JP2020064176A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収差の発生を軽減することができ、高いズーム比で全ズーム領域で良好な光学特性が得られる小型のズームレンズを得る。【解決手段】ズームレンズOLは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3と、1つ以上のレンズ群を含む後群GLRからなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、後群は、最も像側に配置された負の屈折力の最終レンズ群LRを有し、最終レンズ群は2枚以上の負レンズを有し、最終レンズ群の少なくとも1枚の負レンズGn1は、材料のd線に対するアッべ数をνd1、g線とF線に対する部分分散比をθgF1とするとき、0.020<θgF1−0.6438+0.001682×νd1<0.200、νd1<23.5、なる条件式を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、TV(テレビジョン)放送用のテレビカメラ、デジタルシネマ、監視カメラ等の撮像装置に好適な撮像光学系に関する。
撮像装置に用いられる撮像光学系には、レンズ全長が短いことが要望されている。ここでレンズ全長とは第1レンズ面から最終レンズ面までの距離に空気換算でのバックフォーカスの値を加えた長さである。一般に、望遠型のズームレンズはレンズ全長が長くなる傾向にある。このため、望遠型のズームレンズには、レンズ全長の短縮化への要望が強い。ここで望遠型のズームレンズとは、焦点距離がレンズ全長に対して長いズームレンズを言う。
撮像光学系は一般的に、全系の小型化を図るほど、また焦点距離が延びるに従って諸収差のうち、特に軸上色収差及び倍率色収差などの色収差が多く発生する傾向にある。望遠型のズームレンズにおいてズームレンズの小型化と高性能化を図るためにはこれらの色収差を良好に補正する必要がある。色収差の補正する方法として、光学材料に異常部分分散材料を用いる方法が知られている(特許文献1乃至3)。
特許文献1、2では、異常部分分散性を持った低分散の光学材料(アッべ数の大きな光学部材)を用いて色収差の低減を補正した光学系が開示されている。特に、軸上軸上光線と瞳近軸光線の光軸からの入射位置(通過位置)が比較的高くなる第1レンズ群の物体側に、異常部分分散性を持つ低分散材料よりなる正レンズを配置する構成により、色収差の補正と全系の小型化を図っている。
特許文献3では、瞳近軸光線の高さが高くなる最終レンズ群の像側に、異常部分分散性を持つ低分散材料よりなる負レンズを配置する構成により倍率色収差の補正と全系の小型化を図った光学系が開示されている。
特開2014−41223号公報 特開2011−85788号公報 特開2009−265653号公報
望遠型のズームレンズは全系の小型化を図りつつ、高ズーム比化を図ることが比較的容易である。一般にズームレンズは、ズームレンズがもつ本質的な収差に加えて、ズーミングの際には各レンズ群の間隔の変動に伴う色収差をはじめとする諸収差が変動してくる。そのため、ズームレンズを構成するときには、ズームタイプ(レンズ群の数や各レンズ群の屈折力の符号)や、ズームレンズを構成する各レンズ群の屈折力、ならびにそれらのズーミングに際しての移動条件等を適切に設定することが重要となる。
特に望遠型のズームレンズでは、前方のレンズ群にて発生した収差が後方のレンズ群によって拡大される。このため、後方のレンズ群のレンズ構成を適切に設定することが重要になってくる。これらの構成を適切に設定しないと、全系の小型化を図りつつ、色収差を良好に補正し、全ズーム範囲で高い光学性能のズームレンズを得るのが難しくなってくる。本発明は、色収差の発生を軽減することができ、高いズーム比で全ズーム領域で良好な光学特性が得られる小型のズームレンズおよびそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群と、1つ以上のレンズ群を含む後群からなり、ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記後群は、最も像側に配置された負の屈折力の最終レンズ群を有し、
前記最終レンズ群は、2枚以上の負レンズを有し、
前記最終レンズ群の少なくとも1枚の負レンズGn1は、材料のd線に対するアッべ数をνd1、g線とF線に対する部分分散比をθgF1とするとき、
0.020<θgF1−0.6438+0.001682×νd1<0.200
νd1<23.5
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、色収差の発生を軽減することができ高いズーム比で全ズーム領域で良好な光学特性が得られる小型のズームレンズが得られる。
実施例1のレンズ断面図 実施例1のズームレンズの無限遠にフォーカス時の収差図 実施例2のレンズ断面図 実施例2のズームレンズの無限遠にフォーカス時の収差図 実施例3のレンズ断面図 実施例3のズームレンズの無限遠にフォーカス時の収差図 実施例4のレンズ断面図 実施例4のズームレンズの無限遠にフォーカス時の収差図 実施例5のレンズ断面図 実施例5のズームレンズの無限遠にフォーカス時の収差図 実施例6のレンズ断面図 実施例6のズームレンズの無限遠にフォーカス時の収差図 本発明の撮像装置(光学機器)の要部概略図
以下に本発明の好ましい実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群と、1つ以上のレンズ群を含む後群からなる。ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。後群は、最も像側に配置された負の屈折力のレンズ群LR(最終レンズ群)を有し、レンズ群LRは2枚以上の負レンズを有している。ここでレンズ群とは、ズーミングに際して一体的に移動するレンズ要素であって、1枚以上のレンズを有していればよく、必ずしも複数枚のレンズを有していなくてもよい。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A),(B),(C)は、それぞれ実施例1のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間ズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。実施例1は、ズーム比4.75、Fナンバー−6.00〜6.43のズームレンズである。
図3は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A),(B),(C)は、それぞれ実施例2のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間ズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2は、ズーム比4.41、Fナンバー5.24〜6.43のズームレンズである。
