JP2007221914A - 車両用二次電池の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】二次電池の過熱をより効果的に防止することができる車両用二次電池の制御装置を提供する。
【解決手段】現時点より過去の所定時間t0におけるアクセル開度Aの履歴が設定値A0を超える頻度が閾値より高い場合や、現時点より過去の所定時間t0における車両加速度αの履歴が設定値α0を超える頻度が閾値より高い場合は、放電制限フラグFoutが1に設定され、二次電池の放電電力Woutが制限される。その場合は、放電制限フラグFoutが1に変化した時点t1から、二次電池16の放電電力の上限値WL1が二次電池16の放電許容最大値Wmax1から所定値W1まで徐々に減少するよう放電電力の制限値WL1が設定される。
【選択図】図3
【解決手段】現時点より過去の所定時間t0におけるアクセル開度Aの履歴が設定値A0を超える頻度が閾値より高い場合や、現時点より過去の所定時間t0における車両加速度αの履歴が設定値α0を超える頻度が閾値より高い場合は、放電制限フラグFoutが1に設定され、二次電池の放電電力Woutが制限される。その場合は、放電制限フラグFoutが1に変化した時点t1から、二次電池16の放電電力の上限値WL1が二次電池16の放電許容最大値Wmax1から所定値W1まで徐々に減少するよう放電電力の制限値WL1が設定される。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用二次電池の制御装置に関し、特に、二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能な車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置に関する。
二次電池は、充放電の際の化学反応により発熱するため、二次電池の過熱を防止しながら二次電池の充放電制御を行う必要がある。下記特許文献1には、二次電池の過熱の防止を図ったハイブリッド自動車の制御装置が開示されている。特許文献1においては、バッテリ(二次電池)の温度を検出する温度検出部を設け、そのときの検出温度においてバッテリの充放電に許容される許容電力値を導出し、その許容電力値から求められるインバータの入力電力の許容値に基づいてモータのトルク指令値を決定することで、バッテリの温度が上限温度以上にならないようにしている。
その他にも、下記特許文献2によるハイブリッド車両の制御装置、下記特許文献3による電気自動車の制御装置、及び下記特許文献4による二次電池の制御装置が開示されている。
二次電池の過熱をより効果的に防止するためには、二次電池の過熱を予測して二次電池の充放電制御を行うことが望ましい。特許文献1においては、二次電池の温度に基づいてモータのトルク指令値を決定することで、二次電池の充放電に制限を加えている。しかし、二次電池の温度が上限温度付近まで上昇してから二次電池の充放電に制限が加えられることになるため、車両の加速時や減速時(回生時)等、二次電池の放電量や充電量が大きい場合には、二次電池の温度が急激に上昇して上限温度に到達しやすくなる。
本発明は、二次電池の過熱をより効果的に防止することができる車両用二次電池の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用二次電池の制御装置は、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係る車両用二次電池の制御装置は、二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能な車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、車両の加速状態に関わる状態量を取得する加速状態取得部と、加速状態取得部で取得された状態量に基づいて二次電池の出力量を制限する制限部と、を備えることを要旨とする。
本発明によれば、車両の加速状態に関わる状態量に基づいて二次電池の出力量を制限することで、二次電池の過熱状態を予測して二次電池の出力量を予め制限することができるので、二次電池の過熱をより効果的に防止することができる。
本発明の一態様では、制限部は、加速状態取得部で取得された状態量の履歴に基づいて二次電池の出力量を制限することが好適である。この態様では、制限部は、加速状態取得部で取得された所定時間における状態量の履歴が設定値を超える度合に基づいて二次電池の出力量を制限することが好適である。
本発明の一態様では、制限部は、加速状態取得部で取得された状態量に基づいて二次電池の出力量を制限するときは、二次電池の出力量の上限値を徐々に減少させることが好適である。
本発明の一態様では、制限部は、加速状態取得部で取得された状態量に基づいて二次電池の出力量及び入力量を制限することが好適である。
また、本発明に係る車両用二次電池の制御装置は、二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能で且つ二次電池の冷却が冷却装置により行われる車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、車両の加速状態に関わる状態量を取得する加速状態取得部と、加速状態取得部で取得された状態量に基づいて冷却装置による二次電池の冷却状態を制御する制御部と、を備えることを要旨とする。
