JP2020068409A - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1では、入力画像内の所定のグラデーション画像領域を検出する検出部と、前記検出部が検出したグラデーション画像領域に対して選択的に階調ジャンプ補正を行う補正部とを有する画像形成装置が提案されている。
すなわち、特許文献1では、印刷した結果トーンジャンプが発見された場合、入力画像を補正することで、トーンジャンプの解消を図っている。
特許文献1では、入力画像を補正するのみで、他の色味を考慮した補正はなされていない。
印刷物のトーンジャンプ発生部を選択する選択部と、
画像の処理を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記トーンジャンプ発生部における画像の色値を取得して、取得した前記色値と同等の部分を前記印刷物の画像内から検索し、
画像全体に効果のある補正テーブルよって、取得した色値を補正してトーンジャンプを減ずる補正処理が可能であり、
前記補正処理に際し、前記印刷物の画像内に前記色値と同等の部分がある場合、前記補正処理の方法を変更する変更処理の制御を行うことを特徴とする。
前記制御部は、前記トーンジャンプ発生部の画像を補正した結果を計算する第1の計算工程と、さらに、
前記トーンジャンプ発生部の画像と同値として、検索された部分について色味の変化量を計算する第2の計算工程の実施制御を行うことを特徴とする。
前記制御部は、前記第1の計算工程の計算結果と、前記第2の計算工程の計算結果に基づいて、前記変更処理を行うことを特徴とする。
操作入力を受け付ける操作表示部を有し、
前記制御部は、操作表示部によって変更処理の変更候補を入力可能に制御することを特徴とする。
前記制御部は、前記変更処理において、1次色だけでなく、複数の色を刷り重ねて作られた2次色以上を考慮して変更することを特徴とする。
前記選択部は、スキャナーを用いて画像解析することで印刷物の中のトーンジャンプ発生部を選択することを特徴とする。
前記制御部は、前記トーンジャンプ発生部における画像の色値と同等の部分が見つからなかった場合は、補正処理に際し、最も強い補正方法を選択することを特徴とする。
前記プログラムは、前記制御部に対し、
トーンジャンプ発生部を選択するステップと、
印刷物のトーンジャンプ発生部における画像の色値を取得して、取得した前記色値と同等の部分を前記印刷物の画像内から検索するステップと、
画像全体に効果のある補正テーブルよって、取得した色値を補正してトーンジャンプを減ずる補正処理を行うステップを有し、
前記補正処理では、前記印刷物の画像内に前記色値と同等の部分がある場合、前記補正処理の補正を変更するステップを実行させることを特徴とする。
図1は、本発明の画像処理装置を示すものであり、ネットワーク4に接続可能なプリンターコントローラー1と、プリンターコントローラー1に接続されたプリンター2、さらに操作表示部3を有している。必要な機能があれば構成は上記に限定されず、たとえば、プリンターコントローラー1はプリンター2の中に内包されていてもよい。この実施形態では、少なくともプリンターコントローラー1によって画像処理装置が構成されている。画像処理装置には、プリンターを含むものであってもよい。
ネットワーク4は、WANやLANなどにより構成されるものであり、有線、無線を問わない。なお、本実施形態としては、ネットワークに接続されていないものであってもよい。
演算部15は、CPUとCPU上で動作するプログラム、プログラムを格納するROM、作業エリアとなるRAMなどによって構成されている。上記プログラムには、本発明の画像処理プログラムが含まれている。この実施形態では、演算部15は、本発明の制御部を構成する。演算部15はRIP処理部14に内包されていなくてもよい。
画像データの送信及び出力方法の指示は、演算部15によって行われる。
さらに、プリンターコントローラー1には、プリンター2の補正LUTや色変換に用いるICCプロファイルを記憶する記憶部13、などを有している。
操作表示部3は、プリンター2に対する操作指令や、画像データに対する補正方法の選択や、プリンターコントローラー1に対する操作指令などを行うことができ、さらに、画面上に画像やテキストの表示などを行うことができる。操作表示部3には、さらに、操作入力を行うためのマウスやキーボードなどを備えるものとしてもよく、操作表示部3をタッチパネルで構成して操作と表示を兼用するものとしてもよい。
図14は、マゼンタ、ブラックの2色で構成されている画像を示している。車の中央部でマゼンタの色に関し、トーンジャンプが発生している。このため、マゼンタの1D LUTを補正したいが、補正の結果、画像の色味が変化してしまう。
