JP2020059124A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】面発光素子アレイチップ毎に、温度変化量に応じた光量補正を行うこと。【解決手段】面発光素子アレイチップ0〜28を有し、感光ドラム102を露光する露光ヘッド106と、記録材に画像形成する作像部103と、画像データを生成する画像データ生成部401と、画像データ生成部401により生成された画像データの画素値を、面発光素子アレイチップ毎にカウントするビデオカウント部1300と、露光ヘッド106の光量を補正するCPU400と、ビデオカウント部1300によりカウントされた面発光素子アレイチップ毎のカウント値に基づいて、各々の面発光素子アレイチップの発熱量を推定するプロファイル変換処理部1302と、を備え、CPU400は、プロファイル変換処理部1302が推定する各々の面発光素子アレイチップの発熱量に基づいて、各々の面発光素子アレイチップの光量を補正する。【選択図】図13

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置であるプリンタでは、露光ヘッドを使用して感光ドラムを露光し、潜像形成を行う方式が一般的に知られている。なお、露光ヘッドには、LED(Light Emitting Diode)や有機EL(Organic Electro Luminescence)などが用いられる。露光ヘッドは、感光ドラムの長手方向に配列された発光素子列と、発光素子列からの光を感光ドラム上に結像させるロッドレンズアレイと、から構成される。LEDや有機ELは、発光面からの光の照射方向がロッドレンズアレイと同一方向となる面発光形状を有する構成が知られている。ここで、発光素子列の長さは、感光ドラム上における画像領域幅に応じて決まり、プリンタの解像度に応じて発光素子間の間隔が決まる。例えば、1200dpiのプリンタの場合、画素の間隔は21.16μmであり、そのため、発光素子間の間隔も21.16μmに対応する間隔となる。このような露光ヘッドを使用したプリンタでは、レーザビームを回転多面鏡によって偏向されたレーザビームによって感光ドラムを走査するレーザ走査方式のプリンタと比べて、使用する部品数が少ないため、装置の小型化、低コスト化が容易である。また、露光ヘッドを使用したプリンタでは回転多面鏡の回転によって生じる音が低減される。また、LEDを用いた露光ヘッドは、面発光素子アレイチップが千鳥状に複数並べられた配列で約314mmの画像幅に対応した画像形成を可能とする構成が一般的に実施されている。
露光ヘッドに搭載された面発光素子アレイチップは、発光動作による自己発熱によって温度が上昇する。各面発光素子アレイチップの発光光量は温度に依存して変化し、面発光素子アレイチップは、温度の上昇に伴い発光光量が低下する傾向を有している。この温度変化は、入力される画像データのパターンに依存するため、画像データによっては面発光素子アレイチップ毎に光量のばらつきが生じる。その結果、適切な光量の光を感光体に照射することができず、画像形成装置で形成された画像幅方向の画像において、面発光素子アレイチップ単位の濃度ムラが生じてしまう。そこで、従来の画像形成装置では、露光ヘッド側に温度検知手段を設け、温度検知手段の温度検知結果に応じて低下した光量を補正する制御を行っている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特開平8−72295号公報 特開2016−210144号公報 特開2017−136772号公報
しかしながら、露光ヘッド内の面発光素子アレイチップの各々の温度変化量は、入力された画像データのパターンにより異なるため、それぞれの面発光素子アレイチップで温度変化に違いが生じる。そのため、各面発光素子アレイチップの温度検知のために、複数の温度検知手段を設けていない場合、面発光素子アレイチップ毎の正確な温度変化量を検知することができないため、光量補正処理において光量ムラの補正が不十分となってしまうという課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、面発光素子アレイチップ毎に、温度変化量に応じた光量補正を行うことを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)複数の面発光素子アレイチップを有し、感光体を露光する露光ヘッドと、前記感光体を有し、前記露光ヘッドにより前記感光体に形成された静電潜像を現像して、記録材に画像形成する画像形成手段と、画像データを生成する画像データ生成手段と、前記画像データ生成手段により生成された前記画像データの画素値を、前記面発光素子アレイチップ毎にカウントするカウント手段と、前記露光ヘッドの光量を補正する制御手段と、前記カウント手段によりカウントされた前記面発光素子アレイチップ毎のカウント値に基づいて、各々の前記面発光素子アレイチップの発熱量を推定する発熱量推定手段と、を備え、前記制御手段は、前記発熱量推定手段が推定する各々の前記面発光素子アレイチップの発熱量に基づいて、各々の前記面発光素子アレイチップの光量を補正することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、面発光素子アレイチップ毎に、温度変化量に応じた光量補正を行うことができる。
実施例の画像形成装置の構成を示す概略断面図 実施例の露光ヘッドと感光ドラムの位置関係を説明する図、及び露光ヘッドの構成を説明する図 実施例の駆動基板の模式図、及び面発光素子アレイチップの構成を説明する図 実施例の光量調整前後の露光ヘッドの光量分布を示す図 実施例の駆動制御部の構成を示す制御ブロック図 実施例の面発光素子アレイチップの回路を説明する図 実施例のシフトサイリスタのゲート電位の分布状態を説明する図 実施例の面発光素子アレイチップの駆動信号波形を示す図 実施例の面発光サイリスタの断面を示す図 実施例の制御基板及び駆動基板の構成を示す制御ブロック図 実施例のフィルタ処理を説明する図 実施例のチップデータ変換部の制御ブロック図及びタイミングチャート 実施例の温度プロファイル変換部の制御ブロック図 実施例のビデオカウント部を説明する図 実施例の加算値と光量低下量の関係を説明する図 実施例の経過時間と補正係数の関係を説明する図 実施例の駆動部の構成を示す制御ブロック図 実施例のPWMカウンタの動作を説明する図 実施例のPWM信号の生成過程を説明する図 実施例の駆動制御部の構成を示す制御ブロック図 実施例の温度補正処理の効果を説明する図
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、実施例1における電子写真方式の画像形成装置の構成を示す概略断面図である。図1に示す画像形成装置は、スキャナ機能とプリンタ機能を備える複合機(MFP)であり、スキャナ部100、作像部103、定着部104、給紙/搬送部105、及びこれらを制御するプリンタ制御部(不図示)から構成される。スキャナ部100は、原稿台に置かれた原稿に照明を当てて原稿画像を光学的に読み取り、読み取った画像を電気信号に変換して画像データを作成する。
画像形成手段である作像部103は、無端の搬送ベルト111の回転方向(反時計回り方向)に沿って、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に並べられた、4連の画像形成ステーションを備える。4つの画像形成ステーションは同じ構成を有し、各画像形成ステーションは、矢印方向(時計回り方向)に回転する感光体である感光ドラム102、露光ヘッド106、帯電器107、現像器108を備えている。なお、感光ドラム102、露光ヘッド106、帯電器107、現像器108の添え字a、b、c、dは、それぞれ画像形成ステーションのブラック(K)イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)に対応する構成であることを示す。なお、以下では、特定の感光ドラム等を指す場合を除き、符号の添え字を省略することとする。
作像部103では、感光ドラム102を回転駆動し、帯電器107によって感光ドラム102を帯電させる。露光手段である露光ヘッド106は、配列されたLEDアレイを画像データに応じて発光し、LEDアレイのチップ面で発光した光を、ロッドレンズアレイによって感光ドラム102上(感光体上)に集光し、静電潜像を形成する。現像器108は、感光ドラム102に形成された静電潜像をトナーで現像する。そして、現像されたトナー像は、記録紙(記録材ともいう)を搬送する搬送ベルト111上の記録紙に転写される。このような一連の電子写真プロセスが各画像形成ステーションで実行される。なお、画像形成時には、シアン(C)の画像形成ステーションでの画像形成が開始されて所定時間が経過した後に、順次、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各画像形成ステーションで、画像形成動作が実行される。
