JP2020064953A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱部品の放熱性を確保しつつ小型化を図ることができる。【解決手段】電力変換装置は、開口部が設けられた筐体、筐体の内部に収容されている電力変換部、及び開口部を塞いでいる蓋部材を備え、筐体の内面は、開口部と対向する冷却面を有し、電力変換部は、冷却面に設けられた発熱部品である第1収容部品と、蓋部材に設けられた第2収容部品とを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、発熱部品を有する電力変換装置に関する。
従来の電力変換装置では、発熱部品であるブロック型電力モジュールの放熱性を確保するために、ブロック型電力モジュールがヒートシンクに取り付けられている。また、従来の電力変換装置では、電力変換装置の小型化を図るために、ブロック型電力モジュールの上方に制御基板が配置されている。制御基板は、ヒートシンクに取り付けられた複数の支柱によって支持されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−23633号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の電力変換装置では、制御基板を支持する複数の支柱がブロック型電力モジュールの外側に設けられている。このため、複数の支柱を設けるスペースが電力変換装置の小型化の妨げとなるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、発熱部品の放熱性を確保しつつ小型化を図ることができる電力変換装置を得るものである。
本発明に係る電力変換装置は、開口部が設けられた筐体、筐体の内部に収容されている電力変換部、及び開口部を塞いでいる蓋部材を備え、筐体の内面は、開口部と対向する冷却面を有し、電力変換部は、冷却面に設けられた発熱部品である第1収容部品と、蓋部材に設けられた第2収容部品とを有している。
本発明に係る電力変換装置によれば、発熱部品の放熱性を確保しつつ小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態1における電力変換装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2における電力変換装置を示す縦断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における電力変換装置1を示す縦断面図である。図において、電力変換装置1は、電気自動車、ハイブリッド自動車など、モータを駆動源の一つとする車両に搭載される。電力変換装置1は、開口部を有する筐体3と、筐体3の開口部を塞いでいる蓋部材4と、筐体3の内部に収容されている電力変換部5とを有している。この例では、電力変換装置1が筐体3の開口部を上方に向けて配置されている。なお、電力変換装置1は、筐体3の開口部を下方に向けて配置されていてもよいし、筐体3の開口部を水平方向に向けて配置されていてもよい。
筐体3は、熱伝導性を持つ金属材料で構成されている。この例では、筐体3を構成する金属材料としてアルミニウムが用いられている。また、筐体3は、単一の材料によって一体に形成されている。この例では、アルミニウムのダイカスト成形によって筐体3が形成されている。
また、筐体3は、冷却壁部32と、冷却壁部32の外周部に設けられた周壁部31とを有する容器である。冷却壁部32は、筐体3の底部になっている。周壁部31は、冷却壁部32の外周部に沿って形成されている。筐体3の開口部は、周壁部31に囲まれることにより形成されている。
筐体3の内面の一部は、筐体3の開口部に対向する冷却面3aとなっている。冷却面3aは、冷却壁部32に形成されている。
冷却壁部32は、板状の壁部材321と、壁部材321に設けられた複数の台座部322,323,324とを有している。周壁部31は、壁部材321の外周部に設けられている。複数の台座部322,323,324は、壁部材321から筐体3の開口部に向けてそれぞれ突出している。冷却面3aは、壁部材321及び各台座部322,323,324のそれぞれに形成されている。
冷却壁部32における冷却面3aとは反対側の面には、冷却流体が流れる流路としての溝36が設けられている。溝36は、筐体3の外側に向けて開放されている。溝36を流れる冷却流体としては、水、油などが用いられる。冷却壁部32には、溝36を覆う板状の流路カバー37が図示しないねじ部材によって固定されている。溝36には、冷却流体を冷却する図示しない冷却機構が接続されている。溝36には、冷却機構で冷却された冷却流体が流される。
