JP2020065117A - 車載通信装置、コンピュータプログラム及び無線通信可否判定方法 - Google Patents

車載通信装置、コンピュータプログラム及び無線通信可否判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のアンテナを備えることなく故障検出の処理を行うことが可能な車載通信装置、コンピュータプログラム及び無線通信可否判定方法を提供する。【解決手段】本実施の形態に係る車載通信装置は、無線通信を行うことが可能な他の無線通信装置へ、車両内の有線のネットワークを介した通信により、無線信号の送信を要求し、要求に応じて他の無線通信装置から送信される無線信号の無線通信部による受信の有無を判定し、他の無線通信装置へ無線通信部により無線信号を送信し、送信された無線信号の受信の有無を、他の無線通信装置からネットワークを介した通信により取得し、判定した受信の有無、及び、取得した受信の有無に基づいて、無線通信部による無線通信の可否を判定する。【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信の可否を判定する車載通信装置、コンピュータプログラム及び無線通信可否判定方法に関する。
電動モータ及びエンジンを併用したプラグインハイブリッド自動車、並びに、エンジンを備えず、電動モータで駆動する電気自動車が普及し始めている。プラグインハイブリッド自動車及び電気自動車等の車両は、電動モータを駆動する電力を蓄積するためのバッテリを備えており、バッテリへの給電は外部の給電ステーションにて行われる。給電ステーションと車両との間では、給電を行う際に種々の情報交換が行われる。従来、給電ステーション及び車両の間の通信は、給電ケーブルを介したCAN(Controller Area Network)、PLC(Power Line Communication)又はCPLT(コントロールパイロット)信号を用いる通信等が採用されていた。
近年、給電ステーションと車両とを給電ケーブルで接続せず、非接触で給電を行うシステムが開発されている。非接触給電システムでは、充電ステーションと車両とが給電ケーブルを介して接続されず、給電ケーブルを介した通信を行うことはできない。このため非接触給電システムでは、無線通信により充電に必要な種々の情報交換を行うことが考えられる。
特許文献1においては、複数のアンテナを備え、1つのアンテナを基準アンテナとして選択して既知信号を送信し、基準アンテナ以外のアンテナで既知信号を受信し、受信した信号からアンテナの故障を検出する無線通信装置が提案されている。
特開2008−211482号公報
しかしながら特許文献1に記載の無線通信装置は、故障検出の処理を行うために、複数のアンテナを備える必要がある。給電ステーションとの無線通信を行う車載通信装置には、複数のアンテナを備える必要はなく、故障検出を行うためだけに複数のアンテナを搭載することはコストの増大を招来するため、好ましくない。また車両には装置を搭載するスペースが限られている琴から、複数のアンテナを搭載することによる車載通信装置の大型化も懸念される。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、複数のアンテナを備えることなく、故障検出の処理を行うことが可能な車載通信装置、コンピュータプログラム及び無線通信可否判定方法を提供することにある。
本態様に係る車載通信装置は、車両に搭載され、無線通信を行う無線通信部と、前記車両内の有線のネットワークを介して他の装置との通信を行う車内通信部とを備える車載通信装置であって、前記車両に搭載されて無線通信を行うことが可能な他の無線通信装置へ、前記ネットワークを介した通信により、無線信号の送信を要求する要求部と、前記要求部の要求に応じて前記他の無線通信装置から送信される無線信号の前記無線通信部による受信の有無を判定する受信判定部と、前記他の無線通信装置へ前記無線通信部により無線信号を送信する送信部と、前記送信部の処理により送信された無線信号の受信の有無を、前記他の無線通信装置から前記ネットワークを介した通信により取得する取得部と、前記受信判定部が判定した受信の有無、及び、前記取得部が取得した受信の有無に基づいて、前記無線通信部による無線通信の可否を判定する無線判定部とを備える。
なお、本願は、このような特徴的な処理部を備える車載通信装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする無線通信可否判定方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現したりすることができる。また、車載通信装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、車載通信装置を含むその他の装置又はシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、車載通信装置は、複数のアンテナを備えることなく、無線通信の可否を判定することが可能となる。
本実施の形態に係る無線通信可否判定システムの概要を説明するための模式図である。 本実施の形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る無線通信可否判定システムによる無線通信可否判定処理を説明するためのタイミングチャートである。 無線判定処理部による判定例を説明するための模式図である。 本実施の形態に係る無線通信装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る無線通信装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るカーナビゲーション装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る無線通信装置及びカーナビゲーション装置が送受信するビーコン信号の構成を説明するための模式図である。 、実施の形態3に係る無線通信可否判定システムによる無線通信可否判定処理を説明するためのタイミングチャートである。
[本発明の実施の形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本態様に係る車載通信装置は、車両に搭載され、無線通信を行う無線通信部と、前記車両内の有線のネットワークを介して他の装置との通信を行う車内通信部とを備える車載通信装置であって、前記車両に搭載されて無線通信を行うことが可能な他の無線通信装置へ、前記ネットワークを介した通信により、無線信号の送信を要求する要求部と、前記要求部の要求に応じて前記他の無線通信装置から送信される無線信号の前記無線通信部による受信の有無を判定する受信判定部と、前記他の無線通信装置へ前記無線通信部により無線信号を送信する送信部と、前記送信部の処理により送信された無線信号の受信の有無を、前記他の無線通信装置から前記ネットワークを介した通信により取得する取得部と、前記受信判定部が判定した受信の有無、及び、前記取得部が取得した受信の有無に基づいて、前記無線通信部による無線通信の可否を判定する無線判定部とを備える。
本態様にあっては、車両に搭載される車載通信装置が、無線通信を行う無線通信部と、車両内のネットワークを介した有線通信を行う車内通信部とを備える。車両には無線通信を行うことが可能な他の無線通信装置が搭載され、車載通信装置は他の無線通信装置と車両内のネットワークを介した通信を行うことができる。
