JP2020065024A - セラミック配線基板 - Google Patents

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津田 直樹
Naoki Tsuda
直樹 津田
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Abstract

【課題】小型化および低背化しても、実装時における接合材の接合強度を確実に向上し得るセラミック配線基板を提供する。【解決手段】複数のセラミック層c1,c2からなり、平面視の外形が矩形状で且つ対向する表面3および裏面4と、該表面3と裏面4との間に位置する四辺の側面5とを有する基板本体2と、該基板本体2の側面5に形成され、且つ平面視で該側面5に開口する凹部6a,6bと、該凹部6a,6bの内壁面7に形成された側面導体10a,10bとを備え、該側面導体10a,10bは、基板本体2の厚み方向と直交する視覚において、外側に凸となる側面部11を有している、セラミック配線基板1a,1b。【選択図】 図1

Description

本発明は、対向する表面と裏面との周辺同士間に位置する側面に開口する凹部を有し、該凹部の内壁面に沿って設けた側面導体における実装時の接合材との接合強度を高めたセラミック配線基板に関する。
例えば、プリント基板などのマザーボードの表面上に、セラミック配線基板を実装する場合、該セラミック配線基板における側面と裏面とに亘って形成された凹部の内壁面と天井面(段部の水平面)とに沿って設けた側面導体と、上記マザーボードに形成された電極パッドとの間に、ハンダやロウ材(接合材)を配設することにより、上記セラミック配線基板の実装が行われている。
更に、セラミック配線基板の小型化および低背化の要請に対応するため、前記側面と裏面とに亘って形成された凹部の内壁面と天井面と隣接する前記裏面の周辺側とに亘って互いに接続された3つの導体層を形成したセラミック配線基板およびその製造方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、前記セラミック配線基板における凹部の内壁面は、該配線基板において対向する表面および裏面に対して直角状の平面であるため、前記実装時における接合材との接触面積を増やす場合、配線基板の厚みを増やすことになる。このような場合、低背化に反し、セラミック配線基板の厚みを増大させることとなる。
更に、上記内壁面に隣接する裏面の周辺側に導体層を追加して併用する形態の場合は、接合材の使用量および接触面積が増加する割には、接合強度が向上しないと共に、前記裏面に導体層を追加するためのスペースが必要となり、配線基板の小型化が困難になる。加えて、上記内壁面に隣接する裏面の周辺側に形成された導体層の表面を利用して、マザーボードの電極パッドと配線基板とを接合するため、該配線基板を実装した際の高さが過度に高くなる、という問題もあった。
特開2016−201434号公報(第1〜16頁、図1〜10)
本発明は、背景技術で説明した問題点を解決し、基板本体を小型化および低背化しても、実装時における接合材の接合強度を確実に向上し得るセラミック配線基板を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、前記課題を解決するため、基板本体において対向する表面と裏面とをつなぐ側面に設けた凹部の内壁面および該内壁面に沿って形成する側面導体を、上記基板本体の外側または内側に凸となる形状にする、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明のセラミック配線基板(請求項1)は、単数または複数のセラミック層からなり、平面視の外形が矩形状で且つ対向する表面および裏面と、かかる表面と裏面との間に位置する四辺の側面とを有する基板本体と、該基板本体の側面に形成されるか、あるいは、隣接する一対の側面に亘って形成され、且つ平面視で該側面に開口する凹部と、該凹部の内壁面に形成された側面導体と、を備えたセラミック配線基板であって、前記側面導体は、上記基板本体の厚み方向と直交する視覚において、外側あるいは内側に凸となる側面部を有している、ことを特徴とする。
前記セラミック配線基板によれば、以下の効果(1),(2)が得られる。
(1)前記側面導体が、前記基板本体の厚み方向と直交する視覚において、外側あるいは内側に凸となる側面部を有しているので、上記厚み方向と直交する視覚で垂直状の側面部を有する従来の形態に比べて、本配線基板の実装時におけるハンダやロウ材などの接合材との接触面積を増大できる。従って、本配線基板とプリント基板などのマザーボードとの間における実装(接続)強度を高めたり、前記凹部にリード端子などを配置する場合、側面導体とリード端子などとの接続強度を高めることができる。
(2)本配線基板を小型化および低背化しても、接合材と側面導体との接触面積を十分に確保することができるので、マザーボードやリード端子などとの間における電気的な接続を安定して確実に取ることが容易となる。
