JP2000113083A - 電子書類処理システム及び電子書類処理装置 - Google Patents

電子書類処理システム及び電子書類処理装置

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JP2000113083A
JP2000113083A JP28620698A JP28620698A JP2000113083A JP 2000113083 A JP2000113083 A JP 2000113083A JP 28620698 A JP28620698 A JP 28620698A JP 28620698 A JP28620698 A JP 28620698A JP 2000113083 A JP2000113083 A JP 2000113083A
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Hiroshi Tachibana
宏 立花
Susumu Nakagawa
進 中川
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印紙税額の算出、印紙の購入・決済、印紙の
電子化書類への付加などの一連の業務の完全自動化を実
現する。 【解決手段】 税務データベースサーバ110、電子収
入印紙発行サーバ150、決済サーバ160及び複数の
クライアント120を通信ネットワーク170で接続
し、税務データベースサーバは、課税定義111および
様式定義112を備え、クライアントは、税務データベ
ースサーバの課税定義および様式定義を取り込んで管理
し、電子収入印紙発行サーバから電子収入印紙を購入し
て管理し、購入した電子収入印紙に対して、決済サーバ
との間で電子決済を行い、様式定義をもとに電子書類を
作成し、課税定義をもとに印紙税額を算出し、該印紙税
額に相当する電子収入印紙を電子書類に付加し、該電子
書類を相手クライアントに送付する等の機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークなどを通して、電子化された契約書や領収書な
どの、取扱金額に応じた税額の電子収入印紙の付加され
た電子書類の作成、電子収入印紙の購入、決済等を自動
的に行う電子書類処理システム及びそのクライアントな
どとして使用される電子書類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやインターネッ
トの普及にともなって、物品の売買や金銭の授受をコン
ピュータのメッセージによって行うという電子商取引が
実用段階に入りつつある。また、契約書などの重要性の
高い電子文書をネットワーク上で配布することを可能に
するための種々の証明行為がネットワーク上で、公正な
第三者機関によって運営されることが期待され、電子公
証システムなどの実証実験が始まり、従来の紙による商
取引と同様な基盤が整いつつある。
【0003】例えば、特開昭63−280370号公報
では、公開鍵方式によるデジタル署名文を利用して、文
書に課した印紙税と同様にコンピュータメッセージに対
する電子収入印紙の貼付けを実現する方法が述べられて
いる。この方式では、書類をコンピュータのメッセージ
に置き換え電子的に所望の取引を行う電子取引におい
て、収入印紙税額に相当する金額の電子収入印紙の原文
となる文書を購入し、取引文書と合わせて該電子収入印
紙を含むデジタル署名を取引において使用することによ
って、利用者に収入印紙税を納入せしめ、かつ、該取引
を実施せしめる方式が述べられている。
【0004】また、特開平8−55157号公報には、
スーパーマーケット、デパートなどのPOS端末やキャ
ッシュレジスタなどにおいて、取扱金額に応じた印紙税
額を自動的に算出して、領収書等に貼付する収入印紙の
金額をオペレータに明示する技術が述べられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−2803
70号公報では、該取引文に対する収入印紙税額の算出
については述べられておらず、人手による計算が必要で
ある。このため、過不足なく収入印紙税を納入するため
には、印紙税法の理解と税額の算出などの事務作業が必
要である。また、その税額に見合った電子収入印紙を人
手によって購入する必要がある。また、取引文に対する
電子収入印紙が正しく付加されているか否かは、同様に
人手による確認が必要となり、納税者の事務作業の負担
となる。
【0006】一方、特開平8−55157号公報では、
領収書等に貼付する収入印紙の金額を自動的に算出する
ことが述べられているが、これは実物の領収書等の発行
を対象にしたものであり、電子化された領収書等を作成
し発行する際、電子収入印紙の購入、決済をどうする
か、また、発行された領収書が過不足なく正しく収入印
紙が貼られたものであるかどうを自動的に確認すること
については、まったく述べられていない。
【0007】本発明の目的は、電子化された契約書や領
収書などの電子書類の作成、該書類の内容に基づいて印
紙税額の計算、電子収入印紙の購入・決済、印紙税額に
該当する電子収入印紙の電子書類への貼付、該電子書類
へ貼付された電子収入印紙の税額の確認等の、一連の処
理を効率的、自動的に逐行するコンピュータネットワー
ク利用の電子書類処理システム、及び、そのクライアン
トあるいは単独に使用する電子書類処理装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子書類処理シ
ステムは、税務データベースサーバ、電子収入印紙発行
サーバ、決済サーバ及び複数のクライアントが通信ネッ
トワークで接続され、前記税務データベースサーバは、
取扱金額に応じた税額の収入印紙の貼付けが必要な書類
に関する課税定義および様式定義を備え、前記クライア
ントは、前記税務データベースサーバの課税定義および
様式定義を取り込んで管理する機能、前記電子収入印紙
発行サーバから電子収入印紙を購入して管理する機能、
前記購入した電子収入印紙に対して、前記決済サーバと
の間で電子決済を行う機能、前記様式定義をもとに電子
書類を作成し、前記課税定義をもとに印紙税額を算出
し、該印紙税額に相当する電子収入印紙を前記作成した
電子書類に付加する機能、及び、前記電子収入印紙の付
加された電子書類を相手クライアントに送付する機能を
備えることを特徴とする。
【0009】また、本発明の電子書類処理システムは、
税務データベースサーバ、電子収入印紙発行サーバ、決
済サーバ及び複数のクライアントが通信ネットワークで
接続され、前記税務データベースサーバは、取扱金額に