本発明によれば、車両の加速状態に関わる状態量に基づいて冷却装置による二次電池の冷却状態を制御することで、二次電池の過熱状態を予測して二次電池の冷却制御を行うことができるので、二次電池の過熱をより効果的に防止することができる。
本発明の一態様では、加速状態取得部は、車両の加速状態に関わる状態量として、少なくともアクセル開度またはその時間変化率を取得することが好適である。また、本発明の一態様では、加速状態取得部は、車両の加速状態に関わる状態量として、少なくとも車両の加速度を取得することが好適である。
また、本発明に係る車両用二次電池の制御装置は、二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能な車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、車両の減速状態に関わる状態量を取得する減速状態取得部と、減速状態取得部で取得された状態量に基づいて二次電池の入力量を制限する制限部と、を備えることを要旨とする。
本発明によれば、車両の減速状態に関わる状態量に基づいて二次電池の入力量を制限することで、二次電池の過熱状態を予測して二次電池の入力量を予め制限することができるので、二次電池の過熱をより効果的に防止することができる。
本発明の一態様では、制限部は、減速状態取得部で取得された状態量に基づいて二次電池の入力量及び出力量を制限することが好適である。
また、本発明に係る車両用二次電池の制御装置は、二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能で且つ二次電池の冷却が冷却装置により行われる車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、車両の減速状態に関わる状態量を取得する減速状態取得部と、減速状態取得部で取得された状態量に基づいて冷却装置による二次電池の冷却状態を制御する制御部と、を備えることを要旨とする。
本発明によれば、車両の減速状態に関わる状態量に基づいて冷却装置による二次電池の冷却状態を制御することで、二次電池の過熱状態を予測して二次電池の冷却制御を行うことができるので、二次電池の過熱をより効果的に防止することができる。
本発明の一態様では、減速状態取得部は、車両の減速状態に関わる状態量として、少なくとも車両の減速度を取得することが好適である。
また、本発明に係る車両用二次電池の制御装置は、二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能な車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、車両が走行する路面の勾配を取得する路面勾配取得部と、路面勾配取得部で取得された路面の勾配に基づいて二次電池の入力量及び出力量の少なくとも一方を制限する制限部と、を備えることを要旨とする。
本発明によれば、車両が走行する路面の勾配に基づいて二次電池の入力量及び出力量の少なくとも一方を制限することで、二次電池の過熱状態を予測して二次電池の入力量及び出力量の少なくとも一方を予め制限することができるので、二次電池の過熱をより効果的に防止することができる。
また、本発明に係る車両用二次電池の制御装置は、二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能で且つ二次電池の冷却が冷却装置により行われる車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、車両が走行する路面の勾配を取得する路面勾配取得部と、路面勾配取得部で取得された路面の勾配に基づいて冷却装置による二次電池の冷却状態を制御する制御部と、を備えることを要旨とする。
本発明によれば、車両が走行する路面の勾配に基づいて冷却装置による二次電池の冷却状態を制御することで、二次電池の過熱状態を予測して二次電池の冷却制御を行うことができるので、二次電池の過熱をより効果的に防止することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用二次電池の制御装置を含むハイブリッド車両の駆動システムの概略構成を示す図である。動力を発生可能なエンジン(内燃機関)50の出力軸は、動力分配機構52に連結されている。動力分配機構52は、エンジン50の出力軸の他に、減速機14の入力軸及び発電可能なジェネレータ(発電機)54の回転子とも連結されている。ここでの動力分配機構52は、例えばリングギアとキャリアとサンギアとを有する遊星歯車機構により構成することができる。減速機14の出力軸は駆動輪19と連結されている。動力分配機構52は、エンジン50からの動力を駆動輪19及びジェネレータ54に分配する。動力分配機構52から駆動輪19に分配された動力は、車両の走行に用いられる。一方、動力分配機構52からジェネレータ54に分配された動力は、ジェネレータ54による発電電力に変換される。ジェネレータ54による発電電力については、動力を発生可能なモータ(電動機)10にインバータ12を介して供給可能である。また、ジェネレータ54による発電電力をインバータ12を介して二次電池16に回収することもできる。
