JP2012170002A - 画像処理装置、画像処理方法、およびその画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびその画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 スキャナを用いて画像を読み込んだ場合、細線のエッジ部にボケが発生し、このボケは読み込んだ細線の線幅に応じて異なる。このボケの程度を考慮しないで線幅の精密な補正を行うことは難しいという課題がある。
【解決手段】 読取手段の読取特性を考慮した基準プロファイルと、作成手段の作成した、候補パラメータに対応する線幅プロファイルとの比較にもとづいて、複数の候補パラメータの中から線幅補正を行うための補正パラメータを決定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、印字される画像の線幅補正を制御する画像処理装置、画像処理方法、およびそのコンピュータプログラムに関する。例えば、印字される細線や文字の線幅を、補正パラメータを用いて補正するための画像処理装置、画像処理方法、およびその画像処理プログラムに関する。
近年、電子写真技術が高度化し、複写機は、印字密度が1200dpiやそれ以上のプリンタエンジンを搭載するようになり、より細かい印字が可能となってきている。このため、画像の細線や文字の再現性はさらに重要になってきている。しかし、複写機の使用環境や長期の使用によって、これら細線や文字の再現性が変わってしまうことがある。また、複写機の電子写真プロセスにおける露光装置などの構造的な要因により、印字した画像の縦線と横線の線幅に違いが出てしまい、縦線と横線とで細線や文字の再現性が変わってしまうことがある。
そこで、従来、印字する細線や文字の線幅を一定の状態に保ち、再現性を維持するための補正技術(キャリブレーション)が提案されている。特許文献1では、細線の印字された原稿をスキャナで読み取ることにより第一の画像を取得し、次に、この第一の画像を印刷した印刷物をスキャナで読み取ることにより第二の画像を取得する。そして、これら第一の画像と第二の画像を比較して、両画像の線幅が等しくなるような線幅の補正量を算出する。そして、この補正量を用いて、印字する画像データに対してドット付加(またはドット間引き)の処理を施すことによって線幅補正を制御する。
特開2010−113070
スキャナを用いて画像を読み込んだ場合、光の具合やピントのずれなどの影響で読み込んだ画像データ上において細線のエッジ部にボケ(エッジボケ)が発生する。このエッジボケの程度は、細線の線幅に応じて異なる。特許文献1では、原稿およびこの原稿を複写印刷した印刷物といった、細線の線幅の異なる2つの画像(第一の画像および第二の画像)を比較して補正する。特許文献1では、この読み取った画像上において、それぞれのエッジボケが異なっていることが考慮されず補正が行われてしまう。すなわちエッジボケの程度が異なっており正しい線幅が判らない2つの読み取り画像を用いて、両者の画像の線幅が等しくなるように補正を行ってしまうと、精密な線幅の補正は困難となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、スキャナを用いた線幅補正において、エッジボケを考慮して線幅補正を行うことを目的とする。
本発明にかかる画像処理装置は、線幅補正に用いる補正パラメータを複数の候補パラメータの中から決定する画像処理装置であって、前記複数の候補パラメータの各々で線幅補正された複数の直線がそれぞれ線幅パッチとして印字された線幅チャートを出力する出力手段と、前記出力手段で出力された線幅チャートを読み取って、前記線幅パッチそれぞれの画像を取得する読取手段と、前記読取手段で取得された前記線幅パッチの画像を構成する各画素の画素値を取得する取得手段と、前記取得手段で取得された画素値の分布を線幅プロファイルとして前記線幅パッチごとに作成する作成手段と、所定の線幅に対応する基準プロファイルを保持する保持手段と、前記作成手段で作成される各線幅プロファイルと前記保持手段で保持される基準プロファイルとの比較に基づいて、前記複数の候補パラメータの中から前記補正パラメータを決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、エッジボケを考慮した線幅補正を行い、印字される画像の再現性を向上させることができる。
実施例1の画像処理装置のハードウェア構成の一例を説明するブロック図。 補正処理部112の構成を示すブロック図。 スキャナ画像処理部108の構成を示すブロック図。 プリンタ画像処理部110の構成を示すブロック図。 実施例1に係る例示的な処理フローチャート。 線幅補正用チャートおよび各線幅パッチの一例を示す図。 プロファイル作成部205の処理手順を示す図。 プロファイル作成部205の斜行検知の一例を示す図。 プロファイル選択部206の線幅プロファイルの選択を示す図。 読み取り位相差によるプロファイルの形状の違いを説明する一例を示す図。 コピー機能及びプリント機能における画像処理フローを示す図。 実施例2に係る例示的な処理フローチャート。 基準プロファイルの登録用チャートの一例を示す図。 基準プロファイル登録における印刷環境設定項目を示す図。 各種用紙の理想濃度特性の一例を示す図。 実施例3に係る例示的な処理フローチャート。 用紙タイプ指定における印刷環境設定項目を示す図。 各種用紙に対応した基準プロファイルの一例を示す図。 畳み込み和によるプロファイル位置合わせ処理の一例を示す図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1は、本実施例に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。本実施例が適用される装置としては、例えばデジタル複写機や、別途スキャナが用意されているレーザープリンタ、ファクシミリといった電子写真式のカラーまたはモノクロの画像処理装置である。本実施例の画像処理装置は、CPU101、ROM102、RAM103、HDD104、表示部105、操作部106、スキャナ部107(読取手段)、スキャナ画像処理部108、ネットワークI/F109、プリンタ画像処理部110、プリンタ部111(出力手段)、補正処理部112、システムバス113を備えている。
