JP2020062926A - ハイブリッド車両の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チェーンの異常を検出すると共に、チェーンに異常が生じた場合であっても車両を走行させることのできるハイブリッド車両の駆動装置を提供する。【解決手段】エンジントルクがチェーン23を介して伝達される第1モータ3と走行のためのトルクを出力する第2モータ2と蓄電装置4とを備え、第1モータ3で発電された電力で第2モータ2を駆動して走行する第1走行モードとエンジンを停止しかつ蓄電装置4から供給された電力で第2モータ2を駆動して走行する第2走行モードとを設定可能なハイブリッド車両の駆動装置1において、コントローラー33はエンジンで1モータ3を駆動している場合における、エンジンの回転数と第1モータ3の回転数との差回転数ΔNeが、予め定めた差回転数αより大きい状態が予め定めた時間以上、連続した場合に(ステップS9)、第2走行モードを設定する(ステップS10)。【選択図】図3

Description

この発明は、エンジンとモータとを駆動力源として備えたハイブリッド車両の駆動装置に関するものである。
この種の装置の一例が特許文献1に記載されている。その装置は、エンジンの出力軸に例えば、チェーンによって構成された動力伝達装置を介してジェネレータの回転軸が連結されている。また、エンジンによってジェネレータを駆動して発電し、ジェネレータで発電した電力によってモータを駆動し、そのモータで発生させたトルクによって走行できるように構成されている。
特開2011−148445号公報
特許文献1に記載された装置において、エンジンによってジェネレータを駆動している状態でチェーンに破断などの異常が生じた場合には、エンジンに連結されているギヤなどにチェーンが巻き付いてエンジンの回転がロックされ、また、ジェネレータは惰性で回り続けるなどの事態が生じる可能性がある。そのため、チェーンに破断などの異常が生じた場合には、そのチェーンの異常を速やか検出して所定の退避場所までいわゆる退避走行させることが好ましい。しかしながら、チェーンの異常を検出する構成については特許文献1に記載されておらず、上述したチェーンの異常を速やかに検出して所定の退避場所まで退避走行させるなどの点で改良の余地があった。なお、チェーンの異常を直接検出する装置を設けるとすれば、部材コストや製造コストが増大する可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、既設の構成でチェーンの異常を検出すると共に、チェーンに異常が生じた場合であっても車両を走行させることのできるハイブリッド車両の駆動装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、エンジンで発生させたエンジントルクがチェーンを介して伝達されて駆動される発電機能を有する第1モータと、走行のためのトルクを出力する第2モータと、前記第1モータと前記第2モータとに接続された蓄電装置とを備え、前記エンジンによって前記第1モータを駆動し、前記第1モータで発電した電力によって前記第2モータを駆動して前記第2モータが出力する前記トルクによって走行する第1走行モードと、前記エンジンを停止しかつ前記蓄電装置から供給された電力によって前記第2モータを駆動して前記第2モータが出力する前記トルクによって走行する第2走行モードとを設定することが可能なハイブリッド車両の駆動装置において、前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとを制御するコントローラーを備え、前記コントローラーは、前記エンジンによって前記第1モータを駆動している場合における、前記エンジンの回転数と前記第1モータの回転数との差回転数が、予め定めた差回転数より大きい状態が予め定めた時間以上、連続した場合に、前記第2走行モードを設定することを特徴とするものである。
この発明では、エンジンによって第1モータを駆動している場合における、エンジンの回転数と第1モータの回転数との差回転数が予め定めた差回転数より大きい状態が予め定めた時間以上、連続した場合に、チェーンに異常が生じているとしてエンジンを停止しかつ蓄電装置から供給される電力によって第2モータを駆動して走行する第2走行モードが設定される。つまり、エンジンの回転数と第1モータの回転数との差回転数に基づいてチェーンの異常を検出するように構成されているため、エンジンや第1モータの回転数の制御のために従来一般的に使用される回転数センサやレゾルバなどの既設の構成を使用することができ、またそれら既設の構成を特には変更することがない。そのため、コストアップの要因になりにくい。さらに、チェーンに異常が生じている場合には、第2走行モードが設定されるから、所定の退避場所までいわゆる退避走行を行うことができる。その第2走行モードでは、エンジンは停止させられるから、燃費の悪化を抑制することができる。