尚、前記セラミック層のセラミックには、アルミナなどの高温同時焼成セラミック、またはガラス−セラミックなどの低温同時焼成セラミックが例示される。
また、前記基板本体には、その表面および裏面の少なくともに、該表面または裏面に開口するキャビティを有する形態も含まれる。
更に、前記基板本体の表面および裏面は、相対的な位置を示す呼称である。
また、前記凹部は、前記基板本体の表面と裏面とに跨がって形成される形態、あるいは、該基板本体の表面または裏面の何れかに開口し、表面や裏面と平行状の底面または天井面を有する形態を含む。
更に、前記凹部は、その内壁面、底面、または天井が、平面視で半円形状、半長円形状、4分の1の円形状、あるいは、ほぼ4分の1の長円形状を呈する形態が含まれる。
また、前記側面部は、外側または内側に凸となる凸部や凹みを一部に含む形態であっても良い。
更に、前記側面導体や延出導体は、前記セラミック層がアルミナなどの場合には、タングステン(以下、単にWと略記する)またはモリブデン(以下、単にMoと略記する)が適用され、前記セラミック層がガラス−セラミックなどの場合には、銅(Cu)または銀(Ag)が適用される。
また、前記凹部の内壁面は、これを形成する前記セラミックグリーンシートの製造時における圧着工程で形成されていても良い。あるいは、前記グリーンシートに開けた貫通孔の内面に対し、例えば、溶剤を塗布した後に上記圧着工程を施して形成しても良い。更には、上記貫通孔の内面に対し、径方向に沿って拡径する拡径治具を押し付けることによって形成しても良い。
更に、前記側面導体の側面部の凸となる突出量あるいは窪み量は、前記基板本体の表面および裏面と平行な平面方向において、少なくとも30μm以上である。
加えて、本発明において、外側とは、平面視で前記基板本体の中心側から離れる方向を指し、内側とは、基板本体の中心側に接近する方向を指す。
また、本発明には、前記側面導体が形成されている前記内壁面は、前記凸に沿った凸部を有する前記セラミック層で構成されている、セラミック配線基板(請求項2)も含まれる。
これによれば、以下の効果(3)を得ることができる。
(3)前記側面導体が形成されている前記凹部の内壁面は、前記凸に沿った凸部を有する前記セラミック層の側面に予め形成されているので、該セラミック層の側面に対し、導電性ペーストを印刷または負圧を利用した充填などにより付着させることで、前記側面導体の側面部を容易に形成することが可能となっている。
尚、前記凹部の内壁面が前記基板本体の厚み方向に沿って垂直であっても、前記内壁面に対し、例えば、導電性ペーストを複数回の印刷によって、側面導体の側面部における一部分を他の部分よりも厚くして前記外側に凸となる側面部を形成したり、あるいは、内側に凸となる側面部を形成しても良い。
更に、本発明には、前記基板本体は、複数のセラミック層を積層したものであり、前記凹部は、前記内壁面と、該内壁面における上記基板本体の表面側または裏面側に、該表面または裏面と平行状の天井面あるいは底面を有し、該天井面あるいは底面には、前記側面導体と接続する延出導体が形成されている、セラミック配線基板(請求項3)も含まれる。
これによれば、前記凹部が、前記内壁面における上記基板本体の表面側または裏面側に天井面あるいは底面を有し、該天井面あるいは底面に、前記側面導体と接続する延出導体が形成されているので、前記効果(1),(2)を一層確実に得ることが可能となる。
また、本発明には、前記側面導体の前記側面部は、前記基板本体の厚み方向と直交する視覚において、外側あるいは内側に凸となる曲面を有している、セラミック配線基板(請求項4)も含まれる。
これによれば、前記側面導体の前記側面部が、前記基板本体の厚み方向と直交する視覚において、外側あるいは内側に凸となる曲面を有するため、実装時に用いるハンダやロウ材などの接合材との接触面積が少なくとも2次元的に増大している。従って、前記効果(1),(2)をより顕著に得ることが可能となる。
更に、本発明には、前記側面導体の前記側面部は、前記基板本体の厚み方向の視覚においても、外側あるいは内側に凸となる曲面を有している、セラミック配線基板(請求項5)も含まれる。
これによれば、前記側面導体の前記側面部が、前記基板本体の厚み方向およびこれと直交する方向の双方の視覚において、外側あるいは内側に凸となる曲面を有しているので、実装時に用いるハンダなどの接合材との接触面積が3次元的に増大している。従って、前記効果(1),(2)を一層顕著に得ることが可能となる。
加えて、本発明には、前記側面導体は、前記基板本体の平面方向における前記凹部の内壁面の一部に形成されている、セラミック配線基板(請求項6)も含まれる。
これによれば、例えば、前記凹部が前記基板本体の厚み方向の視覚で、半長円形状または長方形(矩形)状の内壁面を有する形態である場合、かかる内壁面のうち内側の内壁面部のみ、あるいは該内側の内壁面部における一部のみに前記側面部を有する側面導体を形成できる。従って、上記側面導体の不用意な短絡を確実且つ容易に予防することができる(以下、効果(4)と称する)。