図5は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A),(B),(C)は、それぞれ実施例3のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間ズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3は、ズーム比3.97、Fナンバー3.75〜5.85のズームレンズである。
図7は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A),(B),(C)は、それぞれ実施例4のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間ズーム位置、望遠端における収差図である。実施例4は、ズーム比3.18、Fナンバー4.16〜5.83のズームレンズである。
図9は本発明の実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A),(B),(C)は、それぞれ実施例5のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間ズーム位置、望遠端における収差図である。実施例5は、ズーム比4.75、Fナンバー5.69〜6.43のズームレンズである。
図11は本発明の実施例6のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図12(A),(B),(C)は、それぞれ実施例6のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間ズーム位置、望遠端における収差図である。実施例6は、ズーム比4.41、Fナンバー5.25〜6.43のズームレンズである。
図13は、本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、監視カメラ、TVカメラなどの撮像装置に用いられる撮像光学系である。尚、各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。また、レンズ断面図においてOLはズームレンズである。レンズ断面図において、iを物体側からのレンズ群の順番とすると、Liは第iレンズ群を示す。GLRは1つ以上のレンズ群を有する後群である。
SPは開放Fナンバー(Fno)の光束を決定(制限)する開口絞りである。SSPはフレアーカット絞りである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。
収差図においてFnoはFナンバー、ωは撮像半画角(度)であり、光線追跡値による画角である。球面収差図において、dはd線(波長587.56nm)、gはg線(波長435.8nm)、CはC線(波長656.27nm)、FはF線(波長486.13nm)である。非点収差図において実線のΔSはd線におけるサジタル像面、点線のΔMはd線におけるメリディオナル像面である。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差図においてgはg線、CはC線、FはF線である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
実施例1、2、5、6のズームレンズOLは物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、1つ以上のレンズ群を有する後群GLRより構成される。後群GLRは物体側から像側へ順に配置された負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5、負の屈折力の第6レンズ群L6、正の屈折力の第7レンズ群L7、負の屈折力の第8レンズ群L8より構成されている。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6,第8レンズ群L8は物体側へ互いに異なった軌跡で移動する。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、光軸に沿って第4レンズ群L4を物体側へ、第6レンズ群L6を像側へ移動する。これにより、好適なフォーカスを実現している。
実施例3のズームレンズOLは物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、1つ以上のレンズ群を有する後群GLRより構成される。後群GLRは物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5、負の屈折力の第6レンズ群L6より構成されている。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6は物体側へ互いに異なった軌跡で移動する。
無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、光軸に沿って第5レンズ群L5像側へ移動することで好適なフォーカスを実現している。
実施例4のズームレンズOLは物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、1つ以上のレンズ群を有する後群GLRより構成される。後群GLRは負の屈折力の第4レンズ群L4より構成されている。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4は物体側へ互いに異なる軌跡で移動する。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、光軸に沿って第1レンズ群L1は物体側へ移動することで好適なフォーカスを実現している。
各実施例では、第2レンズ群L2の一部を光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動させることにより、ズームレンズが振動(傾動)したときの撮像画像のぶれを補正するようにしている。尚、各実施例では任意のレンズ群を光軸に対して垂直な方向の成分を持つ用に移動させて画像ぶれの補正を行ってもよい
各実施例において、レンズ群LRの少なくとも1枚の負レンズGn1は、材料のd線に対するアッべ数をνd1、g線とF線に対する部分分散比をθgF1とする。このとき、
0.020<θgF1−0.6438+0.001682×
νd1<0.200・・・(1)
νd1<23.5 ・・・(2)
なる条件を満足する。
