JP2020066470A - 圧縮袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】人の力のみで排気することができるとともに、被収納物の圧縮状態を長期間維持することができる圧縮袋を提供する。【解決手段】圧縮袋10は、内側に被収納物を収納することができる袋体20と、袋体20の第1の端縁21近傍に設けられ、袋体20を開封/密封することができるとともに開封時に袋体20に被収納物を出し入れすることができる第1のチャック部30と、袋体20の第2の端縁22近傍に設けられ、袋体20の内側の空気を袋体20の外側に排気するとともに袋体20の外側の空気が内側に流入することを防止する逆止弁部40と、袋体20の第2の端縁22近傍であって逆止弁部40よりも袋体20の空気の排気側である外側に設けられ、袋体20を開封/密封することができる第2のチャック部50と、により構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、衣類または布団などの被収納物を収納した状態で排気することで、被収納物を圧縮し保存することができる圧縮袋に関する。
従来から、衣類や布団などの空気を含むことにより嵩高となる被収納物を収納するための袋であって、袋の内側の空気を排気することにより大気圧で被収納物を圧縮して、コンパクトに保存することができる圧縮袋が存在する。
圧縮袋には、バルブを有する逆止弁を用いるものと、複数枚例えば2枚のフィルムを重ねて隙間状の流路を有する逆止弁を用いるもの(特許文献1参照)と、がある。
複数枚のフィルムを重ねて隙間状の流路を有する逆止弁を用いる圧縮袋は、掃除機などの空気吸引のための装置を必要とせず、人の力のみで排気することができるため、例えばキャニスタ型の掃除機を有しない単身世帯や旅行先などにおいて、簡易に被収納物を圧縮し保存することができるという利点がある。
実公平6−697号公報
しかし、複数枚のフィルムを重ねて隙間状の流路を有する逆止弁を用いる圧縮袋は、複数枚のフィルムの間の狭い隙間状の流路における空気抵抗値の高さを利用して、外側の空気が圧縮袋の内側に流入することを防止するものであり、短期間例えば数日程度の期間であれば、圧縮袋に収納される被収納物の圧縮状態を維持することができるが、外側の空気が隙間状の流路を有する逆止弁から圧縮袋の内側に徐々に流入して、長期間例えば6ヶ月の期間、圧縮状態を維持することができないという問題があった。
そこで、本発明は、人の力のみで排気することができるとともに、被収納物の圧縮状態を長期間維持することができる圧縮袋を提供することを目的とする。
本発明に係る圧縮袋は、内側に被収納物を収納することができる袋体と、袋体の第1の端縁近傍に設けられ、袋体を開封/密封することができるとともに開封時に袋体に被収納物を出し入れすることができる第1のチャック部と、袋体の第2の端縁近傍に設けられ、袋体の内側の空気を袋体の外側に排気するとともに袋体の外側の空気が内側に流入することを防止する逆止弁部と、袋体の第2の端縁近傍であって逆止弁部よりも袋体の空気の排気側である外側に設けられ、袋体を開封/密封することができる第2のチャック部と、により構成される。
本発明に係る圧縮袋によれば、内側に被収納物を収納することができる袋体と、袋体の第1の端縁近傍に設けられ、袋体を開封/密封することができるとともに開封時に袋体に被収納物を出し入れすることができる第1のチャック部と、を有するので、第1の端縁側から被収納物を入れて袋体の内側に被収納物を収納することができるとともに、第1のチャック部を封止することによって、袋体の第1の端縁側を密封し、袋体の第1の端縁側のさらに外側から空気が袋体の内側に流入することがない。
そして、本発明に係る圧縮袋は、袋体の第2の端縁近傍に設けられ、袋体の内側の空気を袋体の外側に排気するとともに袋体の外側の空気が内側に流入することを防止する逆止弁部を有するので、袋体の内側に被収納物を収納した状態で、人の力により袋体に圧力をかけて、逆止弁部から袋体の内側の空気を袋体の外側に排気することができる。このとき、逆止弁部により、袋体の外側の空気は、内側に流入することを防止される。
さらに、本発明に係る圧縮袋は、袋体の第2の端縁近傍であって逆止弁部よりも袋体の空気の排気側である外側に設けられ、袋体を開封/密封することができる第2のチャック部を有するので、逆止弁部による空気の流入防止機能に加えて、第2のチャック部を封止することによって、袋体の第2の端縁側を密封し、第2の端縁側のさらに外側から空気が袋体の内側に流入することがない。
請求項2に係る圧縮袋は、さらに、次のように構成されている。すなわち、逆止弁部は、複数枚の袋体形成フィルムが部分的に第2の端縁に略沿って溶着することによって形成され、複数枚の袋体形成フィルムが溶着している部分であるとともに被収納物の第2のチャック部側への移動を阻止する部分である溶着部と、袋体の内側から袋体の外側に排気する空気が複数枚の袋体形成フィルムの間かつ溶着部の間で第2の端縁に略沿って通る排気流路と、複数枚の袋体形成フィルムが溶着していない部分であり袋体の内側に向かって排気流路を開口し袋体から排気する空気が排気流路に流入するための内側空気口と、複数枚の袋体形成フィルムが溶着していない部分であり袋体の外側に向かって排気流路を開口し袋体から排気する空気が排気流路から袋体の外側に流出するための外側空気口と、により構成され、内側空気口と外側空気口とは、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁と直交する方向において、重ならない位置となる、又は重なる位置となる。
請求項2に係る圧縮袋によれば、袋体の内側から袋体の外側に排気する空気が複数枚の袋体形成フィルムの間かつ溶着部の間で第2の端縁に略沿って通る排気流路を有する逆止弁部は、狭い隙間状の流路において高い圧力がかかるので逆止弁としての機能を奏する。
さらに、第2の端縁に略沿って通る排気流路を袋体の内側に向かって開口し袋体から排気する空気が排気流路に流入するための内側空気口と、袋体の外側に向かって排気流路を開口し袋体から排気する空気が排気流路から袋体の外側に流出するための外側空気口と、は、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁と直交する方向から見て、重ならない位置となるので、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁と直交する方向において、貫通する位置となっておらず、第2の端縁に略沿って通る排気流路を介して例えばクランクの一方軸と他方軸との位置関係となっている。これにより、外側空気口から排気流路を通って内側空気口にまで進入しようとする袋体の外側の空気は、外側空気口から排気流路への進入における略直角に屈曲する流路と排気流路から内側空気口への進入における略直角に屈曲する流路とを通ることとなる。そして、屈曲する流路では、空気は進行しづらくなる
したがって、請求項2に係る圧縮袋によれば、排気流路における圧力を更に高めることができ、圧縮状態をより長期間維持することができる。
請求項3に係る圧縮袋は、さらに、次のように構成されている。すなわち、溶着部は、排気流路の内向きに突出する突出部と排気流路の内向きに屈曲する屈曲部とを有する。
請求項3に係る圧縮袋によれば、外側空気口から排気流路を通って内側空気口にまで進入しようとする袋体の外側の空気は、溶着部の間で形成される排気流路の内向きに突出する突出部に進行を阻害されて、排気流路の中を進行しづらくなる。同様に、請求項3に係る圧縮袋によれば、外側空気口から排気流路を通って内側空気口にまで進入しようとする袋体の外側の空気は、溶着部の間で形成される排気流路の内向きに屈曲する屈曲部に進行を阻害されて、排気流路の中を進行しづらくなる。
したがって、請求項3に係る圧縮袋によれば、排気流路における圧力を更に高めることができ、圧縮状態をより長期間維持することができる。
請求項4に係る圧縮袋は、内側に被収納物を収納することができる袋体により構成され、前記袋体は、略方形であって、第1の端縁と、第1の端縁と平行な第2の端縁と、第1の端縁の左端と第2の端縁の左端とを結ぶ第3の端縁と、第1の端縁の右端と第2の端縁の右端とを結ぶ第4の端縁とを備えるとともに、略同一の平面形状を備える袋体形成フィルムが重ねられ、前記第3の端縁と第4の端縁とは連結されて、前記対向する袋体形成フィルムの対向面間に被収納物を収納するための収納部を備え、
前記袋体の第1の端縁の近傍に設けられ、袋体を開封/密封することができるとともに開封時に袋体に被収納物を出し入れすることができる第1のチャック部と、前記袋体の第2の端縁近傍に設けられ、袋体の内側の収納部の空気を袋体の外側に排気するとともに袋体の外側の空気が内側の収納部に流入することを防止する逆止弁部と、
前記袋体の第2の端縁近傍であって逆止弁部よりも袋体の空気の排気側である外側に設けられ、袋体を開封/密封することができる第2のチャック部とを含む。
本発明に係る圧縮袋によれば、内側に被収納物を収納することができる袋体と、袋体の第1の端縁近傍に設けられ、袋体を開封/密封することができるとともに開封時に袋体に被収納物を出し入れすることができる第1のチャック部と、を有するので、第1の端縁側から被収納物を入れて袋体の内側に被収納物を収納することができるとともに、第1のチャック部を封止することによって、袋体の第1の端縁側を密封し、袋体の第1の端縁側のさらに外側から空気が袋体の内側に流入することがない。
そして、本発明に係る圧縮袋は、袋体の第2の端縁近傍に設けられ、袋体の内側の空気を袋体の外側に排気するとともに袋体の外側の空気が内側に流入することを防止する逆止弁部を有するので、袋体の内側に被収納物を収納した状態で、人の力により袋体に圧力をかけて、逆止弁部から袋体の内側の空気を袋体の外側に排気することができる。このとき、逆止弁部により、袋体の外側の空気は、内側に流入することを防止される。
さらに、本発明に係る圧縮袋は、袋体の第2の端縁近傍であって逆止弁部よりも袋体の空気の排気側である外側に設けられ、袋体を開封/密封することができる第2のチャック部を有するので、逆止弁部による空気の流入防止機能に加えて、第2のチャック部を封止することによって、袋体の第2の端縁側を密封し、第2の端縁側のさらに外側から空気が袋体の内側に流入することがない。
請求項5に係る圧縮袋は、さらに、次のように構成されている。すなわち、逆止弁部は、複数枚の袋体形成フィルムが部分的に第2の端縁に略沿って溶着することによって形成され、複数枚の袋体形成フィルムが溶着している部分であるとともに被収納物の第2のチャック部側への移動を阻止する部分である溶着部と、袋体の内側から袋体の外側に排気する空気が複数枚の袋体形成フィルムの間かつ溶着部の間で第2の端縁に略沿って通る排気流路と、複数枚の袋体形成フィルムが溶着していない部分であり袋体の内側に向かって排気流路を開口し袋体から排気する空気が排気流路に流入するための内側空気口と、複数枚の袋体形成フィルムが溶着していない部分であり袋体の外側に向かって排気流路を開口し袋体から排気する空気が排気流路から袋体の外側に流出するための外側空気口と、により構成されている。
前記溶着部は、第2の端縁より離れた収納部側に形成された溶着部第1列と、第2のチャック部の近傍で形成された溶着部第2列とを有し、前記溶着部第1列と前記溶着部第2列と前記第2のチャック部とは、第2の端縁と略平行に形成され、前記溶着部第1列は、不連続で形成され、連続していない領域に内側空気口が形成され、前記溶着部第2列は、不連続で形成され、連続していない領域に外側空気口が形成されている。
請求項6に係る圧縮袋は、さらに、次のように構成されている。すなわち、逆止弁部は、溶着部第1列を構成する溶着部を結んだ幅方向にのびる逆止弁境界部と、前記溶着部第1列とは幅をあけて設けられた溶着部第2列を構成する溶着部を結んだ幅方向にのびる逆止弁境界部と、袋体の左側及び右側の端縁とにより囲繞された領域により構成され、溶着部第1列の溶着部と溶着部第2列の溶着部とが向き合う閉鎖領域と、溶着部第1列の溶着部と溶着部第2列の溶着部との間に形成され、表側の袋体を構成する袋体形成フィルムと裏側の袋体を構成する袋体形成フィルムとが密着する密着領域とを備える。
請求項7に係る圧縮袋は、前記溶着部が、排気流路の内向きに突出する突出部と排気流路の内向きに屈曲する屈曲部とを有し、前記溶着部第1列は、線状の長い第1溶着部と、短い線状または点状の第2溶着部とを有し、前記溶着部第1列は、排気流路の内向きに突出する突出部と排気流路の内向きに屈曲する屈曲部とを有し、前記溶着部第2列は、線状の長い第1溶着部と、短い線状または点状の第2溶着部とを有し、前記溶着部第2列は、排気流路の内向きに突出する突出部を有する。
