JP2020061210A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電池モジュールを搭載する移動体が移動した場合であっても、電池セルに接続されている接続部品が破損する虞を低減できる。【解決手段】配列された複数の電池セル2と、隣接し合う電池セルの間に配置される弾性体10とを備え、弾性体は、第1弾性体4と、第1弾性体4よりも外側に配置される第2弾性体6とを含み、第2弾性体6は、ゴムまたはダイラタンシーであることから、第2弾性体6は、第1弾性体4よりも弾性率が高い特性を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、電池モジュールに関し、より特定的には、複数の電池セルが配置された電池モジュールに関する。
近年では、電気自動車およびハイブリッド自動車などの電気で駆動する車両の需要が高まっている。このような車両は、電池モジュールを搭載する。電池モジュールは、充電可能な複数の電池セルを備える。
一般的に、電池セルは、充電されることにより膨張し、放電されることにより収縮する。特許文献1および特許文献2では、電池セルの膨張および収縮を吸収するためのバネ部材を、隣接する電池セルの間に配置させる技術が開示されている。
特開2005−197179号公報 特開2007−294407号公報
特許文献1および特許文献2記載の技術では、電池モジュールを搭載している移動体が移動した場合には、該移動に基づく振動により、バネ部材が変形する場合がある。バネ部材が変形すると、複数の電池セルの相対的位置が変化し、その結果、電池セル同士を接続させる接続部品(バスバなど)に対して応力がかかり、該接続部品が破損する虞があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、電池モジュールを搭載する移動体が移動した場合であっても、電池セルに接続されている接続部品が破損する虞を低減できる電池モジュールを提供することである。
本開示に係る電池モジュールは、配列された複数の電池セルと、隣接し合う電池セルの間に配置される弾性体とを備え、弾性体は、第1弾性体と、第1弾性体よりも外側に配置される第2弾性体とを含み、第2弾性体は、第1弾性体よりも弾性率が高い特性を有する。
本開示による電池モジュールによれば、電池モジュールを搭載する移動体が移動した場合であっても、電池セルに接続されている接続部品が破損する虞を低減できる。
本実施形態に従う電池モジュールを示す図である。 本実施形態に従う弾性体を示す図である。 別の実施形態に従う電池モジュールを示す図である。 別の実施形態に従う電池モジュールを示す図である。 別の実施形態の第1弾性体の圧縮量と電池セルに加わる荷重との関係を示す図である。 別の実施形態に従う弾性体を示す図である。 スペーサを示す図である。 別の実施形態に従う電池モジュールを示す図である。 別の実施形態に従う電池モジュールを示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。以下に、本実施形態の電池モジュールを説明する。この電池モジュールは、該電池モジュールからの電力に基づいて移動する移動体に搭載される。移動体は、車両、自動車、自動二輪車、および飛行体(ドローンなど)などを含む。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態の電池モジュールについて説明する。図1は、本実施形態に従う電池モジュール100の一部の断面図である。電池モジュール100は、複数の電池セル2と、弾性体10と、バスバ82を含む。図1では、複数の電池セル2のうち2つの電池セル2を示し、他の電池セルについては記載していない。なお、本願の図面(図1など)において、電池セル2の配列方向をX軸方向とする。また、X軸方向と直交する方向をY軸方向およびZ軸方向とする。
電池セル2は、典型的には、二次電池である。二次電池は、例えば、リチウムイオン電池、およびニッケル水素電池などの電池である。
