JP2020065876A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、物品収容部を塞ぐ座部が不用意に外れてしまうのを抑制することが可能となる椅子を提供する。【解決手段】椅子は、上方に向かって開口する物品収容部を有する下部構造体2と、下部構造体2上に着脱可能に設けられ、物品収容部の開口部を閉塞するとともに、上面に着座面を有した座部3と、下部構造体2に支持され、座部3の後方から上方に向かって立ち上がる背凭れ部と、座部3に設けられ、前方を向く前向面55を有した座部側部材5と、下部構造体2において前向面55よりも前方に設けられて前向面55に対向する後向面65を有した下部構造体側部材6と、座部3及び背凭れ部の少なくとも一方に設けられ、下部構造体2に対して座部3を前方に押圧する押圧力F1を発生するクッション部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、椅子に関する。
ソファやベンチ等、利用者が着座して利用する椅子は、床等の設置面上に設置される下部構造体と、下部構造体上に設けられた座部と、下部構造体上に設けられ、座部の後方から上方に立ち上がる背凭れ部と、を備えている。
このような椅子において、座部の下方に、各種の物品を収容可能な物品収容部を備えたものがある。例えば、特許文献1には、箱状に形成され、上方開口の物品収容部(収納空間)を備える下部構造体(基台)と、物品収容部の上方開口を閉塞する置き蓋として装着される座部と、を備えるソファが開示されている。
実用新案登録第3217744号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような構成においては、例えば利用者が座部に浅く座る等して、座部の前端部に荷重が集中すると、座部の前端部と下部構造体との接触部分を中心として、座部の後端部が浮き上がり、物品収容部が開放されてしまう場合がある。このような現象は、特に、座部の前端部が下部構造体よりも前方に張り出している場合に起こりやすい。
このような課題に対し、例えばロック機構やヒンジ機構を備えることが考えられる。ロック機構は、座部が下部構造体の開口を閉塞した状態で、座部を下部構造体にロックする。ヒンジ機構は、座部の後端部を下部構造体に回動自在に連結し、座部の回動に伴い物品収容部を開閉させる。しかし、ロック機構やヒンジ機構を備えると、構造が複雑化し、製品コストの上昇に繋がる。
本発明は、簡易な構成でありながら、物品収容部を塞ぐ座部が不用意に外れてしまうのを抑制することが可能となる椅子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る椅子は、設置面上に載置されるとともに、上方に向けて開口する物品収容部を有する下部構造体と、前記下部構造体上に着脱可能に設けられ、前記下部構造体への装着時に前記物品収容部の開口部を閉塞するとともに、上面が着座面とされた座部と、前記下部構造体に支持され、前記座部の後方から上方に向かって立ち上がる背凭れ部と、前記座部に設けられ、前方を向く前向面を有した座部側位置決め部と、前記下部構造体において前記前向面よりも前方に設けられて前記前向面に対向する後向面を有した下部構造体側位置決め部と、前記座部及び前記背凭れ部の少なくとも一方に設けられ、前記下部構造体に対して前記座部を前方に押圧する押圧力を発生させるクッション部と、を備える。
このように、クッション部が発生させる押圧力によって座部が前方に押圧される。これにより、座部側位置決め部に設けられた前向面と、下部構造体側位置決め部に設けられた後向面とが前後方向で近接又は当接する。これによって、下部構造体に対して座部の後端が上方に浮き上がろうとした場合に、前向面と後向面とが接触することで、前向面と後向面との間に摩擦力が生じる。この摩擦力により、座部の後端が上方に浮き上がるのを抑えることができる。このような構成は、前向面と後向面とを前後方向で互いに向き合うように設ければよいので、ロック機構やヒンジ機構を備える構成に比較して簡易な構成となる。したがって、簡易な構成でありながら、物品収容部を塞ぐ座部が不用意に外れてしまうのを抑制することが可能となる。
本発明の一態様に係る椅子において、前記座部側位置決め部は、前記座部の下面で開口する凹部を有し、前記前向面は前記凹部の後端部に形成され、前記下部構造体側位置決め部は、前記下部構造体から上方に突出して前記凹部内に挿入される凸部を有し、前記後向面は、前記凸部の後端に形成されているようにしてもよい。
この構成によれば、座部に設けた凹部に下部構造体に設けた凸部を挿入すれば、前向面と後向面とが前後方向で対向する。また、凹部に凸部が挿入されることで、座部が、前後方向だけでなく幅方向に位置ずれするのを抑えることもできる。これにより、簡易な構成でありながら、物品収容部を塞ぐ座部が不用意に外れてしまうのを抑制することができる。