(A),(B)は、対の関係にある本発明による一形態のセラミック配線基板を示す斜視図、(C)は、(A)の前記配線基板の実装状態を示す部分垂直断面図、(D)は、(B)の前記配線基板の実装状態を示す部分垂直断面図。 (A),(B)は、対の関係にある異なる形態のセラミック配線基板を示す斜視図、(C)は、(A)の前記配線基板の実装状態を示す部分垂直断面図、(D)は、(B)の前記配線基板の実装状態を示す部分垂直断面図、(X1),(X2)は、上記配線基板の製造時における要部を示す部分垂直断面図。 (A),(B)は、対の関係にある更に異なる形態のセラミック配線基板を示す斜視図、(C)〜(F)は、異なる形態の凹部および側面導体を示す部分斜視図。 (A)は、別異の形態であるセラミック配線基板を示す斜視図、(B)は、(A)中のB−B線の矢視に沿った部分垂直断面図 (A)〜(D)は、更に別なる形態の凹部および側面導体を示す部分斜視図。
以下において、本発明を実施するための形態について説明する。
図1(A),(B)は、本発明による一形態のセラミック配線基板(以下、単に、配線基板と称する)1a,1bを個別に示す斜視図、図1(C),(D)は、前記配線基板1a,1bの実装状態を個別に示す部分垂直断面図である。
上記配線基板1aは、図1(A),(C)に示すように、セラミックからなり、平面視の外形が正方形(矩形)状で且つ対向する表面3および裏面4と、該表面3と裏面4とをつなぐ四つの側面5とを有する基板本体2と、該基板本体2の側面5ごとの長辺方向の中間に形成され、平面視で側面5および裏面4に亘って開口する4つの凹部6aと、該凹部6aごとの内壁面7に沿って形成された側面導体11と、を備えている。
前記基板本体2は、図1(C)に示すように、厚みが相違する上下2層のセラミック層c1,c2を積層したものであり、前記凹部6aごとの内壁面7は、比較的厚めの前記セラミック層c1の側面5側に形成され、且つ基板本体2の厚み方向と直交する視覚において、外側に凸の曲面により構成されている。尚、上記セラミック層c1,c2は、例えば、アルミナ(セラミック)からなっている。
また、前記凹部6aは、前記内壁面7における基板本体2の表面3側に、平面視で半円形状であり且つ該表面3と平行状の平坦な天井面8を有している。
更に、前記凹部6aの内壁面7の全面には、側面導体10aの側面部11が前記内壁面7に沿って、外側に凸の曲面となるように形成されている。該側面導体10aの側面部11は、平面視で上記内壁面7の全長に沿って外側に凸の曲面を有していると共に、その表面3側の端部で前記凹部6aの天井面8の全面に形成された半円形状の延出導体13と接続されている。
尚、上記側面導体10aの側面部11および天井面の延出導体13は、WまたはMoからなり、これらの外部への露出面には、所要厚さのニッケル層および金層(図示せず)が順次被覆されている。
また、前記側面導体10aの側面部11は、基板本体2の厚み方向と直交する視覚において、前記凹部6aの内壁面7が表面3または裏面4と垂直とした場合における仮想の垂直線(図示の二点鎖線)Lに対して少なくとも30μm以上突出している。
前記凹部6aの内壁面7および前記側面導体10aの側面部11は、追って前記セラミック層c1,c2となる2層の多数個取り用のセラミックグリーンシートのうち、一方のグリーンシートに形成した平面視が円形である複数の貫通孔の内面に、W粉末などを含む導電性ペーストを、負圧を利用して強制的に塗布し、他方のグリーンシートの表面に平面視が円形状で且つ未焼成の導体層を印刷した後、これら2つのグリーンシートを積層し且つ圧着した際に、上記貫通孔の中心側に凸の曲面を有するように形成されたものである。尚、前記基板本体2は、上記2層からなるグリーンシートの積層体を焼成した後に、平面視で格子状に切断して個片化したことにより、四つの側面5を含めて形成されたものである。
加えて、図1(C)に示すように、前記側面導体10aの側面部11と、延出導体13との接続部から、前記セラミック層c1,c2間の内層面に沿って、内層配線48が前記基板本体2の中央側に延びており、該内層配線48は、セラミック層c2を貫通するビア導体49を介して、基板本体2の表面3における平面視の中央側に形成した複数の電極パッド50と個別に導通可能されている。
尚、上記内層配線48、ビア導体49、および電極パッド50も、WまたはMoからなり、且つ電極パッド50の外部への露出面には、ニッケル層および金層が順次被覆されている。
また、複数の上記電極パッド50の上方には、追って図示しない電子部品が搭載される。
前記配線基板1aは、例えば、図1(C)に示すように、追ってプリント基板(マザーボード)51の表面52上に実装される。予め、図示のように、プリント基板51の表面52には、前記配線基板1aの凹部6aごとに対応した位置に電極パッド53が形成されており、該電極パッド53ごとの上面に、上記配線基板1aにおける前記側面導体10aの側面部11における前記裏面4側を載置する。かかる状態で、上記電極パッド53、側面導体10aの側面部11、および延出導体13に囲まれた空間内に、例えば、接合材54である銀ロウ(Ag−Su系合金)やハンダを充填する。その結果、該接合材54は、外側に凸となる曲面を有する上記側面導体10aの側面部11との間で、比較的広い面積に接触して凝固し、配線基板1aをプリント基板51上に強固に実装させることができる。