複数の電池セルにおいて、隣接し合う電池セル(図1の2つの電池セル2)の間には、弾性体10が配置される。
電池セル2は、端子80を有する。隣接する電池セル2の端子80のそれぞれには、バスバ82が接続される。バスバ82は、隣接する電池セル2を電気的に接続する。
図2は、弾性体10を示す図である。図2(A)は、Z−X平面において、弾性体10を示した図である。図2(B)は、Y−Z平面において、弾性体10を示した図である。図2(A)は、図2(B)のA−A線での断面図でもある。図1および図2を参照して弾性体10を説明する。弾性体10は、第1弾性体4と、第2弾性体6と、板部材8とを含む。
板部材8は、Z軸方向およびY軸方向に延伸する板状の部材である。板部材8は互いに対向する2つの主面8aを有する。板部材8の2つの主面8aそれぞれには、第1弾性体4が配置される。本実施形態の第1弾性体4は、金属バネである。第1弾性体4の数は1個としてもよく、複数個としてもよい。
図1および図2(A)の例では、各主面8a上に、Z軸方向に沿って、3個の第1弾性体4が配置されている。図2(B)の例では、各主面8a上に、Y軸方向に沿って、3個の第1弾性体4が配置されている。つまり、図1および図2の例では、各主面8a上に、9個の第1弾性体4が配置されている。第1弾性体4の数は、電池セル2のZ軸方向の長さ、およびY軸方向の長さに応じて、適宜、変更するようにしてもよい。
第1弾性体4は、押し板部4aと基部4bとを含む。基部4bの一端は、板部材8に接続されており、基部4bの他端には、押し板部4aが設けられている。押し板部4aは、電池セル2に当接する。
次に、第2弾性体6について説明する。第2弾性体6は、第1弾性体4よりも弾性率が高い特性を有する。第2弾性体6は、典型的には、ゴム材、およびダイラタンシー材などのいずれかである。ダイラタンシー材は、高周波である振動に対しては高い弾性率となり、低周波である振動に対しては低い弾性率となる特性を有する。移動体の移動による振動は、一般的に、高周波である振動となる。したがって、ダイラタンシー材は、移動体の移動による振動に対して高い弾性率となる特性を有する。
第2弾性体6は、第1弾性体4よりも外側に配置される。図1および図2に示すように、第2弾性体6は、典型的には、額縁形状に形成される。第1弾性体4は、第2弾性体6がなす額縁の内部に形成される。換言すれば、図1および図2に示すように、Z軸方向、およびY軸方向において、第2弾性体6は、第1弾性体4よりも外側に配置される。
電池セル2が充電されたときは、電池セル2は樽形状に膨張する。つまり、図1に示すように、電池セル2が充電されたときは、X軸方向における電池セル2の中央部2aの寸法が大きくなる一方、電池セル2の端部2bの寸法はあまり大きくならない。電池セル2は放電されたときは、電池セル2は元の形状に戻る。つまり、電池セル2は充電時および放電時において、X軸方向における電池セル2の中央部2aの寸法が変化する。
電池セル2の充電時および放電時において、電池セル2のこのような変化が生じた場合において、隣接する電池セル2のそれぞれが直接当接されていると、該隣接する電池セル2の相対的な位置関係が変化してしまう。その結果、電池セル2に接続されている接続部品(バスバ82など)に応力がかかってしまい、接続部品が破損する場合などがある。
そこで、本実施形態の電池モジュール100は、隣接する電池セル2の間に第1弾性体4を配置する。第1弾性体4は、電池セル2の中央部2aに配置される。その結果、第1弾性体4は、電池セル2の中央部2aの寸法の変化を吸収することができる。したがって、バスバ82などの電池セル2に接続されている接続部品に応力がかかることを防止でき、結果として、接続部品が破損することを防止できる。
また、電池モジュール100は移動体に搭載され、移動体の移動により、振動が生じる。この振動により、第1弾性体4は弾性変形する虞がある。第1弾性体4が弾性変形すると、隣接する電池セル2の相対的な位置関係が変化してしまう。その結果、電池セル2に接続されている接続部品(バスバ82など)に応力がかかってしまい、接続部品が破損する場合などがある。