本発明の一態様に係る椅子において、前記下部構造体側位置決め部は、前記凸部の前端と前記後向面との間に形成され、上方に湾曲して突出する上部湾曲面を備えるようにしてもよい。
この構成によれば、座部を下部構造体に装着する際、凸部に形成された上部湾曲面によって凹部が案内されることで、凹部内に凸部を容易に挿入することができる。これによって、座部を下部構造体に容易に装着することができる。
本発明の一態様に係る椅子において、前記座部側位置決め部は、前記座部の下面から下方に突出する凸部を有し、前記前向面は前記凸部の前端に形成され、前記下部構造体側位置決め部は、前記下部構造体から下方に窪んで前記凸部が挿入される凹部を有し、前記後向面は、前記凹部の前端部に形成されているようにしてもよい。
この構成によれば、座部に設けた凸部を下部構造体に設けた凹部に挿入すれば、前向面と後向面とが前後方向で対向する。これにより、簡易な構成でありながら、物品収容部を塞ぐ座部が不用意に外れてしまうのを抑制することが可能となる。また、座部の下部構造体への着脱も容易に行うことができる。
本発明の一態様に係る椅子において、前記前向面及び前記後向面は、前後方向に直交する鉛直面内に沿って延在しているようにしてもよい。
この構成によれば、前向面と後向面とが鉛直面内に沿って形成されることで、下部構造体に対する座部の前方への移動を、確実に抑えることができる。したがって、座部が不用意に外れるのを、より確実に抑えることができる。また、座部を着脱するために座部を上下させるときに、座部の移動方向に対し、前向面及び後向面が平行であるので、座部の着脱動作が、前向面と後向面との干渉によって妨げられるのを抑えることができる。
本発明の一態様に係る椅子において、前記座部側位置決め部及び下部構造体側位置決め部は、それぞれ前後方向において対称形状とされているようにしてもよい。
この構成によれば、幅方向一方の側と幅方向他方の側とに、座部側位置決め部、下部構造体側位置決め部をそれぞれ設ける場合、座部側位置決め部、下部構造体側位置決め部を、前後で反転させることで、幅方向一方の側と他方の側とで共通部品とすることができる。これにより、椅子としての製造効率の向上や低コスト化を図ることができる。
本発明の一態様に係る椅子において、前記座部の前端部は、前記下部構造体から前方に突出しているようにしてもよい。
この構成によれば、着座面の面積を広く確保できる。また、利用者が座部に浅く着座した場合等においても、座部の前端部に荷重が作用したときの座部の浮き上がりを抑制できる。
本発明の一態様によれば、簡易な構成でありながら、物品収容部を塞ぐ座部が不用意に外れてしまうのを抑制することが可能となる。
本発明の実施形態に係る椅子の全体構成を示す正面図である。 上記椅子の構成を示す図であり、図1におけるA−A矢視断面図である。 上記椅子に設けられた座部側部材及び下部構造体側部材を示す図であり、図2の要部拡大図である。 上記椅子に設けられた座部側部材及び下部構造体側部材を示す図であり、図3のB−B矢視断面図である。 上記座部側部材を示す斜視図である。 上記下部構造体側部材を示す斜視図である。 上記椅子に設けられた座部側部材及び下部構造体側部材の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による椅子を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る椅子1の全体構成を示す正面図である。図2は、上記椅子1の構成を示す図であり、図1におけるA−A矢視断面図である。
図1、図2に示すように、椅子1は、下部構造体2と、座部3と、背凭れ部4と、座部側部材(座部側位置決め部)5と、下部構造体側部材(下部構造体側位置決め部)6と、を備えている。
以下の説明において、椅子1の座部3上に、背凭れ部4に背を向けて着座する利用者から見て前方(図2において紙面左方)と、その反対側の後方(図2おいて紙面右方)とを結ぶ方向を前後方向Daとする。また、設置面に直交する方向を上下方向Dvとし、前後方向Da及び上下方向Dvに直交する方向を幅方向Dwとする。
下部構造体2は、床等の設置面上に設置される。下部構造体2は、底板21と、一対の側板22と、前板23と、後板24とを備える。
底板21は、設置面上に沿って設けられる。底板21は、例えば平面視長方形状で、その長手方向を椅子1の幅方向Dwに沿わせ、短手方向を前後方向Daに沿わせて設けられている。底板21の下面の四隅には、床面に接地する接地脚(図示無し)を備えるようにしてもよい。設置脚は、底板21の下面からの突出寸法を調整できるアジャスター機能を備えることもできる。
一対の側板22は、底板21の幅方向Dw両端部に設けられている。各側板22は、底板21の幅方向Dw両端部から上方に立ち上がり、前後方向Daに連続して設けられている。