上記構成を詳述すると、CPU101は、装置全体の制御及び演算処理等を行う中央処理装置であり、ROM102に格納されたプログラムに基づき後述する各画像処理を実行する。ROM102は、読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムやスキャナ部107およびプリンタ部111の制御を行うプログラム、文字データや文字コード情報等の記憶領域である。RAM103は、ランダムアクセスメモリであり、様々な処理毎にROM102に格納されているプログラムやデータがCPU101によりロードされ実行される際に利用される。また、スキャナ部107やネットワークI/F109から受信した画像ファイルのデータ記憶領域として利用される。HDD104は、例えばハードディスク等から構成されており、CPU101の実行する処理の結果や、プログラム、各情報ファイル、印刷画像等の格納に利用される。また、CPU101が処理を実行する際の作業用領域としても利用される。表示部105は、例えば液晶等によって画面表示を行うものであり、装置の設定状態や、CPU101などの装置各部の処理、エラー状態などの表示に使用される。操作部106は、ユーザーが設定の変更やリセット等の各種指令の入力を行う部分である。操作部106を介して入力された各種指令の情報はRAM103に格納され、CPU101の処理実行時に用いられる。スキャナ部107は、原稿に光を照射して反射光をRGBのカラーフィルタを備えたCCDなどで電気信号に変換し、パラレル(またはシリアル)ケーブルなどを介して原稿に対応したRGB画像データを得るものである。またスキャナ部107はこのRGB画像データをスキャナ画像処理部108へと送信する。スキャナ画像処理部108は、スキャナ部107で読み取られた画像データに対してシェーディング処理などの画像処理を施す部分である。ネットワークI/F109は、該ネットワークI/F109を介して本装置をイントラネットなどのネットワークに接続するためのものである。このネットワークI/F109を介して、ネットワーク越しのPC(不図示)などからPDLデータ等のデータが画像処理装置に入力される。プリンタ画像処理部110は、スキャナ画像処理部108で画像処理を施した画像データ、あるいはネットワークI/F109を経由して受信したPDLデータに対して、RGB画像データのCMYK画像データへの変換処理などプリンタに適した画像処理を施す部分である。プリンタ部111は、プリンタ画像処理部110で処理されたCMYK画像データを露光、潜像、現像、転写、定着の各電子写真プロセスによって紙媒体上に画像形成する部分である。補正処理部112は細線や文字の線幅を一定の状態に保つための補正処理(キャリブレーション)を行う部分である。このキャリブレーションの結果は、プリンタ画像処理部110にて利用される。システムバス113は、上述の構成要素を接続し、それぞれの間のデータ通路となるものである。
図2は本実施例に係る補正処理部112の構成を説明するブロック図である。本実施例の補正処理部112は、チャート保持部201、チャート出力部202、画像取得部203、輝度抽出部204、プロファイル作成部205、プロファイル選択部206、補正量設定部207、基準プロファイル保持部208を備えている。
上記構成を詳述すると、チャート保持部201は、線幅補正用チャート(線幅チャート)(図6(a))の線幅パッチ(図6(a)の[1]〜[6])を作成するためのパラメータ(候補パラメータ)(後述)を複数保持する部分である。チャート出力部202は、チャート保持部201の保持する複数の候補パラメータを用いて線幅補正処理を施した線幅パッチ(図6(a)の[1]〜[6])によって構成される線幅補正用チャート(図6(a))の画像データを、プリンタ部111へ出力する部分である。画像取得部203はプリンタ部により印刷された線幅補正用チャートをスキャナ部107で読み取り、各線幅パッチそれぞれを含んだ線幅チャートのRGB画像データを取得する部分である。輝度抽出部(取得手段)204は、画像取得部203で取得された線幅チャートのRGB画像データから輝度データを抽出し、取得する部分である。プロファイル作成部(作成手段)205は、輝度抽出部204で抽出された輝度データの分布から線幅補正用チャート(図6(a))上の各線幅パッチの画像に対応する輝度のプロファイル(線幅プロファイル)を作成する部分である。この際に、プロファイル作成部205は、線幅補正用チャートが斜行して読み込まれていないかも同時に検知する。プロファイル選択部(決定手段)206は、基準プロファイルをあらかじめ保持している基準プロファイル保持部(保持手段)208から読み込み、プロファイル作成部205で作成した各プロファイルと比較する。そして、プロファイル選択部206は、最も基準プロファイルに近い線幅プロファイルを選択する。補正量設定部(決定手段)207は、チャート保持部201から、プロファイル選択部206で選択された線幅プロファイルに対応する候補パラメータを読み出して、後述するプリンタ画像処理部110内の補正値保存部406にこの候補パラメータを補正値(補正パラメータ)として設定する部分である。
図3は本実施例に係るスキャナ画像処理部108の構成を説明するブロック図である。本実施例のスキャナ画像処理部108は、シェーディング補正部301、スキャナ色処理部302、フィルタ部303を備えている。
上記構成を詳述すると、シェーディング補正部301は、スキャナ部107から入力されたRGB画像データに対して、RGB画像データの読み取り信号値の主走査方向のムラをフラットに補正するシェーディング補正を施す。スキャナ色処理部302は、シェーディング補正部で補正されたRGB画像データを受信し、スキャナ固有のRGB画像データを標準色空間(例えば、sRGBのようないわゆる測色的色空間)のRGB画像データに変換する。フィルタ部303は、スキャナ色処理部302で変換された標準色空間のRGB画像データを受信し、画像信号の空間周波数特性を補正するためのフィルタ処理を施す。そしてフィルタ部303は、フィルタ処理を施した画像データをプリンタ画像処理部110へと送信する。
図4は本実施例の実施例1におけるプリンタ画像処理部110の構成を説明するブロック図である。本実施例のプリンタ画像処理部110は、PDL処理部401、プリンタ色処理部402、線幅補正部403、ガンマ補正部404、画像形成部405、補正値保存部406を備えている。
上記構成を詳述すると、PDL処理部401は、ネットワークI/F109を介して受信したPDL(Page Description Language)データの解釈(像域分離)や、CMS(Color Management System)による標準色空間への色変換、ラスタライズを行う。プリンタ色処理部402はPDL処理部401やスキャナ画像処理部108から入力された標準色空間のRGB画像データに対して、プリンタに適したCMYK画像データを生成するための色変換処理を施す。線幅補正部403は、補正値保存部406に保存されている補正パラメータに基づいて、プリンタ色処理部402から入力された多値のCMYK画像データ内の文字、線画に対してドットを付加する太らせ処理(またはドットを間引く細らせ処理)による線幅補正を施す。ガンマ補正部404は、線幅補正部403で補正されたCMYK画像データに対して、プリンタ部111の階調特性を一定に保つための補正処理を施す部分である。画像形成部405は、ガンマ補正部404で補正されたCMYK画像データを、プリンタに適したN(整数)ビットのハーフトーン画像に変換してプリンタ部111へ送る部分である。