請求項8に係る圧縮袋は、逆止弁部の幅方向における内側空気口の長さが、逆止弁部の幅方向における線状の長い第1溶着部の長さよりも長く、逆止弁部の幅方向における外側空気口の長さは、逆止弁部の幅方向における線状の長い第1溶着部の長さよりも長く、
溶着部第1列の線状の長い第1溶着部が、溶着部第2列の線状の長い第1溶着部と向き合い、逆止弁部の幅方向における溶着部第1列の線状の長い第1溶着部の長さは、溶着部第2列の線状の長い第1溶着部の長さよりも長い。
請求項9に係る圧縮袋は、前記袋体を構成する袋体形成フィルムが、ナイロンと低密度ポリエチレンとの積層構造を有し、柔軟性を有する熱溶着性フィルムで形成され、前記袋体が、低密度ポリエチレンを内側にして収納部が形成され、前記袋体の逆止弁部の領域が、溶着部以外の領域において、表側の袋体形成フィルムの低密度ポリエチレンと裏側の袋体形成フィルムの低密度ポリエチレンとが、平滑性を維持して密に接するように構成されている。
請求項10に係る圧縮袋は、溶着部第1列が、収納部に収容された被収納物の停止位置を構成し、袋体の左端縁側及び右端縁側に内側空気口が形成されるとともに、溶着部第2列は、袋体の左端縁側及び右端縁側に外側空気口が形成され、
袋体の左端縁側及び右端縁側に形成された前記内側空気口と前記外側空気口とが、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁と直交する方向において、重ならない位置となり、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁と平行な位置において、並列する位置となる。
したがって、本発明に係る圧縮袋によれば、人の力のみで排気することができるとともに、被収納物の圧縮状態を長期間維持することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る圧縮袋を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る圧縮袋の逆止弁部を中心とする排気の流れを示す拡大平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る圧縮袋の逆止弁部を中心とする拡大断面斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る圧縮袋の変形例を示す平面図である。 (a)は、図1のA−A断面図である。(b)は、図1のB−B断面図である。(c)は、図1のC−C断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る圧縮袋を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る圧縮袋の逆止弁部を中心に示す拡大平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る圧縮袋の逆止弁部を中心として示す拡大断面斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る圧縮袋の収納部に布団を収納した状態を示す斜視図解図である。 図9のD−D断面図である。 図9のE−E断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る圧縮袋の第2のチャック部を開いた状態における底面図解図である。 本発明の第2の実施の形態に係る圧縮袋の変形例を示す平面図解図であり、(a)は全体を示す図であり、(b)(c)(d)は部分を拡大した図である。 本発明の第2の実施の形態に係る圧縮袋の変形例の逆止弁部を中心として示す拡大平面図である。 本発明に係る圧縮袋に被収納物を収納した状態において排気するために圧縮する方法及び排気状態において維持する方法を示す斜視図解図である。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る圧縮袋10を添付図面を参照しつつ説明する。
ここで、本明細書において、圧縮袋10に関する方向を、図1に従って次のように定義する。圧縮袋10の内側を「内側」と、圧縮袋10の外側を「外側」とする。図1の上側を「上側」と、図1の下側を「下側」と、図1の左側を「左側」と、図1の右側を「右側」と、する。また、図1の紙面に直交する方向を「高さ方向ないしは前後方向」とする。図1の圧縮袋10の下端縁よりも下側を「排気側」とする。また、「上下方向」とは、圧縮袋10に被収納物を収納して、内側の空気を排気するために圧縮袋10を丸めて畳む方向と一致する。
図1に示すように、圧縮袋10は、衣類または布団などの被収納物(図示しない)を収納した状態で排気することで、被収納物を圧縮し保存することができる収納袋である。圧縮袋10は、袋体20と第1のチャック部30と逆止弁部40と第2のチャック部50とにより構成されている。
袋体20は、圧縮袋10の本体をなす袋体であり、内側に被収納物を収納することができる袋体である。袋体20は、内側の収納部に被収納物を収納するための柔軟性を有している。また、袋体20は、空気を通さない材料で形成されている。袋体20は、前後同一形状の袋体形成フィルムが、左側の端縁と右側の端縁において連結されて筒状に形成されている。この実施の形態においては、2枚の同形状の熱溶着性フィルムである第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが高さ方向に重なり、左端縁と右端縁とにおいて溶着された積層構造となるようにして形成されている。
そして、袋体20は、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとのそれぞれの端縁を溶着または後述する第1のチャック部30、第2のチャック部50dで封止することにより、内側の空気と外側の空気とを遮蔽することができる。袋体20は、上側の直線状端縁である第1の端縁21と、下側の直線状端縁である第2の端縁22と、左側の直線状端縁である第3の端縁23と、右側の直線状端縁である第4の端縁24と、からなる周端縁を有する。第1の端縁21は、圧縮袋10すなわち袋体20に被収納物を出し入れする際の出入口となる端縁である。第2の端縁22は、第1の端縁21に相対する端縁であるとともに、圧縮袋10すなわち袋体20の内側の空気を外側に排気する際の排気のための端縁であり、逆止弁部40が設けられる端縁である。すなわち、第2の端縁22は、袋体20の内側の空気から見て、畳む方向である空気を排気する方向において、下流に位置する端縁である。第3の端縁23は、第1の端縁21の一方側端部と第2の端縁22の一方側端部とを繋ぐ端縁であり、溶着されて封止されている端縁である。第4の端縁24は、第3の端縁23に対向する端縁であるとともに、第1の端縁21の他方側端部と第2の端縁22の他方側端部とを繋ぐ端縁であり、溶着されて封止されている端縁である。第3の端縁23及び第4の端縁24は、被収納物を収納しても引き剥がれない接着強度を有するように溶着された幅を有する。袋体20は、衣類用であれば、第1の端縁21から第2の端縁22までの上下方向の長さが例えば40cm〜70cmであり、第3の端縁23から第4の端縁24までの左右方向の長さが例えば30cm〜50cmである。袋体20は、布団用であれば、第1の端縁21から第2の端縁22までの上下方向の長さが例えば100cm〜130cmであり、第3の端縁23から第4の端縁24までの左右方向の長さが例えば70cm〜90cmである。すなわち、袋体20は、左右方向の長さと上下方向の長さとの比率が、衣類用であれば3:4から5:7の程度であり、布団用であれば7:10から9:13の程度である。
第1のチャック部30は、上下に並列する2列の突条と、2列の突条に高さ方向において対向し前記突条に咬合する2列の凹条と、により構成されている。第1のチャック部30は、袋体20の第1の端縁21の近傍に第1の端縁21に沿って伸びるように設けられている。第1のチャック部30は、2列の突条と2列の凹条とが咬合することによって、袋体20の第1の端縁21側を密封することができる。さらに、第1のチャック部30は、咬合状態の2列の突条と2列の凹条とを引き離すことにより、袋体20の第1の端縁21側を開封することができる。さらに、第1のチャック部30は、開封時に袋体20に被収納物を出し入れすることができる大きさ・形状に形成されている。
逆止弁部40は、人の力によって圧力を高められた袋体20の内側の空気を袋体20の外側に排気するとともに袋体20の外側の空気が内側に流入することを防止するための弁の機能を果たす部分である。逆止弁部40は、線状の溶着部分により主として形成されている。逆止弁部40は、空気の流れを変化させることができる幅を有し、溶着部分が引き剥がれない接着強度を有している。逆止弁部40は、袋体20の第2の端縁22近傍に第2の端縁22に沿って第3の端縁23から第4の端縁24まで伸びるように設けられている。逆止弁部40は、高さ方向(前後方向)に重なる第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが部分的に第2の端縁22に略沿って溶着することによって形成されている。逆止弁部40の上下方向の長さは、5cm以上10cm以下の長さであることが好ましい。また、逆止弁部40の上下方向の長さと、逆止弁部40の上端縁から袋体20の第1の端縁21までの上下方向の長さと、の比率は、衣類用であれば1:8から1:12までであることが好ましく、布団用であれば1:14から1:19までであることが好ましい。
逆止弁部40は、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが溶着している部分である溶着部42と、袋体20の内側から袋体20の外側に排気する空気が第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとの間かつ溶着部42の間で第2の端縁22に略沿って通る排気流路44と、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが溶着していない部分であり袋体20の内側に向かって排気流路44を開口し袋体20から排気する空気が排気流路44に流入するための内側空気口46と、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが溶着していない部分であり袋体20の外側に向かって排気流路44を開口し袋体20から排気する空気が排気流路44から袋体20の外側に流出するための外側空気口48とを備えている。
溶着部42は、第2の端縁22に略沿うように袋体20の第2の端縁22の近傍において、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが溶着されて形成されている。さらに、溶着部42は、2列略並列するように第2の端縁22に略沿って形成されており、溶着部第1列42aと溶着部第2列42bとにより構成されている。溶着部第1列42aと溶着部第2列42bとは、略対向している。溶着部第1列42aは、溶着部第2列42bよりも袋体20の内側に配設されている。溶着部第1列42aは、被収納物の第2チャック50側への移動を阻止する。
図2に示すように、溶着部第1列42aは、左から順に、溶着部第1列第1部42a1と溶着部第1列第2部42a2と溶着部第1列第3部42a3と溶着部第1列第4部42a4とを備える。溶着部第2列42bは、左から順に、溶着部第2列第1部42b1と溶着部第2列第2部42b2と溶着部第2列第3部42b3とを備える。溶着部第1列第1部42a1の左端部は、第3の端縁23の溶着部分と接続している。同様に、溶着部第1列第4部42a4の右端部は、第4の端縁24の溶着部分と接続している。一方、溶着部第2列第1部42b1の左端部は、第3の端縁23の溶着部分と接続していない。同様に、溶着部第2列第3部42b3の右端部は、第4の端縁24の溶着部分と接続していない。
溶着部42すなわち溶着部第1列42aと溶着部第2列42bとは、その間に略筒状の隙間を形成している。そして、その隙間は、袋体20の内側から袋体20の外側に排気する空気が第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとの間かつ溶着部42の間で第2の端縁22に略沿って通る排気流路44を形成している。