前板23は、底板21の前端部に設けられている。前板23は、底板21の前端部から上方に向かって立ち上がり、幅方向Dwに連続して延びている。前板23は、幅方向Dw両端部が一対の側板22の前端部に接続されている。
後板24は、底板21の後端部に設けられている。後板24は、底板21の後端部から上方に向かって立ち上がり、幅方向Dwに連続して延びている。後板24は、幅方向Dw両端が一対の側板22の後端部に接続されている。
このようにして、下部構造体2は、上述した底板21、一対の側板22、前板23及び後板24によって、下方、前後及び左右が囲まれている。これにより、下部構造体2の内側には、上方に向かって開口する開口部26を有した物品収容部25が形成されている。なお、底板21、一対の側板22、前板23及び後板24で囲まれた内側に、箱型の物品収容部25を別途設けてもよい。
下部構造体2を構成する底板21、一対の側板22、前板23及び後板24は、木材、金属材、樹脂材等の硬質な材料で形成されている。
座部3は、前端部3sが前板23から突出した状態で、下部構造体2の一対の側板22及び前板23上に載置される。座部3は、下部構造体2に対して、固定及び連結されておらず、下部構造体2に対して着脱可能である。座部3は、下部構造体2上に載置した状態(装着状態)で、物品収容部25の開口部26を上方から閉塞する。
座部3は、座部本体31と、座クッション部(クッション部)32と、座表皮材33と、を備えている。座部3は、その上面が着座面3fを構成している。
座部本体31は、平面視長方形状の板状(ブロック状)で、その前端部31a(図2参照)、及び幅方向Dwの側端部31s(図1参照)が、前板23、及び一対の側板22上に載置される。本実施形態では、座部3の両側端部も下部構造体2(側板22)から外側に突出している。
座部本体31の後端部31dは、後板24よりも前方に配置されている。また、図2に示すように、座部本体31の後端部31dの下端31eは、その上部よりも後方に突出している。
座部本体31は、木材、金属材、樹脂材等の硬質な材料から形成されている。
座クッション部32は、座部本体31の上方、前方、及び後方を覆うように設けられている。座クッション部32は、座部本体31を形成する硬質な材料よりも軟質で、弾性を有する材料で形成されている。このような座クッション部32を形成する材料としては、ウレタンフォーム材等が好適である。
座表皮材33は、座部3の外表面を形成するもので、座クッション部32の外表面を覆うように設けられている。座表皮材33は、その外周端部が、タッカー等によって座部本体31の下面等に固定されている。座表皮材33は、布材、ビニールレザー材、天然レザー材等から形成されている。
背凭れ部4は、下部構造体2のうち座部3の後方に位置する部分から上方に立ち上がるように設けられている。なお、背凭れ部4は、下部構造体2の後面に固定され、座部3及び下部構造体2の後方から上方に立ち上がるように設けてもよい。
背凭れ部4は、背凭れ部本体41と、背凭れクッション部(クッション部)42と、背凭れ表皮材43と、を備えている。
背凭れ部本体41は、前後方向Daからみて平面視長方形状の板状(ブロック状)をなしている。背凭れ部本体41は、木材、金属材、樹脂材等の硬質な材料から形成されている。背凭れ部本体41の下端部は、下部構造体2の側板22や後板24に、連結金具45を介して連結されている。連結金具45と背凭れ部本体41の下端部、連結金具45と側板22及び後板24とは、それぞれボルト締結、溶接、釘等によって接続されている。
背凭れクッション部42は、背凭れ部本体41の少なくとも、前方、及び上方を覆うように設けられている。背凭れクッション部42は、背凭れ部本体41を形成する硬質な材料よりも軟質で、弾性を有する材料で形成されている。このような背凭れクッション部42を形成する材料としては、ウレタンフォーム材等が好適である。
背凭れ表皮材43は、背凭れ部4の外表面を形成する。背凭れ表皮材43は、背凭れクッション部42の外表面を覆うように設けられている。背凭れ表皮材43は、その外周端部が、タッカー等によって背凭れ部本体41の後面等に固定されている。背凭れ表皮材43は、布材、ビニールレザー材、天然レザー材等から形成されている。
このような背凭れ部4は、座部3の座クッション部32の後端部32rに対し、背凭れクッション部42の下部42bが、前後方向Daで向き合うように設けられている。