応じた税額の収入印紙の貼付けが必要な書類に関する課
税定義および様式定義に備え、前記クライアントは、前
記電子収入印紙発行サーバから電子収入印紙を購入して
管理する機能、前記購入した電子収入印紙に対して、前
記決済サーバとの間で電子決済を行う機能、電子書類を
作成し、前記税務データベースサーバに問合せて印紙税
額を決定し、該印紙税額に相当する電子収入印紙を前記
作成した電子書類に付加する機能、及び、前記電子収入
印紙の付加された電子書類を相手クライアントに送付す
る機能を備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明の電子書類処理システムは、
電子収入印紙発行サーバは、逐次決済型、プリペイド型
および後払い型の各電子収入印紙を管理し、クライアン
トは、利用者からの指示に応じて、電子収入印紙発行サ
ーバから前記逐次決済型、プリペイド型、後払い型のい
ずれかで電子収入印紙を購入することを特徴とする。
【0011】また、本発明の電子書類システムにおい
て、税務データベースサーバ、電子収入印紙発行サー
バ、決済サーバ、複数のクライアントに加えて、電子公
証サーバを通信ネットワークで接続し、前記電子公証サ
ーバは、クライアントから電子収入印紙の付加された電
子書類の送付を受けて、内容を確認し、クライアントへ
返送することを特徴とする。
【0012】本発明の電子書類処理装置は、取扱金額に
応じた税額の収入印紙の貼付けが必要な書類に関する課
税定義および様式定義を管理する手段と、電子収入印紙
を購入して管理する手段と、前記購入した電子収入印紙
に対して電子決済を行う手段と、前記様式定義をもとに
電子書類を作成し、前記課税定義をもとに印紙税額を算
出し、該印紙税額に相当する電子収入印紙を前記作成し
た電子書類に付加する手段とを備えることを特徴とす
る。
【0013】また、本発明の電子書類処理装置は、電子
収入印紙の付加された電子書類について、前記課税定義
と様式定義を参照して、正しい税額の電子収入印紙が付
加されたものであるか否かを確認する手段を備えること
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
的実施例として、電子契約書及び電子領収書を作成して
相手に送付する処理システムについて、それぞれ図面に
より詳しく説明する。
【0015】〈実施例1〉これは、電子収入印紙を貼付
した電子契約書を2部作成し、契約者間で送受信して電
子署名し、互いに保存する一連の処理を自動的に行う実
施例である。図1は、本実施例の電子契約書処理システ
ムの全体的構成図であり、公的機関の運営する税務デー
タベースサーバ110と広域ネットワーク170で接続
された電子収入印紙発行サーバ150、金融機関の決済
サーバ160、各契約者の所有する電子メールサーバ1
30と契約者の組織内のLAN等のネットワーク140
で接続された複数台のクライアント(電子契約書処理装
置)120から構成されている。ここで、税務データベ
ースサーバ110は課税定義111、様式定義112の
各ファイルを具備している。また、電子収入印紙発行サ
ーバ150は逐次決済型印紙151、プリペイド型印紙
152、後払い型印紙153の3種類の電子収入印紙を
発行できるようになっている。なお、課税定義や様式定
義、各種電子収入印紙については後述する。
【0016】本システムの利用者は、通常、あらかじめ
税務データベースサーバ110から課税定義111、様
式定義112をダウンロードしてクライアント120に
保持し、電子契約書を作成する場合、クライアント12
0にて、この保持してある課税定義111を参照して、
自動的に納税額を決定し、電子収入印紙発行サーバ15
0から逐次決済型印紙151、プリペイド型印紙15
2、後払い型印紙153などを購入して印紙税を納入す
る。この際、決済は金融機関の決済サーバ160を通し
て行う。電子契約書は、同じく保持してある様式定義1
12を参照して2部作成し、それに購入した電子収入印
紙を付加し、この作成された電子契約書を電子メールサ
ーバ130を用いて相手方と送受信する。なお、利用者
は、電子契約書作成の都度、クライアント120から税
務データベースサーバ110に問い合わせを行って、収
入印紙の税額を決定し、また、電子契約書のひな形等を
入手することも可能である。
【0017】図2は、図1のシステムにおけるクライア
ント(電子契約書処理装置)120の一実施例の構成図
である。本クライアント120は、ネットワーク制御部
210、決済管理部220、印紙管理部230、契約文
書管理部240、税務DB管理部250、入出力制御部
270の各処理ユニット、課税定義111、様式定義1
12、逐次決済型印紙151、プリペイド型印紙15
2、後払い型印紙153、契約書260などの各ファイ
ル、入力装置280、及び、表示装置290から構成さ
れる。このクライアント120は、実際には、いわゆる
CPU及びメモリ装置、キーボードやマウス、ディスプ
レイなどのからなるコンピュータシステムを利用して構
成されることは云うまでもない。
【0018】図2のクライアント120の各処理ユニッ
トは、それぞれ以下の機能を果たす。 ネットワーク制御部210:税務データベースサーバ1
10、電子収入印紙発行サーバ150、決済サーバ16
0、電子メールサーバ130とのネットワーク140,
170を介した通信を制御する。 決済管理部220:印紙税納入のために電子収入印紙発
行サーバ150、決済サーバ160との間での決済通
知、決済処理を行う。 印紙管理部230:電子収入印紙発行サーバ150から
購入した逐次決済型印紙151、プリペイド型印紙15
2、後払い型印紙153の各電子収入印紙を管理する。
また、各電子収入印紙の使用状況の履歴を保存する。ま
た、プリペイド型印紙152に対する決済では、使用残
高の照会と利用金額分の引落しを実施する。後払い型印
紙153については、利用金額の合計を納税すべき金額
として報告・決済する。 契約文書管理部240:電子契約書260の登録/削除
/検索/参照、相手契約者等への電子契約書の送付、電
子契約書に対する署名、収入印紙の貼付けなどを処理す
る。 税務DB管理部250:税務データベースサーバ110
からの納税定義111、様式定義112の取込み、様式
定義112からの電子契約書260のもとになる様式の
取得、課税定義111による課税額の算出、電子契約書
260に付加された電子収入印紙の額面の妥当性チェッ
クなどの処理を行う。 入出力制御部270:入力装置280を通してユーザか
らのコマンドやデータの入力を受け、契約文書管理部2
40、決済管理部220、税務DB管理部250、印紙