上述の実装強度の向上に起因して、前記配線基板1aを小型化および低背化した場合でも、高い実装強度と電気的に安定した接続が可能となる。
従って、前記配線基板1aによれば、前記効果(1),(2)が確実に得られると共に、前記効果(3)も容易に得ることが可能である。
図1(B),(D)は、前記配線基板1aと対である配線基板1bの斜視図と、その実装状態を示す部分垂直断面図である。
上記配線基板1bは、図1(B),(D)に示すように、前記同様の基板本体2と、該基板本体2の側面5ごとの長辺方向の中間に形成され、平面視で側面5および表面3に亘って開口する4つの凹部6bと、該凹部6bごとの内壁面7に沿って形成された側面導体10bと、を備えている。即ち、該配線基板1bは、前記凹部6aと同様な凹部6bを基板本体2の表面3側に有し、該凹部6bは、前記同様の内壁面7と、基板本体2の裏面4と平行状で且つ平面視が半円形状の底面8とからなる。また、側面導体10bも、前記側面導体10aの側面部11と同様に、凹部6bの内壁面に沿って外側の凸となる曲面を有する側面部11を有している。換言すると、本配線基板1bは、前記配線基板1aの表面3および裏面4を互いに逆の位置としたものである。
前記配線基板1bは、例えば、図1(D)に示すように、前記同様のプリント基板51の裏面(図示せず)から垂下した複数のリード端子55に、接合材54を介して上記プリント基板51の裏面側に実装される。即ち、図示のように、配線基板1bにおける側面導体10bごとの側面部11の外側に近接して、上記リード端子55を配置し、これらの間および底面8上の延出導体13に囲まれた空間内に、前記同様の接合材54を充填する。その結果、該接合材54は、外側に凸となる曲面を有する上記側面導体10bの側面部11との間で、比較的広い面積に接触して凝固するため、配線基板1bをプリント基板51などの裏面側に強固に実装させることができる。
従って、前記配線基板1bによっても、前記効果(1),(2)が確実に得られると共に、前記効果(3)も容易に得ることが可能である。
図2(A),(B)は、前記とは異なる形態の配線基板1c,1dを個別に示す斜視図、図2(C),(D)は、前記配線基板1c,1dの実装状態を個別に示す部分垂直断面図である。
上記配線基板1cは、図2(A),(C)に示すように、前記同様の基板本体2と、該基板本体2の側面5ごとの長辺方向の中間に形成され、平面視で側面5および裏面4に開口する4つの凹部6cと、該凹部6cごとの内壁面9に沿って形成された側面導体12と、を備えている。
前記基板本体2も、図2(C)に示すように、前記同様のセラミック層c1,c2を積層したもので、前記凹部6cごとの内壁面9は、前記セラミック層c1の側面5側に形成され、且つ基板本体2の厚み方向と直交する視覚において、内側に凸の曲面により構成されている。
また、前記凹部6cは、前記内壁面9における基板本体2の表面3側に、底面視で半円形状で且つ該表面3と平行状の平坦な天井面8を有している。
更に、前記凹部6cの内壁面9の全面には、側面導体10cの側面部12が前記内壁面9に沿って内側に凸の曲面となるように形成されている。該側面導体10cの側面部12は、前記凹部6cの天井面8の全面に形成された半円形状の延出導体14と接続されている。
尚、上記側面導体10cの側面部12および天井面の延出導体14も、WまたはMoからなり、これらの外部への露出面には、ニッケル層および金層(図示せず)が順次被覆されている。
前記凹部6cの内壁面9を得るには、例えば、図2(X1)に示すように、追って前記セラミック層c1となる多数個取り用のグリーンシートg1に形成した平面視が円形である複数の貫通孔hの内側に、拡径治具60を挿入し、該貫通孔hを塑性変形させることにより可能となる。該拡径治具60は、図示のように、先端の円盤部62を有する円柱形の軸61に、合成ゴムまたは合成樹脂からなり、且つ適度の弾性を有するリング体64aを前記円盤部62の上面に接するように挿入し、更に、前記リング体64aの上に円筒形の押込み体63を挿入したものである。更に、図2(X2)中の矢印で示すように、前記押込み体63を軸方向に沿って円盤部62側に押込むと、前記リング体64aは、軸方向で圧縮され且つ径方向に沿って外側に膨張する。
その結果、前記リング体64aは、扁平で且つ太径のリング体64bに弾性変形する。該リング体64bの外周面によって、両面が拘束された前記グリーンシートg1の貫通孔hの内面は、当初の円柱形状からほぼ球形状に塑性変形することにより、前記凹部6bの内壁面9の原形が形成される。前記拡径治具60を除去した後、前記同様の導電性ペーストを、負圧を利用して上記内壁面9に塗布し、別のグリーンシートの表面に平面視が円形状で且つ未焼成の導体層を印刷した後、これら2つのグリーンシートを積層し且つ圧着して積層体とする。尚、前記基板本体2は、上記2つのグリーンシートの前記積層体を焼成した後に、平面視で格子状に切断して個片化した結果、四辺の側面5を含めて形成されたものである。