車載通信装置は、車両内のネットワークを介した有線通信を利用して、他の無線通信装置に対して無線信号の送信を要求する。この要求に応じて他の無線通信装置では無線信号の送信が行われ、車載通信装置は、他の無線通信装置から送信される無線信号の受信の有無を判定する。
また車載通信装置は、他の無線通信装置に対して無線信号を送信する。この無線信号の送信に対して他の無線通信装置では無線信号の受信の有無が判定され、車載通信装置は、車両内のネットワークを介した有線通信を利用して、無線信号の受信の有無を他の無線通信装置から取得する。
他の無線通信装置の無線通信に不具合がないと仮定すれば、他の無線通信装置から送信される無線信号の受信の有無に基づいて、車載通信装置の無線通信に係る受信機能の不具合の有無を判定することができる。また、送信した無線信号の他の無線通信装置による受信の有無に基づいて、車載通信装置の無線通信に係る送信機能の不具合の有無を判定することができる。よって車載通信装置は、他の無線通信装置を利用して無線信号の送受信を行うことにより、無線通信の可否を判定することができる。
(2)前記無線通信部は、ビーコン信号を送信することが可能であり、前記送信部は、前記他の無線通信装置へ前記無線通信部によるビーコン信号を送信し、前記受信判定部は、前記他の無線通信装置から送信されるビーコン信号の受信の有無を判定することが好ましい。
本態様にあっては、車載通信装置が無線のビーコン信号を送信することが可能であり、他の無線通信装置もビーコン信号を送信することが可能である。車載通信装置及び他の無線通信装置の間で送受信する無線信号には、このビーコン信号が用いられる。これにより、判定のために無線信号を送受信する処理を行うことによる車載通信装置及び他の無線通信装置の処理負荷の増大を抑制できる。
(3)前記送信部は、無線通信の可否判定を目的とするビーコン信号の送信であることを示す情報を、前記ビーコン信号に含めて送信することが好ましい。
本態様にあっては、車載通信装置及び他の無線通信装置の間で送受信するビーコン信号に、無線通信の可否判定を目的とするビーコン信号であることを示す情報を含める。これによりビーコン信号を受信した車載通信装置及び他の無線通信装置は、通常のビーコン信号と、判定のためのビーコン信号とを区別することができる。
(4)前記要求部は、無線送信の条件を指定する情報を含む無線信号の送信要求を、前記ネットワークを介して前記他の無線通信装置へ送信することが好ましい。
本態様にあっては、車載通信装置から他の無線通信装置へ送信する無線信号の送信要求に、例えば周波数又は使用チャネル等の無線送信の条件を含める。これにより送信要求を受信した他の無線通信装置は判定に適した条件で無線信号の送信を行うことができ、車載通信装置は判定を適切に行うことが可能となる。
(5)前記送信部は、前記他の無線通信装置への無線信号の送信を複数回行い、無線信号の送信電力を徐々に増加させることが好ましい。
本態様にあっては、車載通信装置から他の無線通信装置への無線信号の送信を複数回行うことにより、判定の精度を高める。更に車載通信装置は、無線信号の複数回の送信において、送信を行う毎に無線信号の送信電力を徐々に増加させる。これにより、判定処理の全体で消費される電力量を低減することができる。
(6)本態様に係るコンピュータプログラムは、車両に搭載され、無線通信を行う無線通信部と、前記車両内の有線のネットワークを介して他の装置との通信を行う車内通信部とを備えるコンピュータに、前記車両に搭載されて無線通信を行うことが可能な他の無線通信装置へ、前記ネットワークを介した通信により、無線信号の送信を要求し、要求に応じて前記他の無線通信装置から送信される無線信号の前記無線通信部による受信の有無を判定し、前記他の無線通信装置へ前記無線通信部により無線信号を送信し、送信した無線信号の受信の有無を、前記他の無線通信装置から前記ネットワークを介した通信により取得し、判定した受信の有無、及び、取得した受信の有無に基づいて、前記無線通信部による無線通信の可否を判定する処理を実行させる。
本態様にあっては、態様(1)と同様に、無線通信の可否を判定することができる。
(7)本態様に係る無線通信可否判定方法は、車両に搭載され、無線通信を行う無線通信部と、前記車両内の有線のネットワークを介して他の装置との通信を行う車内通信部とを備える車載通信装置が、前記車両に搭載されて無線通信を行うことが可能な他の無線通信装置へ、前記ネットワークを介した通信により、無線信号の送信を要求し、要求に応じて前記他の無線通信装置から送信される無線信号の前記無線通信部による受信の有無を判定し、前記他の無線通信装置へ前記無線通信部により無線信号を送信し、送信した無線信号の受信の有無を、前記他の無線通信装置から前記ネットワークを介した通信により取得し、判定した受信の有無、及び、取得した受信の有無に基づいて、前記無線通信部による無線通信の可否を判定する。
本態様にあっては、態様(1)と同様に、無線通信の可否を判定することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る車載通信装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<システム概要>
図1は、本実施の形態に係る無線通信可否判定システムの概要を説明するための模式図である。本実施の形態に係る無線通信可否判定システムは、例えば電気自動車又はハイブリッド自動車等のように、バッテリに蓄積された電力にてモータを駆動することにより走行する車両1に搭載される。車両1には、無線通信装置2、カーナビゲーション装置3及びゲートウェイ4等の装置が搭載されている。無線通信装置2は、車両1の適所に配置されたアンテナ2aを利用して、車両1のバッテリへの給電を行う給電ステーション8との間で無線通信を行うことにより、給電に必要な種々の情報を送受信する。
なお本実施の形態に係る無線通信可否判定システムの構成は、給電ステーション8から車両1へ無線により給電を行うシステムに好適である。ただし、給電ステーション8から車両1へ給電ケーブルを介して給電を行うシステムであっても、車両1と給電ステーション8とが無線通信により情報の送受信を行う構成である場合、本実施の形態に係る無線通信可否判定システムの構成を採用し得る。また、車両1が無線通信を行う車外の装置は、給電ステーション8に限らず、種々の装置であってよい。このため車両1は、電気自動車又はハイブリッド自動車等に限らず、ガソリン又は軽油等の燃料によりエンジンを駆動して走行する車両1であってよい。
車両1に搭載された無線通信装置2は、車内ネットワークを構成する通信線4aを介してゲートウェイ4に接続されている。同様に、カーナビゲーション装置3は、通信線4bを介してゲートウェイ4に接続されている。ゲートウェイ4は、例えば通信線4aにて受信したメッセージを通信線4bから送信し、通信線4bにて受信したメッセージを通信線4aから送信することにより、通信線4a,4b間のメッセージの送受信を中継する処理を行う。これにより、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3は、通信線4a,4b及びゲートウェイ4を介して通信を行うことができる。