管理部230の制御を行い、また、種々の画面や処理結
果などを表示装置290に表示してユーザに応答する制
御を行う。
【0019】課税定義111、様式定義112は、それ
ぞれ、以下の情報を記述する。 課税定義111:印紙税法によって定められた内容(非
課税法人、非課税文書等)とそれによって定められる印
紙税額を記述する。 様式定義112:契約書の中に、収入印紙税額を算出す
るために必要な情報を漏れなく記述するための項目等を
作成するのに必要な情報を記述する。
【0020】逐次決済型印紙151、プリペイド型印紙
152、後払い型印紙153は、それぞれ、以下の意味
および処理形態を持つ。 逐次決済型印紙151:必要の度に購入する所定額面の
電子収入印紙である。購入代金は、決済管理部220を
通し、金融機関の決済サーバ160、公的機関の電子収
入印紙発行サーバ150、印紙を購入する利用者の三者
間で決済する。購入した逐次決済型印紙は、逐次決済で
代金はその度に精算されるが、印紙管理部230が管理
するファイルに保存される。この逐次決済型印紙が使用
されると、印紙管理部230は該当するデータを削除す
る。
【0021】プリペイド型印紙152:あらかじめ購入
しておくプリペイドカード形式の所定額面の電子収入印
紙である。購入代金の決済は逐次決済型と同じである。
購入したプリペイド型印紙は、印紙管理部230が管理
するファイルに保存され、それが使用されると、印紙管
理部230は額面金額から使用した金額を減算する。
【0022】後払い型印紙153:額面の記載のない、
いわゆる後払いとして購入する電子収入印紙である。購
入した後払い型印紙は、印紙管理部230が管理するフ
ァイルに保存され、それが使用されると、印紙管理部2
30は使用した金額を加算する。決済は、決済管理部2
20を通し、例えば所定期間ごと、後払い型印紙のファ
イルの内容に基づき、一括して利用金額を支払うことで
行い。決済が終了すると、印紙管理部230は該当する
ファイルの金額をクリアする。
【0023】図3乃至図6は、本実施例で用いられる課
税定義111の構成例を示す。図3は非課税法人一覧テ
ーブル310、図4は非課税文書一覧テーブル410、
図5は課税情報管理テーブル510、図6は税額管理テ
ーブル610の構成例であり、それぞれ以下の内容を記
述・管理している。 非課税法人一覧テーブル310:印紙税を課税されない
法人の一覧を記述している。 非課税文書一覧テーブル410:印紙税を課税されない
文書の一覧を記述している。 課税情報管理テーブル510:契約書の文書区分520
と対になる図6の税額管理テーブル610のエントリ番
号620を税額管理テーブルエントリ番号530として
管理している。例えば、図5では、不動産の譲渡に関す
る契約書の場合は、税額管理テーブルエントリ番号53
0が1になっているので、図6の税額管理テーブル61
0のエントリ番号620の1に格納された印紙税額テー
ブル630を参照することで税額を決定することができ
る。 税額管理テーブル610:図5の課税情報管理テーブル
510の文書区分520と印紙税額テーブル630との
関連を管理している。文書区分520から定まる税額管
理テーブルエントリ番号530を利用して、印紙税額を
算出するために、どの印紙税額テーブル630を利用す
るかを決定する。印紙税額テーブル630は契約書の文
書区分に対応して印紙税額を算出するためのテーブルで
あり、契約金額640から印紙税額650を算出でき
る。
【0024】図7は、本実施例で用いられる電子契約書
のひな形となる様式定義112の構成例を示す。様式定
義112は文書区分710、契約書区分720、契約金
額730、契約書本文740からなる。文書区分710
は電子契約書の内容に関する区分であり、右欄の一覧か
ら選択する。契約者区分720は当事者となる契約者の
区分であり、右欄の一覧から選択する。契約金額730
は契約金額を数値で記入する。契約書本文740は契約
書の本文を自由形式で記入する。
【0025】図8は、図1の電子契約書処理システムに
おいて、契約者A,Bの二者間で電子化された契約書を
取り交す場合の処理の流れを示したものである。以下、
図8に従い、図2乃至図7を参照して本実施例の動作を
説明する。
【0026】ここで、課税定義111と様式定義112
は、すでに公的機関の課税データベースサーバ110か
ら利用者のクライアント120にダウンロードされてい
るとする。図8中、ステップ805〜860,895は
契約者A側のグライアント120の処理、ステップ86
5〜890は契約者B側のクライアント120の処理を
示している。
【0027】契約書様式取得805:利用者(契約者
A)は、入力装置280より契約書の新規作成を指示す
る。これを入出力制御部270を通して契約文書管理部
240が受け取り、税務DB管理部230に様式定義1
12の取得を依頼する。税務DB管理部230は電子契
約書のひな形となる様式定義112を取り出し、契約文
書管理部240へ渡す。契約文書管理部240は、渡さ
れた様式定義112を保持するとともに、入出力制御部
270を通して表示装置290に表示する。
【0028】規定項目の記述810:利用者は表示装置
290の様式定義112(図7)を見ながら、入力装置
280より文書区分710、契約者区分720、契約金
額730など印紙税額算出に必要な情報を入力する。文
書区分710、契約者区分720は、一覧から選択して
入力する。契約金額730は、数値で入力する。 契約書本文記述815:利用者は、同じく入力装置28
0から契約書の本文740を自由形式で記述して入力す
る。
【0029】原本作成820:契約文書管理部240
は、利用者からの入力情報に基づいて、契約者A,B、
両者の控えを取るために、契約書(電子契約書)260
の原本を二部作成する。 契約者A署名825:契約文書管理部240は、既存の
電子文書に対する署名技術を利用して、作成した文書
(二部)に契約者Aの電子署名を行う。既存の署名技術
としては、公開鍵基盤(Public Key Infrastructur
e)、署名鍵認証書を利用した署名等が有名である。
【0030】課税情報抽出830:契約文書管理部24
0は、作成した契約書の記載事項から文書区分710、
契約者区分720、契約金額730を抽出する。機密保
護のため、契約書本文740は抽出しない。 印紙税問合せ835:契約文書管理部240は、課税情
報抽出処理830で抽出した情報を税務DB管理部25
0に渡し、収入印紙税額を問合わせる。 印紙税額取得840:税務DB管理部250は、課税定
義111を参照して印紙税額を算出し、契約文書管理部