図5は補正処理部112により実行される実施例1の例示的な処理フローである。本処理は、例えば操作部106を介して入力されるユーザーの指示をトリガーとして実行されるものである。つまり、例えば操作部106を介した線幅補正の指示情報がCPU101に入力された場合、CPU101は図5の線幅補正処理を開始するためのプログラムをROM102からロードし、実行することで図5のフローチャートの処理が実現される。以下では、(Black、2ドットライン、100%濃度)の細線に対して主走査・副走査方向で分けて補正処理を実行する例を説明する。なお、他の色(シアン、マゼンタ、イエロー)についても同様の操作を行えば各色版に対する補正処理が行うことが可能である。また1ドットラインや3ドットライン以上、中間濃度(100%未満の濃度)、斜め線に対しても同様の操作を行うことで補正処理を行うことが可能である。
ステップS111において、チャート出力部202は、チャート保持部201に記憶されているパラメータ(候補パラメータ)に基づいて、例えば図6(a)に示す線幅補正用チャートの画像データをプリンタ部111に出力する。図6(b)は線幅補正用チャート(図6(a))の線幅パッチ[1]〜[3]を拡大したものである。線幅パッチ[1]は補正対象となる2ドットライン(所定の線幅)の細線を線幅補正無しで出力したものである。線幅パッチ[2]は1ドットラインを副走査方向で下方向(下)に100%濃度で付加したものである。線幅パッチ[3]は線幅パッチ[1]の副走査方向で上下方向(上下)に1ドットラインずつの計2ドットラインを100%濃度で付加したものである。このように線幅補正用チャートは補正対象とする線幅(例では2ドットライン)に対して段階的な太らせ処理(線幅補正)を施した線幅パッチから構成される。なお、線幅パッチ[2]は1ドットラインを下に付加しているが、細線のトナーの飛び散り等を考慮して上に付加するようにしてもよい。また、補正パラメータの調整項目としては、色(線幅の補正色)、方向(線幅の補正方向)、線幅(線幅の補正量)、濃度(線幅の補正濃度)が挙げられる。図6(b)の線幅パッチ[2]を例にとると、補正パラメータは(Black、下、1ドット、100%)となる。
ステップS112において、表示部105は、ユーザーにステップS111でプリンタ部111から出力した線幅補正用チャートを、スキャナ部107の原稿台に置くように指示し読み取り操作を促す。そして、画像取得部203は、スキャナ部107により読み取ったRGB画像データを取得する。この読み取られたRGB画像データの画素の画素値は、RGB画像データの画素の座標値(X軸座標、Y軸座標)を指定することで取得される。なお、本実施例において、X軸座標およびY軸座標は、図6(a)で示されるように線幅チャートの左下を原点として指定される。
ステップS113において、輝度抽出部204は、ステップS112で読み取ったRGB画像データから輝度データを抽出する(図7(a))。抽出方法としては、入力されるRGB画像データをRGB表色系からCIE1976L*a*b*均等色空間にマトリックス演算等によって色空間変換し、L*成分を使用する方法が挙げられる。もしくはBlackの細線の輝度データを得る場合にはGreen輝度データを使用する方法がある(RedやBlueよりも分光反射率に偏りがなくBlackの濃度変化を比較的読み取りやすいため)。また他の色に対しては、シアンの細線であればRed輝度データを取得し、マゼンタの細線に対してはGreen輝度データを取り、イエローの細線に対してはBlue輝度データを取るようにすればよい。
ステップS114において、プロファイル作成部205は、輝度抽出部204で抽出された輝度データから、図6(b)の各線幅パッチ[1]、[2]、[3]に対して、X軸方向(主走査方向、線幅パッチの直線の伸展方向)に沿って走査して各画素の輝度値の総和を求める。つまり、線幅パッチの画像に属し、且つ、線幅パッチとして印字された各直線の伸展方向(X軸方向)と平行な画素列の各画素の輝度値の総和を求める。プロファイル作成部205は、この輝度値の総和を画素数で割ることによって、走査した画素列のY軸方向(副走査方向、直線の伸展方向に垂直な方向)の位置に対応する平均輝度値(平均画素値)を算出する(図7(a))。この処理を、Y軸方向に繰り返し実行する。つまり、プロファイル作成部205は、この平均輝度値をX軸方向に平行な複数の画素列ごとに求める。また同様に、図6(b)の各線幅パッチ[4]、[5]、[6]に対しては、プロファイル作成部205は、Y軸方向(副走査方向、線幅パッチの直線の伸展方向)に沿って走査して各画素の輝度値の総和を求める。そしてプロファイル作成部205は、この輝度値の総和を画素数で割ることによって、走査した画素列のX軸方向(主走査方向、直線の伸展方向に垂直な方向)の位置に対応する平均輝度値(平均画素値)を算出する。この処理を、X軸方向に繰り返し実行する。
ステップS115において、プロファイル作成部205は、線幅補正用チャートが斜行して読み込まれているか否かを確認する。本実施例において、この斜行を検出する方法は特に限定されない。線幅チャートが斜行して読み込まれた場合、図8に示すように、輝度値が大きい(明るい)画素と小さい(暗い)画素が発生するため、X軸方向の輝度値の分散が大きくなる。そのため、斜行検出方法として、例えば、プロファイル作成部205はこの輝度値のX軸方向の分散値(斜行量)を求め、この分散値が閾値を超えるか否かを判定する。この分散値が閾値以上の場合、プロファイル作成部205は、表示部105に対して線幅補正用チャートの置き位置を調整するようユーザーに促すメッセージ(読み取り直しメッセージ)を表示するように指示し、ユーザーに線幅チャートの再度読み取りを依頼する。そして、再度ステップS112からの処理を実行する。プロファイル作成部205が求めた分散値が閾値未満の場合、処理はステップS116へ移行する。
ステップS116において、プロファイル作成部205は次の処理を実行する。図6(b)に示す各線幅パッチ[1]、[2]、[3]に対して、ステップS114で求めた平均輝度値をY軸の座標ごとにプロットし、プロファイルを生成する(図7(b))。これら作成されたプロファイルは、それぞれの線幅パッチに対応しており、プロファイルに含まれる座標毎の平均輝度値(平均画素値)は、当該プロファイルに対応する線幅パッチの直線の線幅を間接的に示す指標値となっている。
また同様に、図6(b)に示す各線幅パッチ[4]、[5]、[6]に対しては、ステップS114で求めた平均輝度値をX軸の座標ごとにプロットし、プロファイルを生成する。この作成した複数のプロファイルを線幅プロファイルと呼ぶ。
