JP2020055512A - 情報処理装置、プログラム、および情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、プログラム、および情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】駆動システムの駆動状態に応じた電子機器へのプログラム書換を行う。【解決手段】情報処理装置は、取得部と、書換制御部と、を備える。取得部は、複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する。書換制御部は、駆動状態に基づいて、複数の電子機器に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器へのプログラム書換を制御する。【選択図】図3

Description

本開示は、情報処理装置、プログラム、および情報処理システムに関する。
ECU(Electronic Control Unit)などの電子機器を複数備え、これらの複数の電子機器によって駆動する駆動システムが知られている。また、特定の電子機器のプログラムを書換えるシステムとして、プログラム書換対象外の電子機器を、車載ネットワークへのデータ送信停止状態へ移行させた後に、プログラム書換対象の電子機器においてプログラムの書き換えを実行する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−28523号公報
しかし、従来技術では、駆動システムの駆動状態に拘らず、書換対象外の電子機器の機能を制限しており、プログラム書換中の駆動システムの駆動が制限される場合があった。
本開示が解決しようとする課題は、駆動システムの駆動状態に応じた電子機器へのプログラム書換を行うことができる、情報処理装置、プログラム、および情報処理システムを提供することである。
本開示の情報処理装置は、取得部と、書換制御部と、を備える。取得部は、複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する。書換制御部は、前記駆動状態に基づいて、前記複数の電子機器に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器へのプログラム書換を制御する。
本開示のプログラムは、複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する処理と、前記駆動状態に基づいて、前記複数の電子機器に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器へのプログラム書換を制御する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本開示の情報処理システムは、駆動システムに搭載され、複数の電子機器と、前記電子機器と通信可能な情報処理装置と、を備えた情報処理システムであって、前記情報処理装置は、取得部と、書換制御部と、を備える。取得部は、複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する。書換制御部は、前記駆動状態に基づいて、前記複数の電子機器に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器へのプログラム書換を制御する。
本開示に係る情報処理装置、プログラム、および情報処理システムによれば、プログラム書換中の駆動システムの駆動制限を抑制することができる。
図1は、第1の実施の形態に係る情報処理システムの模式図である。 図2は、第1の実施の形態に係る情報処理装置のハードウェア構成図である。 図3は、第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る移動体の機能ブロック図である。 図4Aは、第1の実施の形態に係る駆動情報のデータ構成を示す模式図である。 図4Bは、第1の実施の形態に係る制御情報のデータ構成を示す模式図である。 図5は、第1の実施の形態に係る情報処理の手順のフローチャートである。 図6は、第2の実施の形態に係る制御情報のデータ構成を示す模式図である。 図7は、第2の実施の形態に係る情報処理の手順のフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本開示に係る情報処理装置、プログラム、および情報処理システムの実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態の情報処理システム1の一例を示す模式図である。本実施の形態では、情報処理システム1は、移動体2に搭載されている。
移動体2は、駆動システムの一例である。駆動システムは、少なくとも一部が駆動可能な装置である。駆動システムは、例えば、地面に対して移動不可能な非移動体、地面に対して移動可能な移動体、の何れであってもよい。
非移動体は、例えば、地面に対して固定され、少なくとも一部が駆動するロボットなどである。移動体は、例えば、車両(自動二輪車、自動四輪車)、船舶、飛翔体(飛行機、ヘリコプター、飛行船、ドローン)などである。