加えて、図2(C)に示すように、前記側面導体10cの側面部12と、延び出導体14との接続部から、前記セラミック層c1,c2間の内層面に沿って、前記同様の内層配線48が前記基板本体2の中央側に延び、該内層配線48は、ビア導体49を介して、基板本体2の表面3における平面視の中央側に形成された前記同様である複数の電極パッド50と個別に電気的に接続されている。
前記配線基板1cも、図2(C)に示すように、プリント基板51の表面52上に実装される。先ず、図示のように、プリント基板51の表面52には、前記配線基板1cの凹部6cごとに対応した位置に電極パッド53が形成されており、該電極パッド53ごとの上面に、上記配線基板1cにおける前記側面導体10cの側面部12における前記裏面4を載置する。かかる状態で、上記電極パッド53、側面導体10cの側面部12、および延出導体14に囲まれた空間内に、接合材54を充填する。その結果、該接合材54は、内側に凸となる曲面を有する上記側面導体10cの側面部12との間で、比較的広い面積に接触して凝固し、配線基板1cをプリント基板51上に強固に実装させることができる。
更に、上記実装強度の向上に起因して、前記配線基板1cを小型化および低背化した場合でも、高い実装強度と電気的に安定した接続が可能となる。
従って、前記配線基板1cによっても、前記効果(1),(2)が確実に得られると共に、前記効果(3)も容易に得ることが可能である。
図2(B),(D)は、前記配線基板1cと対である配線基板1dの斜視図と、その実装状態を示す部分垂直断面図である。
上記配線基板1dは、図2(B),(D)に示すように、前記同様の基板本体2と、該基板本体2の側面5ごとの長辺方向の中間に形成され、平面視で側面5および表面3に亘って開口する4つの凹部6dと、該凹部6dごとの内壁面7に沿って形成された側面導体10dと、を備えている。即ち、該配線基板1dは、前記凹部6cと同様な形状の凹部6dを基板本体2の表面3側に有し、該凹部6dは、前記同様の内壁面9と、基板本体2の裏面4と平行状で且つ平面視が半円形状の底面8とからなる。また、側面導体10dも、前記側面導体10cの側面部12と同様に、凹部6dの内壁面に沿って内側の凸となる曲面を有する側面部12を有している。換言すると、上記配線基板1dは、前記配線基板1cの表面3および裏面4を互いに逆の位置としたものである。
前記配線基板1dは、図2(D)に示すように、前記同様のプリント基板51の裏面(図示せず)から垂下した複数のリード端子55に、接合材54を介して上記プリント基板51の裏面側に実装される。即ち、図示のように、前記配線基板1dにおける側面導体10dごとの側面部12の外側に対向して、上記リード端子55を配置し、これらの間および底面8上の延出導体14に囲まれた空間内に、前記同様の接合材54を充填する。その結果、該接合材54は、内側に凸となる曲面を有する上記側面導体10dの側面部12との間で、比較的広い面積に接触して凝固するので、配線基板1dをプリント基板51などの裏面側に強固に実装させることができる。
従って、前記配線基板1dによっても、前記効果(1),(2)が確実に得られると共に、前記効果(3)も容易に得ることが可能である。
図3(A),(B)は、前記とは更に異なる形態の配線基板1e,1fを示す斜視図である。
上記配線基板1eは、図3(A)に示すように、前記同様の基板本体2と、該基板本体2の側面5ごとの長辺方向の中間に形成され、平面視で側面5および裏面4に亘って開口する4つの凹部16aと、該凹部16aごとの内壁面17に沿って形成された側面導体20aと、を備えている。上記凹部16aは、平面視が半長円形状または長方形状で且つ外側に凸の曲面を有する内壁面17と、該内壁面17の前記表面3側に位置する平面視が半長円形状または長方形状の天井面18とからなる。上記内壁面17の全面には、Wなどからなる側面導体20aの側面部21がほぼ一定の厚みで形成され、該側面部21の前記表面3側の端部は、上記天井面18の全面に形成されたWなどからなる延出導体24と、ほぼ直角状に接続されている。
また、前記配線基板1fは、図3(B)に示すように、前記同様の基板本体2と、該基板本体2の側面5ごとの長辺方向の中間に形成され、平面視で側面5および裏面4に亘って開口する4つの凹部16bと、該凹部16bごとの内壁面19に沿って形成された側面導体20bと、を備えている。上記凹部16bは、平面視が半長円形状または長方形状で且つ内側に凸の曲面を有する内壁面19と、該内壁面19の前記表面3側に位置する平面視が半長円形状または長方形状の天井面18とからなる。上記内壁面19の全面には、Wなどからなる側面導体20bの側面部22がほぼ一定の厚みで形成され、該側面部22の前記表面3側の端部は、上記天井面18の全面に形成されたWなどからなる延出導体24と、ほぼ直角状に接続されている。
