JP2020065564A - 食材の加熱調理装置 - Google Patents

食材の加熱調理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020065564A
JP2020065564A JP2018197902A JP2018197902A JP2020065564A JP 2020065564 A JP2020065564 A JP 2020065564A JP 2018197902 A JP2018197902 A JP 2018197902A JP 2018197902 A JP2018197902 A JP 2018197902A JP 2020065564 A JP2020065564 A JP 2020065564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superheated steam
heating
steam generator
chamber
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018197902A
Other languages
English (en)
Inventor
清己 吉村
Kiyomi Yoshimura
清己 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2018197902A priority Critical patent/JP2020065564A/ja
Priority to TW108110095A priority patent/TW202015600A/zh
Publication of JP2020065564A publication Critical patent/JP2020065564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Abstract

【課題】コンパクトで連続的に食材の加熱調理ができる加熱調理装置の提供を目的とする。【解決手段】トンネル型の加熱室と、前記加熱室内を通過するように配置した搬送手段と、前記加熱室内に配置した高温過熱蒸気発生器とを備え、前記高温過熱蒸気発生器に過熱蒸気を供給する低温過熱蒸気発生器を有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、各種食材を加熱調理するための装置に関し、特に水蒸気を100℃以上に過熱した過熱蒸気を利用した加熱調理装置に係る。
本発明者は、これまでに食材を加熱調理する際に、加熱室に過熱蒸気を噴霧することで、この加熱室内を外部よりも相対的に低酸素状態にすることで、食材の酸化を抑えた調理器を提案している(特許文献1,2)。
従来のスチームコンベンション等は多量の過熱蒸気を食材に直接的に噴き付けることで調理するものであるため、多量の熱エネルギーが必要であるだけではなく、水っぽい食品になり調理用途に限りがあった。
これに対して加熱室の噴囲気を低酸素状態にするために用いる過熱蒸気の量は極く少量でよく、この過熱蒸気が供給された加熱室内は透明な状態にある。
特開2014−228202号公報 特開2017−140108号公報
本発明は、コンパクトで連続的に食材の加熱調理ができる加熱調理装置の提供を目的とする。
本発明に係る食材の加熱調理装置は、トンネル型の加熱室と、前記加熱室内を通過するように配置した搬送手段と、前記加熱室内に配置した高温過熱蒸気発生器とを備え、前記高温過熱蒸気発生器に過熱蒸気を供給する低温過熱蒸気発生器を有することを特徴とする。
ここでトンネル型の加熱室とは、一方に食材の搬入口を有し、他方に加熱調理された食材の搬出口を有するものをいう。
また、搬送手段は、コンベア式でもハンガー式でもよい。
本発明は、過熱蒸気発生器を水から相対的に低温の過熱蒸気を得るための低温過熱蒸気発生器と、それよりも高温の過熱蒸気を得るための高温過熱蒸気発生器とに分けた点に特徴があり、特許文献1等に開示した過熱蒸気発生器よりもさらにコンパクトになり、加熱ゾーンを複数に分ける場合の設計自由度も高くなる。
例えば、低温過熱蒸気発生器で110℃〜200℃程度の温度の過熱蒸気にし、その後に高温過熱蒸気発生器で200℃〜550℃にすることができる。
本発明において過熱蒸気は、加熱室内に噴霧することで、この加熱室を低酸素状態にするのが目的であり、加熱室内には食材を加熱するための加熱ヒーターを過熱蒸気発生器とは別に有している。