座部3を下部構造体2上に載置した状態で、座部3は、後述する凸部62と凹部54とが係合することで、前後方向Daの前方への移動が拘束される。また、背凭れ部4は、下部構造体2に固定されている。この状態で、座クッション部32の後端部32rと、背凭れクッション部42の下部42bとは、前後方向Daで互いに圧縮されるように形成されている。これにより、座クッション部32の後端部32rと、背凭れクッション部42の下部42bとは、それぞれ、前後方向Daで互いに反発しあい、座部3を前後方向Daの前方に押圧する押圧力F1が発生している。座部本体31の後端部31dの下端31eは後方に突出しており、この部分において、座クッション部32の後端部32rは前後方向Daの厚みが小さい。したがって、押圧力F1は、座部3に効率良く伝達される。
図3は、上記椅子1に設けられた座部側部材5及び下部構造体側部材6を示す図であり、図2の要部拡大図である。図4は、上記椅子1に設けられた座部側部材5及び下部構造体側部材6を示す図であり、図3のB−B矢視断面図である。図5は、上記座部側部材5を示す斜視図である。
図3、図4に示すように、座部側部材5は、上記座部3に設けられている。座部側部材5は、座部3の座部本体31の下面31bに設けられている。座部側部材5は、座部3の前後方向Daの中間部に設けられている。本実施形態において、座部側部材5は、凹型部材50からなる。図3〜図5に示すように、凹型部材50は、開口53を有する凹部形成部51と、フランジ部52と、を備えている。
凹部形成部51は、座部本体31の下面31bから上方に窪んで前後方向Daに連続する溝状の凹部54を形成する。凹部形成部51は、一対の側壁部51aと、前壁部51bと、後壁部51cと、上壁部51dと、を備えている。
一対の側壁部51aは、幅方向Dwに所定間隔をあけて設けられている。各側壁部51aは、前後方向Daに連続して延びている。図4に示すように、一対の側壁部51aにおいて、互いに対向して凹部54に臨む側壁面51sは、幅方向Dwにおける間隔が、下方から上方に向かって漸次狭くなるように形成されている。
図3、図5に示すように、前壁部51bは、一対の側壁部51aの前端部同士を接続する。図3に示すように、前壁部51bは、後方を向いて凹部54に臨む前端面(前端部)51fを有する。前端面51fは、前後方向Daに直交した鉛直面内に沿って延在する平面状に形成されている。
後壁部51cは、一対の側壁部51aの後端部同士を接続する。後壁部51cは、前方を向いて凹部54に臨む後端面(後端部)51gを有する。後端面51gは、前後方向Daに直交した鉛直面内に沿って延在する平面状に形成されている。後端面51gは、前方を向く前向面55を形成する。
上壁部51dは、一対の側壁部51a、前壁部51b、後壁部51cの上方を塞ぐように設けられている。上壁部51dは、座部本体31の下面31bと平行に形成されている。このような凹部形成部51は、座部本体31の下面31bから上方に窪むように形成された収容凹部38に挿入されている。
図3、図4に示すように、上壁部51dには、開口53が形成されている。開口53は、上壁部51dを上下に貫通して形成されている。開口53は、前後方向Daに延びるスリット状に形成されている。収容凹部38は、上壁部51dよりも上方位置まで窪んで形成されている。これにより、開口53(上壁部51d)の上方には、空間部56が形成されている。
フランジ部52は、凹部形成部51の下端から前後方向Da及び幅方向Dwの外側に延びるように設けられている。フランジ部52は、座部本体31の下面31bのうち、収容凹部38の周囲に位置する部分において、座部本体31の下面31bに下方から突き当たっている。フランジ部52には、複数の挿通穴52hが形成されている。フランジ部52は、各挿通穴52hに挿通したビス(不図示)を座部本体31に下方から締結することで、座部本体31に固定されている。
このような凹型部材50は、樹脂材、金属材等によって一体成形することができる。
図3に示すように、凹型部材50は、座部3に取り付けた状態で、前後方向Daで対称形状(前後方向Daの中心を通り前後方向Daに直交する対称面に対して面対称)とされている。これにより、座部3の幅方向Dw一方の側と、他方の側とで、同一部品である凹型部材50を、向きを変えるのみで用いることができる。
図1、図2に示すように、下部構造体側部材6は、下部構造体2に設けられている。下部構造体側部材6は、下部構造体2の幅方向Dwの両側に設けられている。下部構造体側部材6は、一対の側板22のそれぞれにおいて、前後方向Daの中間部に設けられている。下部構造体側部材6は、座部3を下部構造体2上の所定位置に載置したときに、座部3に設けられた座部側部材5と上下方向Dvで対向する位置に設けられている。図4に示すように、下部構造体2に設けられた下部構造体側部材6は、一対の側板22のそれぞれにおいて幅方向Dwの内側(物品収容部25側)を向く内側面22fに設けられている。
図6は、下部構造体側部材6を示す斜視図である。
図3、図4、図6に示すように、本実施形態において、下部構造体側部材6は、凸型部材60からなる。凸型部材60は、基部61と、凸部62と、を一体に備えている。