電気エネルギーを蓄える二次電池16は、例えばニッケル水素電池により構成される。二次電池16からの電力は、インバータ12による電力変換(直流から交流)が行われてからモータ10の巻線に供給される。モータ10は、インバータ12から巻線に供給された電力を回転子の動力に変換する。モータ10の回転子は減速機14の入力軸に連結されており、モータ10の動力は、減速機14で減速されてから駆動輪19に伝達され、車両の走行に用いられる。また、モータ10の回生運転により、車両の動力をモータ10の発電電力に変換し、インバータ12を介して二次電池16に回収することもできる。以上のように、本実施形態のハイブリッド車両では、二次電池16に蓄えられた電気エネルギーを利用してモータ10を回転駆動することで車両の走行を行うことが可能である。さらに、エンジン50の動力を利用して車両の走行を行うことも可能である。また、車両の運動エネルギーを電気エネルギーに変換して二次電池16に回収することも可能である。
二次電池16の放電電力はモータ10の回転駆動に用いられ、ジェネレータ54やモータ10による発電電力は二次電池16の充電に用いられるが、二次電池16の充放電の際には、その内部で化学反応が行われることにより発熱する。本実施形態では、二次電池16の過熱を防止するために、二次電池16の冷却を行う冷却装置18が設けられている。ここでの冷却装置18は、二次電池16に風をあてることで二次電池16の冷却を行う冷却ファンを備える。
また、本実施形態では、ハイブリッド車両の走行状態を検出するセンサとして、二次電池16の電圧Vbを検出する電圧センサ61と、二次電池16の電流Ibを検出する電流センサ62と、二次電池16の温度Tbを検出する温度センサ63と、アクセル開度Aを検出するアクセル開度センサ64と、車両の加速度α(あるいは減速度)を検出する加速度センサ65と、車両の速度(車速)Vを検出する車速センサ66と、が設けられている。ただし、加速度センサ65を省略して、車両の加速度α(あるいは減速度)を車速Vの微分値(差分値)により取得することもできる。
電子制御ユニット42は、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROMと、一時的にデータを記憶するRAMと、入出力ポートと、を備える。この電子制御ユニット42には、電圧センサ61からの二次電池16の電圧Vbを示す信号、電流センサ62からの二次電池16の電流Ibを示す信号、温度センサ63からの二次電池16の温度Tbを示す信号、アクセル開度センサ64からのアクセル開度Aを示す信号、加速度センサ65からの車両の加速度α(あるいは減速度)を示す信号、及び車速センサ66からの車速Vを示す信号等が入力ポートを介して入力されている。一方、電子制御ユニット42からは、エンジン50とモータ10とジェネレータ54の駆動制御を行うための駆動制御信号、及び冷却装置18の冷却ファンの駆動制御を行うための冷却制御信号等が出力ポートを介して出力されている。インバータ12は、二次電池16とモータ10及びジェネレータ54との間で電力変換を行うため、電子制御ユニット42は、インバータ12のスイッチング素子のスイッチング制御を行うことで、モータ10及びジェネレータ54の駆動制御、つまり二次電池16の充放電電力(入出力量)の制御を行うことができる。また、冷却装置18(冷却ファン)の駆動制御については、二次電池16の温度Tbに基づいて行うことができる。
本実施形態では、二次電池16の過熱を防止するために、冷却装置18(冷却ファン)により二次電池16の冷却を行っているが、高負荷走行(大電力放電)を長時間行う等、車両のあらゆる走行条件に対して二次電池16の冷却性能を満たすように冷却装置18を設計すると、冷却装置18の大型化を招くことになる。その一方で、車両の走行性能を確保するためには、モータ10が大きい動力を発生する(二次電池16が大電力放電を行う)ことも要求される。
そこで、本実施形態では、電子制御ユニット42は、二次電池16の過熱を防止するために、二次電池16の放電電力(出力量)Woutを制限する。さらに、電子制御ユニット42は、二次電池16の過熱状態を予測して二次電池16の放電電力Woutを制限するために、車両の加速状態に基づいて二次電池16の放電電力Woutを制限する。以下、電子制御ユニット42が二次電池16の放電電力Woutを制限する処理の詳細について、図2のフローチャートを用いて説明する。図2のフローチャートによる処理は、予め決められた時間毎に繰り返して実行される。なお、車両加速度αについては車両の加速側を正とし、放電電力Woutについては二次電池16の放電側を正とする。
まずステップS101では、車両の加速状態に関わる状態量として、アクセル開度センサ64からのアクセル開度Aを示す信号、及び加速度センサ65からの車両加速度αを示す信号等の読み込み処理が実行される。次にステップS102では、現時点より過去の所定時間t0におけるアクセル開度Aの履歴が設定値A0を超える頻度(割合)が閾値以下であるか否かが判定される。ここでの所定時間t0については、例えば30分程度の時間を設定することもできるし、運転者のアクセル操作パターンの学習のためにさらに長い時間を設定することもできる。アクセル開度Aの履歴が設定値A0を超える頻度が閾値以下である場合(ステップS102の判定結果がYESの場合)は、ステップS103に進む。一方、アクセル開度Aの履歴が設定値A0を超える頻度が閾値より大きい場合(ステップS102の判定結果がNOの場合)は、ステップS104に進む。ただし、ここでの閾値には、ヒステリシスを持たせる。すなわち、アクセル開度Aが設定値A0を超える頻度が閾値A1より大きくなった場合はステップS104に進むが、その後は、この頻度が閾値A2以下(A2<A1)にならない限りはステップS104に進み、この頻度が閾値A2以下になった場合にステップS103に進む。同様に、アクセル開度Aが設定値A0を超える頻度が閾値A2以下になった場合はステップS103に進むが、その後は、この頻度が閾値A1より大きくならない限りはステップS103に進み、この頻度が閾値A1より大きくなった場合にステップS104に進む。
