JP2020057684A - 加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削ブレード等による溝加工の際、形成された溝の深さが適切であるかを判別すること【解決手段】ブレードを用いた溝形成(溝形成ステップ)の前後に重量計4を用いて、被加工物Wの重量を測定し(加工前後の重量測定ステップ)、溝形成前後の重量の差から実際に形成された溝の深さを算出した後、形成された溝の深さと所望の溝の深さとを比較することで、形成された溝の深さが適切であるかを判断し(判別ステップ)、所望の溝の深さに達するために必要な分だけ、追加で溝加工する(追加工ステップ)ことにより所望の深さの溝を形成する。【選択図】図6

Description

本発明は、被加工物に溝加工を施す加工方法に関する。
半導体ウェーハ等の被加工物を分割する方法は種々あるが、例えば、特許文献1に示す先ダイシングと称される分割方法では、薄化前の被加工物の表面側を分割予定ラインに沿ってハーフカットし、薄化時の仕上げ厚みに相当する深さの溝を形成した後、次いで、被加工物の裏面側を研削して仕上げ厚みへと薄化することで、被加工物の裏面に溝を表出させ被加工物を分割する。先ダイシングでは、研削によりチップへの分割をするため裏面のチッピングを低減でき、これによりチップの抗折強度を向上させることができる。また、研削終了段階でチップに分割されているため、特に薄仕上げ時の被加工物の破損リスクの低減が期待できる。
特開H11−40520号公報 特開2013−154370号
上記の分割方法による溝加工の際、溝加工に使用するブレードの摩耗や、加工に用いられる装置の高さ方向への熱膨張による制御誤差等の理由から、実際には、予定した溝の深さよりも浅く溝が形成されてしまう可能性がある。仕上げ厚みに相当する深さの溝が形成されていない場合、被加工物の裏面を研削して被加工物を仕上げ厚みへと薄化しても、被加工物の裏面に溝が表出しないという問題が生じる。従って、被加工物の溝加工の際、被加工物に形成された溝の深さが適切であるかの確認が求められるが、被加工物の表面に形成された溝の深さは、外観からは判別し難い。本発明が解決しようとする課題は、被加工物の溝加工の際に形成される溝の深さが適切であるかを容易に判断できるようにすることである。
本発明は、1以上の加工予定ラインが設定された被加工物の表面に溝加工を施す加工方法であって、加工前の被加工物の重量を測定する加工前重量測定ステップと、該加工前重量測定ステップを実施した後、該加工予定ラインに沿って所定幅の切削ブレードで被加工物の該表面に切削溝を形成する溝形成ステップと、該溝形成ステップを実施した後被加工物の重量を測定する加工後重量測定ステップと、該加工後重量測定ステップを実施した後、加工前の被加工物の重量と加工後の被加工物の重量との差をもとに該切削溝の深さが適正であるかを判別する判別ステップと、を備えた加工方法である。
また、本発明は、該判別ステップで該溝の深さが足りない場合に、該切削ブレードで再度該加工予定ラインに沿って切削して所望の深さに達する溝を形成する、追加工ステップをさらに備えた上記の加工方法である。
本発明の加工方法を用いれば、所定幅の切削ブレードで被加工物に溝を形成する際、被加工物の重量を溝形成の前後で測定し、溝形成の前後の被加工物の重量差をもとに形成された溝が正しい深さであるかを容易に判別することができる。さらに、溝の深さが足りない場合は、追加的に溝を形成することにより、所望の深さに達する溝を形成することができるようになる。
被加工物の一例を示す斜視図である。 加工前重量測定ステップを表す正面図である。 加工装置の全体像を表す斜視図である。 溝形成ステップを表す断面図である。 加工後重量測定ステップを表す正面図である。 判別ステップを表す正面図である。 追加工ステップを表す正面図である。 被加工物に保護テープを貼着する状態を示す斜視図である。 研削装置の例を示す斜視図である。
(1)加工前重量測定ステップ