ステップS117において、プロファイル選択部206は、基準プロファイル保持部208に保持されていた、補正対象である所定の線幅の細線(ここでは2ドットラインの線幅を有する細線)のプロファイル(所定の線幅に対応する基準プロファイル)を呼び出す。基準プロファイルは例えば次のように作成したものである。まず画像処理装置の設計時にスキャナ部107及びプリンタ部111が理想的なデバイス状態であるのを確認した後、太らせ処理を施していない線幅パッチ(例えば図6(a)の線幅パッチ[1]や線幅パッチ[4]が該当)を出力する。そして、ステップS112〜ステップS116と同様の処理を施してプロファイルを生成し、この作成したプロファイルを基準プロファイルとして基準プロファイル保持部208に保持したものである。
ステップS118において、プロファイル選択部206は、線幅プロファイルの輝度幅と基準プロファイルの輝度幅とを合わせる処理(コントラスト補正処理)を行う。このコントラスト補正処理は、ステップS116で作成した各線幅パッチに対応する線幅プロファイルの輝度値の範囲(Lmax、Lmin)が、基準プロファイルの輝度値の範囲(Smax、Smin)の一部にしか分布していないような場合に行われる。与えられた線幅プロファイルの輝度値をL、コントラスト補正処理が行われた後の線幅プロファイルの輝度値をSとすると、輝度値Sは次の式で求められる。
S=(Smax−Smin)×(L−Lmin)/(Lmax−Lmin)+Smin
このコントラスト補正処理により、各線幅パッチに対応する線幅プロファイルの鮮鋭化が行われ、コントラスト補正処理後の線幅プロファイルのコントラストは基準プロファイルのコントラストと一致するように補正される。
ステップS119において、プロファイル選択部206は、S118にてコントラスト補正処理の行われた複数の線幅プロファイルと基準プロファイルの中心の位置合わせを行う。線幅パッチ[1]、[2]、[3]に対応する線幅プロファイルに対してはY軸の座標位置、線幅パッチ[4]、[5]、[6]に対してはX軸の座標位置の中心の位置合わせを行う。具体的な方法としては、畳み込み和等の一般的な方法を用いることができる。例えば、線幅パッチ[1]に対応する線幅プロファイルの中心の位置合わせについて説明する。図19に示すように、この線幅プロファイルを基準プロファイルのY軸方向に移動させながら、各座標位置における線幅プロファイルおよび基準プロファイルの平均輝度値の積をY軸の座標位置を通して足し合わせる演算を行う。この演算結果が最大となる線幅プロファイルのY軸方向の移動先を見つけることにより中心の位置合わせを行う。
ステップS120において、プロファイル選択部206は、ステップS119で位置合わせされた線幅プロファイルを用いて、図9に示すように線幅パッチに対応する線幅プロファイルと基準プロファイルを比較する。具体的には、基準プロファイルと線幅プロファイルの輝度値の差分(輝度差)をY軸の座標位置ごとに算出し、この輝度差の総和である累積差分(累積輝度差)を各線幅パッチに対応する線幅プロファイル毎に計算する。なお、この輝度差は正負の値をとる。そして、プロファイル選択部206は、これら算出された累積輝度差の絶対値が最小のものとなる線幅プロファイルを選択する。輝度差に正負の値を含めることにより、線幅プロファイルの形状に微小な誤差がある場合でも、誤差を吸収できる。図10(a)に示すように、スキャナ部107から得た画像信号をアナログデータからデジタルデータにサンプリングする際に、読み取り位相差が発生する。この場合、アナログデータでは同じ線幅であるにも関わらず、サンプリング時の読み取り位相差の影響で各画素の輝度値がサンプリングごと変化する(図10(b))。この結果、線幅プロファイルの形状がサンプリングごとに異なってしまう。しかしながら、正負を含む輝度差を用いて累積輝度差を算出することで、読み取り位相差の影響を吸収してプロファイル比較を行うことができる。
ステップS121において、補正量設定部207は、ステップS120で選択された線幅プロファイルに対応するパラメータ(候補パラメータ)をチャート保持部201から呼び出し、プリンタ画像処理部110の有する補正値保存部406のレジスタに設定する。このレジスタに設定されたパラメータが補正パラメータとなる。
なお、他の補正機能(例えば、プリンタ部111の階調特性を補正する階調補正処理)と連携し、他の補正機能の実行時に図6(a)に示す線幅補正用チャートを同時に出力し、ステップS111〜ステップS121の処理を実行する構成としてもよい。
なお、ステップS115において、線幅補正用チャートが斜行して読み込まれているか否かを確認しているが、斜行していると判定された場合にユーザーに置き位置の調整を通知するのではなく、公知の斜行補正方法を用いて、自動で斜行補正を行う構成としてもよい。
本実施例において、このようにして設定された補正パラメータは、後述するプリント機能実行時に使用される。
図11(a)は実施例1におけるスキャナ部107、スキャナ画像処理部108、およびプリンタ画像処理部110、プリンタ部111を用いたコピー機能実行時の例示的な処理フローである。この処理フローは、CPU101がスキャンコピーの指示を、操作部106などを介して取得した場合に実行される。なお、図11(a)の処理フローは、CPU101がこの処理フローを実行するためのプログラムをROM102からRAM103にロードし、実行することで実現される。
ステップS210において、スキャナ部107は、原稿に光を照射して反射光をRGBのカラーフィルタを備えたCCDなどで電気信号に変換し、パラレル(またはシリアル)などを介して原稿に対応したRGB画像データ(線幅補正の対象画像)を得る。
ステップS211において、シェーディング補正部301は、スキャナ部107で読み取られたRGB画像データに対して主走査方向のムラをフラットに補正するためのシェーディング補正を行う。
ステップS212において、まずスキャナ色処理部302は、ステップS211でシェーディング補正されたRGB画像データに対して、スキャナ固有のRGB表色系の色空間からCIE1976L*a*b*均等色空間を経由して、標準色空間(例えば、sRGBのようないわゆる測色的色空間)のRGB画像データに変換する。この処理のため、スキャナ色処理部302は、CIE1976L*u*v*均等色空間や、CIE1976L*a*b*均等色空間や、XYZ色空間の座標に変換する色域マッピングのための3次元LUT(3次元ルックアップテーブル)が用いられる。この3次元LUTはN×N×N個の格子点で構成されるため、格子間隔を十分狭くしておけば、原理的には精度良く色変換を行うことが可能である。ただし、実際にはメモリ容量、処理スピード等の問題から、色変換する点が格子点に当たることは極めて稀なことから、3次元補間処理により標準色空間RGBデータを求めている。
ステップS213において、フィルタ部303は、RGB画像データの空間周波数特性を補正するためのフィルタ処理を行い、処理されたRGB画像データをプリンタ画像処理部110に送る。