240に返送する。なお、税務DB管理部250は、ネ
ットワーク制御部170を通して、直接、公的機関の税
務データベースサーバ110に問合せて印紙税務を取得
することもできる。
【0031】税額確認845:契約書文書管理部240
は、税務DB管理部250から取得した印紙税額を、入
出力制御部270を通して表示装置290に表示する。
この時、表示装置290には、印紙税額とともに、逐次
決済型、プリペイド型、後払い型の、収入印紙の購入方
法も表示する。契約者Aの利用者は、表示装置290に
表示された印紙税額を確認し、入力装置280で応答す
る。同時に、利用者は収入印紙の購入方法も指示する。
【0032】印紙購入・決済850:契約文書管理部2
40は、決定された印紙税額、利用者から指示された購
入方法をもとに、該印紙税額に相当する収入印紙の購入
決済を印紙管理部230、決済管理部220に依頼す
る。印紙管理部230は、ユーザの指示に合わせ、逐次
決済型印紙151、プリペイド型印紙152、後払い型
印紙153のいずれかを購入し、印紙税額に該当する額
の電子収入印紙(電子収入印紙データ)を契約文書管理
部240に渡す。決済は決済管理部220によって制御
される。ここで、逐次決済型印紙151では、印紙購入
時に決済管理部220を通して銀行口座、クレジット会
社などの決済サーバとの間で決済処理が行われる。プリ
ペイド型印紙152では、購入時に一定金額を前払いし
プリペイド印紙を購入する。残高の管理はプリペイド型
印紙152によって行われる。決済処理は、逐次決済型
印紙151と同様に決済管理部220を通して行われ
る。後払い型印紙の場合は、後払い型印紙153が使用
履歴を保存し、決済管理部220にて一括後払いの処理
を実行する。
【0033】電子収入印紙貼付け855:契約文書管理
部240は、印紙管理部230から渡された、印紙税額
に該当する額の電子収入印紙(電子収入印紙データ)を
契約文書(二部)に付加し、電子契約書260を完成さ
せる。なお、電子収入印紙データの付加処理の詳細につ
いては、図9乃至図11で説明する。
【0034】契約者Bへ送付860:契約文書管理部2
40は、電子契約書(二部)260を取出し、電子収入
印紙が正しく付加されていることを確認する。もしも、
電子収入印紙が付加されていない場合は、入出力制御部
270を通して、その旨を表示装置290に表示し、利
用者からの応答を待つ。電子収入印紙が付加されている
場合は、収入印紙税額算出に必要な情報を抽出し、税務
DB管理部250に該契約書に必要な収入印紙税額を問
合せる。付加された電子収入印紙の額面が必要な収入印
紙税額を下回った場合、その旨を表示装置に表示し、同
様に利用者からの応答を待つ。正しく電子収入印紙が付
加されていることを確認すると、契約文書管理部240
は、電子契約書(二部)260を電子メールサーバ13
0を通して、契約者B側のクライアント120へ送付す
る。なお、ここでの電子収入印紙の貼付けや税額の確認
は、契約相手に間違って過不足な電子収入印紙の貼付さ
れた渉子契約書が送付されるのを防止し、より安全・正
確を期すために行うものである。
【0035】署名の確認865:契約者B側のクライア
ント120の契約文書管理部240は、受領した電子契
約書の内容と契約者Aの署名を確認する。 電子印紙の確認870:契約文書管理部240は、電子
契約書に貼付けられた電子収入印紙が正当な物であるこ
とを確認する。 契約者B署名875:契約文書管理部240は、既存の
署名技術を利用して、受領した電子契約書(二部)に契
約者Bの電子署名を行う。 印紙代金の支払い880:決済文書管理部240は、印
紙代金の半分を契約者Aに支払う。支払いの決済の方法
は、既存の銀行決済、クレジット決済による。 契約書の保存885:契約文書管理部240は、電子契
約書二部の内、一部を当該契約者Bの契約書260とし
て保存する。 一部返送890:契約文書管理部240は、電子メール
サーバ130を通して、残りの一部を契約者A側のクラ
イアント120に返送する。
【0036】契約書の保存895:契約者A側のクライ
アント120の契約文書管理部240は、契約者B側か
ら返送された電子契約書の内容をチェックし、正しい場
合、当該契約書Aの契約書260として保存する。
【0037】図9は、図8中の電子収入印紙の貼付け処
理855を説明する図である。図9の処理は、契約書原
本二部に対応して2回繰り返される。契約文書管理部2
40は、印紙管理部230から印紙税額に相当する金額
の電子収入印紙(電子収入印紙データ)910を取得す
る。電子収入印紙データ910は、図10に示すような
電子収入印紙原文を電子収入印紙を発行する公的機関の
秘匿する暗号化鍵を利用して公開鍵暗号方式で暗号化し
たものである。契約文書管理部240は、取得した電子
収入印紙データ910を使用して、図11に示すような
デジタル署名原文920を作成し、契約者Aの秘匿する
暗号化鍵940を利用して公開鍵方式で暗号化処理93
0を行い、デジタル署名950を作成する。そして、こ
の作成したデジタル署名950を該当する電子契約書9
60と対にして保存する。
【0038】図10は、電子収入印紙原文の構成例であ
り、シーケンス番号1010、発行先1020、発行日
時1030、額面1040から構成される。シーケンス
番号1010は、公的機関が発行する電子収入印紙を管
理するために利用するための識別子である。なお、プリ
ペイド型印紙を使用する場合には、該シーケンス番号1
010に、さらに使用する毎に枝番を付加する。発行先
1020は、発行先1020は、公的機関が電子収入印
紙の利用者を契約者Aに限定するための氏名等、契約者
Aに固有の情報である。発行日時1030は電子収入印
紙発行の日時、額面1040は収入印紙税の納税額であ
る。このような収入印紙原文を、契約書原本二部に対応
して、二葉作成し、それぞれを所定識別子で区別する。
【0039】図11は、デジタル署名原文の構成例であ
り、シーケンス番号1110、取引先1120、取引日
時1130、取引識別子1140、電子収入印紙910
から構成される。シーケンス番号1110は、契約者A
が電子契約書を管理するための識別子、取引先1120
は電子契約書を受取る正当な取引相手として契約者Bを
明確にするために、契約者Bの氏名等、契約者Bの固有
の情報を指定する。取引日時1130は、電子契約書の
作成日時である。取引識別子1140は、電子契約書の
内容を一方向性暗号方式を用いて作成した値である。こ
れによって、デジタル署名に対する取引文書が限定され
る。電子収入印紙910は、図10に示した内容であ
り、当該電子契約書に収入印紙税が課税されていること