しかし、上記補正の結果、変更部分と同じCMYK値を使っているイラストが描かれている場合、例えば、トーンジャンプ部と同じ色値で星が描かれていると、図16に示すように、トーンジャンプは補正されたものの、他の部分で色味が変化してしまうという問題が生じる。
すなわち、前者では、スキャナーの結果を演算部15で取得し、画像解析を行ってトーンジャンプ発生部を選択することができる。この形態では、演算部15が選択部として機能する。
後者の方法では、操作表示部3において、ユーザーが画像の領域などを選択した際に、その操作内容を受けてトーンジャンプ発生部を選択することができる。操作表示部3には、画像を表示して、ユーザーの操作入力を可能にするなどして選択を可能にする。操作内容は、演算部15に送信される、したがって、この形態では、選択部は、操作入力を行う操作表示部3によって構成されている。
トーンジャンプ発生部のCMYK値の取得は、選択部で選択した画素について、RIP画像からCMYK値を取得することにより行うことができる。RIP画像とは、原稿画像をラスタライズして色変換した画像をいう。
取得されたCMYK値が該当する補正テーブル(1次元LUTやトーンカーブ)のLUTについて、スムージング処理を行う。一般的にスムージング処理とは、移動平均や加重平均が使われるが、それに類する計算なら方法は限定しない。
また、単純移動平均ではなく、加重移動平均により区間の要素に係数を掛けることで、スムージングレベルを弱・中・強と振り分けても良い。以下に、スムージングレベルを振り分けた計算式の例を示す。
・弱:((40_out)+(50_out×5)+(60_out))/7
・中:((40_out)+(50_out)+(60_out))/ 3
・強:((40_out)+(50_out×0.25)+(60_out))/ 2.125
図3は、スムージングレベルを補正レベルによって補正した場合のイメージを示す図である。
上記検索は、例えば、RIP画像から同じC、M、Y、K値を検索することにより行うことができる。補正カーブは1次元毎に適用されるため、それぞれ比較する必要がある。(例:M値が一致すれば、C,Y,K値が不一致でも該当する)。トーンジャンプ発生部が複数ある場合は、全ての該当部分を検索結果とし、後段の計算に使用する。トーンジャンプ発生部と同じオブジェクト(トーンジャンプ発生部を除く)から抽出しても良い。例えば、下図は車の中に星の模様が入っているような場合であると、一つのオブジェクト内でもトーンジャンプを補正した結果、色味が変化してしまう場所がある。
同値となる部分が見つからなかった場合(ステップs6、No)、s4の補正方法を補正テーブルに適用して補正を行い(ステップs9)、再印刷を行って(ステップs10)、手順を終了する。
トーンジャンプ補正をした結果、他の部分の色味へ影響がある場合、ステップ4で決定した補正内容よりも弱い補正のスムージング処理を適用する。
色味への影響度に関する判断は、ユーザーが目視で判断しても良いし、図5の手順で説明する計算処理によってシステム内で判断しても良い。
図4は、星柄の車を現したイラストにおいて、トーンジャンプ発生部のM値を使ってデザインされているものであり、トーンジャンプ部と同値の色値を有する部分があり、トーンジャンプ発生部の補正をすると、他の部分の色味への影響が生じやすくなる。
トーンジャンプ発生部のCMYK値の取得は、選択部で選択した画素について、RIP画像からCMYK値を取得することにより行うことができる。
補正は、前記形態と同様に、単純移動平均で行うものとしてもよく、また単純移動平均ではなく、加重移動平均により区間の要素に係数を掛けることで、スムージングレベルを弱・中・強と振り分けても良い。
さらに、画像内部で、トーンジャンプ発生部のCMYK値と同値となる部分を検索する(ステップs25)。
上記検索は、例えば、RIP画像から同じC、M、Y、K値を検索することにより行うことができる。
同値となる部分が見つからなかった場合(ステップs26、No)、s23で決定した補正方法を補正テーブルに適用して補正を行い(ステップs30)、再印刷を行って(ステップs31)、手順を終了する。
すなわち、システム内の判断で、トーンジャンプの補正の結果、他の部分で色味が変化する量を計算する。
RIP画像のCMYK値、補正テーブルから実際印刷に使用されるCMYK値がわかる。また、プリンタープロファイルを使用することで、CMYK→L*a*b*値に変更できる。L*a*b*値が算出できれば、スムージング補正前後の「色味の変化量」を計算できる。
スムージング補正の種類・強度の選択方法は、上記「色味の変化量」がしきい値以下となるようなものを内部で選択しても良いし、色味の変化量を反映させた疑似印刷結果をモニターに映し出し、ユーザーに決定させても良い。また、これらに類する方法でも良い。
なお、この工程は、本発明における第2の計算工程に相当する。
