JP2020058207A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電装置の内圧の過度の上昇を抑制する。【解決手段】蓄電装置の許容入力電力および許容出力電力の範囲内でモータを制御する。そして、走行予定ルートにおける対象下り坂区間でモータの回生駆動による蓄電装置の充電により蓄電装置の内圧が所定内圧よりも高くなると予測したときには、対象下り坂区間での許容入力電力を小さくする。これにより、対象下り坂区間で、モータの回生駆動による蓄電装置の入力電力が大きくなるのを抑制することができ、蓄電装置の内圧の過度の上昇を抑制することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、走行用のモータを備える電動車両に関する。
従来、この種の車両としては、走行用のエンジンおよびモータと、モータと電力をやりとりする蓄電池とを備える車両において、蓄電池の残容量が第1残容量に近づくように蓄電池の第1充放電要求出力を設定すると共に要求駆動力と第1充放電要求出力とに基づいてエンジンおよびモータを制御する第1制御と、蓄電池の残容量が第1残容量よりも低い第2残容量に近づくように且つ第1充放電要求出力よりも大きくなるように蓄電池の第2充放電要求出力を設定すると共に要求駆動力と第2充放電要求出力とに基づいてエンジンおよびモータを制御する第2制御と、を切り替えて実行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、基本的には、車両の走行予定ルートの対象下り坂区間の開始地点よりも手前の下り坂制御開始地点から対象下り坂区間の終了地点までの区間を制御区間として特定し、制御区間以外の区間を車両が走行するときには第1制御を実行し、制御区間を車両が走行するときには第2制御を実行する。そして、車両が下り坂制御開始地点に到達した時点で蓄電池の残容量が第2残容量以下の判定閾値よりも小さいときには、第2制御の実行を開始することなく、第1制御の実行を継続する。
特開2017−35964号公報
こうした車両では、下り坂でモータの回生駆動による蓄電装置の充電が継続すると、蓄電装置の内圧が上昇する。蓄電装置の内圧が過度に上昇すると、蓄電装置の保護のために許容入力電力が十分に小さい値に且つ比較的長時間に亘って制限され、車両のエネルギ効率やドライバビリティが悪化する懸念がある。このため、蓄電装置の内圧の過度の上昇を抑制することが求められる。
本発明の電動車両は、蓄電装置の内圧の過度の上昇を抑制することを主目的とする。
本発明の電動車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電動車両は、
走行用のモータと、
前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、
前記蓄電装置の許容入力電力および許容出力電力の範囲内で前記モータを制御する制御装置と、
を備える電動車両であって、
前記制御装置は、走行予定ルートにおける対象下り坂区間で前記モータの回生駆動による前記蓄電装置の充電により前記蓄電装置の内圧が所定内圧よりも高くなると予測したときには、前記対象下り坂区間での前記許容入力電力を小さくする、
ことを要旨とする。
この本発明の電動車両では、蓄電装置の許容入力電力および許容出力電力の範囲内でモータを制御する。そして、走行予定ルートにおける対象下り坂区間でモータの回生駆動による蓄電装置の充電により蓄電装置の内圧が所定内圧よりも高くなると予測したときには、対象下り坂区間での許容入力電力を小さくする。これにより、対象下り坂区間で、モータの回生駆動による蓄電装置の入力電力が大きくなるのを抑制することができ、蓄電装置の内圧の過度の上昇を抑制することができる。この結果、車両のエネルギ効率やドライバビリティが悪化するのを抑制することができる。
本発明の電動車両において、前記制御装置は、前記対象下り坂区間で前記蓄電装置の充電電力量である区間充電電力量を推定し、前記区間充電電力量に基づいて前記対象下り坂区間の終了地点に到達するときの前記蓄電装置の内圧である終了地点内圧を推定し、前記終了地点内圧と前記所定内圧との比較により前記対象下り坂区間で前記蓄電装置の内圧が所定内圧よりも高くなるか否かを予測するものとしてもよい。こうすれば、対象下り坂区間で蓄電装置の内圧が所定内圧よりも高くなるか否かをより適切に予測することができる。
この場合、前記制御装置は、前記終了地点内圧が前記所定内圧よりも高いときには、前記対象下り坂区間での前記許容入力電力を、前記終了地点内圧が高いほど小さくなる(制限が厳しくなる)ように設定するものとしてもよい。
本発明の電動車両において、前記制御装置は、前記対象下り坂区間で前記蓄電装置の内圧が所定内圧よりも高くなり且つ前記蓄電装置の電圧が所定電圧よりも高くなると予測したときに、前記対象下り坂区間での前記許容入力電力を小さくするものとしてもよい。また、前記制御装置は、前記対象下り坂区間で前記蓄電装置の内圧が所定内圧よりも高くなり且つ前記蓄電装置の蓄電割合が所定割合よりも高くなると予測したときに、前記対象下り坂区間での前記許容入力電力を小さくするものとしてもよい。こうすれば、対象下り坂区間で許容入力電力を小さくするか否かをより適切に判断することができる。
