JP2020066856A - 空間構成用構造体、その組み立て方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなワークブースと称されるような打合せのための空間、あるいは、テレビ会議等の通信などをおこなうための空間は、外側からその存在を視認されることになる。
また、構造体の上部付近において、強度を維持する梁や支柱等の強度部材を視覚的に隠蔽するカバー部材が設けられる場合、このカバー部材のつなぎ目が連続しておらず、視覚的に目立ってしまうため、これをデザイン的に改善したいという要求があった。
さらに、上下方向および水平方向の強度部材を3つ以上接続する部分では、これらの強度部材に沿ったカバー部材をそのまま組み立てることができないため、組み立てに手間がかかる場合があり、作業効率を改善したいという要求があった。
1.屋内で天井から離間して周囲から独立に視認可能な構造体において、デザイン性を向上すること。
2.上記の構造体で、視覚性を向上すること。
3.組み立てにおけるハンドリング性を向上し、組み立てにかかる作業時間の短縮を図ること。
前記空間内における前記内部空間の境界に配置された支柱フレームと、
前記支柱フレームの上端部に連結された複数の梁フレームと、
前記梁フレームを前記内部空間の外側から覆うカバー部材と、
複数の前記梁フレームの端部と前記支柱フレームの上端部とを連結する連結部材と、
前記連結部材を前記内部空間の外側から覆うコーナー部材と、を備え、
前記コーナー部材における前記内部空間に対する外側面と、前記支柱フレームにおける前記内部空間に対する外側面と、が面一に形成されるとともに、
前記コーナー部材における前記内部空間に対する外側面と、前記カバー部材における前記内部空間に対する外側面と、が面一に形成され、
前記コーナー部材における下端部と前記カバー部材側となる端部、および、前記支柱フレームの上端部と前記カバー部材の端部の一方には、他方における前記内部空間に対する内側の位置に突出する突出部が設けられていることを特徴とする。
これにより、コーナー部材の下端と支柱フレームの上端部との一方に設けられた突出部を他方に差し込むとともに、コーナー部材の端部とカバー部材の端部との一方に設けられた突出部を覆うように他方を載置して、カバー部材を梁フレームに固定することで、コーナー部材と支柱フレームとの隙間、および、コーナー部材とカバー部材との隙間に、突出部が位置する。したがって、コーナー部材と支柱フレームとの外側面、およびコーナー部材とカバー部材との外側面において、それぞれの外側面があたかも連続しているように突出部が視認されるため、これらの隙間における内部空間側を外部から視認できなくすることができる。これにより、空間構成用構造体におけるコーナー部における視覚性を向上することができる。
前記コーナー部材における前記カバー部材側となる端部には、前記カバー部材における前記内部空間に対する内側の位置に突出する突出部が設けられることができる。
これにより、コーナー部材の下端の突出部を支柱フレームの上端部に差し込むとともに、コーナー部材の端部の突出部を覆うように、カバー部材を載置して、カバー部材を梁フレームに固定することで、コーナー部材と支柱フレームとの隙間、および、コーナー部材とカバー部材との隙間に、カバー部材の突出部が位置する。したがって、コーナー部材と支柱フレームとの外側面、およびコーナー部材とカバー部材との外側面において、それぞれの外側面があたかも連続しているように突出部が視認されるため、これらの隙間における内部空間側を外部から視認できなくすることができる。これにより、空間構成用構造体におけるコーナー部における視覚性を向上することができる。
これにより、空間構成用構造体の上端に位置するカバー部材表面を曲面から構成して、外部から見た空間構成用構造体の視覚性を向上し、デザイン性を向上することが可能となる。
これにより、コーナー部材の下端の突出部の外側が支柱フレームの上端部に接しており、コーナー部材の端部の突出部の外側がカバー部材の端部に接しているとともに、カバー部材の内側が連結部材に接しており、これらによって、カバー部材が組み付けられることができる。これにより、コーナー部材を他の部材に取り付ける部品を別に用意する必要がなく、空間構成用構造体における部品点数を削減することが可能となる。
前記梁フレームにおける前記内部空間に対する内側位置には、前記固定部材を覆うキャップ部材が設けられることができる。
これにより、カバー部材を梁フレームに固定する際に、固定部材により空間構成用構造体の内側から固定することができ、さらに、この固定部材をキャップで覆うことで、固定部材が空間構成用構造体の内側から視認されることを防いで、空間構成用構造体の内側をキャップにより面一にすることができる。したがって、空間構成用構造体のデザイン性を向上することができる。
