JP2020067674A - 事業者用報酬支払情報処理装置及び報酬支払情報管理プログラム - Google Patents

事業者用報酬支払情報処理装置及び報酬支払情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】短期就業者に対する報酬の支払手続を実行する事業者用報酬支払情報処理装置等を提供する。【解決手段】事業者用報酬支払情報処理装置は、短期就業者に対する報酬支払機能を有する管理サーバにネットワークを介して接続される装置であって、当該装置は、短期就業者が就業を開始する時及び就業を終了する時のいずれか一方又は両方において、短期就業者が携帯する端末装置を通じて、報酬の支払に必要な情報を短期就業者が就業する度毎に受領する手段と、受領した報酬の支払に必要な情報を記憶する第1の記憶領域と、当該情報を受領した時間情報に基づく勤務実績情報を記憶する第2の記憶領域と、管理サーバとネットワークで接続され、情報の授受を行う通信インターフェース装置と、を備え、短期就業者の一の就業が終了する度毎に、第1及び第2の記憶領域に記憶された情報を管理サーバに送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、短期就業者に対する報酬の支払手続を実行する事業者用報酬支払情報処理装置及び報酬支払情報管理プログラムに関する。
近年、就業者のライフスタイルや就労意識の多様化に伴い、柔軟な働き方の一形態として、1日単位の就労・雇用のニーズが高まりつつある。
短期就業者に対する報酬の支払については、即日の手渡し又は就業者が指定する金融機関口座への振込による方法が一般的に広く行われている。
しかしながら、これらの報酬支払方法は事業者が一方的にいずれか一方を設定するのが通例であり、就業者側の報酬受領手段が限定されていること、また、金融機関口座への振込の場合は、事前に就業者の口座番号を事業者に書面等で伝達が必要で手間がかかることもあり、特に短期就業者にとって必ずしも利便なものとはなっていない。
また、事業者側でも、短期就業者の口座番号の管理が必要となるが、情報セキュリティを取り巻く環境も急速に変化する中、日々変動する短期就業者の口座番号を安全に管理するための環境構築に要するコストは小さくない。
関連する公知技術として、報酬支払システムであって、従業員が報酬支払形態を指定できるとともに、報酬をリアルタイムに支払うものが知られている。このシステムでは、報酬支払装置に記憶している報酬支払形態及びその優先順位に従って支払処理を実行することができる(特許文献1)。
また、就業者が既に働いた分の賃金について、自らの口座に賃金振込の指示を行うことで、雇用者口座又は見かけ上、雇用者口座となる代行者口座から希望する日時に賃金の振込みを行うことができる賃金支払システムが知られている(特許文献2)。
特開2008−304977号公報
特開2009−59251号公報
上述の特許文献1から特許文献2までに開示された報酬支払システムでは、日々の就業のたびに異なる報酬支払方法を当該短期就業者が任意に選択することは不可能である。
また、短期就業者を活用する場合、事業者(雇用者)側で、短期就業者の銀行口座番号などを管理し、日々直接手渡し又は口座振込みを行わなければならず、小口現金管理や報酬支払手続などの相応の事務負担が必要となる。
本発明は、これらの事情に鑑みて創案されたものであり、短期就業者が就業の都度、報酬支払方法を選択する手段を備え、事業者が報酬振込先である就業者の口座情報の管理を不要とするとともに、短期就業者の勤怠管理と報酬支払を一体的に実施可能な構成とすることにより、短期就業に係る管理業務の軽減を図り、柔軟な就労・雇用形態の普及を目的とするものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の事業者用報酬支払情報処理装置は、少なくとも短期就業者に対する報酬支払機能を有する管理サーバにネットワークを介して接続され、前記短期就業者の労働力の提供を受ける事業者が操作する事業者用報酬支払情報処理装置であって、前記事業者用報酬支払情報処理装置は、少なくても前記短期就業者が就業を開始する時及び就業を終了する時のいずれか一方又は両方において、前記短期就業者が携帯する端末装置を通じて、少なくても前記短期就業者を特定する情報、前記事業者と前記短期就業者との間で締結した契約を特定する情報及び前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報を含む報酬の支払に必要な情報を前記短期就業者が就業する度毎に受領する手段と、前記短期就業者が携帯する端末装置を通じて受領した前記報酬の支払に必要な情報を記憶する第1の記憶領域と、当該情報を受領した時間情報に基づく勤務実績情報を記憶する第2の記憶領域と、前記管理サーバとネットワークで接続され、情報の授受を行う通信インターフェース装置とを備え、前記短期就業者の一の就業が終了する度毎に、前記通信インターフェース装置を通じて前記第1及び第2の記憶領域に記憶された情報を前記管理サーバに送信することを特徴とする。
また、前記受領手段は、前記短期就業者を特定する情報、前記事業者と前記短期就業者との間で締結した契約を特定する情報及び前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報を含む報酬の支払に必要な情報について、前記短期就業者が携帯する端末装置に表示された当該情報が含まれた二次元バーコードを読み取る二次元バーコード読取手段より構成されていることを一つの特徴とする。
また、前記情報処理装置は、前記事業者が前記短期就業者に報酬を支払うために必要な事業者が対応する単一又は複数の報酬支払方法に関する情報を記憶する第3の記憶領域をさらに備え、前記通信インターフェース装置を通じて第3の記憶領域に記憶された情報を前記管理サーバに送信することを一つの特徴とする。
また、前記情報処理装置は、前記通信インターフェース装置を通じて前記第1及び第2の記憶領域に記憶された情報を前記管理サーバに送信した後、前記通信インターフェース装置を通じて前記短期就業者への支払情報及び支払方法に関する情報を含む報酬支払明細を前記管理サーバより受領するとともに、