図1に示す画像形成装置は、記録紙を給紙するユニットとして、給紙/搬送部105が有する本体内給紙ユニット109a、109b、大容量の給紙ユニットである外部給紙ユニット109c、及び手差し給紙ユニット109dを備えている。画像形成時には、このうち、予め指示された給紙ユニットから記録紙が給紙され、給紙された記録紙はレジストレーションローラ110まで搬送される。レジストレーションローラ110は、上述した作像部103において形成されたトナー像が記録紙に転写されるタイミングで、搬送ベルト111に記録紙を搬送する。搬送ベルト111により搬送される記録紙には、各画像形成ステーションの感光ドラム102上に形成されたトナー像が順次転写される。未定着のトナー像が転写された記録紙は、定着部104へと搬送される。定着部104は、ハロゲンヒータ等の熱源を内蔵し、記録紙上のトナー像を、2つのローラにより加熱・加圧することによって記録紙に定着させる。定着部104によりトナー像が定着された記録紙は、排出ローラ112により画像形成装置の外部に排出される。
ブラック(K)の画像形成ステーションの記録紙搬送方向の下流側には、搬送ベルト111に対向する位置に、検知手段である光学センサ113が配置されている。光学センサ113は、各画像形成ステーション間のトナー像の色ずれ量を導出するため、搬送ベルト111上に形成されたテスト画像の位置検出を行う。光学センサ113により導出された色ずれ量は、後述する制御基板415のCPU400(図4参照)に通知され、記録紙上に色ずれのないフルカラートナー像が転写されるように、各色の画像位置が補正される。また、プリンタ制御部(不図示)は、複合機(MFP)全体を制御するMFP制御部(不図示)からの指示に応じて、上述したスキャナ部100、作像部103、定着部104、給紙/搬送部105等を制御しながら、画像形成動作を実行する。
ここでは、電子写真方式の画像形成装置の例として、搬送ベルト111上の記録紙に各画像形成ステーションの感光ドラム102に形成されたトナー像を直接転写する方式の画像形成装置について説明した。本発明は、このような感光ドラム102上のトナー像を直接、記録紙に転写する方式のプリンタに限定されるものではない。例えば、感光ドラム102上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像を記録紙に転写する二次転写部を備える画像形成装置についても、本発明は適用することができる。
[露光ヘッドの構成]
次に、感光ドラム102に露光を行う露光ヘッド106について、図2を参照して説明する。図2(a)は、露光ヘッド106と感光ドラム102との位置関係を示す斜視図であり、図2(b)は、露光ヘッド106の内部構成と、露光ヘッド106からの光束がロッドレンズアレイ203により感光ドラム102に集光される様子を説明する図である。図2(a)に示すように、露光ヘッド106は、矢印方向に回転する感光ドラム102の上部の、感光ドラム102に対向する位置に、取付け部材(不図示)によって画像形成装置に取り付けられている(図1)。
図2(b)に示すように、露光ヘッド106は、駆動基板202と、駆動基板202に実装された面発光素子アレイ素子群201と、ロッドレンズアレイ203と、ハウジング204から構成されている。ハウジング204には、ロッドレンズアレイ203と駆動基板202が取り付けられる。ロッドレンズアレイ203は、面発光素子アレイ素子群201からの光束を感光ドラム102上に集光させる。工場では、露光ヘッド106単体で組立て調整作業が行われ、各スポットのピント調整、光量調整が行われる。ここで、感光ドラム102とロッドレンズアレイ203との間の距離、及びロッドレンズアレイ203と面発光素子アレイ素子群201との間の距離が、所定の間隔となるように組立て調整が行われる。これにより、面発光素子アレイ素子群201からの光が感光ドラム102上に結像される。そのため、工場でのピント調整時においては、ロッドレンズアレイ203と面発光素子アレイ素子群201との距離が所定の値となるように、ロッドレンズアレイ203の取付け位置の調整が行われる。また、工場での光量調整時においては、面発光素子アレイ素子群201の各発光素子を順次発光させていき、ロッドレンズアレイ203を介して感光ドラム102上に集光させた光が所定光量になるように、各発光素子の駆動電流の調整が行われる。
[面発光素子アレイ素子群の構成]
図3は、面発光素子アレイ素子群201を説明する図である。図3(a)は、駆動基板202の面発光素子アレイ素子群201が実装された面の構成を示す模式図であり、図3(b)は、駆動基板202の面発光素子アレイ素子群201が実装された面(第1面)とは反対側の面(第2面)の構成を示す模式図である。
図3(a)に示すように、駆動基板202に実装された面発光素子アレイ素子群201は、29個の面発光素子アレイチップ0〜28が、駆動基板202の長手方向に沿って、千鳥状に2列に配置された構成を有している。なお、図3(a)において、上下方向は第1の方向である副走査方向(感光ドラム102の回転方向)を示し、水平方向は、副走査方向と直交する第2の方向である主走査方向(副走査方向と交差する交差方向でもある)を示す。各々の面発光素子アレイチップの内部には、計512個の発光点を有する面発光素子アレイチップの各素子が、面発光素子アレイチップの長手方向に所定の解像度ピッチで配列されている。本実施例では、面発光素子アレイチップの各素子のピッチは、第1の解像度である1200dpiの解像度のピッチである略21.16μm(≒2.54cm/1200ドット)となっている。その結果、1つの面発光素子アレイチップ内における512個の発光点の端から端までの間隔は、約10.8mm(≒21.16μm×512)である。面発光素子アレイ素子群201は、29個の面発光素子アレイチップから構成されている。面発光素子アレイ素子群201における露光可能な発光素子数は14,848素子(=512素子×29チップ)となり、約314mm(≒約10.8mm×29チップ)の主走査方向の画像幅に対応した画像形成が可能となる。
図3(c)は、長手方向に2列に配置された面発光素子アレイチップのチップ間の境界部の様子を示す図であり、水平方向は、図3(a)の面発光素子アレイ素子群201の長手方向である。図3(c)に示すように、面発光素子アレイチップの端部には、制御信号が入力されるワイヤボンディングパッドが配置されており、ワイヤボンディングパッドから入力された信号により、転送部及び発光素子が駆動される。また、面発光素子アレイチップは、複数の発光素子を有している。面発光素子アレイチップ間の境界部においても、発光素子の長手方向のピッチ(2つの発光素子の中心点と中心点の間隔)は、1200dpiの解像度のピッチである略21.16μmとなっている。また、上下2列に並んだ面発光素子アレイチップは、上下の面発光素子アレイチップの発光点の間隔(図中、矢印Sで示す)が約84μm(1200dpiで4画素分、2400dpiで8画素分の各解像度の整数倍の距離)となるように配置されている。
また、図3(b)に示すように、面発光素子アレイ素子群201が実装された面とは反対側の駆動基板202の面には、コネクタ301、駆動制御部302、初期調整値記憶部303が実装されている。駆動制御部302は、面発光素子アレイチップ0〜28を駆動するための駆動電圧を生成する。初期調整値記憶部303は、目標光量を得るための各々の面発光素子アレイチップの調整値を格納している。また、コネクタ301には、図3には不図示の制御基板415(図10参照)から面発光素子を制御する制御信号Φ1、Φ2、ΦS(詳細は、後述する)を伝達する信号線と、電源電圧線、グランド線が接続されている。
[面発光素子アレイチップの発光光量]
図4(a)は、露光ヘッド106に実装された面発光素子アレイチップ0〜28の光量調整前の光量分布を示す図であり、横軸は露光ヘッド106上の面発光素子アレイチップ0〜28の位置を示し、縦軸は面発光素子アレイチップの光量を示す。面発光素子アレイチップは、同じ調整目標光量で発光光量を設定しても、チップ毎に発光光量がばらついてしまう。例えば図4(a)において面発光素子アレイチップ0と面発光素子アレイチップ1とでは、発光光量が約10%異なり、このまま画像形成を行うと、面発光素子アレイチップ間での画像の濃度差が視認される。そのため、工場の検査工程では、調整目標光量と実際の各面発光素子アレイチップの光量との差を検知する。そして、検知された光量差に基づいて、調整目標値の光出力が得られる駆動電流調整値Ix(x=0〜28、面発光素子アレイチップ毎の個別データ)を、露光ヘッド106の駆動基板202に設けられた初期調整値記憶部303に格納する。図5は、面発光素子アレイチップ0〜28の光量を電流駆動により制御する駆動制御部302の構成を示す制御ブロック図である。駆動制御部302は、DA変換器0〜28(図5中、DAC0〜28で表示)と、DA変換器のデジタル入力値を格納するレジスタ0〜28で構成されている。CPU400は、初期調整値記憶部303に格納された面発光素子アレイチップ0〜28に対応した駆動電流調整値Ix(x=0〜28)を読出し、レジスタ0〜28に設定する。DAC0〜28は、レジスタ0〜28から出力される駆動電流値Ix(x=0〜28)のデジタル値に応じたアナログ値を面発光素子アレイチップ0〜28に出力する。制御基板415のCPU400は、画像形成装置の条件によって必要とされる光量が変化するため、露光ヘッド106全体の光量制御を行いつつ、各面発光素子アレイチップ個別の光量ばらつき調整を行う。