これにより、空間構成用構造体は、内部空間を外部から分離して、空間から内部空間を形成することができる。
これにより、空間構成用構造体の外側である空間から、内部空間を隔離して、内部空間における作業環境を所望の状態に設定してこれを管理することができる。
前記支柱フレームの上端部に連結された複数の梁フレームと、
前記梁フレームを前記内部空間の外側から覆うカバー部材と、
複数の前記梁フレームの端部と前記支柱フレームの上端部とを連結する連結部材と、
前記連結部材を前記内部空間の外側から覆うコーナー部材と、を備え、
前記コーナー部材における前記内部空間に対する外側面と、前記支柱フレームにおける前記内部空間に対する外側面と、が面一に形成されるとともに、
前記コーナー部材における前記内部空間に対する外側面と、前記カバー部材における前記内部空間に対する外側面と、が面一に形成され、
前記コーナー部材における下端部と前記カバー部材側となる端部、および、前記支柱フレームの上端部と前記カバー部材の端部の一方には、他方における前記内部空間に対する内側の位置に突出する突出部が設けられている空間構成用構造体の組み立て方法であって、
前記支柱フレームと前記梁フレームと前記連結部材とを連結する工程と、
前記コーナー部材を前記支柱フレームの上端部位置に載置する工程と、
前記カバー部材を前記梁フレームに載置する工程と、
前記カバー部材を前記梁フレームに固定する工程と、を備え、
前記コーナー部材における前記突出部が、前記支柱フレームおよび前記カバー部材における前記内部空間に対する内側位置とされることができる。
これにより、コーナー部材の下端の突出部を支柱フレームの上端部に差し込で、コーナー部材を支柱フレームに載置しただけで、コーナー部材を安定させ、さらに、コーナー部材の端部の突出部にカバー部材を載せるだけで組み立て時の位置設定をおこなうことができる。さらに、載置したカバー部材の端部により、コーナー部材の端部における突出部を外側から位置決めして、カバー部材を梁フレームに固定するだけで、コーナー部材を組み付けることが可能となる。したがって、空間構成用構造体の組み立てにおけるハンドリング性を向上し、例えば、コーナー部材を連結部材に対して固定する作業をおこなう必要がないため、空間構成用構造体の組み立て作業時間を短縮することが可能となる。
前記カバー部材を前記梁フレームにおける前記空間に対する内側位置から前記梁フレームに固定する固定部材をキャップ部材によって覆う工程を備えることができる。
これにより、梁フレームに載置したカバー部材を固定部材により固定するだけで、コーナー部材とカバー部材とを組み付け固定することが可能となる。したがって、空間構成用構造体の組み立てにおけるハンドリング性を向上し、空間構成用構造体の組み立て作業時間を短縮することが可能となる。
図1は、本実施形態における空間構成用構造体を示す斜視図であり、図において、符号10は、空間構成用構造体である。
なお、以下の説明においては、図には現れない構成にも符号を付して、説明をおこなう。
支柱フレーム11〜14は、いずれも略等しい鉛直方向長さを有する。また、支柱フレーム11〜14は、側部19A〜19Dの厚さ寸法と略等しい水平方向における幅寸法を有する。
空間構成用構造体10の正面となる両サイド位置には、支柱フレーム11と支柱フレーム12とが立設され、これらの上端部には、梁フレーム15が略水平方向に架設されている。
空間構成用構造体10の奥側となる両サイド位置には、支柱フレーム13と支柱フレーム14とが立設され、これらの上端部には、梁フレーム18が略水平方向に架設されている。
空間構成用構造体10を正面視して右側となる位置には、支柱フレーム12と支柱フレーム14とが立設されており、これらの上端部には、梁フレーム17が略水平方向に架設されている。
支柱フレーム12と梁フレーム15と梁フレーム17との連結された空間構成用構造体10の右側正面の隅(コーナー部)においては、支柱フレーム12の外側面12aと、梁フレーム15を覆うカバー部材25の外側面25aと、梁フレーム17を覆うカバー部材27の外側面27aとをそれぞれ接続するコーナー部材22が設けられる。
支柱フレーム14と梁フレーム18と梁フレーム17との連結された空間構成用構造体10の右側奥側の隅(コーナー部)においては、支柱フレーム14の外側面14aと、梁フレーム18を覆うカバー部材28の外側面28aと、梁フレーム17を覆うカバー部材27の外側面27aとをそれぞれ接続するコーナー部材24が設けられる。