流路カバー37は、熱伝導性を持つ金属材料で構成されている。この例では、流路カバー37を構成する金属材料としてアルミニウムが用いられている。また、この例では、アルミニウムのダイカスト成形によって流路カバー37が形成されている。
蓋部材4は、熱伝導性を持つ金属材料で構成されている。この例では、蓋部材4を構成する金属材料としてアルミニウムが用いられている。また、この例では、アルミニウムのダイカスト成形によって蓋部材4が形成されている。
蓋部材4は、筐体3の開口部が形成された周壁部31の端部に接触した状態で周壁部31に固定されている。これにより、蓋部材4は、筐体3に電気的及び熱的に接続されている。また、蓋部材4は、ねじ部材100によって周壁部31に固定されている。これにより、蓋部材4は、筐体3に対して着脱可能になっている。蓋部材4は、筐体3の開口部を塞いでいる板状の蓋本体41と、蓋本体41に設けられた複数の支持部材42とを有している。
蓋本体41には、筐体3の内部に面する蓋裏面と、筐体3の外部に面する蓋表面とが形成されている。この例では、蓋本体41の蓋裏面及び蓋表面のそれぞれが平面になっている。周壁部31には、蓋本体41の外周部が固定されている。
複数の支持部材42は、蓋本体41の蓋裏面から筐体3の内部に向けて突出している。この例では、複数の支持部材42のそれぞれが、蓋本体41の蓋裏面に対して直交する方向へ蓋本体41から突出している。また、この例では、複数の支持部材42の高さがすべて同じになっている。即ち、この例では、蓋本体41の蓋裏面から各支持部材42のそれぞれの端面までの距離がすべて同じになっている。
電力変換部5は、電力の形態を変換する機器である。電力変換部5としては、商用の交流電力から直流電力に変換する充電部、例えば100Vの直流電圧から例えば12Vの直流電圧に変換するDC/DCコンバータ、直流電力を交流電力に変換するインバータなどが挙げられる。この例では、高圧バッテリの直流電圧を補機用低圧バッテリの直流電圧に変換するDC/DCコンバータが電力変換部5として用いられている。
電力変換部5は、冷却面3aにそれぞれ設けられた複数の第1収容部品としてのリアクトル51、スイッチング素子52及びトランス53と、蓋部材4に設けられた第2収容部品54とを有している。リアクトル51、スイッチング素子52、トランス53及び第2収容部品54は、図示しない電気配線によって互いに電気的に接続されている。
リアクトル51、スイッチング素子52、トランス53及び第2収容部品54は、通電によって発熱する発熱部品である。リアクトル51、スイッチング素子52及びトランス53のそれぞれの通電による発熱量は、第2収容部品54の通電による発熱量よりも大きくなっている。従って、リアクトル51、スイッチング素子52及びトランス53のそれぞれは、第2収容部品54よりも冷却の必要がある、発熱量が大きい発熱部品である。
リアクトル51、スイッチング素子52及びトランス53のそれぞれからの熱は、冷却面3aから冷却壁部32を介して冷却流体へ放散される。第2収容部品54からの熱は、蓋部材4及び筐体3から外部へ放散される。
リアクトル51は、通電によって発熱するリアクトル本体511と、リアクトル本体511の側面から突出している複数のリアクトル固定部512とを有している。
リアクトル本体511は、台座部322に隣接する冷却面3aに設けられている。各リアクトル固定部512は、台座部322に形成された冷却面3aに接触している。台座部322の冷却面3aには、ねじ穴が設けられている。各リアクトル固定部512は、台座部322のねじ穴に取り付けられたねじ部材102の締め付けによって台座部322に固定されている。各リアクトル固定部512からの熱は、リアクトル固定部512と冷却面3aとの接触部分から台座部322に伝わる。
スイッチング素子52は、通電によって発熱する素子本体521と、素子本体521から突出する端子部522とを有している。
台座部323の冷却面3aには、ねじ穴が設けられている。各素子本体521は、台座部323のねじ穴に取り付けられたねじ部材103の締め付けによって台座部323に固定されている。
トランス53は、通電によって発熱するトランス本体531と、トランス本体531の側面から突出している複数のトランス固定部532とを有している。