ステップS103では、現時点より過去の所定時間t0における車両加速度αの履歴が設定値α0を超える頻度(割合)が閾値以下であるか否かが判定される。車両加速度αの履歴が設定値α0を超える頻度が閾値以下である場合(ステップS103の判定結果がYESの場合)は、ステップS105に進む。一方、車両加速度αの履歴が設定値α0を超える頻度が閾値より大きい場合(ステップS103の判定結果がNOの場合)は、ステップS104に進む。ただし、ここでの閾値についても、ヒステリシスを持たせる。すなわち、車両加速度αが設定値α0を超える頻度が閾値α1より大きくなった場合はステップS104に進むが、その後は、この頻度が閾値α2以下(α2<α1)にならない限りはステップS104に進み、この頻度が閾値α2以下になった場合にステップS105に進む。同様に、車両加速度αが設定値α0を超える頻度が閾値α2以下になった場合はステップS105に進むが、その後は、この頻度が閾値α1より大きくならない限りはステップS105に進み、この頻度が閾値α1より大きくなった場合にステップS104に進む。
ステップS104では、二次電池16の放電制限フラグFoutが1に設定され、二次電池16の放電電力(出力量)Woutが制限される。ここでは、図3のタイムチャートに示すように、放電制限フラグFoutが1に変化した時点t1から、二次電池16の放電電力の制限値(上限値)WL1が二次電池16の放電許容最大値Wmax1から所定値W1まで徐々に減少するよう放電電力の制限値WL1が設定される。ここでの所定値W1は、冷却装置18の冷却性能に基づいて設定される。そして、二次電池16の放電電力Woutがこの上限値WL1を超えないようインバータ12のスイッチング制御が行われることで二次電池16の放電制御が行われる。なお、二次電池16の放電電力Woutについては、二次電池16の電圧Vb及び電流Ibから演算することができる。
一方、ステップS105では、二次電池16の放電制限フラグFoutが0に設定される。ここでは、図3のタイムチャートに示すように、放電制限フラグFoutが0に変化した時点t2から、二次電池16の放電電力の制限値(上限値)WL1が所定値W1から放電許容最大値Wmax1まで徐々に増大するよう放電電力の制限値WL1が設定される。
なお、本実施形態では、二次電池16の過熱を防止するための二次電池16の充電電力(入力量)Winの制限については、例えば特許文献4に開示されている技術を適用することができる。より具体的には、車速Vが閾値よりも大きい場合に、二次電池16の充電電力Winに制限を加えることができる。また、車速Vが閾値よりも大きくなる状態が予め定められた時間よりも長い時間継続した場合に、二次電池16の充電電力Winに制限を加えることもできる。また、車速Vが閾値よりも大きくなる頻度が予め定められた頻度よりも大きい場合に、二次電池16の充電電力Winに制限を加えることもできる。また、二次電池16の充電電力Winが閾値よりも大きくなる状態が予め定められた時間よりも長い時間継続した場合に、二次電池16の充電電力Winに制限を加えることもできる。また、二次電池16の充電電力Winが閾値よりも大きくなる頻度が予め定められた頻度よりも大きい場合に、二次電池16の充電電力Winに制限を加えることもできる。
二次電池16の放電電力Woutは、インバータ12を介してモータ10に供給されることで車両の走行に使用されるが、車両の加速時には二次電池16の放電電力(出力量)Woutが増大して二次電池16の発熱量が増大する。そして、車両の加速が頻繁に繰り返される走行状態では、二次電池16の大電力放電が頻繁に繰り返されることで、二次電池16の過熱が生じやすくなる。そのため、アクセル開度Aや車両加速度α等の車両の加速状態を示す状態量の履歴に基づいて、二次電池16の過熱状態を予測することができる。例えばアクセル開度Aの履歴が設定値A0を超える頻度が高くなっている場合や、車両加速度αの履歴が設定値α0を超える頻度が高くなっている場合は、二次電池16の過熱が生じやすくなっていると予測することができる。本実施形態では、このような場合に二次電池16の放電電力(出力量)の制限値(上限値)WL1を減少させることで、二次電池16の過熱状態を予測して二次電池16の放電電力Woutを予め制限することができる。そのため、二次電池16の温度Tbが急激に上昇して許容される上限温度に達する前に、二次電池16の温度上昇を予め抑制することができる。したがって、本実施形態によれば、二次電池の過熱をより効果的に防止することができる。
そして、本実施形態では、ステップS104において二次電池16の放電電力Woutを制限するときに二次電池16の放電電力の制限値(上限値)WL1を徐々に減少させるため、二次電池16の放電電力Wout(モータ10の動力)の急激な低下によって、動力性能や燃費性能等の車両性能の急激な変化を抑えることができる。さらに、車両性能の急激な変化によって、運転者が違和感を受けるのを防止することもできる。なお、ハイブリッド車両においては、二次電池16の放電電力Wout(モータ10の動力)の低下によって車両動力が車両要求動力よりも低下する場合に、エンジン50の動力によって車両動力の低下分を補償することができる。