本実施の形態では、駆動システムが、移動体2である場合を一例として説明する。移動体2は、人による運転操作を介して進行する移動体、および、人による運転操作を介さずに自動的に進行(自律進行)可能な移動体、の何れであってもよい。また、本実施の形態では、移動体2が、車両である場合を一例として説明する。また、本実施の形態では、移動体2の駆動が、車両の走行を意味する場合を、一例として説明する。なお、移動体2の駆動は、移動体2の少なくとも一部の機能が動作することを示せばよく、走行に限定されない。
情報処理システム1は、情報処理装置10と、複数の電子機器20と、を備える。情報処理装置10と複数の電子機器20とは、サブネットワーク3を介して通信可能に接続されている。
サブネットワーク3は、移動体2内に配置されたネットワークである。移動体2が車両である場合、サブネットワーク3は、車載ネットワークと称される場合がある。移動体2内には、複数のサブネットワーク3が配置されていてもよい。図1には、一例として、サブネットワーク3Aおよびサブネットワーク3Bの2つのサブネットワーク3が移動体2内に配置された形態を示した。しかし、移動体2内に配置されるサブネットワーク3の数は、2つに限定されない。
電子機器20は、移動体2に搭載された各種の機構を制御する。
移動体2に搭載された機構は、例えば、移動体2のエンジン、モータ、メータ、トランスミッション、ブレーキ、ランプ、パワーステアリング、エアコディショナー、オーディオ、ナビゲーション、等である。すなわち、機構には、移動体2の駆動に関わる機構が含まれる。なお、機構は、移動体2などの駆動システムに搭載され、電子機器20によって制御される機構であればよく、これらに限定されない。
電子機器20には、コントローラが搭載されている。コントローラは、該コントローラに予めインストールされているプログラムを実行することで、予め定められた機構に対する制御処理を実行する。電子機器20は、例えば、ECU(Electronic Control Unit)である。具体的には、電子機器20は、エンジン制御装置、ストップ・スタート制御装置、トランスミッション制御装置、エアバッグ制御装置、パワーステアリング制御装置、ナビゲーション制御装置、車線維持制御装置、車間距離制御装置、などである。
例えば、電子機器20は、サブネットワーク3を介した他の電子機器20とのデータ通信などにより、移動体2に搭載された各機構を制御する。電子機器20によって機構が制御されることで、移動体2は駆動する。すなわち、移動体2は、複数の電子機器20が連携してエンジン、モータ、またはアクセルなどの機構を制御することで、駆動する。
なお、移動体2の駆動に関する機構を制御する電子機器20は、移動体2が予め定めた正常な駆動条件で駆動するように、該機構を制御する。正常な駆動条件とは、例えば、駆動範囲、駆動力、制限速度、車間距離、車線維持、などの、予め定めた規則を満たす条件である。正常な駆動条件は、例えば、安全規則などの予め定められた規則に従った条件とすればよい。正常な駆動条件は、移動体2の製造時などに予め設定すればよい。また、正常な駆動条件は、ユーザによる操作指示などによって、適宜変更可能としてもよい。
図1には、情報処理システム1が、複数の電子機器20として、電子機器20A〜電子機器20Hを備えた形態を一例として示した。しかし、情報処理システム1が備える電子機器20の数は、これらに限定されない。
情報処理装置10は、複数の電子機器20の各々へのプログラム書換を制御する(詳細後述)。本実施の形態では、情報処理装置10を、情報処理システム1に含まれるゲートウェイ装置(以下、GWと略称する場合がある)に搭載した形態を、一例として説明する。
GWは、情報処理システム1内の、複数のサブネットワーク3(サブネットワーク3A、サブネットワーク3B)間の通信の中継、および、情報処理システム1と移動体2の外部の外部装置30との間の通信の中継などを実行する。すなわち、本実施の形態では、情報処理装置10は、情報処理システム1におけるGWとしての機能に加えて、電子機器20のプログラム書換を制御する。
情報処理装置10と外部装置30とは、無線通信などにより外部ネットワーク4を介して通信可能に接続されている。外部ネットワーク4は、移動体2の外部に設けられたネットワークである。なお、情報処理システム1は、外部装置30を更に備えた構成であってもよい。すなわち、移動体2は、外部装置30を更に搭載した構成であってもよい。
本実施の形態では、外部装置30は、移動体2の外部に設けられた形態を、一例として説明する。
次に、ハードウェア構成を説明する。
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成図の一例である。
情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11A、ROM(Read Only Memory)11B、RAM(Random Access Memory)11C、およびI/F11D等がバス11Eにより相互に接続されており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