空間構成用構造体10における支柱フレーム11の上端となるコーナー部には、図2(a)に示すように、コーナー部材21が配置される。コーナー部材21の外側面21aは、それぞれ支柱フレーム11の外側面11aと、カバー部材25の外側面25aと、カバー部材26の外側面26aと面一になるように連続性を有する外側に向けて凸状となる曲面状に形成される。コーナー部材21の外側面21aは、例えば、球面に近しい形状とされることができる。
空間構成用構造体10における支柱フレーム11の上端となるコーナー部においては、図2(b)に示すように、内部空間側で、梁フレーム15と梁フレーム16とが露出するように端部どうしが突き合わされている。梁フレーム15と梁フレーム16とには、空間構成用構造体10の内部空間側に延在する溝15a,16aが形成されており、梁フレーム15と梁フレーム16との内部空間側が面一となるように、溝15a,16aにはキャップ部材35,36が嵌め込まれている。溝15a,16aは、それぞれ梁フレーム15、16の全長に形成される。
なお、図2(b)においては、キャップ部材35が溝15aから取り外された状態を図示している。
梁フレーム18は、図3に示すように、その全長で同一の断面形状を有している。梁フレーム18は、略水平に組み付けられる下板部18hと、下板部18hの内側空間側となる端部18h1に立設された内壁部18bと、を有する。
接続部18cは、梁フレーム18の長さ方向に延在する溝が、梁フレーム18の端部位置において連結部材44と接続するための螺合穴とされる。接続部18cの溝には、連結部材44を貫通した締結ボルト、ビス、ねじ等の連結手段Bが螺合されて、梁フレーム18と連結部材44とを固定する(図6に対応する連結手段Bを図示)。
溝18aは、鉛直な梁フレーム18の幅方向断面が矩形とされており、内壁基部18b1の上端部に接続されて略水平な溝下部18a1と、溝下部18a1から立設されて内壁基部18b1および内壁上部18b2と平行な溝奥部18a2と、溝奥部18a2の上端部に接続されるとともに内壁上部18b2の下端に接続された略水平な溝上部18a3と、によって、内壁部18bから凹んだ溝状に形成されている。溝奥部18a2には、その外側、つまり、内側空間側とは反対側となる位置に、後述するように、カバー部材28が取り付けられる。
接続部18dは、接続部18cと同様に、梁フレーム18の長さ方向に延在する溝が、梁フレーム18の端部位置において連結部材44と接続するための螺合穴とされる。接続部18dの溝には、連結部材44を貫通した締結ボルト、ビス、ねじ等の連結手段Bが螺合されて、梁フレーム18と連結部材44とを固定する(図6に対応する連結手段Bを図示)。
キャップ下部38bとキャップ上部38cとは、その先端が、溝下部18a1と溝上部18a3とに設けられた凸部18a11と凸部18a31とに当接して、キャップ板38aが内壁部18bと面一となるように位置規制可能とされる。
キャップ上部38cには、溝上部18a3と接触する側に凸部38c3が設けられ、溝上部18a3側に設けられた凹部18a14と嵌合する。
凸部38b3と凹部18a13の嵌合、および、凸部38c3と凹部18a14の嵌合によって、キャップ部材38が溝18a内に嵌め込まれた状態を維持できる。
下端板部28bの内側空間方向の端部は、下板部18hの外側(内側空間と反対方向)の端部の切欠に当接して上下方向の位置が設定されている。
固定部28dは、溝奥部18a2の裏面、つまり、溝奥部18a2における溝18aと反対側となる裏面に当接するように設けられる。固定部28dは、溝奥部18a2と略平行な板体とされる。固定部28dと溝奥部18a2とにおいては、それぞれの対応する位置に、固定孔28d1および固定孔18a5が設けられている。
また、図3に図示した固定孔18a5に対応して、図2(b)に梁フレーム15の固定孔15a5が示される。なお、図2(b)において、固定部材B1を省略している。
支柱フレーム11は、図4に示すように、中空のパイプ状とされ、上下方向の全長で同じ断面形状として連続している。支柱フレーム11は、断面円弧状の外側面11aを形成する円弧状部11bと、左面部(側部)19C側の板面部11cと、正面部(側部)19A側の板面部11dと、を有する。
これら円弧状部11bと板面部11cと板面部11dとが連結された断面輪郭形状として、略四分円の扇形輪郭となるように形成される。
板面部11cと板面部11dとは、互いに略直交するように断面端部が接続され、円弧状部11bと板面部11c、円弧状部11bと板面部11dも、それぞれ互いに略直交するように断面端部が接続されている。
板面部11dの幅方向中央部には、正面部(側部)19Aの反対側となる支柱フレーム11の断面中心側に、肉厚部11d1が突条として形成される。
