JP2020059649A - 断熱ガラスユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の三重板ガラスの断熱ガラスユニットと比べて断熱性が改善され、質量等他の設計制約も満たすことのできる、陳列用冷蔵庫のドアに使用するのに適した断熱ガラスユニットを提供する。【解決手段】第1、第2および第3の板ガラス(22、32、42)を備えた断熱ガラスユニット(20)で、第1の板ガラス(22)と第2の板ガラス(32)の間、および第2の板ガラス(32)と第3の板ガラス(42)の間に画成された密封間隙を備え、第3の板ガラス(42)は厚さが1.5mm以下のアルミノケイ酸塩ガラスで構成される。【選択図】図2

Description

関連出願の説明
本出願は2014年6月26日に出願された米国仮特許出願第62/017547号、および2014年10月31日に出願された米国仮特許出願第62/073059号の優先権を主張するものである。
本開示は、広く、断熱ガラスユニットに関し、より詳しくは、陳列用冷蔵庫のドアアセンブリに使用できる改善された多重板ガラス断熱ガラスユニットに関する。
商品、例えば、飲料および生鮮食品を冷えた状態に維持するために、陳列用冷蔵庫が、コンビニエンスストア、食料品店、食品自動販売工程などで使用されている。一般に、そのような陳列用冷蔵庫は、冷蔵区画と、所望の商品を取り出すために消費者が開けることのできるドアにより密閉される開口とを備えている。
陳列用冷蔵庫は、作動中に相当な量の電力を消費する。したがって、冷蔵庫の(特に)運転費を節約し、エネルギー効率を改善し、CO2排出量を削減するために、陳列用冷蔵庫の電気使用を低下させる技術を採用することが望ましい。電気使用を低下させる方法の1つは、陳列用冷蔵庫自体をより断熱性にすることである。例えば、冷蔵区画により多くの断熱材を加えることができるであろう。しかしながら、陳列用冷蔵庫の物理的設置面積は大抵制約されており、より厚い断熱材は、冷蔵庫内で利用できる全貯蔵空間を減少させ、それにより、冷蔵庫に入れられる販売品目の数を減少させることを意味するであろう。
熱的性能を改善するための別の機構は、陳列用冷蔵庫のドアをより断熱性にすることである。典型的な陳列用冷蔵庫のドアは、断熱ガラスユニット(IGU)を取り囲む枠を備えている。IGUは、一般に、シールにより周縁で密閉された2枚以上のガラスシートを備える。それらのガラスシートは間隔が置かれており、各ガラスシートの間の空間は一旦密閉されると、アルゴンまたはクリプトンなどの不活性ガスをその中に充填することができる。そうすることにより、陳列用冷蔵庫のドアの断熱性能または熱的性能を改善することができる。
熱的性能を改善することに加え、より断熱性である陳列用冷蔵庫のドアのIGUは、他の設計上の制約を満たす必要もある。これらの制約としては以下が挙げられる:(1)IGUの安定性目的のため、また重さに基づく輸送費の削減のための最小質量;(2)陳列された商品を消費者が見られるようなIGUを通る最大可視透過率;(3)制約された冷蔵庫の設置面積を維持し、既存のハードウェアを使用するために(特に、そのような潜在的な据付けに関する改善された性能向上および経費管理のため)、貯蔵空間が削減される(陳列ドアが一旦閉じられたら)のを防ぐ最小のドアの厚さ;(4)典型的な消費者のそのやり取りと使用の最中にドアが開け閉めされるときにIGUが破損するのを防ぐための頑丈な機械設計;および(5)例えば、既存のハードウェアを使用することによる、最小の製造費。
IGUの熱的性能を改善する方法の1つは、板ガラスの数を2から3に増やすことである。IGUに使用される板ガラスの数を増やすと、IGUの熱的性能を改善することができるが、従来の三重板ガラスのIGUは、他の設計制約、特に、質量と視認性の制約を満たすことができない。
したがって、断熱性が改善され、他の設計制約も満たすことのできる陳列用冷蔵庫のIGUが、当該業界で必要とされている。
本発明の技術の少なくとも1つの実施の形態は、第1、第2および第3の板ガラスを備え、第1の板ガラスと第2の板ガラスの間に第1の密封間隙を、第2の板ガラスと第3の板ガラスの間に第2の密封間隙が画成され、第3の板ガラスが厚さが1.5mm以下のアルミノケイ酸塩ガラスである断熱ガラスユニットである。この断熱ガラスユニットは、従来の三重板ガラスの断熱ガラスユニットと比べて質量が軽く、熱的性能が改善されており、陳列用冷蔵庫のドアに使用するのに特に適している。その板ガラスの厚さは、互いに異なる形態をしていてもよい。
いくつかの実施の形態において、随意的な第4の板ガラスを使用してもよい。参考のために、ここに用いたように、第1と第2の板ガラスは最も外側の板ガラスを構成し、第3および/または第4の板ガラスは、第1の板ガラスと第2の板ガラスの間に配置される。
第3の板ガラスの厚さは、必要に応じて、約0.7mm以下であってよい。随意的な第4の板ガラスの厚さは、1.5mm以下または0.7mm以下であってよい。断熱ガラスユニットは、板ガラス間に画成された間隙をさらに備えている。2枚の板ガラスが使用される場合、第1の板ガラスと第2の板ガラスの間に、第1の間隙が形成される。3枚の板ガラスが使用される場合、間隙(すなわち、第2の間隙および第3の間隙)は、第1の板ガラスと第3の板ガラスの間、および第3の板ガラスと第2の板ガラスの間に配置されるであろう。4枚の板ガラスが使用される場合、間隙は、第1と第3の板ガラスの間、第3と第4の板ガラスの間、および第4と第2の板ガラスの間に配置されるであろう。間隙に、空気、もしくは特に窒素またはアルゴンなどの断熱ガス、もしくはそれらの混合物を充填してもよい。