溶着部第1列42aは、図1及び図2に示すように、第2の端縁22に沿って、溶着部第1列第1部42a1と溶着部第1列第2部42a2と溶着部第1列第3部42a3と溶着部第1列第4部42a4とが不連続となるように、すなわち、間欠的に一直線上に部分的に溶着されて形成されている。すなわち、図2に示すように、溶着部第1列42aの連続していない部分である溶着部第1列第1部42a1と溶着部第1列第2部42a2との間の部分と、溶着部第1列第2部42a2と溶着部第1列第3部42a3との間の部分と、溶着部第1列第3部42a3と溶着部第1列第4部42a4との間の部分と、は、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが溶着していない部分であり、袋体20の内側に向かって排気流路44を開口し袋体20から排気する空気が排気流路44に流入するための内側空気口46を形成している。圧縮袋10において、内側空気口46は、1つ形成されていてもよく、複数形成されていてもよい。本実施の形態においては、内側空気口46は、左右方向の袋体20の中央に1つ、袋体20の左側に1つ、袋体20の右側に1つ、形成されることにより、比較的均一に袋体20の内側の空気が外側に向かって排気される。
溶着部第2列42bは、図1及び図2に示すように、第2の端縁22に沿ってかつ溶着部第1列42bよりも下側で、溶着部第2列第1部42b1と溶着部第2列第2部42b2と溶着部第2列第3部42b3とが不連続となるように、すなわち、間欠的に一直線上に部分的に溶着されて形成されている。すなわち、図2に示すように、溶着部第2列42bの連続していない部分である溶着部第2列第1部42b1と溶着部第2列第2部42b2との間の部分と、溶着部第2列第2部42b2と溶着部第2列第3部42b3との間の部分と、は、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが溶着していない部分であり、袋体20の外側に向かって排気流路44を開口し袋体20から排気する空気が排気流路44から袋体20の外側に流出するための外側空気口48を形成している。圧縮袋10において、外側空気口48は、1つ形成されていてもよく、複数形成されていてもよい。本実施の形態においては、外側空気口48は、左右方向において、3つの内側空気口46の中間位置に2つ形成されている。すなわち、外側空気口48は、内側空気口46と略均一な間隔をおいて、形成されている。
そして、内側空気口46と外側空気口48とは、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが拡がる平面方向のうち第2の端縁22と直交する方向から見て、重ならない位置となるように形成されている。すなわち、図1及び図2の下側(第2のチャック部50側)から見て、外側空気個48の上側(収納部側)に、内側空気口46はない。図1及び図2の上側(収納部側)から見て、すなわち、袋体20の内側から第2の端縁22を見て、内側空気口46の下側(第2のチャック部50側)に、外側空気口48はない。したがって、内側空気口46と外側空気口48とは、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが伸びる平面方向のうち第2の端縁22と直交する方向から見て、貫通していない。すなわち、袋体20の内側から外側に向かって排気される空気は、内側空気口46から外側空気口48に至るにあたって、進行する方向を変化させながら、内側空気口46から外側空気口48に至る。
さらに、溶着部42は、排気流路44の内向きに突出する突出部422を有する。具体的には、溶着部第1列42aは、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが伸びる平面方向のうち外側空気口48の対向する位置に、袋体20の外側向きすなわち排気流路44の内向きに突出する突出部422を有する。同様に、溶着部第2列42bは、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが伸びる平面方向のうち内側空気口46の対向する位置に、袋体20の内側向きすなわち排気流路44の内向きに突出する突出部422を有する。
加えて、溶着部41は、排気流路44の内向きに屈曲する屈曲部424を有する。具体的には、図2に示すように、溶着部第1列第1部42a1は、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが伸びる平面方向において、内側空気口46を形成する右端部から、袋体20の外側向きである下向きすなわち排気流路44の内向きかつ右向きに屈曲するように、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが溶着されている部分である屈曲部424aを有する。屈曲部424aは、第2の端縁22に沿う溶着部第1列第1部42a1本体から鈍角の角度で屈曲している。同様に、溶着部第1列第2部42a2は、内側空気口46を形成する左端部から、袋体20の外側向きである下向きすなわち排気流路44の内向きかつ左向きに屈曲するように、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが溶着されている部分である屈曲部424bを有する。屈曲部424bは、第2の端縁22に沿う溶着部第1列第2部42a2本体から鈍角の角度で屈曲している。同様に、溶着部第1列第2部42a2は、内側空気口46を形成する右端部から、袋体20の外側向きである下向きすなわち排気流路44の内向きかつ右向きに屈曲するように、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが溶着されている部分である屈曲部424cを有する。屈曲部424cは、第2の端縁22に沿う溶着部第1列第2部42a2本体から鈍角の角度で屈曲している。以下同様に、溶着部第1列第3部42a3は、内側空気口46を形成する左端部から、排気流路44の内向きかつ左向きに屈曲するように、屈曲部424dを有する。溶着部第1列第3部42a3は、内側空気口46を形成する右端部から、排気流路44の内向きかつ右向きに屈曲するように、屈曲部424eを有する。溶着部第1列第4部42a4は、内側空気口46を形成する左端部から、排気流路44の内向きかつ左向きに屈曲するように、屈曲部424fを有する。屈曲部424d及び屈曲部424eは、第2の端縁22に沿う溶着部第1列第3部42a3本体から鈍角の角度で屈曲している。屈曲部424fは、第2の端縁22に沿う溶着部第1列第4部42a4本体から鈍角の角度で屈曲している。すなわち、内側空気口46を挟むように対向する屈曲部424同士は、排気流路44の内側にかけて接近するように屈曲している。すなわち、溶着部第1列第1部42a1と溶着部第1列第2部42a2との間に形成された内側空気口46は、屈曲部424aと屈曲部424bとの間の間隔が排気流路44の内に進むにかけて漸減するテーパー形状となっている。同様に、溶着部第1列第2部42a2と溶着部第1列第3部42a3との間に形成された内側空気口46は、屈曲部424cと屈曲部424dとの間の間隔が排気流路44の内に進むにかけて漸減するテーパー形状となっている。同様に、溶着部第1列第3部42a3と溶着部第1列第4部42a4との間に形成された内側空気口46は、屈曲部424eと屈曲部424fとの間の間隔が排気流路44の内に進むにかけて漸減するテーパー形状となっている。
同様に、溶着部第2列第1部42b1は、図2に示すように、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが伸びる平面方向において、外側空気口48を形成する右端部から、袋体20の内側向きである上向きすなわち排気流路44の内向きかつ左向きに屈曲するように、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが溶着されている部分である屈曲部424gを有する。屈曲部424gは、第2の端縁22に沿う溶着部第2列第1部42b1本体から鋭角の角度で屈曲している。以下同様に、溶着部第2列第2部42b2は、外側空気口48を形成する左端部から、排気流路44の内向きかつ右向きに屈曲するように、屈曲部424hを有する。溶着部第2列第2部42b2は、外側空気口48を形成する右端部から、排気流路44の内向きかつ左向きに屈曲するように、屈曲部424iを有する。溶着部第2列第3部42b3は、外側空気口48を形成する左端部から、排気流路44の内向きかつ右向きに屈曲するように、屈曲部424jを有する。屈曲部424gは、第2の端縁22に沿う溶着部第2列第1部42b1本体から鋭角の角度で屈曲している。屈曲部424h及び屈曲部424iは、第2の端縁22に沿う溶着部第2列第2部42b2本体から鋭角の角度で屈曲している。屈曲部424jは、第2の端縁22に沿う溶着部第2列第3部42b3本体から鋭角の角度で屈曲している。すなわち、外側空気口48を挟むように対向する屈曲部424同士は、排気流路44の内側にかけて離間するように屈曲している。すなわち、溶着部第2列第1部42b1と溶着部第2列第2部42b2との間に形成された外側空気口48は、屈曲部424gと屈曲部424hとの間の間隔が排気流路44の内に進むにかけて漸増するテーパー形状となっている。同様に、溶着部第2列第2部42b2と溶着部第2列第3部42b3との間に形成された外側空気口48は、屈曲部424iと屈曲部424jとの間の間隔が排気流路44の内に進むにかけて漸増するテーパー形状となっている。
溶着部第1列が有する屈曲部424a、424b、424c、424d、424e及び424fにおける排気流路44内向きの先端と、溶着部第2列が有する屈曲部424g、424h、424i及び424jにおける排気流路44内向きの先端と、は、第2の端縁22に直交する方向である上下方向においてその位置がそろうように、形成されている。これにより、排気流路44の中における空気抵抗値の高さは、逆止弁部40の逆止弁としての機能すなわち袋体20の内側の空気が逆止弁部40を通過して袋体20の外側に排気されることができる一方で袋体20の外側の空気が逆止弁部40を通過して袋体20の内側に流入することを防止する機能を発揮するために、必要十分な圧力の高さとなる。
第2のチャック部50は、第1のチャック部30と同様に、上下に並列する2列の突条と、2列の突条に高さ方向に対向し突条を咬合する2列の凹条と、により構成されている。第2のチャック部50は、袋体20の第2の端縁22近傍に第2の端縁22に沿って伸びるように設けられている。さらに、第2のチャック部50は、袋体20の第2の端縁22近傍であって逆止弁部40よりも袋体20の空気の排気側である外側に設けられている。第2のチャック部50は、2列の突条と2列の凹条とが咬合することによって、袋体20の第2の端縁22側を密封することができる。さらに、第2のチャック部50は、咬合状態の2列の突条と2列の凹条とを引き離すことにより、袋体20の第2の端縁22側を開封し、逆止弁部40を袋体20の内側から外側に向かって通過してきた空気を袋体20の外側に排気することができる。
(作用効果)
圧縮袋10によれば、内側に被収納物を収納することができる袋体20と、袋体20の第1の端縁21近傍に設けられ、袋体20を開封/密封することができるとともに開封時に袋体20に被収納物を出し入れすることができる第1のチャック部30と、を有するので、第1の端縁21側から被収納物を入れて袋体20の内側に被収納物を収納することができるとともに、第1のチャック部30を封止することによって、袋体20の第1の端縁21側を密封し、袋体20の第1の端縁21側のさらに外側から空気が袋体20の内側に流入することがない。
そして、圧縮袋10は、図2に示すように、袋体20の第2の端縁22近傍に設けられ、袋体20の内側の空気を袋体20の外側に排気するとともに袋体20の外側の空気が内側に流入することを防止する逆止弁部40を有するので、袋体20の内側に被収納物を収納した状態で、人の力により袋体20に圧力をかけて、逆止弁部40から袋体20の内側の空気airを袋体の外側に排気することができる。このとき、逆止弁部40により、袋体20の外側の空気は、内側に流入することを防止される。
さらに、圧縮袋10は、袋体20の第2の端縁22近傍であって逆止弁部40よりも袋体20の空気の排気側である外側に設けられ、袋体20を開封/密封することができる第2のチャック部50を有するので、逆止弁部40による空気の流入防止機能に加えて、第2のチャック部50を封止することによって、袋体20の第2の端縁22側を密封し、第2の端縁22側のさらに外側から空気が袋体の内側に進入することがない。