ステップS214において、プリンタ色処理部402は、ステップS213で変換された標準色空間のRGB画像データから、プリンタに適したCMYK画像データを生成するための色変換処理を実行する。この際にも、標準色空間のRGB画像データをRGB表色系からCIE1976L*a*b*均等色空間に変換した後、CMYK表色系への色変換を定義するために3次元入力4次元出力のLUT演算を行い、CMYK画像データを出力する。そしてプリンタ色処理部402は、このCMYK画像データを線幅補正部403へ送信する。
ステップS215において、線幅補正部403は、スキャンコピーが指示されている場合、線幅補正を実行せずにプリンタ色処理部402から受信したCMYK画像データをガンマ補正部404へ送信する。
ステップS216において、ガンマ補正部404は、ステップ215での線幅補正部403から受信したCMYK画像データに対して、温度・湿度による環境変化や耐久によるプリンタ濃度特性の変化を補正するために、CMYK毎に1次元LUT処理を行い、階調補正を行う。そしてガンマ補正部404は、この階調補正されたCMYK画像データを画像形成部405へ送信する。
ステップS217において、画像形成部405は、ステップS216で階調補正されたCMYK画像データをプリンタに適したN(整数)ビットのハーフトーン画像に変換して、プリンタ部111に送る。そして、このハーフトーン画像を受信したプリンタ部111は、画像形成を実行する。
図11(b)は実施例1における、プリンタ画像処理部110、プリンタ部111を用いたプリント機能実行時の例示的な処理フローである。この処理フローは、CPU101がプリントの指示をネットワークI/F109などを介して取得した場合に実行される。なお、図11(b)の処理フローは、CPU101がこの処理フローを実行するためのプログラムをROM102からRAM103にロードし、実行することで実現される。
ステップS310において、ネットワークI/F109は、ネットワーク上のホストPCから送られてきたPDLデータを受信しPDL処理部401へ送る。
ステップS311において、PDL処理部401は、ネットワークI/F109を介して受信したPDLデータの解釈を行う。このPDLデータの解釈において、受信したPDLデータ(線幅補正の対象画像)を構成する各データが文字(細線)・図形・写真などの属性に像域分離されているものである場合、PDL処理部401は、ステップS315で行われる線幅補正が文字(細線)のみに施されるようにする。例えば、ステップS311でPDL処理部401はPDLデータのうち文字属性を有するデータに対してのみ線幅補正情報を付加し、ステップ315で線幅補正部403は線幅補正情報の付加されたデータだけに対して線幅補正を施すようにすればよい。
ステップS312において、PDL処理部401は、元のPDLデータの標準色空間(主にsRGB等)のRGB画像データをRGB表色系からCIE1976L*a*b*均等色空間を経由して、再び標準色空間のRGB画像データに色変換し直すCMS処理を行う。CMS処理は一般的にICC(International Color Consotium)の規定に準拠したプロファイルを使用して実行される。またICCプロファイルは複数種類用意され、画像データの用途(属性)に応じた色域マッチングを行うことが可能である。
ステップS313において、PDL処理部401は、ステップS312でCMS処理が行われた画像データ(標準色空間のRGB画像データ)に対してラスタライズ処理を施し、ビットマップ画像データを生成する。
ステップS314において、プリンタ色処理部302は、ステップS313で生成されたビットマップ画像データから、プリンタに適したCMYK画像データを生成するための色変換処理を実行する。この際、ステップS214と同様なCMYK画像データを線幅補正部403に出力する。
ステップS315において、線幅補正部403は、ステップS121で補正値保存部406に保持された補正パラメータを元に、ステップS314で生成された多値のCMYK画像データに対して線幅補正を行う。補正パラメータとしては、色(線幅の補正色)、方向(線幅の補正方向)、線幅(線幅の補正量)、濃度(線幅の補正濃度)を指定することができる。本実施例において、「色」はCMYKの各色、「方向」は上下左右斜めの8方向のいずれか、「線幅」は画素単位で指定する補正量、「濃度」はドットを付加する画素濃度である。線幅の補正量について、実際プリント印字された際の補正量は線幅補正部403の入力データの解像度に依存する。具体的には600dpiであれば1ドットサイズ=約42μm、1200dpiであれば1ドットサイズ=約21μm単位での補正が可能となる。線幅補正部403は、線幅補正したCMYK画像データをガンマ補正部404へ送信する。
ステップS316において、ガンマ補正部404は、ステップS315で線幅補正されたCMYK画像データに対して、温度・湿度による環境変化や耐久によるプリンタ濃度特性の変化を補正するために、CMYK毎に1次元LUT処理を行い、階調補正を行う。ガンマ補正部404は、この階調補正したCMYK画像データを画像形成部405へ送信する。
ステップS317において、画像形成部405は、ステップS316で階調補正されたCMYK画像データをプリンタに適したN(整数)ビットのハーフトーン画像に変換して、プリンタ部111に送る。そして、このハーフトーン画像を受信したプリンタ部111は、画像形成を実行する。
なお、以上の本実施例ではステップS210〜S217のコピー機能に対しては線幅補正を実行しなかった。しかし、スキャナ部107で読み取った画像データに対してスキャナ画像処理部108が当該画像データを構成する各データを複数の属性への像域分離を行い、像域分離後の属性にもとづいて文字属性のデータだけについて線幅補正部403がステップS214とS216の間で線幅補正を行うように構成しても良い。
また、以上の実施例では、ステップS310〜S317のプリント機能実行において、PDL処理部401の受信するPDLデータは像域分離がされていたが、像域分離がされていないPDLデータが受信された場合、PDL処理部401がPDLデータの像域分離を行い、文字属性のデータについて線幅補正を行っても良い。
また、本実施例では、像域分離されたPDLデータのうち文字属性のデータのみを線幅補正としていたが、図形属性や写真属性のデータに対しても線幅補正を行っても良い。この場合、像域分離後の各データの属性に応じて補正パラメータ、即ち線幅の補正量を変えて線幅補正を行うようにしても良い。
以上、説明したように、本実施例によれば、スキャナの読取特性(画像ボケの程度)を考慮した基準プロファイルを、線幅プロファイルと比較する。これによりボケを考慮した線幅補正が可能となり、適切な補正パラメータを設定することにより正確な線幅補正が可能になる。従って、プリント印字される細線や文字の忠実再現性が向上する。