いくつかの態様において、板ガラスのいずれか1つ以上が強化されており、板ガラスのいずれか1つ以上が、低放射率コーティングまたは他の断熱性コーティングで被覆されてもよい。1つ以上の実施の形態において、板ガラスのいずれか1つ以上が、電子ディスプレイ(例えば、LCDディスプレイ)の一部、バックライトユニット(BLU)の一部を形成しても、導波路または導光板(LGP)として機能しても、タッチ機能表面を形成しても、断熱性を提供しても、剛性および/または機械的構造強度を提供しても、それらの組合せをもたらせてもよい。
本発明の技術の別の実施の形態は、断熱ガラスユニット、およびその断熱ガラスユニットを少なくとも部分的に取り囲む枠を備えた陳列用冷蔵庫のドアである。その断熱ガラスユニットは、ここに記載された2枚、3枚または4枚の板ガラスを備えることがある。
追加の特徴および利点は、以下の詳細な説明に述べられており、一部は、その説明から当業者に容易に明白となるか、または以下の詳細な説明、特許請求の範囲、並びに添付図面を含む、ここに記載された実施の形態を実施することにより認識されるであろう。
先の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方とも、単なる例示であり、請求項の性質および特徴を理解するための概要または骨子を提供することが意図されているのが理解されよう。添付図面は、さらなる理解を与えるために含まれ、本明細書に包含され、その一部を構成する。図面は、1つ以上の実施の形態を示しており、説明と共に、様々な実施の形態の原理および作動を説明する働きをする。
断熱ガラスユニットを使用した陳列用冷蔵庫のドアの斜視図 1つ以上の実施の形態による三重板ガラスの断熱ガラスユニットの側面図 断熱ガラスユニットの中央板ガラスの1つの実施の形態の正面図 1つ以上の実施の形態による四重板ガラスの断熱ガラスユニットの側面図 1つ以上の実施の形態による四重板ガラスの断熱ガラスユニットの側面図 1つ以上の実施の形態による三重板ガラスの断熱ガラスユニットの側面図 異なる断熱ガラスユニットのU値を示すグラフ 異なる断熱ガラスユニットの熱除去要件を示すグラフ
ここで、その例が添付図面に示されている、本発明の技術の様々な非限定的な実施の形態を詳しく参照する。できるときはいつでも、同じまたは同様の部品を指すために、図面に亘り、同じ参照番号が使用される。
図1は、三重板ガラスの断熱ガラスユニット20を取り囲むドア枠15を備えた例示の陳列用冷蔵庫のドア10を提供する。この陳列用冷蔵庫のドア10は、陳列用冷蔵庫の開口を画成する枠に取り付けることができる。陳列用冷蔵庫のドア10は、陳列用冷蔵庫の内部空間を代わる代わる密封したり開いたりし、陳列用冷蔵庫内に貯蔵された品物を手にできるように、開いてまたは引いて開け閉めすることができる。
断熱ガラスユニット20が、図2に示されており、いくつかの実施の形態において、それぞれ、3枚の板ガラス22、32、42を備えることができる。いくつかの実施の形態において、3枚の板ガラスの内の1つを省いて、二重板ガラス構造を提供してもよい。最も外側の板ガラス22は、その外面23が周囲の外部環境または陳列用冷蔵庫の「暖かい側」に面するように配置できる。最も内側の板ガラス32は、その外面33が陳列用冷蔵庫の内部または「冷えた側」に面するように配置できる。中央板ガラス42は、板ガラス22と板ガラス32の間に配置され、それらから間隔を置くことができる。中央板ガラス42は、外側と内側の板ガラス22、32に対して実質的に平行に位置付けることができる、または外側または内側板ガラス22、32から離れるまたはそれに向かうように傾けることができる。板ガラスを2枚しか使用しない場合、中央板ガラス42を省いてよい。ここに記載された板ガラスは透明として見なされるであろうが、断熱ガラスユニットを構成する各板ガラスの全てのある部分が、半透明、不透明またはほとんど不透明(semi-opaque)であって差し支えない。このように、記載された実施の形態などでの板ガラスの特徴付けは、ここに付随する特許請求の範囲を制限すべきではない。
外側と内側の板ガラス22および32は、いくつかの実施の形態において、「厚い」板ガラスであり得る。ある場合には、外側と内側の板ガラス22および32の一方は、「厚い」板ガラスである。あるいは、第3および/または第4の板ガラスが使用される場合、それらは「厚い」板ガラスであることがある。「厚い」ガラスは、少なくとも本発明の技術のいくつかの実施の形態について、厚さが約1.7mmから約3.2mmまたはそれより厚い範囲、およびそれらの間の全ての部分的範囲にあるガラスを意味する。厚いガラスの一例にソーダ石灰ガラスがあるが、本発明の技術の実施に、他の種類のガラスも使用して差し支えない。ソーダ石灰ガラスは、一般に、当業者に公知のフロート法を使用して製造される。他の実施の形態において、外側の板ガラス22は、破損の可能性を最小にするために、例えば、熱的焼き戻し、化学強化などによって、強化することができる。そのような強化法は、当業者に公知である。もちろん、内側の板ガラス32(または使用される場合、第3および/または第4の板ガラス)も強化されていてもよい。
本発明の技術の少なくとも1つの実施の形態において、外側の板ガラス22の内面24は、低放射率コーティング26などの熱コーティングで被覆されていても差し支えない。低放射率コーティングは、当該技術分野で公知であり、その例としては、制限せずに、高レベルの熱的性能および高い可視光線透過率を与える、スパッタ被覆された熱分解コーティングが挙げられる。そのようなコーティングは、銀、チタン、およびフッ素添加酸化スズを含む、様々な金属および/または金属酸化物から形成することができる。適切な低放射率コーティングの例としては、銀および金属酸化物コーティングが挙げられる。