カーナビゲーション装置3は、車両1の運転者に対して現在位置の表示及び目的地までの経路案内等を行うことによって、運転者の運転を支援する装置である。本実施の形態においてカーナビゲーション装置3は、内蔵のアンテナ3aを介した無線信号の送受信を行うことによって、例えば車両1の運転者のスマートフォン9又は車両1の外部の種々の装置との間で無線通信を行うことができる。
本実施の形態に係る無線通信可否判定システムでは、無線通信装置2の無線通信と、カーナビゲーション装置3の無線通信とは、同じ通信プロトコルを利用して行われる。例えば、本実施の形態に係る無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3は共に、無線LAN(Local Area Network)の通信プロトコルでの無線通信を行う。ただし無線通信の通信プロトコルは無線LANに限らず、例えばBluetooth(登録商標)等の通信プロトコルを採用してもよい。
本実施の形態に係る無線通信判定システムは、無線通信装置2による無線通信の可否、即ち無線通信装置2の無線通信機能に関する故障の有無を判定するシステムである。無線通信装置2は、カーナビゲーション装置3との間で試験的な無線通信を行うと共に、通信線4a,4b及びゲートウェイ4を介した車内通信を利用してカーナビゲーション装置3から無線通信の結果等に関する情報を取得することによって、自身の無線通信機能に関する故障の有無を判定する。
<装置構成>
図2は、本実施の形態に係る無線通信装置2の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る無線通信装置2は、処理部(プロセッサ)21、記憶部(ストレージ)22、CAN通信モジュール(CANトランシーバ)23及び無線通信モジュール(無線トランシーバ)24等を備えて構成されている。処理部21は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を用いて構成されている。処理部21は、記憶部22に記憶されたプログラム22aを読み出して実行することにより、給電ステーション8との間で無線通信を行う処理、車内ネットワークを介して車両1内の他の装置との間で通信を行う処理、及び、自身の無線通信に関する故障の有無を判定する処理等を行う。
記憶部22は、例えばフラッシュメモリ又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性のメモリ素子を用いて構成されている。記憶部22は、処理部21が実行する各種のプログラム、及び、処理部21の処理に必要な各種のデータを記憶する。本実施の形態において記憶部22は、処理部21が実行するプログラム22aを記憶している。なおプログラム22aは、例えば無線通信装置2の製造段階において記憶部22に書き込まれてもよく、また例えば遠隔のサーバ装置などが配信するものを無線通信装置2が通信にて取得してもよく、また例えばメモリカード又は光ディスク等の記録媒体99に記録されたプログラム22aを無線通信装置2が読み出して記憶部22に記憶してもよく、また例えば記録媒体99に記録されたものを書込装置が読み出して無線通信装置2の記憶部22に書き込んでもよい。プログラム22aは、ネットワークを介した配信の態様で提供されてもよく、記録媒体99に記録された態様で提供されてもよい。
CAN通信モジュール23は、CANの通信プロトコルに従う有線通信を行うモジュールであり、いわゆるCANトランシーバのICを用いることができる。CAN通信モジュール23は、車両1内に配されたCANバス等の通信線4aを介してゲートウェイ4及び他の車載装置に接続され、ゲートウェイ4及び他の車載装置との間でCANの通信プロトコルに従う通信を行う。CAN通信モジュール23は、処理部21から与えられた送信用のデータをCANの通信プロトコルに応じた電気信号に変換して通信線4aへ出力することにより、ゲートウェイ4及び他の車載装置へのデータ送信を行う。またCAN通信モジュール23は、通信線4aの電位をサンプリングして取得することによりゲートウェイ4又は他の車載装置からのデータを受信し、受信したデータを処理部21へ与える。
無線通信モジュール24は、例えば無線LANの通信プロトコルに従って、給電ステーション8又はカーナビゲーション装置3等の装置との間で無線通信を行うモジュールである。無線通信モジュール24は、制御部25、送信部26及び受信部27等を有している。制御部25は、送信部26及び受信部27の動作を制御して無線信号の送受信を行う。制御部25は、処理部21から与えられた送信用のデータを送信部26へ与える。送信部26は、制御部25から与えられたデータを変調した信号をアンテナ2aへ出力することにより、給電ステーション8又はカーナビゲーション装置3等の装置への無線送信を行う。また無線通信モジュール24の受信部27は、アンテナ2aにて受信した信号を復調して得られたデータを制御部25へ与える。制御部25は、受信部27にて受信したデータを処理部21へ与える。
また本実施の形態に係る無線通信装置2では、記憶部22に記憶されたプログラム22aを処理部21が読み出して実行することにより、要求送信処理部21a、受信判定処理部21b、無線送信処理部21c、取得処理部21d、無線判定処理部21e及び通知処理部21f等が処理部21にソフトウェア的な機能ブロックとして実現される。なおこれらの機能ブロックは、無線通信装置2が自身の無線通信の可否、即ち無線通信機能に関する故障の有無を判定する処理を行うための機能ブロックである。例えば車両1のバッテリの給電を行う際に無線通信装置2が給電ステーション8との間で無線通信を行うための機能ブロック等については、図示及び説明を省略する。
要求送信処理部21aは、CAN通信モジュール23にて通信線4a,4b及びゲートウェイ4を介した車内通信を行うことによって、カーナビゲーション装置3に対して試験的な無線信号の送信を要求する処理を行う。要求送信処理部21aが送信する要求には、例えば周波数又は使用チャネル等の無線通信の条件に関する情報が含まれている。カーナビゲーション装置3は、無線通信装置2からの要求を受信した場合に、要求に含まれる条件での無線信号の送受信を行う。受信判定処理部21bは、要求送信処理部21aが行った要求に応じてカーナビゲーション装置3から送信される無線信号の無線通信モジュール24による受信の有無を判定する処理を行う。
無線送信処理部21cは、無線通信モジュール24にてカーナビゲーション装置3に対して試験的な無線信号を送信する処理を行う。取得処理部21dは、無線送信処理部21cが送信した無線信号のカーナビゲーション装置3による受信の有無の判定結果を、CAN通信モジュール23を用いた車内通信を行うことによってカーナビゲーション装置3から取得する処理を行う。
無線判定処理部21eは、受信判定処理部21bによるカーナビゲーション装置3からの無線信号の受信の有無の判定結果と、取得処理部21dがカーナビゲーション装置3から取得した無線信号の受信の有無の判定結果とに基づいて、自身の無線通信モジュール24の無線通信機能の有無を判定する処理を行う。例えば、無線判定処理部21eは、カーナビゲーション装置3から送信される無線信号を受信しなかったと判定した場合、無線通信モジュール24の無線受信機能(又は、カーナビゲーション装置3の無線送信機能)に故障が生じていると判定することができる。また例えば、無線判定処理部21eは、無線通信モジュール24が送信した無線信号をカーナビゲーション装置3が受信しなかったとの判定結果が得られた場合、無線通信モジュール24の無線送信機能(又は、カーナビゲーション装置3の無線受信機能)に故障が生じていると判定することができる。
