS107に戻り、次の全体パルスWPに対する処理を行う。なお、次の全体パルスWPの処理に関するステップS107では、最大パルス間隔設定部64は、先ほどの全体パルスWPにおけるインクヘッド40の吐出周期を予測吐出周期に設定する。このように、最大パルス間隔設定部64は、インクヘッド40の直前の吐出周期を予測吐出周期に設定する。そのため、予測吐出周期は、作成するパルスによって変化するものである。
なお、本実施形態では、図3に示すように、インクヘッド40は4つある。そのため、図6に示す伝送クロック信号CS2および伝送印刷画像データPD2は、複数のインクヘッド40のそれぞれに対して作成される。すなわち、各インクヘッド40に対して、図9のステップS103〜S115の各処理が行われる。各インクヘッド40の伝送クロック信号CS2では、各パルスP、P、・・・、Pのパルス間隔D21、D22、・・・、D2nが異なることがあり得る。
以上、本実施形態では、クロック信号作成部67は、図6に示すように、基準クロック信号CS1(図5参照)の複数のパルスP、P、・・・、Pのうち、少なくとも1つ以上のパルスの間隔を異ならせることで、基準クロック信号CS1から伝送クロック信号CS2を作成する。このことによって、伝送クロック信号CS2は、連続した特定の周波数を持たないため、放射ノイズの発生を分散させることができる。よって、特定の周波数で放射ノイズのレベルが増大することを抑制することができる。したがって、本実施形態では、発生する放射ノイズのレベルが増大することを抑制することが可能な伝送クロック信号CS2を作成することができる。
本実施形態では、伝送クロック信号CS2の全体パルスWPの間隔は、インクヘッド40の予測吐出周期Tよりも短い。よって、インクヘッド40の予測される吐出周期Tが終了するまでに、全体パルスWPに対応した伝送印刷画像データの部分画像データの伝送を完了することができる。
本実施形態では、印刷モードが異なり、インクヘッド40の吐出周期が異なる場合であっても、吐出周期に沿った最大パルス間隔Dmaxの範囲内で、伝送クロック信号CS2および伝送印刷画像データPD2を作成し、かつ、伝送している。よって、インクヘッド40の吐出周期に沿って、周波数の範囲を最大限に使用することができる。したがって、インクヘッド40の吐出周期が異なる場合であっても、放射ノイズを好適に分散させることができる。
放射ノイズのレベルが増大するようなプリンタの場合、放射ノイズが外部に漏れることを防ぐための機構を設ける必要がある。そのため、放射ノイズのレベルが増大するようなプリンタの場合、部品点数が多くなるとともに、プリンタ自体が大きくなる。それに伴い、使用されるモータなどが大きくなり、消費電力が大きくなる。しかしながら、本実施形態では、放射ノイズのレベルが増大することを抑制するような伝送クロック信号CS2を作成しているため、放射ノイズのレベルが増大するようなプリンタと比較して、装置自体が大きくなること、および、消費電力が大きくなることを抑制することができる。
本実施形態では、最大パルス間隔設定部64は、リニアエンコーダ80に基づいて、インクヘッド40の前回吐出周期を算出し、その前回吐出周期を予測吐出周期Tに設定している。リニアエンコーダ80は、インクヘッド40のインクの吐出タイミングを制御するものである。そのため、リニアエンコーダ80を利用することで、より正確な予測吐出周期Tを設定することができる。
本実施形態では、図7に示すように、予測吐出周期Tに対する最大パルス間隔Dmaxの割合は、90%〜95%である。このことによって、インクヘッド40の吐出周期の間に、全体パルスWPに対応した印刷画像データを伝送させることができると共に、発生する放射ノイズのレベルが増大することを抑制することができる。
本実施形態では、時分割部65は、図10に示すように、基準クロック信号CS1を第1の間隔TD1で分割することで、基準クロック信号CS1を複数の分割クロックDC、DC、・・・、DCに分割する。クロック信号作成部67は、例えば、複数の分割クロックDC、DC、・・・、DCから選択された分割クロックDCを削除する。このように、本実施形態では、選択した分割クロックDCを削除することで、図6に示すように、削除した分割クロックDCが属するパルスPのパルス間隔D2nを短くすることができる。よって、パルスPのパルス間隔D2nを他のパルスの間隔と異ならせることができるため、特定の周波数を持たない伝送クロック信号CS2を作成することができる。