ここに記載された技術の少なくとも1つの代わりの実施の形態において、内側の板ガラス32の内面34も、低放射率コーティング36が被覆されていて差し支えない。外側の板ガラス22および内側の板ガラス32に被覆された低放射率コーティングは、断熱ガラスユニットの所望の性質およびその最終用途に応じて、同じであっても、異なってもよい。コーティングの組合せも使用してよい。
いくつかの実施の形態において、中央板ガラス42は、「薄いガラス」の板ガラスであって差し支えない。いくつかの代わりの実施の形態において、外側および/または内側の板ガラス22および32は、「薄いガラス」の板ガラスであってよい。いくつかの実施の形態において、少なくとも1つの板ガラスは、他の板ガラスと厚さが異なる。例えば、いくつかの実施の形態において、少なくとも1つの板ガラスは「薄いガラス」であってよく、一方で他の板ガラスは薄いガラスではない。「薄いガラス」により、本発明の技術のいくつかの実施の形態について、厚さが約1.5mm以下、あるいは0.9mm未満、あるいは0.8mm未満、あるいは約0.7mm以下である、あるいは約0.1mmから約1.5mmの範囲、あるいは約0.1mmから約0.7mmの範囲、およびそれらの間の全ての部分的範囲にあるガラスを意味する。この薄い板ガラスは、フュージョン法を使用して製造することができる。そのようなフュージョン成形された薄いガラスに使用してよい非限定的組成物としては、アルミノケイ酸塩ガラス、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス、およびアルミノホウケイ酸塩ガラスが挙げられる。Corning Incorporatedから市販されている薄いフュージョン成形されたガラスの例としては、Corning(登録商標)Willow(登録商標)ガラス、Eagle XG(登録商標)ガラス、Gorilla(登録商標)GlassおよびLotus(登録商標)Glassが挙げられる。例示の実施の形態としては、厚さが約0.1mmから約1.5mmの範囲にある薄いフュージョン成形されたガラスが挙げられるであろう。例えば、いくつかの実施の形態は、厚さが約0.1mm、約0.2mm、または約0.3mmであるフュージョン成形されたガラスを含む。いくつかの実施の形態において、薄いフュージョン成形されたガラスの厚さは、約0.4mmから約0.7mmであってよい。いくつかの実施の形態において、薄いフュージョン成形されたガラスの厚さは、約1.5mm以下(例えば、約0.4mmから約1.5mm、0.9mm未満、0.8mm未満、約0.7mm未満、約0.5mm未満、およびそれらの間の全ての部分的範囲)であってよい。板ガラスは、ここで、1枚のガラスシートと称されてきたが、ここに付随の特許請求の範囲は、板ガラスが、ガラス−高分子積層体構造またはガラス−ガラス積層体構造を含む、ガラス積層体構造であって差し支えないので、そのように制限されるべきではないことを留意のこと。適切なガラス−高分子積層体構造としては、高分子フイルムに積層された1枚のガラスシート、中間高分子フイルムを有する2枚のガラスシートなどが挙げられる。適切なガラス−ガラス積層体構造としては、内側ガラスコアおよび1つまたは2つの外側ガラスクラッド層を有する構造体が挙げられる。例示のガラス−ガラス積層体構造およびその製造方法が、共同所有された米国特許第8007913号明細書、米国特許出願公開第2013/0015180号および同第2013/312459号の各明細書、並びに国際公開第14/18838号に記載されており、各々の全てがここに引用される。ここに記載された薄い板ガラスは、フロート法を使用してソーダ石灰ガラスから製造しても差し支えない。フロート法は、約0.7mm以下の所望の厚さを有するソーダ石灰ガラスの板ガラスを得る様式で行うことができる。あるいは、約1.7から約3.2mmの厚さを有する従来のソーダ石灰ガラスの板ガラスを、約0.7mm以下の所望の厚さまで研磨しても差し支えない。
いくつかの実施の形態において、中央板ガラスに薄いガラスを使用すると、従来の陳列用冷蔵庫(すなわち、IGU)製品により与えられないいくつかの利点が与えられる。例えば、薄いガラス(または薄い板ガラス)は、より厚い中央板ガラスを有する従来の三重板ガラスの断熱ガラスユニットと比べて、質量が低下し、視認性がよりよい。薄いガラスは、制約された厚さが要求される従来の三重断熱ガラスユニットと比べて、断熱性もよりよくできる。その上、それぞれ、より厚い外側と内側の板ガラス22および32の間に薄い中央板ガラスを取り囲むことにより、向上した熱効率を提供しつつ、IGUの破損を最小にする頑丈な機械設計を維持する。いくつかの実施の形態において、外側と内側の板ガラス22および32は、薄いガラスを含み、質量をさらに減少させ、改善された光学的要件と強度要件を示すこともある。