スムージング補正の種類・強度の選択方法は、上記「色味の変化量」がしきい値以下となるようなものを内部で選択しても良いし、色味の変化量を反映させた疑似印刷結果をモニターに映し出し、ユーザーに決定させても良い。また、これらに類する方法でも良い。
トーンジャンプ発生部を発見する選択部では、スキャナーを使った画像解析による発見やユーザーが直接目視で印刷結果を確認のいずれかの方法を採用することができる。
トーンジャンプ発生部のCMYK値の取得は、選択部で選択した画素について、RIP画像からCMYK値を取得することにより行うことができる。
補正は、前記形態と同様に、単純移動平均で行うものとしてもよく、また単純移動平均ではなく、加重移動平均により区間の要素に係数を掛けることで、スムージングレベルを弱・中・強と振り分けても良い。
同値となる部分が見つからなかった場合(ステップs45、No)、s43の補正方法を補正テーブルに適用して補正を行い(ステップs48)、再印刷を行って(ステップs49)、手順を終了する。
補正テーブル(1次元テーブル、トーンカーブ)は、1次色の階調カーブが(CMYKの4色機なら)4本登録されている。複数色でトーンジャンプの影響が出ている場合は、1本のカーブによる影響を考慮するだけでなく複数色のカーブによる影響を考える必要がある。1色目を補正した後、まだトーンジャンプが残っている場合は2色目を補正、3色目を補正、4色目のように順番に補正する。
スムージング補正の種類・強度の選択方法は、上記「色味の変化量」がしきい値以下となるようなものを内部で選択しても良いし、色味の変化量を反映させた疑似印刷結果をモニターに映し出し、ユーザーに決定させても良い。また、これらに類する方法でも良い。
選択部では、トーンジャンプ発生を発見する。発見は、画像解析により発見する。
すなわち、プラテンスキャナーの読み取り結果を演算部15で取得し、画像解析を行ってトーンジャンプ発生部を選択することができる。この形態では、演算部15が選択部として機能する。
取得されたCMYK値が該当する補正テーブルのLUTについて、スムージング処理を行う。一般的にスムージング処理とは、移動平均や加重平均が使われるが、それに類する計算なら方法は限定しない。
また、単純移動平均ではなく、加重移動平均により区間の要素に係数を掛けることで、スムージングレベルを弱・中・強と振り分けても良い。
上記検索は、例えば、RIP画像から同じC、M、Y、K値を検索することにより行うことができる。
検索の結果、トーンジャンプ発生部のCMYK値と同値となる部分が見つかったかを判定する(ステップs57)。
同値となる部分が見つからなかった場合(ステップs57、No)、s55の補正方法を補正テーブルに適用して補正を行い(ステップs60)、再印刷を行って(ステップs61)、手順を終了する。
トーンジャンプ補正をした結果、他の部分の色味へ影響がある場合、ステップ55で決定した補正内容よりも弱い補正のスムージング処理を適用する。
色味への影響度に関する判断は、ユーザーが目視で判断しても良いし、前述した計算処理によってシステム内で判断しても良い。
選択部では、トーンジャンプ発生を発見する(ステップs72)。発見は、画像解析による発見により行われる。
すなわち、インラインスキャナーの結果を演算部15で取得し、画像解析を行ってトーンジャンプ発生部を選択することができる。この形態では、演算部15が選択部として機能する。
インラインスキャナーを使って印刷結果を読み込むことで、ユーザーの手をわずらわせることなく画像を読み込んで、トーンジャンプの発見を画像解析により行うことができる。
取得されたCMYK値が該当する補正テーブルのLUTについて、スムージング処理を行う。一般的にスムージング処理とは、移動平均や加重平均が使われるが、それに類する計算なら方法は限定しない。
また、単純移動平均ではなく、加重移動平均により区間の要素に係数を掛けることで、スムージングレベルを弱・中・強と振り分けても良い。
上記検索は、例えば、RIP画像から同じC、M、Y、K値を検索することにより行うことができる。
同値となる部分が見つからなかった場合(ステップs76、No)、s74の補正方法を補正テーブルに適用して補正を行い(ステップs79)、再印刷を行って(ステップs80)、手順を終了する。
トーンジャンプ補正をした結果、他の部分の色味へ影響がある場合、ステップ74で決定した補正内容よりも弱い補正のスムージング処理を適用する。
色味への影響度に関する判断は、ユーザーが目視で判断しても良いし、前述した計算処理によってシステム内で判断しても良い。
図10は、操作表示部3の操作画面30に画像300を表示し、マウスカーソル310などによって、トーンジャンプ発生部を選択可能にする。
この形態では、トーンジャンプ発生部を登録するシステムがあった場合において、ユーザーが印刷結果を目視で発見し、登録するこができ、トーンジャンプの発生を画像解析により探索する必要はない。