本実施形態では、クロック信号作成部67は、例えば、複数の分割クロックDC、DC、・・・、DCから選択された分割クロックDCの後に、図6に示すように、分割クロックDCの後端の値が所定の第2の間隔TD2の間、連続する新たな分割クロックDC1’を挿入する。このように、本実施形態では、選択した分割クロックDCの後、すなわち、分割クロックDCと分割クロックDCとの間に、新たな分割クロックDC1’を挿入することで、分割クロックDCが属するパルスPのパルス間隔D21を長くすることができる。よって、パルスPのパルス間隔D21を他のパルスの間隔と異ならせることができるため、特定の周波数を持たない伝送クロック信号CS2を作成することができる。
本実施形態では、クロック信号作成部67は、例えば図10において、複数の分割クロックDC、DC、・・・、DCから選択された分割クロックDCに対して何も処理を行わない。仮に、全ての分割クロックDC、DC、・・・、DCに対して、処理Aの選択した分割クロックを削除する処理、および、処理Bの新たな分割クロックを挿入する処理の何れかの処理を行う場合、処理時間が長くなる。しかしながら、例えば、選択した分割クロックDCに対して何も処理を行わない処理Cがあることで、処理時間を短縮することができる。また、各分割クロックDC、DC、・・・、DCに対して、処理A〜処理Cの3種類の処理の何れかの処理が行われるため、処理AおよびBの処理の何れかが行われる場合と比較して、パルス間隔D21、D22、・・・、D2nが互いに異なり易い。したがって、放射ノイズがより分散されるような伝送クロック信号CS2を作成し易い。
本実施形態では、プリンタ100は、いわゆる、大型のプリンタである。ここでは、プラテン25の主走査方向Yの長さは、20インチ以上である。大型のプリンタである程、高い電流がインクヘッド40に向かって流れるため、放射ノイズが発生し易い。しかしながら、本実施形態では、伝送データ作成装置60によって、各インクヘッド40に対して、特定の周波数を持たない伝送クロック信号CS2が作成される。よって、大型のプリンタであっても、発生する放射ノイズのレベルが増大することを抑制することができる。したがって、このような伝送クロック信号CS2を作成することは、大型のプリンタに対して特に有用である。
なお、本実施形態では、伝送クロック信号CS2の全ての全体パルスWPおよび、全体パルスWPに対応した伝送印刷画像データPD2の全ての部分画像データPI、PI、・・・、PIを、印刷前に一度に作成してもよい。この場合、例えば伝送クロック信号CS2の1つの全体パルスWP、および、伝送印刷画像データPD2の1つの全体パルスWPに対応した部分画像データを制御装置55に伝送するときに、全体パルスWPの間隔が最大パルス間隔Dmax以下の範囲になるように、全体パルスWPおよび全体パルスWPに対応した部分画像データのデータレートを変更してもよい。そして、データレートを変更した後の全体パルスWPおよび全体パルスに対応した部分画像データを制御装置55に伝送してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の各実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。次に、他の実施形態について簡単に説明する。なお、以下の説明では、既に説明した構成と同様の構成には同じ符号を使用し、その説明は適宜省略する。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るプリンタ200について説明する。図11は、第2実施形態に係るプリンタ200のブロック図である。第1実施形態では、最大パルス間隔設定部64は、リニアエンコーダ80に基づいて予測吐出周期Tを設定していた。しかしながら、リニアエンコーダ80を使用せずに予測吐出周期Tを設定してもよい。本実施形態では、図11に示すように、プリンタ200は、伝送データ作成装置160を備えている。伝送データ作成装置160は、作成制御装置181を備えている。作成制御装置181は、第1記憶部161と、第2記憶部162と、基準印刷画像データ作成部63と、最大パルス間隔設定部164と、時分割部65と、クロック信号作成部67と、伝送印刷画像データ作成部69と、送信部71とを備えている。
第1記憶部161には、特定の周波数を持つ基準クロック信号CS1(図5参照)、および、印刷対象の画像である印刷画像が予め記憶されている。第2記憶部162には、インクヘッド40の吐出周期を算出するために使用される情報が記憶されている。ここでは、第2記憶部162には、印刷画像の解像度、インクヘッド40の移動速度、および、所定の印刷領域の印刷回数が記憶されている。ここで、印刷画像の解像度とは、実際に印刷される対象の画像の解像度のことである。インクヘッド40の移動速度とは、ガイドレール20に沿って主走査方向Yに移動するインクヘッド40の移動速度である。印刷回数とは、記録媒体5の所定の印刷領域において、インクヘッド40からインクが吐出される回数である。言い換えると、インクヘッド40が主走査方向Yに移動して、所定の領域の上を通過し、かつ、インクがされる回数である。単方向印刷の場合、印刷回数は、インクヘッド40の主走査方向Yへの往復回数のことである。この印刷回数分のインクが吐出されることで、所定の領域内の印刷が完了する。