そこで本発明は、前記加熱室内に加熱ヒーターを有し、前記高温過熱蒸気発生器は前記加熱ヒーターに向けて過熱蒸気を噴射する噴射孔を有するようにすると、噴射された過熱蒸気は加熱室内の加熱ヒーターによっても過熱されるので蒸気の過熱状態が安定する。
本発明において、前記高温過熱蒸気発生器は蒸気筒と、その内側に配設した高温過熱用ヒーターとからなるものであってもよい。
このようにすると蒸気筒内に供給された相対的に低温の過熱蒸気は、蒸気筒内の高温過熱用ヒーターにて容易に過熱されコンパクトでよい。
本発明において、前記低温過熱蒸気発生器は水蒸気を発生させるための蒸気発生室と、前記蒸気発生室にて発生した水蒸気を過熱する過熱室からなるものでよい。
このようにすると、水蒸気を過熱するための過熱室が小さくてよく、全体としてコンパクトになるとともに低温過熱蒸気発生器での過熱蒸気が相対的に低温(110℃〜200℃)でよいので、断熱等がしやすく周囲に制御器等を配置するのが容易になる。
本発明に係る加熱調理装置にあっては、トンネル型の加熱室を採用するとともに、この加熱室内にて過熱蒸気を噴射したので、次のような作用,効果が生じる。
(1)加熱室内の空気が過熱蒸気の噴射により外部に追い出され、外部に対して相対的に酸素濃度が低下した還元状態になるために、食材の酸化を抑えながら加熱調理される。
食品としては焼肉、焼魚のみならず、野菜炒め、お好み焼き等の各種加熱調理が可能である。
(2)トンネル型の加熱室であるため、一方の開口部から食材を投入し、他方の開口部から加熱調理された食品が連続的に得られる。
加熱時間は搬送手段の送りスピードで容易に調整が可能であり、搬送手段も食材を載せて移動するコンベア式、食材を吊り上げて移動するハンガー式等の食材に合せた搬送手段を選択することができる。
(3)低温過熱蒸気発生器は相対的に低温、例えば110℃〜200℃程度の過熱蒸気にすればよいので、水を沸騰させて水蒸気を発生させる蒸気発生室も、その後に過熱する過熱室もコンパクトで済むだけでなく、低温であるため制御器等の近くに設置することも可能になり設計自由度が高い分だけ全体としてコンパクトな装置にできる。
(4)高温過熱蒸気発生器は低温の過熱蒸気を高温の過熱蒸気にするだけなので、内側に高温過熱用ヒーターを配設した筒状の過熱蒸気の流路部(蒸気筒)を形成するだけのコンパクトな構造になる。
加熱室内に高温過熱蒸気発生器を設置し、外部に設けた低温過熱蒸気発生器で得られた低温の加熱蒸気をパイプ材を用いて、この高温過熱蒸気発生器に供給することができるので全体として設計自由度が向上し、コンパクトな設計が可能になる。
(5)本発明において、過熱蒸気は加熱室内を低酸素状態にするのが直接の目的であるので、加熱室内に設けた加熱ヒーターに向けて噴射してもよいので、このようにすると過熱蒸気が加熱ヒーターによっても過熱されるので加熱室内が安定する。
本発明に係る加熱調理装置の構造例を示す。(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図をそれぞれに示す。 加熱調理装置の斜視図を示す。 カバー部を開いた状態を示し、(a)は側面図、(b)は斜視図を示す。 低温過熱蒸気発生器及び高温過熱蒸気発生器の構造例を示す。 コンベアの駆動部の構造例を示す。 横型の低温過熱蒸気発生器の構造例を示す。 ダブルコンベア式の例を示す。
本発明に係る加熱調理装置の構造例を以下、図に基づいて説明する。
加熱調理装置の斜視図を図2に示し、図1にその平面図(a)、正面図(b)、側面図(c)を示す。
本体部は図3に示すように、ベース部18とその上の開閉式カバー部17とでトンネル型の加熱室11を形式してある。
このトンネル型の加熱室11を通過するように本実施例はベルトコンベア式の搬送手段12を有する。
これにより図1に示すように、トンネル型の加熱室11の一方の開口部が食材の搬入口11aとなり、他方の開口部が加熱調理された食品の搬出口11bとなる。
搬送手段は食材の搬入側にモーターを備えた駆動部(駆動輪)12aと、食品の搬出側の従動部(従動輪)11bとの間にステンレス製等の金属製のメッシュ材からなるベルト式のコンベア12cがエンドレス式に設けてある。
本実施例では、図5に示すようにベルトコンベア12cの上側をトンネル型加熱室側に向けて押し込む方向に回転させるモーターを内蔵した駆動輪になっていて、この駆動輪の外周部に波型円筒状の回転部を形成した例になっている。
これにより、加熱室内にて高温になったコンベア12cは従動部12bの下側をリターンする際の冷却により温度が下がり、さらに上記波型円筒状の回転部の放熱効果にてモーターが高温になるのを防ぐ。