尚、各実施例のズームレンズに用いるレンズの材料の部分分散比とアッべ数は次の通りである。g線、F線、d線、C線に対する屈折率をそれぞれNg、NF、Nd、NCとする。アッべ数νd、g線とF線に関する部分分散比θgFは次の通りである。
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
このとき、
θgF−0.6438+0.001682×νd>0.01
なる条件を満足する材料を「異常部分分散材料」と称している。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(1)は、レンズ群LRに含まれる負レンズGn1の材料に、異常部分分散材料を使用することを規定している。一般的に、望遠型のズームレンズにおいて、望遠端においてg線の倍率色収差はアンダー側に発生する。そこで、レンズ群LRに含まれる負レンズGn1に、異常部分分散性をもつ材料を用いて、レンズ全長の短縮によって増加した望遠端での色収差を良好に補正している。条件式(1)の上限値を超えると、望遠端において色収差が補正過剰になってしまう。条件式(1)の下限値を超えると、望遠端において色収差が補正不足となり好ましくない。
条件式(2)は、レンズ群LRに含まれる負レンズGn1の材料に、高分散の光学材料(アッべ数の小さな光学部材)を使用することを規定している。レンズ群LRに、高屈折率、かつ異常部分分散性を有する材料よりなる負レンズGn1を配置することで、レンズ群LR内で色収差の補正を効果的に行っている。
これにより、第1レンズ群L1の正の屈折力(パワー)を強めることによって、レンズ全長の短縮化を図っている。更に、条件式(2)で特定する材料は部分分散性(部分分散比)θgFが高く、2次の色消し効果を多く有する。条件式(2)の上限値を超えると、望遠端において色収差が補正不足となり好ましくない。
各実施例において更に好ましくは条件式(1)と条件式(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.023<θgF1−0.6438+0.001682×
νd1<0.100・・・(1a)
νd1<22.9 ・・・(2a)
更に好ましくは条件式(1a)と条件式(2a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
025<θgF1−0.6438+0.001682×
νd1<0.050・・・(1b)
νd1<22.8 ・・・(2b)
各実施例において、更に好ましくは次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
レンズ群LRの焦点距離をfLR、望遠端におけるズームレンズの焦点距離をftとする。広角端におけるレンズ群LRの最終レンズ面から像面までの光軸上の距離をBFw、広角端におけるズームレンズの焦点距離をfwとする。ここで最終レンズ面とは、最も像側に配置されたレンズの像側の面のことをいう。望遠端におけるレンズ群LRの最終レンズ面から像面までの光軸上の距離をBFtとする。第1レンズ群L1の焦点距離をf1とする。レンズ群LRはズーミングに際して移動し、広角端から望遠端へのズーミングにおけるレンズ群LRの移動量をM、望遠端における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLtとする。
ここでレンズ群の移動量とは、広角端におけるレンズ群の光軸上の位置と望遠端におけるレンズ群の光軸上の位置の差をいう。移動量の符号は広角端に比べて望遠端において像側に位置するときを正、物体側に位置するときを負とする。レンズ群LRは2枚以上の負レンズを有し、レンズ群LRに含まれる負レンズのうち、負レンズGn1と異なる少なくとも1枚の負レンズGn2は、材料のd線に対するアッべ数をνd2とする。負レンズGn2の材料のg線とF線に対する部分分散比をθgF2とする。広角端における第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の空気間隔をD1w、望遠端における第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の空気間隔をD1tとする。
このとき、次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
−2.00<fLR/ft<−0.05 ・・・(3)
0.01<BFw/fw<0.50 ・・・(4)
1.5<BFt/BFw<5.0 ・・・(5)
0.01<f1/fw<3.00 ・・・(6)
0.05<M/Lt<0.50 ・・・(7)
65.0<νd2<100.0 ・・・(8)
0.01<θgF2−0.6438+0.001682×
νd2<0.20・・・(9)
D1w<D1t ・・・(10)
次に、前述の条件式の技術的意味について説明する。
条件式(3)は、望遠端におけるズームレンズOLの焦点距離ftを、レンズ群LRの焦点距離fLRで規定している。条件式(3)の下限を超えると、レンズ群LRの負の屈折力が弱くなりすぎるため(負の屈折力の絶対値が小さくなりすぎるため)、バックフォーカスを十分に短縮することができず、レンズ全系が大型化するので良くない。条件式(3)の上限を超えると、レンズ群LRの負の屈折力が強くなりすぎるため(負の屈折力の絶対値が大きくなりすぎるため)、レンズ群LRより諸収差、特に、倍率色収差及びコマ収差が多く発生して、高い結像性能を保つことが困難になる。
条件式(4)は、広角端におけるバックフォーカスBFwを広角端におけるズームレンズOLの焦点距離fwで規定している。条件式(4)の下限を超えると、最も像側に配置されたレンズ系が大きくなり、全系の小型化が困難となる。条件式(4)の上限を超えると、バックフォーカスが長くなり、その分、ズームレンズが大型化してしまうので良くない。
条件式(5)は望遠端におけるバックフォーカスBFtを広角端におけるバックフォーカスBFwで規定している。倍率色収差は、近軸軸上光線のレンズ面への入射位置の高さと瞳近軸光線のレンズ面への入射位置の高さの積に比例する。望遠端では、近軸軸上光線の入射位置の高さと瞳近軸光線の入射位置の高さが互いに大きくなる位置に、異常部分分散材料を含むレンズ群LRを配置すると、色収差の低減が容易となる。
一方で、レンズ群LRに含まれる負レンズに異常部分分散材料を使用した場合、広角端においては、g線の倍率色収差はオーバー側に発生しているため色収差が増加してしまう。広角端では、望遠端と比較して、近軸軸上光線のレンズ面への入射位置が比較的低くなる像面側にレンズ群LRを配置すると、色収差の発生を抑制することが容易となる。条件式(5)の下限を超えると、広角端において倍率色収差が増加するため好ましくない。一方、条件式(5)の上限を超えると、望遠端において倍率色収差の補正が困難となる。