加えて、圧縮袋10によれば、袋体20の内側から袋体20の外側に排気する空気airが第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとの間かつ溶着部第1列42aと溶着部第2列42bとの間で第2の端縁22に略沿って通る排気流路44を有する逆止弁部40は、狭い隙間状の流路において高い圧力がかかるので逆止弁としての機能を奏する。
さらに、第2の端縁22に略沿って通る排気流路44を袋体20の内側に向かって開口し袋体20から排気する空気が排気流路44に流入するための内側空気口46と、袋体20の外側に向かって排気流路44を開口し袋体20から排気する空気が排気流路44から袋体20の外側に流出するための外側空気口48と、は、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが伸びる平面方向のうち第2の端縁22と直交する方向から見て、重ならない位置となるので、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとが伸びる平面方向のうち第2の端縁22と直交する方向において、貫通する位置となっておらず、第2の端縁22に略沿って通る排気流路44を介して例えばクランクの一方軸と他方軸との位置関係となっている。これにより、外側空気口48から排気流路44を通って内側空気口46にまで進入しようとする袋体20の外側の空気は、外側空気口48から排気流路44への進入における略直角に屈曲する流路と排気流路44から内側空気口46への進入における略直角に屈曲する流路とを通ることとなる。そして、屈曲する流路では、空気は進行しづらくなる。
したがって、圧縮袋10によれば、排気流路44における圧力を更に高めることができ、圧縮状態をより長期間維持することができる。
加えて、圧縮袋10によれば、外側空気口48から排気流路44を通って内側空気口46にまで進入しようとする袋体20の外側の空気は、溶着部第1列42aと溶着部第2列42bとの間で形成される排気流路44の内向きに突出する突出部422に進行を阻害されて、排気流路44の中を進行しづらくなる。
同様に、圧縮袋10によれば、外側空気口48から排気流路44を通って内側空気口46にまで進入しようとする袋体20の外側の空気は、溶着部第1列42aと溶着部第2列42bとの間で形成される排気流路44の内向きに屈曲する屈曲部424に進行を阻害されて、排気流路44の中を進行しづらくなる。
したがって、圧縮袋10によれば、排気流路44における圧力を更に高めることができ、圧縮状態をより長期間維持することができる。
以上より、圧縮袋10によれば、人の力のみで排気することができるとともに、被収納物の圧縮状態を長期間維持することができる。
(変形例)
図4に示すように、圧縮袋10において、溶着部第2列42bには、屈曲部424が形成されていなくてもよい。この場合でも、溶着部第1列42aに形成される屈曲部424と、溶着部第1列42a及び溶着部第2列42bに形成される突出部422と、により、排気流路44における空気抵抗値の高さを更に高めることができ、圧縮状態をより長期間維持することができる。
逆止弁部40は、上述の実施の形態では、第1の熱溶着性フィルム2aと第2の熱溶着性フィルム2bとからなる2枚の熱溶着性フィルムが高さ方向に重なって部分的に溶着されることにより構成されるものを説明したが、3枚以上の熱溶着性フィルムが高さ方向に重なって部分的に溶着されて構成されるものであってもよい。すなわち、逆止弁部40は、複数枚の熱溶着性フィルムが部分的に第2の端縁22に略沿って溶着することによって
形成されていてもよい。
第1のチャック部30と第2のチャック部50とは、上述の実施の形態では、それぞれ、上下に並列する2列の突条と、2列の突条に高さ方向に対向し突条を咬合する2列の凹条と、により構成されるものを説明したが、上下に並列する3列以上の突条と、3列以上の突条に高さ方向に対向し突条を咬合する3列以上の凹条と、により構成されるものであってもよく、また、1列の突条と1列の突条に高さ方向に対向し突条を咬合する1列の凹条とにより構成されるものであってもよい。
以下、本発明の第2の実施の形態に係る圧縮袋1010を添付図面を参照しつつ説明する。
図6に示すように、圧縮袋1010は、衣類または布団などの被収納物(図示しない)を収納した状態で排気することで、被収納物を圧縮し保存することができる収納袋である。
圧縮袋1010は、袋体1020と第1のチャック部1030と逆止弁部1040と第2のチャック部1050とにより構成されている。
袋体1020は、圧縮袋1010の本体をなす袋体であり、内側に被収納物を収納することができる袋体である。袋体1020は、内側の収納部に被収納物を収納するための柔軟性を有している。
また、袋体1020は、空気を通さない材料で形成されている。袋体1020は、前後同一形状の袋体形成フィルムが、左側の端縁と右側の端縁において連結されて筒状に形成されている。
この実施の形態においては、2枚の同形状の熱溶着性フィルムである第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが高さ方向に重なり、左端縁と右端縁とにおいて溶着された積層構造となるようにして形成されている。
前記袋体1020を構成する袋体形成フィルムは、ナイロンと低密度ポリエチレン(Low Density Polyethylene)との積層構造を有し、柔軟性を有する熱溶着性フィルムで形成されている。ナイロンは10〜20μmの厚さ、低密度ポリエチレンは30〜60μmの厚さで低温融着できる性質を有している。
前記袋体1020は、低密度ポリエチレンを内側にして収納部が形成され、前記袋体の逆止弁部1040の領域は、溶着部以外の領域において、表側の袋体形成フィルムの低密度ポリエチレンと裏側の袋体形成フィルムの低密度ポリエチレンとが、平滑性を維持して密に接するように構成されている。
そして、袋体1020は、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとのそれぞれの端縁を溶着または後述する第1のチャック部1030、第2のチャック部1050dで封止することにより、内側の空気と外側の空気とを遮蔽することができる。
袋体1020は、上側の直線状端縁である第1の端縁1021と、下側の直線状端縁である第2の端縁1022と、左側の直線状端縁である第3の端縁1023と、右側の直線状端縁である第4の端縁1024と、からなる周端縁を有する。第1の端縁1021は、圧縮袋1010すなわち袋体1020に被収納物を出し入れする際の出入口となる端縁である。第2の端縁1022は、第1の端縁1021に相対する端縁であるとともに、圧縮袋1010すなわち袋体1020の内側の空気を外側に排気する際の排気のための端縁であり、逆止弁部1040が設けられる端縁である。すなわち、第2の端縁1022は、袋体1020の内側の空気から見て、畳む方向である空気を排気する方向において、下流に位置する端縁である。第3の端縁1023は、第1の端縁1021の一方側端部と第2の端縁1022の一方側端部とを繋ぐ端縁であり、溶着されて封止されている端縁である。第4の端縁1024は、第3の端縁1023に対向する端縁であるとともに、第1の端縁1021の他方側端部と第2の端縁1022の他方側端部とを繋ぐ端縁であり、溶着されて封止されている端縁である。第3の端縁1023及び第4の端縁1024は、被収納物を収納しても引き剥がれない接着強度を有するように溶着された幅を有する。
袋体1020は、衣類用であれば、第1の端縁1021から第2の端縁1022までの上下方向の長さが例えば40cm〜70cmであり、第3の端縁1023から第4の端縁1024までの左右方向の長さが例えば30cm〜50cmである。袋体1020は、布団用であれば、第1の端縁1021から第2の端縁1022までの上下方向の長さが例えば100cm〜130cmであり、第3の端縁1023から第4の端縁1024までの左右方向の長さが例えば70cm〜90cmである。すなわち、袋体1020は、左右方向の長さと上下方向の長さとの比率が、衣類用であれば3:4から5:7の程度であり、布団用であれば7:10から9:13の程度である。
第1のチャック部1030は、上下に並列する2列の突条と、2列の突条に高さ方向において対向し前記突条に咬合する2列の凹条と、により構成されている。
第1のチャック部1030は、袋体1020の第1の端縁1021の近傍において、第1の端縁1021に沿って伸びるように設けられている。
第1のチャック部1030は、2列の突条と2列の凹条とが咬合することによって、袋体1020の第1の端縁1021側を密封することができる。さらに、第1のチャック部1030は、咬合状態の2列の突条と2列の凹条とを引き離すことにより、袋体1020の第1の端縁1021側を開封することができる。さらに、第1のチャック部1030は、開封時に袋体1020の収納部に被収納物を出し入れすることができる大きさ・形状に形成されている。
逆止弁部1040は、人の力によって圧力を高められた袋体1020の内側の空気を袋体1020の外側に排気するとともに袋体1020の外側の空気が内側に流入することを防止するための弁の機能を果たす部分である。
逆止弁部1040は、線状の溶着部1042により囲繞された、平面視横長長方形状の空間であって、密着領域1072及び閉鎖領域1070を含む。
逆止弁部1040は、主として線状の溶着部分により形成されている。逆止弁部1040は、空気の流れを変化させることができる幅を有し、溶着部分が引き剥がれない接着強度を有している。逆止弁部1040は、袋体1020の第2の端縁1022近傍に第2の端縁1022に沿って第3の端縁1023から第4の端縁1024まで伸びるように設けられている。
逆止弁部1040は、高さ方向(前後方向)に重なる第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが部分的に第2の端縁1022に略沿って溶着することによって形成されている。
逆止弁部1040の上下方向の長さは、5cm以上10cm以下の長さであることが好ましい。また、逆止弁部1040の上下方向の長さと、逆止弁部1040の上端縁から袋体1020の第1の端縁1021までの上下方向の長さと、の比率は、衣類用であれば1:8から1:12までであることが好ましく、布団用であれば1:14から1:19までであることが好ましい。
前記逆止弁部1040は、複数枚の袋体形成フィルム(第1の熱溶着性フィルム1002a、第2の熱溶着性フィルム1002b)が部分的に第2の端縁1022に略沿って溶着することによって形成され、
複数枚の袋体形成フィルム(第1の熱溶着性フィルム1002a、第2の熱溶着性フィルム1002b)が溶着している部分であるとともに被収納物の第2のチャック部1050側への移動を阻止する部分である溶着部1042と、袋体の内側から袋体の外側に排気する空気が複数枚の袋体形成フィルムの間かつ溶着部の間で、第2の端縁1022と直交ないしは斜交する方向に通る排気流路1044と、複数枚の袋体形成フィルムが溶着していない部分であり袋体の内側に向かって排気流路1044を開口し袋体から排気する空気が排気流路に流入するための内側空気口1046と、複数枚の袋体形成フィルムが溶着していない部分であり袋体の外側に向かって排気流路を開口し袋体から排気する空気が排気流路から袋体の外側に流出するための外側空気口1048と、により構成されている。
前記溶着部1042は、第2の端縁1022より離れた収納部側に形成された溶着部第1列1042aと、第2のチャック部1050の近傍で形成された溶着部第2列1042bとを有し、前記溶着部第1列1042aと前記溶着部第2列1042bと前記第2のチャック部1050とは、第2の端縁1022と略平行に形成されている。
前記溶着部第1列1042aは、不連続で形成され、連続していない領域に内側空気口1046が形成され、前記溶着部第2列1042bは、不連続で形成され、連続していない領域に外側空気口1048が形成されている。
逆止弁部1040は、溶着部第1列1042aを構成する溶着部の収納部側の端縁を結んだ幅方向にのびる逆止弁境界部1060と、前記溶着部第1列1042aとは幅をあけて設けられた溶着部第2列を構成する溶着部の第2の端縁1022側の端縁を結んだ幅方向にのびる逆止弁境界部1062と、袋体1020の左側の端縁(第3の端縁1023)及び右側の端縁(第4の端縁1024)とにより囲繞された領域により構成されている。