本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット50により実行される入力制限補正ルーチンの一例を示すフローチャートである。 車両が対象下り坂区間を走行する際の標高Hとバッテリ36の入力制限Winおよび内圧Pinとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、モータ32と、インバータ34と、蓄電装置としてのバッテリ36と、ナビゲーション装置40と、電子制御ユニット50と、を備える。
モータ32は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸26に接続されている。インバータ34は、モータ32の駆動に用いられると共に電力ラインを介してバッテリ36に接続されている。モータ32は、電子制御ユニット50によってインバータ34の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。バッテリ36は、例えばニッケル水素二次電池やリチウムイオン二次電池として構成されている。
ナビゲーション装置40は、図示しないが、装置本体やGPSアンテナ、ディスプレイを備える。装置本体は制御部を有し、制御部は、地図情報などが記憶された記憶媒体や、入出力ポート、通信ポートを有する。地図情報には、サービス情報(例えば、観光情報や駐車場など)や、各走行区間(例えば、信号機間や交差点間など)の道路情報などがデータベースとして記憶されており、道路情報には、距離情報や、幅員情報、車線数情報、地域情報(市街地や郊外)、種別情報(一般道路や高速道路)、勾配情報、法定速度、信号機の数などが含まれる。GPSアンテナは、自車の現在地に関する情報を受信する。ディスプレイは、自車の現在地に関する情報や目的地までの走行予定ルートなどの各種情報を表示すると共にユーザが各種指示を入力可能なタッチパネルタイプのディスプレイとして構成されている。ナビゲーション装置40は、電子制御ユニット50と通信ポートを介して接続されている。
このナビゲーション装置40は、ユーザによるディスプレイの操作により目的地が設定されると、本体に記憶された地図情報とGPSアンテナからの自車の現在地と目的地とに基づいて自車の現在地から目的地までの走行予定ルートを設定し、設定した走行予定ルートをディスプレイに表示してルート案内を行なう。
電子制御ユニット50は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUに加えて、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポートを備える。電子制御ユニット50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力される。電子制御ユニット50に入力される信号としては、例えば、モータ32の回転子の回転位置を検出する回転位置センサ32aからのモータ32の回転子の回転位置θmや、モータ32の各相の相電流を検出する図示しない電流センサからのモータ32の各相の相電流Iu,Iv,Iwを挙げることができる。また、バッテリ36の端子間に取り付けられた電圧センサ36aからのバッテリ36の電圧Vbや、バッテリ36の出力端子に取り付けられた電流センサ36bからのバッテリ36の電流Ib、バッテリ36に取り付けられた温度センサ36cからのバッテリ36の温度Tb、バッテリ36に取り付けられた圧力センサ36dからのバッテリ36の内圧Pinも挙げることができる。さらに、イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号や、シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSPも挙げることができる。アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ68からの車速V、標高センサ69からの標高Hも挙げることができる。電子制御ユニット50からは、インバータ34の複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力される。電子制御ユニット50は、上述したように、ナビゲーション装置60と通信ポートを介して接続されている。
電子制御ユニット50は、電流センサ36bからのバッテリ36の電流Ibの積算値に基づいてバッテリ36の蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ36の全容量に対するバッテリ36から放電可能な電力の容量の割合である。また、電子制御ユニット50は、バッテリ36の蓄電割合SOCと温度センサ36cからのバッテリ36の温度Tbとに基づいて入出力制限Win,Woutのベース値Winb,Woutbを設定し、基本的には、このベース値Winb,Woutbを入出力制限Win,Woutに設定している。入出力制限Win,Woutは、バッテリ36を充放電してもよい許容入出力電力であり、出力制限Woutは、値0以上の値として設定され、入力制限Winは、値0以下の値として設定される。バッテリ36の入力制限Winは、後述の図2の入力制限補正ルーチンにより、補正される(ベース値Winbとは異なる値が設定される)場合がある。