条件式(6)は第1レンズ群L1の焦点距離f1を広角端におけるズームレンズOLの焦点距離fwで規定している。条件式(6)の下限を超えると、第1レンズ群L1の正の屈折力が強くなりすぎて、球面収差やコマ収差の補正が困難となる。条件式(6)の上限を超えると、第1レンズ群L1の正の屈折率が弱くなりすぎてしまい、所定のズーム比を得るためには、第1レンズ群L1の移動量が増加し、全系が大型化してくる。
条件式(7)は、広角端から望遠端へのズーミングに際してのレンズ群LRの移動量を望遠端におけるレンズ全長Ltで規定している。倍率色収差は、近軸軸上光線のレンズ面への入射位置の高さと瞳近軸光線のレンズ面への入射位置の高さの積に比例する。望遠端では、近軸軸上光線のレンズ面への入射位置の高さと瞳近軸光線のレンズ面への入射位置の高さが互いに大きくなる位置に、異常部分分散材料を含むレンズ群LRを配置すると、色収差の低減が容易となる。
一方で、レンズ群LRに含まれる負レンズに異常部分分散材料を使用した場合、広角端においては、g線の倍率色収差はオーバー側に発生しているため色収差が増加してしまう。広角端では、望遠端と比較して、近軸軸上光線のレンズ面への入射位置が比較的低くなる像面側にレンズ群LRを配置すると、色収差の発生を抑制することが容易となる。
条件式(7)の下限を超えると、レンズ群LRの移動量が少なくなり、望遠端において球面収差の補正が困難となる。条件式(7)の上限を超えると、望遠端において倍率色収差の補正が困難となる。
条件式(8)は、レンズ群LRに含まれる負レンズGn2の材料に、低分散の光学材料(アッべ数の大きな光学部材)を使用することを規定している。レンズ群LRは負の屈折力であるので、レンズ群LR内の色消し条件を考えると負レンズの材料には低分散材料を使用した方が良い。条件式(8)の上限または下限を超えるとレンズ群LR内での色消しが難しく、ズーミングに際して色収差の変動が大きくなってくる。
条件式(9)は、レンズ群LRに含まれる負レンズGn2の材料に、異常部分分散材料を使用することを規定している。各実施例のズームレンズでは、正の屈折力の第1レンズ群L1と、負の屈折力の第2レンズ群L2と、正の屈折力の第3レンズ群L3と、1つ以上のレンズ群を含む後群GLRからなっている。このとき後群GLRを最も像側に負の屈折力のレンズ群LRを有する構成とすると、望遠端において、g線の倍率色収差はアンダー側に発生する。レンズ群LRに含まれる負レンズGn2に、異常部分分散性を持つ材料を用いて、レンズ全長の短縮によって増加した望遠端での色収差を補正している。
条件式(9)の上限を超えると、望遠端において倍率色収差が過剰補正となり好ましくない。条件式(9)の下限を超えると望遠端において倍率色収差が補正不足となり好ましくない。
条件式(10)は、ズーミングに際しての第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の移動量を規定している。広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の空気間隔を狭くすることで広角端ではレトロフォーカス型、望遠端ではテレフォト型の屈折力配置とすることを容易にしている。
以上のように各実施例によれば、色収差を始めとする諸収差が良好に補正された小型のズームレンズが得られる。
好ましくは条件式(3)乃至(9)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−1.99<fLR/ft<−0.08 ・・・(3a)
0.05<BFw/fw<0.30 ・・・(4a)
2.0<BFt/BFw<4.5 ・・・(5a)
1.0<f1/fw<2.8 ・・・(6a)
0.08<M/Lt<0.30 ・・・(7a)
66.0<νd2<98.0 ・・・(8a)
0.01<θgF2−0.6438+0.001682×
νd2<0.10・・・(9a)
更に好ましくは条件式(3a)乃至(9a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−1.98<fLR/ft<−0.09 ・・・(3b)
0.1<BFw/fw<0.2 ・・・(4b)
2.5<BFt/BFw<4.2 ・・・(5b)
1.5<f1/fw<2.6 ・・・(6b)
0.09<M/Lt<0.20 ・・・(7b)
66.5<νd2<95.0 ・・・(8b)
0.012<θgF2−0.6438+0.001682×
νd2<0.050・・・(9b)
各実施例において、レンズ群LRは少なくとも1枚の正レンズを含むのが良い。これによれば色消しが容易になる。負レンズGn1は、レンズ群LRの最も像側に配置されるのが良い。これによれば、望遠端において色消しが容易になる。後群LRは開口絞りSPを含むのが良い。これによれば収差補正が容易になる。第2レンズ群L2はズーミングに際して不動であるのが良い。これによれば、所定のズーム比を確保しつつ全系の小型化が容易になる。
次に、本実施形態のズームレンズを撮像光学系として用いたデジタルカメラの実施例を図13を用いて説明する。図13において、10はカメラ本体、11は実施例1乃至6で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮像光学系である。12はカメラ本体に内蔵され、撮像光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。13はレンズ装置(撮像装置)である、レンズ装置13は撮像光学系11を有する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
以下に、実施例1乃至実施例6に各々対応する数値実施例1乃至数値実施例6を示す。各数データにおいて、iは物体側から数えた面の順序を示す。riは第i面の曲率半径、diは第i面と第i+1面間のレンズ厚及び空気間隔、ndiとνdiはそれぞれ、d線を基準とした光学部材の材質の屈折率とアッベ数である。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4乃至A10を各々非球面係数としたとき
なる式で表している。*は非球面形状を有する面を意味している。「e−x」は10−xを意味している。fは焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角を示し、近軸計算による画角を示す。BFはバックフォーカスであり、最終レンズ面から像面までの空気換算での距離を示している。レンズ全長は最も物体側のレンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。広角は広角端、中間は中間のズーム位置、望遠は望遠端を示している。
また、前述の各条件式に関するパラメータ及び各条件式に対応する各数値例との関係を表1、表2に示す。