図4(b)は、工場において光量調整が行われたときの光量、及び画像形成時に光量制御されたときの光量のイメージを示す図であり、縦軸は光量を示し、横軸は露光ヘッド106上の面発光素子アレイチップ0〜28の位置を示している。縦軸に示す「調整光量」は、調整目標光量となるように調整された面発光素子アレイチップ0〜28毎の調整後の光量を示している。また、「制御光量」は、画像形成において必要となる光量を示している。なお、調整光量は、面発光素子アレイチップ毎の光量が一律となり、得られる光量が最大となるように行う光量調整時の光量である。一方、制御光量は、画像形成される画素値に応じて調整される光量で、最大光量以下の値で光量調整が行われる。
[SLED回路の説明]
図6は、本実施例の自己走査型発光素子(Self−Scanning LED:SLED)チップアレイの一部分を抜き出した等価回路である。図6において、Ra、Rgはそれぞれアノード抵抗、ゲート抵抗であり、Tnはシフトサイリスタ、Dnは転送ダイオード、Lnは発光サイリスタを示す。また、Gnは、対応するシフトサイリスタTn、及びシフトサイリスタTnに接続されている発光サイリスタLnの共通ゲートを表している。ここで、nは2以上の整数とする。Φ1は奇数番目のシフトサイリスタTの転送ライン、Φ2は偶数番目のシフトサイリスタTの転送ラインである。ΦW1〜ΦW4は発光サイリスタLの点灯信号ラインであり、それぞれ抵抗RW1〜RW4と接続されている。VGKはゲートラインであり、Φsはスタートパルスラインである。図6に示すように、1個のシフトサイリスタTnに対し、発光サイリスタはL4n−3〜L4nまでの4個が接続されており、同時に4個の発光サイリスタL4n−3〜L4nが点灯可能な構成となっている。
[SLED回路の動作]
次に、図6に示すSLED回路の動作について説明する。なお、図6の回路図において、ゲートラインVGKには5Vが印加されているものとし、転送ラインΦ1、Φ2、及び点灯信号ラインΦW1〜ΦW4に入力される電圧も、同じく5Vとする。図6において、シフトサイリスタTnがオン状態にあるとき、シフトサイリスタTn、及びシフトサイリスタTnに接続されている発光サイリスタLnの共通ゲートGnの電位は約0.2Vまで引き下げられる。発光サイリスタLnの共通ゲートGnと発光サイリスタLn+1の共通ゲートGn+1との間は、結合ダイオードDnで接続されているため、結合ダイオードDnの拡散電位に略等しい電位差が発生する。本実施例では、結合ダイオードDnの拡散電位は約1.5Vであるので、発光サイリスタLn+1の共通ゲートGn+1の電位は、発光サイリスタLnの共通ゲートGnの電位の0.2Vに、拡散電位の1.5Vを加えた1.7V(=0.2V+1.5V)となる。以下、同様に、発光サイリスタLn+2の共通ゲートGn+2の電位は3.2V(=1.7V+1.5V)、発光サイリスタLn+3(不図示)の共通ゲートGn+3(不図示)の電位は4.7V(=3.2V+1.5V)となる。ただし、発光サイリスタLn+4の共通ゲートGn+4以降の電位は、ゲートラインVGKの電圧が5Vであり、これ以上の高い電圧にはならないので、5Vとなる。また、発光サイリスタLnの共通ゲートGnより前(図6の共通ゲートGnよりも左側)の共通ゲートGn−1の電位については、結合ダイオードDn−1が逆バイアス状態になっているため、ゲートラインVGKの電圧がそのまま印加され、5Vとなっている。
図7(a)は、上述したシフトサイリスタTnがオン状態のときの各発光サイリスタLnの共通ゲートGnのゲート電位の分布を示す図であり、共通ゲートGn−1、Gn、Gn+1・・・は、図6中の発光サイリスタLの共通ゲートを指している。また、図7(a)の縦軸は、ゲート電位を示す。各シフトサイリスタTnがオンするために必要な電圧(以下、しきい値電圧と表記)は、各々の発光サイリスタLnの共通ゲートGnのゲート電位に拡散電位(1.5V)を加えたものと、略同じ電位である。シフトサイリスタTnがオンしているとき、同じシフトサイリスタTnの転送ラインΦ2のラインに接続されているシフトサイリスタの中で、共通ゲートのゲート電位が最も低いのはシフトサイリスタTn+2である。シフトサイリスタTn+2に接続されている発光サイリスタLn+2の共通ゲートGn+2の電位は、先に説明したように3.2V(=1.7V+1.5V)(図7(a))である。したがって、シフトサイリスタTn+2のしきい値電圧は4.7V(=3.2V+1.5V)となる。しかしながら、シフトサイリスタTnがオンしているため、転送ラインΦ2の電位は約1.5V(拡散電位)に引き込まれており、シフトサイリスタTn+2のしきい値電圧より低いために、シフトサイリスタTn+2はオンすることができない。同じ転送ラインΦ2に接続されている他のシフトサイリスタは、シフトサイリスタTn+2よりもしきい値電圧が高いため、同様にオンすることができず、シフトサイリスタTnのみがオン状態を保つことができる。
また、転送ラインΦ1に接続されているシフトサイリスタについては、しきい値電圧が最も低い状態であるシフトサイリスタTn+1のしきい値電圧は3.2V(=1.7V+1.5V)である。そして、次にしきい値電圧の低いシフトサイリスタTn+3(図6では不図示)は6.2V(=4.7V+1.5V)である。この状態で、転送ラインΦ1に5Vが入力されると、シフトサイリスタTn+1のみがオン状態に遷移できる。この状態では、シフトサイリスタTnとシフトサイリスタTn+1が同時にオンした状態である。そのため、シフトサイリスタTn+1から図6の回路図中、右側に設けられたシフトサイリスタTn+2、Tn+3等のゲート電位は、各々、拡散電位(1.5V)分、引き下げられる。ただし、ゲートラインVGKの電圧が5Vであり、発光サイリスタLの共通ゲートの電圧はゲートラインVGKの電圧で制限されるため、シフトサイリスタTn+5より右側のゲート電位は5Vとなる。図7(b)は、このときの各共通ゲートGn−1〜Gn+4のゲート電圧分布を示す図であり、縦軸はゲート電位を示す。この状態で、転送ラインΦ2の電位を0Vに下げると、シフトサイリスタTnがオフし、シフトサイリスタTnの共通ゲートGnの電位がVGK電位まで上昇する。図7(c)は、このときのゲート電圧分布を示す図であり、縦軸はゲート電位を示す。こうして、シフトサイリスタTnからシフトサイリスタTn+1へのオン状態の転送が完了する。
[発光サイリスタの発光動作]
次に、発光サイリスタの発光動作に関して説明する。シフトサイリスタTnのみがオンしているとき、発光サイリスタL4n−3〜L4nまでの4個の発光サイリスタのゲートはシフトサイリスタTnの共通ゲートGnに共通に接続されている。そのため、発光サイリスタL4n−3〜L4nのゲート電位は、共通ゲートGnと同じ0.2Vである。したがって、各々の発光サイリスタのしきい値は1.7V(=0.2V+1.5V)であり、発光サイリスタの点灯信号ラインΦW1〜ΦW4から、1.7V以上の電圧が入力されれば、発光サイリスタL4n−3〜L4nは点灯可能である。したがって、シフトサイリスタTnがオンしているときに、点灯信号ラインΦW1〜ΦW4に点灯信号を入力することにより、発光サイリスタL4n−3〜L4nまでの4個の発光サイリスタを選択的に発光させることが可能である。このとき、シフトサイリスタTnの隣のシフトサイリスタTn+1の共通ゲートGn+1の電位は1.7Vであり、共通ゲートGn+1にゲート接続している発光サイリスタL4n+1〜4n+4のしきい値電圧は3.2V(=1.7V+1.5V)となる。点灯信号ラインΦW1〜ΦW4から入力される点灯信号は5Vであるので、発光サイリスタL4n−3〜4nの点灯パターンと同じ点灯パターンで、発光サイリスタL4n+1〜L4n+4も点灯しそうである。ところが、発光サイリスタL4n−3〜L4nまでの方がしきい値電圧が低いため、点灯信号ラインΦW1〜ΦW4から点灯信号が入力された場合には、発光サイリスタL4n+1〜L4n+4よりも早くオンする。一旦、発光サイリスタL4n−3〜L4nがオンすると、接続されている点灯信号ラインΦW1〜ΦW4が約1.5V(拡散電位)に引き下げられる。そのため、点灯信号ラインΦW1〜ΦW4の電位が、発光サイリスタL4n+1〜L4n+4のしきい値電圧よりも低くなるため、発光サイリスタL4n+1〜L4n+4はオンすることができない。このように、1個のシフトサイリスタTに複数の発光サイリスタLを接続することで、複数個の発光サイリスタLを同時点灯させることができる。
図8は、図6に示すSLED回路の駆動信号のタイミングチャートである。図8では、上から順に、ゲートラインVGK、スタートパルスラインΦs、奇数番目、偶数番目のシフトサイリスタの転送ラインΦ1、Φ2、発光サイリスタの点灯信号ラインΦW1〜ΦW4の駆動信号の電圧波形を表している。なお、各駆動信号は、オン時の電圧は5V、オフ時の電圧は0Vである。また、図8の横軸は時間を示す。また、Tcは、クロック信号Φ1の周期を示し、Tc/2は、周期Tcの半分(=1/2)の周期を示す。
ゲートラインVGKには常に5Vが供給される。また、奇数番目のシフトサイリスタ用のクロック信号Φ1、偶数番目のシフトサイリスタ用のクロック信号Φ2が同じ周期Tcにて入力され、スタートパルスラインの信号Φsは5Vが供給されている。奇数番目のシフトサイリスタ用のクロック信号Φ1が最初に5Vになる少し前に、ゲートラインVGKに電位差をつけるために、スタートパルスラインの信号Φsは0Vに落とされる。これにより、最初のシフトサイリスタTn−1のゲート電位が5Vから1.7Vに引き込まれ、しきい値電圧が3.2Vになって、転送ラインΦ1による信号でオンできる状態になる。転送ラインΦ1に5Vが印加され、最初のシフトサイリスタTn−1がオン状態に遷移してから少し遅れて、スタートパルスラインΦsに5Vが供給され、以降、スタートパルスラインΦsには5Vが供給され続ける。