こうして構成された実施例の電気自動車20では、電子制御ユニット50は、最初に、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される(駆動軸26に要求される)要求トルク要求トルクTd*を設定する。続いて、バッテリ36の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTd*が駆動軸26に出力されるようにモータ32のトルク指令Tm*を設定する。そして、設定したトルク指令Tm*でモータ32が駆動されるようにインバータ34の複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、特に、バッテリ36の入力制限Winを補正する際の動作について説明する。図2は、電子制御ユニット50により実行される入力制限補正ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、自車の現在地が対象下り坂区間の開始点よりも所定距離だけ手前の地点に到達したときに実行される。なお、電子制御ユニット50は、本ルーチンと並行して、ナビゲーション装置40からの走行予定ルートに基づいて、所定数の走行区間に亘って下り坂が継続する対象下り坂区間を抽出する。
入力制限補正ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50は、最初に、地図データや対象下り坂区間、圧力センサ36dからのバッテリ36の内圧Pinなどのデータを入力する(ステップS100)。
続いて、対象下り坂区間での(対象下り坂区間の開始地点から終了地点までの)バッテリ36の充電電力量である区間充電電力量Qchを推定する(ステップS110)。ここで、バッテリ36の区間充電電力量Qchは、地図データにおける対象下り坂区間の開始地点および終了地点の標高差ΔH(位置エネルギの変化量)に基づいて推定するものとしたり、この標高差ΔHに加えて、地図データにおける対象下り坂区間の距離Lと車速センサ68からの車速Vとを加味して推定したりすることができる。
こうしてバッテリ36の区間充電電力量Qchを推定すると、推定したバッテリ36の区間充電電力量Qchとバッテリ36の現在の内圧Pinとに基づいて、自車が対象下り坂区間の終了地点に到達するときのバッテリ36の内圧である終了地点内圧Pinendを推定する(ステップS120)。このバッテリ36の終了地点内圧Pinendの推定は、例えば、バッテリ36の区間充電電力量Qchに基づいて電圧上昇量ΔVchを推定し、推定した電圧上昇量ΔVchを内圧上昇量ΔPin1を推定し、バッテリ36の温度Tbなどに基づいてバッテリ36の内圧低下量ΔPin2を推定し、バッテリ36の現在の内圧Pinに内圧上昇量ΔPin1を加えて内圧低下量ΔPin2を減じた値を終了地点内圧Pinendに設定することにより行なうことができる。
そして、バッテリ36の終了地点内圧Pinendを許容上限内圧Pinlimと比較する(ステップS130)。ここで、許容上限内圧Pinlimは、バッテリ36に許容される内圧の上限値である。対象下り坂区間では、運転者がアクセルペダル63の踏込を緩めたり離したりしてモータ32の回生駆動(バッテリ36の充電)がモータ32の力行駆動(バッテリ36の放電)に比して頻繁にまたは継続して行なわれやすく、バッテリ36の内圧Pinが上昇しやすい。ステップS130の処理は、自車が対象下り坂区間を走行中にバッテリ36の内圧Pinが許容上限内圧Pinlimを超えるか否かを予測する処理である。なお、バッテリ36の内圧Pinが許容上限電圧Pinlimを超過すると、バッテリ36の保護のために、入力制限Win十分に大きい(絶対値としては十分に小さい)値Win1(例えば、値0やそれよりも若干小さい値)に且つ比較的長時間に亘って制限する保護処理を実行するものとした。
ステップS130でバッテリ36の終了地点内圧Pinendが許容上限内圧Pinlim以下のときには、自車が対象下り坂区間を走行中にバッテリ36の内圧Pinが許容上限内圧Pinlimを超えないと予測し、対象下り坂区間でのバッテリ36の入力制限Winを補正することなく、本ルーチンを終了する。
ステップS130でバッテリ36の終了地点内圧Pinendが許容上限内圧Pinlimよりも高いときには、自車が対象下り坂区間を走行中にバッテリ36の内圧Pinが許容上限内圧Pinlimを超えると予測し、対象下り坂区間でのバッテリ36の入力制限Winをベース値Winbよりも大きく且つ上述の値Win1よりも小さい値(絶対値として、ベース値Winbの絶対値よりも小さく且つ値Win1の絶対値よりも大きい値)Win2に補正して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。これにより、対象下り坂区間で、バッテリ36の内圧Pinが過度に上昇して許容上限内圧Pinlimを超えるのを抑制することができる。この結果、上述の保護処理を実行するのを抑制することができる。
図3は、車両が対象下り坂区間を走行する際の標高Hとバッテリ36の入力制限Winおよび内圧Pinとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。図中、実線は実施例を示し、一点鎖線は比較例を示す。比較例では、バッテリ36の終了地点内圧Pinendと許容上限電圧Pinlimとの大小関係を考慮しないものとした。実施例および比較例で、車両の現在地が対象下り坂区間の開始地点に到達するまでは(時刻t2までは)、バッテリ36の入力制限Winにベース値Winbが設定される。