なお、本実施例では、1つの線幅の細線に対して用意される基準プロファイルは1つであったが、スキャナ部107の読取特性であるMTF(Modulation Transfer Function)特性を考慮して複数用意しても良い。画像をスキャナ部107で読み込んだ際のボケの程度は、スキャナ部107のMTF特性でMTF値として数値化される。これを利用して、MTF値の範囲に応じた基準プロファイルを複数保持しておき、公知の技術を用いて定期的あるいは任意のタイミングでスキャナ部107のMTF値をチェックし、その結果に応じて基準プロファイルを切り替える構成としてもよい。一例としては、あらかじめ基準プロファイルを2種類保持しておき、MTFが40%〜55%の範囲である場合は基準プロファイル1を使用し、MTFが56%〜70%の範囲である場合は基準プロファイル2を使用する等である。これにより、特定の環境や耐久が進んだスキャナ部107において、画像を読み込んだ際のボケの程度が変化した場合でも、補正の基準を正して実行することが可能となる。
(実施例2)
実施例1で、スキャナの特性(ボケの程度)を考慮した基準プロファイルは、あらかじめ標準の設計機及び標準の用紙で作られたものであり、これを用いて、プリント出力の細線や文字の線幅を一定の状態(設計時の状態)に保つための補正方法について説明した。しかしながら、ユーザーによっては画像処理装置の設置時の状態や独自に使用している紙に合わせて線幅を補正したいという状況がある。また、線幅に対する嗜好がユーザーによって異なる場合、設計時の状態より太め(あるいは細め)に補正したプリントを可能にする必要がある。上記を鑑みると、実施例1で説明した線幅補正のターゲット(基準プロファイル)をユーザーの使用状況や嗜好に合わせて作成できることが望ましい。実施例2では、ユーザーに基準プロファイルの作成及び選択する手段を提供し、ユーザーが使用している設置状況や用紙に合わせて線幅を補正する方法、補正対象の細線をユーザーの嗜好に沿った任意の線幅に補正する方法について述べる。
本実施例に係る画像処理装置のハードウェア構成のブロック図は、実施例1と同様であるため説明は省略する。また、特に断りがない限り、本実施例は実施例1と同様の構成をとる。
図12は、補正処理部112により実行される実施例2の例示的な処理フローである。本処理は、実施例1と同様にユーザーの指示によって実行がなされるものである。以下では、(Black、2ドットライン、100%濃度)の細線に対して主走査・副走査方向で分けて基準プロファイルの登録を行う例を説明する。なお、他の色や線幅、中間濃度、斜め線に対しても同様の操作を行うことで基準プロファイルの登録が行える。
ステップS411において、チャート出力部202は、チャート保持部201に保持されている候補パラメータに基づいて、例えば図13に示すような基準プロファイル登録用チャートの出力データをプリンタ部111に出力する。基準プロファイル登録用チャートの出力データを受信したプリンタ部111は、図13に示すような基準プロファイル登録用チャートを印刷する。このとき後述するS412で、ユーザーが線幅パッチ番号を入力するステップがあるため、基準プロファイル登録用チャートの各線幅パッチにはあらかじめ番号を付与しておく。次に、基準プロファイル登録用チャートの各線幅パッチに対して、ステップS111と同様の処理を行う。具体的には、線幅パッチ[1]の補正対象となる細線(例では2ドットライン)に対して、線幅パッチ[2]は1ドットラインを下に100%濃度で付加したものであり、線幅パッチ[3]は上下に1ドットラインずつの計2ドットラインを100%濃度で付加したものである。このように、基準プロファイル登録用チャートは、段階的に太らせ処理を施した線幅パッチから構成されたものであり、実施例1の線幅補正用チャートと同様のものである。
ステップS412において、表示部105は、図14に示すような印刷環境設定項目を表示する。このとき、表示部105は、ユーザーに対して基準プロファイル登録用チャートの何番の線幅パッチを新たなターゲット(基準プロファイル)として追加登録するかメッセージも併せて表示し、ユーザーに線幅パッチ番号の入力を促す。また、操作部106は、ユーザーからの線幅パッチ番号の入力を待ち、入力された線幅パッチ番号を取得する。図14に示す例では、主走査方向と副走査方向の各々に対して、線幅パッチの番号の入力を求めているが、これに限るものではない。
ステップS413において、表示部105は、ステップS112と同様に、ユーザーにステップS411でプリンタ部111から出力された基準プロファイル登録用チャートをスキャナ部107の原稿台に置くように指示し読み取り操作を促す。そして、画像取得部203は、スキャナ部107により読み取ったRGB画像データを取得する。
ステップS414において、輝度抽出部204は、ステップS113と同様に、読み取ったRGB画像データから輝度データを抽出する。
ステップS415において、プロファイル作成部205は、ステップS412で操作部106より取得した線幅パッチ番号に対応する線幅パッチに対して次の処理を行う。具体的には、ステップS114と同様に、X軸方向(またはY軸方向)に走査して各画素の輝度値の総和を求め、画素数で割ることによって平均輝度値を算出する。ここでは主走査と副走査で1つずつの計2パッチが対象となる。
ステップS416において、プロファイル作成部205は、実施例1のステップS115と同様にして、線幅補正用チャートが斜行して読み込まれていないかを判定する。線幅補正用チャートが斜行して読み込まれている場合、表示部105は、線幅補正用チャートの置き位置を調整するように促すメッセージを表示し、ユーザーに再度読み取りを依頼する。そして、再度ステップS413からの処理を実行する。線幅補正用チャートが斜行して読み込まれていない場合、処理はステップS417へ進む。
ステップS417において、プロファイル作成部205は、次の処理を実行する。プロファイル作成部205は、ステップS412で操作部106の取得した線幅パッチ番号に対応する線幅パッチに対して、ステップS415で算出された平均輝度値をY軸方向(副走査方向)のY軸の座標位置ごとにプロットし、線幅プロファイルを生成する。また同様に、ステップS415で算出された平均輝度値をX軸方向(主走査方向)のX軸の座標位置ごとにプロットし、線幅プロファイルを生成する。
ステップS418において、プロファイル選択部206は、ステップS417で作成した線幅プロファイルを新たな基準プロファイルとして、基準プロファイル保持部208に追加登録し、基準プロファイル保持部208はこの新たな基準プロファイルを保持する。これ以降、実施例1で説明した補正処理(キャリブレーション)を行う際には、この新たな基準プロファイルを基準プロファイルとして使用するようにする。なお、元々使用していた基準プロファイルはシステムを初期化し、基準プロファイルをリセットするために、基準プロファイル保持部208に保持したままにしておく。