転送ラインΦ1と転送ラインΦ2は互いのオン状態(ここでは5V)が重なる時間Tovを持ち、略相補的な関係になるように構成される。発光サイリスタ点灯用信号ラインΦW1〜ΦW4は、転送ラインΦ1、Φ2の周期の半分の周期で送信され、対応するシフトサイリスタがオン状態のときに、5Vが印加されると点灯する。例えば期間aでは同一のシフトサイリスタに接続されている4つの発光サイリスタが全て点灯している状態であり、期間bでは3つの発光サイリスタが同時点灯している。また、期間cでは全ての発光サイリスタは消灯状態であり、期間dでは2つの発光サイリスタが同時点灯している。期間eでは点灯する発光サイリスタは1つのみである。
本実施例では1個のシフトサイリスタに接続する発光サイリスタの数は4個としているがこれに限ったものではなく、用途に応じて4個より少なくても多くてもよい。なお、上述した回路では各サイリスタのカソードを共通とする回路について説明したが、アノード共通回路でも適宜極性を反転することで適用可能である。
[面発光サイリスタの構造]
図9は、本実施例の面発光サイリスタ部の概略図である。図9(a)は、メサ(台形)構造922に形成された発光素子が複数配列されている発光素子アレイの平面図(模式図)である。図9(b)は、図9(a)に示すB−B線で、メサ構造922に形成された発光素子を切断したときの断面概略図である。発光素子が形成されたメサ構造922は、所定のピッチ(発光素子間の間隔)(例えば1200dpiの解像度の場合には略21.16μm)で配置されており、各メサ構造922は、素子分離溝924により互いに分離されている。
図9(b)において、900は第一伝導型の化合物半導体基板、902は基板900と同じ第一伝導型のバッファ層、904は第一伝導型の二種類の半導体層の積層で構成される分布ブラッグ反射(DBR)層である。また、906は第1の第一伝導型の半導体層、908は第一伝導型とは異なる第1の第二伝導型の半導体層、910は第2の第一伝導型の半導体層、912は第2の第二伝導型の半導体層である。図9(b)に示すように、半導体層906、908、910、912の、伝導型の異なる半導体を交互に積層することで、pnpn型(又はnpnp型)のサイリスタ構造を形成している。本実施例では、基板900にはn型のGaAs基板を用い、バッファ層902にはn型のGaAs又はn型のAlGaAs層、DBR層904にはn型の高Al組成のAlGaAsと低Al組成のAlGaAsの積層構造を用いている。DBR層の上の第1の第一伝導型の半導体層906にはn型のAlGaAs、第1の第二伝導型の半導体層908にはp型のAlGaAsを用いている。また、第2の第一伝導型の半導体層910にはn型のAlGaAs、第2の第二伝導型の半導体層912にはp型のAlGaAsを用いている。
また、メサ構造型の面発光素子では、電流狭窄機構を用い、電流をメサ構造922側面に流さないようにすることで発光効率を向上させている。ここで、本実施例における電流狭窄機構について説明する。図9(b)に示すように、本実施例では第2の第二伝導型の半導体層912であるp型のAlGaAsの上に、p型のGaP層914を形成し、更にその上にn型の透明導電体であるITO層918を形成している。p型のGaP層914は、透明導電体であるITO層918と接触する部分の不純物濃度を十分高く形成しておく。発光サイリスタに対して順バイアスを加えたとき(例えば裏面電極926を接地し、表面電極920に正電圧を加えたとき)、p型のGaP層914は透明導電体のITO層918と接触する部分の不純物濃度を十分高く形成されているため、トンネル接合となる。その結果、電流が流れる。このような構造により、p型のGaP層914は、n型の透明導電体であるITO層918と接触する部分に電流を集中させ、電流狭窄機構を形成している。なお、本実施例においては、ITO層918とp型のAlGaAs層912との間に層間絶縁層916を設けている。ところが、n型のITO層918とp型のAlGaAs層912で形成される付設ダイオードは、発光サイリスタの順方向バイアスに対して逆バイアスになっており、順バイアスしたときに、トンネル接合部以外は基本的に電流が流れない。そのため、n型のITO層918とp型のAlGaAs層912で形成される付設ダイオードの逆方向耐圧が必要な用途に対して十分であれば、省略することも可能である。このような構成により、p型のGaP層914とn型の透明導電体であるITO層918とが接触する部分と略同等な部分の下部の半導体積層部が発光し、DBR層904によってそのほとんどの発光が基板900と反対側に反射される。
[制御基板、駆動基板の制御構成]
図10は、画像データを処理し、露光ヘッド106の駆動基板202に出力する制御基板415と、制御基板415から入力された画像データに基づいて、感光ドラム102を露光する露光ヘッド106の駆動基板202の制御ブロック図である。また、説明を簡便にするために、ここでは1つの色の画像処理について説明するが、本実施例の画像形成装置では、同様の処理を4色同時に並列処理される。図10に示す制御基板415は、露光ヘッド106の駆動基板202に対して、各面発光素子アレイチップ0〜28を制御するための信号である、面発光素子アレイチップ制御信号、Line同期信号、CPU400の制御信号を送信する。各信号は、制御基板415側のコネクタ416から、ケーブル417、418、419を介して、露光ヘッド106側の駆動基板202に実装されたコネクタ301に入力される。
[制御基板の構成]
制御部である制御基板415では、制御手段であるCPU400により、画像データの処理と印刷タイミングの処理が行われる。制御基板415は、画像データ生成部401、ラインデータシフト部402、解像度変換部408、チップデータ変換部403、チップデータシフト部404、駆動部405の機能ブロックを有している。更に、制御基板415は、温度プロファイル変換部407、同期信号生成部406の機能ブロックを有している。以下、制御基板415での画像データが処理される順に、各機能ブロックでの処理について説明する。
(画像データ生成部)
画像データ生成手段である画像データ生成部401は、スキャナ部100又は画像形成装置に接続された外部コンピュータから受信した入力画像データに対し、CPU400から指示された解像度でディザリング処理を行い、画像データを生成する。本実施例では、画像データ生成部401は、第2の解像度相当である2400dpiの解像度でディザリング処理を行うものとする。すなわち、画像データ生成部401が生成する画像データは、2400dpi相当の画素データである。本実施例の2400dpi相当の画素データは1ビットであるものとするが、複数ビットで1画素を表現しても良い。画像データ生成部401が生成する画素データは、副走査方向(感光ドラム102の回転方向でもあり、記録紙の搬送方向でもある)の2400dpi相当のラインに対応するラインデータである。そして、画像データ生成部401は、解像度が2400dpi相当の各画素に対応する画素データを当該画素の主走査方向(露光ヘッド106の長手方向)における位置と関連付けて生成される。
(ラインデータシフト部)
CPU400は、光学センサ113により検知された色ずれ量に基づいて、主走査方向、副走査方向の画像シフト量を2400dpi単位で各々決定する。画像シフト量は、例えば、光学センサ113による色ずれ検出用パターン画像の検知結果に基づいて算出される色間の相対的な色ずれ量に基づいて、CPU400によって決定される。そして、CPU400は、ずれ補正手段であるラインデータシフト部402に画像シフト量を指示する。ラインデータシフト部402では、CPU400から指示された画像シフト量を基に、記録紙1ページ内の画像領域全域に対して、画像データ生成部401から入力された画像データ(ラインデータともいう)を2400dpi単位でシフト処理を行う。シフト処理により、画像の形成位置の補正が行われる。なお、ラインデータシフト部402は、記録紙1ページ内の画像領域を複数に分割し、分割された複数の画像領域毎にシフト処理を実行するようにしても良い。
(解像度変換部)
変換手段である解像度変換部408では、ラインデータシフト部402から出力された画像データ(ラインデータ)に対して、主走査方向のフィルタ処理による補間処理を行い、主走査方向の解像度を2400dpiから1200dpiに変換する。図11は、解像度変換部408でのフィルタ処理の様子を説明する図である。図11において、D1〜D9は、面発光素子アレイチップの画像データ(2400dpiの入力データ)を示す。ここで、画像データD1〜D8は、該当の面発光素子アレイチップの画像データであり、画像データD9は、隣接する面発光素子アレイチップの最端部の画素データである。D1’〜D4’は、解像度変換部408のフィルタ処理を行った後の画像データ(1200dpiの出力データ)を示している。出力データの解像度(1200dpi)は、入力データの解像度(2400dpi)の2分の1であり、各画素の画像データの算出式は、以下の(式1)で表される。