通知処理部21fは、無線判定処理部21eにより無線通信モジュール24の無線通信機能に故障が生じているとの判定がなされた場合に、その旨を車両1のユーザに通知する処理を行う。例えば、通知処理部21fは、CAN通信モジュール23を用いた車内通信を行うことによって、故障の通知をカーナビゲーション装置3へ与えることによって、故障を通知する。この通知を受信したカーナビゲーション装置3は、自身の表示部などに無線通信装置2の無線通信機能の故障が生じている旨のメッセージ表示などを行うことができる。
図3は、本実施の形態に係るカーナビゲーション装置3の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るカーナビゲーション装置3は、処理部31、記憶部32、CAN通信モジュール33、無線通信モジュール34、操作部38及び表示部39等を備えて構成されている。なお図3においては、カーナビゲーション装置3が備える機能ブロックのうち、無線通信装置2の無線通信の可否判定に係る機能ブロックを図示し、例えば車両1の現在位置表示及び経路案内等の処理に係る機能ブロックについては図示を省略している。
処理部31は、CPU又はMPU等の演算処理装置を用いて構成されている。処理部31は、記憶部32に記憶されたプログラム32aを読み出して実行することにより、スマートフォン9等との間で無線通信を行う処理、車内ネットワークを介して車両1内の他の装置との間で通信を行う処理、及び、無線通信装置2からの要求に応じて無線通信装置2の判定処理を支援する処理を行う。
記憶部32は、例えばフラッシュメモリ又はハードディスク等の記憶装置を用いて構成されている。記憶部32は、処理部31が実行する各種のプログラム、及び、処理部31の処理に必要な各種のデータを記憶する。本実施の形態において記憶部32は、処理部31が実行するプログラム32aを記憶している。なおプログラム32aは、例えばカーナビゲーション装置3の製造段階において記憶部32に書き込まれてもよく、また例えば遠隔のサーバ装置などが配信するものをカーナビゲーション装置3が通信にて取得してもよく、また例えばメモリカード又は光ディスク等の記録媒体98に記録されたプログラム32aをカーナビゲーション装置3が読み出して記憶部32に記憶してもよく、また例えば記録媒体98に記録されたものを書込装置が読み出してカーナビゲーション装置3の記憶部32に書き込んでもよい。プログラム32aは、ネットワークを介した配信の態様で提供されてもよく、記録媒体98に記録された態様で提供されてもよい。
CAN通信モジュール33は、CANの通信プロトコルに従う有線通信を行うモジュールであり、いわゆるCANトランシーバのICを用いることができる。CAN通信モジュール33は、車両1内に配されたCANバス等の通信線4bを介してゲートウェイ4及び他の車載装置に接続され、ゲートウェイ4及び他の車載装置との間でCANの通信プロトコルに従う通信を行う。CAN通信モジュール33は、処理部31から与えられた送信用のデータをCANの通信プロトコルに応じた電気信号に変換して通信線4bへ出力することにより、ゲートウェイ4及び他の車載装置へのデータ送信を行う。またCAN通信モジュール33は、通信線4bの電位をサンプリングして取得することによりゲートウェイ4又は他の車載装置からのデータを受信し、受信したデータを処理部31へ与える。
無線通信モジュール34は、例えば無線LANの通信プロトコルに従って、スマートフォン9又は無線通信装置2等の装置との間で無線通信を行うモジュールである。無線通信モジュール34は、制御部35、送信部36及び受信部37等を有している。制御部35は、送信部36及び受信部37の動作を制御して無線信号の送受信を行う。制御部35は、処理部31から与えられた送信用のデータを送信部36へ与える。送信部36は、制御部35から与えられたデータを変調した信号をアンテナ3aへ出力することにより、スマートフォン9又は無線通信装置2等の装置への無線送信を行う。また無線通信モジュール34の受信部37は、アンテナ3aにて受信した信号を復調して得られたデータを制御部35へ与える。制御部35は、受信部37にて受信したデータを処理部31へ与える。
また本実施の形態に係るカーナビゲーション装置3では、記憶部32に記憶されたプログラム32aを処理部31が読み出して実行することにより、要求受信処理部31a、無線送信処理部31b、受信判定処理部31c及び判定結果送信処理部31d等が処理部31にソフトウェア的な機能ブロックとして実現される。要求受信処理部31aは、車内ネットワークを介して無線通信装置2から送信される無線信号の送信要求を、CAN通信モジュール33にて受信する処理を行う。要求受信処理部31aは、受信した要求に含まれる無線通信の条件に関する情報を取得する。無線送信処理部31bは、無線通信装置2からの要求を要求受信処理部31aが受信した場合に、要求に含まれる条件で無線信号を送信する処理を行う。
受信判定処理部31cは、無線通信装置2から送信される無線信号の無線通信モジュール34による受信の有無を判定する処理を行う。判定結果送信処理部31dは、受信判定処理部31cによる無線信号の受信の有無の判定結果を、CAN通信モジュール33を用いた車内通信を行うことによって無線通信装置2へ送信する処理を行う。
<無線通信可否判定処理>
図4は、本実施の形態に係る無線通信可否判定システムによる無線通信可否判定処理を説明するためのタイミングチャートである。なお図4においては、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3の間で行われる通信線4a,4b及びゲートウェイ4を介した有線通信を、実線の矢印で示す。これに対して、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3の間で行われる無線通信を、破線の矢印で示す。
本実施の形態に係る無線通信装置2は、所定の開始トリガが与えられることによって、自身の無線通信の可否を判定する処理を開始する。開始トリガは、例えば以下のものを採用することができる。無線通信装置2の処理の開始トリガには、以下に例示する開始トリガの1つを採用してもよく、複数を組み合わせて採用してもよく、例示したもの以外の開始トリガを採用してもよい。
・無線通信装置2に設けられたスイッチ等の操作部に対する操作の受け付け
・カーナビゲーション装置3の操作部38にて所定の操作の受け付け
・車両1のドアのロック解除
・車両1の原動機の始動
・イグニッションスイッチのオフ状態からオン状態への切り替え
・車両1の車速が所定速度以下になった場合
・所定期間の経過(例えば数分〜数時間に1回など)
所定の開始トリガが与えられた場合、無線通信装置2の要求送信処理部21aは、CAN通信モジュール23にて通信線4a,4b及びゲートウェイ4を介した有線通信を行うことにより、カーナビゲーション装置3に対して試験的な無線信号の送信を要求する。このときに無線通信装置2から送信される送信要求のメッセージには、試験的に送信する無線信号の周波数又は使用チャネル等の無線送信の条件が含まれている。