尚、前記配線基板1e,1fの基板本体2の内部には、前記同様の内層配線およびビア導体が形成され、前記基板本体2の表面3に形成された前記同様の電極パッドと個別に導通可能とされている。
また、前記配線基板1e,1fは、前記凹部16a,16bを前述の配線基板1b,1dと同様に前記基板本体の側面5と表面3とに亘って開口する形態としても良い。
更に、前記配線基板1e,1fは、前記図1(C)、図2(C)で示した前記配線基板1a,1cと同様に、前記プリント基板51に実装することができる。
従って、前記のような配線基板1e,1fによっても、前記効果(1),(2)が確実に得られると共に、前記効果(3)も容易に得ることが可能である。
図3(C)は、前記同様の基板本体2の側面5の中間における表面3と裏面4との間に亘って位置し、平面視が半円形状で且つ外側に凸の曲面で形成された内壁面7を有する凹部6eと、該凹部6eの内壁面7の全面にほぼ一定の厚みで形成された側面導体10eの側面部11eとを示す。
また、図3(D)は、前記同様の基板本体2の側面5の中間における表面3と裏面4との間に亘って位置し、平面視が半円形状で且つ内側に凸の曲面で形成された内壁面9を有する凹部6fと、該凹部6fの内壁面9の全面にほぼ一定の厚みで形成された側面導体10fの側面部12fとを示す。
更に、図3(E)は、前記基板本体2の側面5の中間における表面3と裏面4との間に亘って位置し、平面視が半長円形状または長方形状で且つ外側に凸の曲面で形成された内壁面17を有する凹部16cと、該凹部16cの内壁面17の全面にほぼ一定の厚みで形成された側面導体20cの側面部21cとを示す。
加えて、図3(F)は、前記基板本体2の側面5の中間における表面3と裏面4との間に亘って位置し、平面視が半長円形状または長方形状で且つ内側に凸の曲面で形成された内壁面19を有する凹部16dと、該凹部16dの内壁面19の全面にほぼ一定の厚みで形成された側面導体20dの側面部22cとを示す。
尚、前記側面導体10e,10f,20c,20dの側面部11e,12f,21c,22cも、WまたはMoからなる。
前記凹部6e,6f,16c,16dは、前記基板本体2の側面5における表面3と裏面4との間を貫通しているので、前記天井面や底面を有しておらず、これらの内壁面7,9,17,19に沿って形成される前記側面導体10e,10df,20c,20dの側面部11e,12f,21c,22cにおける接合用の面積を、拡大することができる。
従って、前記図3(C)〜(F)で示した前記凹部6e,6f,16c,16dを有し、且つこれらの内壁面7,9,17,19沿って、前記側面導体10e,10f,20c,20dの側面部11e,12f,21c,22cを形成した形態によっても、前記効果(1),(2)が得られると共に、前記効果(3)も容易に得ることが可能である。
図4(A)は、前記とは別異な形態の配線基板1gを示す斜視図、図4(B)は、前記(A)中におけるB−B線の矢視に沿った部分垂直断面図である。
上記配線基板1gは、図4(A)に示すように、前記同様の基板本体2と、該基板本体2の側面5ごとの長辺方向の中間に形成され、平面視で側面5および表面3に亘って開口する4つの凹部16eと、該凹部16eごとの内壁面17eに沿って形成された側面導体20eと、を備えている。
上記凹部16eは、平面視が半長円形状または長方形状で且つ基板本体2の厚み方向にほぼ垂直な内壁面17eと、該内壁面17eの前記裏面4側に位置する平面視が半長円形状または長方形状の底面18とからなる。上記内壁面17eの内側の内壁面における図示で水平方向の中間(一部)には、Wなどからなる側面導体20eの側面部24がほぼ一定の厚みで形成され、該側面部24の中央側には、図4(B)に示すように、外側に凸となるドーム(半球)形状の凸部26が突出している。更に、前記側面部24の前記裏面4側の端部は、上記底面18の内側に沿って形成されたWなどからなる延出導体25と、直角状に接続されている。
尚、前記凸部26は、側面部24の一部が外側に凸である前記形態に替えて、該側面部24の全体において前記裏面4側から前記延出導体25側にかけて外側に凸となる曲面で形成された形態としても良い。
前記側面部24の凸部26は、図4(B)中の破線で示すように、前記セラミック層c1の側面に同種のセラミックからなるドーム(半球)形状の突起c1pを形成して、該突起c1pを含む前記内壁面17eに前記同様の導電性ペーストを塗布するか、あるいは、垂直状の内壁面17eに上記導電性ペーストを一定の厚みで前記側面部24を塗布した後、その中央付近に対し更に上記導電性ペーストを所要回数塗布することによって形成される。
更に、前記凸部26を一部に含む側面導体20eの側面部24によっても、接合用の面積を確実に拡大することができる。
従って、図4(A),(B)で示した凹部16eと、凸部26を含む側面導体20eの側面部24とを有する前記配線基板1gによっても、前記効果(1),(2)が得ら、且つ前記効果(3),(4)も容易に得ることが可能である。