Dn’=D(2×n−1)×K2+D(2×n)×K1+D(2×n+1)×K2・・・(式1)
ここで、nは、各面発光素子アレイチップ内部の面発光素子数512に対応し、発光素子の点灯順番に基づき、n=1〜512の順で逐次、各発光素子での画像データの演算が行われる。第1の係数であるK1は、出力データと、主走査方向の同じ座標位置となる入力データに対する重み係数である。第2の係数であるK2は、出力データに対して主走査方向に2分の1画素分ずれた座標の入力データに対する重み係数である。本実施例では、K1=0.5、K2=0.25の値で補間演算(フィルタ処理)を行うこととしているが、本実施例と異なる重み係数を用いてもよい。本実施例では、重み係数K2を0より大きい値とすることで、出力データの解像度(1200dpi)よりも高い解像度(2400dpi)で生成された画像データの情報を出力データに反映することができる。具体的には、前段までの処理は、主走査方向の画像位置移動を2400dpiで行う。そして、後段の処理は、解像度変換部408で画像データの解像度を1200dpiに変換することにより、2400dpi単位での画像移動精度を維持した状態で、1200dpiの画像を生成することが可能となる。
(同期信号生成部)
同期信号生成部406は、感光ドラム102の回転速度に同期した信号で、感光ドラム102の回転方向の1ライン分の周期信号(以下、Line同期信号という)を生成する。CPU400は、同期信号生成部406にLine同期信号の周期、すなわち予め定められた感光ドラム102の回転速度に対して、感光ドラム102表面が回転方向(副走査方向)に2400dpiの画素サイズ(約10.5μm)移動する時間を指示する。例えば、副走査方向に200mm/秒の速度で印刷する場合には、CPU400は、Line同期信号の周期(副走査方向1ライン分の周期)を約52.9μs(≒(25.4mm/2400ドット)/200mm)として、同期信号生成部406に指示する。画像形成装置が感光ドラム102の回転速度を検知する検知部を有している場合、CPU400は、検知部の検知結果(エンコーダが出力する信号の発生周期)に基づいて、副走査方向の感光ドラム102の回転速度を算出する。そして、CPU400は、当該算出結果に基づいてLine同期信号の周期を決定する。ここでの検知部は、例えば感光ドラムの回転軸に設置したエンコーダである。一方、画像形成装置が感光ドラム102の回転速度を検知する検知部を有していない場合、次のような情報に基づいて、感光ドラム102の回転速度を算出する。すなわち、CPU400は、ユーザが操作部から入力するシートの坪量(g/cm)やシートサイズなどの紙の種類の情報に基づいて、Line同期信号の周期を決定する。
[温度プロファイル変換部]
温度プロファイル変換部407は、入力された画像データ(ラインデータ)を主走査方向に面発光素子アレイチップ0〜28のチップ単位に分割し、面発光素子アレイチップ単位で主走査方向・副走査方向について、画像データの加算処理を行う。そして、温度プロファイル変換部407は、加算処理により求められた加算結果に応じた温度補正値へ変換する。詳細は後述する。
(チップデータ変換部)
チップデータ変換部403は、Line同期信号に同期して、解像度変換部408より、感光ドラム102の副走査方向の1ライン分ずつ、ラインデータの読み出しを行う。そして、チップデータ変換部403は、読み出したラインデータを面発光素子アレイチップ毎のラインデータに分割するデータ処理を実行する。
図12(a)は、チップデータ変換部403の構成を示すブロック図である。図12(a)において、同期信号生成部406から出力されるLine同期信号は、カウンタ530に入力される。カウンタ530は、入力されるLine同期信号を変調してLine同期信号よりも高周波のCLK信号を生成する周波数変調回路を備えている。カウンタ530は、周波数変調回路の代わりにLine同期信号よりも高周波のクロック信号(CLK)を生成する発振器を内蔵していても良い。以下では、チップデータ変換部403が解像度変換部408からラインデータを読み出す構成を例示するが、実施の形態はこれに限られるものではない。すなわち、解像度変換部408にLine同期信号を供給し、かつクロック信号を解像度変換部408が内部で生成することで、解像度変換部408がチップデータ変換部403に対して主体的にラインデータを送信するよう構成しても良い。
カウンタ530はLine同期信号が入力されると、カウント値を0にリセットした後、CLK(クロック)信号(図12(b)参照)のパルス数に同期して、カウント値をインクリメントする。カウンタ530が生成するCLK信号の周波数は、チップデータ変換部403がLine同期信号の1周期内に読み出すべき画素データの容量(ビット数)と、後述するチップデータ変換部403のデータ処理速度と、に基づいて設計段階で決定される。例えば、上述したように、面発光素子アレイ素子群201は、副走査方向の1ラインを露光する発光素子を14,848素子(1200dpi換算)有している。
チップデータ変換部403は、Line同期信号の間に、副走査方向1ライン分のラインデータを読み出して後述するラインメモリ500への書き込みと、後述するメモリ501〜529への画像データの書き込みを行う。そのため、カウンタ530は、1ラインのラインデータに含まれる画素数(14,848)の2倍の数(29,696)のカウント動作を行う。カウンタ530のカウント値が1〜14,848までの期間をTm1、カウント値が14,849〜29,696までの期間をTm2とする(図12(b)参照)。READ制御部531は、カウンタ530のカウント値に応じてラインデータを解像度変換部408から読み出す。すなわち、READ制御部531は、カウンタ530のカウント値が1〜14,848までの期間Tm1に、主走査方向1ライン分のラインデータ(14,848画素)をラインメモリ500に格納する。また、WR制御部532は、カウンタ530のカウント値が14,849〜29,696の期間Tm2に、ラインメモリ500に格納された副走査方向1ライン分のラインデータをメモリ501〜529に分割して書き込む。メモリ501〜529はラインメモリ500よりも記憶容量の少ないメモリであり、面発光素子アレイチップ毎に分割されたラインデータ(分割ラインデータ)を記憶する。メモリ501〜529は、面発光素子アレイチップ0〜28に対応して設けられているFIFO(First In First Out:先入れ先出し)メモリである。即ち、メモリ501は面発光素子アレイチップ0に対応するラインデータを記憶し、メモリ502は面発光素子アレイチップ1に対応するラインデータを記憶し、・・・メモリ529は面発光素子アレイチップ28に対応するラインデータを記憶する。
続いて、チップデータ変換部403が実行する解像度変換部408から読み出したラインデータのメモリ501〜529への書き込み、及びメモリ501〜529に書き込まれた画像データの出力について説明する。図12(b)は、チップデータ変換部403におけるラインデータの入出力タイミングを説明するタイムチャートである。図12(b)において、Line同期信号は、同期信号生成部406から出力されるパルス信号を示している。また、図中、TL1、TL2、・・・TL10は、副走査方向1ライン分の周期の番号を示している。また、Line同期信号の1周期は、カウンタ530のカウンタ値に応じて、期間Tm1と期間Tm2に分割されている。ラインメモリ500への入力データは、解像度変換部408からの画像データを示しており、周期TL1、TL2、・・・TL10の期間Tm1に解像度変換部408から入力される。図12(b)中の1ライン目データとは、副走査方向の1ライン目のラインデータ(主走査方向1ライン分)を指している。同様に、2ライン目データ、・・・10ライン目データとは、それぞれ、副走査方向の2ライン目のラインデータ、・・・副走査方向の10ライン目のラインデータ(主走査方向1ライン分)を指している。
また、図12(b)に示す‘メモリ501への入力データ’は、ラインメモリ500に格納された主走査方向1ライン分のラインデータのうち、面発光素子アレイチップ0に対応するラインデータがメモリ501に書き込まれるタイミングを示している。同様にメモリ502への入力データ、メモリ503への入力データ、・・・メモリ529への入力データは、各々面発光素子アレイチップ1、2、・・・28に対応するラインデータがメモリ502、503、・・・529に書き込まれるタイミングを示している。なお、メモリ501への入力データの1ライン目データとは、主走査方向1ライン分の全ラインデータではなく、面発光素子アレイチップ0が対応する主走査方向のラインデータ(分割ラインデータ)を指している。メモリ502〜メモリ529の入力データについても同様である。
図12(b)に示す‘メモリ501からの出力データ’は、メモリ501に書き込まれたラインデータを面発光素子アレイチップ0に出力するために読み出すタイミングを示している。同様に、図12(b)に示す‘メモリ502からの出力データ’、・・・‘メモリ529からの出力データ’は、それぞれ面発光素子アレイチップ1、・・・面発光素子アレイチップ28に出力するために読み出すタイミングを示している。なお、メモリ501からの出力データの1ライン目データとは、主走査方向1ライン分の全ラインデータではなく、面発光素子アレイチップ0が対応する主走査方向のラインデータ(分割ラインデータ)を指している。メモリ502〜メモリ529からの出力データについても同様である。