無線通信装置2から送信された送信要求は、ゲートウェイ4を経てカーナビゲーション装置3の要求受信処理部31aにて受信される。要求受信処理部31aは、CAN通信モジュール33にて通信線4a,4b及びゲートウェイ4を介した有線通信を行うことにより、送信要求を受信した旨を応答するメッセージを無線通信装置2へ送信する。また要求受信処理部31aは、受信した送信要求に含まれる無線信号の送信条件を取得する。
要求受信処理部31aによる応答を行った後、カーナビゲーション装置3の無線送信処理部31bは、無線通信モジュール34にて所定の無線信号を送信する。このときに無線送信処理部31bが送信する無線信号は、要求受信処理部31aが受信した送信要求に含まれる送信条件に従う無線信号である。無線送信処理部31bが送信した無線信号は、無線通信装置2の受信判定処理部21bにより受信の有無が判定される。
一方、カーナビゲーション装置3から有線通信による応答を受信した無線通信装置2の無線送信処理部21cは、カーナビゲーション装置3からの無線信号を受信した後、又は、応答を受信してから所定時間が経過した後に、無線通信モジュール24にて所定の無線信号を送信する。このときに無線送信処理部21cが送信する無線信号の送信条件は、カーナビゲーション装置3から無線通信装置2へ送信される無線信号の送信条件と同じであってよい。無線送信処理部21cが送信した無線信号は、カーナビゲーション装置3の受信判定処理部31cにより受信の有無が判定される。
無線送信処理部21cによる無線信号の送信を終えた後、無線通信装置2の取得処理部21dは、CAN通信モジュール23にて通信線4a,4b及びゲートウェイ4を介した有線通信を行うことにより、カーナビゲーション装置3に対して無線信号の受信有無の判定結果の取得を要求する。このときに無線通信装置2から送信される取得要求のメッセージには、無線通信装置2によるカーナビゲーション装置3からの無線信号の受信有無の判定結果を含んでいてもよい。
無線通信装置2からの取得要求を受信したカーナビゲーション装置3の判定結果送信処理部31dは、受信判定処理部31cによる無線通信装置2からの無線信号の受信有無の判定結果を取得する。判定結果送信処理部31dは、受信判定処理部31cから取得した判定結果を、CAN通信モジュール33を利用した有線通信により無線通信装置2へ送信する。
カーナビゲーション装置3からの判定結果を受信した無線通信装置2は、無線判定処理部21eによる自身の無線通信機能に関する故障の有無を判定する処理を行う。無線判定処理部21eは、無線通信装置2の受信判定処理部21bによる無線信号の受信の有無の判定結果と、取得処理部21dが取得した判定結果、即ちカーナビゲーション装置3の受信判定処理部31cによる無線信号の受信の有無の判定結果とに基づいて、判定を行う。
図5は、無線判定処理部21eによる判定例を説明するための模式図である。例えば、無線通信装置2からカーナビゲーション装置3へ送信された無線信号がカーナビゲーション装置3にて受信され、且つ、カーナビゲーション装置3から無線通信装置2へ送信された無線信号が無線通信装置2にて受信された場合、無線判定処理部21eは、無線通信装置2の無線通信機能が正常であると判定する。またこの場合、カーナビゲーション装置3の無線通信機能も正常であると判定できる。
また例えば、無線通信装置2からカーナビゲーション装置3へ送信された無線信号がカーナビゲーション装置3にて受信され、且つ、カーナビゲーション装置3から無線通信装置2へ送信された無線信号が無線通信装置2にて受信さなかった場合、無線判定処理部21eは、無線通信装置2の受信機能に異常があると判定する。なおこの場合には、カーナビゲーション装置3の送信機能に異常があると判定することもできるが、本実施の形態においてはカーナビゲーション装置3には異常がないことを前提として、無線判定処理部21eは、無線通信装置2の受信機能に異常があると判定する。
また例えば、無線通信装置2からカーナビゲーション装置3へ送信された無線信号がカーナビゲーション装置3にて受信されず、且つ、カーナビゲーション装置3から無線通信装置2へ送信された無線信号が無線通信装置2にて受信された場合、無線判定処理部21eは、無線通信装置2の送信機能に異常があると判定する。なおこの場合には、カーナビゲーション装置3の受信機能に異常があると判定することもできるが、本実施の形態においてはカーナビゲーション装置3には異常がないことを前提として、無線判定処理部21eは、無線通信装置2の送信機能に異常があると判定する。
また例えば、無線通信装置2からカーナビゲーション装置3へ送信された無線信号がカーナビゲーション装置3にて受信されず、且つ、カーナビゲーション装置3から無線通信装置2へ送信された無線信号が無線通信装置2にて受信さなかった場合、無線判定処理部21eは、無線通信装置2の送受信機能に異常があると判定する。なおこの場合には、カーナビゲーション装置3の送受信機能に異常があると判定することもできるが、本実施の形態においてはカーナビゲーション装置3には異常がないことを前提として、無線判定処理部21eは、無線通信装置2の送受信機能に異常があると判定する。
無線通信装置2の送信機能に異常があると判定された場合、例えば無線通信モジュール24の送信部26に異常が発生している可能性がある。無線通信装置2の受信機能に異常があると判定された場合、例えば無線通信モジュール24の受信部27に異常が発生している可能性がある。また、無線通信装置2の送受信機能に異常があると判定された場合、例えば無線通信モジュール24の送信部26及び受信部27に異常が発生しているか、又は、アンテナ2aに異常が発生している可能性がある。
図6及び図7は、本実施の形態に係る無線通信装置2が行う処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態に係る無線通信装置2の処理部21は、無線通信可否判定処理を開始するための所定の開始トリガが与えられたか否かを判定する(ステップS1)。開始トリガが与えられていない場合(S1:NO)、処理部21は、開始トリガが与えられるまで待機する。開始トリガが与えられた場合(S1:YES)、処理部21の要求送信処理部21aは、CAN通信モジュール23にて車内ネットワークを介した有線通信を行うことにより、カーナビゲーション装置3に対して試験的な無線信号の送信要求を行う(ステップS2)。次いで、処理部21は、無線信号の送信要求に対してカーナビゲーション装置3から車内ネットワークを介して送信される応答をCAN通信モジュール23にて受信したか否かを判定する(ステップS3)。応答を受信していない場合(S3:NO)、処理部21は、応答を受信するまで待機する。
カーナビゲーション装置3からの応答を受信した場合(S3:YES)、処理部21の受信判定処理部21bは、カーナビゲーション装置3から送信される無線信号を無線通信モジュール24にて受信したか否かを判定する(ステップS4)。無線信号を受信していない場合(S4:NO)、受信判定処理部21bは、応答の受信から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS5)。この所定時間は、無線信号の受信を待つタイムアウト時間であり、無線通信装置2の設計段階等において予め設定される。所定時間が経過していない場合(S5:NO)、受信判定処理部21bは、ステップS4へ処理を戻し、無線信号を受信するか、又は、所定時間が経過するまで待機する。