CPU11Aは、本実施の形態の情報処理装置10を制御する演算装置である。ROM11Bは、CPU11Aによる各種処理を実現するプログラム等を記憶する。RAM11Cは、CPU11Aによる各種処理に必要なデータを記憶する。I/F11Dは、データを送受信するためのインターフェースである。
本実施の形態の情報処理装置10で実行される情報処理を実行するためのプログラムは、ROM11B等に予め組み込んで提供される。なお、本実施の形態の情報処理装置10で実行されるプログラムは、情報処理装置10にインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供するように構成してもよい。
次に、情報処理装置10の機能的構成を説明する。
図3は、情報処理装置10を搭載した移動体2の機能ブロック図の一例である。
移動体2は、上述したように、複数の電子機器20と、情報処理装置10と、を備える。また、移動体2は、出力部12と、センサ14と、電力供給部16と、を備える。
出力部12、センサ14、および電力供給部16は、情報処理装置10とデータまたは信号を授受可能に接続されている。
出力部12は、各種情報を出力する。出力部12は、例えば、各種情報を、外部ネットワーク4を介して外部装置30などの機器へ送信する通信機能、各種情報を表示する表示機能、各種情報を示す音を出力する音出力機能、などを備える。出力部12が表示機能を備える場合、出力部12は、例えば、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)、投影装置、またはライトなどを備える。出力部12が音出力機能を備える場合、出力部12は、スピーカを備える。
センサ14は、移動体2の情報を観測するセンサである。本実施の形態では、センサ14は、移動体2の駆動状態を観測する。駆動状態は、駆動中または駆動停止中を示す情報である。センサ14は、観測結果として、駆動状態を情報処理装置10へ出力する。
駆動中とは、移動体2が駆動中であることを示す。詳細には、駆動中とは、移動体2における、駆動可能な機構が駆動中であることを示す。移動体2が車両である場合、駆動中とは、移動体2のエンジンの駆動などによってタイヤが回転駆動することで、移動体2が走行中であることを示す。本実施の形態では、駆動中とは、移動体2が走行中であることを示す場合を、一例として説明する。
駆動停止中とは、移動体2における、駆動可能な機構が停止中であることを示す。移動体2が車両である場合、駆動停止中とは、移動体2のエンジンシの停止およびブレーキの駆動等によって、移動体2が走行を停止(すなわち駆動停止)した状態であることを意味する。本実施の形態では、駆動停止中とは、移動体2が走行を停止した状態を示す場合を、一例として説明する。
センサ14は、例えば、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)、速度センサ、GPS(Global Positioning System)等である。IMUは、移動体2の三軸加速度および三軸角速度などを得る。
電力供給部16は、複数の電子機器20の各々へ電力を供給する。電力供給部16は、情報処理装置10または移動体2に設けられた機構などの制御によって、電子機器20へ電力を供給する。
次に、情報処理装置10の機能的構成を説明する。情報処理装置10は、制御部40と、第1通信部42と、第2通信部44と、記憶部46と、を備える。制御部40と、第1通信部42と、第2通信部44と、記憶部46とは、バスBを介してデータまたは信号を授受可能に接続されている。
第1通信部42は、外部ネットワーク4を介して外部装置30と通信する。第2通信部44は、サブネットワーク3を介して複数の電子機器20の各々と通信する。
記憶部46は、各種データを記憶する。記憶部46は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等である。なお、記憶部46は、情報処理装置10の外部に設けられた記憶装置であってもよい。また、記憶部46は、移動体2の外部に設けられた記憶装置であってもよい。また、記憶部46は、記憶媒体であってもよい。具体的には、記憶媒体は、プログラムまたは各種情報を、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどを介してダウンロードして記憶または一時記憶したものであってもよい。また、記憶部46を、複数の記憶媒体から構成してもよい。
制御部40は、情報処理装置10を制御する。なお、本実施の形態では、制御部40は、GWとしての機能を実現するための処理を実行する共に、電子機器20へのプログラム書換制御を行う。
制御部40は、受信部40Aと、特定部40Bと、取得部40Cと、書換制御部40Dと、を備える。