本実施例では、ラインメモリ500より、主走査方向1ライン分のラインデータを順次読み出し、まず、面発光素子アレイチップ0のラインデータを格納するメモリ501への書き込みが行われる。次に、面発光素子アレイチップ1の画像データを格納するメモリ502への書き込みが行われ、以降、面発光素子アレイチップ28の画像データを格納するメモリ529まで順次、書き込みが連続的に行われる。なお、チップデータ変換部403の後段のチップデータシフト部404では、面発光素子アレイチップ単位での副走査方向のデータシフト処理が行われる。そのため、メモリ501〜529には、副走査方向10ライン分のラインデータが格納されるものとする。
(チップデータシフト部)
ずれ補正手段であるチップデータシフト部404は、次のような制御を行う。すなわち、CPU400から予め指示された面発光素子アレイチップ毎の副走査方向の画像シフト量に関するデータ(2400dpi単位)に基づいて、メモリ601〜629からのラインデータの相対的な読み出しタイミングを制御する。以下、チップデータシフト部404が実行する副走査方向の画像シフト処理について具体的に説明する。
露光ヘッド106の長手方向において、偶数番目の各面発光素子アレイチップの実装位置にずれがないことが望ましい。同様に、露光ヘッド106の長手方向においても、奇数番目の各面発光素子アレイチップの実装位置にずれがないことが望ましい。また、偶数番目の各面発光素子アレイチップと奇数番目の各面発光素子アレイチップとの副走査方向の実装位置関係は2400dpi相当で所定の画素数(例えば、8画素)であることが設計上好ましい。更に、各面発光素子アレイチップ内における発光素子列の副走査方向の配置位置が固体差を持たず一定であることが好ましい。しかしながら、面発光素子アレイチップの実装位置や発光素子列の配置位置は誤差を含み、これらの誤差が出力画像の画質の低下を招くおそれがある。
図10に示すメモリ420(ROM)には、駆動基板202に千鳥状に実装された面発光素子アレイチップ0〜28の各発光素子列の副走査方向の相対的な位置関係から演算された補正データが記憶されている。例えば、メモリ420には、次のような測定データに基づく補正データが記憶されている。副走査方向の位置の基準となる面発光素子アレイチップ0の発光素子列に対し、他の面発光素子アレイチップ1〜28の各発光素子列が副走査方向に2400dpi相当で何画素ずれて駆動基板202に実装されているかを示す補正データが記憶されている。測定データは、駆動基板202に面発光素子アレイチップ1〜28を実装した後、測定装置によって各面発光素子アレイチップの発光素子を点灯させ、その受光結果に基づいて計測される。CPU400は、画像形成装置の電源がONされたことに応じてメモリ420から読み出した補正データをチップデータシフト部404の内部レジスタに設定する。チップデータシフト部404は、内部レジスタに設定された補正データに基づいてメモリ601〜629に記憶された同一ラインを形成するためのラインデータのシフト処理を行う。例えば、面発光素子アレイチップ0の発光素子列に対して面発光素子アレイチップ1の発光素子列が2400dpi相当で副走査方向に8画素ずれて駆動基板に実装されている場合には、チップデータシフト部404は、次のような処理を行う。すなわち、チップデータシフト部404は、駆動基板202への面発光素子アレイチップ0に対応するラインデータの出力タイミングに対して、同一ラインをなす面発光素子アレイチップ1に対応するラインデータの出力タイミングが8画素分遅延させる。そのため、チップデータシフト部404は、面発光素子アレイチップ0に対応するラインデータに対して、面発光素子アレイチップ1に対応する全ラインデータをシフトさせる。
[温度プロファイル変換部407]
図13は、温度プロファイル変換部407の構成を示す制御ブロック図である。発熱量推定手段である温度プロファイル変換部407は、図13に示すように、解像度変換部408からの画像データ、同期信号生成部406からのLine同期信号、CPU400からの制御信号が入力される。温度プロファイル変換部407は、ビデオカウント部1300とカウント値格納部1301、プロファイル変換処理部1302で構成されている。温度プロファイル変換部407は、面発光素子アレイチップ0〜28の発光による発熱に応じた光量変動を補正する補正係数の算出を行う。
面発光素子アレイチップ0〜28は、入力される画像データにより発光量が決まる。そのため、入力された画像データ値から発光発熱量の推定が可能であり、推定した発光発熱量から光量変動を求め、面発光素子アレイチップ0〜28毎の補正値を得ることができる。以下で、推定手法を説明する。
(ビデオカウント部)
カウント手段であるビデオカウント部1300は、解像度変換部408からの主走査方向の1ライン分の入力された画像データ(ラインデータ)を各面発光素子アレイチップに対応させた512画素単位に分割し、512画素単位で処理を行う。詳細には、512画素分の入力画像データの画素値の加算処理を実施し、面発光素子アレイチップ0〜28に対応する29個の加算結果を求める。
ビデオカウント部1300は、図13に示すように512画素をカウントするカウンタ部1303と、加算処理部1304と、を有している。ビデオカウント部1300は、加算処理部1304により加算された画素値をカウント値格納部1301へ出力し、カウント値格納部1301は、ビデオカウント部1300から出力された加算値を格納する。
カウンタ部1303は、2つのカウンタCNT0、CNT1を有する。カウンタCNT0は、面発光素子アレイチップ1個分の面発光素子をカウントするカウンタであり、画像データが1画素入力される度に+1カウントし、0〜511までカウントすると0にクリアされ、再びカウント動作を行う。一方、カウンタCNT1は、面発光素子アレイチップ数をカウントするカウンタであり、カウンタCNT0が0〜511までカウントする度に+1カウントされ、28までカウントすると0にクリアされる。また、カウンタ部1303は同期信号生成部406と接続されており、Line同期信号の立ち上がりエッジで、カウンタCNT0、CNT1は共に0にクリアされる。カウンタCNT0は、面発光素子アレイチップの素子数、カウンタCNT1は、面発光素子アレイチップ数に対応する。
(加算処理部)
加算処理部1304は、カウンタ部1303のカウンタCNT0が0〜511までカウントする間に、解像度変換部408から入力される画像データの画素値を1画素毎に加算する。更に、加算処理部1304は、同様の処理をCNT1がインクリメントされる毎に各面発光素子アレイチップについて行う。加算処理部1304の処理は、次の(式2)に基づいた処理であり。図14は、加算処理部1304による(式2)の処理を説明する図である。
VADD(CNT1)=VADD(CNT1)+VIDEO_DATA(i)・・・(式2)
(式2)において、CNT1は、上述したように面発光素子アレイチップ0〜28のチップ番号を示し、29個の面発光素子アレイチップ0〜28に対応する。VIDEO_DATAは、解像度変換部408から入力される1画素分の画像データであり、iは0〜14847の範囲の値で、主走査方向の画素位置に対応し、iの値は、i=512×CNT1+CNT0により算出される。ここでは、主走査方向の1ライン分の画像データの処理を説明したが、記録紙1枚の片面全体である1面の画像データに対しては、本処理が記録紙の片面分、繰り返し実施される。
(カウント値格納部)
ビデオカウント部1300は、加算処理部1304でカウントした、面発光素子アレイチップ0〜28のチップ毎の画像データの加算値(VADD(CNT1))をカウント値格納部1301の内部メモリであるMEM(CNT1)へ格納する。画像データの加算値のMEM(CNT1)への格納は、カウンタCNT1が+1インクリメントされるタイミングにて実施される。
また、加算処理部1304は、主走査方向の次ラインの面発光素子アレイチップ毎の画像データ加算値を、カウント値格納部1301に格納されている前ラインの面発光素子アレイチップ毎の画像データ加算値に加算する処理を行う。そのため、カウント値格納部1301のMEM(CNT1)への画像データの加算値の格納は、次の(式3)に従う。
MEM(CNT1)=MEM(CNT1)+VADD(CNT1)・・・(式3)
なお、(式3)において、CNT1は面発光素子アレイチップ0〜28のチップ番号を示し、29個の面発光素子アレイチップ0〜28に対応する。(式3)によって、記録紙の片面である1面の画像データに対する各面発光素子アレイチップ0〜28に対応する画素値の加算値が算出され、この算出された加算値が、後述する各面発光素子アレイチップでの発熱量を推定するための補正値となる。
(プロファイル変換処理部)