逆止弁部1040は、溶着部第1列1042aの溶着部と溶着部第2列1042bの溶着部とが向き合う閉鎖領域1070と、溶着部第1列1042aの溶着部と溶着部第2列1042bの溶着部との間に形成され、表側の袋体形成フィルムと裏側の袋体形成フィルムとが密着する密着領域1072とを備えている。
密着領域1072は、溶着部第1列を構成する溶着部を結んだ幅方向にのびる逆止弁境界部1060から第2のチャック部1050にかけて拡がる領域である。
この実施の形態においては、密着領域1072は、隣接する溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2との間において溶着部第1列を構成する溶着部を結んだ幅方向にのびる逆止弁境界部1060から第2のチャック部1050にかけて拡がる領域である。
溶着部1042は、第2の端縁1022に略沿うように袋体1020の第2の端縁1022の近傍において、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが溶着されて形成されている。さらに、溶着部1042は、2列略並列するように第2の端縁1022に略沿って形成されており、溶着部第1列1042aと溶着部第2列1042bとにより構成されている。
溶着部第1列1042aと溶着部第2列1042bとは、略対向している。溶着部第1列1042aは、溶着部第2列1042bよりも袋体1020の内側に配設されている。
溶着部第1列1042aは、被収納物の第2チャック1050側への移動を阻止する。
図7に示すように、溶着部第1列1042aは、左から順に、溶着部第1列第1部1042a1と、溶着部第1列第2部1042a2と、溶着部第1列第3部1042a3と、溶着部第1列第4部1042a4と、溶着部第1列第5部1042a5とを備える。
溶着部第2列1042bは、左から順に、溶着部第2列第1部1042b1と、溶着部第2列第2部1042b2と、溶着部第2列第3部1042b3と、溶着部第2列第4部1042b4と、溶着部第2列第5部1042b5とを備える。
溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1の組と、適宜な幅(空間)をおいて隣接する溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2と溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2の組とは、組み合わせて一揃えとなるように構成されている。
この実施の形態においては、組み合わせて一揃えとなった溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1の組が二つ揃って幅方向(左右方向)に連続して、併進対称性をもって並んでいる。
溶着部第2列第3部1042b3及び溶着部第2列第5部1042b5は、溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1と同一であり、溶着部第2列第4部1042b4は、溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2と同一である。
最も右端の溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2と溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2の組は、その縦方向における中央において分断されて、その左側に隣接する溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1側である左側のみがポイントシール部1042a9とポイントシール部1042b9の組として存在している。
最も左端の溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2と溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2の組は、その縦方向における中央において分断されて、その右側に隣接する溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1側である右側のみが、ポイントシール部1042a9とポイントシール部1042b9の組として存在している。
溶着部1042すなわち溶着部第1列1042aと溶着部第2列1042bとは、その間に略筒状の隙間を形成している。そして、その隙間は、袋体1020の内側から袋体1020の外側に排気する空気が第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとの間かつ溶着部1042の間で第2の端縁1022に略沿って通る排気流路1044を形成している。
溶着部第1列1042aは、図6及び図7に示すように、第2の端縁1022に沿って、溶着部第1列第1部1042a1と溶着部第1列第2部1042a2と溶着部第1列第3部1042a3と溶着部第1列第4部1042a4と溶着部第1列第5部1042a5とが不連続となるように、すなわち、間欠的に一直線上に部分的に溶着されて形成されている。すなわち、図7に示すように、溶着部第1列1042aの連続していない部分である溶着部第1列第1部1042a1と溶着部第1列第2部1042a2との間の部分と、溶着部第1列第2部1042a2と溶着部第1列第3部1042a3との間の部分と、溶着部第1列第3部1042a3と溶着部第1列第4部1042a4との間の部分と、溶着部第1列第4部1042a4と溶着部第1列第5部1042a5との間の部分は、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが溶着していない部分であり、袋体1020の内側に向かって排気流路1044を開口し袋体1020から排気する空気が排気流路1044に流入するための内側空気口1046を形成している。
圧縮袋1010において、内側空気口1046は、1つ形成されていてもよく、複数形成されていてもよい。
本実施の形態においては、内側空気口1046は、左右方向の袋体1020の中間領域に4つ、袋体1020の左側に1つ、袋体1020の右側に1つ、形成されることにより、比較的均一に袋体1020の内側の空気が外側に向かって排気される。
前記溶着部1042は、流路の向きに突出する突出部1422と流路の向きに屈曲する屈曲部1424とを有している。
前記溶着部第1列1042aは、線状の長い第1溶着部1042a1と、溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2とを有している。
前記溶着部第1列1042aは、流路の向きに突出する突出部1422a1と流路の向きに屈曲する屈曲部1424a1とを有している。
前記溶着部第2列1042bは、線状の長い第1溶着部1042b1と、短い線状または点状の第2溶着部1042b2とを有している。
前記溶着部第2列1042bは、流路の向きに突出する突出部1422b1を有している。
溶着部第1列1042aは、収納部に収容された被収納物の停止位置を構成し、袋体の左端縁側及び右端縁側に内側空気口1080が形成されている。
溶着部第2列1042bは、袋体の左端縁側及び右端縁側に外側空気口1082が形成されている。
袋体の左端縁側及び右端縁側に形成された前記内側空気口1080と前記外側空気口1082とは、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁1022と直交する方向において重ならない位置となり、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁1022と平行な位置において、並列する位置となる。
溶着部第2列1042bは、図6及び図7に示すように、第2の端縁1022に沿ってかつ溶着部第1列1042bよりも下側で、溶着部第2列第1部1042b1と溶着部第2列第2部1042b2と溶着部第2列第3部1042b3と溶着部第2列第4部1042b4と溶着部第2列第5部1042b5とが不連続となるように、すなわち、間欠的に一直線上に部分的に溶着されて形成されている。
すなわち、図7に示すように、溶着部第2列1042bの連続していない部分である溶着部第2列第1部1042b1と溶着部第2列第2部1042b2との間の部分と、溶着部第2列第2部1042b2と溶着部第2列第3部1042b3との間の部分と、溶着部第2列第3部1042b3と溶着部第2列第4部1042b4との間の部分と、溶着部第2列第4部1042b4と溶着部第2列第5部1042b5との間の部分とは、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが溶着していない部分であり、袋体1020の外側に向かって排気流路1044を開口し袋体1020から排気する空気が排気流路1044から袋体1020の外側に流出するための外側空気口1048を形成している。
圧縮袋1010において、外側空気口1048は、1つ形成されていてもよく、複数形成されていてもよい。
本実施の形態においては、外側空気口1048は、左右方向においての袋体1020の中間領域に4つあり、4つの内側空気口1046と同一位置に4つ形成されている。すなわち、外側空気口1048は、内側空気口1046と略均一な間隔をおいて、形成されている。
そして、内側空気口1046と外側空気口1048とは、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが拡がる平面方向のうち第2の端縁1022と直交する方向から見て、重なる位置となるように形成されている。そして、図6及び図7の下側(第2のチャック部1050側)から見て、外側空気口1048の上側(収納部側)に、内側空気口1046が存在する。図6及び図7の上側(収納部側)から見て、すなわち、袋体1020の内側から第2の端縁1022を見て、内側空気口1046の下側に、外側空気口1048が存在する。
内側空気口1046と外側空気口1048とは、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが拡がる平面方向のうち第2の端縁1022と直交する方向から見て、貫通している。
袋体1020の内側の収納部から外側に向かって排気される空気は、溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1の上側にあたり、内側空気口1046から外側空気口1048に至るにあたって、進行する方向を変化させながら、内側空気口1046から外側空気口1048に至る。
そして、内側空気口1046から外側空気口1048に至る間に、その一部は、溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1との間に流れ込むと共に、溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2と溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2との間に流れ込み、それらの間を流れながら外側空気口1048に至る。
逆止弁部1040の幅方向における内側空気口の長さは、逆止弁部1040の幅方向における線状の長い第1溶着部の長さよりも長く、 逆止弁部1040の幅方向における外側空気口の長さは、逆止弁部1040の幅方向における線状の長い第1溶着部の長さよりも長い。
溶着部第1列1042aの線状の長い第1溶着部1042a1は、溶着部第2列1042bの線状の長い第1溶着部1042b1と向き合い、逆止弁部1040の幅方向における溶着部第1列の線状の長い第1溶着部の長さは、溶着部第2列1042bの線状の長い第1溶着部の長さよりも長い。
さらに、溶着部1042は、排気流路1044の内向きに突出する突出部1422を有する。
具体的には、溶着部第1列1042aは、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが拡がる平面方向において溶着部第2列1042bと対向する位置に、袋体1020の外側向きすなわち排気流路1044の内向きに突出する突出部1422を有する。同様に、溶着部第2列1042bは、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが拡がる平面方向において溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と対向する位置に、袋体1020の内側向きすなわち排気流路1044の内向きに突出する突出部1422を有する。
溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と、前記第1溶着部1042a1の幅方向における中央において形成された溶着部第1列の流路の向きに突出する第1突出部1422a1とは、一体的に形成されている。
溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2と、前記第2溶着部1042a2の幅方向における中央において形成された溶着部第1列の流路の向きに突出する第2突出部1422a2とは、一体的に形成されている。
溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1と、前記第1溶着部1042b1の幅方向における中央において形成された溶着部第2列の流路の向きに突出する突出部1422b1とは一体的に形成されている。
溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1とは逆止弁効果を果たすために、適宜な間隔をおいて対向し、且つ、溶着部第1列の流路の向きに突出する第1突出部1422a1と溶着部第2列の流路の向きに突出する突出部1422b1とは、接着力強化及び逆止弁効果を果たすために適宜な間隔をおいて対向している。
溶着部第1列の流路の向きに突出する第1突出部1422a1と溶着部第2列の流路の向きに突出する突出部1422b1との間の間隔を狭くしたのは、それらの左側と右側との間において、空気が流れにくいようにする為である。
圧縮袋1010の収納部に入った空気を内側空気口1046及び外側空気口1048から外側に抜くとき、溶着部第1列の流路の向きに突出する第1突出部1422a1と溶着部第2列の流路の向きに突出する突出部1422b1との間に形成された狭い流路で止められて外側空気口1048の方に流れ出る。
外側空気口1048から収納部に向けて逆流する空気は溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042aで堰き止められて溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1との間に滞留し、内側空気口1046の方に流れにくく、外側から空気が袋体の内側に侵入することを防ぐことができる。
加えて、溶着部1041は、排気流路1044の内向きに屈曲する屈曲部1424を有する。具体的には、図7に示すように、溶着部第1列第1部1042a1は、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが伸びる平面方向において、内側空気口1046を形成する右端部から、袋体1020の外側向きである下向きすなわち排気流路1044の内向きかつ右向きに屈曲するように、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが溶着されている部分である屈曲部1424を有する。
屈曲部1424は、溶着部第1列第1部1042a1本体の両端から鈍角の角度で屈曲している。溶着部第1列第1部1042a1は、内側空気口1046を形成する左端部から、袋体1020の外側向きである下向きすなわち排気流路1044の内向きかつ左向きに屈曲するように、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが溶着されている部分である屈曲部1424aを有する。屈曲部1424aは、第2の端縁1022に沿う溶着部第1列第2部1042a2本体から鈍角の角度で屈曲している。同様に、溶着部第1列第1部1042a1は、内側空気口1046を形成する右端部から、袋体1020の外側向きである下向きすなわち排気流路1044の内向きかつ右向きに屈曲するように、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが溶着されている部分である屈曲部1424bを有する。
すなわち、内側空気口1046を挟むように対向する屈曲部1424と溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2とは、排気流路1044を介在して接近するように屈曲している。
すなわち、溶着部第1列第1部1042a1と溶着部第1列第2部1042a2との間に形成された内側空気口1046は、屈曲部1424bと溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2との間の間隔が排気流路1044の内に進むにつれて漸減するテーパー形状となっている。
同様に、溶着部第3列第2部1042a3と溶着部第1列第2部1042a2との間に形成された内側空気口1046は、屈曲部1424aと溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2との間の間隔が排気流路1044の内に進むにつれて漸減するテーパー形状となっている。
同様に、溶着部第1列第5部1042a5と溶着部第1列第4部1042a4との間に形成された内側空気口1046は、屈曲部1424aと溶着部第1列第4部1042a4との間の間隔が排気流路1044の内に進むにつれて漸減するテーパー形状となっている。
屈曲部は、左右に広がっているので、収納部側から外に向かう空気を溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1の本体より左右方向に流れ、溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1の左右に存在する内側空気口1046及び内側空気口1080側に導くことができる。
屈曲部は、左右に広がり、溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2との間隔を狭めているので、外側から流れ込む空気の逆流を防止できる。
溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1及び溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1の幅(左右方向における長さ)は、溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1の方が長く、溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1より左右方向においてはみ出た溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1の両端部分(屈曲部分を含む)が、外側からの逆流を阻止する機能を備える。
溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と、溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と隣接する溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2との間の距離は、それぞれの組み合わせにおいてほぼ均等となるように、複数組(溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2との組み合わせ)、配置されている。
これにより、密着領域1072の密着強度が、ほぼ均一となり、全領域において、均一に、空気の逆流を防止できる。
溶着部第1列1042a及び溶着部第2列1042bは、第3の端縁1023及び第4の端縁1024の近傍においては、逆止弁境界部の接着力を強化するために、ポイントシール部(1042a9,1042b9)によって構成されている。
ポイントシール部(1042a9,1042b9)の幅(左右方向における長さ)は、第3の端縁1023及び第4の端縁1024の幅とほぼ同等かそれよりも若干長い長さを備えており、密着領域1072における袋体形成フィルムが確実に密着するように構成されている。
第3の端縁1023の近傍及び第4の端縁1024の近傍に、外側空気口1082と内側空気口1080とが、それぞれ形成されている。
第3の端縁1023の近傍及び第4の端縁1024の近傍に形成された外側空気口1082と内側空気口1080との領域においては、袋体1020の内側に被収納物を入れて空気を排出するとき、被収納物の厚みと袋体1020の内側の空気の流出とにより、第3の端縁1023を挟んで、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが、外側に膨らみ、被収納物も存在しないので、空気が外部に流出する速度が早まる。
このように、溶着部第1列1042a及び溶着部第2列1042bは、第3の端縁1023及び第4の端縁1024の近傍において形成されていない溶着部不存在部が、存在する。
この溶着部不存在部は、被収納物を圧縮し保存するとき、収納部内の空気を外部に流出させるときに空気をより早く外部に流出させることができるようにするための流出促進部を構成する。
溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2との間には、密着領域1072が存在する。
密着領域1072の幅(左右方向の長さ)は、溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1とほぼ同様の幅を備えており、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが密着して逆止弁部1040としての機能を備え、外側から空気が袋体の内側に侵入することを防ぐことができる。
溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1との間に形成された閉鎖領域1070は、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが密着しやすく、密着領域1072の密着度合いを増加させる機能を備え且つ空気の外側からの逆流を阻止する機能を備える。
溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1の幅(左右方向における)は、袋体1020の収納部に収納された布団等の被収納物が、逆止弁部1040の領域に入り込まない長さに設定されている。
溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2および溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2は、隣接する溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1の間に形成される密着領域1072において、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが密着するに適する幅となるように、即ち逆止弁部1040の機能を果たすことができるように形成されている。
第2のチャック部1050は、第1のチャック部1030と同様に、上下に並列する2列の突条と、2列の突条に高さ方向に対向し突条を咬合する2列の凹条と、により構成されている。第2のチャック部1050は、袋体1020の第2の端縁1022の近傍に第2の端縁1022に沿って伸びるように設けられている。さらに、第2のチャック部1050は、袋体1020の第2の端縁1022の近傍であって逆止弁部1040よりも袋体1020の空気の排気側である外側に設けられている。
第2のチャック部1050は、2列の突条と2列の凹条とが咬合することによって、袋体1020の第2の端縁1022側を密封することができる。さらに、第2のチャック部1050は、咬合状態の2列の突条と2列の凹条とを引き離すことにより、袋体1020の第2の端縁1022側を開封し、逆止弁部1040を袋体1020の内側から外側に向かって通過してきた空気を袋体1020の外側に排気することができる。
(作用効果)
圧縮袋1010によれば、内側に被収納物を収納することができる袋体1020と、袋体1020の第1の端縁1021の近傍に設けられ、袋体1020を開封/密封することができるとともに開封時に袋体1020に被収納物を出し入れすることができる第1のチャック部1030と、を有するので、第1の端縁1021側から被収納物を入れて袋体1020の内側に被収納物を収納することができるとともに、第1のチャック部1030を封止することによって、袋体1020の第1の端縁1021側を密封し、袋体1020の第1の端縁1021側のさらに外側から空気が袋体1020の内側に流入することがない。