受信部40A、特定部40B、取得部40C、および書換制御部40Dの一部または全ては、例えば、CPU11A(図2参照)などの処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
受信部40Aは、書換情報を受信する。書換情報は、プログラムを書換える対象の電子機器20の識別情報と、プログラムと、書換指示信号と、を含む。識別情報を、以下では、IDと称して説明する場合がある。また、プログラムを書換える対象の電子機器20を、以下では、書換対象の電子機器20と称して説明する場合がある。また、プログラムを書換える対象となっていない電子機器20を、書換対象外の電子機器20と称して説明する場合がある。
「プログラムを書換える」とは、電子機器20にインストールされているプログラムの少なくとも一部を書換える事を意味する。具体的には、「プログラムを書換える」とは、少なくとも一部が修正または変更された新たなプログラムを電子機器20にインストールすることを意味する。電子機器20にインストールする新たなプログラムは、書換情報に含まれるプログラムである。
本実施の形態では、受信部40Aは、第1通信部42を介して外部装置30から、書換情報を受信する。なお、受信部40Aは、記憶部46から書換情報を読取ることで、書換情報を受信してもよい。
特定部40Bは、書換情報に含まれる識別情報によって示される書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に、移動体2が正常駆動可能であるか否かを特定する。
正常駆動可能とは、移動体2が、上述した正常な駆動条件を満たす駆動を実行可能であることを示す。一方、正常駆動不可能とは、移動体2が、上述した正常な駆動条件を満たす駆動を実行不可能であることを示す。
ここで、上述したように、移動体2は、複数の電子機器20が連携して駆動に関する機構を制御することで、駆動する。また、プログラム書換の実行中の電子機器20は、移動体2に搭載された機構の制御を実行することは困難である。これは、プログラム書換の実行中の電子機器20は、サブネットワーク3を介したデータ送信の少なくとも一部を実行することが困難なためである。このため、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に、移動体2が駆動すると、移動体2の駆動に関する機構が正常に制御されず、移動体2が正常駆動することが困難となる場合がある。
そこで、本実施の形態では、特定部40Bは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に、移動体2が正常駆動可能であるか否かを特定する。
本実施の形態では、特定部40Bは、駆動情報46Aを用いて、正常駆動可能であるか否かを特定する。
図4Aは、駆動情報46Aのデータ構成の一例を示す模式図である。駆動情報46Aは、電子機器20のIDと、正常駆動可否情報と、を対応付けた情報である。
正常駆動可否情報は、対応するIDによって識別される電子機器20へのプログラム書換の実行中に、該電子機器20の搭載された移動体2が正常に駆動可能であるか否を示す情報である。
具体的には、正常駆動可否情報は、正常駆動可能、または正常駆動不可能を示す情報である。正常駆動可能とは、対応するIDによって識別される電子機器20へのプログラム書換の実行中であっても、移動体2が正常駆動可能であることを示す。正常駆動不可能とは、対応するIDによって識別される電子機器20へのプログラム書換の実行中は、移動体2が正常に駆動することが不可能であることを示す。
制御部40は、移動体2に搭載された電子機器20の各々のIDに対応する正常駆動可否情報を、予め駆動情報46Aに登録すればよい。駆動情報46Aは、ユーザによる操作指示などによって適宜変更可能としてもよい。また、制御部40は、第1通信部42を介して外部装置30などから駆動情報46Aを受信し、記憶部46へ記憶してもよい。また、駆動情報46Aは、移動体2の製造時に、記憶部46へ記憶されてもよい。
図3に戻り、説明を続ける。次に、取得部40Cについて説明する。取得部40Cは、センサ14から駆動状態の観測結果を取得することで、駆動状態を取得する。すなわち、取得部40Cは、移動体2が駆動中(すなわち、走行中)であるか、あるいは停止中であるか、を示す駆動状態をセンサ14から取得する。
次に、書換制御部40Dについて説明する。書換制御部40Dは、取得部40Cで取得した駆動状態に基づいて、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を制御する。
すなわち、書換制御部40Dは、取得部40Cで取得した駆動状態が駆動中を示すか停止中を示すかに応じて、受信部40Aで受信した書換情報に含まれるIDによって識別される電子機器20へのプログラム書換を制御する。
例えば、書換制御部40Dは、取得部40Cで取得した駆動状態が停止中を示す場合、プログラム書換を実行するように書換対象の電子機器20を制御する。一方、書換制御部40Dは、取得部40Cで取得した駆動状態が駆動中を示す場合、プログラム書換の実行を待機するように書換対象の電子機器20を制御する。