図1に示す加工対象の被加工物Wは、例えば、板状の半導体ウェーハ等であるが、半導体ウェーハに限定されるものではない。被加工物Wの表面Waは、分割予定ラインLにより区画された格子状の領域に各々デバイスDを備えている。この被加工物Wが加工される前に、例えば図2に示す重量計4を用いて、この被加工物Wの重量を測定する。図2に示す重量計4は、被加工物Wが載置される測定台40と、重量の測定結果を表示するモニタ41とを備えている。後に行われる分割予定ラインLへの溝の形成の前に、測定台40に被加工物Wを載置し、モニタ41に表示された測定値を読み取ることにより、被加工物Wの重量を測定する。この重量の値は、例えば重量計4に備えたメモリ等に記憶させておく。
(2) 溝形成ステップ
次に、図1に示した被加工物Wの分割予定ラインLに沿って、表面Wa側に、裏面Wbにまで達しない溝を形成する。かかる溝の形成には、例えば図3に示す切削装置を使用する。
図3に示す切削装置1は、保持テーブル30に保持された被加工物Wを、回転する切削ブレードを備えた第1の切削手段61または第2の切削手段62によって切削することができる装置である。尚、本発明に係る溝加工では、第1の切削手段61と第2の切削手段62とのうちのどちらか一方のみの切削手段を用いて1本ずつ溝を形成していく方法だけでなく、第1の切削手段61と第2の切削手段62とを用いることによって同時に2本のラインに切削溝を形成するデュアルカットの手法を採ることもできる。
切削装置1のベース10上に配設された保持テーブル30は、例えば、その外形が円形であり、被加工物Wを吸着するポーラス部材からなる吸着部300と、吸着部300を支持する枠体301とを備えており、吸着部300の露出面であり枠体301と面一な保持面300aの上で被加工物Wを吸引保持する。保持テーブル30は、カバー38により周囲を囲まれつつ、保持テーブル30の下方に配設された図示しない回転手段によりZ軸方向の軸心周りに回転可能となっている。
保持テーブル30は、ベース10の内部の図示しないX軸移動手段により、切削送り方向(X軸方向)に移動し、それに伴ってカバー38も同方向に移動することになる。また、カバー38の移動に伴い、カバー38に連結された蛇腹カバー39が伸縮する構成となっている。
保持テーブル30の移動経路脇には、被加工物Wを収容するウェーハカセット20が備えられ、ウェーハカセット20は、図示しない昇降機構によりZ軸方向に昇降移動できる。保持テーブル30の移動経路をはさんでウェーハカセット20と反対側のベース上には切削加工済みの被加工物Wを洗浄する枚葉式の洗浄手段22が備えられている。
ベース10上には、図示しない引き出し手段によりウェーハカセット20から引き出された被加工物Wを一定の位置に合わせるための一対のガイドレールからなるセンタリングガイド36が配設されている。断面がL字状に形成されY軸方向に延在する各ガイドレールは、X軸方向に相互に離間または接近可能であり、段状のガイド面(内側面)が対向するように配置されている。センタリングガイド36は、例えば、加工後に洗浄された被加工物Wをウェーハカセット20に戻す際にも用いられる。
ベース10上の後方側には、門型コラム14が保持テーブル30の移動経路上を跨ぐように立設されている。門型コラム14の前面には、例えば、Y軸方向に第1の切削手段61を往復移動させる第1の割り出し送り手段15が配設されている。
第1の割り出し送り手段15は、例えば、Y軸方向の軸心を有するボールネジ150と、ボールネジ150と平行に配設された一対のガイドレール151と、ボールネジ150の+Y方向側の一端に連結された図示しないモータと、内部のナット構造がボールネジ150に螺合し側部がガイドレール151に摺接する可動板153とを備えている。図示しないモータがボールネジ150を回動させると、これに伴い可動板153がガイドレール151に案内されてY軸方向に移動し、可動板153上に第1の切込み送り手段17を介して配設された第1の切削手段61がY軸方向に割り出し送りされる。