前記事業者の操作による支払を承認する情報を前記通信インターフェース装置を通じて前記管理サーバに送信した後に、前記第1の記憶領域に記憶された前記報酬の支払に必要な情報のうち、少なくても前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報を消去するように構成されることを一つの特徴とする。
また、前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報は、事業者が対応する単一又は複数の報酬支払方法から、前記短期就業者が一の就業が終了する度毎に、任意に選択したものを受領することを一つの特徴とする。
さらに、本発明の報酬支払情報管理プログラムは、の少なくとも短期就業者に対する報酬支払機能を有する管理サーバにネットワークを介して接続され、前記短期就業者が携帯する端末装置に表示された情報を読み取る機能と、前記情報を記憶する複数の記憶領域と、前記管理サーバとネットワークで接続され情報の授受を行う通信インターフェース装置と、を備えた事業者用報酬支払情報処理装置のコンピュータに、少なくても前記短期就業者が就業を開始する時及び就業を終了する時のいずれか一方又は両方において、前記短期就業者が携帯する端末装置に表示された、前記短期就業者を特定する情報、前記事業者と前記短期就業者との間で締結した契約を特定する情報及び前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報を含む報酬の支払に必要な情報を読み取る第1の手順と、前記手順において読み取られた前記報酬の支払に必要な情報を前記複数の記憶領域のうちの第1の記憶領域に記憶する第2の手順と、前記第1の手順で情報読み取った時間情報に基づく勤務実績情報を前記複数の記憶領域のうちの第2の記憶領域に記憶する第3の手順と、前記短期就業者の一の就業が終了する度毎に、前記通信インターフェース装置を通じて前記第1及び第2の記憶領域に記憶された情報を前記管理サーバに送信する第4の手順支払を実行させることを特徴とする。
また、前記報酬支払情報管理プログラムは、前記第4の手順において、前記通信インターフェース装置を通じて前記第1及び第2の記憶領域に記憶された情報を管理サーバへの送信完了後に少なくても前記第1の記憶領域に記憶された前記報酬の支払に必要な情報のうち、少なくても前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報を消去する第5の手順を実行させることを一つの特徴とする。
本発明は、短期就業者が、就業先の報酬支払方法に応じて、就業の度に報酬の振込先を選択できるようにすることで、報酬受け取り方法の選択肢が広がる等利便性が向上する。
また、事業者においては、短期就業者に対する報酬支払のための小口現金、銀行口座等の管理及び日々支払業務が不要となるほか、就業時間管理も一括で行えるようになり、総じて雇用管理の事務負担が大きく軽減される。
本発明の実施形態における報酬支払システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態における就業者端末のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施形態における事業者用報酬支払情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施形態における管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。 就業者端末における金融機関等口座情報登録の実施例を示すフローチャートである。 事業者用報酬支払情報処理装置における金融機関等口座情報登録の実施例を示すフローチャートである。 管理サーバにおける事業者の金融機関等口座情報登録の実施例を示すフローチャートである。 就業者端末における就業前から報酬振込までの一連の手続に関する実施例を示すフローチャートの前半部分である。 就業者端末における就業前から報酬振込までの一連の手続に関する実施例を示すフローチャートの後半部分である。 事業者用報酬支払情報処理装置における就業前から報酬振込までの一連の手続に関する実施例を示すフローチャートの前半部分である。 事業者用報酬支払情報処理装置における就業前から報酬振込までの一連の手続に関する実施例を示すフローチャートの後半部分である。 管理サーバにおける就業後から報酬振込までの一連の手続に関する実施例を示すフローチャートの前半部分である。 管理サーバにおける就業後から報酬振込までの一連の手続に関する実施例を示すフローチャートの後半部分である。 就業者端末における登録済の報酬入金先から選択する設定画面の表示例を示す図である。 就業者端末の勤務終了確認時の画面表示例を示す図である。 就業者端末における二次元バーコード生成時の画面表示例を示す図である。 事業者用報酬支払情報処理装置で就業者端末に表示された二次元バーコードを読み取りする際の画面表示例を示す図である。 事業者用報酬支払情報処理装置から給与振込を確定する際の画面表示例を示す図である。 就業者端末に給与振込明細が通知された際の画面表示例を示す図である。 事業者用報酬支払情報処理装置に給与振込完了の通知が行われた際の画面表示例を示す図である。 就業者端末に給与振込完了の通知が行われた際の画面表示例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施するための形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態における報酬支払システムの構成例を示す図である。
図1に示す報酬支払システムは、通信ネットワーク1を介して、就業者端末10、事業者用報酬支払情報処理装置20、管理サーバ30及び資金等の送金・決済を業として行う者のサーバから構成される。なお、上述の通信ネットワーク1は、LAN又はインターネット、専用線等を指し、無線又は有線の別を問わない。
資金等の送金・決済を業として行う者には、銀行、信用金庫等の金融機関40のほか、例えば、ポイント管理会社41、電子マネー管理会社42、仮想通貨管理会社43などを含むものであっても良い。また、金融機関がポイント、電子マネー及び仮想通貨の送金・決済手段を有する等、同一機関のサーバが複数の送金・決済手段を備えていても良い。