最大パルス間隔設定部164は、印刷画像の解像度、インクヘッド40の移動速度、および、印刷回数に基づいて、予測吐出周期Tを設定する。そして、最大パルス間隔設定部164は、予測吐出周期Tよりも短くなるように、例えば予測吐出周期Tに対する最大パルス間隔Dmaxの割合が90%〜95%になるように最大パルス間隔Dmaxを設定する。本実施形態では、印刷画像の解像度が高くなるほど、予測吐出周期Tは短く設定される。インクヘッド40の移動速度が速くなるほど、予測吐出周期Tは短く設定される。印刷回数が多くなるほど、予測吐出周期Tは短く設定される。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、クロック信号の全体パルスWPに、伝送クロック信号CS2のパルスP、P、・・・、P、および、伝送印刷画像データPD2の部分画像データPI、PI、・・・、PIを作成し、かつ、伝送してもよい。しかしながら、ここでは、予測吐出周期Tおよび最大パルス間隔Dmaxは、印刷モードごとに不変である。言い換えると、伝送クロック信号CS2の全体パルスWP毎に、最大パルス間隔Dmaxは変更されない。そのため、印刷開始後に、予測吐出周期Tおよび最大パルス間隔Dmaxを設定し、その後、伝送クロック信号CS2の全ての全体パルスWP、および、全ての全体パルスWPに対応した伝送印刷画像データPD2の全ての部分画像データPI、PI、・・・、PIを同時に作成してもよい。この場合、伝送クロック信号CS2および伝送印刷画像データPD2の全てが一度に制御装置55に伝送され、順に印刷される。
本実施形態では、インクヘッド40の吐出周期は、少なくとも印刷画像の解像度、インクヘッド40の移動速度、および、印刷回数などに基づいて決定されるものである。よって、少なくとも印刷画像の解像度、インクヘッド40の移動速度、および、印刷回数から、予測吐出周期Tを算出し易い。また、これら印刷画像の解像度、インクヘッド40の移動速度、および、印刷回数は、印刷開始前に設定されるものである。よって、印刷開始時において、予測吐出周期Tを設定することができる。
なお、最大パルス間隔設定部164は、印刷画像の解像度、インクヘッド40の移動速度、および、印刷回数の何れか1つまたは2つに基づいて、予測吐出周期Tを設定してもよい。
上記各実施形態では、プリンタ100、200は、いわゆるロールtoロール型のプリンタであった。そのため、上記各実施形態では、本発明の載置台は、プラテン25であり、プラテン25上の記録媒体5がプラテン25に対して副走査方向Xに移動するように構成されていた。しかしながら、本発明の載置台は、プラテン25に限定されない。例えば、本発明は、いわゆるフラットベッド型のプリンタに適用することが可能である。この場合、本発明の載置台は、記録媒体が載置されるフラットベッド(言い換えると、テーブル)である。本発明の載置台は、載置台自体が副走査方向Xに移動することで、載置台に載置された記録媒体を副走査方向Xに移動させるように構成されていてもよい。
上述したように、上記各実施形態において、伝送データ作成装置60の記憶部61(第1記憶部161)と、第2記憶部162と、基準印刷画像データ作成部63と、最大パルス間隔設定部64、164と、時分割部65と、クロック信号作成部67と、伝送印刷画像データ作成部69と、送信部71は、ソフトウェアによって構成されていてもよい。すなわち、上記各部は、コンピュータプログラムがコンピュータに読み込まれることにより、当該コンピュータによって実現されるようになっていてもよい。本発明には、コンピュータを上記各部として機能させるための印刷用のコンピュータプログラムが含まれる。また、本発明には、当該コンピュータプログラムが記録されたコンピュータが一時的に読み取り可能な記録媒体が含まれる。また、上記各部は、伝送データ作成装置60が備える1つのプロセッサによって、実現されるものであってもよいし、複数のプロセッサによって実現されるものであってもよい。また、本発明には、各部が実行するプログラムと同様の機能が実現された回路が含まれる。
5 記録媒体
25 プラテン(載置台)
40 インクヘッド
55 制御装置
56 伝送部
60 伝送データ作成装置
61 記憶部
63 基準印刷画像データ作成部
64 最大パルス間隔設定部
65 時分割部
67 クロック信号作成部
69 伝送印刷画像データ作成部(印刷画像データ作成部)
71 送信部
100 プリンタ