トランス本体531は、台座部324に隣接する冷却面3aに設けられている。各トランス固定部532は、台座部324に形成された冷却面3aに接触している。台座部324の冷却面3aには、ねじ穴が設けられている。各トランス固定部532は、台座部324のねじ穴に取り付けられたねじ部材104の締め付けによって台座部324に固定されている。各トランス固定部532からの熱は、トランス固定部532と冷却面3aとの接触部分から台座部324に伝わる。各台座部322,323,324に設けられたねじ穴は、溝36に到達しないように形成されている。
リアクトル本体511及びトランス本体531のそれぞれは、壁部材321に形成された冷却面3aに図示しない伝熱緩衝材を介して設けられている。素子本体521は、台座部323に形成された冷却面3aに図示しない伝熱緩衝材を介して設けられている。
伝熱緩衝材は、リアクトル本体511、素子本体521及びトランス本体531のそれぞれと冷却面3aとの間の隙間を埋めて、リアクトル本体511、素子本体521及びトランス本体531からの熱を冷却壁部32に伝えるペースト状の緩衝材である。リアクトル本体511及びトランス本体531からの熱のそれぞれは、伝熱緩衝材を介して壁部材321に伝わる。素子本体521からの熱は、伝熱緩衝材を介して台座部323に伝わる。
第2収容部品54は、基板55、アルミ電解コンデンサ56、コネクタ57、複数のコンデンサ58、複数の制御IC(integrated circuit)59及び複数の抵抗器60を有している。
基板55は、複数の支持部材42に支持された電気配線板である。また、基板55は、電気絶縁性を有する樹脂材料によって構成された平板である。基板55を構成する樹脂材料としては、エポキシ樹脂などが用いられる。また、基板55には、基板55の厚さ方向に対向する第1実装面55a及び第2実装面55bが形成されている。第1実装面55a及び第2実装面55bのそれぞれには、銅などの金属材料によってパターンが形成されている。従って、基板55は、凹凸のない扁平な形状のプリント基板となっている。アルミ電解コンデンサ56、コネクタ57、複数のコンデンサ58、複数の制御IC59及び複数の抵抗器60は、基板55のパターンを介して互いに電気的に接続されている。
基板55は、第2実装面55bを蓋本体41に対向させて複数の支持部材42に支持されている。また、基板55には、基板55を貫通する複数の取付孔が設けられている。各支持部材42の先端部には、ねじ穴がそれぞれ設けられている。各支持部材42に形成されたねじ穴は、蓋部材4を貫通しないねじ穴である。
基板55は、固定具としての複数のねじ部材101によって各支持部材42に固定されている。各ねじ部材101は、頭部と、頭部から挿入部として突出しているねじ部とを有している。基板55は、第1実装面55a側から各取付孔に挿入されたねじ部材101のねじ部を各支持部材42のねじ穴にねじ込むことによって、各支持部材42に固定されている。各ねじ部材101のねじ部は、ねじ穴にねじ込まれることにより支持部材42の内部に挿入されている。ねじ部材101のねじ部は、蓋部材4の内部に収まっている。基板55の第2実装面55bは、各支持部材42の端面に接触している。基板55と蓋本体41との間には、基板55が各支持部材42に支持されることによって形成された空間が存在している。
アルミ電解コンデンサ56、コネクタ57、複数のコンデンサ58、複数の制御IC59及び複数の抵抗器60は、複数の実装部品として基板55にそれぞれ実装されている。この例では、アルミ電解コンデンサ56、コネクタ57、各コンデンサ58及び各制御IC59がはんだ付けにより第1実装面55aに実装されている。また、この例では、各抵抗器60がはんだ付けにより第2実装面55bに実装されている。各抵抗器60は、基板55と蓋本体41との間の空間に配置されている。
アルミ電解コンデンサ56は、アルミ電解コンデンサ本体561と、アルミ電解コンデンサ本体561から突出する2本のリード部562とによって構成されている。各リード部562は、基板55に設けられた貫通孔に第1実装面55a側から挿入されている。各リード部562は、第2実装面55bに形成されたパターンに、第2実装面55b側からはんだ付けされている。
コネクタ57には、外部機器との通信をするための図示しない通信線が接続される。
蓋本体41の蓋裏面には、電気絶縁層45が設けられている。これにより、電気絶縁層45は、蓋本体41と第2収容部品54との間に配置されている。電気絶縁層45は、柔軟性を有する絶縁材料で構成されている。
この例では、一定の厚みを有する絶縁シートが電気絶縁層45とされている。また、この例では、電気絶縁層45における各支持部材42に対応する位置に、各支持部材42の外形に応じた貫通孔が設けられている。さらに、この例では、電気絶縁層45の片面に接着剤が設けられている。電気絶縁層45は、各支持部材42が各貫通孔に個別に挿入された状態で、蓋本体41の蓋裏面に接着されている。これにより、電気絶縁層45は、蓋本体41の蓋裏面の少なくとも一部を覆っている。