次に、本実施形態の他の構成例について説明する。
以上の本実施形態の説明では、図2のフローチャートにおいて、ステップS102またはステップS103の判定結果がNOの場合に、ステップS104で二次電池16の放電電力の上限値WL1を徐々に減少させるものとした。ただし、本実施形態では、ステップS102及びステップS103の判定結果がNOの場合に、ステップS104で二次電池16の放電電力の上限値WL1を徐々に減少させることもできる。また、本実施形態では、ステップS102による処理とステップS103による処理とを入れ替えることもできる。また、本実施形態では、ステップS102及びステップS103のいずれか一方を省略することもできる。ステップS102を省略した場合は、車両加速度αの履歴が設定値α0を超える頻度が閾値より大きいときに、二次電池16の放電電力の制限値WL1を徐々に減少させる。ステップS103を省略した場合は、アクセル開度Aの履歴が設定値A0を超える頻度が閾値より大きいときに、二次電池16の放電電力の制限値WL1を徐々に減少させる。
また、本実施形態では、図2のフローチャートのステップS102における設定値A0や閾値A1を車速Vに応じて変化させることもできる。車速Vが高いほどモータ10の動力(二次電池16の放電電力Wout)が増大しやすくなって二次電池16の過熱が生じやすくなるため、ステップS102において車速Vの増大に対して設定値A0及び閾値A1のいずれか1つ以上を減少させることで、車速Vが高いほど二次電池16の放電電力Woutに制限がかかりやすくなる。その結果、二次電池の過熱を車速Vに応じてより効果的に防止することができる。同様に、ステップS103において、車速Vの増大に対して設定値α0及び閾値α1のいずれか1つ以上を減少させることもできる。
また、過去の所定時間t0におけるアクセル開度Aの時間変化率dA/dtの履歴が設定値を超える頻度が閾値より高くなっている場合も、車両の加速(二次電池16の大電力放電)が頻繁に繰り返されていると判断されるため、二次電池16の過熱が生じやすくなっていると予測することができる。そのため、本実施形態では、この場合においても二次電池16の放電電力の上限値WL1を減少させることができる。つまり、車両の加速状態を示す状態量として、アクセル開度Aに代えてまたは加えて、アクセル開度Aの時間変化率dA/dtを用いることもできる。また、過去の所定時間t0におけるアクセル操作(踏み込み)回数の履歴が閾値より多い場合も、二次電池16の大電力放電が頻繁に繰り返されていると判断されるため、二次電池16の過熱が生じやすくなっていると予測することができる。そのため、本実施形態では、この場合においても二次電池16の放電電力の上限値WL1を減少させることができる。
また、二次電池16の放電電力及び充電電力のいずれか一方に制限が加えられている(制限値が減少している)場合は、二次電池16の充放電収支に偏りが生じやすくなり、二次電池16の充電状態(SOC)が設定範囲から外れやすくなる。そこで、本実施形態では、図2のフローチャートのステップS104において、二次電池16の放電電力(出力量)Woutだけでなく二次電池16の充電電力(入力量)Winにも制限を加えることができる。
より具体的には、電子制御ユニット42は、図4のタイムチャートに示すように、ステップS104において放電制限フラグFoutが1に変化した時点t1から、二次電池16の放電電力の制限値(上限値)WL1を放電許容最大値Wmax1から所定値W1まで徐々に減少させるとともに、二次電池16の充電電力の制限値(上限値)WL2を充電許容最大値Wmax2から所定値W2まで徐々に減少させる。ここでの所定値W2は、冷却装置18の冷却性能に基づいて設定される。そして、二次電池16の電力が制限値以下となるよう二次電池16の充放電制御が行われる。さらに、電子制御ユニット42は、図4のタイムチャートに示すように、ステップS105において放電制限フラグFoutが0に変化した時点t2から、二次電池16の放電電力の制限値(上限値)WL1を所定値W1から放電許容最大値Wmax1まで徐々に増大させるとともに、二次電池16の充電電力の制限値(上限値)WL2を所定値W2から充電許容最大値Wmax2まで徐々に増大させる。なお、充電電力Winについては二次電池16の充電側を正としている。
この構成例によれば、二次電池16の充放電収支が釣り合うように二次電池16の充放電電力(入出力量)に制限を加えることができるので、二次電池16の充放電収支に偏りが生じるのを抑止し、二次電池16の充電状態(SOC)を設定範囲内に保つことができる。
また、車両の走行負荷が増大する登坂時においても、二次電池16の放電電力Woutが増大して二次電池16の発熱量が増大することで、二次電池16の過熱が生じやすくなる。そのため、車両が走行する路面の勾配θを路面勾配センサにより検出(取得)することによっても二次電池16の過熱状態を予測することができ、電子制御ユニット42は、路面勾配センサで検出された路面勾配θに基づいて二次電池16の放電電力Woutを制限することもできる。例えば路面勾配θが所定勾配θ1より大きい上り勾配(上り坂)である頻度が閾値より大きい場合は、二次電池16の放電電力の制限値WL1を徐々に減少させる。また、路面勾配θが所定勾配θ1より大きい上り勾配である状態が予め定められた時間よりも長い時間継続する場合に、二次電池16の放電電力の制限値WL1を徐々に減少させることもできる。さらに、二次電池16の充放電収支を釣り合わせるために、二次電池16の放電電力の制限値WL1を徐々に減少させるとともに、二次電池16の充電電力の制限値WL2を徐々に減少させることもできる。