この発明の実施形態に係るハイブリッド車両の駆動装置の一例を模式的に示す図である。 ドライブスプロケットとドリブンスプロケットとにチェーンベルトが架け渡された状態を示す図である。 この発明の実施形態で実行される制御の一例を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態で実行される制御の他の例を説明するためのフローチャートである。
図1は、この発明の実施形態に係るハイブリッド車両の駆動装置1の一例を模式的に示す図である。ここに示すハイブリッド車両は、図示しないエンジンとこの発明の実施形態における第2モータに相当する駆動用のモータ2とを駆動力源として備えている。そのハイブリッド車両は、エンジンから出力された動力を発電機3によって電力に変換し、その電力によってモータ2を駆動して走行する第1走行モードと、エンジンを停止した状態でバッテリ4から供給される電力によってモータ2を駆動して走行する第2走行モードと設定可能なシリーズハイブリッド車両である。それらの第1走行モードと第2走行モードとは例えば、バッテリ4の充電容量(SOC)などに基づいて切り替えられるように構成されている。なお、上述したモータ2や発電機3は、永久磁石式の同期電動機のような発電機能のあるモータであってよく、発電機3は、この発明の実施形態における第1モータに相当し、バッテリ4がこの発明の実施形態における蓄電装置に相当している。
エンジンのクランクシャフト5の先端部側に、図1に示すように、当該クランクシャフト5の半径方向に延びるフランジ部6が形成されており、そのフランジ部6に環状のドライブプレート7の内周部がボルト8によって固定されている。また、クランクシャフト5の先端部に軸線方向に窪んだ窪み部9が形成されている。窪み部9は入力軸10の一方の端部を回転可能に支持する部分であって、図1に示す例では、窪み部9の内部に入力軸10の一方の端部が回転可能に挿入されている。窪み部9は上述したように入力軸10の一方の端部を支持するものであるため、クランクシャフト5の回転中心軸線(以下、単に軸線と記す。)と入力軸10の回転中心軸線(以下、単に軸線と記す。)とが同一軸線上になるように形成されている。つまり、クランクシャフト5と入力軸10とがいわゆるインロー嵌合され、また芯出しされている。
入力軸10の他方の端部に図示しないオイルポンプが接続されている。また、入力軸10の軸線と同一の軸線上に、上述したモータ2や、モータ2と駆動輪11との回転数比を変更可能な図示しない変速機構などが設けられている。
ドライブプレート7の外周部におけるエンジンとは反対側の面に、フライホイール12の外周部がボルト13によって連結されている。フライホイール12はエンジントルクの振動を抑制するいわゆるマスダンパとして機能する。そのフライホイール12の内周部に上述した入力軸10が一体化されている。
入力軸10の他方の端部側の外周面に、入力軸10の軸線に対して所定の捩れ角を有するスプライン歯14が形成されている。そのスプライン歯14にスプロケット軸15が嵌合している。スプロケット軸15は円筒状に形成されており、その内面に入力軸10のスプライン歯14と噛み合うスプライン歯16が形成されている。入力軸10とスプロケット軸15とがスプライン結合されている。なお、スプロケット軸15は、入力軸10におけるオイルポンプ側の他方の端部から嵌合される。
スプロケット軸15と入力軸10とを組み付けるため、また、入力軸10からスプロケット軸15が抜け出ることを防止するために、スプロケット軸15におけるオイルポンプ側の端部に当接するようにナット17が設けられている。具体的には、入力軸10におけるスプライン歯14が形成された位置よりもオイルポンプ側の入力軸10の外径が小さく形成されており、その部分に雄ねじ18が形成され、その雄ねじ18にナット17が締め付けられている。こうして入力軸10とスプロケット軸15とが軸線方向に一体化されている。