そして、圧縮袋1010は、図7に示すように、袋体1020の第2の端縁1022の近傍に設けられ、袋体1020の内側の空気を袋体1020の外側に排気するとともに袋体1020の外側の空気が内側に流入することを防止する逆止弁部1040を有するので、袋体1020の内側に被収納物を収納した状態で、人の力により袋体1020に圧力をかけて、逆止弁部1040から袋体1020の内側の空気airを袋体の外側に排気することができる。このとき、逆止弁部1040により、袋体1020の外側の空気は、内側に流入することを防止される。
さらに、圧縮袋1010は、袋体1020の第2の端縁1022の近傍であって逆止弁部1040よりも袋体1020の空気の排気側である外側に設けられ、袋体1020を開封/密封することができる第2のチャック部1050を有するので、逆止弁部1040による空気の流入防止機能に加えて、第2のチャック部1050を封止することによって、袋体1020の第2の端縁1022側を密封し、第2の端縁1022側のさらに外側から空気が袋体の内側に進入することがない。
加えて、圧縮袋1010によれば、袋体1020の内側から袋体1020の外側に排気する空気airが第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとの間かつ溶着部第1列1042aと溶着部第2列1042bとの間で第2の端縁1022に略沿って通る排気流路1044を有する逆止弁部1040は、狭い隙間状の流路における高い圧力を利用して逆止弁としての機能を奏する。
さらに、第2の端縁1022に略沿って通る排気流路1044を袋体1020の内側に向かって開口し袋体1020から排気する空気が排気流路1044に流入するための内側空気口1046と、袋体1020の外側に向かって排気流路1044を開口し袋体1020から排気する空気が排気流路1044から袋体1020の外側に流出するための外側空気口1048と、は、閉鎖領域1070及び密着領域1072により、開口部で高い圧力がかかるので、空気が排気流路1044内及び内側空気口1046には進行しづらくなる。
したがって、圧縮袋1010によれば、排気流路1044における圧力を更に高めることができ、圧縮状態をより長期間維持することができる。
加えて、圧縮袋1010によれば、外側空気口1048から排気流路1044を通って内側空気口1046にまで進入しようとする袋体1020の外側の空気は、溶着部第1列1042aと溶着部第2列1042bとの間で形成される排気流路1044の内向きに突出する突出部1422に進行を阻害されて、排気流路1044の中を進行しづらくなる。
同様に、圧縮袋1010によれば、外側空気口1048から排気流路1044を通って内側空気口1046にまで進入しようとする袋体1020の外側の空気は、溶着部第1列1042aに形成される排気流路1044の内向きに屈曲する屈曲部1424に進行を阻害されて、排気流路1044の中を進行しづらくなる。
したがって、圧縮袋1010によれば、排気流路1044における圧力を高めることができ、圧縮状態をより長期間維持することができる。
以上より、圧縮袋1010によれば、人の力のみで排気することができるとともに、被収納物の圧縮状態を長期間維持することができる。
(変形例)
本発明の第2の実施の形態にかかる圧縮袋の変形例について、主として図13及び14に基づいて、以下説明する。この変形例は、第2の実施の形態にかかる圧縮袋と逆止弁部において相違する。
図13及び14に示すように、溶着部第1列1042aは、左から順に、溶着部第1列第1部1042a1と、溶着部第1列第2部1042a2と、溶着部第1列第3部1042a3と、溶着部第1列第4部1042a4と、溶着部第1列第5部1042a5とを備える。
溶着部第2列1042bは、左から順に、溶着部第2列第1部1042b1と、溶着部第2列第2部1042b2と、溶着部第2列第3部1042b3と、溶着部第2列第4部1042b4と、溶着部第2列第5部1042b5とを備える。
図13及び14に示すように、溶着部第1列1042aにおいて、溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2の間においてスポット状の溶着部1042a8を形成している。
図13及び14に示すように、溶着部第2列1042bにおいて、溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2に突出部を形成しており、また、溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1に形成された突出部を形成している。
溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1の組と、適宜な幅(空間)をおいて隣接する溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2と溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2の組とは、組み合わせて一揃えとなるように構成されている。
この実施の形態においては、組み合わせて一揃えとなった溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1の組及び溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2と溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2の組が、溶着部第1列第3部1042a3及び溶着部第2列第3部1042b3の組を間に挟んで、二つ揃って幅方向(左右方向)に連続して、併進対称性をもって並んでいる。
溶着部第1列第5部1042a5及び溶着部第2列第5部1042b5は、溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1及び溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1と同一であり、溶着部第1列第4部1042a4及び溶着部第2列第4部1042b4は、溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2、溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2と同一である。
最も右端の溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2と溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2の組は、その縦方向における中央において分断されて、その左側に有する溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1側である左側のみがポイントシール部1042a9とポイントシール部1042b9の組として存在している。
最も左端の溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2と溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2の組は、その縦方向における中央において分断されて、その右側に有する溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1側である右側のみが、ポイントシール部1042a9とポイントシール部1042b9の組として存在している。
溶着部1042すなわち溶着部第1列1042aと溶着部第2列1042bとは、その間に略筒状の隙間を形成している。そして、その隙間は、袋体1020の内側から袋体1020の外側に排気する空気が第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとの間かつ溶着部1042の間で第2の端縁1022に略沿って通る排気流路1044を形成している。
溶着部第1列1042aは、図13及び図14に示すように、第2の端縁1022に沿って、溶着部第1列第1部1042a1と溶着部第1列第2部1042a2と溶着部第1列第3部1042a3と溶着部第1列第4部1042a4と溶着部第1列第5部1042a5とが不連続となるように、すなわち、間欠的に一直線上に部分的に溶着されて形成されている。すなわち、図14に示すように、溶着部第1列1042aの連続していない部分である溶着部第1列第1部1042a1と溶着部第1列第2部1042a2との間の部分と、溶着部第1列第2部1042a2と溶着部第1列第3部1042a3との間の部分と、溶着部第1列第3部1042a3と溶着部第1列第4部1042a4との間の部分と、溶着部第1列第4部1042a4と溶着部第1列第5部1042a5との間の部分は、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが溶着していない部分であり、袋体1020の内側に向かって排気流路1044を開口し袋体1020から排気する空気が排気流路1044に流入するための内側空気口1046を形成している。
圧縮袋1010において、内側空気口1046は、1つ形成されていてもよく、複数形成されていてもよい。
本実施の形態においては、内側空気口1046は、左右方向の袋体1020の中間領域に4つ、袋体1020の左側に1つ、袋体1020の右側に1つ、形成されることにより、比較的均一に袋体1020の内側の空気が外側に向かって排気される。
前記溶着部1042は、流路の向きに突出する突出部1422と流路の向きに屈曲する屈曲部1424とを有している。
前記溶着部第1列1042aは、線状の長い第1溶着部1042a1と、溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2とを有している。
前記溶着部第1列1042aは、流路の向きに突出する突出部1422a1と流路の向きに屈曲する屈曲部1424a1とを有している。
前記溶着部第2列1042bは、線状の長い第1溶着部1042b1と、短い線状または点状の第2溶着部1042b2とを有している。
前記溶着部第2列1042bは、流路の向きに突出する突出部1422b1を有している。
溶着部第1列1042aは、収納部に収容された被収納物の停止位置を構成し、袋体の左端縁側及び右端縁側に内側空気口1080が形成されている。
溶着部第2列1042bは、袋体の左端縁側及び右端縁側に外側空気口1082が形成されている。
袋体の左端縁側及び右端縁側に形成された前記内側空気口1080と前記外側空気口1082とは、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁1022と直交する方向において重ならない位置となる。
溶着部第2列1042bは、図13及び図14に示すように、第2の端縁1022に沿ってかつ溶着部第1列1042bよりも下側で、溶着部第2列第1部1042b1と溶着部第2列第2部1042b2と溶着部第2列第3部1042b3と溶着部第2列第4部1042b4と溶着部第2列第5部1042b5とが不連続となるように、すなわち、間欠的に一直線上に部分的に溶着されて形成されている。
すなわち、図7に示すように、溶着部第2列1042bの連続していない部分である溶着部第2列第1部1042b1と溶着部第2列第2部1042b2との間の部分と、溶着部第2列第2部1042b2と溶着部第2列第3部1042b3との間の部分と、溶着部第2列第3部1042b3と溶着部第2列第4部1042b4との間の部分と、溶着部第2列第4部1042b4と溶着部第2列第5部1042b5との間の部分とは、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが溶着していない部分であり、袋体1020の外側に向かって排気流路1044を開口し袋体1020から排気する空気が排気流路1044から袋体1020の外側に流出するための外側空気口1048を形成している。
圧縮袋1010において、外側空気口1048は、1つ形成されていてもよく、複数形成されていてもよい。
本実施の形態においては、外側空気口1048は、左右方向においての袋体1020の中間領域に4つあり、4つの内側空気口1046と同一位置に4つ形成されている。すなわち、外側空気口1048は、内側空気口1046と略均一な間隔をおいて、形成されている。