プロファイル変換処理部1302は、カウント値格納部1301に格納された面発光素子アレイチップ0〜28毎の画素値の加算値に従い、加算値を光量補正値へ変換する。図15は、カウント値格納部1301に格納された面発光素子アレイチップの画素値の加算値(α)と光量低下量(β)との対応関係を示すグラフである。図15において、縦軸は発光光量の光量低下量を示し、横軸は面発光素子アレイチップの画素値の加算値を示す。なお、本実施例では、プロファイル変換処理部1302は、面発光素子アレイチップの画素値の加算値と発光光量低下量とを対応付けたプロファイル変換テーブル(表)を有している。例えば、図15に示すように、カウント値格納部1301に格納された面発光素子アレイチップ0の画素値の加算値がα、すなわちMEM(0)=αの場合には、βが光量低下量となるようにプロファイル変換テーブルにより変換される。同様に、カウント値格納部1301に格納された面発光素子アレイチップ1〜28の画素値の加算値がそれぞれ、プロファイル変換テーブルにより対応する光量低下量に変換される。プロファイル変換テーブルの値は、実験的に得られる値であり、CPU400により設定が可能となっている。また、プロファイル変換テーブルの設定値は、面発光素子アレイチップ0〜28の光量に対して、CPU400により変更可能となっている。
プロファイル変換処理部1302は、カウント値格納部1301に格納された面発光素子アレイチップ0〜28のカウント値(MEM(CNT1))をプロファイル変換テーブルにより光量低下量(LUM(CNT1))に変換する。そして、プロファイル変換処理部1302は、変換した光量低下量から最大値(LUM_MAX)を求め、次の(式5)により、面発光素子アレイチップ1〜28毎の比率である光量補正係数rを算出する。
r(CNT1)=LUM(CNT1)/LUM_MAX・・・(式5)
ここで、CNT1は面発光素子アレイチップ0〜28を示し、r(CNT1)は、面発光素子アレイチップ0〜28の光量補正係数を示す。算出された光量補正係数rは、CPU400により駆動部405へ出力される。駆動部405では、光量補正係数rに基づいてPWM信号のDutyを補正する。
[紙間時間補正]
カウント値格納部1301は、CPU400と接続されており、CPU400からの指示に基づいて、カウント値格納部1301に格納された面発光素子アレイチップ0〜28のカウント値である画素値の加算値を補正する。詳細には、CPU400は、画像データの終了ラインである、先行する記録材の後端から次の画像データの開始ラインである後続の記録材の先端までの経過時間(紙間時間)を計測している。カウント値格納部1301は、CPU400にて計測された経過時間に応じて、例えば図16に示す、時間の経過とともに減衰する特性を持つ補正係数CORを用いて、次の(式4)により、MEM(0)〜MEM(28)に格納された加算値をそれぞれ補正する。
MEM(CNT1)=MEM(CNT1)×COR・・・(式4)
図16は、CPU400にて計測された経過時間(紙間時間)と、補正係数CORとの対応関係を示すグラフである。図16の縦軸は、補正係数CORを示し、横軸はtime(記録材の後端から次の記録材の先端までの経過時間(紙間時間))を示す。なお、紙間時間は、次の印刷ジョブまでの時間でもある。例として、図16では、画像データの終了ラインから次の画像データの開始ラインまでの経過時間(図16では次のJobまでの時間)がγであった場合、補正係数(COR)は0.2となる。そして、カウント値格納部1301は、カウント値格納部1301に格納された面発光素子アレイチップ0〜28に対応する加算値MEM(CNT1)に0.2を乗じて、加算値を補正する。なお、図16において、次のJobまでの時間が所定の時間を超える場合には、補正係数(COR)は0となる。上述した補正によって、時間経過に伴う放熱分を考慮した加算値が、次の画像データへオフセットされることとなり、光量低下分をより精度高く補正することが可能となる。
[隣接する面発光素子アレイチップからの温度影響]
各面発光素子アレイチップの温度は、両隣に位置する面発光素子アレイチップからの温度変化量にも影響される。そのため、カウント値格納部1301は、注目する発光素子アレイチップの隣接する面発光素子アレイチップの画像データの加算値(MEM(n))と温度影響度に応じて、注目する発光素子アレイチップの画素値の加算値を補正する処理を行う。温度影響度は、隣接チップへ与える温度影響率(%)のことであり、実験的に得られる値でCPU400によって自由に設定可能な値である。
図13に示すカウント値格納部1301において、注目する面発光素子アレイチップ1の画素値の加算値MEM(1)が300、主走査方向の上流側に隣接する面発光素子アレイチップ0の画素値の加算値MEM(0)が200とする。更に、注目する面発光素子アレイチップ1の主走査方向の下流側に隣接する面発光素子アレイチップ2の画素値の加算値MEM(2)が400であった場合を例に説明する。
例えば、CPU400から温度影響率が10%と指示された場合、面発光素子アレイチップ1の画素値の加算値MEM(1)に対して、面発光素子アレイチップ0のMEM(0)、面発光素子アレイチップ0のMEM(2)への影響は、次のように算出される。
MEM(1)=MEM(1)+0.1×(MEM(0)+MEM(2))
=300+0.1×(200+400)=360
また、露光ヘッド106の両側の最端部に位置する面発光素子アレイチップ0、28は、それぞれ、片側の隣接する面発光素子アレイチップ1、27の画素値の加算値MEM(1)、MEM(27)と、温度影響度に応じて補正される。なお、上述した温度影響率についての処理は、面発光素子アレイチップ0〜28それぞれについて、順次処理される。
補正された加算値は、カウント値格納部1301のMEM(0)〜MEM(28)へ各々格納され、プロファイル変換処理部1302にて、変換処理が行われる。上述した温度影響度についての処理によって、面発光素子アレイチップの隣接する面発光素子アレイチップへの温度影響を考慮した画素値の加算値を算出できるため、温度影響による光量変動を精度よく補正することが可能となる。
[駆動部]
図17は、駆動部405の構成を示す制御ブロック図である。駆動部405は、面発光素子アレイチップ0〜28を駆動する制御信号Φ1・Φ2・ΦSと、温度プロファイル変換部407からの情報と初期調整値記憶部303の情報に基づき、入力画像データから面発光素子を発光させるPWM信号に変換する。駆動部405は、図17に示すように、LUT1200、LUT調整部1204、PWMカウンタ1205、タイミング制御部1201、PWM信号生成部1202、制御信号生成部1203で構成される。駆動部405は、チップデータシフト部404から面発光素子アレイチップ0〜28に対応した画像データを受け取り、チップ毎に並列に処理可能な回路構成となっている。
(LUT)
光量補正手段であるLUT1200は、面発光素子アレイチップの発光素子に対応する画素毎の画像データ値(濃度データ値)をルックアップテーブル(Look Up Table)を用いて、光量値データへ変換する。LUT1200では、面発光素子アレイチップの発光時間の応答特性より、パルス発光させたときの積算光量が所定の値となるように、画素毎のデータ値の変換を行う。例えば、面発光素子アレイチップの発光時間の応答が遅く、積算光量が目標値より小さい場合は、データ値が増えるようなデータ変換を行う。本実施例では、画像形成を開始する前にCPU400が、ルックアップテーブルに設定される変換テーブルの値を、実験的に得られた発光素子アレイチップの応答特性に基づいた所定の値に、設定するものとする。表1は、入力画像データとLUT1200の変換テーブル値との対応を示す表である。ここでは、LUT1200にてチップデータシフト部404からの3ビットの画像データ(値:0〜7)を6ビットデータ(値:0〜63)へ変換する変換テーブルの一例を示す。なお、変換テーブルは、面発光素子アレイチップ0〜28毎に設けられる構成となっている。
Figure 2020059124
(LUT調整部)
LUT調整部1204は、LUT1200にて変換された画像データに温度プロファイル変換部407にて算出された光量補正係数(r)を乗算し、PWM信号生成用データを生成する。なお、光量補正係数(r)はCPU400を介してLUT調整部1204へ入力され、PWM信号生成用データは、面発光素子アレイチップ単位で生成される。面発光素子アレイチップ0に対するPWM信号生成用データの調整を例に挙げると、変換テーブル値が51であり、光量補正係数(r)が0.9であった場合、PWM信号生成用データは、51×0.9=46に調整される。
(タイミング制御部)
タイミング制御部1201は、制御基板415の同期信号生成部406で生成されたLine同期信号より、各画素の画素区間に対応した同期信号を生成し、PWMカウンタ1205及び制御信号生成部1203に出力する。
(PWMカウンタ)
PWMカウンタ1205は、1画素データを64分割する高速クロックにおいて、タイミング制御部1201からの同期信号の立ち下がりエッジを開始基準とし、カウントアップ動作を行う。本実施例では、カウンタ値が0から63のカウントアップ動作を繰り返すように、PWMカウンタ1205には、タイミング制御部1201から同期信号が入力される。また、PWMカウンタ1205は、カウンタ値をPWM信号生成部1202へ出力する。図18は、PWMカウンタ1205のカウント動作を説明する図である。PWMカウンタ1205は、カウント値が63を超えても、タイミング制御部1201からの同期信号が入力されない場合、例えばカウント値は64でホールドされる。また、タイミング制御部1201からの同期信号の立ち下がりエッジにて、カウント値は0にクリアされる。