現行法において、雇用による就業形態の報酬は、原則として現金又は事業者が管理する自らの金融機関の口座からの現金振込みにより支払うものとされているが、雇用によらない就業形態、例えばボランティアの報酬については、ポイント等の法令で定める通貨(現金)以外でその対価を支払うことも可能である。
なお、本実施例では、雇用による就業形態に限ることなく、同一の者が時と場所によって異なる形態で就業を行い、それぞれ異なる方法によりその対価となる報酬を受け取ることを想定し、銀行口座払いのみならず、多様な報酬支払方法を例に説明する。
就業者端末10は、就業者が利用するスマートフォン、タブレット等の端末である。本実施例において、就業者とは、比較的短い期間で就業を行い、その対価として報酬を受領する者をいい、就業の契約形態を問わない。したがって、雇用契約による就業のほか、業務委託契約や請負契約による契約形態、インターンやボランティアによる就業も含まれる。また、契約主体も個人である必要はなく、法人であってもよい。
事業者用報酬支払情報処理装置20は、事業者が利用するスマートフォン、タブレット等の端末装置である。本実施例において事業者とは、自己のために他者による一定の労働力の提供を受け、その対価として報酬を支払う者をいい、労働力の提供を受けるための契約形態は問わない。前述と同様に、雇用契約以外の契約形態も含まれる。また、契約主体も法人又は個人であっても良い。
管理サーバ30は、事業者から就業者に対する報酬支払情報の管理及びその報酬計算の基礎となる勤務実績を管理するコンピュータであり、記憶装置を備え、必要なデータを格納する。なお、サーバ装置を自社で保有して設置する方法のほか、外部からレンタルする方法や、インターネットや専用線を通じて遠隔地にあるサーバ装置を利用する方法のいずれであっても良い。
同サーバの構成については、負荷分散による処理能力向上やデータベースセキュリティの向上を図るため、Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバで機能別に2層ないし3層で構成しても良い。また、同一の機能を提供する複数台のサーバを備える構成であっても良い。
次に、報酬支払システムを構成する就業者端末10、事業者用報酬支払情報処理装置20、及び管理サーバのハードウェア構成について、順に説明する。
図2は、本発明の実施形態における就業者端末のハードウェア構成例を示す図である。就業者端末は、スマートフォン、タブレット等の端末である。就業者端末は、通信インターフェース装置11、プロセッサ(CPU)12、主記憶装置13、表示装置14、入力装置15、出力装置16及び補助記憶装置17を有する。それらの装置が共通バス18によって接続されている。
通信インターフェース装置11は、通信ネットワーク1に接続するためのインターフォースである。
主記憶装置13は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置17からプログラムを読み出して格納する。プロセッサ(CPU)12は、主記憶装置13に格納したプログラムに従って、各種機能を実現する。
例えば、表示装置14は、図14から図21までにおいて後述するような画面構成を有し、当該画面に直接触れることにより、操作が可能な入力装置15が設けられ、いわゆる、タッチパネルを構成する。なお、タッチパネルは、表示装置14にタッチ操作検出用のセンサを備えた入力装置15に関する公知技術によって実現可能であるが、これに限定されない。
また、入力装置15には、タッチパネルのほか、音声情報を入力するマイク装置や画像情報を入力するカメラ装置が含まれる。
出力装置は、イヤホン、プリンタ等で処理結果を外部に出力する装置である。なお、入力装置15及び出力装置16は、就業者端末に内蔵されている装置のほか、近距離無線規格により外部にある他の装置から接続する端末構成も考えられる。近距離無線規格には、例えば、Bluetooth(登録商標)などがある。
就業者端末の補助記憶装置17には、プロセッサ(CPU)12が動作するためのプログラムが格納されるほか、就業者を一意に識別するためのIDを含む就業者特定情報データベース17a、管理サーバで管理される就業者と事業者との間で締結された契約情報を一意に識別するためのIDを含む雇用契約等識別情報データベース17b、就業者の報酬振込先等の情報を含むが金融機関等口座情報データベース17c、各種情報を二次元バーコードに変換するための二次元バーコード生成プログラム17dが含まれている。二次元バーコードとしては、例えば、QRコード(登録商標)などがある。
図3は、本発明の実施形態における事業者用報酬支払情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。事業者用報酬支払情報処理装置は、スマートフォン、タブレット等の端末である。事業者用報酬支払情報処理装置は、通信インターフェース装置21、プロセッサ(CPU)22、主記憶装置23、表示装置24、入力装置25、出力装置26及び補助記憶装置27を有する。それらの装置が共通バス28によって接続されている。
本実施例における事業者用報酬支払情報処理装置は、補助記憶装置27を除き、就業者端末と同様の構成となっているが、異なる構成であっても良い。例えば、入力装置25として、二次元バーコードを読み取り機能に特化した専用リーダーを追加する構成も考えられる。また、デスクトップ、ノートPC等の端末であってもよい。
事業者用報酬支払情報処理装置の補助記憶装置27には、プロセッサ(CPU)22が動作するためのプログラムが格納されるほか、本発明である報酬支払情報管理プログラム(図示しない)が含まれている。後述の図示するプログラムとともに就業者端末の二次元バーコード情報を読み取り、当該情報の記憶・削除、外部の管理サーバとの情報授受の実行を構成している。
図3に示すとおり、補助記憶装置27には、就業者の実際の就業時間などの勤務実績情報データベース27a、就業者の勤務評価記録を含む勤務評価情報データベース27b、就業者端末の二次元バーコード生成プログラム17aで生成された二次元バーコードを端末に内蔵された入力装置(カメラ)25により読み取る機能を有する二次元バーコード読取プログラム27c、就業者に対する報酬支払の承認指示を行うための報酬支払承認指示プログラム27dが含まれている。
また、就業に先立って事業者が人材紹介事業者の運営するマッチングサービスを利用した場合に、就業者への報酬支払と同時に人材紹介事業者に対する紹介手数料の支払指示を出すための紹介手数料支払承認指示プログラム28eが含まれている。