基部61は、側板22の内側面22fに沿うよう設けられている。基部61は、側板22の内側面22fに沿って延びる厚板状で、内側面22fに直交する幅方向Dwに所定の厚さを有している。基部61の上端面61tは、側板22の上端22tよりも下方に位置するよう設けられている。上端面61tは、水平面内に位置し、前後方向Daに帯状に延びている。
凸部62は、基部61において、側板22の内側面22fとは反対側の端部、つまり幅方向Dwの内側端部に設けられている。凸部62は、基部61と一体に形成されている。凸部62は、基部61の上端面61tから上方に向かって突出するよう形成されている。凸部62は、側板22の上端22tよりも上方に突出している。凸部62は、側板22の内側面22fと平行な面内に形成されている。凸部62は、板状で、幅方向Dwに所定の厚さを有して形成されている。凸部62は、凸部前端面(前端)62fと、凸部後端面(後端)62rと、上部湾曲面66と、を有している。
凸部前端面62fは、凸部62の前端に形成されている。凸部前端面62fは、前方を向いている。凸部前端面62fは、前後方向Daに直交した鉛直面内に沿って延在する平面状に形成されている。
凸部後端面62rは、凸部62の後端に形成されている。凸部後端面62rは、後方を向いている。凸部後端面62rは、前後方向Daに直交した鉛直面内に沿って延在する平面状に形成されている。この凸部後端面62rは、座部3を下部構造体2上の所定位置に装着した状態で、下部構造体2において前向面55よりも前方に設けられている。凸部後端面62rは、前向面55に対して前後方向Daで対向する後向面65を形成する。
上部湾曲面66は、凸部前端面62fと凸部後端面62rとの間に形成されている。上部湾曲面66は、上方に向かって凸となる円弧状に湾曲して形成されている。
このような凸型部材60は、樹脂材、金属材等によって一体成形することができる。
凸型部材60には、幅方向Dwに貫通するボルト挿通孔68(図3参照)が複数形成されている。凸型部材60は、ボルト挿通孔68にボルト(図示無し)を挿通させ、側板22に締結することで、下部構造体2に固定されている。このような凸型部材60は、凸部62が基部61の上端面61t及び側板22の上端22tよりも上方に突出して設けられている。
このような凸型部材60は、樹脂材、金属材等によって一体成形することができる。
また、凸型部材60は、下部構造体2に取り付けた状態で、前後方向Daで対称形状とされている。これにより、幅方向Dw一方の側の側板22と、他方の側の側板22とで、同一部品である凸型部材60を、向きを変えるのみで用いることができる。
図2に示すように、凹型部材50(座部側部材5)を備えた座部3は、開口部26を塞ぐように下部構造体2上に載置される。図3、図4に示すように、座部3を下部構造体2上に載せるときには、座部3に形成された凹部54に、下部構造体2に設けられた凸部62を挿入する。このとき、座部3の後端3rを背凭れ部4に押し付け、座クッション部32の後端部32rと背凭れクッション部42の下部42bとを前後方向Daで圧縮させながら、凹部54に凸部62を挿入させる。座部3を下降させて下部構造体2上に載せる際に、凹部54の前後に位置する前壁部51bや後壁部51cが、凸部62の上面に突き当たる場合がある。その場合、凸部62の上面には、上部湾曲面66が形成されているので、前壁部51bや後壁部51cを上部湾曲面66に沿わせながら座部3を前後方向Daに移動させることで、凹部54内に凸部62が容易に案内される。
このようにして、座部3の座部本体31の下面31bが、下部構造体2上に載置される。この状態で、座部3の幅方向Dwの両側に設けられた凹型部材50(座部側部材5)の凹部54内には、それぞれ、下部構造体2に設けられた凸型部材60(下部構造体側部材6)の凸部62が挿入される。座部本体31の下面31bから下方に突出している凹型部材50のフランジ部52は、側板22の上端22tよりも下方に位置する基部61の上端面61tの上方空間に挿入される。また、凸部62の上端部は、凹型部材50の上壁部51dに形成された開口53を通して、開口53(上壁部51d)の上方の空間部56内に位置している。なお、下部構造体2から座部3を取り外す際は、例えば前端部3sを把持し、座部3を後方に押し付けた状態で座部3を持ち上げる。すると、座部3は、凸部62と凹部54との係合が解除され、後端3rを起点にして上方に回動する。これにより、物品収容部25が開放され、開口部26を通じて物品収容部25の内外で物品を出し入れできる。なお、下部構造体2から取り外された座部3は、例えば背凭れ部4に立てかける等して保持することができる。