なお、ステップS411でチャートを出力する際に、表示部105に図17に示すような用紙タイプの入力を促す画面を表示し、該当する用紙で基準プロファイルの作成を行い、ステップS418で用紙タイプ毎に基準プロファイルを登録する構成としてもよい。
また、ステップS418で新たな基準プロファイルを登録する場合、スキャナのMTF値を計測し、このMTF値に対応する基準プロファイルとしてこの新たな基準プロファイルを登録するようにしても良い。
以上、説明したように、本実施例によれば、ユーザーに基準プロファイルの作成及び選択する手段を提供する。これにより、ユーザーが使用している設置状況や用紙に合わせた線幅補正や、補正対象の細線をユーザーの嗜好に沿った任意の線幅に補正することが可能である。
(実施例3)
実施例1では、スキャナの特性(ボケ)を考慮した基準プロファイルをあらかじめ用意しておき、これを用いることで、プリント出力の文字や細線の線幅を一定の状態(設計時の状態)に保つための補正方法について説明した。また、実施例2では、ユーザーに基準プロファイルの作成及び選択する手段を提供し、補正対象の細線をユーザーの嗜好に沿った任意の線幅に補正する方法について説明した。
ところで、用紙に転写した画像の印字特性は、使用する用紙の種類によって異なる。より詳細には、同じ作像条件で画像形成を行った場合でも、使用する用紙の光沢度、厚さ、及び定着特性等が異なるため、用紙上の最終的な画像濃度が異なる。
図15は、各種用紙(再生紙、普通紙、厚紙、光沢紙)の理想濃度特性の一例を示している。同図において、横軸はプリンタ部111が画像形成を行う場合の出力濃度の信号値、縦軸は実際に印字される出力濃度を示している。画像形成装置では、使用する用紙の光沢度や厚さに応じて現像条件や定着条件の制御を実施しているが、上述したように、使用する用紙により濃度特性が異なる。例えば図15に示すように、厚紙や光沢紙を印刷した場合は、普通紙に比べて最高濃度が高くなるが、再生紙を印刷した場合は、普通紙に比べて最高濃度が低くなる傾向がある。また、各用紙の理想濃度特性は、最高濃度に対してリニアかそれに近い濃度特性となることで階調数が最も多く確保され、結果的に高品質な画質を得ることができる。なお、理想濃度特性は、階調数を最も多く確保されるという点では上記のように濃度に対してリニアな特性を理想とするが、明度や色差の識別性に重点を置く場合は明度特性や色差特性がリニアになるような濃度特性を理想とする場合もある。
上記を考慮すると、実施例1において説明した、図6(a)に示す線幅補正用チャートの各線幅パッチをプリントすると、使用する用紙に応じて細線の濃度が異なり、これをスキャナで読み込むと、細線の濃淡に応じてボケの程度も異なってくる。これに鑑みて、本実施例では、異なる用紙種類の用紙であっても厳密な線幅補正を行うことが可能な画像処理装置及び画像処理方法について述べる。本実施例においては、スキャナの特性を考慮した基準プロファイルを用いて線幅補正を行う際に、図15に示すような各種用紙の濃度特性を考慮して、各種用紙に対して厳密な線幅補正を行う。具体的には、基準プロファイル保持部208に、各種用紙毎の基準プロファイルを格納しておき、線幅補正を行う用紙の種類に応じて基準プロファイルを切り替えることにより線幅補正を行う。なお、本実施例の構成は特に断りがない限り実施例1の構成と同様である。
図16は、補正処理部112により実行される実施例3の例示的な処理フローである。本処理はユーザーの指示によって実行がなされるものである。この処理フローは、CPU101が線幅補正処理の指示を、操作部106などを介して取得した場合に実行される。以下では実施例1と同様に、(Black、2ドットライン、100%濃度)の細線に対して主捜査・副走査方向で分けて基準プロファイルを登録する例を説明するが、他の色やライン幅、中間濃度、斜め線に対しても同様の操作を行える。
ステップS511において、表示部105は、図17に示すように、線幅補正を実行する用紙タイプの入力を促す印刷設定項目を表示し、操作部106は、ユーザーから入力された用紙タイプを取得する。
ステップS512において、CPU101は、ステップS511で入力された用紙タイプが画像形成装置の給紙段に入っているかを確認し、用紙がない場合は表示部105に給紙を促すメッセージを表示し終了する。
ステップS513〜ステップS518は実施例1で説明したステップS111〜ステップS116と同様であるので説明は省略する。
ステップS519において、プロファイル選択部206は、基準プロファイル保持部208より、ステップS511で入力された用紙タイプに該当する基準プロファイルを呼び出す。このとき、基準プロファイルは、実施例1と同様に、各種用紙毎に設計時にあらかじめ作成されたものである。例えば、図18に示すように、再生紙で印刷した場合は、普通紙に比べて最高濃度が低くなる傾向があるため、同じ線幅であってもスキャナ部107で読み込んで作成したプロファイルの形状は異なる結果となる。一般的には普通紙に比べて再生紙の方で、コントラスト(輝度値の範囲)が小さくなる傾向ある。
ステップS520〜ステップS522は実施例1で説明したステップS118〜ステップS120と同様であるので説明は省略する。
ステップS523において、補正量設定部207は、補正値保存部406のステップS511で入力された用紙タイプに対応するレジスタに補正パラメータを設定する。なお、各種用紙毎に補正パラメータを設定するレジスタが用意されている。
以上説明したように、本実施例によれば、線幅補正を行う用紙の種類に応じて基準プロファイルを切り替えることにより、各種用紙に対して厳密な線幅補正を行うことが可能である。なお、実施例2のように基準プロファイルをユーザーが設定できるような構成をさらにとっていても良い。
また、本実施例では、各用紙種類における1つの線幅の細線に対して用意される基準プロファイルは1つであったが、スキャナ部107のMTF特性を考慮して複数用意しておいても良い。つまり、MTF値の範囲に応じた基準プロファイルを複数保持しておき、公知の技術を用いて定期的あるいは任意のタイミングでスキャナ部107のMTF値をチェックし、その結果に応じて基準プロファイルを切り替える構成としてもよい。一例としては、あらかじめ用紙種類毎に基準プロファイルを2種類保持しておき、MTFが40%〜55%の範囲である場合は基準プロファイル1を使用し、MTFが56%〜70%の範囲である場合は基準プロファイル2を使用する等である。これにより、特定の環境や耐久が進んだスキャナ部107において、画像を読み込んだ際のボケの程度が変化した場合でも、補正の基準を正して実行することが可能となる。
(他の実施例)