そこで、本実施形態の電池モジュール100は、第1弾性体4に加えて、隣接する電池セル2の間に第2弾性体6を配置する。第2弾性体6は、第1弾性体4よりも弾性率が高い。また、第2弾性体6は、第1弾性体4よりも外側に配置される。その結果、第2弾性体6は、移動体の移動に基づく振動を吸収できる。したがって、電池セル2に接続されている接続部品に応力がかかることを防止でき、結果として、接続部品が破損することを防止できる。
なお、第2弾性体6を、第1弾性体4の内部に配置させる構成を採用することも考えられる。しかしながら、この構成を採用した場合には、第2弾性体6は第1弾性体4よりも弾性率が高いことから、電池セル2の中央部2aの寸法変化の第1弾性体4による吸収を阻害してしまう。本実施形態のように、第2弾性体6を、第1弾性体4の外部に設けることにより、電池セル2の中央部2aの寸法変化を第1弾性体4に適切に吸収させることができる。
また、第2弾性体6を、弾性を有さない剛体とする構成を採用することも考えられる。しかしながら、この構成を採用した場合には、剛体である第2弾性体6は、移動体の移動に基づく振動を吸収することができない。したがって、電池セル2に接続されている接続部品に応力がかかってしまい、結果として、接続部品が破損し得る。
そこで、本実施形態では、第2弾性体6として、第1弾性体4よりも弾性率が高い特性を有する材料を用いる。これにより、移動体の移動に基づく振動を、第2弾性体6に吸収させることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態の電池モジュール100は、第1弾性体4として、金属バネを用いるとして説明した。しかしながら、第1弾性体4として、金属バネ以外にも空気バネを採用することもできる。空気バネは、典型的には、梱包材などに用いられる気泡緩衝材、およびラミネートフィルムを熱圧着した空気袋などである。
図3は、第1弾性体42として、気泡緩衝材を用いた例を示した図である。図3(A)は、第2実施形態の電池モジュール102をZ−X平面において示した図である。図3(B)は、第2実施形態の弾性体30をY−Z平面において示した図である。
弾性体30は、気泡緩衝材である第1弾性体42と、第2弾性体6と、板部材8とを含む。
図3(B)に示されるように、板部材8の一面には、第2弾性体6が、額縁形状に形成される。複数の第1弾性体42は、第2弾性体6で構成される額縁の内部に形成される。図3(B)の例では、18個の第1弾性体42が形成される。複数の第1弾性体42にはそれぞれ、空気が充填されている。図3(A)に示されるように、第1弾性体42は、電池セル2に対して面接触する。
弾性体30の製造方法の一例として、複数の第1弾性体42が形成された板部材8に対して、この板部材8の周縁に、額縁形状の第2弾性体6を接合させる。これにより、弾性体30を製造することができる。
図4は、第1弾性体44として、ラミネートフィルムを用いた実施形態を示した図である。図4(A)は、この実施形態の電池モジュール103をZ−X平面において示した図である。図4(B)は、この実施形態の弾性体32をY−Z平面において示した図である。
弾性体32は、第1弾性体44と、第2弾性体6と、板部材8とを含む。
図4(B)に示されるように、板部材8の一面には、第2弾性体6が、額縁形状に形成される。第1弾性体44は、第2弾性体6で構成される額縁の内部に形成される。第1弾性体44は、ラミネートフィルムの周縁を、板部材8に対して熱圧着し、ラミネートフィルムと板部材の間に空気Rを介在させることで構成される。図4(A)に示されるように、第1弾性体44は、電池セル2に対して面接触する。
また、弾性体32の製造方法の一例として、第1弾性体44が形成された板部材8に対して、この板部材8の周縁に、額縁形状の第2弾性体6を接合させる。これにより、弾性体32を製造することができる。