中央板ガラス42および最も外側の板ガラス22は、間隔が置かれ、それらの間に間隙52を画成することができ、中央板ガラス42および最も内側の板ガラス32は、間隔が置かれ、それらの間に間隔54を画成する。両方の間隙は、当該技術分野で公知の密封アセンブリにより密封されている。そのような密封アセンブリは、例えば、高分子系シールまたは他のシーリング材から形成できる。断熱ガラスユニットの熱的性能を改善するために、それらの間隙に不活性ガスを充填することができる。適切な不活性ガスとしては、以下に限られないが、アルゴン、クリプトンおよびキセノンが挙げられる。また、不活性ガスの混合物、または1種類以上の不活性ガスと空気との混合物を使用しても差し支えない。適切な混合物としては、90%のアルゴンおよび10%の空気の混合物、あるいは95%のアルゴンおよび5%の空気の混合物、あるいは95%のクリプトンおよび5%の空気の混合物、あるいは22%のアルゴン、66%のクリプトンおよび12%の空気の混合物が挙げられる。断熱ガラスユニットの所望の熱的性能および最終用途に応じて、他の比率の不活性ガス、または不活性ガスと空気も使用して差し支えない。
ここに記載された技術を使用するに際して、少なくともいくつかの実施の形態において、間隙52内のガス圧が、間隙54内のガス圧と異なっても差し支えないことが、当業者に認識されよう。これは、2つの間隙間の平均ガス温度の差によることがある。何故ならば、間隙52は、断熱ガラスユニットの周囲の側、すなわち暖かい側にあり、一方で、間隙54は、陳列用冷蔵庫の内部に近い「冷えた」側にあるからである。差圧は、例示の薄い中央板ガラス42をたわませるのに十分であり得る。たわみが生じるのを防ぐために、間隙52内のガスが、間隙54内のガスと接触できるように、中央板ガラス42に少なくとも1つの通路または開口を設けることができる。これらの間隙の間にガス連通を提供するために、中央板ガラス42にドリルで1つ以上の孔を開けることが可能であるが、そのような孔開けは、薄い板ガラスでは困難であり得、亀裂または破損を生じ得る。ガスを接触させられる都合のよい方法の1つは、図3に示されるように、中央板ガラスの1つ以上の角を切り取ることなどにより、中央板ガラスの外周形状を変えることである。中央板ガラスの一部を除去するまたは切り取ることにより、外周を変えると、中央板ガラスがより強くなり、亀裂または破損の可能性が低くなる。中央板ガラスを断熱ガラスユニット内に封止するときに、切り取られた角48により、ガスが暖かい側の間隙52から冷えた側の間隙54のガスと接触できるようになる。この接触により、これらの間隙の間の差圧の可能性が除かれ、それにより、たわみが最小になるか、なくなる。
間隙52および54の厚さは、様々であって差し支えなく、約8mmから約18mmに及び得ることも、当業者に認識されよう。いくつかの実施の形態において、間隙52および54(またはいずれか他の間隙)のいずれか1つ以上の厚さは、約8mmから約12mmの範囲、または約10mmであってよい。いくつかの実施の形態において、間隙52、54の厚さは異なって差し支えない。断熱ガラスユニット20の全厚は、約40mm以下、好ましくは約36mm以下であり得るが、少なくとも約26mmであり得る。間隙が約14mmから約16mmの範囲にあり、断熱ガラスユニットの全厚が約36mmから約40mmである場合、所望の低いU値が得られる。いくつかの実施の形態において、例えば、陳列用冷蔵庫の設置面積に制約がある場合、断熱ガラスユニットの全厚は約26mmから約28mmであり得る。薄い中央板ガラスを有することのさらに別の効果は、特に制約された厚さを要求する断熱ガラスユニットについて、幅広い間隙が可能になることである。間隙が狭い制約された断熱ガラスユニットの欠点の1つは、間隙内のガスの収縮により、外側の板ガラスがたわみ、中央板ガラスと接触し得るという虞があることである。この結果は、外見上受け入れられないだけでなく、熱が冷蔵庫に直接伝導することが可能になるので、エネルギーの観点からも受け入れられない。より薄い板ガラスを使用すると、より広い間隙が可能になり、したがって、この問題の虞が低下する。
さらなる態様において、本発明の技術の少なくとも1つの代わりの断熱ガラスユニットが、図4に示されている。この実施の形態は、断熱ガラスユニット120が、3枚ではなく4枚の板ガラス:外側板ガラス122、内側板ガラス132、および外側板ガラス122と内側板ガラス132の中間にある2枚の中央板ガラス142と144を備えていることを除いて、図2に示された実施の形態と似ている。一例において、外側と内側の板ガラス122および132は、厚いガラス、例えば、ソーダ石灰ガラスから形成することができ、各々の厚さは、約1.7mmから約3.2mmの範囲にあり得る。別の例において、中央板ガラスは、約0.1mmから約1.5mm、あるいは約0.1mmから約0.7mmの範囲の厚さを有する薄いガラスである。それに代えて、またはそれに加え、外側と内側の板ガラス122および132のいずれか1つ以上が、ここに記載されたように、薄い板ガラスから形成されて差し支えない。それに代えて、またはそれに加え、中央板ガラスのいずれか1つ以上が厚い板ガラスであってもよい。
少なくとも1つの実施の形態において、板ガラス(例えば、122、132、142および144)のいずれか1つ以上は、熱的焼き戻し、化学強化または別の適切な強化法により強化されていて差し支えない。この実施の形態の外側板ガラス122の内面142は、低放射率コーティング126などの熱コーティングで被覆されていても差し支えない。いくつかの実施の形態において、内側板ガラス132の内面134も、低放射率コーティング136により被覆されていてもよい。内面124および内面134に選択された低放射率コーティングは、同じであっても、異なってもよい。断熱ガラスユニットの所望の熱的性能および最終用途に応じて、コーティングの組合せも使用してよい。適切な低放射率コーティングは、図2の実施の形態に関して、先に記載されている。