以上説明した実施例において、補正対象の画像中の線の線幅に関わらず同一のパラメータによって、線幅補正が行われていた。しかし、補正対象の画像に対して、各画像の線幅を検出して検出された線幅に対応した個々の補正パラメータを用いて線幅補正を行う構成にしても良い。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。その処理は、上述した実施例の機能を実現させるソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
201 チャート保持部
202 チャート出力部
203 画像取得部
204 輝度抽出部
205 プロファイル作成部
206 プロファイル選択部
207 補正量設定部
208 基準プロファイル保持部
405 補正値保持部

Claims (14)

  1. 線幅補正に用いる補正パラメータを複数の候補パラメータの中から決定する画像処理装置であって、
    前記複数の候補パラメータの各々で線幅補正された複数の直線がそれぞれ線幅パッチとして印字された線幅チャートを出力する出力手段と、
    前記出力手段で出力された線幅チャートを読み取って、前記線幅パッチそれぞれの画像を取得する読取手段と、
    前記読取手段で取得された前記線幅パッチの画像を構成する各画素の画素値を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得された画素値の分布を線幅プロファイルとして前記線幅パッチごとに作成する作成手段と、
    所定の線幅に対応する基準プロファイルを保持する保持手段と、
    前記作成手段で作成される各線幅プロファイルと前記保持手段で保持される基準プロファイルとの比較に基づいて、前記複数の候補パラメータの中から前記補正パラメータを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記作成手段は、前記線幅パッチの画像に属し、且つ、当該線幅パッチとして印字された直線の伸展方向と平行な複数の画素列に対して、前記取得手段で取得された画素値に基づいて前記画素列ごとに求めた指標値を用いて前記線幅プロファイルを作成し、
    前記決定手段は、前記線幅プロファイルを構成する前記複数の画素列それぞれに対して求めた指標値と前記基準プロファイルを構成する複数の指標値とを比較することにより、前記補正パラメータを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記作成手段は、前記画素列を構成する複数の画素の画素値であって前記取得手段で取得された画素値を平均して前記画素列ごとに平均画素値を求め、当該平均画素値を前記線幅プロファイルの有する指標値とすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記決定手段は、前記線幅プロファイルそれぞれに対して、当該線幅プロファイルを構成する前記複数の画素列それぞれに対して求めた指標値および前記基準プロファイルを構成する複数の指標値の累積差分を計算し、当該累積差分が最小となる線幅プロファイルに対応する前記候補パラメータを前記補正パラメータとして決定することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記保持手段は、ユーザーの指示に従い、前記作成手段で作成された線幅プロファイルを、前記決定手段での比較に用いる前記基準プロファイルとして保持することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記保持手段は、複数の読取特性それぞれの前記基準プロファイルを保持し、
    前記決定手段は、前記直線の画像を取得した前記読取手段の読取特性に対応した前記基準プロファイルを当該複数の基準プロファイルから選択し、当該選択された基準プロファイルと前記作成手段で作成された線幅プロファイルとを比較することで前記補正パラメータを決定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記保持手段は、前記線幅補正の対象画像を印字する用紙の複数の種類それぞれの前記基準プロファイルを保持し、
    前記決定手段は、前記対象画像を印字する用紙の種類に対応した前記基準プロファイルを当該複数の基準プロファイルから選択し、当該選択された基準プロファイルと前記作成手段で作成された線幅プロファイルとを比較することで前記補正パラメータを決定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. ユーザーにメッセージを表示する表示手段をさらに有し、
    前記作成手段は、前記読取手段で読み取られる前記線幅チャートの斜行量を取得し、当該斜行量が所定の閾値以上の場合、前記線幅チャートの前記読取手段による読み取り直しメッセージを表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記取得手段は、前記画素の輝度値を前記画素値として取得することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記補正パラメータは、色、方向、線幅、濃度の調整項目を有していることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記補正パラメータは、前記対象画像の有する画像の属性ごとに異なることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像処理装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載の各手段は、階調補正処理の実行時に機能することを特徴とする画像処理装置。
  13. 線幅補正に用いる補正パラメータを複数の候補パラメータの中から決定する画像処理方法であって、
    出力手段が、前記複数の候補パラメータの各々で線幅補正された複数の直線がそれぞれ線幅パッチとして印字された線幅チャートを出力する出力工程と、
    読取手段が、前記出力工程で出力された線幅チャートを読み取って、前記線幅パッチそれぞれの画像を取得する読取工程と、
    取得手段が、前記読取工程で取得された前記線幅パッチの画像を構成する各画素の画素値を取得する取得工程と、
    作成手段が、前記取得工程で取得された画素値の分布を線幅プロファイルとして前記線幅パッチごとに作成する作成工程と、
    決定手段が、前記作成工程で作成される各線幅プロファイルと所定の線幅に対応する基準プロファイルとの比較に基づいて、前記複数の候補パラメータの中から前記補正パラメータを決定する決定工程と、
    を有する画像処理方法。
  14. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の各手段として、コンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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