なお、書換制御部40Dは、以下の方法により、プログラム書換を実行するように電子機器20を制御すればよい。例えば、書換制御部40Dは、受信部40Aで受付けた書換情報に含まれるプログラムと、書換指示とを、第2通信部44およびサブネットワーク3を介して書換対象の電子機器20へ出力する。該プログラムおよび該書換指示を受付けた電子機器20のプロセッサは、受付けたプログラムへの書換を実行することで、書換情報に含まれるプログラムに書換えられる。これらの処理により、書換制御部40Dは、プログラム書換を実行するように電子機器20を制御すればよい。
また、書換制御部40Dが、書換情報に含まれるプログラムを、書換対象の電子機器20へインストールする処理を実行することで、プログラム書換を実行してもよい。なお、プログラム書換を実行するように電子機器20を制御する方法は、限定されない。なお、以下では、「プログラム書換を実行するように電子機器20を制御する」ことを、単に、「プログラム書換を実行する」と称して説明する場合がある。
なお、書換制御部40Dは、以下の方法により、プログラム書換の実行を待機するように書換対象の電子機器20を制御すればよい。例えば、書換制御部40Dは、受信部40Aで受付けた書換情報に含まれるプログラムと、書換指示とを、書換対象の電子機器20へ出力するタイミングを、取得部40Cで取得した駆動状態が駆動停止中を示すタイミングとなるまで待機する。そして、書換制御部40Dは、駆動停止中を示すタイミングとなったときに、該プログラムと書換指示とを、書換対象の電子機器20へ出力すればよい。
また、書換制御部40Dは、書換情報に含まれるプログラムを、書換対象の電子機器20へインストールする処理を、取得部40Cで取得した駆動状態が駆動停止中を示すタイミングとなるまで待機してもよい。なお、プログラム書換の実行を待機するように電子機器20を制御する方法は、限定されない。なお、以下では、「プログラム書換の実行を待機するように電子機器20を制御する」ことを、単に、「プログラム書換の実行を待機する」と称して説明する場合がある。
書換制御部40Dは、移動体2の駆動状態と、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能か否かと、に基づいて、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を制御することが好ましい。
以下、移動体2の駆動状態と、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能か否かと、の各組合せに応じた、書換制御部40Dの制御について具体的に説明する。
本実施の形態では、書換制御部40Dは、制御情報46Bを用いて、以下の処理を実行する。制御情報46Bは、予め記憶部46に記憶すればよい。
図4Bは、制御情報46Bのデータ構成の一例を示す模式図である。制御情報46Bは、駆動状態と、正常駆動可否情報と、制御内容と、を対応付けた情報である。書換制御部40Dは、制御情報46Bにおける、駆動状態および制御駆動可否情報に対応する制御内容の制御を実行する。
まず、移動体2の駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能と特定された場合を説明する。この場合、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する。
このように、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能であると特定される場合には、書換制御部40Dは、該電子機器20へのプログラム書換を実行する。このため、書換制御部40Dは、移動体2の正常な駆動条件を満たす駆動を維持しつつ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行することができる。
ここで、制御部40の処理などにより、移動体2に搭載された複数の電子機器20の内の少なくとも1つが、機能制限された制限状態となっている場合がある。
制限状態とは、電子機器20の少なくとも一部の機能が制限された状態を示す。具体的には、制限状態とは、サブネットワーク3を介したデータ送信の少なくとも一部が制限された状態、または、供給される電力量が予め定めた値以下に制限された状態を示す。
例えば、移動体2のアイドリング時などには、制御部40の処理などにより、パワーステアリング制御装置または車線維持制御装置などの電子機器20は、サブネットワーク3を介した他の電子機器20などへのデータまたは信号の送信を停止することで、パワーステアリング制御または車線維持制御などの実行を停止する場合がある。この停止した状態が、制限状態の一例に相当する。一方、供給される電力量が予め定めた値以下に制限された状態は、省電力モードと称される場合がある。省電力モードの状態は、例えば、移動体2が信号待ちなどの停止中にエンジンを停止したアイドリングストップの状態などである。すなわち、電子機器20の少なくとも一部が制限状態にある場合、移動体2は、駆動を停止した状態となる。