を示している。
【0040】図12は、図1のシステム構成に、更に電
子公証サーバ1210を加えた場合の実施例を示したも
のである。図13は、図12のシステム構成の処理の流
れの一例である。契約者A,Bのクライアント120で
の処理は図8と同じであるので、以下では、電子公証サ
ーバ1210に関係する処理のみを説明する。 電子公証への送付1310:契約者B側のクライアント
120は電子契約書を二部とも電子公証サーバ1210
へ送付する。 電子公証処理1320:電子公証制度については、法務
省民事局電子取引法制に関する研究会で検討されてい
る。電子公証サーバ1210は、一般に検討されている
電子公証の仕組みを利用して、二部作成された電子契約
書の同一性の確認、契約当事者の確認などを実施する。
なお、一定期間の間、該当の電子契約書は電子公証サー
バ1210で保存される。 契約者への送付1330:電子公証サーバ1210は、
公証処理1320の後、電子契約書の各一部を、それぞ
れ契約者A,Bのクライアント120に返送する。
【0041】〈実施例2〉これは、いわゆる電子モール
を利用して物品を購入した購入者に対し、販売者が電子
収入印紙を貼付した電子領収書を作成・発行する処理を
自動的に行う実施例である。図14は本実施例の電子領
収書処理システムの全体的構成図であり、公的機関の運
営する税務データベースサーバ1410と広域ネットワ
ーク140で接続された電子収入印紙発行サーバ147
0、金融機関の決済サーバ1480、販売者の所有する
電子メールサーバ1430、電子モールサーバ1440
と組織内のLAN等のネットワーク1450で接続され
た複数台の販売者クライアント1420、購入者の所有
する電子メールサーバ1430と組織内のLAN等のネ
ットワーク1450で接続された購入者クライアント1
460から構成されている。税務データベース1410
は課税定義1411、様式定義1412の各ファイルを
具備している。この課税定義1411、様式定義141
2については後述する。電子収入印紙発行サーバ147
0は逐次決済型印紙1471、プリペイド型印紙147
2、後払い型印紙1473の三種類の電子印紙を発行す
るが、これは先の実施例1と同じである。
【0042】本システムを利用する場合、購入者は購入
者クライアント1460、電子メールサーバ1430を
利用して、販売者の電子モールサーバ140で物品を購
入する。一方、販売者は、通常、あらかじめ税務データ
ベースサーバ1410から課税定義1411、様式定義
1412をダウンロードして販売者クライアント142
0に保持しておく。販売した物品に対して、販売者クラ
イアント1420は、保持してある課税定義ファイル1
411を参照して納税額を決定し、電子収入印紙発行サ
ーバ1470から逐次決済型印紙1471、プリペイド
型印紙1472、後払い型印紙1473などを購入して
印紙税を納入する。この際の決済は、金融機関の決済サ
ーバ1480を通して行う。これら印紙の購入、印紙税
の決済は実施例1と基本的に同じである。販売者クライ
アント1420は、同じく保持してある様式定義ファイ
ル1412を参照して電子領収書を作成し、それに購入
した電子収入印紙を付加し、電子メールサーバ1430
を用いて購入者側へ送付する。購入者クライアント14
60は、販売者側から送付された電子領収書を同じく電
子メールサーバ1430を介して受領し、内容を確認し
て保管する。なお、実施例1の場合と同様に、販売者
は、物品の販売の都度、クライアント1420から税務
データベースサーバ1410に問い合わせを行って、収
入印紙の税額を決定し、さらに領収書のひな形等を入手
することも可能である。
【0043】図15は、図14のシステムにおける販売
者クライアント(電子領収書処理装置)1420の一実
施例の構成図である。本販売者クライアント1420
は、ネットワーク制御部1510、決済管理部152
0、印紙管理部1530、領収書管理部1540、税務
DB管理部1550、入出力制御部1570の各処理ユ
ニット、課税定義1411、様式定義1412、逐次決
済型印紙1471、プリペイド型印紙1472、後払い
型印紙1473、領収書1560の各ファイル、入力装
置1580、及び、表示装置1590から構成される。
この販売者クライアント1420は、実際には、いわゆ
るCPU及びメモリ装置、キーボードやマウス、ディス
プレイなどのコンピュータシステムを利用して構成され
ることは、図2のクライアント120と同じである。こ
れは、図14の購入者クライアント1460についても
同様である。
【0044】図15の販売者クライアント140の各処
理ユニットは、それぞれ以下の機能を果たす。 ネットワーク制御部1510:税務データベースサーバ
1410、電子収入印紙発行サーバ1470、決済サー
バ1480、電子メールサーバ1430、電子モールサ
ーバ1440とのネットワーク1450,1490を介
した通信を制御する。 決済管理部1520:印紙税納入のために電子収入印紙
発行サーバ1470、決済サーバ1480との間での決
済通知、決済処理を行う。この決済管理部1520の機
能は、図2の決済管理部220と基本的に同様である。 印紙管理部1530:電子収入印紙発行サーバ1470
から購入した逐次決済型印紙1471、プリペイド型印
紙1472、後払い型印紙1473を管理する。この印
紙管理部1530の機能も図2の印紙管理部230と同
様である。 領収書管理部1540:電子領収書1560の登録/削
除/検索/参照、購入者への電子領収書の送付、電子領
収書に対する署名、電子収入印紙の貼付けなどの処理を
行う。 税務DB管理部1550:税務データベースサーバ14
10からの課税定義1411、様式定義1412の取込
み、様式定義1412からの電子領収書1560のもと
になる様式の取得、課税定義1411による課税額の算
出、電子領収書1560に付加された電子収入印紙の額
面の妥当性チェックなどの処理を行う。 入出力制御部1570:入力装置1580を通してユー
ザからのコマンドやデータの入力を受け、領収書管理部
1540、決済管理部1520、税務DB管理部155
0、印紙管理部1530の制御を行い、また、種々の画
面や処理結果などを表示装置1590に表示してユーザ
に応答する制御を行う。
【0045】本実施例では、課税定義1411、様式定
義1412は、それぞれ以下の情報を記述する。 課税定義1411:印紙税法によって定められた内容と
それによって決定される印紙税額を記述する。 様式定義1412:領収書の中に、収入印紙税額を算出
するために必要な情報を漏れなく記述するための項目等
を作成するのに必要な情報を記述する。