なお、路面勾配センサとしては、例えば斜度センサ等を用いることができる。また、アクセル開度Aに対する車両加速度αの関係を検出することによっても、車両が走行する路面の勾配θを推定することができる。また、本実施形態の車両が、車両の現在位置を検出する車両位置検出装置と、路面勾配情報を含む道路地図データを地図データベースに記憶しているナビゲーション装置とを備える場合は、車両の現在位置に対応する路面勾配情報をナビゲーション装置(地図データベース)から読み出すことによっても、車両が走行する路面の勾配θを検出することができる。
また、本実施形態では、電子制御ユニット42は、二次電池16の過熱状態を予測して二次電池16の充電電力(入力量)Winを制限するために、車両の減速状態に基づいて二次電池16の充電電力Winを制限することもできる。以下、電子制御ユニット42が二次電池16の充電電力Winを制限する処理の詳細について、図5のフローチャートを用いて説明する。図5のフローチャートによる処理も、予め決められた時間毎に繰り返して実行される。なお、車両減速度βについては車両の減速側を正とし、充電電力Winについては二次電池16の充電側を正とする。
まずステップS201では、車両の減速状態に関わる状態量として、加速度センサ65からの車両減速度β(β=−α)を示す信号等の読み込み処理が実行される。次にステップS202では、現時点より過去の所定時間t0における車両減速度βの履歴が設定値β0を超える頻度(割合)が閾値以下であるか否かが判定される。車両減速度βの履歴が設定値β0を超える頻度が閾値以下である場合(ステップS202の判定結果がYESの場合)は、ステップS204に進む。一方、車両減速度βの履歴が設定値β0を超える頻度が閾値より大きい場合(ステップS202の判定結果がNOの場合)は、ステップS203に進む。ただし、ここでの閾値についても、ヒステリシスを持たせる。すなわち、車両減速度βが設定値β0を超える頻度が閾値β1より大きくなった場合はステップS203に進むが、その後は、この頻度が閾値β2以下(β2<β1)にならない限りはステップS203に進み、この頻度が閾値β2以下になった場合にステップS204に進む。同様に、車両減速度βが設定値β0を超える頻度が閾値β2以下になった場合はステップS204に進むが、その後は、この頻度が閾値β1より大きくならない限りはステップS204に進み、この頻度が閾値β1より大きくなった場合にステップS203に進む。
ステップS203では、二次電池16の充電制限フラグFinが1に設定され、二次電池16の充電電力(入力量)Winが制限される。ここでは、図6のタイムチャートに示すように、充電制限フラグFinが1に変化した時点t3から、二次電池16の充電電力の制限値(上限値)WL2が二次電池16の充電許容最大値Wmax2から所定値W2まで徐々に減少するよう充電電力の制限値WL2が設定される。そして、二次電池16の充電電力Winがこの上限値WL2を超えないようインバータ12のスイッチング制御が行われることで二次電池16の充電制御が行われる。
一方、ステップS204では、二次電池16の充電制限フラグFinが0に設定される。ここでは、図6のタイムチャートに示すように、充電制限フラグFinが0に変化した時点t4から、二次電池16の充電電力の制限値(上限値)WL2が所定値W2から充電許容最大値Wmax2まで徐々に増大するよう充電電力の制限値WL2が設定される。
モータ10の回生運転により車両の動力がモータ10の発電電力に変換されてから二次電池16に供給されることで二次電池16の充電が行われるが、車両の減速時には二次電池16の充電電力(入力量)Winが増大して二次電池16の発熱量が増大する。そして、車両の減速が頻繁に繰り返される走行状態では、二次電池16の大電力充電が頻繁に繰り返されることで、二次電池16の過熱が生じやすくなる。そのため、車両減速度β等の車両の減速状態を示す状態量の履歴に基づいて、二次電池16の過熱状態を予測することができる。例えば車両減速度βの履歴が設定値β0を超える頻度が高くなっている場合は、二次電池16の過熱が生じやすくなっていると予測することができる。そこで、このような場合に二次電池16の充電電力(入力量)の制限値(上限値)WL2を減少させることで、二次電池16の過熱状態を予測して二次電池16の充電電力Winを予め制限することができる。そのため、二次電池16の温度Tbが急激に上昇して許容される上限温度に達する前に、二次電池16の温度上昇を予め抑制することができる。したがって、二次電池の過熱をより効果的に防止することができる。また、ステップS203において二次電池16の充電電力Winを制限するときに二次電池16の充電電力の制限値(上限値)WL2を徐々に減少させるため、二次電池16の充電電力Win(モータ10の回生動力)の急激な低下によって運転者が違和感を受けるのを防止することができる。