取得されたCMYK値が該当する補正テーブルのLUTについて、スムージング処理を行う。一般的にスムージング処理とは、移動平均や加重平均が使われるが、それに類する計算なら方法は限定しない。
また、単純移動平均ではなく、加重移動平均により区間の要素に係数を掛けることで、スムージングレベルを弱・中・強と振り分けても良い。
上記検索は、例えば、RIP画像から同じC、M、Y、K値を検索することにより行うことができる。
同値となる部分が見つからなかった場合(ステップs96、No)、s94の補正方法を補正テーブルに適用して補正を行い(ステップs99)、再印刷を行って(ステップs100)、手順を終了する。
トーンジャンプ補正をした結果、他の部分の色味へ影響がある場合、ステップ94で決定した補正内容よりも弱い補正のスムージング処理を適用する。
色味への影響度に関する判断は、ユーザーが目視で判断しても良いし、前述した計算処理によってシステム内で判断しても良い。
トーンジャンプ発生部を発見する選択部では、スキャナーを使った画像解析による発見やユーザーが直接目視で印刷結果を確認のいずれかの方法を採用することができる。
トーンジャンプ発生部のCMYK値の取得は、選択部で選択した画素について、RIP画像からCMYK値を取得することにより行うことができる。
取得されたCMYK値が該当する補正テーブル(1次元LUTやトーンカーブ)のLUTについて、スムージング処理を行う。一般的にスムージング処理とは、移動平均や加重平均が使われるが、それに類する計算なら方法は限定しない。
また、単純移動平均ではなく、加重移動平均により区間の要素に係数を掛けることで、スムージングレベルを弱・中・強と振り分けても良い。
上記検索は、例えば、RIP画像から同じC、M、Y、K値を検索することにより行うことができる。
同値となる部分が見つからなかった場合(ステップs205、No)、ステップs203の候補のうち、補正の種類/補正強度が最も強い補正方法を選択し、補正テーブルに適用して補正を行う(ステップs208)。次いで、再印刷を行って(ステップs209)、手順を終了する。
画像内の他の色味への影響がないため、トーンジャンプを抑制するために、最も強いスムージング補正を掛ける。
トーンジャンプ補正をした結果、他の部分の色味へ影響がある場合、ステップs203の候補の補正内容のうちで弱い補正のスムージング処理を適用する。
色味への影響度に関する判断は、ユーザーが目視で判断しても良いし、計算処理によってシステム内で判断しても良い。
次に、ステップs206で決定した補正方法を補正テーブルに適用して、補正を行い(ステップs207)、再印刷を行って(ステップs209)、手順を終了する。
画像を印刷し(ステップs300)、画像にトーンジャンプ部があるかを選択部により発見する(ステップs301)。
トーンジャンプ発生部のCMYK値の取得は、選択部で選択した画素について、RIP画像からCMYK値を取得することにより行うことができる。
補正は、前記形態と同様に、単純移動平均で行うものとしてもよく、また単純移動平均ではなく、加重移動平均により区間の要素に係数を掛けることで、スムージングレベルを弱・中・強と振り分けても良い。
さらに、画像内部で、トーンジャンプ発生部のCMYK値と同値となる部分を検索する(ステップs306)。該検索は、例えば、RIP画像から同じC、M、Y、K値を検索することにより行うことができる。
同値となる部分が見つからなかった場合(ステップs306、No)、s303の補正方法を補正テーブルに適用して補正を行い(ステップs313)、再印刷を行って(ステップs314)、手順を終了する。
システム内の判断では、RIP画像のCMYK値、補正テーブルから実際印刷に使用されるCMYK値などからわかる。また、プリンタープロファイルを使用することで、CMYK→L*a*b*値に変更できる。L*a*b*値が算出できれば、スムージング補正前後の「色味の変化量」を計算できる。
スムージング補正の種類・強度の選択方法は、上記「色味の変化量」がしきい値以下となるようなものを内部で選択しても良いし、色味の変化量を反映させた疑似印刷結果をモニターに映し出し、ユーザーに決定させても良い。また、これらに類する方法でも良い。
複数の補正方法毎に、補正した結果に基づいてサンプルを出力し(ステップs309)、ユーザーが出力したサンプルを目視で確認できるように排紙する(ステップs310)。
出力されたサンプルのうち、最適な補正方法をユーザーが決定し、UI画面で入力を受け付ける(ステップs311)。
図13は、選択する補正方法を操作可能に表示した操作画面31を示している。
操作画面31では、複数の補正内容、補正強度が、補正方法リスト310で表示され、個別に選択可能になっている。なお、この操作画面に対する指定は、サンプル出力以外においても用いることができる。