(数値実施例1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 111.080 8.39 1.59349 67.0
2 1194.519 0.20
3 113.201 2.80 1.65412 39.7
4 54.824 12.97 1.43875 94.7
5 359.613 (可変)
6 53.166 5.89 1.80810 22.8
7 1236.354 1.60 2.00100 29.1
8 51.477 4.40
9 -248.044 1.20 1.95375 32.3
10 65.720 3.25
11 -60.567 1.20 1.43875 94.7
12 68.073 3.51 1.85478 24.8
13 -242.790 (可変)
14(絞り) ∞ 0.50
15 41.810 5.52 1.43875 94.7
16 -116.692 (可変)
17 -39.659 1.50 1.95375 32.3
18 -99.556 (可変)
19 ∞ 4.21(フレアーカット絞り)
20 708.405 3.25 1.67270 32.1
21 -37.852 2.25
22 174.513 4.01 1.48749 70.2
23 -29.118 1.40 2.05090 26.9
24 -205.228 0.15
25 58.860 2.92 1.62004 36.3
26 -113.775 (可変)
27 -311.382 1.80 1.80810 22.8
28 -89.980 1.00 1.88300 40.8
29 45.142 (可変)
30 58.214 1.80 2.00069 25.5
31 35.419 7.16 1.66680 33.0
32 -57.121 (可変)
33 -36.219 1.40 1.49700 81.5
34 151.654 4.25
35* -28.591 1.80 1.58313 59.4
36 -102.067 6.00 1.73800 32.3
37 -26.715 1.12
38 -26.212 1.80 1.80810 22.8
39 -39.986 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第35面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.75161e-006 A 6= 3.61421e-009 A 8= 8.37197e-012 A10=-5.16225e-015