図3に示すように、凹部54内に凸部62が挿入された状態で、凹部54の前向面55(後端面51g)と凸部62の後向面65(凸部後端面62r)とは、前後方向Daにおいて対向している。これにより、座部3は、前後方向Da前方への移動が拘束された状態となる。この状態で、図2に示すように、座クッション部32の後端部32rと、背凭れクッション部42の下部42bとは、互いに圧縮された状態で対向し、その反発力(押圧力F1)によって、座部3が前方に押圧されている。これにより、図3に示すように、凹部54の前向面55は、凸部62の後向面65に対し、前方に押圧されることで、後向面65に後方から近接又は当接している。
図2に示すように、座部3が下部構造体2の開口部26を塞ぐように設けられた状態で、例えば利用者が座部3に浅く着座すると、座部3において下部構造体2(前板23)よりも前方に張り出した前端部3s周辺に、上方から荷重P1が作用する。すると、座部3は、下部構造体2の前端と座部3とが接触する部分Qを中心として、座部3の後端3rが上方に浮き上がろうとする。しかし、座部3は、座クッション部32の後端部32rと背凭れクッション部42の下部42bとの間で生じる押圧力F1によって前方に押圧されている。これにより、凹部54の前向面55が凸部62の後向面65に近接又は当接している。そのため、座部3の後端3rが上方に浮き上がろうとした場合に、前向面55と後向面65とが接触することで、前向面55と後向面65との間には摩擦力が発生する。この摩擦力により、座部3の後端3rが上方に浮き上がるのを抑えることができる。なお、凹部54の前向面55と凸部62の後向面65とが近接している状態とは、部分Qを支点とした座部3の回動時において、前向面55の下端の回動軌跡上に後向面65の上端が位置する距離であることが好ましい。
また、座部3に対して前方に向かう方向の外力が作用した場合には、凹部54の前向面55が凸部62の後向面65に突き当たることで、座部3が前方にずれることが抑えられている。
また、座部3に対して後方に向かう方向の外力が作用した場合には、座クッション部32の後端部32rと、背凭れクッション部42の下部42bとが互いに突き当たっているのに加え、凹部54の前端面51fが凸部62の凸部前端面62fに突き当たることで、座部3が後方にずれるのを抑えることができる。
また、本実施形態では、凸部62が凹部54内に挿入された状態において、凸部62における幅方向Dwを向く面は、側壁部51aの側壁面51sが幅方向Dwで近接又は当接している。この状態において、座部3に、幅方向Dwのいずれか一方に向かう方向の外力が作用した場合、凹部形成部51の側壁部51aが凸部62に突き当たることで、座部3が幅方向Dwにずれるのを抑えることができる。この場合、座クッション部32の後端部32rと、背凭れクッション部42の下部42bとが互いに圧縮した状態で押圧されているので、座クッション部32と背凭れクッション部42との間にも幅方向Dwの摩擦力が生じており、これによっても、座部3が幅方向Dwにずれるのを抑えることができる。
このように、本本実施形態の椅子1は、設置面上に載置されるとともに、上方に向かって開口する物品収容部25を有する下部構造体2と、下部構造体2に設けられ、下部構造体2上に着脱可能に設けられ、下部構造体2への装着時に物品収容部25の開口部26を閉塞するとともに、上面が着座面3fとされた座部3と、下部構造体2に支持され、座部3の後方から上方に向かって立ち上がる背凭れ部4と、座部3に設けられ、前方を向く前向面55を有した座部側部材5(凹型部材50)と、下部構造体2において前向面55よりも前方に設けられて前向面55に対向する後向面65を有した下部構造体側部材6(凸型部材60)と、座部3及び背凭れ部4に設けられ、下部構造体2に対して座部3を前方に押圧する押圧力F1を発生する座クッション部32及び背凭れクッション部42と、を備える構成とした。
このような構成によれば、座クッション部32と背凭れクッション部42との間に発生する押圧力F1によって、座部3が前方に押圧され、前向面55と後向面65とが前後方向Daで互いに近接又は当接する。これによって、下部構造体2に対して座部3が上方に浮き上がろうとした場合に、前向面55と後向面65とが接触することで、前向面55と後向面65との間に摩擦力が生じる。この摩擦力により、座部3の後端3rが上方に浮き上がるのを抑えることができる。
このような構成は、前向面55と後向面65とを前後方向Daで互いに向き合うように設ければよいので、ロック機構やヒンジ機構を備える構成に比較して、簡易な構成となる。したがって、簡易な構成でありながら、物品収容部25を塞ぐ座部3が不用意に外れてしまうのを抑制することが可能となる。
本実施形態において、座部側部材5は、座部3の下面で開口する凹部54を有した凹型部材50であり、前向面55は凹部54の後端部に形成され、下部構造体側部材6は、下部構造体2から上方に突出して凹部54内に挿入される凸部62を有した凸型部材60であり、後向面65は、凸部62の後端に形成されている構成とした。