第1の切込み送り手段17は、保持テーブル30の保持面300aに対して直交する方向のZ軸方向に第1の切削手段61を移動させることができ、Z軸方向の軸心を有するボールネジ170と、ボールネジ170と平行に配設された一対のガイドレール171と、ボールネジ170に連結されたモータ172と、第1の切削手段61を支持し内部のナット構造がボールネジ170に螺合し側部がガイドレール171に摺接する支持部材173とを備えている。モータ172がボールネジ170を回動させると、支持部材173が一対のガイドレール171に案内されてZ軸方向に移動し、これに伴い、第1の切削手段61がZ軸方向に切込み送りされる。
第1の切削手段61は、軸方向がY軸方向である第1のスピンドル610と、支持部材173の下端側に固定され第1のスピンドル610を回転可能に支持する第1のハウジング611と、第1のスピンドル610を回転させる図示しないモータと、第1のスピンドル610の先端に装着された第1の切削ブレード613とを備えており、モータが第1のスピンドル610を回転駆動することに伴って第1の切削ブレード613が回転する。
例えば、第1の切削手段61の付近には、分割予定ラインLを検出するアライメント手段23が備えられ、アライメント手段23に備える図示しない撮像手段等により取得した撮像画像に基づいてパターンマッチング等の画像処理を行い、分割予定ラインLの座標位置を検出することができる。
門型コラム14の前面には、例えば、上記の第1の割り出し送り手段15と同様に、Y軸方向に第2の切削手段62を往復させる第2の割り出し送り手段16が配設される。
第1の割り出し送り手段16は、ガイドレール151を第1の割り出し送り手段15と共用しており、これに加えて、Y軸方向の軸心を有するボールネジ160と、ボールネジ160の−Y方向側の一端に連結されたモータ162と、内部のナット構造がボールネジ160に螺合し側部がガイドレール151に摺接する可動板163とを備えている。モータ162がボールネジ160を回動させると、これに伴い可動板163がガイドレール151に案内されてY軸方向に移動し、可動板163上に第2の切込み送り手段18を介して配設された第2の切削手段62がY軸方向に割り出し送りされる。
第2の切込み送り手段18は、第1の切込み送り手段17と同様に構成されるため、第2の切込み送り手段18を構成する各部位には第1の切込み送り手段17と同一の符号を付し、その説明は省略する。また、第2の切削手段62は、第1の切削手段61と同様に構成されているため、その説明は省略する。
本ステップでは、まず、被加工物Wを収容しているウェーハカセット20から、図示しない引き出し手段が被加工物Wを引き出し、一対のガイドレールからなるセンタリングガイド36上に載置する。センタリングガイド36に案内され一定の位置に位置合わせされた後、保持テーブル30の上に載置された被加工物Wは、保持テーブル30の保持面300aに吸引保持される。
次いで、被加工物Wを吸引保持する保持テーブル30が、図示しない切削送り手段により−X方向に送られる。それとともに、アライメント手段23が、アライメント手段23に備える図示しない撮像手段等により取得した撮像画像に基づいてパターンマッチング等の画像処理を行い、分割予定ラインLの座標位置を検出する。
検出された分割予定ラインLの座標位置に従い、第1の切削手段61が第1の割り出し送り手段15によりY軸方向に移動し、切削すべき分割予定ラインLと第1の切削ブレード61とのY軸方向における位置合わせが行われる。具体的には、図1に示した第1の割り出し送り手段15の図示しないモータがボールネジ150を回動させると、これに伴い可動板153がガイドレール151に案内されてY軸方向に移動し、可動板153上に第1の切込み送り手段17を介して配設された第1の切削手段61がY軸方向に割り出し送りされる。
上記の位置合わせが行われた後、第1の切込み送り手段17のモータ172によりボールネジ170を回動させると、支持部材173が一対のガイドレール171に案内されてZ軸方向に移動し、これに伴い、第1の切削手段61がZ軸方向に切込み送りされる。第1の切込み送り手段17が第1の切削手段61を−Z方向に降下させていき、第1の切削ブレード613の下端が被加工物Wの表面Waから所望の溝の深さの分だけ下に位置付けられる。