各種データ
ズーム比 4.75
広角 中間 望遠
焦点距離 102.00 220.29 485.00
Fナンバー 6.00 6.43 6.43
半画角(度) 11.98 5.61 2.55
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 208.69 259.83 288.69
BF 16.13 32.43 46.87

d 5 1.50 52.64 81.50
d13 29.76 18.02 1.60
d16 4.80 11.36 21.93
d18 6.25 6.60 1.50
d26 11.90 12.11 1.50
d29 5.43 10.06 31.63
d32 33.66 17.36 2.92
d39 16.13 32.43 46.87

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 177.40
2 6 -56.80
3 14 70.91
4 17 -69.97
5 19 44.09
6 27 -43.33
7 30 52.62
8 33 -54.24



(数値実施例2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 108.930 7.36 1.59349 67.0
2 819.902 0.20
3 110.154 2.80 1.65412 39.7
4 55.152 11.50 1.43875 94.7
5 386.853 (可変)
6 58.981 4.24 1.80810 22.8
7 -292.064 1.70 2.00100 29.1
8 58.991 3.95
9 -258.615 1.20 1.95375 32.3
10 67.596 2.79
11 -69.279 1.20 1.43875 94.7
12 67.706 3.20 1.85478 24.8
13 -325.412 (可変)
14(絞り) ∞ 0.50
15 45.065 5.27 1.43875 94.7
16 -89.104 (可変)
17 -38.958 1.50 1.95375 32.3
18 -89.808 (可変)
19 ∞ 4.67(フレアーカット絞り)
20 -2318.115 4.11 1.73800 32.3
21 -40.202 1.76
22 148.923 5.98 1.48749 70.2
23 -30.984 1.40 2.05090 26.9
24 -215.951 0.15
25 59.466 4.23 1.60342 38.0
26 -128.633 (可変)
27 -1612.338 1.80 1.80810 22.8
28 -92.177 1.00 1.88300 40.8
29 40.535 (可変)
30 73.905 1.80 2.00069 25.5
31 46.889 6.20 1.66680 33.0
32 -54.334 (可変)
33 -124.788 1.40 1.59522 67.7
34 125.873 5.13
35* -21.659 1.80 1.58313 59.4
36 -235.332 6.00 1.73800 32.3
37 -29.085 1.64
38 -25.945 2.52 1.80810 22.8
39 -39.867 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第35面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.05735e-005 A 6= 1.51006e-008 A 8= 1.57718e-011 A10= 7.34780e-014

各種データ
ズーム比 4.41
広角 中間 望遠
焦点距離 102.00 220.00 450.00
Fナンバー 5.24 5.75 6.43
半画角(度) 11.98 5.62 2.75
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 198.35 249.94 278.35
BF 14.56 30.77 41.71

d 5 1.50 53.09 81.50
d13 29.76 16.93 1.70
d16 4.44 10.08 18.22
d18 1.50 3.95 1.94
d26 13.09 12.64 1.50
d29 5.36 10.55 30.79
d32 29.12 12.91 1.98
d39 14.56 30.77 41.71

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 173.32
2 6 -56.57
3 14 69.04
4 17 -73.19
5 19 44.94
6 27 -43.25
7 30 54.55
8 33 -51.01



(数値実施例3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 92.856 4.65 1.48749 70.2
2 8370.524 0.15
3 113.303 2.10 1.83400 37.2
4 52.837 5.05 1.60311 60.6
5 195.865 (可変)
6 78.505 2.99 1.54814 45.8
7 -278.759 1.65 1.81600 46.6
8 278.774 3.23
9 ∞ 0.85
10 -173.407 1.10 1.80400 46.6
11 25.878 2.34 2.00069 25.5
12 57.979 1.92
13 -111.912 1.05 1.72916 54.7
14 146.130 (可変)
15(絞り) ∞ 0.98
16 337.439 1.71 1.77250 49.6
17 -86.551 0.15
18 45.888 5.07 1.48749 70.2
19 -61.283 1.25 2.00100 29.1
20 -301.039 (可変)
21 80.776 1.30 2.00100 29.1
22 34.719 0.69
23 36.022 4.39 1.48749 70.2
24 -76.819 0.15
25 70.578 2.08 1.80400 46.6
26 1904.752 (可変)
27 -297.149 1.83 1.80810 22.8
28 -71.478 1.15 1.51742 52.4
29 39.777 3.68
30 ∞ (可変)(フレアーカット絞り)
31 207.079 5.18 1.72047 34.7
32 -37.585 1.20 1.49700 81.5
33 63.653 10.80
34 -36.976 1.55 1.92286 18.9
35 -58.904 (可変)
像面 ∞

各種データ
ズーム比 3.97
広角 中間 望遠
焦点距離 72.86 133.96 289.00
Fナンバー 3.75 4.66 5.83
半画角(度) 16.54 9.17 4.28
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 162.01 202.44 237.12
BF 13.80 31.02 57.79

d 5 0.85 41.28 75.97
d14 25.39 18.50 0.95
d20 31.78 20.31 15.17
d26 16.45 7.22 1.28
d30 3.51 13.88 15.74
d35 13.80 31.02 57.79

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 188.98
2 6 -45.63
3 15 58.52
4 21 67.24
5 27 -85.68
6 31 -143.34