カーナビゲーション装置3からの無線信号を受信した場合(S4:YES)、受信判定処理部21bは、無線信号を受信した旨の判定結果を記憶して、ステップS6へ処理を進める。所定時間が経過した場合(S5:YES)、受信判定処理部21bは、無線信号を受信していない旨の判定結果を記憶して、ステップS6へ処理を進める。
次いで、処理部21の取得処理部21dは、CAN通信モジュール23にて車内ネットワークを介した有線通信を行うことにより、カーナビゲーション装置3に対して無線信号の受信有無の判定結果の取得を要求する(ステップS6)。取得処理部21dは、この取得要求に対してカーナビゲーション装置3から送信される判定結果を、CAN通信モジュール23にて受信したか否かを判定する(ステップS7)。判定結果を受信していない場合(S7:NO)、取得処理部21dは、判定結果を取得するまで待機する。
判定結果を受信した場合(S7:YES)、処理部21の無線判定処理部21eは、ステップS4及びS5にて受信判定処理部21bが行った無線信号の受信の有無の判定結果と、ステップS7にて受信したカーナビゲーション装置3からの判定結果とに基づいて、無線通信装置2の無線通信の可否判定の処理を行う(ステップS9)。次いで処理部21の通知処理部21fは、CAN通信モジュール23にて車内ネットワークを介した有線通信を行うことにより、ステップS9における無線判定処理部21eの判定結果をカーナビゲーション装置3に通知し(ステップS9)、処理を終了する。なお本例では、無線通信装置2の無線通信機能の異常の有無に関わらず、無線通信装置2からカーナビゲーション装置3へ判定結果を通知する手順としているが、これに限るものではなく、異常があると判定された場合にのみ通知を行う構成としてもよい。
図8は、本実施の形態に係るカーナビゲーション装置3が行う処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態に係るカーナビゲーション装置3の処理部31の要求受信処理部31aは、CAN通信モジュール33にて無線通信装置2から無線信号の送信要求を受信したか否かを判定する(ステップS21)。送信要求を受信していない場合(S21:NO)、要求受信処理部31aは、送信要求を受信するまで待機する。送信要求を受信した場合(S21:YES)、要求受信処理部31aは、CAN通信モジュール33にて車内ネットワークを介した有線通信を行うことにより、送信要求を受信した旨を報せる応答を無線通信装置2へ送信する(ステップS22)。
処理部31の無線送信処理部31bは、無線通信装置2からの送信要求に含まれる送信条件に従って、無線通信モジュール34にて所定の無線信号の送信を行う(ステップS23)。その後、処理部31の受信判定処理部31cは、無線通信装置2から送信される無線信号を受信したか否かの受信判定を行う(ステップS24)。次いで、処理部31の判定結果送信処理部31dは、無線通信装置2から無線信号の受信有無の判定結果の取得要求を、CAN通信モジュール33にて受信したか否かを判定する(ステップS25)。取得要求を受信していない場合(S25:NO)、判定結果送信処理部31dは、取得要求を受信するまで待機する。判定結果を受信した場合(S25:YES)、判定結果送信処理部31dは、ステップS24における受信判定処理部31cの判定結果を、CAN通信モジュール33にて無線通信装置2へ送信する(ステップS26)。
次いで、処理部31は、CAN通信モジュール33にて無線通信装置2から判定結果の通知を受信したか否かを判定する(ステップS27)。通知を受信していない場合(S27:NO)、処理部31は、通知を受信するまで待機する。通知を受信した場合(S27:YES)、処理部31は、受信した通知内容を表示部39に表示して(ステップS28)、処理を終了する。
<まとめ>
以上の構成の本実施の形態に係る無線通信装置2は、無線通信を行う無線通信モジュール24と、車両1の車内ネットワークを介した有線通信を行うCAN通信モジュール23とを備えている。車両1には無線通信装置2と無線通信を行うことが可能なカーナビゲーション装置3が搭載され、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3は車両1の車内ネットワークを介して有線通信を行うことができる。
無線通信装置2は、車内ネットワークを介した有線通信を利用して、カーナビゲーション装置3に対して無線信号の送信を要求する。この要求に応じてカーナビゲーション装置3では無線信号の送信が行われ、無線通信装置2は、カーナビゲーション装置3から送信される無線信号の受信の有無を判定する。また無線通信装置2は、カーナビゲーション装置3に対して無線信号を送信する。この無線信号の送信に対してカーナビゲーション装置3では無線信号の受信の有無が判定され、無線通信装置2は、車内ネットワークを介した有線通信を利用して、無線信号の受信有無の判定結果をカーナビゲーション装置3から取得する。
カーナビゲーション装置3の無線通信に不具合がないと仮定すれば、カーナビゲーション装置3から送信される無線信号の受信有無の判定結果に基づいて、無線通信装置2の送信機能についての不具合の有無を判定することができる。また、無線通信装置2が送信した無線信号のカーナビゲーション装置3による受信有無の判定結果に基づいて、無線通信装置2の送信機能についての不具合の有無を判定することができる。よって無線通信装置2は、カーナビゲーション装置3を利用して無線信号の送受信を行うことにより、自身の無線通信の可否を判定することができる。
また本実施の形態に係る無線通信装置2は、カーナビゲーション装置3へ送信する無線信号の送信要求に、例えば周波数又は使用チャネル等の無線送信の条件を含める。これにより送信要求を受信したカーナビゲーション装置3は判定に適した条件で無線信号の送信を行うことができ、無線通信装置2は判定を適切に行うことが可能となる。
なお、本実施の形態に係る無線通信可否判定システムは、無線通信装置2が車両1に搭載されたカーナビゲーション装置3との間で無線信号の送受信を行う構成であるが、無線通信装置2が無線信号の送受信を行う装置はカーナビゲーション装置3に限らない。無線通信装置2が無線信号の送受信を行う装置は、無線通信装置2と同じ通信プロトコルで無線通信を行い、且つ、車内ネットワークを介して無線通信装置2との有線通信を行うことが可能な装置であればどのような装置であってもよい。
また無線通信装置2は、カーナビゲーション装置3の他に、更に別の装置との間で試験的な無線信号の送受信を行ってもよい。これにより無線通信装置2は、無線信号の送受信に不具合が生じている場合に、自身の無線通信機能に生じた不具合であるか、又は、他の装置の無線通信機能に生じた不具合であるかを判断することができる。
<実施の形態2>
実施の形態2に係る無線通信装置2は、無線通信を行う相手の有無に関わらず、周期的な無線信号の送信、いわゆるビーコン信号の送信を行っている。同様に、実施の形態2に係るカーナビゲーション装置3は、ビーコン信号の送信を行っている。実施の形態2に係る無線通信可否判定システムでは、判定のために無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3の間で送受信する無線信号に、このビーコン信号が利用される。
