JP2020059622A - スピネル型マンガン酸リチウム及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
LixMn2O4 (1)
[式(1)中、xは、1≦x≦1.2を満たす。]
X線回折測定において、回折角(2θ)が18.6±0.5°の回折ピーク強度(I18.6)と回折角(2θ)が44.0±0.5°の回折ピーク強度(I44.0)との強度比(I18.6/I44.0)が3.3〜5.4であり、かつ回折角(2θ)が33.0±0.5°の回折ピーク強度(I33.0)と回折角(2θ)が18.6±0.5°の回折ピーク強度(I18.6)との強度比(I33.0/I18.6)が0.04〜0.3であることを特徴とするスピネル型マンガン酸リチウムを提供することによって解決される。
LixMn2O4 (1)
[式(1)中、xは、1≦x≦1.2を満たす。]
X線回折測定において、回折角(2θ)が18.6±0.5°の回折ピーク強度(I18.6)と回折角(2θ)が44.0±0.5°の回折ピーク強度(I44.0)との強度比(I18.6/I44.0)が3.3〜5.4であり、かつ回折角(2θ)が33.0±0.5°の回折ピーク強度(I33.0)と回折角(2θ)が18.6±0.5°の回折ピーク強度(I18.6)との強度比(I33.0/I18.6)が0.04〜0.3であることを特徴とする。このように、前記強度比(I18.6/I44.0)の値が一定範囲にあり、かつ前記強度比(I33.0/I18.6)が一定範囲にあることにより、結晶系が直方晶又は立方晶と直方晶の混晶であるスピネル型マンガン酸リチウムが提供され、高速充放電が可能になるとともに高速充放電時の放電容量維持率に優れた蓄電デバイスとして好適に用いることができる。
限定されるものではない。
(調製例A1:結晶子径34nm、N含有量0.55wt%)
硫酸マンガン一水和物(林純薬工業株式会社)を用いて、0.75mol/Lの硫酸マンガン水溶液4.0Lを調製し、調製した水溶液に24wt%アンモニア水500gを添加したのち、25℃、30分間攪拌することにより、懸濁液を得た。さらに、得られた懸濁液をろ過、水洗、120℃で一晩乾燥することによって、調製例A1の酸化マンガンを得た。後述する結晶子径測定及びN含有量測定により、結晶子径とN含有量をそれぞれ求めた。
硫酸マンガン一水和物(林純薬工業株式会社)を用いて、1.18mol/Lの硫酸マンガン水溶液4.0Lを調製し、調製した水溶液に98%硫酸50gを添加した。その後、調製した水溶液に24wt%アンモニア水570gを添加したのち、25℃、30分間攪拌することにより、懸濁液を得た。さらに、得られた懸濁液をろ過、水洗、120℃で一晩乾燥することによって、調製例A2の酸化マンガンを得た。後述する結晶子径測定及びN含有量測定により、結晶子径とN含有量をそれぞれ求めた。
硫酸マンガン一水和物(林純薬工業株式会社)を用いて、0.75mol/Lの硫酸マンガン水溶液4.0Lを調製し、調製した水溶液に24wt%アンモニア水300gを添加したのち、25℃、30分間攪拌することにより、懸濁液を得た。さらに、得られた懸濁液をろ過、水洗、120℃で一晩乾燥することによって、調製例A3の酸化マンガンを得た。後述する結晶子径測定及びN含有量測定により、結晶子径とN含有量をそれぞれ求めた。
和光純薬株式会社製の酸化マンガン(II,III)をそのまま使用した。後述する結晶子径測定及びN含有量測定により、結晶子径とN含有量をそれぞれ求めた。
(調製例B1:結晶子径が60nm、N含有量0.43wt%)
硫酸マンガン一水和物(林純薬工業株式会社)を用いて、1.00mol/Lの硫酸マンガン水溶液4.0Lを調製し、調製した水溶液に98%硫酸50gを添加した。その後、調製した水溶液に24wt%アンモニア水570gを添加したのち、25℃、30分間攪拌することにより、懸濁液を得た。さらに、得られた懸濁液をろ過、水洗することによって、調製例B1の水酸化マンガンを得た。後述する結晶子径測定及びN含有量測定により、結晶子径とN含有量をそれぞれ求めた。