肉厚部11c1の板面部11d側と、肉厚部11d1の板面部11c側とは互いに架橋するように中板部11eによって連結される。
接続部11fは、接続部18c,18dと同様に、支柱フレーム11の長さ方向に延在する溝が、支柱フレーム11の上端位置において連結部材41と接続するための螺合穴とされる。接続部11fの溝には、連結部材41を貫通した締結ボルト、ビス、ねじ等の連結手段Bが螺合されて、支柱フレーム11と連結部材41とを固定する(図6に対応する連結手段Bを図示)。
連結部材41〜44は、いずれも略同一な構成とされるため、ここでは連結部材41を例示して説明する。
図5は、本実施形態における空間構成用構造体における連結部材を示す斜視図である。図6は、本実施形態における空間構成用構造体における連結部材を連結した状態を示す斜視図である。
連結部材41は、図5,図6に示すように、支柱フレーム11に当接する略水平の底板部41aと、梁フレーム16に当接するように底板部41aから立設された縦板部41bと、梁フレーム15に当接するように底板部41aから立設された横板部41cと、を有する。底板部41aと縦板部41bと横板部41cとの厚さ寸法は、略同一とすることができる。
底板部41aは、平面視した輪郭形状として、略四分円の扇形輪郭となるように形成される。
底板部41aと横板部41cとの接合部41acは、扇形輪郭における半径部分によって構成されて略水平な直線状に形成され、底板部41aと横板部41cとが直交するように接合されている。
縦板部41bと横板部41cとの接合部41bcは、扇形輪郭における半径部分によって構成されて略鉛直な直線状に形成され、縦板部41bと横板部41cとが直交するように接合されている。
これにより、底板部41a、縦板部41bおよび横板部41cそれぞれの扇形輪郭における円弧部分によって、コーナー部材21が当接する概略三角形状の外縁が形成されている。
連結部材41は、板状体を折り曲げて形成する場合には、上記の接合部41ab,41ac,41bcのうちいずれかが、端部が接触した状態とされてもよい。
底板部41aには、支柱フレーム11と連結部材41とを連結する連結孔41dが接続部11fに対応した位置に設けられる。
横板部41cには、梁フレーム15と連結部材41とを連結する連結孔41gが接続部15cに対応した位置に設けられ、梁フレーム15と連結部材41とを連結する連結孔41hが接続部15dに対応した位置に設けられる。
縦板部41bと横板部41cとには、連結孔41e〜41hから離間する位置で、接合部41bcを跨ぐように貫通部41kが設けられる。
貫通部41jおよび貫通部41kは、たとえば、必要な配線を通すために設けられる。また、連結部材41を軽量化するために設けられることもできる。貫通部41jおよび貫通部41kの輪郭形状および配置等は、連結部材41の強度に影響を及ぼさなければ任意に設定できる。
図7(a)〜(c)は、本実施形態の空間構成用構造体におけるコーナー部材をそれぞれ異なる方向視して示す斜視図である。
コーナー部材21は、図7(a)〜(c)に示すように、外側面21aを形成する曲面部21bと、曲面部21bの下端部21b1から突出する突出部21cと、カバー部材26側の縦端部21b2から突出する突出部21dと、カバー部材25側の横端部21b3から突出する突出部21eと、を有する。
曲面部21bの下端部21b1は、支柱フレーム11の上端部に合わせて、水平方向視して直線に見えるように円弧状に形成される。
曲面部21bの横端部21b3は、カバー部材25側の左側端部に合わせて、側面視して直線に見えるように円弧状に形成される。
曲面部21bは、下端部21b1と縦端部21b2と横端部21b3とによって、三角形を曲面にしたような輪郭形状とされる。曲面部21bは、略均一な厚さ寸法とされる。
突出部21cと突出部21dと突出部21eとは、いずれも曲面部21bよりも薄肉化され、突出部21cと下端部21b1、突出部21dと縦端部21b2、突出部21eと横端部21b3は、それぞれが段差を形成している。
突出部21dの幅方向は、曲面部21bの中心からカバー部材26に向かう方向、つまり、空間構成用構造体10の前後方向とされる。
突出部21eの幅方向は、曲面部21bの中心からカバー部材25に向かう方向、つまり、空間構成用構造体10の左右方向とされる。
なお、充分な強度を有している場合、あるいは、外観デザイン性や製造容易性等からの要請がある場合、これらの材質を適宜変更することが可能である。
本実施形態における空間構成用構造体10の組み立て方法は、図8に示すように、フレーム組み立て工程S1と、側部組み立て工程S2と、コーナー載置工程S3と、カバー載置工程S4と、カバー固定工程S5と、キャップ工程S6と、を備える。