尚、前記凹部16eは、底面がなく且つ天井面を有する形態、あるいは、底面と天井面の双方がなく、表面3と裏面4との双方にも開口する形態としても良い。
また、凸部26を含む側面部24からなる側面導体20eのように、前記内壁面17eの一部に形成する形態は、前記配線基板1e,1fの凹部16a,16bの内壁面17,19や、前記図3(E),(F)で示した凹部16c,16dの内壁面17,19に対しても、適用することも可能である。
更に、前記側面部24は、内側に凸となる凹みを含む形態としても良い。
図5(A)は、前記基板本体2において、隣接する一対の側面5と表面3に亘って形成した凹部30aと、該凹部30aの内壁面33に沿って形成した側面導体40aとを示す部分斜視図である。
図5(A)に示すように、上記凹部30aは、平面視が4分の1の円弧形状である上(下)端縁31と、図示の水平方向で外側に凸となる曲面からなる内壁面33と、平面視が4分の1の円弧形状である底面32とからなる。また、上記側面導体40aは、上記内壁面33の全面にほぼ一定の厚みで形成された側面部41からなり、該側面部41の下端部には、上記底面32の全面に形成された延出導体43と直角状に接続されている。
尚、前記凹部30aは、隣接する一対の側面5と裏面4に亘って形成された形態としても良い。また、前記側面導体40aと延出導体43も、Wなどからなる。
また、図5(B)は、前記基板本体2において、隣接する一対の側面5と表面3に亘って形成した凹部30bと、該凹部30bの内壁面35に沿って形成した側面導体40bとを示す部分斜視図である。
図5(B)に示すように、上記凹部30bは、平面視が4分の1の円弧形状である上(下)端縁31と、図示の水平方向で内側に凸となる曲面からなる内壁面35と、平面視が4分の1の円弧形状である底面34とからなっている。また、上記側面導体40bは、上記内壁面35の全面にほぼ一定の厚みで形成された側面部44からなり、該側面部44の下端部には、上記底面34に形成された延出導体45と直角状に接続されている。
尚、前記凹部30bは、隣接する一対の側面5と裏面4に亘って形成された形態としても良い。また、前記側面導体40bと延出導体45も、Wなどからなる。
更に、図5(C)は、前記基板本体2において、隣接する一対の側面5と表面3および裏面4に亘って形成した凹部30cと、該凹部30cの内壁面36に沿って形成した側面導体40cとを示す部分斜視図である。
図5(C)に示すように、上記凹部30cは、基板本体2の表面3から裏面4に亘って形成され、平面視が4分の1の円弧形状である上(下)端縁31と、図示の水平方向で外側に凸となる曲面からなる内壁面36とからなる。また、上記側面導体40cは、前記内壁面36の全面にほぼ一定の厚みで形成され、図示の水平方向に沿って外側に凸となる曲面が連続する側面部46からなる。上記側面導体40cも、Wなどからなる。
尚、前記凹部30cに替えて、前記上(下)端縁31と、図5(C)の水平方向で内側に凸となる曲面からなる内壁面とを有する形態とし、且つ該内壁面の全面にほぼ一定の厚みで形成され、図示の水平方向に沿って内側に凸となる曲面が連続する側面部を有する側面導体としても良い。
加えて、図5(D)は、前記基板本体2において、隣接する一対の側面5と表面3および裏面4に亘って形成した凹部30dと、該凹部30dの内壁面36に沿って形成した側面導体40dとを示す部分斜視図である。
図5(D)に示すように、上記凹部30dは、平面視がL字形状を呈する短辺37および長辺38からなる上(下)端縁と、図示の水平方向で外側に凸となる長短2つの曲面からなる平面視がL字形状の内壁面36とからなる。また、上記側面導体40dは、前記内壁面36の全面にほぼ一定の厚みで形成され、図示の水平方向に沿って外側に凸となる曲面が連続する2つの側面部47,48からなる。上記側面導体40cの側面部47,48も、Wなどからなる。
尚、前記凹部30dに替えて、前記上(下)端縁37,38と、図5(D)の水平方向で内側に凸となる曲面からなる内壁面とを有する形態の凹部とし、且つ該凹部の内壁面の全面にほぼ一定の厚みで形成され、図示の水平方向に沿って内側に凸となる曲面が連続する側面部を有する側面導体としても良い。
また、前記凹部30dは、平面視で4分の1の長円形状を呈する形態でも良い。
前記図5(A)〜(D)で示した凹部30a〜30dと、これらの内壁面33,35,36に沿って形成した側面導体40a〜40dとを併有する何れの形態によっても、前記効果(1),(2)が得られると共に、前記効果(3)も容易に得ることが可能である。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、前記基板本体は、前記アルミナの他、窒化アルミニウムやムライトなどの高温同時焼成セラミック、あるいは、ガラス−セラミックなどの低温同時焼成セラミックからなるものとしても良い。後者の場合、前記側面導体10aなどの導体の材料には、銅あるいは銀が適用される。