硫酸マンガン一水和物(林純薬工業株式会社)を用いて、0.75mol/Lの硫酸マンガン水溶液4.0Lを調製し、調製した水溶液に24wt%アンモニア水500gを添加したのち、25℃、30分間攪拌することにより、懸濁液を得た。さらに、得られた懸濁液をろ過、水洗することによって、調製例B2の水酸化マンガンを得た。後述する結晶子径測定及びN含有量測定により、結晶子径とN含有量をそれぞれ求めた。
硫酸マンガン一水和物(林純薬工業株式会社)を用いて、0.75mol/Lの硫酸マンガン水溶液4.0Lを調製し、調製した水溶液に24wt%アンモニア水300gを添加したのち、25℃、30分間攪拌することにより、懸濁液を得た。さらに、得られた懸濁液をろ過、水洗することによって、調製例B3の水酸化マンガンを得た。後述する結晶子径測定及びN含有量測定により、結晶子径とN含有量をそれぞれ求めた。
調製例A1で得られた結晶子径34nm、N含有量0.55wt%の酸化マンガン(Mn3O4)と、調製例B1で得られた結晶子径60nm、N含有量0.43wt%の水酸化マンガン(Mn(OH)2)を、重量比で水酸化マンガン/酸化マンガン=5.1となるように混合し、その後、純水を加えることにより、100g/Lの懸濁液を得た。得られた懸濁液に水酸化リチウム(FMC社製)をLi/Mn=0.50(モル比)となるように添加し、2時間攪拌した。さらに、懸濁液を、大気中120℃で保持することにより水を蒸発乾固させ、スピネル型マンガン酸リチウムの前駆体を得た。得られた前駆体を焼成炉を用いて大気中、600℃、2時間焼成することによりスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
調製例A2で得られた結晶子径80nm、N含有量0.58wt%の酸化マンガン(Mn3O4)と、調製例B2で得られた結晶子径39nm、N含有量0.45wt%の水酸化マンガン(Mn(OH)2)を、重量比で水酸化マンガン/酸化マンガン=3.6となるように混合し、その後、純水を加えることにより、100g/Lの懸濁液を得た。得られた懸濁液に水酸化リチウム(FMC社製)をLi/Mn=0.50(モル比)となるように添加し、2時間攪拌した。さらに、懸濁液を、大気中120℃で保持することにより水を蒸発乾固させ、スピネル型マンガン酸リチウムの前駆体を得た。得られた前駆体を焼成炉を用いて大気中、600℃、2時間焼成することによりスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
実施例1において、Li/Mn=0.57(モル比)とした以外は、実施例1と同様にしてスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
実施例2において、焼成温度を500℃にした以外は、実施例2と同様にしてスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
実施例1において、焼成温度を500℃にした以外は、実施例1と同様にしてスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
実施例3において、焼成温度を500℃にした以外は、実施例3と同様にしてスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
実施例2において、焼成温度を350℃にした以外は、実施例2と同様にしてスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
調製例A1で得られた結晶子径34nm、N含有量0.55wt%の酸化マンガン(Mn3O4)と、調製例B3で得られた結晶子径40nm、N含有量が0.04wt%の水酸化マンガン(Mn(OH)2)を、重量比で水酸化マンガン/酸化マンガン=5.1となるように混合し、その後、純水を加えることにより、100g/Lの懸濁液を得た。得られた懸濁液に水酸化リチウム(FMC社製)をLi/Mn=0.50(モル比)となるように添加し、2時間攪拌した。さらに、懸濁液を、大気中120℃で保持することにより水を蒸発乾固させ、スピネル型マンガン酸リチウムの前駆体を得た。得られた前駆体を焼成炉を用いて大気中、600℃、2時間焼成することによりスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