複数の支持部材42の最も外側に位置する支持部材42aの少なくとも一部は、蓋本体41から冷却面3aを見たとき、リアクトル51、スイッチング素子52及びトランス53のいずれかの領域に重なっている。この例では、蓋本体41から冷却面3aを見たとき、複数の支持部材42の最も外側に位置する2つの支持部材42aのうち、一方の支持部材42aの全部がリアクトル51に重なっており、他方の支持部材42aの全部がトランス53に重なっている。
蓋本体41に対する各支持部材42の高さは、基板55の第2実装面55bに実装された複数の実装部品のうち、高さ寸法が最も大きい部品の高さに応じて設定されている。従って、この例では、基板55に対する各抵抗器60の高さに応じて各支持部材42の高さが設定されている。各抵抗器60と電気絶縁層45との間は、隙間が存在している状態が維持されている。
第1実装面55aに実装された複数の実装部品は、リアクトル51、スイッチング素子52及びトランス53のそれぞれと基板55との間の空間に配置されている。また、各実装部品の高さは、実装部品が配置される空間の高さに応じた高さになっている。すなわち、各発熱部品のそれぞれと基板55との間の空間には、各発熱部品と基板55との間の距離に応じた高さを持つ実装部品が個別に配置されている。これにより、各実装部品は、各実装部品と、対向する冷却面3aに配置された各発熱部品との間に形成される隙間が小さくなるように配置される。
このように、実施の形態1の電力変換装置1によれば、電力変換部5の発熱部品であるリアクトル51、スイッチング素子52及びトランス53が筐体3の冷却面3aに設けられ、電力変換部5の第2収容部品54が蓋部材4に設けられている。このため、リアクトル51、スイッチング素子52及びトランス53からの熱を冷却面3aから筐体3の外部へ放散させることができる。これにより、発熱部品の放熱性を確保することができる。また、第2収容部品54を支持する専用の部材を筐体3に設ける必要がなくなる。
また、複数の支持部材42のうちの最も外側に位置する支持部材42の少なくとも一部は、蓋本体41から冷却面3aを見たとき、発熱部品の領域に重なっている。このため、筐体3の小型化をさらに確実に図ることができる。
また、蓋本体41における各支持部材42の配置は、冷却面3aに設けられる各発熱部品によって制約を受けない。このため、基板55の振動を抑制することが可能な位置に各支持部材42を設けて基板55を支持することができる。よって、装置の振動による基板55のたわみを抑制することができる。これにより、基板55自体及び基板55のはんだ接合部分にかかる負荷を抑制することができる。
また、基板55の表側と裏側に、それぞれ第1実装面55aと第2実装面55bを設けている。そして、基板55の表側と裏側に実装部品を分けて実装している。このため、基板55の外形寸法を小さくすることができる。これにより、電力変換装置1の小型化をさらに図ることができる。
また、第1実装面55aに実装された複数の実装部品は、発熱部品であるリアクトル51、スイッチング素子52及びトランス53のそれぞれと基板55との間の空間に配置されている。さらに、各発熱部品のそれぞれと基板55との間の空間には、各発熱部品と基板55との間の距離に応じた高さを持つ実装部品が、個別に配置されている。このため、各発熱部品に基板55をさらに近づけることができる。これにより、電力変換装置1の小型化をさらに図ることができる。
また、各台座部322〜324に設けられたねじ穴は、溝36に到達しないねじ穴である。さらに、各支持部材42に形成されたねじ穴は、蓋本体41を貫通しないねじ穴である。これにより、溝36及び電力変換部5の密閉状態を確保することができる。また、電力変換部5への塵、埃、水などの侵入を防止することができる。
また、蓋本体41と各支持部材42とは、単一の材料で一体に形成されている。このため、蓋本体41に各支持部材42を組み付ける場合と比べて、各支持部材42の先端面の高さのばらつきを抑制することができる。よって、各支持部材42に取り付けられる基板55のたわみを抑制することができる。これにより、基板55自体及び基板55のはんだ接合部分にかかる負荷を抑制することができる。
また、蓋部材4は、アルミニウムなどの金属材料によって形成されている。そして、蓋部材4は、筐体3の周壁部31にねじ部材100によって取り付けられている。このため、蓋部材4自体が振動してたわむことが抑制できる。よって、蓋部材4がたわむことによる基板55のたわみを抑制することができる。これにより、基板55自体及び基板55のはんだ接合部分にかかる負荷をさらに抑制することができる。