図4は、本発明の実施形態における管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。管理サーバは、事業者が報酬額の計算等の支払に関する事務を第三者に委託した場合において、当該事務の受託者が管理するサーバである。なお、当該受託者は報酬支払に関する事務のほか、前述の人材紹介事業を行うものであっても良い。前述の人材マッチングシステムと連携して求人情報項目の内容や雇用契約書において合意した雇用条件を活用して、報酬額の計算を行う構成も考えられる。
管理サーバは、通信インターフェース装置31、プロセッサ(CPU)32、主記憶装置33、表示装置34、入力装置35、出力装置36及び補助記憶装置37を有する。それらの装置が共通バス38によって接続されている。管理サーバの構成のうち、通信インターフェース装置31、プロセッサ(CPU)32、主記憶装置33、表示装置34、入力装置35、出力装置36及び共通バス38については、前述の就業者端末及び事業者用報酬支払情報処理装置の構成と同様である。
そのため、ここでは構成が異なる補助記憶装置37について説明する。管理サーバで処理を実現するプログラムは、補助記憶装置37に記憶される。補助記憶装置37は、同プログラムを格納するとともに、必要なファイルやデータを格納する。
補助記憶装置37には、就業時間や報酬額等の契約内容を含む契約情報データベース37a、就業者の実就業時間等の勤務実績情報及び就業者の勤務評価情報を含む勤怠管理情報データベース37b、報酬の振込元(出金元)となる事業者の金融機関等口座情報データベース37c、就業当日に就業する者の同一性を確認するための就業者本人認証プログラム37d、契約内容や実就業時間を基に報酬額を計算するための報酬計算プログラム37e、確定した報酬額を就業者の希望する口座等に送金するために必要な情報を生成する報酬支払関連情報生成プログラム37f及び事業者の承認指示を受けて、人材紹介事業者に対する紹介手数料の支払に必要な情報を生成する紹介手数料支払関連情報生成プログラム37gが格納されている。
なお、事業者の金融機関等口座情報データベース37の口座情報には、銀行口座番号だけでなく、金品と換価が可能なポイントや電子マネー、仮想通貨のアカウントに関する情報を含むものであっても良い。
図5は、就業者端末10における金融機関等口座情報登録の実施例を示すフローチャートである。ここで、「金融機関等口座情報」とは、金融機関の預金口座に限らず、上述のポイント、電子マネー、仮想通貨のアカウントを含み、就業者個人ごとに金銭等の記録や計算が可能な場所(口座、アカウント等)に関する情報をいう。
初めに、就業者が本システムを利用するためには、就業者端末10にアプリケーションをダウンロードする必要がある。当該アプリケーションは、通信ネットワーク1を通じて、管理サーバ30又は図示しない他のサーバからアプリケーションをダウンロードして端末内の補助記憶装置の図示しない保存領域に保存することが可能である。
就業者が就業者端末10に保存されたアプリケーションを起動すると(101)、表示装置14に希望する報酬の受取先(報酬振込先)の設定画面が表示される。就業者は金融機関等口座情報を入力することができる(102)。
同画面で所要の設定項目を入力が完了した段階で、登録ボタンを押下することにより(103)、就業者端末の補助記憶装置17にある就業者の金融機関等口座情報データベース17cに金融機関等口座情報を記憶する(104)。また、追加で他の振込先を登録する場合は、再度、前述の設定画面に戻り金融機関等口座情報を登録することも可能である(105)。なお、追加振込先の登録は随時設定可能とする構成が望ましい。
金融機関等口座情報を入力した後、振込先の設定画面から、入力済の単一又は複数の金融機関等口座情報の中から、現在希望する振込先を選択し、登録ボタンを押下することにより(106)、現在の希望振込先を設定(デフォルト設定)することができる(107)。なお、就業の都度、就業先の事業者が対応する報酬支払方法から選択する場合の設定方法については後述する。
次に、図6の事業者用報酬支払情報処理装置20における金融機関等口座情報登録の実施例を示すフローチャートについて説明する。事業者が本システムを利用するためには、スマートフォンやタブレット等の事業者用報酬支払情報処理装置20にアプリケーションをダウンロードして操作する方法と、デスクトップ、ノートPCなどからWebサーバを介してアプリケーションを操作する方法の2通りが考えられるが、本実施例では前者のスマートフォン又はタブレットによる端末構成を前提として説明する。前述のアプリケーションは、通信ネットワーク1を通じて、管理サーバ30又は図示しない他のサーバからアプリケーションをダウンロードして端末内の補助記憶装置の図示しない保存領域に保存することが可能である。
事業者用報酬支払情報処理装置20に保存されたアプリケーションを起動すると(201)、表示装置14に希望する報酬振込元となる金融機関等口座情報の設定画面が表示される。事業者はこの画面から金融機関等口座情報を入力することができる(202)。
同画面で所要の設定項目を入力が完了した段階で、登録ボタンを押下することにより(203)、事業者が入力した金融機関等口座情報が、補助記憶装置27の図示しない記憶領域に記憶すると同時に管理サーバに送信が行われる(204)。なお、補助記憶装置27の図示しない記憶領域に記憶された金融機関等口座情報は、一定期間経過後に削除しても良い。
図7は、管理サーバにおける事業者の金融機関等口座情報登録の実施例を示すフローチャートである。管理サーバ30は、前述の204のステップで、事業者用報酬支払情報処理装置20から事業者が入力した金融機関等口座情報を受領する(301)。
同情報を受領した後、当該事業者の金融機関等口座情報を管理サーバの補助記憶装置37にある事業者の金融機関等口座情報データベース37cに登録する(302)。
図8及び図9は、就業者端末における就業前から報酬振込までの画面一連の手続に関する実施例を示すフローチャートの前半部分及び後半部分である。就業者は本システムを利用するために、前述の手順でサーバからダウンロードしたアプリケーションを就業者端末の補助記憶装置17に保存し、当該アプリケーションの起動操作を行う(111)。