スプロケット軸15におけるオイルポンプ側の端部に、環状の連結プレート19の内周部が溶接などにより一体化されている。連結プレート19の外周部にはドライブスプロケット20が一体に形成されている。ドライブスプロケット20は、連結プレート19よりもエンジン側に突出するように形成されており、その内周面とスプロケット軸15の外周面との間に隙間が設けられている。また、発電機3の回転軸21にドリブンスプロケット22が取り付けられている。それらのスプロケット20,22の外周面には、チェーンによって構成されたベルト(以下、チェーンベルトと記す。)23が係止する複数の歯24がそれぞれ形成されている。
図2は、ドライブスプロケット20とドリブンスプロケット22とにチェーンベルト23が架け渡された状態を示しており、図2に示すように、ドライブスプロケット20はドリブンスプロケット22と比較して大径に形成されている。そのため、チェーンベルト23を介してそれらのスプロケット20,22の間でトルクを伝達する場合には、ドライブスプロケット20の回転数に対してドリブンスプロケット22の回転数が高くなる。つまり、チェーンベルト23と各スプロケット20,22とはエンジン回転数を増速して発電機3に伝達する増速機構を構成している。
また、発電機3や上述したオイルポンプ、変速機構などを収容する図示しないハウジングがエンジンの出力側に設けられている。そのハウジングに、エンジン側のエリアとオイルポンプ側のエリアとを隔てる隔壁部25が形成されている。隔壁部25には、入力軸10およびスプロケット軸15が挿入される貫通孔26が形成されるとともに、隔壁部25におけるオイルポンプ側の側面に、入力軸10とスプロケット軸15とが挿入される円筒部27が形成されている。その円筒部27の外周面にボールベアリング28が嵌合されており、ボールベアリング28のアウターレースにドライブスプロケット20が嵌合している。
さらに、図1に示す例では、貫通孔26とスプロケット軸15との間に、リップシール29が圧入されており、ハウジングのうちの隔壁部25よりもドライブスプロケット20やオイルポンプ側のエリアに供給されたオイルが、外部に漏洩することを抑制している。また、スプロケット軸15のエンジン側の端部と入力軸10との間にもリップシール30が圧入されており、上記と同様にオイルが外部に漏洩することを抑制している。なお、軸線方向でスプロケット軸15を挟んでエンジンとは反対側にも入力軸10が挿入される貫通孔31を有する隔壁部32が設けられており、その隔壁部32を挟んでエンジンとは反対側のエリアで入力軸10にオイルポンプが連結されている。
そして、上記のエンジンや発電機3、モータ2などの動作状態をそれぞれ制御するこの発明の実施形態におけるコントローラーに相当する電子制御装置(ECU)33が設けられている。ECU33は、例えばマイクロコンピュータを主体にして構成され、入力された各種データや予め記憶させられているデータなどに基づいて演算を行い、その演算結果を制御指令信号として出力するように構成されている。そのECU33に入力されるデータとしては、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサ(以下、NEセンサと記す。)34、発電機3の回転数を検出する発電機3用の回転数センサ(以下、レゾルバと記す。)35、モータ2の回転数を検出するモータ回転数センサ、バッテリ4の充電容量(SOC)を検出するバッテリセンサなどの各種センサの検出データを挙げることができる。
この発明の実施形態に係るハイブリッド車両は、上述したように、エンジントルクをチェーンベルト23を介して発電機3に伝達することによって発電機3を駆動し、発電機3で発電した電力によってモータ2を駆動して走行する第1走行モードを設定できるように構成されている。そのため、チェーンベルト23が破断してしまうと、エンジンによって発電機3を駆動することができず、発電機3で発電した電力によってモータ2を駆動して走行することができない。また、エンジンによって発電機3を駆動している場合にチェーンベルト23が破断すると、発電機3を回転させるためのトルクがエンジンに作用しなくなるので、エンジン回転数が過大になり、燃費が悪化する可能性がある。さらに、破断したチェーンベルト23が発電機3の回転軸21や、各スプロケット20,22などに巻き付いてそれらの回転がロックされてしまう可能性がある。