また、メッシュ状のコンベアの上側を前方に押し込む方向に回転させたことにより、ベルトの張設輪等を設けることなく、無端ベルトとして連続搬送できる。
なお、コンベア12cの上側の両端部は断面L字形状のガイド部12dに支えられている。
加熱室11の内部の上部には上部加熱ヒーター13(13a〜13d)を配置し、下部側には下部加熱ヒーター14(14a〜14d)を配設した例になっている。
本実施例は上下一対の加熱ヒーターが4対平行に配設した例になっていて、これらを一体的に制御してもよいが、4対のヒーターをそれぞれ単独で制御することで4つのゾーンに分けて加熱条件を制御してもよい。
次に、過熱蒸気の発生系統について説明する。
低温過熱蒸気発生器20にて発生させた110℃〜200℃程度の相対的に低温の過熱蒸気を、加熱室内の下側の下部加熱ヒーター14の近傍に配設した高温過熱蒸気発生器30に供給し、そこから下部加熱ヒーター14に向けて噴射させる構造になっている。
図4に示すように低温過熱蒸気発生器20は、水Wを加熱及び沸騰させることで水蒸気を発生させる蒸気発生室21と、ここで発生した水蒸気を100℃を超える温度に過熱する過熱室22からなる。
蒸気発生室21の内部には水を沸騰させるためのヒーター21aを有し、過熱室22の内部には蒸気を過熱するためのヒーター22aを有し、蒸気発生室21で発生した水蒸気は仕切壁21bに設けた連通孔21を通過して過熱室22に送り込まれ、過熱室22内のヒーター22aにて100℃を超える温度に過熱させた後にパイプ材23にて高温過熱蒸気発生器30に送り込まれる。
高温過熱蒸気発生器30は、円筒状の蒸気筒31の内側に高温過熱用ヒーター32を配設した簡単な構造になっている。
蒸気筒31の内部にて200℃〜550℃に過熱された高温過熱蒸気は噴射孔31aから下部加熱ヒーター14の上面に向けて噴射される。
噴射方向はコンベア12cにより、食材が移動する方向に向けるのが好ましい。
これにより過熱蒸気が冷えるのを抑えることができる。
上記低温過熱蒸気発生器は、蒸気発生室21の上側に過熱室22を設けた縦型の例であるが、図6に示すように蒸気発生室21と過熱室22とを横方向に配置した横型でもよい。
図1〜図5に示した加熱調理装置は操作パネル16を有する制御部15内に低温過熱蒸気発生器20を配置するとともにベース部18に対して開閉自在のカバー部17を備えたポータブルタイプの例を示したが、これに限定されるものではない。
例えば図7に示すように、2つのコンベア式搬送手段12A,12Bを並設したダブルコンベア式等、各種構造を採用することができる。
この場合に加熱室を共有してもよく、それぞれ個別に制御することで、それぞれ単独で調理条件を設定可能にしてもよい。
11 加熱室
11a 搬入口
11b 搬出口
12 搬送手段
12a 駆動部
12b 従動部
12c コンベア
13a 上部加熱ヒーター
14a 加熱ヒーター
15 制御部
16 操作パネル
17 カバー部
18 ベース部
20 低温過熱蒸気発生器
21 蒸気発生室
21a ヒーター
22 過熱室
22a ヒーター
30 高温過熱蒸気発生器
31 蒸気筒
31a 噴射孔
32 高温過熱用ヒーター

Claims (4)

  1. トンネル型の加熱室と、
    前記加熱室内を通過するように配置した搬送手段と、
    前記加熱室内に配置した高温過熱蒸気発生器とを備え、
    前記高温過熱蒸気発生器に過熱蒸気を供給する低温過熱蒸気発生器を有することを特徴とする食材の加熱調理装置。
  2. 前記加熱室内に加熱ヒーターを有し、前記高温過熱蒸気発生器は前記加熱ヒーターに向けて過熱蒸気を噴射する噴射孔を有していることを特徴とする請求項1記載の加熱調理装置。
  3. 前記高温過熱蒸気発生器は蒸気筒と、その内側に配設した高温過熱用ヒーターとからなることを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理装置。
  4. 前記低温過熱蒸気発生器は水蒸気を発生させるための蒸気発生室と、前記蒸気発生室にて発生した水蒸気を過熱する過熱室からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の過熱調理装置。
JP2018197902A 2018-10-19 2018-10-19 食材の加熱調理装置 Pending JP2020065564A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018197902A JP2020065564A (ja) 2018-10-19 2018-10-19 食材の加熱調理装置