【0046】図16及び図17は、本実施例で用いられ
る課税定義1411の構成例を示す。図16は課税情報
管理テーブル1610、図17は印紙税額テーブル17
10の構成例であり、それぞれ以下の内容を記述・管理
している。 課税情報管理テーブル1610:領収書の種類から印紙
税額を決定するための課税区分を決定する。これは、文
書の区分1620、文書名1630、課税区分1640
で構成されている。 印紙税額テーブル1710:課税区分1720と受取金
額1730から印紙税額1740を決定する。課税区分
1720は、図16の害税情報管理テーブル1610の
課税区分1610で参照される。
【0047】図18は、本実施例で用いられる様式定義
1412の構成例である。様式定義1412は、シーケ
ンス番号1810、発行先1820、発行日時183
0、領収書の区分を示す文書区分1840、受取金額1
850、発行者情報1860、領収の概要を示す領収内
容1870から構成される。文書区分1840は右欄の
一覧から選択する。
【0048】図19は、図14の電子領収書処理システ
ムにおいて、物品の購入者側に対して、販売者側が電子
化された領収書を発行する場合の処理の流れを示したも
のである。以下、図19に従い、図16乃至図18を参
照して本実施例の動作を説明する。
【0049】ここでも、課税定義1411と様式定義1
412は、すでに公的機関の税務データベースサーバ1
410から販売者クライアント1420にダウンロード
されているとする。図19中、ステップ1910,19
15は電子モールサーバ1440の処理、ステップ19
20〜1955は販売者クライアント1420の処理、
ステップ1905,1960〜1975は購入者側クラ
イアント1460の処理を示している。
【0050】物品の購入申込み1905:購入者は購入
者クライアント1460から販売者の電子モールサーバ
1440に物品の購入申込みを行う。 購入代金決済1910:電子モールサーバ1440は、
金融機関の決済サーバ1480との間で、購入者に対す
る決済処理を実施する。 売上情報引継ぎ1915:電子モールサーバ1440
は、受付けた購入申込みの情報を売上げ情報として販売
者クライアント1420に引継ぐ。
【0051】領収書様式取得1920:販売者クライア
ント1420の領収書管理部1540は、電子モールサ
ーバ1440からネットワーク制御部1510を通して
売上情報を引継ぐと、税務DB管理部1550に依頼し
て様式定義112(図18)を取得し、電子領収書のひ
な形を作成する。 内容記入・署名1925:領収書管理部1540は、電
子モールサーバ1440から引継いだ売上情報をもと
に、電子領収書1560を作成し、販売者の電子署名を
行う。電子署名は、実施例1の場合と同様であり、既存
の電子文書に対する署名技術を利用して、作成した文書
に署名する。
【0052】課税情報抽出1930:領収書管理部15
40は、作成された電子領収書から、図18に示す文書
区分1840、受取金額1850を抽出する。 印紙税問合せ・取得1935:領収書管理部1540
は、課税情報抽出処理1930で抽出した文書区分18
40、受取金額1950をもとに、税務DB管理部15
50に収入印紙税額を問合せる。税務DB管理部195
0は、課税定義1411を参照して収入印紙税額を決定
し、領収書管理部1540に返送する。なお、税務DB
管理部1950は、ネットワーク制御部1510を通し
て、直接、公的機関の税務データベースサーバ1410
に問合わせて印紙税額を取得することもできる。
【0053】税額確認1940:領収書管理部1540
は、入出力制御部1570を通して表示装置1590に
収入印紙税額を表示し、本システムの利用者(販売者)
の確認を入力装置1580から受取る。なお、表示装置
1590には、収入印紙税額とともに、逐次決済型、プ
リペイド型、後払い型の、収入印紙の購入種別も表示
し、領収書管理部1540は、利用者から購入種別の指
示を受取る。
【0054】印紙購入・決済1945:領収書管理部1
540は、決定された印紙税額、利用者から指示された
購入方法をもとに、印紙管理部1530、決済管理部1
520に、収入印紙の購入・決済を依頼する。印紙の購
入・決済処理は実施例1の場合と同様であり、印紙管理
部1530は、利用者の指示に合わせて逐次決済型印紙
1471、プリペイド型印紙1472、後払い型印紙1
473を購入し、決済管理部1520は、決済サーバ1
480との間で代金を決済する。
【0055】電子印紙貼付け1950:領収書管理部1
540は、印紙管理部1530から印紙税額に該当する
電子収入印紙(電子収入印紙データ)を受取り、電子領
収書1560に付加する。なお、電子収入印紙データの
付加の詳細は、図20乃至図22で説明する。
【0056】領収書送付1955:領収書管理部154
0は、電子領収書1560を取出し、電子収入印紙が付
加されていることを確認する。もしも電子収入印紙が付
加されていない場合は、入出力制御部1570を通し
て、その旨を表示装置1590に表示し、利用者からの
応答を受ける。電子収入印紙が付加されている場合は、
領収書管理部1540は電子領収書の文書区分184
0、受取金額1850を抽出し、税務DB管理部155
0に収入印紙税額を問合せる。付加されている電子収入
印紙の額面が必要な収入印紙税額を下回った場合、その
旨を表示装置1590に表示し、利用者からの応答を待
つ。正しく電子収入印紙が付加されていることを確認す
ると、領収書管理部1540は、電子領収書1560を
電子メールサーバ1430を通して購入者側に送付す
る。なお、ここでの電子収入印紙の貼付や税額の確認
は、購入者に当違って過不足な電子収入印紙の貼付され
た電子領収書が送付されるのを防止し、より安全・正確
を期すために行うものである。
【0057】領収書の受領1960:購入者クライアン
ト1460は電子メールサーバ1430からメールを取
出し、電子領収書を受領する。 署名確認1965:購入者クライアント1460は受領
した電子領収書の販売者の署名を確認する。ここでも、
既存の署名方法に対応した署名の確認を実施する。 電子収入印紙確認1970:購入者クライアント146
0は、電子領収書に付加された電子収入印紙が正当な物
であることを確認する。 内容の確認・保管1975:購入者クライアント146
0は電子領収書の内容を確認し、該電子領収書を保管す
る。また、利用者からの要求によっては、領収書をプリ
ントアウトして出力する。
【0058】図20は、図19中の電子収入印紙貼付け
処理1950のを説明する図である。これは、図9に示