当該アプリケーションは、勤怠打刻機能を備えており、具体的には、始業及び終業時刻並びに休憩時間を打刻し、実際の就業時間を計算する機能を有している。また、この勤怠打刻機能は、就業者及び事業者の設定により任意に有効又は無効の切換設定が可能である(112)。なお、勤怠打刻機能は、管理サーバ30とデータ連携することが可能であり、就業時間管理のほか、報酬額計算の基礎データとして利用することができる。
例えば、予め管理サーバ30に就業者の時間給を登録しておき、後述の方法により二次元バーコードで読取りを行った時刻、すなわち開始時刻と終業時刻の差から、所定の休憩時間を除いた時間を一日の就業時間とし、当該就業時間に時間給を乗じて報酬額を計算する方法がある。
勤怠打刻機能を有効とした場合は、就業者は勤務開始前にアプリケーションの二次元バーコード作成画面で二次元バーコード作成ボタンを押下する(113)。当該操作により、就業者端末10は、補助記憶装置17に記憶されている二次元バーコード生成プログラムを読み出し、就業者特定情報データベース17a及び雇用契約等識別情報データベース17bに基づき、二次元バーコードを作成し(114)、就業者端末の画面に表示する(115)。なお、雇用契約等識別情報のデータベースについては、管理サーバ30に記憶し、就業者端末で二次元バーコードを生成する際に管理サーバ30から取得する構成であっても良い。
また、雇用契約等識別情報について補足すると、当該システムにおいては、管理サーバを介して就業者及び事業者間の就業を目的とする契約の締結する機能を付加した構成も可能である。この場合において、管理サーバは、就業者と事業者との間で締結された契約情報を一意に識別するためのIDを発行するが、当該IDを雇用契約等識別情報の一部として、就業者端末の雇用契約等識別情報データベースに記憶するものである。
就業者端末10の画面に表示された二次元バーコードを、事業所備付けの二次元バーコードリーダー等の端末又は事業者のスマートフォン等カメラ読み取り位置に提示することで、就業開始の打刻が行われる(116)。
一方、勤怠記録機能を無効とした場合は、就業開始時の二次元バーコード作成操作及び提示は省略することができる(112)。この場合、就業者は勤務開始前の打刻は行う必要はないが、勤務終了後のタイミングでアプリケーションの二次元バーコード作成画面で二次元バーコード作成ボタンを押下する(117)。
就業者が勤務終了後に設定画面から二次元バーコード作成ボタンを押下すると(117)、就業者端末10は、補助記憶装置17に記憶されている二次元バーコード生成プログラムが読み出し、就業者特定情報データベース17a雇用契約等識別情報データベース17b及び就業者の金融機関等口座情報データベース17cに記憶された金融機関等口座情報に基づき、二次元バーコードを生成し(118)、就業者端末の表示装置に表示する(119)。
就業者端末10の画面に表示された当該二次元バーコードを事業所備付けの二次元バーコードリーダー又は事業者用報酬支払情報処理装置20のカメラ読み取り位置に提示する(120)。その後、事業者用報酬支払情報処理装置20を通じて管理サーバ30において所要の処理が行われ、管理サーバから報酬明細情報及び報酬振込処理結果を受信する(121)。
図10及び図11は、事業者用報酬支払情報処理装置20における就業前から報酬振込までの一連の手続に関する実施例を示すフローチャートの前半部分及び後半部分である。本実施例では、スマートフォン又はタブレット端末による構成を想定して説明する。事業者は本システムを利用するために、前述の手順でサーバからダウンロードしたアプリケーションを事業者用報酬支払情報処理装置の補助記憶装置27に保存し、当該アプリケーションの起動操作を行う(211)。
勤怠打刻機能を有効とした場合を説明する。事業者は、就業者の勤務開始前に二次元バーコード読取設定画面で二次元バーコード読み取りボタンを押下する(213)。当該操作により、事業者用報酬支払情報処理装置20は、補助記憶装置27に記憶されている二次元バーコード読取プログラムを読み出し、二次元バーコードを読み取るための入力装置(端末搭載カメラ)25を起動する。
事業者用報酬支払情報処理装置20は、就業者端末画面に表示された二次元バーコードを入力装置(端末搭載カメラ)25で読み取った時刻を勤務開始時刻又は出社時刻とし、勤務実績情報データベース27aに記憶する(215)。
一方、勤怠記録機能を無効とした場合においては、就業開始時の二次元バーコード読み取り操作は省略することができ、勤務実績データベースへの登録も行われない(212)。この場合、就業者の勤務開始前の読み取り操作を行う必要はないが、後述のとおり勤務終了後のタイミングでアプリケーションの二次元バーコード作成画面で二次元バーコード読取りボタンを押下する(216)。
就業者が所定の勤務が終了した後、再度二次元バーコードの読取設定画面で二次元バーコード読取ボタンを押下すると(216)、事業者用報酬支払情報処理装置20は、補助記憶装置27に記憶されている二次元バーコード読取プログラムを再度読み出し、二次元バーコードを読み取るための入力装置(端末搭載カメラ)25を起動する。そして、就業者端末10の画面に表示された二次元バーコードを事業者用報酬支払情報処理装置の入力装置(端末搭載カメラ)25で読み取りを行う(217)。
ここで、勤怠打刻機能を有効とした場合、事業者用報酬支払情報処理装置20は、就業者端末画面に表示された二次元バーコードを入力装置(端末搭載カメラ)25で読み取った時刻を勤務終了時刻又は退社時刻とし、勤務実績情報データベース27aに記憶する(219)。
一方、勤怠打刻機能を無効とした場合においては、事業者は、事業者用報酬支払情報処理装置20の入力装置(タッチパネル等)25を使用して、就業者の勤務開始時刻又は出社時刻及び勤務終了時刻又は退社時刻をそれぞれ入力し、勤務実績情報データベースに27aに記憶する(220)。
また、事業者用報酬支払情報処理装置20は、ステップ217で読み取った二次元バーコードから、就業者特定情報、雇用契約等識別情報及び就業者の報酬振込先情報を取得する(221)。なお、これら取得した各種情報を事業者用報酬支払情報処理装置20の画面に確認的に表示しても良い。
続けて、事業者用報酬支払情報処理装置20において、事業者が就業者の勤務評価情報を入力し、勤務評価情報データベース27bに記憶する。なお、本ステップは本発明に必ずしも必要なものではなく、省略することも可能である(222)。