間隙152、154、および156が、それぞれ、外側板ガラス122と中央板ガラス152の間、2枚の中央板ガラス142および144の間、および中央板ガラス144と内側板ガラス132の間に画成されている。それらの間隙の各々は、当該技術分野で公知のように、密封アセンブリにより密封することができ、不活性ガス、空気、または不活性ガスと空気の混合物が充填されていて差し支えない。適切な不活性ガスの例としては、アルゴン、クリプトン、およびキセノンが挙げられる。
中央板ガラスがたわむのを最小にするまたは防ぐために、間隙内のガスの間の接触を可能にし、それにより、差圧の可能性を除くために、中央板ガラス142および144の各々に、少なくとも1つの通路または開口を設けることができる。いくつかの実施の形態において、中央板ガラスの各々の少なくとも1つの角を切り取ることなどにより、中央板ガラスの外周の形状を変えることによって、通路が設けられる。切り取られた角は、各中央板ガラスについて同じ角であっても、異なった角であっても差し支えない。
間隙152、154および156の厚さは、様々であって差し支えなく、約7mmから約18mmに及び得る。いくつかの実施の形態において、間隙152、154、および/または156の厚さは、異なって差し支えない。断熱ガラスユニット120の4枚の板ガラスの実施の形態の全厚は、約60mm以下、好ましくは約56mm以下であるが、少なくとも約26mmであり得る。間隙が約16mmから約18mmの範囲にあり、断熱ガラスユニットの全厚が約54mmから約60mmである場合、所望の低いU値が得られる。
1つ以上の実施の形態において、板ガラスのいずれか1つ以上が、ディスプレイ(例えば、LCDディスプレイ)の一部を形成しても、断熱性を提供しても、バックライトユニット(BLU)を形成しても、タッチで機能を有効にする表面を形成しても、それらの組合せをもたらせてもよい。図5は、断熱ガラスユニット220が、少なくとも1つがディスプレイユニットの一部を形成している4枚の板ガラス、およびタッチで機能を有効にする表面を備えることを除いて、図4に示された実施の形態と似ている実施の形態を示している。図5に示されるように、断熱ガラスユニット220は、外側板ガラス222、内側板ガラス232、および外側板ガラス222と内側板ガラス232の中間にある2枚の中央板ガラス242および244を備えている。間隙252および254が、それぞれ、内側板ガラス222と中央板ガラス244の間、および2枚の中央板ガラス244と242の間に画成されている。間隙の各々は、当該技術分野で公知のように、密封アセンブリにより密封することができ、不活性ガス、空気、または不活性ガスと空気の混合物が充填されていて差し支えない。適切な不活性ガスの例としては、アルゴン、クリプトン、およびキセノンが挙げられる。
図示された実施の形態において、中央板ガラス242および外側板ガラス222の間には間隙がなく、その代わりに、中央板ガラス242および外側板ガラス222は、LCD透明ディスプレイ260の一部を形成している。図示された実施の形態において、外側板ガラス222は、タッチで機能を有効にする表面も備え、その表面(例えば、内面224)上に配置されたタッチ機能性を提供するタッチホイル226または他の構造体を備えることがある。内側板ガラス232は内面234を備え、これは、必要に応じて、コーティング(例えば、低放射率コーティングまたは他の断熱性コーティング236)を備えてもよい。
内側板ガラス232が、LCDディスプレイの一部およびタッチで機能を有効にする表面を形成してもよいことに留意すべきである。1つ以上の例において、内側板ガラス232および/または外側板ガラス222は、ここに記載されたような、薄い板ガラスであってよく、必要に応じて化学強化されていてもよい。中央板ガラス244は、薄いまたは厚い板ガラスを含んでもよく、それらは必要に応じて、化学強化されていてもよい。中央板ガラス244は、必要に応じて、断熱性コーティングを備えてもよい。中央板ガラス242は、LCDディスプレイの一部を形成してもよく、バックライトユニットを提供してもよい。ある場合には、中央板ガラス242は導波路を備えてもよい。その導波路を利用して、バックライトを提供してもよい。
図6は、断熱ガラスユニット320が、内(冷えた)面333、外(暖かい)面323および少なくとも1つがディスプレイユニットの一部を形成する3枚の板ガラス、並びにタッチで機能を有効にする表面を備えたことを除いて、図1に示された実施の形態と似ている実施の形態を示している。図6に示されるように、断熱ガラスユニット320は、外側板ガラス322、内側板ガラス332、および外側板ガラス322と内側板ガラス332の中間の中央板ガラス342を備えている。間隙352および354が、それぞれ、外側板ガラス322と中央板ガラス342の間、および中央板ガラス342と内側板ガラス332の間に画成されている。間隙の各々は、当該技術分野で公知のように、密封アセンブリにより密封することができ、不活性ガス、空気、または不活性ガスと空気の混合物が充填されていて差し支えない。適切な不活性ガスの例としては、アルゴン、クリプトン、およびキセノンが挙げられる。
図示された実施の形態において、外側板ガラス322がLCD透明ディスプレイ360の一部を形成するにもかかわらず、中央板ガラス342と外側板ガラス322の間に間隙352がある。図示された実施の形態は、2つ以上の間隙を有し、ディスプレイを備えているのが示されているが、ここに付随の特許請求の範囲は、例示の実施の形態は、1つの間隙および電子ディスプレイを備えたIGUを含み得るので、そのように限定されるべきではないことを理解すべきである。したがって、いくつかの実施の形態において、電子ディスプレイとの組合せで、1つの間隙を使用してもよい。例えば、図6において、間隙352をなくしてもよく、ただ1つの間隙(354)が存在し、中央板ガラス342と外側板ガラス322が、電子ディスプレイの少なくとも一部を形成してもよい。