調製例A3で得られた結晶子径39nm、N含有量0.05wt%の酸化マンガン(Mn3O4)と、調製例B1で得られた結晶子径60nm、N含有量0.43wt%の水酸化マンガン(Mn(OH)2)を、重量比で水酸化マンガン/酸化マンガン=5.1となるように混合し、その後、純水を加えることにより、100g/Lの懸濁液を得た。得られた懸濁液に水酸化リチウム(FMC社製)をLi/Mn=0.50(モル比)となるように添加し、2時間攪拌した。さらに、懸濁液を、大気中120℃で保持することにより水を蒸発乾固させ、スピネル型マンガン酸リチウムの前駆体を得た。得られた前駆体を焼成炉を用いて大気中、600℃、2時間焼成することによりスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
調製例A4で得られた結晶子径100nm以上、N含有量0.01wt%の酸化マンガン(Mn3O4)(和光純薬株式会社製)と炭酸リチウム(FMC社製)を遊星ボールミル容器に入れ、250rpm、30分間混合した。このとき、Li/Mn(モル比)=0.57であった。混合後、焼成炉を用いて大気中、850℃、2時間焼成することによりスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
調製例A3で得られた結晶子径39nm、N含有量0.05wt%の酸化マンガン(Mn3O4)に純水を加えることにより、100g/Lの懸濁液を得た。得られた懸濁液に水酸化リチウム(FMC社製)をLi/Mn=0.50(モル比)となるように添加し、2時間攪拌した。さらに、懸濁液を、大気中120℃で保持することにより水を蒸発乾固させ、スピネル型マンガン酸リチウムの前駆体を得た。得られた前駆体を焼成炉を用いて大気中、600℃、2時間焼成することによりスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
調製例A1で得られた結晶子径34nm、N含有量0.55wt%の酸化マンガン(Mn3O4)に純水を加えることにより、100g/Lの懸濁液を得た。得られた懸濁液に水酸化リチウム(FMC社製)をLi/Mn=0.50(モル比)となるように添加し、2時間攪拌した。さらに、懸濁液を、大気中120℃で保持することにより水を蒸発乾固させ、スピネル型マンガン酸リチウムの前駆体を得た。得られた前駆体を焼成炉を用いて大気中、600℃、2時間焼成することによりスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
調製例A3で得られた結晶子径39nm、N含有量0.05wt%の酸化マンガン(Mn3O4)と、調製例B3で得られた結晶子径40nm、N含有量0.04wt%の水酸化マンガン(Mn(OH)2)を、重量比で水酸化マンガン/酸化マンガン=5.1となるように混合し、その後、純水を加えることにより、100g/Lの懸濁液を得た。得られた懸濁液に水酸化リチウム(FMC社製)をLi/Mn=0.50(モル比)となるように添加し、2時間攪拌した。さらに、懸濁液を、大気中120℃で保持することにより水を蒸発乾固させ、スピネル型マンガン酸リチウムの前駆体を得た。得られた前駆体を焼成炉を用いて大気中、600℃、2時間焼成することによりスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
調製例A1で得られた結晶子径34nm、N含有量0.55wt%の酸化マンガン(Mn3O4)と、調製例B1で得られた結晶子径60nm、N含有量0.43wt%の水酸化マンガン(Mn(OH)2)を、重量比で水酸化マンガン/酸化マンガン=7.1となるように混合し、その後、純水を加えることにより、100g/Lの懸濁液を得た。得られた懸濁液に水酸化リチウム(FMC社製)をLi/Mn=0.50(モル比)となるように添加し、2時間攪拌した。さらに、懸濁液を、大気中120℃で保持することにより水を蒸発乾固させ、スピネル型マンガン酸リチウムの前駆体を得た。得られた前駆体を焼成炉を用いて大気中、600℃、2時間焼成することによりスピネル型マンガン酸リチウムを得た。