なお、図5のフローチャートによる処理でも、ステップS202における設定値β0や閾値β1を車速Vに応じて変化させることもできる。車速Vが高いほどモータ10の回生動力(二次電池16の充電電力Win)が増大しやすくなって二次電池16の過熱が生じやすくなるため、ステップS202において車速Vの増大に対して設定値β0及び閾値β1のいずれか1つ以上を減少させることで、車速Vが高いほど二次電池16の充電電力Winに制限がかかりやすくなる。その結果、二次電池の過熱を車速Vに応じてより効果的に防止することができる。
また、過去の所定時間t0におけるブレーキ操作量B(例えば図示しないセンサにより検出)の履歴が設定値を超える頻度が閾値より高くなっている場合も、車両の減速(二次電池16の大電力充電)が頻繁に繰り返されていると判断されるため、二次電池16の過熱が生じやすくなっていると予測することができる。そのため、この場合においても二次電池16の充電電力の上限値WL2を減少させることができる。つまり、車両の減速状態を示す状態量として、ブレーキ操作量Bを用いることもできる。また、過去の所定時間t0におけるブレーキ操作(踏み込み)回数の履歴が閾値より多い場合も、二次電池16の大電力充電が頻繁に繰り返されていると判断されるため、二次電池16の過熱が生じやすくなっていると予測することができる。そのため、この場合においても二次電池16の充電電力の上限値WL2を減少させることができる。
また、図5のフローチャートによる処理でも、ステップS203において、二次電池16の充電電力(入力量)Winだけでなく二次電池16の放電電力(出力量)Woutにも制限を加えることができる。より具体的には、電子制御ユニット42は、ステップS203において充電制限フラグFinが1に変化した時点t3から、二次電池16の充電電力の制限値(上限値)WL2を充電許容最大値Wmax2から所定値W2まで徐々に減少させるとともに、二次電池16の放電電力の制限値(上限値)WL1を放電許容最大値Wmax1から所定値W1まで徐々に減少させる。これによって、二次電池16の充放電収支が釣り合うように二次電池16の充放電電力(入出力量)に制限を加えることができ、二次電池16の充電状態(SOC)を設定範囲内に保つことができる。
また、車両が下り坂を走行するときにも、二次電池16の充電電力Winが増大して二次電池16の発熱量が増大することで、二次電池16の過熱が生じやすくなる。そのため、電子制御ユニット42は、路面勾配センサで検出された路面勾配θに基づいて二次電池16の充電電力Winを制限することもできる。例えば路面勾配θが所定勾配θ2より大きい下り勾配(下り坂)である頻度が閾値より大きい場合は、二次電池16の充電電力の制限値WL2を徐々に減少させる。また、路面勾配θが所定勾配θ2より大きい下り勾配である状態が予め定められた時間よりも長い時間継続する場合に、二次電池16の充電電力の制限値WL2を徐々に減少させることもできる。さらに、二次電池16の充放電収支を釣り合わせるために、二次電池16の充電電力の制限値WL2を徐々に減少させるとともに、二次電池16の放電電力の制限値WL1を徐々に減少させることもできる。
以上の本実施形態の説明では、車両の加速状態や車両の減速状態や路面勾配θに基づいて二次電池16の過熱状態を予測して二次電池16の放電電力Wout及び充電電力Winの少なくとも一方を制限するものとした。ただし、本実施形態では、電子制御ユニット42は、車両の加速状態や車両の減速状態や路面勾配θに基づいて二次電池16の放電電力Wout及び充電電力Winの少なくとも一方を制限するとともに(あるいはこれに代えて)冷却装置18による二次電池16の冷却状態を制御することもできる。例えば図2のフローチャートのステップS104または図5のフローチャートのステップS203においては、二次電池16の電力制限に加えて(あるいは電力制限に代えて)、冷却ファンの回転数を増大させて冷却ファンにより二次電池16にあてる風量を増大させることで、冷却装置18の冷却能力を増大させる。また、路面勾配θが所定勾配θ1より大きい上り勾配(上り坂)である頻度が閾値より大きい場合や、路面勾配θが所定勾配θ1より大きい上り勾配である状態が予め定められた時間よりも長い時間継続する場合においても、二次電池16の電力制限に加えて(あるいは電力制限に代えて)、冷却ファンの風量を増大させて冷却装置18の冷却能力を増大させることもできる。また、路面勾配θが所定勾配θ2より大きい下り勾配(下り坂)である頻度が閾値より大きい場合や、路面勾配θが所定勾配θ2より大きい下り勾配である状態が予め定められた時間よりも長い時間継続する場合においても、二次電池16の電力制限に加えて(あるいは電力制限に代えて)、冷却ファンの風量を増大させて冷却装置18の冷却能力を増大させることもできる。
以上の説明では、図1に示す構成のハイブリッド車両に対して本発明を適用した場合について説明した。ただし、他の構成のハイブリッド車両に対しても本発明の適用が可能である。さらに、ハイブリッド車両に限らず電気自動車に対しても本発明の適用が可能である。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
10 モータ(電動機)、12 インバータ、14 減速機、16 二次電池、18 冷却装置、19 駆動輪、42 電子制御ユニット、50 エンジン(内燃機関)、52 動力分配機構、54 ジェネレータ(発電機)、61 電圧センサ、62 電流センサ、63 温度センサ、64 アクセル開度センサ、65 加速度センサ、66 車速センサ。
Claims (14)