次に、事業者用報酬支払情報処理装置20は、就業者端末10が表示する二次元バーコードから取得した就業者特定情報、雇用契約等識別情報及び就業者の報酬振込先情報並びに勤務実績情報データベース27a及び勤務評価情報データベース27bに記憶されている各々の情報を管理サーバ30に送信する(223)なお、就業者特定情報、雇用契約等識別情報及び就業者の報酬振込先情報の3つの情報については、キャッシュなどで一時的にデータ保存することは可能であるが、個人情報管理の観点から、補助記憶装置のデータベースに長期保存せずに、管理サーバ30へ直ちに送信する構成が望ましい。
送信後、管理サーバ30において就業者本人の同一性認証が行われ(224)、本人の同一性が確認された場合、事業者用報酬支払情報処理装置20は、管理サーバ30から報酬明細情報を受信し、受信した報酬明細情報を端末画面に表示する(226)。一方、本人の同一性が確認できない場合、事業者用報酬支払情報処理装置20は、本人確認不能の結果を受信し、受信した結果を端末画面に表示する(225)。
管理サーバから受信した報酬明細情報に入力誤りがある場合は、端末画面の報酬額の修正ボタンを押下することで(228)、就業者の勤務実績入力画面に戻り、修正入力することができる。報酬明細情報に入力誤りがない場合は、端末画面の報酬額の確定ボタンを押下する(229)。
報酬額の確定ボタンを押下する操作により、事業者用報酬支払情報処理装置20は、補助記憶装置27に記憶されている報酬支払承認指示プログラム27d及び紹介手数料支払承認指示プログラムを読み出し、管理サーバ30に対し、本件就業に係る報酬額及び紹介手数料の確定処理要求を行うとともに、銀行振込等による決済要求(支払指示)を送信する(230)。
なお、銀行振込等の決済要求には、金融機関への決済要求のほか、ポイント管理会社へのポイント付与要求、電子マネー・仮想通貨管理会社への決済(送金)要求等の異なる口座間の決済要求を含むものであってよい。紹介手数料の確定処理については、管理サーバ30における処理の説明の中で詳述する。
上記の要求を管理サーバ30へ送信後、221のステップにおいて二次元バーコードから読み取った情報のうち、事業者用報酬支払情報処理装置20の補助記憶装置27に一時的に保存されている(図示しない)就業者への振込先情報である口座番号などの報酬支払情報を削除する(231)。なお、本実施例では、報酬支払情報のみ削除するものとしているが、就業者特定情報及び雇用契約等識別情報も同時に削除しても良い。
その後、事業者用報酬支払情報処理装置20は、管理サーバ30を通じて金融機関等から銀行振込等決済結果を受信し、画面に表示する方法により事業者はその内容を確認することが可能となる(232)。なお、当該結果内容については、情報セキュリティ向上の観点から事業者用報酬支払情報処理装置20に長期間保管せず、一定期間で削除する構成が望ましい。
図12及び図13は、管理サーバにおける就業後から報酬振込までの一連の手続に関する実施例を示すフローチャートの前半部分及び後半部分である。管理サーバ30は、事業者用報酬支払情報処理装置20から、就業者端末10が表示する二次元バーコードを読み取り、取得した就業者特定情報、雇用契約識別情報及び就業者の報酬振込先口座情報並びに勤務実績及び勤務評価情報を受領する(311)。受領した勤務実績及び勤務評価情報は、補助記憶装置37にある勤怠管理情報データベース37bに記憶する。
その後、管理サーバ30は、就業者本人の同一性認証処理として、補助記憶装置37に記憶されている就業者本人認証プログラム37dを読み出し、受領した情報のうち、就業者特定情報及び雇用契約等識別情報について、補助記憶装置37の契約情報データベース37aに登録されている就業者特定情報及び雇用契約等識別情報と照合を行う(312)。
管理サーバ30による就業者本人の同一性認証の結果(313)、本人の同一性が確認された場合、管理サーバ30は、補助記憶装置37から報酬計算プログラム37eを読み出し、契約で規定した所定の開始時刻及び終了時刻又は二次元バーコード打刻による開始時刻及び終了時刻のいずれかの勤怠情報に加え、契約情報データベース37aに登録されている休憩時間や時間当たり報酬額等の契約情報を基に、報酬額を計算する(315)。
一方、本人の同一性が確認されない場合、管理サーバ30は、事業者用報酬支払情報処理装置20に対して、本人確認不能の結果を送信する(314)。本実施例では、事業者用報酬支払情報処理装置20に対してのみ結果を送信する構成としているが、同時に就業者端末に対しても本人確認不能の結果を送信しても良い。
なお、勤務開始・終了時刻について、契約の所定時刻又は二次元バーコード打刻のいずれの時刻を用いるかは、予め設定することにより任意に選択できる構成とするのが望ましい。また、休憩時間について、本実施例では契約で規定した休憩時間を用いて報酬額を計算しているが、休憩時間についても二次元バーコード打刻を行い、勤務実績に反映させて報酬額を計算しても良い。
報酬額を計算した後、必要に応じて、就業者の社会保険の資格情報や扶養家族人数等の情報を基に、保険料や税金を含む法定控除額を計算し(316)、報酬明細情報を作成する(317)。なお、関連法が規定する資格取得の基準を満たさない短期就業者の場合は、当該処理を省略することも可能である。
管理サーバ30は、当該報酬明細情報を就業者端末10及び事業者用報酬支払情報処理装置20に送信する(318)。本実施例では、1回の就業の度に報酬額を計算した上で、報酬明細情報を作成して就業者端末10及び事業者用報酬支払情報処理装置20に送信するものとしているが、例えば、就業者端末10に対しては、設定により報酬計算期間を1か月単位とし、当該期間内の報酬額を集計した報酬明細情報を送信する構成であっても良い。
次に、管理サーバ30は、事業者用報酬支払情報処理装置20より、確定した報酬額及び人材紹介手数料の確定処理要求及び銀行振込等決済要求を受信する(319)。
ここで、人材紹介手数料とは、就業に先立って事業者が人材紹介事業者の運営するマッチングサービスを利用した際に、就業者への報酬額と同時に人材紹介事業者に対して支払う紹介手数料のことであり、報酬総額に一定の率を乗じた額とする、いわゆる成功報酬型の紹介手数料を想定している。