(数値実施例4)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 228.559 2.98 1.48749 70.2
2 3639.985 0.15
3 83.470 2.10 2.00100 29.1
4 60.719 7.96 1.49700 81.5
5 -448.205 (可変)
6 57.958 1.77 2.00100 29.1
7 32.389 2.42 1.76182 26.5
8 58.107 2.98
9 ∞ 1.10
10 -96.998 1.10 1.80400 46.6
11 28.937 3.13 2.00069 25.5
12 114.213 1.96
13 -92.833 1.05 1.72916 54.7
14 116.733 (可変)
15(絞り) ∞ 0.98
16 158.522 2.91 1.80440 39.6
17 -66.653 0.15
18 41.397 4.81 1.48749 70.2
19 -59.684 1.25 2.00069 25.5
20 1506.739 31.78
21 66.989 1.30 2.00100 29.1
22 29.929 0.92
23 31.274 5.64 1.48749 70.2
24 -85.772 0.15
25 59.007 3.17 1.56732 42.8
26 -204.073 (可変)
27 -193.637 2.54 1.80810 22.8
28 -45.887 1.15 1.51742 52.4
29 35.550 3.68
30 ∞ 14.63(フレアーカット絞り)
31 -86.553 5.03 1.73800 32.3
32 -26.706 1.20 1.49700 81.5
33 -572.485 5.69
34 -26.174 2.54 1.95906 17.5
35 -37.704 (可変)
像面 ∞

各種データ
ズーム比 3.18
広角 中間 望遠
焦点距離 78.53 128.75 249.96
Fナンバー 4.16 4.65 5.83
半画角(度) 15.40 9.54 4.95
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 162.07 193.14 217.22
BF 12.47 21.78 39.35

d 5 0.98 32.05 56.12
d14 19.54 14.42 2.03
d26 10.87 6.69 1.50
d35 12.47 21.78 39.35

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 146.00
2 6 -36.58
3 15 45.59
4 27 -42.77



(数値実施例5)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 106.003 8.67 1.60311 60.6
2 1034.244 0.20
3 117.996 2.80 1.65412 39.7
4 53.111 13.26 1.43875 94.7
5 332.540 (可変)
6 43.730 4.87 1.80810 22.8
7 383.315 1.60 2.00100 29.1
8 43.734 4.66
9 -907.743 1.20 1.95375 32.3
10 60.129 4.04
11 -49.503 1.20 1.43875 94.7
12 75.178 3.54 1.85478 24.8
13 -224.792 (可変)
14(絞り) ∞ 0.50
15 43.887 6.12 1.43875 94.7
16 -89.109 (可変)
17 -40.396 1.50 1.95375 32.3
18 -121.549 (可変)
19 ∞ 0.42(フレアーカット絞り)
20 1005.625 4.10 1.66565 35.6
21 -39.934 0.30
22 101.843 5.15 1.51742 52.4
23 -39.909 1.40 2.05090 26.9
24 -455.673 0.15
25 104.025 6.10 1.61340 44.3
26 -32.411 1.20 1.76385 48.5
27 -93.868 (可変)
28 336.008 5.24 1.85478 24.8
29 -48.578 1.00 1.95375 32.3
30 53.446 (可変)
31 58.830 1.80 2.00069 25.5
32 37.784 6.21 1.67270 32.1
33 -79.151 (可変)
34 -45.098 1.40 1.49700 81.5
35 180.267 4.15
36* -29.287 1.80 1.58313 59.4
37 -1022.456 6.00 1.73800 32.3
38 -35.332 1.95
39 -35.734 1.80 1.89286 20.4
40 -54.608 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第36面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.53724e-006 A 6= 2.64486e-009 A 8= 6.01690e-012 A10=-7.14211e-015

各種データ
ズーム比 4.75
広角 中間 望遠
焦点距離 102.00 220.00 485.00
Fナンバー 5.69 6.14 6.43
半画角(度) 11.98 5.62 2.55
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 213.16 266.00 293.16
BF 11.09 26.50 42.04

d 5 1.00 53.84 81.00
d13 29.76 20.58 1.50
d16 4.26 9.00 17.36
d18 7.25 6.36 1.08
d27 14.88 12.86 1.00
d30 6.52 13.88 41.74
d33 34.08 18.67 3.13
d40 11.09 26.50 42.04

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 183.00
2 6 -56.73
3 14 67.97
4 17 -64.02
5 19 48.99
6 28 -58.17
7 31 60.37
8 34 -50.76