図5は、弾性体として、弾性体30または弾性体32が用いられた場合の第1弾性体(第1弾性体42、第1弾性体44)の圧縮量と、隣接する電池セル2それぞれに加わる荷重との関係を示した図である。図5の縦軸は荷重を示し、横軸は圧縮量を示す。図5で示されている圧縮量の値であるA、B、Cについては、A<B<Cとなる。また、図5で示されている荷重の値であるAL、BL、CLについては、AL<BL<CLとなる。
電池セル2が完全に放電した状態、つまり、SOC(State Of Charge)が0%である状態であるときには、第1弾性体の圧縮量は、Aとなり、電池セル2に加わる荷重は、ALとなる。
本実施形態では、電池セル2のSOCが予め定められた値である場合に、本実施形態の弾性体30または弾性体32を組み付けることが好ましい。弾性体30または弾性体32の組付け時には、第1弾性体の圧縮量は、Bとなり、電池セル2に加わる荷重は、BLとなる。
電池セル2が完全に充電した状態、つまり、SOCが100%である状態であるときには、第1弾性体の圧縮量は、Cとなり、電池セル2に加わる荷重は、CLとなる。圧縮量Cは、第1弾性体の圧縮限界量となる。
また、本実施形態の第1弾性体の吸収ストロークは、「C−A」となる。
図6は、図3に示した第2実施形態の変形例の弾性体34を示す図である。図6(A)は、Z−X平面において弾性体34を示した図である。図6(B)は、Y−Z平面において、弾性体34を示した図である。
図3の例では、複数個(図3(B)の例では18個)の収容体の全てに空気を充填させることにより、該複数個の第1弾性体42を構成し、さらに、第2弾性体6を別個に設けるとして説明した。
図6の例では、Y−Z平面において、板部材8に複数(図6の例では20個)の収容体を設ける。さらに、各収容体において、Y−Z平面の外周部に位置するほど、ゴム材、およびダイラタンシー材のいずれかの封入割合を高めるようにする。
図6(B)の例では、Y−Z平面の外側に配置される収容体に、ゴム材、およびダイラタンシー材のいずれかが封入されることにより、第2弾性体54が形成される。この第2弾性体54が、額縁形状の第2弾性体6(図2(B)など参照)の役割を果たす。一方、Y−Z平面の内側に配置される収容体に、空気が封入されることにより、第1弾性体52が形成される。
図6(C)は、電池セル2の中央部2aの膨張時の変化量を、第1弾性体52および第2弾性体54が吸収する量を示す図である。図6(D)は、移動体の移動に基づく振動を、第1弾性体52および第2弾性体54が吸収する量を示す図である。図6(E)は、収容体の内部に混合されている空気の割合を示す図である。
図6(C)に示すように、第1弾性体52は、電池セル2の中央部2aの膨張時の変化量を吸収する量は多く、第2弾性体54は、該変化量を吸収する量は少ない。図6(D)に示すように、第1弾性体52は、移動体の移動に基づく振動を吸収する量は少なく、第2弾性体54は、該変化量を吸収する量は多い。図6(E)に示すように、第1弾性体52は、収容体の内部に混合されている空気の割合が大きく、第2弾性体54は、収容体の内部に混合されている空気の割合が少ない。
このように、本実施形態の弾性体では、第1弾性体を金属バネではなく、空気バネで構成する。これにより、以下のような効果を奏する。
(1) 空気バネは、金属バネと比較して、収縮するストロークが長い(圧縮率が高い)。したがって、電池セル2の中央部2aが膨張した場合であっても、該膨張を効率的に吸収することができる。よって、電池セル2の中央部2aが膨張した場合であっても、電池モジュール100のスタック長(X軸方向の長さ)が長くなることを低減でき、電池モジュール100のエネルギー密度が低下してしまうことを低減できる。エネルギー密度とは、典型的には、電池モジュール100の電力を、電池モジュール100の体積で除算した値である。「エネルギー密度が低下する」とは、電池モジュール100が占める体積(サイズ)が大きくなることをいう。つまり、本実施形態の電池モジュール100では、電池セル2の中央部2aが膨張した場合であっても、電池モジュール100が大きくなることを低減できる。