また、筐体3と蓋部材4とは電気的に接続されている。このため、基板55に発生する電気的なノイズを、蓋部材4を介して筐体3に逃がすことができる。
なお、実施の形態1では、筐体3及び蓋部材4をアルミニウムなどの金属材料を用いたダイカスト成形によって形成した。しかし、筐体3及び蓋部材4の形成方法は、これに限るものではない。例えば、筐体3は、剛性を有する鉄板などを板金加工することによって形成してもよい。また、蓋部材4は剛性を有する鉄などの材料を用いて、鍛造によって形成してもよい。この場合には、筐体3及び蓋部材4の剛性を低下させることなく、筐体3及び蓋部材4の製造コストを削減することができる。
また、実施の形態1では、電気絶縁層45が絶縁シートによって形成されている。しかし、電気絶縁層45の構成は、これに限るものではない。例えば、電気絶縁層45は、蓋本体41の蓋裏面に絶縁塗装を施すことによって形成してもよい。これによっても、実施の形態1の電気絶縁層45と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態1では、固定具としての複数のねじ部材101によって基板55が支持部材42に取り付けられている。しかし、基板55を支持部材42に取り付ける固定具は、これに限るものではない。例えば、基板55は、リベット、かしめなどの固定具によって支持部材42に取り付けてもよい。また、基板55は、溶接、はんだ付けなどを固定具として支持部材42に接合してもよい。
また、実施の形態1では、蓋本体41の蓋表面が平面になっている。そして、各支持部材42のねじ穴は、蓋本体41を貫通しないように形成されている。しかし、各支持部材42に形成されるねじ穴の構成は、これに限るものではない。例えば、蓋本体41の蓋表面の、各支持部材42と対応する位置にそれぞれ凸部を形成してもよい。そして、各支持部材42に形成されるねじ穴を、対応する各凸部の内部まで延長してもよい。これにより、長いねじ部材101によっても、基板55を各支持部材42に取り付けることができる。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2による電力変換装置1を示す縦断面図である。実施の形態2の電力変換装置1は、基板55、各支持部材42の高さ及び実装部品の配置が実施の形態1の電力変換装置1とは異なる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態2による電力変換装置1の基板55は、導電性を有する金属材料で構成された電気配線板である。この例では、基板55を構成する金属材料として銅が用いられている。この例では、基板55は、電気絶縁性を有するPPS(Polyphenylenesulfide)などの樹脂によって被覆された板状のバスバーである。基板55の第1実装面55a及び第2実装面55bは、樹脂の被覆を一部除去することによって形成されている。
図2に示すように、基板55は、蓋本体41にそれぞれ対向している複数の配線板部551と、互いに隣り合う配線板部551同士を連結する複数の連結部552とを有している。複数の配線板部551には、第1実装面55a及び第2実装面55bが設けられている。各連結部552は、板をクランク状に折り曲げることにより形成されている。互いに隣り合う2つの配線板部551の一方は、他方よりも蓋本体41に近い位置に配置されている。
図1に示すように、実施の形態1の電力変換装置1では、複数のコンデンサ58が実装された第1実装面55aの部分の裏側の第2実装面55bには、実装部品が実装されていない。実施の形態2の電力変換装置1では、図2に示すように、配線板部551が、実施の形態1の基板55よりも冷却面3a側に移動されており、複数のコンデンサ58は、第2実装面55bに実装されている。そして、第1実装面55aには、実施の形態1においてトランス53の上方に設けられていたコネクタ57が実装されている。これにより、基板55の、コネクタ57が設けられていた部分が削減される。
このように、実施の形態2の電力変換装置1によれば、基板55を構成する複数の配線板部551のそれぞれと蓋部材4との間の距離が個別に設定可能である。そして、実装部品を基板55に効率的に配置することができる。これにより、基板55の小型化を図ることができる。よって、電力変換装置1の小型化をさらに図ることができる。