そこで、書換制御部40Dは、移動体2の駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能である場合、機能制限が解除された解除状態となるように書換対象外の電子機器20を制御してもよい。
このように、書換制御部40Dが、書込対象外の電子機器20を解除状態に制御することで、書込対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能であると特定される場合には、書込対象外の電子機器20が正常に機能する。このため、この場合、書換制御部40Dは、移動体2の正常な駆動条件を満たす駆動が制限されることを抑制することができる。
次に、移動体2の駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動不可能と特定された場合を説明する。この場合、書換制御部40Dは、駆動状態が駆動停止中を示すまで、プログラム書換の実行を待機する。
また、移動体2の駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動不可能と特定された場合、書換制御部40Dは、特定のメッセージを、出力部12へ出力することが好ましい。このメッセージは、例えば、電子機器20へのプログラム書換を移動体2の駆動停止後に実行することを示すメッセージである。
例えば、書換制御部40Dは、該メッセージを出力部12へ表示する。また、書換制御部40Dは、該メッセージを示す音声を出力部12から出力する。移動体2に乗車したユーザは、これらのメッセージを視認または視聴することで、該メッセージを確認することができる。また、書換制御部40Dは、該メッセージを、出力部12および外部ネットワーク4を介して、予め定めたユーザによって操作される端末装置へ送信してもよい。端末装置を操作するユーザは、該端末装置で受信した該メッセージを確認することで、移動体2の電子機器20へのプログラム書換を移動体2の停止後に実行することを把握することができる。
次に、移動体2の駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動不可能と特定された場合を説明する。
この場合、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行すると共に、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中、機能制限された制限状態となるように、書換対象外の電子機器20を制御する。機能制限の定義は、上述したため、ここでは説明を省略する。
このように、書換制御部40Dは、移動体2が駆動停止中である場合、書換対象外の電子機器20を、サブネットワーク3へのデータ送信停止などの制限状態にすることで、移動体2が走行などの駆動を行う事を抑制しつつ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行することができる。
また、書換対象外の電子機器20を制限状態にすることで、書換対象外の電子機器20がサブネットワーク3へデータ送信することが抑制され、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中のサブネットワーク3の通信速度低下を抑制することができる。このため、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を、書換時間の遅延を抑制した状態で実行することができる。
また、移動体2の駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動不可能と特定された場合、書換制御部40Dは、所定のメッセージを出力部12へ出力することが好ましい。
このメッセージは、例えば、電子機器20へのプログラム書換の実行と、書換の実行中に移動体2の駆動が制限されることを示すメッセージである。例えば、書換制御部40Dは、該メッセージを出力部12へ表示する。また、書換制御部40Dは、該メッセージを示す音声を出力部12から出力する。移動体2に乗車したユーザは、これらのメッセージを視認または視聴することで、該メッセージを確認することができる。また、書換制御部40Dは、該メッセージを、出力部12および外部ネットワーク4を介して、予め定めたユーザによって操作される端末装置へ送信してもよい。
次に、移動体2の駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能であると特定されたと場合を説明する。
この場合、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する。
すなわち、移動体2が駆動停止中であり、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能である場合には、書換制御部40Dは、該電子機器20へのプログラム書換を実行する。