(1)X線回折測定
Philips社製XRD装置「X’pert−PRO」を用い、CuのKα線で各粉体試料についてピーク位置と強度を測定した。回折パターンにおけるピークの存在しない点を結んだ線をベースラインとして、各ピークのピークトップから引いた垂線におけるピークトップからベースラインと交わる点までの線分の長さを各ピークの強度とした。具体的には、2θ(回折角)=18.6±0.3°の回折ピーク強度(I18.6)と2θ(回折角)=44.0±0.3°の回折ピーク強度(I44.0)との強度比(I18.6/I44.0)を求め、次いで、2θ(回折角)=33.0±0.5°の回折ピーク強度(I33.0)と2θ(回折角)=18.6±0.3°の回折ピーク強度(I18.6)との強度比(I33.0/I18.6)を求めた。なお、強度比(I18.6/I44.0)が2.2の場合、結晶系が純粋な立方晶のスピネル型マンガン酸リチウムとなり、前記強度比(I18.6/I44.0)の値が5.4の場合、結晶系が純粋な直方晶のスピネル型マンガン酸リチウムとなる。また、2θ(回折角)=33.0±0.5°の回折ピーク強度(I33.0)は、酸化マンガンに特有のピークであり、強度比(I33.0/I18.6)を酸化マンガン含有量の指標とする。結果を表2に示す。
結晶子径は、X線回折ピークの半値幅(FWHM)を算出し、シェラーの式より求めたものである。また、回折ピークの半値幅の算出において、回折装置の光学系による線幅を補正する必要があり、この補正には標準シリコン粉末を使用した。結果を表1に示す。
マンガン原料、酸化マンガン原料のN含有量は、有機元素分析装置(マクロコーダー、JMA1000CN、株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ製)を用いて、30mg±10mgの試料中に含まれるN含有量を測定した。また、標準試料としてN含有量が既知である馬尿酸5、10、15、20mgの測定結果から、N検出値とN含有量の検量線を作製し、各原料測定時のN検出値を検量線に当てはめ、各原料の全量に対するN含有量(wt%)を算出した。次いで、マンガン原料の混合物全量に対するN含有量(wt%)を算出した。結果を表1に示す。
試料の組成はSPECTRO社製ICP発光分光分析装置「ARCOS」を用い、ICP発光分光分析法により分析し、Li/Mn(モル比)を算出した。結果を表1に示す。
比表面積は、窒素吸着測定装置(株式会社マウンテック製「Macsorb HM model−1208」)を用い、BET一点法で測定した。結果を表2に示す。
マンガン酸リチウムの粉体密度を調べるために、20mlのメスシリンダーにマンガン酸リチウムを充填し、株式会社セイシン企業製TAPDENSER、KYT−4000を用い200回タッピングを行った。タッピング後の充填体積を読み取り、この体積と充填したマンガン酸リチウムの重量からタップ密度を算出した。結果を表2に示す。
浸透速度係数は、浸透速度測定装置(ペネトアナライザーPNT−N、ホソカワミクロン株式会社製)を用い測定した。評価方法としては、まず、試料を所定の測定セルに充填し、タッピングすることにより、空隙率が67%となるように統一した。これを、リチウムイオン二次電池の非水電解液(1mol/L LiPF6、EC:DEC(1:2)V/V%、キシダ化学株式会社製)に浸漬し、試料層への浸透電解液の重量変化を測定した。濡れ性を示す指標である浸透速度係数は、縦軸を浸透電解液重量の2乗(g2)で、横軸を時間(s)でプロットしたグラフの初期の勾配より求めた。結果を表2に示す。
(負極の作製)
負極活物質として活性炭(株式会社クラレ製「YP−50F」)、導電助剤としてアセチレンブラック(電気化学工業株式会社「デンカブラック粉末」)、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(株式会社クレハ製「KFポリマー」)を用い、これらを77:9:14の割合で混合し、さらに分散媒としてN-メチル-2-ピロリドンを用いて、電極合剤スラリーを調製した。この電極合剤スラリーを集電体であるエッチングアルミ箔(日本蓄電器工業株式会社製「20CB」)上に塗工・乾燥させたのち、ロールプレスすることにより、膜厚80μmの負極を作製した。