- 二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能な車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、
車両の加速状態に関わる状態量を取得する加速状態取得部と、
加速状態取得部で取得された状態量に基づいて二次電池の出力量を制限する制限部と、
を備えることを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 請求項1に記載の車両用二次電池の制御装置であって、
制限部は、加速状態取得部で取得された状態量の履歴に基づいて二次電池の出力量を制限することを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 請求項2に記載の車両用二次電池の制御装置であって、
制限部は、加速状態取得部で取得された所定時間における状態量の履歴が設定値を超える度合に基づいて二次電池の出力量を制限することを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載の車両用二次電池の制御装置であって、
制限部は、加速状態取得部で取得された状態量に基づいて二次電池の出力量を制限するときは、二次電池の出力量の上限値を徐々に減少させることを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 請求項1〜4のいずれか1に記載の車両用二次電池の制御装置であって、
制限部は、加速状態取得部で取得された状態量に基づいて二次電池の出力量及び入力量を制限することを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能で且つ二次電池の冷却が冷却装置により行われる車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、
車両の加速状態に関わる状態量を取得する加速状態取得部と、
加速状態取得部で取得された状態量に基づいて冷却装置による二次電池の冷却状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 請求項1〜6のいずれか1に記載の車両用二次電池の制御装置であって、
加速状態取得部は、車両の加速状態に関わる状態量として、少なくともアクセル開度またはその時間変化率を取得することを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 請求項1〜7のいずれか1に記載の車両用二次電池の制御装置であって、
加速状態取得部は、車両の加速状態に関わる状態量として、少なくとも車両の加速度を取得することを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能な車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、
車両の減速状態に関わる状態量を取得する減速状態取得部と、
減速状態取得部で取得された状態量に基づいて二次電池の入力量を制限する制限部と、
を備えることを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 請求項9に記載の車両用二次電池の制御装置であって、
制限部は、減速状態取得部で取得された状態量に基づいて二次電池の入力量及び出力量を制限することを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能で且つ二次電池の冷却が冷却装置により行われる車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、
車両の減速状態に関わる状態量を取得する減速状態取得部と、
減速状態取得部で取得された状態量に基づいて冷却装置による二次電池の冷却状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 請求項9〜11のいずれか1に記載の車両用二次電池の制御装置であって、
減速状態取得部は、車両の減速状態に関わる状態量として、少なくとも車両の減速度を取得することを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能な車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、
車両が走行する路面の勾配を取得する路面勾配取得部と、
路面勾配取得部で取得された路面の勾配に基づいて二次電池の入力量及び出力量の少なくとも一方を制限する制限部と、
を備えることを特徴とする車両用二次電池の制御装置。 - 二次電池に蓄えられたエネルギーを利用して走行可能で且つ二次電池の冷却が冷却装置により行われる車両にて用いられる車両用二次電池の制御装置であって、
車両が走行する路面の勾配を取得する路面勾配取得部と、
路面勾配取得部で取得された路面の勾配に基づいて冷却装置による二次電池の冷却状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする車両用二次電池の制御装置。
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-
2006
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