(2) 空気バネは、空気であることから、金属バネと比較して、電池モジュールの重量を軽くできる。
(3) 図3(A)で説明したように、空気バネ(第1弾性体42)は、電池セル2に対して面接触する。したがって、第1実施形態で説明した押し板部4aを設ける必要がない。よって、第1実施形態と比較して、電池モジュール100のスタック長を短くでき、電池モジュール100のエネルギー密度が低下することを低減できる。
(4) 空気バネ(第1弾性体42)は、電池セル2に対して面接触する。したがって、第1弾性体42が電池セル2の接触面において摺動することを防止でき、結果として、電池セル2が摩耗することを防止できる。
(5) 第1弾性体としての気泡緩衝材およびラミネートフィルムなどについては、樹脂フィルムの熱付着などで形成できる。したがって、第1実施形態の第1弾性体と比較して、部品点数も少なくすることができるとともに、低コストにすることができる。
(6) 第1弾性体としての気泡緩衝材およびラミネートフィルムなどは、樹脂製である。したがって、この第1弾性体を隣接する電池セル2の間に配置することにより、この第1弾性体をこの隣接する電池セル2の間での絶縁体として機能させることができる。
(7) 複数の電池セル2は隣接して配置されている。したがって、複数の電池セル2のうちの1つの電池セル2が破損すると、連鎖して他の電池セル2も破損する虞がある。そこで、本実施形態では、収容体に空気を充填させた第1弾性体を電池セル2間に配置させる。これにより、仮に、複数の電池セル2のうちの1つの電池セル2が破損したとしても、第1弾性体を断熱材として機能させることができる。したがって、複数の電池セル2のうちの1つの電池セル2が破損したとしても、連鎖して他の電池セル2が破損することを防止できる。
(8) 第1弾性体42の、電池セル2と面接触する箇所にゴムを付着するようにしてもよい。このような構成によれば、第1弾性体42の、電池セル2に対する摩擦力を向上させることができる。したがって、移動体の移動に基づく振動を吸収する機能を第1弾性体42にも、持たせることができる。
[第3実施形態]
前述のように、複数の電池セル2それぞれは、充電されたときには膨張する。ここで、複数の電池セル2それぞれの膨張時の変化量にばらつきが生じる場合がある。このばらつきが生じた場合には、複数の電池セル2それぞれの相対的位置が変動する。この相対的位置が変動した場合には、電池セル2に接続されている接続部品に応力がかかってしまい、電池セル2に接続されている接続部品(バスバ82など)が破損する虞がある。
そこで、第3実施形態では、複数の電池セル2それぞれの膨張時の変化量のばらつきが生じた場合であっても、電池セル2に接続されている接続部品が破損することを防止する電池モジュールを説明する。
図7は、本実施形態で用いるスペーサ70を示す図である。図7(A)は、Z−X平面において、スペーサ70を示した図である。図7(B)は、Y−Z平面において、スペーサ70を示した図である。
スペーサ70は、剛体72と弾性体74とを含む。剛体72は、弾性体74の外周部に設けられる。さらに、弾性体74のうち内側の箇所が、第1弾性体として機能する。弾性体74のうち外側の箇所が、第2弾性体として機能する。前述のように、第2弾性体は、第1弾性体よりも弾性力が高い。また、弾性体74が、第1実施形態および第2実施形態で説明した弾性体10、弾性体30、弾性体32、および弾性体34に対応する。
特に図示しないが、電池セル2は、電池本体と、該電池本体を収容するセル缶とを含む。図7(B)に示すように、Z−Y平面におけるスペーサ70の剛体の幅bは、セル缶の厚みと同一または略同一である。
図8は、X−Y平面における本実施形態の電池モジュール104を示した図である。図8の例では、複数の電池セル2それぞれにおいて、隣接する電池セル2の端子80同士が、バスバ82により接続される。複数の電池セル2それぞれにおいて、隣接する電池セル2の間には、スペーサ70が配置される。X軸方向において、複数の電池セル2を挟むように、1組のエンドプレート86が配置される。