(PWM信号生成部)
PWM信号生成部1202は、PWM信号生成用データとPWMカウンタ1205のPWMカウンタ値とに基づいて、面発光素子アレイチップ0〜28毎にPWM信号を生成する。図19は、PWM信号を生成する過程を説明する図である。PWM信号生成部1202は、PWMカウンタ値が0からPWM信号生成用データ(値:46)と一致するまでの間、ハイ(High)レベルのPWM信号を出力する。そして、PWM信号生成部1202は、PWMカウンタ値がPWM信号生成用データ(値:46)を超えると、ロー(Low)レベルのPWM信号を出力する。再び、PWMカウンタ値が0になると、PWM信号はハイレベルとなり、PWMカウンタ値が次のPWM信号生成用データ(値:41)を超えると、PWM信号はローレベルとなる。なお、図19は1個の面発光素子アレイチップの1素子に対応する画素のPWM信号生成の例を示している。本実施例では、面発光素子アレイチップ0〜28に対して、各々4素子を発光させる画像データ(4画素×29チップ)に対応したPWM信号が並列処理により生成される。
(制御信号生成部)
制御信号生成部1203は、タイミング制御部1201で生成された画素区間に対応する同期信号より、画素毎にシフトサイリスタを転送するための制御信号Φs、Φ1、Φ2を生成する。そして、制御信号Φs、Φ1、Φ2とPWM信号生成部1202で生成されたPWM信号は、コネクタ416、301を介して露光ヘッド106へ出力される。なお、本実施例におけるPWM信号は、面発光素子アレイチップ29個に対して4素子の発光素子を同時点灯するために116個(=4素子×29個)出力される構成である。PWM信号は、Serializer−IC,Deserializer−ICを用いた高速シリアル通信により転送する構成でもよい。
[露光ヘッドの駆動基板]
次に、露光ヘッド106の駆動基板202における処理について説明する。前述したように、駆動基板202には、コネクタ301、駆動制御部302、初期調整値記憶部303が実装されている。図10に示すように、コネクタ301には、制御基板415から、コネクタ416を介して面発光素子を制御する制御信号Φ1、Φ2、ΦSを伝達する信号線と、電源電圧線、グランド線が接続され、各々面発光素子アレイチップ0〜28に接続されている。初期調整値記憶部303には、目標光量を得るための各々の面発光素子アレイチップの調整値が格納されている。駆動制御部302は、制御基板415からのPWM信号に同期して面発光素子アレイチップ0〜28を駆動する駆動電圧を生成する。駆動制御部302は、CPU400によって所定の光量となるように出力信号の電圧レベルを5V中心に調整可能な構成とする。本実施例では、各面発光素子アレイチップ0〜28は、同時に4つの素子を独立して駆動できる構成をとっており、駆動制御部302はチップ毎に駆動信号4ライン(合計29チップ×4=116ライン)を供給する。各面発光素子アレイチップ0〜28に供給される駆動信号は、ΦW1〜ΦW4とする。
[その他の実施例]
本実施例では、PWM信号の調整にて温度変動による光量補正を実施する手法を説明した。一方、電流駆動により面発光素子アレイチップ0〜28の光量を制御する駆動方式において実施することも可能である。
図20は、面発光素子アレイチップ0〜28の光量を電流駆動により制御する駆動制御部302の構成を示す制御ブロック図である。駆動制御部302は、DA変換器0〜28(図中、DAC0〜28で表示)と、DA変換器のデジタル入力値を格納するレジスタ0〜28、駆動電流補正部0〜28で構成されている。CPU400は、初期調整値記憶部303に格納された面発光素子アレイチップ0〜28に対応した駆動電流調整値0〜28を読出し、レジスタ0〜28に設定する。なお、初期調整値記憶部303に格納されている駆動電流調整値0〜28は、面発光素子アレイチップ0〜28の発光量が目標光量となるように露光ヘッド106製造時の調整工程において調整された値である。
駆動電流補正部0〜28は、CPU400から読出された各面発光素子アレイチップ0〜28に対応する光量補正係数rと、レジスタ0〜28に設定された駆動電流調整値0〜28を乗じて、駆動電流補正値0〜28を算出する。DAC0〜28は、駆動電流補正部0〜28から入力される駆動電流補正値0〜28のデジタル値に応じたアナログ値を面発光素子アレイチップ0〜28に出力する。これより、温度変動に対する光量補正を面発光素子アレイチップ毎に電流駆動により制御することが可能となる。
図21は、各面発光素子アレイチップ0〜28を同一の画素値で発光させたときの各面発光素子アレイチップの光量を示すグラフである。図21(a)は、温度に対する光量補正を行う前の各面発光素子アレイチップの光量を示す図であり、図21(b)は、本実施例で説明した温度補正処理を行った各面発光素子アレイチップの光量を示す図である。図21(a)、(b)において、横軸は面発光素子アレイチップ0〜28の位置を示し、縦軸は面発光素子アレイチップ0〜28の光量を示す。図21(a)は、温度による光量ムラが発生していることを示しており、図21(b)は、本実施例の温度補正処理により、各面発光素子アレイチップの光量を均一にできることを示している。以上説明した温度補正制御により、入力画像データに基づく発熱による光量劣化を補正することが可能となり、光量ムラを低減し、濃度ムラの無い高品質の画像を形成できる。
以上説明したように、本実施例によれば、面発光素子アレイチップ毎に、温度変化量に応じた光量補正を行うことができる。
0〜28 面発光素子アレイチップ
102 感光ドラム
103 作像部
106 露光ヘッド
400 CPU

Claims (8)

  1. 複数の面発光素子アレイチップを有し、感光体を露光する露光ヘッドと、
    前記感光体を有し、前記露光ヘッドにより前記感光体に形成された静電潜像を現像して、記録材に画像形成する画像形成手段と、
    画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記画像データ生成手段により生成された前記画像データの画素値を、前記面発光素子アレイチップ毎にカウントするカウント手段と、
    前記露光ヘッドの光量を補正する制御手段と、
    前記カウント手段によりカウントされた前記面発光素子アレイチップ毎のカウント値に基づいて、各々の前記面発光素子アレイチップの発熱量を推定する発熱量推定手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記発熱量推定手段が推定する各々の前記面発光素子アレイチップの発熱量に基づいて、各々の前記面発光素子アレイチップの光量を補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記発熱量推定手段は、前記カウント手段でカウントされた各々の前記面発光素子アレイチップの前記カウント値と、前記面発光素子アレイチップの光量低下量とを対応付けたテーブルを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記テーブルを前記画像形成装置が画像形成を行う前に、前記発熱量推定手段に設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記発熱量推定手段は、各々の前記面発光素子アレイチップに隣接する面発光素子アレイチップの前記カウント値と、面発光素子アレイチップの温度が隣接する面発光素子アレイチップに与える温度影響率と、に基づいて、各々の前記面発光素子アレイチップの前記カウント値を補正することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記温度影響率は、前記制御手段により設定されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記発熱量推定手段は、前記面発光素子アレイチップの前記カウント値に、先行する記録材の後端から後続の記録材の先端までの紙間時間に応じた係数を乗ずることにより、前記面発光素子アレイチップの前記カウント値を補正し、
    前記紙間時間が所定の時間よりも大きい場合には、前記係数を0に設定することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記発熱量推定手段は、各々の前記面発光素子アレイチップについて、各々の前記面発光素子アレイチップの前記カウント値に基づいて前記テーブルにより変換された面発光素子アレイチップの光量低下量のうちの最大の光量低下量と、各々の前記面発光素子アレイチップの前記カウント値に基づいて前記テーブルにより変換された、各々の前記面発光素子アレイチップの光量低下量との比率を算出することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記算出された各々の前記面発光素子アレイチップの光量低下量との比率に基づいて、前記露光ヘッドの各々の前記面発光素子アレイチップの光量を補正することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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