具体的には、まず、支柱フレーム11の上端部に、連結部材41を連結する。このとき、底板部41aの連結孔41dを貫通した連結手段Bを接続部11fに螺合する。また、底板部41aの外側端部41a1と、支柱フレーム11における円弧状部11bの内側面との間に形成された隙間Vの幅寸法が、円弧に沿った位置で、いずれも均等になるように取り付ける。
また、連結部材44と梁フレーム17とを連結する。
このようにコ字状に組み立てられた支柱フレーム11,12、梁フレーム15を、例えば、水平状態として置いたときに、梁フレーム16は略鉛直に立ち上がっている。同様に、コ字状に組み立てられた支柱フレーム13,14、梁フレーム18を、例えば、水平状態として置いたときに、梁フレーム17は略鉛直に立ち上がっている。
なお、支柱フレーム11〜14,梁フレーム15〜18の組み立て順は、上記の順番に限定されるものではなく、支柱フレーム11〜14と梁フレーム15〜18とで内部空間の境界を形成していればよい。
このとき、コーナー部材21の下端部21b1から突出する突出部21cを、底板部41aの外側端部41a1と、支柱フレーム11における円弧状部11bの内側面との間に形成された隙間Vに挿入し、図10に示す状態とする。これにより、突出部21cが、外側端部41a1と円弧状部11bの内側面とによって位置規制されて、コーナー部材21の載置位置が安定する。また、隙間Vに突出部21cが挿入されていることで、コーナー部材21が外れてしまうことがない。
なお、載置されたコーナー部材21において、突出部21dは、縦板部41bの外側端部41b1よりも梁フレーム16側に突出している。同様に、突出部21eは、横板部41cの外側端部41c1よりも梁フレーム15側に突出している。
このとき、梁フレーム15の両端位置には、コーナー部材21およびコーナー部材22が載置されている。カバー部材25は、曲面部25kの両端がコーナー部材21の突出部21eとコーナー部材22の突出部22dとを覆うように載置される。
同時に、カバー部材25は、曲面部25kの上端付近において、上端当接部25eが、梁フレーム15の内壁上部15b2の上端側に当接するように載置される。
このとき、キャップ下部35bとキャップ上部35cとを、溝下部15a1と溝上部15a3とに対して接触させる。同時に、凸部35b3と凹部15a13、凸部35c3と凹部15a14の嵌合によって、キャップ部材35が溝15a内に嵌め込んだ状態とされる。(図3に記載された凸部38b3、凹部18a13、凸部38c3、凹部18a14参照)これにより、キャップ板35aが内壁部15bと面一となる。
なお、側部組み立て工程S2後において、カバー載置工程S4とカバー固定工程S5とキャップ工程S6とを繰り返すカバー部材25〜28等の組み立て順は、上記の順番に限定されるものではない。
また、コーナー部材21〜24を固定するための部品が必要ないために、部品点数を削減して、組み立て作業時間を短縮するとともに、製造コストを低減することが可能となる。
特に、接続部分の隙間が目立ちやすかったカバー部材と支柱フレームとのコーナー部分では、縦横高さの3方向の曲面となるため、隙間を目立たなくすることが困難であったが、本実施形態の空間構成用構造体10では、コーナー部材21〜24を載置するだけで、この課題を解決することができる。
11〜14…支柱フレーム
11a〜14a…外側面
15〜18…梁フレーム
19A…正面部(側部)
19B…奥面部(側部)
19C…左面部(側部)
19D…右面部(側部)
21〜24…コーナー部材
21a〜24a…外側面
21c〜24e…突出部
25〜28…カバー部材
25a〜28a…外側面
35〜38…キャップ部材
41〜44…連結部材
B…連結手段
B1…固定部材
V…隙間
Claims (9)
- 空間に設けられ、該空間内に内部空間を形成するための空間構成用構造体であって、
前記空間内における前記内部空間の境界に配置された支柱フレームと、
前記支柱フレームの上端部に連結された複数の梁フレームと、
前記梁フレームを前記内部空間の外側から覆うカバー部材と、
複数の前記梁フレームの端部と前記支柱フレームの上端部とを連結する連結部材と、
前記連結部材を前記内部空間の外側から覆うコーナー部材と、を備え、
前記コーナー部材における前記内部空間に対する外側面と、前記支柱フレームにおける前記内部空間に対する外側面と、が面一に形成されるとともに、
前記コーナー部材における前記内部空間に対する外側面と、前記カバー部材における前記内部空間に対する外側面と、が面一に形成され、