Claims (12)

  1. 記録媒体が載置される載置台と、前記載置台に載置された前記記録媒体に向かってインクを吐出するインクヘッドとを備えたインクジェットプリンタにおいて、前記インクヘッドに伝送される印刷画像データである伝送印刷画像データと、前記インクヘッドに伝送されるクロック信号である伝送クロック信号とを有する伝送データを作成する伝送データ作成装置であって、
    間隔が同一の複数のパルスを有するクロック信号である基準クロック信号、および、前記基準クロック信号に対応した印刷画像データである基準印刷画像データが記憶された第1記憶部と、
    前記インクヘッドの吐出周期内に収まる複数のパルスの全体を全体パルスとし、かつ、前記全体パルスの最大の長さを最大パルス間隔としたとき、前記インクヘッドの吐出周期を予測し、予測した吐出周期である予測吐出周期よりも短い間隔を前記伝送クロック信号のパルスの前記最大パルス間隔に設定する最大パルス間隔設定部と、
    前記基準クロック信号の複数のパルスのうち、少なくとも1つ以上のパルスの間隔を、前記全体パルスのパルス間隔が前記最大パルス間隔以下の範囲内となるように異ならせることで、前記基準クロック信号から前記伝送クロック信号を作成するクロック信号作成部と、
    前記クロック信号作成部によって作成された前記伝送クロック信号に対応するように、前記基準印刷画像データのデータレートを調整することで前記伝送印刷画像データを作成する印刷画像データ作成部と、
    を備えた、伝送データ作成装置。
  2. 前記インクヘッドにおけるインクを吐出するタイミングを制御するリニアエンコーダを備え、
    前記最大パルス間隔設定部は、前記リニアエンコーダによるインクの吐出タイミングに基づいて、前記予測吐出周期を設定する、請求項1に記載された伝送データ作成装置。
  3. 前記最大パルス間隔設定部は、前記リニアエンコーダに基づいて、前記インクヘッドの前回の吐出周期である前回吐出周期を算出し、前記前回吐出周期を前記予測吐出周期に設定する、請求項2に記載された伝送データ作成装置。
  4. 印刷対象の印刷画像の解像度が記憶された第2記憶部を備え、
    前記最大パルス間隔設定部は、前記印刷画像の解像度に基づいて、前記予測吐出周期を設定する、請求項1から3までの何れか1つに記載された伝送データ作成装置。
  5. 前記第2記憶部には、前記インクヘッドの移動速度が記憶され、
    前記最大パルス間隔設定部は、前記インクヘッドの移動速度に基づいて、前記予測吐出周期を設定する、請求項4に記載された伝送データ作成装置。
  6. 前記第2記憶部には、前記記録媒体の所定の領域上を前記インクヘッドが通過し、かつ、インクを吐出する回数である印刷回数が記憶され、
    前記最大パルス間隔設定部は、前記印刷回数に基づいて、前記予測吐出周期を設定する、請求項4または5に記載された伝送データ作成装置。
  7. 前記予測吐出周期に対する前記最大パルス間隔の割合は、90%〜95%である、請求項1から6までの何れか1つに記載された伝送データ作成装置。
  8. 前記基準クロック信号を所定の第1の間隔で分割することで、前記基準クロック信号を複数の分割クロックに分割する時分割部を備え、
    前記クロック信号作成部は、前記時分割部によって分割された前記複数の分割クロックから選択された分割クロックを第1選択分割クロックとしたとき、前記第1選択分割クロックを削除する、請求項1から7までの何れか1つに記載された伝送データ作成装置。
  9. 前記クロック信号作成部は、前記時分割部によって分割された前記複数の分割クロックから選択された分割クロックを第2選択分割クロックとしたとき、前記第2選択分割クロックの後に、前記第2選択分割クロックの後端の値が所定の第2の間隔の間、連続する新たな分割クロックを挿入する、請求項8に記載された伝送データ作成装置。
  10. 前記クロック信号作成部は、前記時分割部によって分割された前記複数の分割クロックから選択された分割クロックを第3選択分割クロックとしたとき、前記第3選択分割クロックに対して何も処理を行わない、請求項8または9に記載された伝送データ作成装置。
  11. 前記請求項1から10までの何れか一つに記載された伝送データ作成装置と、
    前記載置台と、
    前記インクヘッドと、
    を備えた、インクジェットプリンタ。
  12. 前記クロック信号作成部によって作成された前記伝送クロック信号、および、前記印刷画像データ作成部によって作成された前記伝送印刷画像データを前記インクヘッドに伝送する伝送部を備えた、請求項11に記載されたインクジェットプリンタ。
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