なお、書換制御部40Dは、駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能である場合には、以下の処理を実行することが好ましい。具体的には、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中、機能制限された制限状態となるように、書換対象外の電子機器20を制御することが好ましい。
ここで、制御部40または移動体2に搭載された各種の機構の制御などにより、移動体2に搭載された複数の電子機器20の内の少なくとも1つが、電力供給を遮断された状態となっている場合がある。
そこで、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20に電力が供給されていない場合、プログラム書換実行前に、該電子機器20への電力供給を開始するように電力供給部16を制御することが好ましい。電力供給部16は、書換制御部40Dに制御によって、電力供給対象の電子機器20への電力供給を開始または再開する。
次に、制御部40が実行する情報処理の手順を説明する。
図5は、本実施の形態の制御部40が実行する情報処理の手順の一例を示す、フローチャートである。
まず、受信部40Aが、書換情報を受信したか否かを判断する(ステップS100)。ステップS100で否定判断すると(ステップS100:No)、本情報処理を終了する。ステップS100で肯定判断すると(ステップS100:Yes)、ステップS102へ進む。
ステップS102では、特定部40Bが、移動体2の正常駆動可否を特定する(ステップS102)。詳細には、特定部40Bは、ステップS100で受信した書換情報に含まれるIDに対応する正常駆動可否情報を、駆動情報46Aから読取る。この処理により、特定部40Bは、ステップS100で受信した書換情報に含まれるIDによって識別される書換対象の電子機器20がプログラム書換中であっても、移動体2が正常駆動可能であるか否かを特定する。
次に、取得部40Cが、移動体2の駆動状態を取得する(ステップS104)。取得部40Cは、センサ14から駆動状態の観測結果を取得する。
次に、書換制御部40Dは、ステップS104で取得した駆動状態の観測結果に基づいて、移動体2が駆動中か否かを判断する(ステップS106)。
移動体2が駆動中と判断された場合(ステップS106:Yes)、ステップS108へ進む。ステップS108では、書換制御部40Dは、ステップS102で特定した正常駆動可否が、正常駆動可能を示すか否を判断する(ステップS108)。正常駆動可能を示すと判断した場合(ステップS108:Yes)、ステップS110へ進む。
ステップS110では、書換制御部40Dは、書換対象外の電子機器20を、解除状態に制御する(ステップS110)。すなわち、書換制御部40Dは、ステップS100で受信したIDによって特定される書換対象の電子機器20以外の電子機器20を、機能制限が解除された解除状態となるように制御する。
次に、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20に電力が供給されているか否かを判断する(ステップS112)。電力供給中である場合(ステップS112:Yes)、後述するステップS116へ進む。電力が供給されていない場合(ステップS112:No)、ステップS114へ進む。
ステップS114では、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20への電力供給を開始するように電力供給部16を制御する(ステップS114)。ステップS114の処理によって、書換対象の電子機器20へ電力が供給される。そして、ステップS116へ進む。
ステップS116では、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する(ステップS116)。そして、プログラム書換が完了したか否かを判断する(ステップS118)。ステップS118で否定判断すると(ステップS118:No)、ステップS116へ戻る。一方、プログラム書換が完了したと判断すると(ステップS118:Yes)、上記ステップS100へ戻る。
一方、上記ステップS108で、書換制御部40Dが、正常駆動不可能を示すと判断した場合(ステップS108:No)、ステップS120へ進む。
ステップS120では、書換制御部40Dは、メッセージを出力部12へ出力する(ステップS120)。該メッセージは、上述したように、電子機器20へのプログラム書換を移動体2の駆動停止後に実行することなどを示す。
次に、書換制御部40Dは、移動体2が駆動を停止したか否かを判断する(ステップS122)。ステップS122では、書換制御部40Dは、新たにセンサ14から取得した駆動状態の観測結果が駆動停止中を示すか否かを判別することで、ステップS122の判断を行う。書換制御部40Dは、ステップS122で肯定判断するまで(ステップS122:Yes)、否定判断(ステップS122:No)を繰返す。ステップS122で肯定判断すると(ステップS122:Yes)、後述するステップS142へ進む。