図示された実施の形態において、外側板ガラス322は、タッチで機能を有効にする表面も備えており、その表面(例えば、内面324)上に配置されたタッチ機能性を提供するタッチホイル326または他の構造体を備えてもよい。内側板ガラス332は内面334を備え、これは、必要に応じて、コーティング336(例えば、低放射率コーティングまたは他の断熱性コーティング)を備えてもよい。外側板ガラス322の代わりに、またはそれに加え、内側板ガラス332がLCDディスプレイの一部、およびタッチで機能を有効にする表面を形成してもよいことを留意すべきである。
1つ以上の例において、外側板ガラス322は、ここに記載されたような薄い板ガラスであってよく、それは必要に応じて化学強化されていてもよい。中央板ガラス342は、薄いまたは厚い板ガラスを含んでもよく、それらは必要に応じて、化学強化されていてもよい。中央板ガラス342は、必要に応じて、断熱性コーティングを備えてもよい。中央板ガラス342は、バックライトユニットの一部を形成してもよい。ある場合には、中央板ガラス342は導波路を備えてもよい。その導波路を利用して、バックライトを提供してもよい。
以下の非限定的実施例により、様々な実施の形態を明確にする。
実施例1:三重板ガラスのソーダ石灰ガラスIGUに対する、薄いガラスを備えた三重板ガラスIGUの比較
この実施例において、異なる変更箇所を有する三重板ガラスの断熱ガラスユニットを、ガラスの質量、可視透過率、U値、および熱除去特性について比較した。各々3.0mm厚のソーダ石灰ガラスの3枚の板ガラスを備えた三重板ガラスの断熱ガラスユニットを、比較のための規範事例すなわち対照として調製する。規範事例のIGUの外側(暖かい側)の板ガラスは、焼き戻しすることができ、その内面に低放射率コーティングを有する。例示の低放射率コーティングとしては、以下に限られないが、Royal Produits de batiment、Quanex Building Products、Deceuninck North America、Guardian Industries Corp.、Cardinal Glass Industries, Inc.、Pilkington North America、およびSage Electrochromics, Inc.から市販されている、銀および/または金属酸化物含有コーティングが挙げられる。
板ガラスの間の間隙は、各々8.5mm厚であり、90%のアルゴンおよび10%の空気の混合物が充填されている。規範事例のIGUの寸法は、高さが1461mmで、幅が703mmで、全厚が26mmである。この規範事例のIGUは、以下の性質を有する:
Figure 2020059649
比較設計として、以下の表1に記載された変更箇所を除いて、規範事例のIGUと同じ基本設計を使用して、三重板ガラスのIGUを調製する。
Figure 2020059649
Figure 2020059649
規範事例のIGUおよび異なる設計のIGUのガラスの質量および可視透過率が、下記の表2に示されている。異なる設計のU値および熱除去要件の比較が、それぞれ、図7および8に示されている。
Figure 2020059649
本発明の技術にしたがって調製した設計1Aの性質を、設計1のものと比較すると、設計1Aは、設計1よりも、31%軽いガラスの質量(15.9kg対23.1kg)および1%良好な可視透過率(71%対70%)を有する。設計1Aは、図7に示されるように、39mmより薄い全てのIGUの厚さで、設計1より低いU値も有する。より低いU値(本発明の技術により予期せずに達成されるような)により、図8に示されるように、陳列用冷蔵庫から除去する必要のある熱が少なくなることが当業者に認識されるであろう。
図7に示されるように、設計1Aの最低のU値は、IGUの全厚が約36mmであるときに生じる。規範事例のIGUに対して比較すると、設計1Aは、36mmの厚さで、非常に控えめな3%低い可視透過率の代償であるが、より大きい厚さ(36mm対26mm)で、都合よく、著しい熱除去節約(44%まで、図8参照)およびガラスの質量の節約(31%)をもたらす。
本発明の技術にしたがって調製した設計2Aの性質を、設計2のものと比較すると、設計2Aは、31%軽いガラスの質量(15.9kg対23.1kg)および設計2と同じ可視透過率を有する。設計2Aは、図7に示されるように、全てのIGUの厚さで、設計2よりも低いU値を有し、結果として、予期せぬ改善された熱除去節約(図8参照)をもたらす。図7に示されるように、設計2Aの最低のU値は、約36mの全厚で生じる。規範事例のIGUに対して比較すると、設計2Aは、36mmの厚さで、36%低い可視透過率の代償であるが、より大きい厚さ(36mm対26mm)で、都合よく、著しい熱除去節約(52%まで、図8参照)およびガラスの質量の節約(29%)をもたらす。
本発明の技術にしたがって調製した設計3Aの性質を、設計3のものと比較すると、設計3Aは、設計3より、47%軽いガラスの質量および3%低い可視透過率を有する。設計3Aは、60mmより薄い全てのIGUの厚さで、設計3よりも低いU値を有し(図7参照)、結果として、予期せぬ改善された熱除去節約(図8参照)をもたらす。図7に示されるように、設計3Aの最低のU値は、約56mの全厚で生じる。規範事例のIGUに対して比較すると、設計3Aは、56mmの厚さで、控えめな10%低い可視透過率の代償であるが、より大きい厚さ(56mm対26mm)で、著しい熱除去節約(52%まで)およびガラスの質量の節約(29%)の利点をもたらす。