そして、比較例の場合、図3の一点鎖線に示すように、車両が対象下り坂区間を走行する際もバッテリ36の入力制限Winをベース値Winbで保持し、バッテリ36の内圧Pinが上昇して許容上限内圧Pinlimを超えると(時刻t3)、バッテリ36の入力制限Winが値Win1に変化し、その状態が比較的長時間に亘って継続する。このため、車両のエネルギ効率やドライバビリティが悪化する懸念がある。
これに対して、実施例の場合、図3の実線に示すように、自車の現在地が対象下り坂区間の開始点よりも所定距離だけ手前の地点に到達したときに(時刻t1)、バッテリ36の終了地点内圧Pinendが許容上限内圧Pinlimよりも高いと判断すると、自車が対象下り坂区間の開始地点に到達してから終了地点に到達するまで(時刻t2〜t4)、バッテリ36の入力制限Winを、ベース値Winbよりも大きく且つ値Win1よりも小さい値(絶対値として、ベース値Winbの絶対値よりも小さく且つ値Win1の絶対値よりも大きい値)Win2に変更する。これにより、対象下り坂区間で、モータ32の回生駆動によるバッテリ36の入力電力が大きくなるのを抑制し、バッテリ36の内圧Pinが許容上限圧力Pinlimを超えるのを抑制することができる。この結果、バッテリ36の入力制限Winを値Win1にするのを抑制し、エネルギ効率やドライバビリティが悪化するのを抑制することができる。なお、自車が対象下り坂区間の終了地点を通過すると(時刻t4)、バッテリ36の入力制限Winをベース値Winbに戻す。
以上説明した実施例の電気自動車20では、バッテリ36の終了地点内圧Pinendが許容上限内圧Pinlimよりも高いときには、自車が対象下り坂区間を走行中にバッテリ36の内圧Pinが許容上限内圧Pinlimを超えると予測し、対象下り坂区間でのバッテリ36の入力制限Winを大きくする(絶対値としては小さくする)。これにより、対象下り坂区間で、モータ32の回生駆動によるバッテリ36の入力電力が大きくなるのを抑制し、バッテリ36の内圧Pinの過度の上昇を抑制することができる。この結果、車両のエネルギ効率やドライバビリティが悪化するのを抑制することができる。
実施例の電気自動車20では、バッテリ36の終了地点内圧Pinendが許容上限内圧Pinlimよりも高いときには、対象下り坂区間でのバッテリ36の入力制限Winをベース値Winbよりも大きく且つ上述の値Win1よりも小さい値(絶対値として、ベース値Winbの絶対値よりも小さく且つ値Win1の絶対値よりも大きい値)Win2に補正するものとした。ここで、値Win2は、一律の値を用いるものとしてもよいし、バッテリ36の終了地点内圧Pinendが高いほど大きくなる(絶対値としては小さくなる)ように設定されるものとしてもよい。後者の場合、入力制限Winをバッテリ36の終了地点内圧Pinendに応じてより適切に設定して、バッテリ36の内圧の過度の上昇を抑制することができる。
実施例の電気自動車20では、バッテリ36の終了地点内圧Pinendが許容上限内圧Pinlimよりも高いときに、対象下り坂区間でのバッテリ36の入力制限Winを大きくする(絶対値としては小さくする)ものとした。しかし、バッテリ36の終了地点内圧Pinendが許容上限内圧Pinlimよりも高く且つバッテリ36の終了地点電圧Vbendが許容上限電圧Vblimよりも高いときに、対象下り坂区間でのバッテリ36の入力制限Winを大きくする(絶対値としては小さくする)ものとしてもよい。また、しかし、バッテリ36の終了地点内圧Pinendが許容上限内圧Pinlimよりも高く且つバッテリ36の終了地点蓄電割合SOCendが許容上限割合SOClimよりも高いときに、対象下り坂区間でのバッテリ36の入力制限Winを大きくする(絶対値としては小さくする)ものとしてもよい。こうすれば、対象下り坂区間でのバッテリ36の入力制限Winを大きくする(絶対値としては小さくする)か否かをより適切に判断することができる。
実施例では、モータ32およびバッテリ36を備える電気自動車20の構成としたが、これらに加えてエンジンも備えるハイブリッド自動車の構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「モータ」に相当し、バッテリ36が「蓄電装置」に相当し、電子制御ユニット50が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電動車両の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、22a,22b 駆動輪、24 デファレンシャルギヤ、26 駆動軸、32,224 モータ、32a 回転位置センサ、34 インバータ、36 バッテリ、40 ナビゲーション装置、50 電子制御ユニット、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ。

Claims (1)

  1. 走行用のモータと、
    前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、
    前記蓄電装置の許容入力電力および許容出力電力の範囲内で前記モータを制御する制御装置と、
    を備える電動車両であって、
    前記制御装置は、走行予定ルートにおける対象下り坂区間で前記モータの回生駆動による前記蓄電装置の充電により前記蓄電装置の内圧が所定内圧よりも高くなると予測したときには、前記対象下り坂区間での前記許容入力電力を小さくする、
    電動車両。
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