そして、内側空気口1046と外側空気口1048とは、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが拡がる平面方向のうち第2の端縁1022と直交する方向から見て、重なる位置となるように形成されている。そして、図13及び図14の下側(第2のチャック部1050側)から見て、外側空気口1048の上側(収納部側)に、内側空気口1046が存在する。図13及び図14の上側(収納部側)から見て、すなわち、袋体1020の内側から第2の端縁1022を見て、内側空気口1046の下側に、外側空気口1048が存在する。
したがって、内側空気口1046と外側空気口1048とは、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが拡がる平面方向のうち第2の端縁1022と直交する方向から見て、貫通している。
袋体1020の内側の収納部から外側に向かって排気される空気は、溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1の上側にあたり、内側空気口1046から外側空気口1048に至るにあたって、進行する方向を変化させながら、内側空気口1046から外側空気口1048に至る。
そして、内側空気口1046から外側空気口1048に至る間に、その一部は、溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1との間に流れ込むと共に、溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部1042a2と溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部1042b2との間に流れ込み、それらの間を流れながら外側空気口1048に至る。
逆止弁部1040の幅方向における内側空気口の長さは、逆止弁部1040の幅方向における線状の長い第1溶着部の長さよりも短く、逆止弁部1040の幅方向における外側空気口の長さは、逆止弁部1040の幅方向における線状の長い第1溶着部の長さよりも長い。
溶着部第1列1042aの線状の長い第1溶着部1042a1は、溶着部第2列1042bの線状の長い第1溶着部1042b1と向き合い、逆止弁部1040の幅方向における溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1の長さは、溶着部第2列の線状の長い第1溶着部1042b1の長さよりも長い。
さらに、溶着部1042は、排気流路1044の内向きに突出する突出部1422を有する。
具体的には、溶着部第1列1042aは、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが拡がる平面方向において溶着部第2列1042bと対向する位置に、袋体1020の外側向きすなわち排気流路1044の内向きに突出する突出部1422を有する。同様に、溶着部第2列1042bは、第1の熱溶着性フィルム1002aと第2の熱溶着性フィルム1002bとが拡がる平面方向において溶着部第1列の線状の長い第1溶着部1042a1と対向する位置に、袋体1020の内側向きすなわち排気流路1044の内向きに突出する突出部1422を有する。
以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
10,1010 圧縮袋
20,1020 袋体
2a,1002a 第1の熱溶着性フィルム
2b,1002b 第2の熱溶着性フィルム
21,1021 第1の端縁
22,1022 第2の端縁
23,1023 第3の端縁
24,1024 第4の端縁
30,1030 第1のチャック部
40,1040 逆止弁部
42,1042 溶着部
42a,1042a 溶着部第1列
42a1 溶着部第1列第1部
1042a1 溶着部第1列の線状の長い第1溶着部
42a2 溶着部第1列第2部
1042a2 溶着部第1列の短い線状または点状の第2溶着部
42a3,1042a3 溶着部第1列第3部
42a4,1042a4 溶着部第1列第4部
1042a5 溶着部第1列第5部
1042a9 ポイントシール部
42b,1042b 溶着部第2列
42b1 溶着部第2列第1部
1042b1 溶着部第2列の線状の長い第1溶着部
42b2 溶着部第2列第2部
1042b2 溶着部第2列の短い線状または点状の第2溶着部
42b3,1042b3 溶着部第2列第3部
1042b4 溶着部第2列第4部
1042b5 溶着部第2列第5部
1042b9 ポイントシール部
422,1422 突出部
1422a1 溶着部第1列の流路の向きに突出する第1突出部
1422a2 溶着部第1列の流路の向きに突出する第2突出部
1422b1 溶着部第2列の流路の向きに突出する突出部
424、424a〜424j,1424、1424a〜1424j 屈曲部
1424a1 溶着部第1列の流路の向きに屈曲する屈曲部
44,1044 排気流路
46,1046,1080 内側空気口
48,1048,1082 外側空気口
50,1050 第2のチャック部
1060 溶着部第1列を構成する溶着部を結んだ幅方向にのびる逆止弁境界部
1062 溶着部第2列を構成する溶着部を結んだ幅方向にのびる逆止弁境界部
1070 閉鎖領域
1072 密着領域
air 空気

Claims (10)

  1. 内側に被収納物を収納することができる袋体と、
    袋体の第1の端縁近傍に設けられ、袋体を開封/密封することができるとともに開封時に袋体に被収納物を出し入れすることができる第1のチャック部と、
    袋体の第2の端縁近傍に設けられ、袋体の内側の空気を袋体の外側に排気するとともに袋体の外側の空気が内側に流入することを防止する逆止弁部と、
    袋体の第2の端縁近傍であって逆止弁部よりも袋体の空気の排気側である外側に設けられ、袋体を開封/密封することができる第2のチャック部と、
    により構成される圧縮袋。
  2. 逆止弁部は、
    複数枚の袋体形成フィルムが部分的に第2の端縁に略沿って溶着することによって形成され、
    複数枚の袋体形成フィルムが溶着している部分であるとともに被収納物の第2のチャック部側への移動を阻止する部分である溶着部と、袋体の内側から袋体の外側に排気する空気が複数枚の袋体形成フィルムの間かつ溶着部の間で第2の端縁に略沿って通る排気流路と、複数枚の袋体形成フィルムが溶着していない部分であり袋体の内側に向かって排気流路を開口し袋体から排気する空気が排気流路に流入するための内側空気口と、複数枚の袋体形成フィルムが溶着していない部分であり袋体の外側に向かって排気流路を開口し袋体から排気する空気が排気流路から袋体の外側に流出するための外側空気口と、により構成され、
    内側空気口と外側空気口とは、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁と直交する方向において、重ならない位置となる、又は、重なる位置となる、請求項1に記載の圧縮袋。
  3. 溶着部は、排気流路の内向きに突出する突出部と排気流路の内向きに屈曲する屈曲部とを有する、請求項2に記載の圧縮袋。
  4. 内側に被収納物を収納することができる袋体により構成され、
    前記袋体は、略方形であって、第1の端縁と、第1の端縁と平行な第2の端縁と、第1の端縁の左端と第2の端縁の左端とを結ぶ第3の端縁と、第1の端縁の右端と第2の端縁の右端とを結ぶ第4の端縁とを備えるとともに、略同一の平面形状を備える袋体形成フィルムが重ねられ、前記第3の端縁と第4の端縁とは連結されて、前記対向する袋体形成フィルムの対向面間に被収納物を収納するための収納部を備え、
    前記袋体の第1の端縁の近傍に設けられ、袋体を開封/密封することができるとともに開封時に袋体に被収納物を出し入れすることができる第1のチャック部と、
    前記袋体の第2の端縁近傍に設けられ、袋体の内側の収納部の空気を袋体の外側に排気するとともに袋体の外側の空気が内側の収納部に流入することを防止する逆止弁部と、
    前記袋体の第2の端縁近傍であって逆止弁部よりも袋体の空気の排気側である外側に設けられ、袋体を開封/密封することができる第2のチャック部とを含む、圧縮袋。
  5. 前記逆止弁部は、
    複数枚の袋体形成フィルムが部分的に第2の端縁に略沿って溶着することによって形成され、
    複数枚の袋体形成フィルムが溶着している部分であるとともに被収納物の第2チャック側への移動を阻止する部分である溶着部と、袋体の内側から袋体の外側に排気する空気が複数枚の袋体形成フィルムの間かつ溶着部の間で第2の端縁に略沿って通る排気流路と、複数枚の袋体形成フィルムが溶着していない部分であり袋体の内側に向かって排気流路を開口し袋体から排気する空気が排気流路に流入するための内側空気口と、複数枚の袋体形成フィルムが溶着していない部分であり袋体の外側に向かって排気流路を開口し袋体から排気する空気が排気流路から袋体の外側に流出するための外側空気口と、により構成され、
    前記溶着部は、
    第2の端縁より離れた収納部側に形成された溶着部第1列と、第2のチャック部の近傍で形成された溶着部第2列とを有し、
    前記溶着部第1列と前記溶着部第2列と前記第2のチャック部とは、第2の端縁と略平行に形成され、
    前記溶着部第1列は、不連続で形成され、連続していない領域に内側空気口が形成され、
    前記溶着部第2列は、不連続で形成され、連続していない領域に外側空気口が形成された、請求項1又は4に記載の圧縮袋。
  6. 逆止弁部は、
    溶着部第1列を構成する溶着部を結んだ幅方向にのびる逆止弁境界部と、前記溶着部第1列とは幅をあけて設けられた溶着部第2列を構成する溶着部を結んだ幅方向にのびる逆止弁境界部と、袋体の左側及び右側の端縁とにより囲繞された領域により構成され、
    溶着部第1列の溶着部と溶着部第2列の溶着部とが向き合う閉鎖領域と、
    溶着部第1列の溶着部と溶着部第2列の溶着部との間に形成され、表側の袋体を構成する袋体形成フィルムと裏側の袋体を構成する袋体形成フィルムとが密着する密着領域とを備える、請求項4又は5に記載の圧縮袋。
  7. 前記溶着部は、排気流路の内向きに突出する突出部と排気流路の内向きに屈曲する屈曲部とを有し、
    前記溶着部第1列は、線状の長い第1溶着部と、短い線状または点状の第2溶着部とを有し、
    前記溶着部第1列は、排気流路の内向きに突出する突出部と排気流路の内向きに屈曲する屈曲部とを有し、
    前記溶着部第2列は、線状の長い第1溶着部と、短い線状または点状の第2溶着部とを有し、
    前記溶着部第2列は、排気流路の内向きに突出する突出部を有する、請求項5に記載の圧縮袋。
  8. 逆止弁部の幅方向における内側空気口の長さは、逆止弁部の幅方向における線状の長い第1溶着部の長さよりも長く、
    逆止弁部の幅方向における外側空気口の長さは、逆止弁部の幅方向における線状の長い第1溶着部の長さよりも長く、
    溶着部第1列の線状の長い第1溶着部は、溶着部第2列の線状の長い第1溶着部と向き合い、逆止弁部の幅方向における溶着部第1列の線状の長い第1溶着部の長さは、溶着部第2列の線状の長い第1溶着部の長さよりも長い、請求項4ないし7のいずれかに記載の圧縮袋。
  9. 前記袋体を構成する袋体形成フィルムは、ナイロンと低密度ポリエチレンとの積層構造を有し、柔軟性を有する熱溶着性フィルムで形成され、
    前記袋体は、低密度ポリエチレンを内側にして収納部が形成され、
    前記袋体の逆止弁部の領域は、溶着部以外の領域において、表側の袋体形成フィルムの低密度ポリエチレンと裏側の袋体形成フィルムの低密度ポリエチレンとが、平滑性を維持して密に接するように構成された、請求項1ないし8のいずれかに記載の圧縮袋。
  10. 溶着部第1列は、収納部に収容された被収納物の停止位置を構成し、袋体の左端縁側及び右端縁側に内側空気口が形成されるとともに、
    溶着部第2列は、袋体の左端縁側及び右端縁側に外側空気口が形成され、
    袋体の左端縁側及び右端縁側に形成された前記内側空気口と前記外側空気口とは、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁と直交する方向において、重ならない位置となり、複数枚の袋体形成フィルムが伸びる平面方向のうち第2の端縁と平行な位置において、並列する位置となる、請求項1ないし9のいずれかに記載の圧縮袋。
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