図9は、実施の形態2に係る無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3が送受信するビーコン信号の構成を説明するための模式図である。図示のビーコン信号の構成は、非接触給電の無線通信規格であるISO15118−8において規定されるVSE(Vendor Specific Element)の構成に準ずるものである。VSEには、ヘッダ情報、管理者ID、ステーションID及び追加情報等の情報が含まれる。ヘッダ情報は、例えば本規格に従うものであることを示す各種のID、無線信号のフレーム長、給電ステーション8の給電方式及び国の識別情報等が含まれ得る。管理者IDは、給電ステーション8を管理する管理者に対して付されるIDである。ステーションIDは、給電ステーション8に対して一意的に付されるIDである。追加情報には、任意の情報を含めることが可能である。
実施の形態2に係る無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3は、無線通信装置2の無線通信の可否判定のために試験的な無線信号を送信する場合、ビーコン信号の追加情報に、このビーコン信号が試験的な無線信号の送受信に関するものであることを示す試験送信フラグを含めて送信する。これによりビーコン信号を受信した無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3は、受信したビーコン信号の追加情報に含まれる試験送信フラグに基づいて、このビーコン信号が無線通信装置2の無線通信の可否判定のためのものであることを判断できる。
以上の構成の実施の形態2に係る無線通信可否判定システムでは、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3が無線のビーコン信号を送受信することが可能である。無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3は、無線通信の可否を判定するために送受信する無線信号に、このビーコン信号を利用する。これにより無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3は、判定処理のために無線信号を送受信する処理を行うことに伴う処理負荷の増大を抑制できる。
また無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3が送受信するビーコン信号には、無線通信の可否判定のためのビーコン信号であることを示す試験送信フラグの情報を含む。これによりビーコン信号を受信した無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3は、通常のビーコン信号と、判定のためのビーコン信号とを区別することができる。
なお、図9に示したビーコン信号の構成は一例であって、これに限るものではない。実施の形態2においては、ビーコン信号にVSEの構成を採用したが、これに限るものではなく、ビーコン信号はこれ以外のどのような構成であってもよい。
実施の形態2に係る無線通信可否判定システムのその他の構成は、実施の形態1に係る無線通信可否判定システムと同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
<実施の形態3>
実施の形態3に係る無線通信可否判定システムでは、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3が試験的な無線信号の送信を複数回行う。図10は、実施の形態3に係る無線通信可否判定システムによる無線通信可否判定処理を説明するためのタイミングチャートである。なお図10においては、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3の間で行われる通信線4a,4b及びゲートウェイ4を介した有線通信を、実線の矢印で示す。これに対して、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3の間で行われる無線通信を、破線の矢印で示す。また破線の矢印の太さは無線送信される電波の電力の大小を示し、矢印が太いほど電力が大きい。
実施の形態3に係る無線通信装置2は、所定の開始トリガが与えられた場合に、CAN通信モジュール23の有線通信により、カーナビゲーション装置3に対して試験的な無線信号の送信を要求する。送信要求を受信したカーナビゲーション装置3は、CAN通信モジュール33の有線通信により、送信要求を受信した旨を応答するメッセージを無線通信装置2へ送信する。
応答を送信した後、カーナビゲーション装置3の無線送信処理部31bは、無線通信モジュール34にて試験的な無線信号を送信する。実施の形態3に係るカーナビゲーション装置3は、試験的な無線信号の送信を、所定の周期で複数回(例えば3回)行う。また実施の形態3に係るカーナビゲーション装置3の無線通信モジュール34は、送信する無線信号の送信電力を変化させることが可能であり、無線信号の送信電力を徐々に増加させる。図10に示す例では、カーナビゲーション装置3から送信された1回目及び2回目の無線信号は無線通信装置2にて受信されず、3回目の無線信号が受信されている。
実施の形態3に係る無線通信装置2は、カーナビゲーション装置3から送信される無線信号を受信した場合に、受信した旨を報せる応答をCAN通信モジュール23の有線通信にてカーナビゲーション装置3へ送信する。なお図10に示す例では、カーナビゲーション装置3が3回目に送信した無線信号の受信に応じて、無線通信装置2が応答をカーナビゲーション装置3へ送信している。もし、例えば1回目又は2回目の無線信号を無線通信装置2が受信して応答を送信した場合、この応答を受信したカーナビゲーション装置3はそれ以降の無線信号の送信を行わない。また3回目の無線信号を受信できなかった場合、無線通信装置2は所定のタイムアウト時間での受信を待った後、無線信号が受信できなかったと判定して、その旨を応答としてカーナビゲーション装置3へ通知する。
応答を送信した後、無線通信装置2の無線送信処理部21cは、無線通信モジュール24にて試験的な無線信号を送信する。実施の形態3に係る無線通信装置2は、カーナビゲーション装置3と同様に、試験的な無線信号の送信を所定の周期で複数回(例えば3回)行う。また実施の形態3に係る無線通信装置2の無線通信モジュール24は、送信する無線信号の送信電力を変化させることが可能であり、無線信号の送信電力を徐々に増加させる。図10に示す例では、無線通信装置2から送信された1回目の無線信号は無線通信装置2にて受信されず、2回目の無線信号が受信されている。
実施の形態3に係るカーナビゲーション装置3は、無線通信装置2から送信される無線信号を受信した場合に、受信した旨を報せる応答をCAN通信モジュール33の有線通信にて無線通信装置2へ送信する。なお図10に示す例では、無線通信装置2が2回目に送信した無線信号の受信に応じて、カーナビゲーション装置3が応答を送信している。もし、例えば1回目の無線信号をカーナビゲーション装置3が受信して応答を送信した場合、この応答を受信した無線通信装置2はそれ以降の無線信号の送信を行わない。また3回目の無線信号を送信してもカーナビゲーション装置3からの応答が得られなかった場合、無線通信装置2はカーナビゲーション装置3が無線信号を受信できなかったと判定する。