図示しないモータにより第1のスピンドル610を回転駆動され第1の切削ブレード613を回転させた状態で、第1の切削手段61が、所望の深さの溝を形成するための適切な位置に位置付けられた後、図4に示すように、被加工物Wを保持する保持テーブル30がさらに−X方向に送り出されることで、第1の切削手段61が、保持テーブル30に対して相対的に+X方向に移動しながら被加工物Wの表面Waに切込みを入れていき、各分割予定ラインLに溝を形成する。
第1の切削ブレード613が各々の分割予定ラインLに溝を形成し終えるX軸方向の所定の位置まで被加工物Wが−X方向に進行すると、被加工物Wの切削送りが一度停止される。そして、第1の切削ブレード613を被加工物から+Z方向へ離間させ、次いで、図示しない切削送り手段が保持テーブル30を+X方向へ送り出して元の位置に戻す。そして、隣り合う分割予定ラインLの間隔ずつ第1の切削手段61をY軸方向に割り出し送りしながら順次同様の切削を行うことにより、同方向のすべての分割予定ラインLに切削溝を形成する。
さらに、保持テーブル30を90度回転させてから同様の切削を行うと、全ての分割予定ラインLに対して縦横に溝が形成される。
(3)加工後重量測定ステップ
(加工後の重量測定)
図5に示すように、重量計4の測定台40に溝Wgが形成された被加工物Wを載置し、モニタ41の測定値を読み取ることで溝加工後の被加工物Wの重量を測定する。なお、重量計4は、切削装置1に搭載されていていてもよいし、切削装置1とは別の単体の装置であってもよい。
(実際に形成された溝の深さの算出)
その後、例えば、加工前後の重量の差、加工予定ライン全長、溝幅の長さ、被加工物の密度を用いて、溝加工によって実際に形成された溝の深さを算出する。このとき、被加工物Wに形成された溝幅の値は、溝加工に用いたブレードの幅とみなしてもよいし、図6に示すように別途撮像カメラ5を用いて被加工物Wの表面Waを撮像することにより、溝Wgの溝幅を測定することもできる。被加工物Wの溝Wgの溝幅を、表面Waの撮像により測定する場合は、例えば、数ライン毎に各ラインのブレード入り口、中央、出口の3点の溝幅を測定し、それらの値の平均値を溝幅とする等の方法が考えられ、所望の溝の深さと実際に形成された溝の深さとの差の検出精度を、撮像する溝の数の設定によって適宜変更することができる。
(4)判別ステップ
所望の溝の深さと実際に形成された溝Wgの深さとを比較し、形成された溝Wgの深さが適切かどうかを判断する。そして所望の溝の深さの値から実際に形成された溝Wgの深さを差し引くことで、溝の深さの不足分を算出し、後述する追加工ステップでの追加の切込み深さの目安とする。
以下に、溝の深さを所望の値とするために取り除くべき被加工物Wの重量の具体的な計算例と、その計算結果を用いて、追加的に形成するべき溝の深さの計算例を記す。
例えば、今回の溝加工における加工予定ライン全長が6256.6[mm]、溝幅が50[μm]、所望の切込み深さが0.625[mm]であるとする。上記の3つの長さの値を乗ずれば、溝加工で取り除かれるべき領域の体積は0.1955[cm3]と求められる。このとき、例えば、被加工物Wがシリコン等からなる半導体ウェーハであるとし、その密度を2.3325[g/cm3]とすれば、溝加工により取り除かれるべき被加工物Wの重量は0.4560[g]と算出される。
実際には、溝加工前後に重量測定ステップで測定された加工前後の重量の差の値が0.4414[g]であるとする。この場合、実際の溝Wgの深さは、所望の深さより浅いと判断する。そして、溝の深さを所望の値とするために取り除くべき被加工物Wの重量0.4560[g]から実際に取り除かれた被加工物Wの重量0.4414[g]を差し引いた値0.0146[g]が、追加的に溝加工により取り除かれるべき被加工物Wの重量となる。
追加工により取り除かれるべき被加工物Wの重量0.0146[g]を用いれば、追加工の際に追加的に形成する溝の深さを算出できる。追加的に取り除かれる重量0.0146 [g]を上記の被加工物Wの密度2.3325[g/cm3]で除すれば、追加工により取り除かれる領域の体積が0.0063[cm3]と求められる。今、上記の加工予定ライン全長6256.6[mm]と溝幅と50[mm]とを乗じて、単位深さあたりの溝面積が3.1283[cm2]と求められるので、追加工により取り除かれる体積0.0063[cm3]を溝面積3.1283[cm2]で除することで追加工時にさらに形成する溝の深さが20.1[μm]と求められる。