(数値実施例6)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 110.778 7.26 1.59349 67.0
2 835.863 0.20
3 112.396 2.80 1.65412 39.7
4 55.868 11.50 1.43875 94.7
5 425.897 (可変)
6 57.681 5.57 1.80810 22.8
7 -316.810 1.70 2.00100 29.1
8 56.427 3.99
9 -269.071 1.20 1.95375 32.3
10 66.902 2.74
11 -70.549 1.20 1.43875 94.7
12 65.314 3.17 1.85478 24.8
13 -401.371 (可変)
14(絞り) ∞ 0.50
15 43.355 5.39 1.43875 94.7
16 -86.597 (可変)
17 -37.890 1.50 1.95375 32.3
18 -87.636 (可変)
19 ∞ 5.23(フレアーカット絞り)
20 1119.365 4.00 1.73800 32.3
21 -40.246 1.71
22 142.728 5.61 1.48749 70.2
23 -30.808 1.40 2.05090 26.9
24 -236.494 0.15
25 62.522 3.87 1.60342 38.0
26 -124.258 (可変)
27 -884.696 1.80 1.80810 22.8
28 -86.555 1.00 1.88300 40.8
29 41.986 (可変)
30 80.941 1.80 2.00069 25.5
31 51.528 5.63 1.66680 33.0
32 -55.497 (可変)
33 -56.930 1.40 1.53775 74.7
34 349.521 4.22
35* -23.822 1.80 1.58313 59.4
36 -203.389 6.00 1.73800 32.3
37 -28.819 1.34
38 -27.069 2.45 1.80810 22.8
39 -42.349 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第35面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.19201e-006 A 6= 7.74796e-009 A 8= 1.62551e-011 A10= 6.47185e-015

各種データ
ズーム比 4.41
広角 中間 望遠
焦点距離 102.00 219.99 450.00
Fナンバー 5.25 5.78 6.43
半画角(度) 11.98 5.62 2.75
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 198.63 250.02 278.63
BF 14.61 32.10 43.74

d 5 1.50 52.89 81.50
d13 29.76 16.62 1.76
d16 4.35 9.57 17.47
d18 1.50 4.03 1.56
d26 12.27 12.33 1.50
d29 5.19 10.53 30.80
d32 31.32 13.83 2.19
d39 14.61 32.10 43.74

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 174.95
2 6 -55.92
3 14 66.69
4 17 -71.03
5 19 44.37
6 27 -43.76
7 30 56.83
8 33 -54.26

L1 第1レンズ群、L2 第2レンズ群、L3 第3レンズ群
OL ズームレンズ、GLR 後群、LR レンズ群(最終レンズ群)

Claims (17)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群と、1つ以上のレンズ群を含む後群からなり、ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    前記後群は、最も像側に配置された負の屈折力の最終レンズ群を有し、
    前記最終レンズ群は、2枚以上の負レンズを有し、
    前記最終レンズ群の少なくとも1枚の負レンズGn1は、材料のd線に対するアッべ数をνd1、g線とF線に対する部分分散比をθgF1とするとき、
    0.020<θgF1−0.6438+0.001682×νd1<0.200
    νd1<23.5
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記最終レンズ群の焦点距離をfLR、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
    −2.00<fLR/ft<−0.05
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 広角端における、前記最終レンズ群の最終レンズ面から像面までの光軸上の距離をBFw、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
    0.01<BFw/fw<0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 広角端における、前記最終レンズ群の最終レンズ面から像面までの光軸上の距離をBFw、望遠端における前記最終レンズ群の最終レンズ面から像面までの距離をBFtとするとき、
    1.5<BFt/BFw<5.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    0.01<f1/fw<3.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記最終レンズ群はズーミングに際して移動し、広角端から望遠端へのズーミングにおける前記最終レンズ群の移動量をM、望遠端における前記ズームレンズの最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLtとするとき、
    0.05<M/Lt<0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記最終レンズ群は2枚以上の負レンズを有し、前記最終レンズ群に含まれる負レンズのうち、前記負レンズGn1と異なる少なくとも1枚の負レンズGn2は、材料のd線に対するアッべ数をνd2とするとき、
    65.0<νd2<100.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記最終レンズ群は2枚以上の負レンズを有し、前記最終レンズ群に含まれる負レンズのうち、前記負レンズGn1と異なる少なくとも1枚の負レンズGn2は、材料のd線に対するアッべ数をνd2、g線とF線に対する部分分散比をθgF2とするとき、
    0.01<θgF2−0.6438+0.001682×νd2<0.20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記最終レンズ群は少なくとも1枚の正レンズを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 前記負レンズGn1は、前記ズームレンズの最も像側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 広角端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の空気間隔をD1w、望遠端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の空気間隔をD1tとするとき、
    D1w<D1t
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. 前記後群は開口絞りを含むことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  13. 前記第2レンズ群はズーミングに際して不動であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項のズームレンズ。
  14. 前記後群は物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群、正の屈折力の第7レンズ群、負の屈折力の第8レンズ群より構成されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  15. 前記後群は物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群より構成されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  16. 前記後群は、負の屈折力の第4レンズ群より構成されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子を備えることを特徴とする撮像装置。
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