前記コーナー部材における下端部と前記カバー部材側となる端部、および、前記支柱フレームの上端部と前記カバー部材の端部の一方には、他方における前記内部空間に対する内側の位置に突出する突出部が設けられていることを特徴とする空間構成用構造体。 - 前記コーナー部材における下端部には、前記支柱フレームの上端部における前記内部空間に対する内側の位置に突出する突出部が設けられ、
前記コーナー部材における前記カバー部材側となる端部には、前記カバー部材における前記内部空間に対する内側の位置に突出する突出部が設けられることを特徴とする請求項1に空間構成用構造体。 - 前記コーナー部材と前記カバー部材と前記支柱フレームとにおいて、前記内部空間に対する外側面が曲面とされることを特徴とする請求項1または2に記載の空間構成用構造体。
- 前記コーナー部材における前記内部空間に対する内側に前記連結部材が当接していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の空間構成用構造体。
- 前記カバー部材には、前記梁フレームにおける前記内部空間に対する内側位置から前記梁フレームに固定する固定部材が設けられ、
前記梁フレームにおける前記内部空間に対する内側位置には、前記固定部材を覆うキャップ部材が設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の空間構成用構造体。 - 前記支柱フレームと前記梁フレームとで形成される前記内部空間の側面部分には、面板状の側部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の空間構成用構造体。
- 前記空間内に設けられ、前記空間から隔離して前記内部空間内で特定の作業を行うためのワークブースであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の空間構成用構造体。
- 空間に設けられて該空間内に内部空間を形成するために前記空間内における前記内部空間の境界に配置された支柱フレームと、
前記支柱フレームの上端部に連結された複数の梁フレームと、
前記梁フレームを前記内部空間の外側から覆うカバー部材と、
複数の前記梁フレームの端部と前記支柱フレームの上端部とを連結する連結部材と、
前記連結部材を前記内部空間の外側から覆うコーナー部材と、を備え、
前記コーナー部材における前記内部空間に対する外側面と、前記支柱フレームにおける前記内部空間に対する外側面と、が面一に形成されるとともに、
前記コーナー部材における前記内部空間に対する外側面と、前記カバー部材における前記内部空間に対する外側面と、が面一に形成され、
前記コーナー部材における下端部と前記カバー部材側となる端部、および、前記支柱フレームの上端部と前記カバー部材の端部の一方には、他方における前記内部空間に対する内側の位置に突出する突出部が設けられている空間構成用構造体の組み立て方法であって、
前記支柱フレームと前記梁フレームと前記連結部材とを連結する工程と、
前記コーナー部材を前記支柱フレームの上端部位置に載置する工程と、
前記カバー部材を前記梁フレームに載置する工程と、
前記カバー部材を前記梁フレームに固定する工程と、を備え、
前記コーナー部材における前記突出部が、前記支柱フレームおよび前記カバー部材における前記内部空間に対する内側位置とされることを特徴とする空間構成用構造体の組み立て方法。 - 前記カバー部材を前記梁フレームに固定する工程の後に、
前記カバー部材を前記梁フレームにおける前記空間に対する内側位置から前記梁フレームに固定する固定部材をキャップ部材によって覆う工程を備えることを特徴とする請求項8に記載の空間構成用構造体の組み立て方法。
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JPH10102644A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-21 | M Ee Fuabutetsuku:Kk | 防護フェンス |
JP2010037791A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Itoki Corp | 二部材の接合部における取付構造及び間仕切装置における笠木構造 |
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2018
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JPS55107513U (ja) * | 1979-01-19 | 1980-07-28 | ||
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