実施例2:制約された厚さでの、三重板ガラスのソーダ石灰ガラスIGUに対する、薄いガラスを備えた三重板ガラスIGUの比較
この実施例において、要求される厚さが28mmの三重板ガラスの冷蔵庫のドア用IGUを、ガラスの質量、可視透過率、および熱侵入について比較した。比較のための規範事例として、三重板ガラスの断熱ガラスユニットを調製し、これは、各々3.0mm厚のソーダ石灰ガラスの3枚の板ガラスを備える。外側(暖かい側)の板ガラスは、焼き戻しされており、その内面に例示の低放射率コーティングを有する。板ガラスの間の間隙は、各々9.5mm厚であり、空気が充填されている。規範事例のIGUの寸法は、高さが1461mmで、幅が703mmで、全厚が28mmである。
実験的な実施の形態として、以下の設計の変更箇所を除いて、規範事例のIGUと同じ基本設計を使用して、三重板ガラスの断熱ガラスユニットを調製する:例示の低放射率コーティング(設計1参照)が、内側(冷えた側)の板ガラスの内面に加えられている;間隙に、90%のアルゴンおよび10%の空気の混合物が充填されている;中央のソーダ石灰ガラスの板ガラスが、薄いフュージョンガラスに置き換えられている;実施の形態Aについて、フュージョンガラスの厚さは0.5mmであり、間隙は各々10.75mmである;実施の形態Bについて、フュージョンガラスの厚さは1.0mmであり、間隙の各々10.5mmである。
規範事例および実験的な実施の形態Aの性質が、表3に示されている。
Figure 2020059649
実験的な実施の形態Aは、表3に示されるように、規範事例のIGUと比べて可視透過率が約3%損なわれているが、予期せぬ事に、熱侵入は42%改善され、ガラスの質量は28%改善されている。実験的な実施の形態Bは、同様の都合よい改善を与える:規範事例のIGUと比べて、熱侵入の41%の改善およびガラス質量の22%改善、並びに可視透過率の約3%の損失。
付随する特許請求の範囲により定義される、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、様々な改変および変更を行えることが当業者に明白であろう。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
断熱ガラスユニットにおいて、
外面および内面を有する第1の板ガラス、
外面および内面を有する第2の板ガラス、および
前記第1の板ガラスと前記第2の板ガラスの間に画成された第1の密封間隙、
を備え、
前記第1の板ガラスと前記第2の板ガラスのいずれか1つ以上が、約0.7mm以下の厚さを有する、断熱ガラスユニット。
実施形態2
前記第1の板ガラスと前記第2の板ガラスの間に配置された第3の板ガラス、
前記第1の板ガラスと前記第3の板ガラスの間に画成された第2の密封間隙、および
前記第2の板ガラスと前記第3の板ガラスの間に画成された第3の密封間隙、
をさらに備える、実施形態1に記載の断熱ガラスユニット。
実施形態3
前記第3の板ガラスの厚さが約0.7mm以下である、実施形態2に記載の断熱ガラスユニット。
実施形態4
約0.7mm以下の厚さを有さない、前記第1の板ガラスおよび前記第2の板ガラスのいずれか1つ以上が、約1.7mmから約3.2mmの範囲の厚さを有する、実施形態1から3いずれか1つに記載の断熱ガラスユニット。
実施形態5
前記第1の板ガラスの内面が、少なくとも1つの低放射率コーティングまたはコーティングの組合せで被覆されている、実施形態1から4いずれか1つに記載の断熱ガラスユニット。
実施形態6
前記第1の板ガラス、前記第2の板ガラス、および前記第3の板ガラスのいずれか1つ以上が強化されている、実施形態1から5いずれか1つに記載の断熱ガラスユニット。
実施形態7
前記第2の板ガラスの内面が、少なくとも1つの低放射率コーティングで被覆されている、実施形態1から6いずれか1つに記載の断熱ガラスユニット。
実施形態8
前記第1の密封間隙が、少なくとも1種類の断熱ガスまたはその混合物で満たされている、実施形態1から7いずれか1つに記載の断熱ガラスユニット。
実施形態9
前記第2の密封間隙が、少なくとも1種類の断熱ガスまたはその混合物で満たされており、前記第3の密封間隙が、少なくとも1種類の断熱ガスまたはその混合物で満たされている、実施形態1から8いずれか1つに記載の断熱ガラスユニット。
実施形態10
前記第2の密封間隙内のガスが、前記第3の板ガラスの少なくとも1つの通路または開口を通じて、前記第3の密封間隙内のガスと連通している、実施形態9に記載の断熱ガラスユニット。
実施形態11
前記通路または開口が、前記第3の板ガラスの切り取られた角である、実施形態10に記載の断熱ガラスユニット。
実施形態12
前記第1の板ガラスと第2の板ガラスの中間に第4の板ガラスをさらに備え、該第4の板ガラスの厚さが約0.7mm以下の厚さである、実施形態1から11いずれか1つに記載の断熱ガラスユニット。
実施形態13
前記第1の板ガラス、前記第2の板ガラス、および前記第3の板ガラスのいずれか1つ以上が、電子ディスプレイ、バックライトユニット(BLU)、導波路、導光板(LG)、およびタッチ機能表面のいずれか1つ以上を備える、実施形態1から12いずれか1つに記載の断熱ガラスユニット。
実施形態14
陳列用冷蔵庫のドアにおいて、