した電子契約書に電子収入印紙を貼り付ける場合と、対
象が異なるだけで、処理手順は基本的に同じである。販
売者クライアント1420の領収書管理部1540は、
印紙管理部1530から該当する税額の電子収入印紙2
010を取得する。電子収入印紙(電子収入印紙デー
タ)2010は図21に示すような電子収入印紙原文を
電子収入印紙を発行する公的機関の秘匿する暗号化鍵を
利用して公開鍵方式で暗号化したものである。この暗号
化鍵と対になる公的機関の公開鍵で復号化し、所定の文
章が現れることにより該当の電子収入印紙が正当な物で
あることを確認できる。領収書管理部1540は、取得
した電子収入印紙2010を使用して、図22に示すよ
うなデジタル署名原文2020を作成し、販売者の秘匿
する暗号化鍵2040を利用して公開鍵方式で暗号化処
理2030を行い、デジタル署名2050を作成する。
そして、この作成したデジタル署名2050を該当する
電子領収書2060と対にして保存する。
【0059】図21は、電子収入印紙原文の構成例であ
り、シーケンス番号2110、発行先2120、発行日
時2130、額面2140から構成される。シーケンス
番号2110は、公的機関が発行する電子収入印紙を管
理するための識別子であり、プリペイド型印紙の場合に
は、これに使用する毎に枝番が更に付加される。発行先
2120は、公的機関が電子収入印紙の利用者を該当の
販売者に限定するための氏名等の固有の情報、発行日時
2130は電子収入印紙の発行日時、額面2140は収
入印紙税の納税額である。
【0060】図22は、デジタル署名原文の構成例であ
り、シーケンス番号2210、取引先2220、取引日
時2230、取引識別子2240、及び電子収入印紙2
010から構成される。シーケンス番号2210は、販
売者が領収書を管理するための識別子、取引先2220
は、領収書を受取る正当な取引相手として購入者を明確
にするために、購入者の氏名等、購入者の固有の情報を
指定する。取引日時2230は領収書の作成日時であ
る。取引識別子2240は、領収書の内容を一方向性暗
号方式を用いて作成した値である。これによって、デジ
タル署名に対する領収書が限定される。電子収入印紙2
010は、図21に示した内容であり、当該電子領収書
に収入印紙税が課税されていることを示している。
【0061】図23は、図14のシステム構成の変形例
であり、収入印紙税納入済みの領収書用紙を用いて収入
印紙税を納入する場合の構成例である。図23におい
て、図14との相違は、公的機関の運営する収入印紙税
納入済み領収書用紙発行サーバ2310と発行される逐
次決済型用紙2320、プリペイド型用紙2330、後
払い型用紙2340であり、電子収入印紙にかえて、収
入印紙税納入済みの領収書用紙を利用する点が異なって
いる。
【0062】図24は、図23のシステム構成に対応
し、収入印紙税納入済みの領収書用紙を用いて納税する
場合の販売者クライアント1420の構成例である。図
24の図15との相違は、印紙管理部1530が電子収
入印紙に代えて収入印紙税納入済みの電子領収書用紙で
ある逐次決済型用紙2320、プリペイド型用紙233
0、後払い型用紙2340を管理している点である。
【0063】図25は、図23のシステム構成における
販売者クライアント1420と購入者クライアント14
60の処理の流れを示したものである。図25の図19
との相違は、電子収入印紙に代えて収入印紙税納入済み
の電子領収書用紙を利用している点である。即ち、販売
者クライアント1420では、領収書様式を取得し、内
容を作成、その内容に基づき税額を算出し、確認等の処
理1920〜1940を行った後に、処理2510で課
税済み電子領収書用紙を購入・決済し、処理2520
で、この購入した電子領収書用紙を用いて電子領収書を
作成する。また、購入者クライアント1460側では、
受領した電子領収書について、処理2530にて、電子
収入印紙に代えて電子領収書用紙の確認を実施する。こ
れら以外の処理は、図19と同様である。
【0064】以上、電子契約書及び電子領収書を対象に
本発明の実施例を説明したが、本発明はこれに限らず、
取扱金額に応じた税額の収入印紙の貼付けが必要な電子
書類の処理に広く適用できものである。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、電
子化された契約書や領収書などの電子書類の作成、該電
子書類の計算、税額に応じた電子収入印紙の購入・決
済、購入した電子収入印紙の電子書類への付加等の一連
の処理の自動化が実現できる。
【0066】また、従来、契約書を契約相手に引渡す
際、あるいは領収書を発行する際などにおいて、過不足
のない印紙が貼られているか人手によって確認していた
が、本発明では、電子公証サーバあるいはクライアント
自体で自動的に漏れなく確認することができる。その結
果、過不足のない収入印紙税の納税を効率的に行うこと
が可能となり、納税者の事務作業を軽減できる。
【0067】さらに、逐次決済型、プリペイド型、後払
い型の電子収入印紙を使い分けすることで、額面の異な
る複数の収入印紙を買い置きしたり、大きい額面の収入
印紙は買い置きがあるが、小額の額面の収入印紙は購入
にしなければならないといった煩わしさを解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電子契約書処理システム
の全体構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のクライアントの構成例を
示す図である。
【図3】本発明の第1実施例で用いられる課税定義の非
課税法人一覧テーブルの構成例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例で用いられる課税定義の非
課税文書一覧テーブルの構成例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例で用いられる課税定義の課
税情報管理テーブルの構成例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例で用いられる課税定義の税
額管理テーブルの構成例を示す図である。
【図7】本発明の第1実施例で用いられる様式定義の構
成例を示す図である。
【図8】本発明の第1実施例の全体的処理の流れ図であ
る。
【図9】本発明の第1実施例の電子収入印紙の貼付けの
処理例を示す図である。
【図10】本発明の第1実施例で用いられる電子収入印
紙原文の構成例を示す図である。
【図11】本発明の第1実施例で用いられるデジタル書
名原文の構成例を示す図である。