この点、人材紹介事業者が管理サーバ30を運用することで、人材紹介事業者は、紹介サービス利用者である事業者から、就業者に対して支払う報酬が発生する度に確実に紹介手数料を受領することが可能となる。
そして、管理サーバ30は、確定した報酬額及び人材紹介手数料の確定処理要求及び銀行振込等決済要求を受けて、補助記憶装置37に記憶されている報酬支払関連情報生成プログラム37f及び紹介手数料支払関連生成プログラムを読み出し、就業者に対する報酬支払額及び報酬支払方法を含む報酬支払に必要な情報を生成し、金融機関等のサーバに対して銀行振込等決済要求(就業者の口座情報を含む)を直ちに送信する(320)。
その後、管理サーバ30は、金融機関等のサーバより振込(決済)受付完了の結果通知電文を受信(321)した後、当該銀行振込等決済結果について、就業者端末10及び事業者用報酬支払情報処理装置20に送信する(322)。
図14は、就業者端末10における登録済の報酬入金先から選択する設定画面の表示例を示す図である。この報酬入金先選択画面410では、雇用契約等識別情報に基づいて管理サーバ30から受領した就業先の事業者が対応する単一又は複数の入金先が表示されている。就業者は希望する報酬入金先の表示領域311を押下することで選択設定が可能である。
なお、本実施例では、就業者の保有する6種類の全ての入金先が表示されており、かつ、就業先の事業者の報酬支払方法がこれら6種類の全てに対応している例である。仮に、就業先の事業者が銀行振込のみ対応している場合、本実施例の報酬入金先選択画面410では就業者の保有する6種類の入金先のうち、3種類の入金先を表示する、又は、当該事業者が対応している報酬支払方法に合致する振込入金先を区別するための表示を追加するような構成が考えられる。また、本実施例では報酬入金先の名称とともに口座番号を表示しているが、詳細情報として、例えば、現時点の残高の表示を併記する構成であっても良い。
図15は、就業者端末10の勤務終了確認時の画面表示例を示す図である。就業が完了した時点で就業者端末10のアプリケーションを起動すると、勤務終了確認画面420が表示される。ここで、二次元バーコード作成ボタン421を押下すると(115)、就業者端末10は、二次元バーコード生成プログラム17dを読み出し、就業者特定情報、雇用契約等識別情報及び報酬振込先口座情報に基づき二次元バーコードを作成する(116)
図16は、就業者端末10における二次元バーコード生成時の画面表示例を示す図である。当該画面430の中央部に先の手順で生成された二次元バーコード431を表示している(117)。就業者は当該二次元バーコードが表示された画面を事業者に提示する。
図17は、事業者用報酬支払情報処理装置20で就業者端末10に表示された二次元バーコードを読み取りする際の画面表示例を示す図である。
二次元バーコード読取画面540では、画面上部の領域441にカメラから入力された画像が表示される。就業者端末10に表示された二次元バーコードをカメラ読み取り位置に近接させ、本画面540の読み取りボタン542を押下すると、就業者特定情報(例:求職者ID)、雇用契約等識別情報(例:雇用契約ID)及び報酬振込先口座情報(例:口座情報)を取得し表示する(221)。送信ボタン543を押下すると、管理サーバ30に就業者特定情報、雇用契約等識別情報、就業者の報酬振込先情報を送信する(223)。なお、本実施例は、勤務実績及び勤務評価情報の入力を省略している例である。
図18は、事業者用報酬支払情報処理装置20から給与振込を確定する際の画面表示例を示す図である。本画面550は、事業者所定の支払口座から、就業者の口座へ給与を振込む際の確認画面である。本画面では、就業条件の概要、給与明細、報酬支払に必要な情報が表示されている。ここで、事業者は内容確認を行い、誤りがある場合には、画面下部の修正ボタン551を押下することで、修正を行うことができる。また、内容に誤りがない場合は、振込確定ボタン552を押下することで(229)、報酬額の確定処理要求及び銀行振込等の決済要求を管理サーバ30に送信する(230)。
図19は、就業者端末10に給与振込明細が通知された際の画面表示例を示す図である。本画面460では、就業条件の概要、給与明細、報酬受領に関する情報が表示されており、就業者は内容確認を行うことができる。
図20は、事業者用報酬支払情報処理装置20に給与振込完了の通知が行われた際の画面表示例を示す図である。本画面570は、金融機関等による振込手続完了について表示している(231)。なお、振込手続にエラーが発生した場合には、金融機関等のサーバより、管理サーバ30を介して、事業者用報酬支払情報処理装置20に通知される。
図21は、就業者端末10に給与振込完了の通知が行われた際の画面表示例を示す図である。本画面480は、金融機関等による振込手続完了について表示している(119)。なお、振込手続にエラーが発生した場合には、金融機関等のサーバより、管理サーバ30を介して、就業者端末10に通知される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前述のような特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の改良・変更が可能である。
また、本発明は、雇用関係による働き方のみならず、フリーランスや有期プロジェクトを中心とした請負契約や業務委託契約等の契約形態を含め、柔軟な働き方を望む多様な働き手や、業務の繁閑に応じた柔軟な人材活用を求める企業等によって、広範な場面において利活用され得るものであり、様々な実施形態が想定される。
10 就業者端末
11 通信インターフェース
12 プロセッサ(CPU)
13 主記憶装置
14 表示装置
15 入力装置
16 出力装置
17 補助記憶装置
17a 就業者特定情報データベース
17b 雇用契約等識別情報データベース
17c 就業者の金融機関等口座情報データベース
17d 二次元バーコード生成プログラム
20 事業者用報酬支払情報処理装置
21 通信インターフェース
22 プロセッサ(CPU)
23 主記憶装置
24 表示装置
25 入力装置
26 出力装置
27 補助記憶装置
27a 勤務実績情報データベース
27b 勤務評価情報データベース
27c 二次元バーコード読取プログラム
27d 報酬支払承認指示プログラム