このような構成によれば、座部3に設けた凹部54に、下部構造体2に設けた凸部62を挿入すれば、前向面55と後向面65とが前後方向Daで対向する。また、凹部54に凸部62が挿入されることで、座部3が、前後方向Daだけでなく幅方向Dwに位置ずれするのを抑えることもできる。これにより、簡易な構成でありながら、物品収容部25を塞ぐ座部3が不用意に外れてしまうのを抑制することが可能となる。また、座部3の下部構造体2への着脱も容易に行うことができる。
本実施形態において、下部構造体側部材6は、凸部62の凸部前端面62fと後向面65との間に形成され、上方に湾曲して突出する上部湾曲面66と、を備える構成とした。
このような構成によれば、座部3を下部構造体2に装着する際、凸部62に形成された上部湾曲面66によって凹部54が案内されるので、凹部54に凸部62を容易かつ確実に挿入することができる。したがって、座部3を下部構造体2に容易に装着することができる。
本実施形態において、前向面55及び後向面65は、前後方向Daに直交する鉛直面内に沿って形成されている構成とした。
このような構成によれば、前向面55と後向面65とが鉛直面内に位置するように形成されることで、下部構造体2に対する座部3の前方への移動を確実に抑えることができる。したがって、座部3が不用意に外れるのを、より確実に抑えることができる。また、前向面55及び後向面65が平行であるので、座部3を着脱するために座部3を上下させるときに、前向面55が座部3の移動方向に延びる後向面65に沿って移動する。これにより、座部3の着脱が前向面55と後向面65との干渉によって妨げられるのを抑えることができる。
本実施形態において、座部側部材5(凹型部材50)及び下部構造体側部材6(凸型部材60)は、それぞれ前後方向Daにおいて対称形状とされている構成とした。
このような構成によれば、座部3及び下部構造体2において、幅方向Dw一方の側と、幅方向Dw他方の側とに、それぞれ座部側部材5、下部構造体側部材6を設ける構成において、座部側部材5、下部構造体側部材6を、前後で反転させることで、幅方向Dw一方の側と他方の側とで共通部品とすることができる。これにより、椅子1としての製造効率の向上や低コスト化を図ることができる。
本実施形態では、座部3の前端部3sが下部構造体2から前方に突出している構成とした。
この構成によれば、着座面3fの面積を広く確保できる。また、利用者が座部3に浅く着座した場合等においても、前端部3sに荷重P1が作用したときの座部3の浮き上がりを抑制できる。
(実施形態の変形例)
上記実施形態では、座部3に凹部54を備えた凹型部材50を設け、下部構造体2側に凸部62を備えた凸型部材60を設けるようにしたが、これに限らない。
例えば、図7に示すように、座部3に、座部側部材(座部側位置決め部)5Bとして、上記凸部62を備えた凸型部材60を設け、下部構造体2に、下部構造体側部材(下部構造体側位置決め部)6Bとして、上記凹部54を備えた凹型部材50を備えるようにしてもよい。
この場合、座部側部材5Bを構成する凸型部材60の凸部前端面(前端)62fが、前方を向く前向面55Bとなる。また、下部構造体側部材6Bを構成する凹型部材50の前端面(前端部)51fが、下部構造体2において前向面55Bよりも前方に設けられて前向面55Bに対向する後向面65Bとなる。
このような構成においても、座クッション部32及び背凭れクッション部42の間に発生する押圧力F1によって、座部3が前方に押圧され、座部側部材5B(凸型部材60)に設けられた前向面55Bと、下部構造体側部材6B(凹型部材50)に設けられた後向面65Bとが前後方向Daで互いに突き当たる。これによって、前向面55Bと後向面65Bとが互いに突き当たった状態で生じる摩擦力により、下部構造体2に対して座部3が上方に浮き上がるのを抑えることができる。したがって、簡易な構成でありながら、物品収容部25を塞ぐ座部3が不用意に外れてしまうのを抑制することが可能となる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、座部3の座クッション部32と背凭れ部4の背凭れクッション部42とで、座部3を前方に押圧する押圧力F1を発生するようにしたが、これに限らない。例えば、背凭れ部4において、座クッション部32と対向する部分を板材等の硬質な材料から形成し、座クッション部32のみによって、座部3を前方に押圧する押圧力F1を発生させるようにしてもよい。また、座部3において、背凭れ部4の背凭れクッション部42と対向する部分を板材などの硬質な材料から形成し、背凭れクッション部42のみによって、座部3を前方に押圧する押圧力F1を発生させるようにしてもよい。