また、前記基板本体は、平面視の外形が長方形状である表面3および裏面4を対向して有する形態としても良い。
更に、前記基板本体2は、単層のセラミック層からなる形態、あるいは3層以上のセラミック層を積層した形態としても良い。該基板本体2を構成する前記セラミック層c1,c2も、それぞれ複数のセラミック層を積層して形成しても良い。
また、前記基板本体2は、その表面3および裏面4の少なくとも一方に、これらに開口するキャビティを有する形態としても良い。かかる形態の場合、複数の前記電極パッド50は、前記キャビティの底面に形成される。
更に、前記凹部6aなどや側面導体10aなどは、前記基板本体2において、対向する一対の側面5のみに形成したり、3つの側面5に形成した形態としても良いし、あるいは、1つの側面5に2組以上を併設した形態としても良い。
また、前記凹部は、平面視が台形状、あるいは半楕円形状の形態としても良い。
更に、前記図4(A),(B)で示した凹部16eと、側面導体20eの側面部24に含まれる突起26は、前記ドーム形状に替えて、円錐形状、三角形以上の多角形状の外形を有する板(島)形状、あるいは、多角錐形状としても良い。
加えて、前記配線基板の側面導体は、グランド電極などとからなる接地用端子との接合に用いても良い。
本発明によれば、基板本体を小型化および低背化しても、実装時における接合材の接合強度を確実に向上し得るセラミック配線基板を確実に提供できる。
1a〜1g…………………………………………………セラミック配線基板
2……………………………………………………………基板本体
3……………………………………………………………表面
4……………………………………………………………裏面
5……………………………………………………………側面
6a〜6f,16a〜16e,30a〜30d………凹部
7,9,17,17e,19,33,35,36……内壁面
8,18……………………………………………………天井面/底面
10a〜10f,20a〜20e,30a〜30d…側面導体
11,11e,12,12f,21,21c,22,22c,24,41,44,46〜48…側面部
13,14.24,25,43,45…………………延出導体
32,34…………………………………………………底面
c1,c2…………………………………………………セラミック層

Claims (6)

  1. 単数または複数のセラミック層からなり、平面視の外形が矩形状で且つ対向する表面および裏面と、かかる表面と裏面との間に位置する四辺の側面とを有する基板本体と、
    上記基板本体の側面に形成されるか、あるいは、隣接する一対の側面に亘って形成され、且つ平面視で該側面に開口する凹部と、
    上記凹部の内壁面に形成された側面導体と、を備えたセラミック配線基板であって、
    上記側面導体は、上記基板本体の厚み方向と直交する視覚において、外側あるいは内側に凸となる側面部を有している、
    ことを特徴とするセラミック配線基板。
  2. 前記側面導体が形成されている前記内壁面は、前記凸に沿った凸部を有する前記セラミック層で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセラミック配線基板。
  3. 前記基板本体は、複数のセラミック層を積層したものであり、
    前記凹部は、前記内壁面と、該内壁面における上記基板本体の表面側または裏面側に、該表面または裏面と平行状の天井面あるいは底面を有し、該天井面あるいは底面には、前記側面導体と接続する延出導体が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のセラミック配線基板。
  4. 前記側面導体の前記側面部は、前記基板本体の厚み方向と直交する視覚において、外側あるいは内側に凸となる曲面を有している、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のセラミック配線基板。
  5. 前記側面導体の前記側面部は、前記基板本体の厚み方向の視覚においても、外側あるいは内側に凸となる曲面を有している、
    ことを特徴とする請求項4に記載のセラミック配線基板。
  6. 前記側面導体は、前記基板本体の平面方向における前記凹部の内壁面の一部に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のセラミック配線基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001274280A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Kyocera Corp 多数個取りセラミック配線基板
WO2015163354A1 (ja) * 2014-04-22 2015-10-29 京セラ株式会社 配線基板、電子装置および電子モジュール

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