27e 紹介手数料支払承認プログラム
30 管理サーバ
31 通信インターフェース
32 プロセッサ(CPU)
33 主記憶装置
34 表示装置
35 入力装置
36 出力装置
37 補助記憶装置
37a 契約情報データベース
37b 勤怠管理情報データベース
37c 事業者の金融機関等口座情報データベース
37d 就業者本人認証プログラム
37e 報酬計算プログラム
37f 報酬支払関連情報生成プログラム
37g 紹介手数料支払関連生成プログラム

Claims (7)

  1. 少なくとも短期就業者に対する報酬支払機能を有する管理サーバにネットワークを介して接続され、前記短期就業者の労働力の提供を受ける事業者が操作する事業者用報酬支払情報処理装置であって、
    前記事業者用報酬支払情報処理装置は、
    少なくても前記短期就業者が就業を開始する時及び就業を終了する時のいずれか一方又は両方において、前記短期就業者が携帯する端末装置を通じて、少なくても前記短期就業者を特定する情報、前記事業者と前記短期就業者との間で締結した契約を特定する情報及び前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報を含む報酬の支払に必要な情報を前記短期就業者が就業する度毎に受領する手段と、
    前記短期就業者が携帯する端末装置を通じて受領した前記報酬の支払に必要な情報を記憶する第1の記憶領域と、
    当該情報を受領した時間情報に基づく勤務実績情報を記憶する第2の記憶領域と、
    前記管理サーバとネットワークで接続され、情報の授受を行う通信インターフェース装置と、を備え、
    前記短期就業者の一の就業が終了する度毎に、前記通信インターフェース装置を通じて前記第1及び第2の記憶領域に記憶された情報を前記管理サーバに送信することを特徴とする事業者用報酬支払情報処理装置。
  2. 前記受領手段は、前記短期就業者を特定する情報、前記事業者と前記短期就業者との間で締結した契約を特定する情報及び前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報を含む報酬の支払に必要な情報について、前記短期就業者が携帯する端末装置に表示された当該情報が含まれた二次元バーコードを読み取る二次元バーコード読取手段より構成されていることを特徴とする請求項1に記載の事業者用報酬支払情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、前記事業者が前記短期就業者に報酬を支払うために必要な事業者が対応する単一又は複数の報酬支払方法に関する情報を記憶する第3の記憶領域をさらに備え、
    前記通信インターフェース装置を通じて第3の記憶領域に記憶された情報を前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の事業者用報酬支払情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、前記通信インターフェース装置を通じて前記第1及び第2の記憶領域に記憶された情報を前記管理サーバに送信した後、前記通信インターフェース装置を通じて前記短期就業者への支払情報及び支払方法に関する情報を含む報酬支払明細を前記管理サーバより受領するとともに、
    前記事業者の操作による支払を承認する情報を前記通信インターフェース装置を通じて前記管理サーバに送信した後に、前記第1の記憶領域に記憶された前記報酬の支払に必要な情報のうち、少なくても前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報を消去するように構成された請求項1に記載の事業者用報酬支払情報処理装置。
  5. 前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報は、事業者が対応する単一又は複数の報酬支払方法から、前記短期就業者が一の就業が終了する度毎に、任意に選択したものを受領することを特徴とする請求項1に記載の事業者用報酬支払情報処理装置。
  6. 少なくとも短期就業者に対する報酬支払機能を有する管理サーバにネットワークを介して接続され、
    前記短期就業者が携帯する端末装置に表示された情報を読み取る機能と、
    前記情報を記憶する複数の記憶領域と、
    前記管理サーバとネットワークで接続され情報の授受を行う通信インターフェース装置と、を備えた事業者用報酬支払情報処理装置のコンピュータに、
    少なくても前記短期就業者が就業を開始する時及び就業を終了する時のいずれか一方又は両方において、前記短期就業者が携帯する端末装置に表示された、前記短期就業者を特定する情報、前記事業者と前記短期就業者との間で締結した契約を特定する情報及び前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報を含む報酬の支払に必要な情報を読み取る第1の手順と、
    前記手順において読み取られた前記報酬の支払に必要な情報を前記複数の記憶領域のうちの第1の記憶領域に記憶する第2の手順と、
    前記第1の手順で情報読み取った時間情報に基づく勤務実績情報を前記複数の記憶領域のうちの第2の記憶領域に記憶する第3の手順と、
    前記短期就業者の一つの就業が終了する度毎に、前記通信インターフェース装置を通じて前記第1及び第2の記憶領域に記憶された情報を前記管理サーバに送信する第4の手順を実行させる報酬支払情報管理プログラム。
  7. 前記報酬支払情報管理プログラムは、前記第4の手順において、前記通信インターフェース装置を通じて前記第1及び第2の記憶領域に記憶された情報を管理サーバへの送信完了後に少なくても前記第1の記憶領域に記憶された前記報酬の支払に必要な情報のうち、少なくても前記短期就業者に対する報酬の支払方法に関する情報を消去する第5の手順を実行させることを特徴とする請求項6に記載の報酬支払情報管理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022001994A (ja) * 2020-06-19 2022-01-06 エンパワー・サポート株式会社 勤務支援システム

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