Y軸方向において、複数の電池セル2を挟むように、1組の拘束バンド84が取り付けられる。本実施形態では、拘束バンド84は金属製の剛性の帯状部材である。ここで、1組の拘束バンド84の接合手法(取付手法)について説明する。
典型的には、拘束バンド84と、スペーサ70とが溶着により接合される。図8の例では、拘束バンド84と、スペーサ70との間に、樹脂材83を介在させる。そして、この樹脂材83を介して、拘束バンド84と、スペーサ70とは溶着される。図8では、この溶着の箇所を溶着箇所90として示す。
溶着の手法については、典型的には、超音波で、拘束バンド84と、電池セル2とを溶着するようにしてもよい。また、レーザで、拘束バンド84と、電池セル2とを溶着するようにしてもよい。
図9は、Z−X平面における第3実施形態の他の実施形態の電池モジュール105を示す図である。図9の例では、拘束バンド84と、スペーサ70の側面とにそれぞれが連通する穴を設ける。その後、その穴に、ホットメルト材(例えば、はんだ材)を流し込むことにより、拘束バンド84と、スペーサ70とが固定される。図9では、この溶着の箇所を溶着箇所92として示す。
なお、変形例として、図8および図9の例において、電池セル2およびスペーサ70とのうち少なくとも一方と、拘束バンド84とを固定するようにしてもよい。つまり、拘束バンド84と、電池セル2とを溶着により接合するようにしてもよい。また、拘束バンド84と、電池セル2およびスペーサ70との双方を溶着により接合するようにしてもよい。
複数の電池セル2それぞれの膨張時の変化量のばらつきにより、複数の電池セル2それぞれの相対的位置が変動する。この相対的位置が変動した場合には、電池セル2に接続されている接続部品に応力がかかってしまい、電池セル2に接続されている接続部品が破損する虞がある。
そこで、本実施形態の電池モジュール104および電池モジュール105は、複数の電池セルを拘束する拘束体を有する。図8および図9の例では、拘束体は、拘束バンド84とエンドプレート86とを含む。さらに、拘束体は、電池セル2およびスペーサ70とのうち少なくとも一方と固定される。
したがって、複数の電池セル2それぞれの膨張時の変化量のばらつきが生じたとしても、複数の電池セル2それぞれの相対的位置の変動を防止できる。よって、電池セル2に接続されている接続部品の破損を防止できる。
[変形例]
図2などでは、第2弾性体6は額縁形状であるとして説明した。しかしながら、第2弾性体6は、第1弾性体4よりも外側に配置されるのであれば、第2弾性体6は如何なる形状であってもよい。第2弾性体6は、例えば、円周形状としてもよい。この場合には、第1弾性体4は、第2弾性体6がなす円周形状の内部に形成される。
また、第2弾性体の形状は、図2で示した第2弾性体6のうち一部としてもよい。例えば、第2弾性体は、第2弾性体6の縦方向の部分を削除し、縦方向の部分で構成される弾性体としてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 電池セル、2a 中央部、2b 端部、4,42,44,52 第1弾性体、4a 板部、4b 基部、6,54 第2弾性体、8 板部材、8a 主面、10,30,32,34,74 弾性体、70 スペーサ、72 剛体、80 端子、82 バスバ、83 樹脂材、84 拘束バンド、86 エンドプレート、90,92 溶着箇所、100,102,103,104,105 電池モジュール。

Claims (1)

  1. 配列された複数の電池セルと、
    隣接し合う電池セルの間に配置される弾性体とを備え、
    前記弾性体は、
    第1弾性体と、
    前記第1弾性体よりも外側に配置される第2弾性体とを含み、
    前記第2弾性体は、前記第1弾性体よりも弾性率が高い特性を有する、電池モジュール。
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