断熱ガラスユニットであって、第1の板ガラス、第2の板ガラス、および該第1の板ガラスと該第2の板ガラスの中間にある第3の板ガラスを備え、該第1、第2および第3の板ガラスのいずれか1つの厚さが約0.7mm以下である、断熱ガラスユニットと、
前記断熱ガラスユニットを少なくとも部分的に取り囲む枠と、
を備えた陳列用冷蔵庫のドア。
実施形態15
前記断熱ガラスユニットが、前記第1と第3の板ガラスの間に画成された第1の密封間隙、および前記第2と第3の板ガラスの間に画成された第2の密封間隙を有する、実施形態14に記載の陳列用冷蔵庫のドア。
実施形態16
前記第1の板ガラス、前記第2の板ガラス、および前記第3の板ガラスのいずれか1つ以上が、1つ以上の熱コーティングで被覆された表面を有する、実施形態14または15に記載の陳列用冷蔵庫のドア。
実施形態17
前記第1の板ガラス、前記第2の板ガラス、および前記第3の板ガラスのいずれか1つ以上が強化されている、実施形態14から16いずれか1つに記載の陳列用冷蔵庫のドア。
実施形態18
前記断熱ガラスユニットが第4の板ガラスをさらに備え、該第4の板ガラスが、約0.7mm以下の厚さを有し、前記第1と第2の板ガラスの中間にある、実施形態14から17いずれか1つに記載の陳列用冷蔵庫のドア。
実施形態19
前記第1の板ガラス、前記第2の板ガラス、および前記第3の板ガラスのいずれか1つ以上が、電子ディスプレイ、バックライトユニット(BLU)、導波路、導光板(LG)、およびタッチ機能表面のいずれか1つ以上を備える、実施形態14から18いずれか1つに記載の陳列用冷蔵庫のドア。
実施形態20
断熱ガラスユニットにおいて、
第1の板ガラス、
第2の板ガラス、
前記第1の板ガラスと前記第2の板ガラスの中間にある第3の板ガラス、
前記第1の板ガラスと前記第3の板ガラスの間に画成された第1の密封間隙、および
前記第2の板ガラスと前記第3の板ガラスの間に画成された第2の密封間隙、
を備え、
前記第1の板ガラス、前記第2の板ガラス、および前記第3の板ガラスのいずれか1つ以上が、約0.7mm以下の厚さを有し、
前記第3の板ガラスが、前記第1と第2の密封間隙の間でガスを連通させるように構成された通路または開口を有する、断熱ガラスユニット。
実施形態21
前記通路または開口が、前記第3の板ガラスの切り取られた角である、実施形態20に記載の断熱ガラスユニット。
実施形態22
前記第1と第2の板ガラスの中間に、約0.7mm以下の厚さを有する第4の板ガラスをさらに備えた、実施形態20または21に記載の断熱ガラスユニット。
実施形態23
前記第4の板ガラスが、隣接する密封間隙の間でガスを連通させるように構成された通路または開口を有する、実施形態22に記載の断熱ガラスユニット。
実施形態24
前記第1の板ガラス、前記第2の板ガラス、および前記第3の板ガラスのいずれか1つ以上が、電子ディスプレイ、バックライトユニット(BLU)、導波路、導光板(LG)、およびタッチ機能表面のいずれか1つ以上を備える、実施形態20から23いずれか1つに記載の断熱ガラスユニット。
10 陳列用冷蔵庫のドア
15 ドア枠
20、120、220、320 断熱ガラスユニット
22、122、222、322 外側板ガラス
26、36、126、136 低放射率コーティング
32、132、232、332 内側板ガラス
42、142、144、242、244、342 中央板ガラス
48 切り取られた角
52、54、152、154、156、252、254、352、354 間隔
226 タッチホイル
236 低放射率コーティングまたは断熱性コーティング
260、360 LCD透明ディスプレイ

Claims (10)

  1. 第1の板ガラス、
    第2の板ガラス、
    前記第1の板ガラスと前記第2の板ガラスの間に設けられた第3の板ガラス、
    前記第1の板ガラスと前記第2の板ガラスの間に画成された第1の密封間隙、
    および
    前記第2の板ガラスと前記第3の板ガラスの間に画成された第2の密封間隙、
    を備え、
    前記第3の板ガラスが、厚さが1.5mm以下のアルミノケイ酸塩ガラスである断熱ガラスユニット。
  2. 前記第3の板ガラスがガラス積層体である請求項1記載の断熱ガラスユニット。
  3. 前記ガラス積層体が、高分子フイルムを間に挟んだ2枚のガラスからなる請求項1記載の断熱ガラスユニット。
  4. 前記第1の板ガラスおよび前記第2の板ガラスが、フロート成形されたガラスおよびフュージョン成形されたガラスから選択される請求項1記載の断熱ガラスユニット。
  5. 前記断熱ガラスユニットの厚さが26mmから60mmである請求項1記載の断熱ガラスユニット。
  6. 前記第1の板ガラスおよび前記第2の板ガラスの少なくとも一方が、1.7mmから3.2mmの範囲の厚さを有する請求項1記載の断熱ガラスユニット。
  7. 前記第1の板ガラスの内面が、少なくとも一層の低放射率コーティングにより被覆されている請求項1記載の断熱ガラスユニット。
  8. 前記第2の板ガラスの内面が、少なくとも一層の低放射率コーティングにより被覆されている請求項1記載の断熱ガラスユニット。
  9. 前記第3の板ガラスの一つの表面が低放射率コーティングにより被覆されている請求項1記載の断熱ガラスユニット。
  10. 前記第1の板ガラス、第2の板ガラスおよび第3の板ガラスの少なくとも一つが、強化されている請求項1記載の断熱ガラスユニット。
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