【図12】本発明の第1実施例において電子公証サーバ
を利用する場合のシステム構成図である。
【図13】本発明の第1実施例の電子公証サーバを利用
する場合の全体的処理の流れ図である。
【図14】本発明の第2実施例の電子領収書処理システ
ムの全体構成図である。
【図15】本発明の第2実施例の販売者クライアントの
構成例を示す図である。
【図16】本発明の第2実施例で用いられる課税定義の
課税情報管理テーブルの構成例を示す図である。
【図17】本発明の第2実施例で用いられる課税定義の
印紙税額テーブルの構成例を示す図である。
【図18】本発明の第2実施例で用いられる様式定義の
構成例を示す図である。
【図19】本発明の第2実施例の全体的処理の流れ図で
ある。
【図20】本発明の第2実施例の電子収入印紙の貼付け
処理を説明する図である。
【図21】本発明の第2実施例の電子収入印紙原文の構
成例を示す図である。
【図22】本発明の第2実施例のデジタル署名原文の構
成例を示す図である。
【図23】本発明の第2実施例の変形例の全体的システ
ム構成図である。
【図24】本発明の第2実施例の変形例のクライアント
の構成例を示す図である。
【図25】本発明の第2実施例の変形例の全体的処理の
流れ図である。
【符号の説明】
110 税務データベースサーバ 111 課税定義 112 様式定義 120 クライアント 130 電子メールサーバ 140 組織内のネットワーク 150 電子収入印紙発行サーバ 151 逐次決済型印紙 152 プリペイド型印紙 153 後払い型印紙 160 決済サーバ 170 広域ネットワーク 210 ネットワーク制御部 220 決済管理部 230 印紙管理部 240 契約文書管理部 250 税務DB管理部 260 契約書 1210 電子公証サーバ 1410 税務データベースサーバ 1411 課税定義 1412 様式定義 1420 販売者クライアント 1430 電子メールサーバ 1440 電子モールサーバ 1450 組織内のネットワーク 1460 購入者クライアント 1470 電子収入印紙発行サーバ 1471 逐次決済型印紙 1472 プリペイド型印紙 1473 後払い型印紙 1480 決済サーバ 1490 広域ネットワーク 1510 ネットワーク制御部 1520 決済管理部 1530 印紙管理部 1540 領収文書管理部 1550 税務DB管理部 1560 領収書

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 税務データベースサーバ、電子収入印紙
    発行サーバ、決済サーバ及び複数のクライアントが通信
    ネットワークで接続され、 前記税務データベースサーバは、取扱金額に応じた税額
    の収入印紙の貼付けが必要な書類に関する課税定義およ
    び様式定義を備え、 前記クライアントは、前記税務データベースサーバの課
    税定義および様式定義を取り込んで管理する機能、前記
    電子収入印紙発行サーバから電子収入印紙を購入して管
    理する機能、前記購入した電子収入印紙に対して、前記
    決済サーバとの間で電子決済を行う機能、前記様式定義
    をもとに電子書類を作成し、前記課税定義をもとに印紙
    税額を算出し、該印紙税額に相当する電子収入印紙を前
    記作成した電子書類に付加する機能、及び、前記電子収
    入印紙の付加された電子書類を相手クライアントに送付
    する機能を備える、ことを特徴とする電子書類処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 税務データベースサーバ、電子収入印紙
    発行サーバ、決済サーバ及び複数のクライアントが通信
    ネットワークで接続され、 前記税務データベースサーバは、取扱金額に応じた税額
    の収入印紙の貼付けが必要な書類に関する課税定義およ
    び様式定義に備え、 前記クライアントは、前記電子収入印紙発行サーバから
    電子収入印紙を購入して管理する機能、前記購入した電
    子収入印紙に対して、前記決済サーバとの間で電子決済
    を行う機能、電子書類を作成し、前記税務データベース
    サーバに問合せて印紙税額を決定し、該印紙税額に相当
    する電子収入印紙を前記作成した電子書類に付加する機
    能、及び、前記電子収入印紙の付加された電子書類を相
    手クライアントに送付する機能を備える、ことを特徴と
    する電子書類処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1,2記載の電子書類処理システ
    ムにおいて、 電子収入印紙発行サーバは、逐次決済型、プリペイド型
    および後払い型の各電子収入印紙を管理し、 クライアントは、利用者からの指示に応じて、電子収入
    印紙発行サーバから前記逐次決済型、プリペイド型、後
    払い型のいずれかで電子収入印紙を購入する、ことを特
    徴とする電子書類処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3記載の電子書類システ
    ムにおいて、 税務データベースサーバ、電子収入印紙発行サーバ、決
    済サーバ、複数のクライアントに加えて、電子公証サー
    バを通信ネットワークで接続し、 前記電子公証サーバは、クライアントから電子収入印紙
    の付加された電子書類の送付を受けて、内容を確認し、
    クライアントへ返送する、ことを特徴とする電子書類処
    理システム。
  5. 【請求項5】 取扱金額に応じた税額の収入印紙の貼付
    けが必要な書類に関する課税定義および様式定義を管理
    する手段と、 電子収入印紙を購入して管理する手段と、 前記購入した電子収入印紙に対して電子決済を行う手段
    と、 前記様式定義をもとに電子書類を作成し、前記課税定義
    をもとに印紙税額を算出し、該印紙税額に相当する電子
    収入印紙を前記作成した電子書類に付加する手段と、を
    備えることを特徴とする電子書類処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子書類処理装置におい
    て、 前記電子収入印紙の付加された電子書類について、前記
    課税定義と様式定義を参照して、正しい税額の電子収入
    印紙が付加されたものであるか否かを確認する手段、を
    備えることを特徴とする電子書類処理装置。
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