さらに、座部3に座クッション部32を備え、背凭れ部4に背凭れクッション部42を備える場合、座クッション部32と背凭れクッション部42とで、弾性係数が互いに異なるようにしてもよい。
上述した実施形態では、下部構造体側部材6は、上部湾曲面66を備える構成としたが、これに限らない。上部湾曲面66に代えて、前後方向Daにおいて、凸部62の凸部前端面62f、凸部後端面62r側に向かって漸次下方に傾斜する傾斜面を形成してもよい。さらに、上部湾曲面66や傾斜面を備えず、凸部62の上端面を平坦面としてもよい。
上述した実施形態では、前向面55及び後向面65は、前後方向Daに直交する鉛直面内に沿って形成されている構成としたが、これに限らない。例えば、前向面55及び後向面65を、上方に向かって後方に傾斜するよう形成してもよい。これにより、座部3の後端部が、より一層浮き上がり難くなる。
一方、前向面55及び後向面65を上方に向かうに従い前方に傾斜させることで、座部3の装着性の向上を図ることができる。
上述した実施形態では、凹型部材50及び凸型部材60は、それぞれ前後方向Daにおいて対称形状としたが、これに限らない。座部側部材5及び下部構造体側部材6は、非対称形状としてもよい。例えば、凸型部材60は、鉛直面内に沿って形成された後向面65と、後向面65の上端縁から前方に向かうに従い下方に湾曲しながら延びる湾曲面と、を有する1/4円形状に形成してもよい。
さらに、座部側部材5及び下部構造体側部材6を非対称形状とする場合、前向面55を形成する前壁部51b、及び後向面65を形成する凸部後端面62rとを備えていれば、他の部分の形状はいかなるものとしても良い。
上述した実施形態では、座部側部材5として、座部3の座部本体31に凹型部材50を取り付け、下部構造体2に凸型部材60を設けるようにしたが、これに限らない。前向面55や、後向面65は、座部3や下部構造体2の一部に直接形成してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 椅子
2 下部構造体
3 座部
3f 着座面
4 背凭れ部
5,5B 座部側部材(座部側位置決め部)
6,6B 下部構造体側部材(下部構造体側位置決め部)
25 物品収容部
26 開口部
32 座クッション部(クッション部)
42 背凭れクッション部(クッション部)
51f 前端面(前端部)
51g 後端面(後端部)
54 凹部
55、55B 前向面
62 凸部
62f 凸部前端面(前端)
62r 凸部後端面(後端)
65,65B 後向面
66 上部湾曲面
F1 押圧力

Claims (7)

  1. 設置面上に載置されるとともに、上方に向けて開口する物品収容部を有する下部構造体と、
    前記下部構造体上に着脱可能に設けられ、前記下部構造体への装着時に前記物品収容部の開口部を閉塞するとともに、上面が着座面とされた座部と、
    前記下部構造体に支持され、前記座部の後方から上方に向かって立ち上がる背凭れ部と、
    前記座部に設けられ、前方を向く前向面を有した座部側位置決め部と、
    前記下部構造体において前記前向面よりも前方に設けられて前記前向面に対向する後向面を有した下部構造体側位置決め部と、
    前記座部及び前記背凭れ部の少なくとも一方に設けられ、前記下部構造体に対して前記座部を前方に押圧する押圧力を発生させるクッション部と、
    を備える椅子。
  2. 前記座部側位置決め部は、前記座部の下面で開口する凹部を有し、前記前向面は前記凹部の後端部に形成され、
    前記下部構造体側位置決め部は、前記下部構造体から上方に突出して前記凹部内に挿入される凸部を有し、前記後向面は、前記凸部の後端に形成されている
    請求項1に記載の椅子。
  3. 前記下部構造体側位置決め部は、
    前記凸部の前端と前記後向面との間に形成され、上方に湾曲して突出する上部湾曲面を備える
    請求項2に記載の椅子。
  4. 前記座部側位置決め部は、前記座部の下面から下方に突出する凸部を有し、前記前向面は前記凸部の前端に形成され、
    前記下部構造体側位置決め部は、前記下部構造体から下方に窪んで前記凸部が挿入される凹部を有し、前記後向面は、前記凹部の前端部に形成されている
    請求項1に記載の椅子。
  5. 前記前向面及び前記後向面は、前後方向に直交する鉛直面内に沿って延在している
    請求項1から4のいずれか一項に記載の椅子。
  6. 前記座部側位置決め部及び下部構造体側位置決め部は、それぞれ前後方向において対称形状とされている
    請求項1から5のいずれか一項に記載の椅子。
  7. 前記座部の前端部は、前記下部構造体から前方に突出している
    請求項1から6のいずれか一項に記載の椅子。
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