TW108110095A TW202015600A (zh) 2018-10-19 2019-03-22 食材之加熱調理裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018197902A JP2020065564A (ja) 2018-10-19 2018-10-19 食材の加熱調理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020065564A true JP2020065564A (ja) 2020-04-30

Family

ID=70388792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018197902A Pending JP2020065564A (ja) 2018-10-19 2018-10-19 食材の加熱調理装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2020065564A (ja)
TW (1) TW202015600A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022024265A1 (ja) * 2020-07-29 2022-02-03 愛知電熱株式会社 過熱蒸気発生装置および加熱調理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022024265A1 (ja) * 2020-07-29 2022-02-03 愛知電熱株式会社 過熱蒸気発生装置および加熱調理装置
JP7479077B2 (ja) 2020-07-29 2024-05-08 愛知電熱株式会社 過熱蒸気発生装置および加熱調理装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW202015600A (zh) 2020-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4620732B2 (ja) 過熱蒸気発生装置、過熱蒸気を用いた食品製造方法および加熱方法
EP3573477B1 (en) Spiral conveyor thermal processing system
US11116359B2 (en) Apparatus and method for preparing food
US5243962A (en) Cooking oven for slow-cooking of food products
JP2003262339A (ja) ガスの火による加熱によって食品を処理して準備する装置、及び、そのような装置のための熱交換手段
JPH1189722A (ja) 低圧高温過熱水蒸気の温度、湿度を調整した雰囲気における 食品加工および調理法とその装置
CN103784003A (zh) 蒸汽烹饪控制方法、蒸汽烹饪控制系统和蒸汽烹饪设备
JP2006204808A (ja) 食品加熱方法及び装置
JP2008253202A (ja) 食品の加熱処理方法と装置
JP2020065564A (ja) 食材の加熱調理装置
KR101551172B1 (ko) 입체순환식 연속자동 취반장치
EP0370021A1 (en) Method and apparatus for pulse heating and cooking food products
KR20110085901A (ko) 식재의 가열 장치 및 방법
JP2008070018A5 (ja)
KR101787704B1 (ko) 증숙기
US5931084A (en) Method and apparatus for searing and cooking food products
JP2007020484A (ja) 食品の加熱処理方法と装置
JP2004121431A (ja) 過熱水蒸気による加熱方法及びその装置
KR101361154B1 (ko) 조리장치
JP2014117164A (ja) 連続蒸気殺菌装置
JP2011120828A (ja) グリル装置
JP2012112572A (ja) 加熱調理器
JP2014149144A (ja) 加熱調理装置
JP3129947U (ja) 過熱水蒸気による海藻類の焙焼加工装置
JP2006314696A (ja) 食品の高温加熱装置