無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3の間での無線信号の送受信を終えた後、無線通信装置2は、CAN通信モジュール23の有線通信にて、カーナビゲーション装置3に対して無線信号の受信有無の判定結果の取得を要求する。無線通信装置2からの取得要求を受信したカーナビゲーション装置3は、無線通信装置2からの無線信号の受信有無の判定結果を、CAN通信モジュール33の有線通信により無線通信装置2へ送信する。なお、実施の形態3に係る無線通信可否判定システムでは、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3が無線信号の受信に対して応答を送信する構成であるため、無線通信装置2による取得要求及びこれに応じたカーナビゲーション装置3の判定結果の送信は必ずしも必要ではなく、省略してもよい。
カーナビゲーション装置3からの判定結果を受信した無線通信装置2は、自身の無線通信機能に関する故障の有無を判定する処理を行う。無線通信装置2の無線判定処理部21eは、無線通信装置2の受信判定処理部21bによる無線信号の受信の有無の判定結果と、取得処理部21dが取得した判定結果、即ちカーナビゲーション装置3の受信判定処理部31cによる無線信号の受信の有無の判定結果とに基づいて、判定を行う。
以上の構成の実施の形態3に係る無線通信判定システムは、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3が無線信号の送信を複数回行うことにより、判定の精度を高めることができる。更に無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3は、無線信号の複数回の送信において、送信を行う毎に無線信号の送信電力を徐々に増加させる。これにより、判定処理の全体で消費される電力量を低減することができる。
なお実施の形態3においては、無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3による無線信号の送信を3回行う構成としたが、これに限るものではなく、2回又は4回以上の無線信号の送信を行う構成であってもよい。また無線通信装置2及びカーナビゲーション装置3は、無線信号の送信電力を徐々に増加させる構成としたが、これに限るものではなく、送信電力を変化させない構成であってもよく、例えば常に最大電力での送信を行う構成であってもよい。
実施の形態3に係る無線通信可否判定システムのその他の構成は、実施の形態1に係る無線通信可否判定システムと同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両
2 無線通信装置(車載通信装置)
2a アンテナ
3 カーナビゲーション装置(他の無線通信装置)
3a アンテナ
4 ゲートウェイ
4a,4b 通信線
8 給電ステーション
9 スマートフォン
21 処理部
21a 要求送信処理部(要求部)
21b 受信判定処理部(受信判定部)
21c 無線送信処理部(送信部)
21d 取得処理部(取得部)
21e 無線判定処理部(無線判定部)
21f 通知処理部
22 記憶部
22a プログラム(コンピュータプログラム)
23 CAN通信モジュール(車内通信部)
24 無線通信モジュール(無線通信部)
25 制御部
26 送信部
27 受信部
31 処理部
31a 要求受信処理部
31b 無線送信処理部
31c 受信判定処理部
31d 判定結果送信処理部
32 記憶部
32a プログラム
33 CAN通信モジュール
34 無線通信モジュール
35 制御部
36 送信部
37 受信部
38 操作部
39 表示部
98,99 記録媒体

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、無線通信を行う無線通信部と、前記車両内の有線のネットワークを介して他の装置との通信を行う車内通信部とを備える車載通信装置であって、
    前記車両に搭載されて無線通信を行うことが可能な他の無線通信装置へ、前記ネットワークを介した通信により、無線信号の送信を要求する要求部と、
    前記要求部の要求に応じて前記他の無線通信装置から送信される無線信号の前記無線通信部による受信の有無を判定する受信判定部と、
    前記他の無線通信装置へ前記無線通信部により無線信号を送信する送信部と、
    前記送信部の処理により送信された無線信号の受信の有無を、前記他の無線通信装置から前記ネットワークを介した通信により取得する取得部と、
    前記受信判定部が判定した受信の有無、及び、前記取得部が取得した受信の有無に基づいて、前記無線通信部による無線通信の可否を判定する無線判定部と
    を備える、車載通信装置。
  2. 前記無線通信部は、ビーコン信号を送信することが可能であり、
    前記送信部は、前記他の無線通信装置へ前記無線通信部によるビーコン信号を送信し、
    前記受信判定部は、前記他の無線通信装置から送信されるビーコン信号の受信の有無を判定する、請求項1に記載の車載通信装置。
  3. 前記送信部は、無線通信の可否判定を目的とするビーコン信号の送信であることを示す情報を、前記ビーコン信号に含めて送信する、請求項2に記載の車載通信装置。
  4. 前記要求部は、無線送信の条件を指定する情報を含む無線信号の送信要求を、前記ネットワークを介して前記他の無線通信装置へ送信する、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の車載通信装置。
  5. 前記送信部は、前記他の無線通信装置への無線信号の送信を複数回行い、無線信号の送信電力を徐々に増加させる、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の車載通信装置。
  6. 車両に搭載され、無線通信を行う無線通信部と、前記車両内の有線のネットワークを介して他の装置との通信を行う車内通信部とを備えるコンピュータに、
    前記車両に搭載されて無線通信を行うことが可能な他の無線通信装置へ、前記ネットワークを介した通信により、無線信号の送信を要求し、
    要求に応じて前記他の無線通信装置から送信される無線信号の前記無線通信部による受信の有無を判定し、
    前記他の無線通信装置へ前記無線通信部により無線信号を送信し、
    送信した無線信号の受信の有無を、前記他の無線通信装置から前記ネットワークを介した通信により取得し、
    判定した受信の有無、及び、取得した受信の有無に基づいて、前記無線通信部による無線通信の可否を判定する
    処理を実行させるコンピュータプログラム。
  7. 車両に搭載され、無線通信を行う無線通信部と、前記車両内の有線のネットワークを介して他の装置との通信を行う車内通信部とを備える車載通信装置が、
    前記車両に搭載されて無線通信を行うことが可能な他の無線通信装置へ、前記ネットワークを介した通信により、無線信号の送信を要求し、
    要求に応じて前記他の無線通信装置から送信される無線信号の前記無線通信部による受信の有無を判定し、
    前記他の無線通信装置へ前記無線通信部により無線信号を送信し、
    送信した無線信号の受信の有無を、前記他の無線通信装置から前記ネットワークを介した通信により取得し、
    判定した受信の有無、及び、取得した受信の有無に基づいて、前記無線通信部による無線通信の可否を判定する、無線通信可否判定方法。
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