正極活物質として実施例1〜9、および比較例1〜5のマンガン酸リチウム、導電助剤としてアセチレンブラック(電気化学工業株式会社「デンカブラック粉末」)、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(株式会社クレハ製「KFポリマー」)を用い、これらを83:10:7の割合で混合し、さらに分散媒としてN-メチル-2-ピロリドンを用いて、電極合剤スラリーを調製した。この電極合剤スラリーを集電体であるエッチングアルミ箔(日本蓄電器工業株式会社製「20CB」)上に塗工・乾燥したのち、ロールプレスすることにより、膜厚30μmの正極を作製した。
上記のようにして作製した負極と正極を、それぞれ、3.3cm×4.3cm(14.2cm2)、3.0cm×4.0cm(12.0cm2)に打ち抜いたところ、負極に含まれる活性炭の重量は32.5mg、正極に含まれるマンガン酸リチウムの重量は13.0mgであった。このとき、負極の容量は1.3mAh、正極の容量は1.3mAhとなり、負極と正極の容量比(負極/正極)は1.00であった。上記の正極と負極を、セルロース製のセパレータを介して対向させ、電解液として1.0M LiBF4/PCを注液したのち、ラミネート封止することで、蓄電デバイスを作製した。
上記で作製した蓄電デバイスを用いて、充放電レート1C、および100Cで充放電試験を行った。得られた結果から、以下の式を用いて、放電容量維持率(%)を算出した。なお、測定は充放電試験装置(北斗電工株式会社製HJ0610SD8Y)を用いて行った。結果を表2に示す。
100Cにおける放電容量(mAh)÷1Cにおける放電容量(mAh)×100=放電容量維持率(%)
Claims (9)
- 下記式(1)で表わされるスピネル型マンガン酸リチウムであって、
LixMn2O4 (1)
[式(1)中、xは、1≦x≦1.2を満たす。]
X線回折測定において、回折角(2θ)が18.6±0.5°の回折ピーク強度(I18.6)と回折角(2θ)が44.0±0.5°の回折ピーク強度(I44.0)との強度比(I18.6/I44.0)が3.3〜5.4であり、かつ回折角(2θ)が33.0±0.5°の回折ピーク強度(I33.0)と回折角(2θ)が18.6±0.5°の回折ピーク強度(I18.6)との強度比(I33.0/I18.6)が0.04〜0.3であることを特徴とするスピネル型マンガン酸リチウム。 - 比表面積が5〜30m2/gである請求項1に記載のスピネル型マンガン酸リチウム。
- タップ密度が0.5〜1.4g/cm3である請求項1又は2に記載のスピネル型マンガン酸リチウム。
- 浸透速度係数が0.035g2/s以上である請求項1〜3のいずれかに記載のスピネル型マンガン酸リチウム。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のスピネル型マンガン酸リチウムを含む電極。
- 前記スピネル型マンガン酸リチウムが正極活物質である請求項5に記載の電極。
- 請求項5又は6に記載の電極を含む蓄電デバイス。
- マンガン原料混合物にリチウム原料を混合して焼成することにより得られるスピネル型マンガン酸リチウムの製造方法であって、
前記マンガン原料混合物全量に対するN含有量が0.1〜1重量%であり、
前記マンガン原料混合物は、酸化マンガン原料に酸化マンガン以外のマンガン原料を重量比(マンガン原料/酸化マンガン原料)が1.2〜6.5となるように混合したものであり、
前記マンガン原料混合物を含むスラリーに、水酸化リチウム又は炭酸リチウムから選択される少なくとも1種のリチウム原料を混合する工程を行った後、300〜750℃で焼成する工程を行う請求項1〜4のいずれかに記載のスピネル型マンガン酸リチウムの製造方法。 - Li/Mn(モル比)が0.5〜0.6となるように前記マンガン原料混合物と前記リチウム原料とを混合する請求項8に記載のスピネル型マンガン酸リチウムの製造方法。
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