この発明の実施形態に係る駆動装置1は、上述したチェーンベルト23の破断などの異常を速やかに検出すると共に、チェーンベルト23に異常が生じた場合であっても走行できるように構成されている。その制御の一例を図3にフローチャートで示してある。ここに示すルーチンはエンジンによって発電機3を駆動している状態で、ECU33によって所定の短時間ごとに繰り返し実行される。具体的には、図示しないパワースイッチが操作されてハイブリッド車両が発進可能な状態(Ready on)にされ(ステップS1)、その状態でエンジンが駆動され、エンジントルクによって発電機3が駆動される(ステップS2)。いわゆるファイヤリングが開始される。エンジンが駆動されると、エンジントルクによってドライブスプロケット20が回転させられ、チェーンベルト23を介してドリブンスプロケット22が回転させられる。ドリブンスプロケット22の回転に伴って当該ドリブンスプロケット22が取り付けられている発電機3の回転軸21が回転させられる。こうして発電機3が駆動され、発電機3で発電した電力はモータ2に供給されてモータ2を駆動し、また、バッテリ4に供給されて充電される。
次いで、エンジン回転数と発電機3の回転数とがそれぞれ検出される(ステップS3)。エンジン回転数と発電機3の回転数とは、上述したNEセンサ34とレゾルバ35とによってそれぞれ検出することができる。ステップS3に続いて、エンジン回転数と発電機3の回転数との差回転数ΔNeが算出され、それらの差回転数ΔNeが予め定めた差回転数である閾値αより大きい、つまり閾値αの範囲外であるか否かが判断される(ステップS4)。エンジン回転数と発電機3の回転数との差回転数は、ドライブスプロケット20の外径とドリブンスプロケット22の外径とによって設計上、ほぼ定まる。また、閾値αはエンジントルクの振動に起因するエンジン回転数の変動および発電機3の回転数の変動を考慮した値であり、一例として、上述した設計上、ほぼ定まるエンジン回転数と発電機3の回転数との差回転数よりも大きい値に設定されている。なお、差回転数ΔNeはファイヤリングを行っている場合における、エンジン回転数と発電機3の回転数との実際の差回転数である。また、チェーンベルト23と各スプロケット20,22とは上述したように、増速機構を構成しているから、差回転数ΔNeはエンジン回転数に応じて変化する。そのため、閾値αは、エンジン回転数に応じて変化するように設定されていて、その閾値αは実験により予め定めることができる。つまり、ステップS4では、現時点でのエンジン回転数における差回転数ΔNeが、現時点でのエンジン回転数に対応する閾値αより大きいか否かが判断される。
ここで、チェーンベルト23が破断した場合におけるエンジン回転数の変化と、発電機3の回転数の変化とについて説明する。ここに示す例では、エンジントルクによって発電機3を駆動しており、また、チェーンベルト23と各スプロケット20,22とによって増速機構が構成されている。そのため、チェーンベルト23が破断すると、エンジンには、発電機3を駆動するトルクが作用しなくなるので、エンジン回転数は高くなる。一方、発電機3には、エンジントルクが作用しなくなるので、発電機3の回転数は低下する。
差回転数ΔNeが閾値αより小さい場合は、設計上、ほぼ定まる差回転数をほぼ維持していることを意味する。すなわち、チェーンベルト23に異常は生じていないと考えられる。この場合には、ステップS5に進んでチェーンベルト23の異常をカウントする異常検出カウンターにおけるカウント値を増減することなく、現時点でのカウント値を維持する。なお、カウント値は、一例として異常を検出した回数のことであり、この発明の実施形態におけるハイブリッド車両の出荷時などには、例えばカウント値は「0」に設定されていて、チェーンベルト23の異常をカウントするごとに、増大されるようになっている。
ステップS5に続いて、予め定めた期間(時間)よりも長く、カウント値が増減することなく維持されているか否かが判断される(ステップS6)。その期間は実験により予め定めることができ、予め定めた期間より長く、カウント値が同じ値に維持されている場合には、ステップS7に進んで異常検出カウンターのカウント値がリセットされる。これに対して、予め定めた期間内でカウント値が変化している場合には、ステップS3に戻る。
ステップS4において、差回転数ΔNeが閾値αより大きい場合は、チェーンベルト23に異常が生じている可能性が高く、この場合には、ステップS8に進んで、異常検出カウンターのカウント値がカウントアップされる。次いで、異常検出カウンターのカウント値が予め定めた回数以上であるか否かが判断される(ステップS9)。つまり、差回転数ΔNeが閾値αより大きい状態が予め定めた時間以上、連続しているか否かが判断される。カウント値が予め定めた回数より小さい場合には、上述したステップS3に戻る。あるいは、このルーチンを一旦リターンしてもよい。これに対して、カウント値が予め定めた回数以上の場合にはステップS10に進み、チェーンベルト23に異常が生じている可能性が高いとして、エンジンを停止する。具体的には、エンジンに対する燃料の供給や、図示しないイグナイタによるエンジンの点火が停止され、第1走行モードから第2走行モードに切り替えて走行する。その後、このルーチンを一旦リターンする。