また、実施の形態2の基板55は、銅を用いた板状のバスバーによって形成されている。このため、実施の形態2の基板55は、プリント基板よりも剛性が高い。これにより、基板55が振動によってたわむことを抑制することができる。よって、基板55のはんだ接合部分にかかる負荷をより抑制することができる。
なお、実施の形態2では、基板55を銅で形成した。しかし、基板55の材料は銅に限るものではない。例えば、導電性を有する金属材料であれば、銅以外の金属であってもよい。
また、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 電力変換装置、3 筐体、3a 冷却面、4 蓋部材、5 電力変換部、31 周壁部、32 冷却壁部、36 溝(流路)、37 流路カバー、41 蓋本体、42 支持部材、45 電気絶縁層、51 リアクトル(第1収容部品)、52 スイッチング素子(第1収容部品)、53 トランス(第1収容部品)、54 第2収容部品、55 基板(電気配線板)、55a 第1実装面、55b 第2実装面、56 アルミ電解コンデンサ(実装部品)、57 コネクタ(実装部品)、58 コンデンサ(実装部品)、59 制御IC(実装部品)、60 抵抗器(実装部品)、100〜104 ねじ部材、321 壁部材、322〜324 台座部、511 リアクトル本体、512 リアクトル固定部、521 素子本体、522 端子部、531 トランス本体、532 トランス固定部、551 配線板部、552 連結部、561 アルミ電解コンデンサ本体、562 リード部。

Claims (13)

  1. 開口部が設けられた筐体、
    前記筐体の内部に収容されている電力変換部、及び
    前記開口部を塞いでいる蓋部材
    を備え、
    前記筐体の内面は、前記開口部と対向する冷却面を有し、
    前記電力変換部は、前記冷却面に設けられた発熱部品である第1収容部品と、前記蓋部材に設けられた第2収容部品とを有している電力変換装置。
  2. 前記蓋部材は、前記開口部を塞いでいる蓋本体と、前記蓋本体から前記筐体の内部に向けて突出する支持部材とを有し、
    前記第2収容部品は、前記支持部材に支持された電気配線板と、前記電気配線板に設けられた実装部品とを有している請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記蓋本体には、複数の前記支持部材が設けられており、
    前記複数の支持部材のうちの最も外側に位置する前記支持部材の少なくとも一部は、前記蓋本体から前記冷却面を見たとき、前記第1収容部品の領域に重なっている請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記電気配線板は、平板である請求項2または3に記載の電力変換装置。
  5. 前記電気配線板は、プリント基板である請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記電気配線板は、前記蓋本体にそれぞれ対向している複数の配線板部と、互いに隣り合う前記配線板部同士を連結する連結部とを有し、
    互いに隣り合う前記配線板部の一方は、他方よりも前記蓋本体に近い位置に配置されている請求項2または3に記載の電力変換装置。
  7. 前記蓋本体及び前記支持部材は、金属で構成されている請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記蓋本体には、前記蓋本体と前記第2収容部品との間に配置された電気絶縁層が設けられている請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記電気配線板は、固定具によって前記支持部材に固定されている請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  10. 前記固定具は、前記支持部材の内部に挿入された挿入部を有し、
    前記挿入部は、前記蓋部材の内部に収まっている請求項9に記載の電力変換装置。
  11. 前記固定具は、ねじ部材である請求項9または10に記載の電力変換装置。
  12. 前記蓋部材は、単一の材料で一体に形成されている請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  13. 前記筐体は、前記冷却面が設けられた冷却壁部を有し、
    前記冷却壁部には、冷却流体が流れる流路が設けられている請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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