(5)追加工ステップ
上記の溝形成ステップで形成した溝の深さが、所望の溝の深さよりも浅く、溝形成が不十分であると判別ステップで判断された場合、溝の深さを所望の値とするために追加的に溝加工を行う。このとき、例えば、判別ステップにおいて、追加工時に追加的に形成する溝の深さを求めていれば、その値に基づいた溝形成を行う。追加工には、溝形成ステップと同様に切削装置1を用いる。
追加工の際の切削装置1の動きは、溝形成ステップでの動きと同様であり、図7に示すように、所望の溝の深さを達成できる位置まで第1の切削ブレード613を降下させてから、両ブレードを回転させ、保持テーブル30を−X方向に送りだすことで被加工物Wの表面Waに切り込む。追加工により、所望の深さの溝Wgを形成し、溝加工を終了する。
(6)裏面研削ステップ
所望の深さの溝が形成された後、図8に示すように、溝Wgが形成された被加工物Wの表面Waに表面保護シートTを貼着し、図9に示すように、表面保護シートT側を研削装置7のチャックテーブル8において保持する。ここで、研削装置7には、スピンドル90の下端にマウント91を介して研削ホイール92が装着された研削手段9を備えており、研削ホイール92の下面には環状に研削砥石93が固着されている。
研削ホイール92が回転しながら研削手段9が下降し、回転する研削砥石93が被加工物Wの裏面Wbに接触して押圧すると、裏面Wb側から溝Wgが表出し、被加工物Wが個々のデバイスDごとにチップに分割される。溝Wgが適正な深さを有しているため、本ステップでは、溝Wgを裏面Wb側から確実に表出させて個々のチップに分割することができる。
W:被加工物 Wa:被加工物の表面 Wb:被加工物の裏面
Wg:被加工物に形成された溝
D:デバイス L:分割予定ライン
T:表面保護テープ
1:切削装置 10:ベース
14:門型コラム
15:第1の割り出し送り手段 150:ボールネジ 151:ガイドレール
153:可動板
16:第2の割り出し送り手段 160:ボールネジ 161:ガイドレール
162:モータ 163:可動板
17:第1の切込み送り手段 170:ボールネジ 171:一対のガイドレール
172:モータ 173:支持部材
18:第2の切込み送り手段 180:ボールネジ 181:一対のガイドレール
182:モータ 183:支持部材
20:ウェーハカセット 22:洗浄手段 23:アライメント手段
30:保持テーブル 300:吸着部 300a:保持面
301:枠体
36:センタリングガイド 38:カバー 39:蛇腹カバー
4:重量計 40:測定台 41:モニタ
5:撮像カメラ
61:第1の切削手段 610:第1のスピンドル 611:第1のハウジング
613:第1の切削ブレード
62:第2の切削手段 621:第2のハウジング
7:研削手段
8:チャックテーブル
9:研削手段 90:スピンドル 91:マウント
92:研削ホイール 93:研削砥石

Claims (2)

1以上の加工予定ラインが設定された被加工物の表面に溝加工を施す加工方法であって、
加工前の被加工物の重量を測定する加工前重量測定ステップと、
該加工前重量測定ステップを実施した後、該加工予定ラインに沿って所定幅の切削ブレードで被加工物の該表面に切削溝を形成する溝形成ステップと、
該溝形成ステップを実施した後被加工物の重量を測定する加工後重量測定ステップと、
該加工後重量測定ステップを実施した後、加工前の被加工物の重量と加工後の被加工物の重量との差をもとに該切削溝の深さが適正であるかを判別する判別ステップと、を備えた加工方法。
該判別ステップで該溝の深さが足りない場合に、該切削ブレードで再度該加工予定ラインに沿って切削して所望の深さに達する溝を形成する、追加工ステップをさらに備えた請求項1に記載の加工方法。
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