したがって、図3に示す制御例によれば、エンジン回転数や発電機3の回転数を制御するために、従来一般的に設けられている上述したNEセンサ34やレゾルバ35などの既設の構成を使用してチェーンベルト23の異常を検出できる。つまり、チェーンベルト23の異常を直接検出する手段を設けたり、既設の構成を特には変更したりすることがないので、コストアップの要因になりにくい。また、チェーンベルト23に異常が生じている可能性が高いと判断された場合には、第1走行モードから第2走行モードに切り替えるから、走行を継続することができる。いわゆる退避走行を行うことができる。
ところで、エンジンによって発電機3を駆動している状態でチェーンベルト23が破断すると、エンジンには、上述したように、発電機3を駆動するトルクが作用しなくなるので、エンジン回転数は高くなる。一方、発電機3には、エンジントルクが作用しなくなるので、発電機3の回転数は低下する。そのため、エンジン回転数が発電機3の回転数より高い場合は、チェーンベルト23に異常が生じている可能性が高く、この場合には、直ちにエンジンを停止すると共に、第1走行モードから第2走行モードに切り替えることが好ましい。図4は、その制御例を説明するためのフローチャートである。なお、図4のフローチャートにおいて、上述した図3のフローチャートと制御内容が同じ制御ステップについては、図3のフローチャートと同じステップ番号を付けてある。
図4に示す例では、ステップS3に続いて、エンジン回転数が発電機3の回転数を超過しているか否かが判断される(ステップS11)。エンジン回転数が発電機3の回転数を超過している場合には、上述したステップS10に進み、カウント値が予め定めた回数を超えることを待つことなく、直ちにエンジンが停止される。また、第1走行モードから第2走行モードに直ちに切り替えられる。なお、エンジン回転数が発電機3の回転数を超過していない場合には、ステップS4に進み、上述した各制御が実行され、図3に示す制御例と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、この発明は上述した実施形態に限定されないのであって、特許を請求している範囲で適宜に変更して実施することができる。例えば、発電機3によってエンジンをクランキングしている場合に、図3に示す制御例を行うように構成されてもよい。このような構成であっても、チェーンベルト23の異常を検出し、第2走行モードを設定してこの発明の実施形態におけるハイブリッド車両を走行させることができる。なおまた、上述したチェーンの異常は、発電機3に対する発電の制御指令値と、発電機3による実際の発電量との差に基づいて検出することとしてもよい。
1…駆動装置、 2…モータ(第2モータ)、 3…発電機(第1モータ)、 23…チェーンベルト、 33…電子制御装置(コントローラー)。

Claims (1)

  1. エンジンで発生させたエンジントルクがチェーンを介して伝達されて駆動される発電機能を有する第1モータと、走行のためのトルクを出力する第2モータと、前記第1モータと前記第2モータとに接続された蓄電装置とを備え、前記エンジンによって前記第1モータを駆動し、前記第1モータで発電した電力によって前記第2モータを駆動して前記第2モータが出力する前記トルクによって走行する第1走行モードと、前記エンジンを停止しかつ前記蓄電装置から供給された電力によって前記第2モータを駆動して前記第2モータが出力する前記トルクによって走行する第2走行モードとを設定することが可能なハイブリッド車両の駆動装置において、
    前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとを制御するコントローラーを備え、
    前記コントローラーは、
    前記エンジンによって前記第1モータを駆動している場合における、前記エンジンの回転数と前記第1モータの回転数との差回転数が、予め定めた差回転数より大きい状態が予め定めた時間以上、連続した場合に、前記第2走行モードを設定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
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