次いで、画面に入力された(決定された)補正方法を使って、補正テーブルを補正し、補正を実行する(ステップs312)。次いで、再印刷を行い(ステップs314)、手順を終了する。
2 プリンター
3 操作表示部
4 ネットワーク
13 記憶部
14 RIP処理部
15 演算部
30 操作画面
31 操作画面
300 画像
301 マウスカーソル
310 補正方法リスト
Claims (13)
- 印刷物のトーンジャンプ発生部を選択する選択部と、
画像の処理を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記トーンジャンプ発生部における画像の色値を取得して、取得した前記色値と同等の部分を前記印刷物の画像内から検索し、
画像全体に効果のある補正テーブルよって、取得した色値を補正してトーンジャンプを減ずる補正処理が可能であり、
前記補正処理に際し、前記印刷物の画像内に前記色値と同等の部分がある場合、前記補正処理の方法を変更する変更処理の制御を行うことを特徴とする画像処理装置。 - 前記制御部は、前記トーンジャンプ発生部の画像を補正した結果を計算する第1の計算工程と、さらに、
前記トーンジャンプ発生部の画像と同値として、検索された部分について色味の変化量を計算する第2の計算工程の実施制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記第1の計算工程の計算結果と、前記第2の計算工程の計算結果に基づいて、前記変更処理を行うことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記変更処理を、補正の種類および/または補正強度の変更により行うことを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記第2の計算工程で色味の変化量を計算する際に、補正前後のΔE、ΔE94、ΔE00、ΔL*、Δa*、Δb*、ΔCh、ΔHのいずれかにより計算することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記変更処理の変更候補を複数抽出し、前記変更候補に基づくサンプルをそれぞれ印刷することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記変更処理の変更候補を複数抽出し、前記変更候補に基づいて前記第1の計算工程の計算結果と、前記第2の計算工程の計算結果による画像の表示を可能にすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 操作入力を受け付ける操作表示部を有し、
前記制御部は、操作表示部によって変更処理の変更候補を入力可能に制御することを特徴とする請求項6または7に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記変更処理において、1次色だけでなく、複数の色を刷り重ねて作られた2次色以上を考慮して変更することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記選択部は、スキャナーを用いて画像解析することで印刷物の中のトーンジャンプ発生部を選択することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記選択部は、ユーザーが指定した部分をトーンジャンプ発生部として選択することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記トーンジャンプ発生部における画像の色値と同等の部分が見つからなかった場合は、補正処理に際し、最も強い補正方法を選択することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 画像の処理を行う制御部で実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、前記制御部に対し、
トーンジャンプ発生部を選択するステップと、
印刷物のトーンジャンプ発生部における画像の色値を取得して、取得した前記色値と同等の部分を前記印刷物の画像内から検索するステップと、
画像全体に効果のある補正テーブルよって、取得した色値を補正してトーンジャンプを減ずる補正処理を行うステップを有し、
前記補正処理では、前記印刷物の画像内に前記色値と同等の部分がある場合、前記補正処理の補正を変更するステップを実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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