一方、上記ステップS106において、移動体2が駆動停止中と判断された場合(ステップS106:No)、ステップS124へ進む。
ステップS124では、書換制御部40Dは、ステップS102で特定した正常駆動可否が、正常駆動可能を示すか否を判断する(ステップS124)。正常駆動可能を示すと判断した場合(ステップS124:Yes)、ステップS126へ進む。
ステップS126では、書換制御部40Dは、書換対象外の電子機器20を、機能制限された制限状態に制御する(ステップS126)。
次に、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20に電力が供給されているか否かを判断する(ステップS128)。電力供給中である場合(ステップS128:Yes)、後述するステップS132へ進む。電力が供給されていない場合(ステップS128:No)、ステップS130へ進む。
ステップS130では、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20への電力供給を開始するように電力供給部16を制御する(ステップS130)。そして、ステップS132へ進む。
ステップS132では、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する(ステップS132)。そして、書換制御部40Dは、プログラム書換が完了したか否かを判断する(ステップS134)。ステップS134で肯定判断すると(ステップS134:Yes)、ステップS136へ進む。
ステップS136では、書換制御部40Dは、ステップS126で制限状態に制御した電子機器20を解除状態に制御する(ステップS136)。そして、上記ステップS100へ戻る。
一方、ステップS134で否定判断すると(ステップS134:No)、ステップS138へ進む。
ステップS138では、書換制御部40Dは、移動体2が駆動を開始したか否かを判断する(ステップS138)。書換制御部40Dは、新たにセンサ14から取得した駆動状態の観測結果が駆動中を示すか否かを判別することで、ステップS138の判断を行う。ステップS138で否定判断すると(ステップS138:No)、上記ステップS132へ戻る。ステップS138で肯定判断すると(ステップS138:Yes)、ステップS140へ進む。
ステップS140では、書換制御部40Dは、ステップS126で制限状態に制御した電子機器20を解除状態に制御する(ステップS140)。そして、上記ステップS132へ戻る。
一方、ステップS124で、正常駆動不可能を示すと判断した場合(ステップS124:No)、ステップS142へ進む。
ステップS142では、書換制御部40Dは、メッセージを出力部12へ出力する(ステップS142)。ステップS142では、書換制御部40Dは、電子機器20へのプログラム書換の実行と、書換の実行中に移動体2の駆動が制限されること、などを示すメッセージを出力部12へ出力する。
次に、書換制御部40Dは、書換対象外の電子機器20を、機能制限された制限状態に制御する(ステップS144)。
次に、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20に電力が供給されているか否かを判断する(ステップS146)。電力供給中である場合(ステップS146:Yes)、後述するステップS150へ進む。電力が供給されていない場合(ステップS146:No)、ステップS148へ進む。
ステップS148では、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20への電力供給を開始するように電力供給部16を制御する(ステップS148)。そして、ステップS150へ進む。
ステップS150では、書換制御部40Dは、移動体2の駆動制限を開始する(ステップS150)。例えば、書換制御部40Dは、移動体2の走行に関する制御を行う電子機器20、および、移動体2の走行に関与する機構に対して、移動体2の走行を制限するための指示信号を送信する。この指示信号の送信により、移動体2は、駆動を制限される。
ステップS152では、書換制御部40Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する(ステップS152)。そして、書換制御部40Dは、プログラム書換が完了したか否かを判断する(ステップS154)。ステップS154で否定判断すると(ステップS154:No)、上記ステップS152へ戻る。
ステップS154で肯定判断すると(ステップS154:Yes)、ステップS156へ進む。ステップS156では、書換制御部40Dは、ステップS150で開始した移動体2の駆動制限を解除する(ステップS156)。ステップS156の処理によって、移動体2は、駆動、すなわち走行可能な状態となる。
次に、書換制御部40Dは、ステップS144で制限状態に制御した電子機器20を解除状態に制御する(ステップS158)。そして、上記ステップS100へ戻る。
以上説明したように、本実施の形態の情報処理装置10は、取得部40Cと、書換制御部40Dと、を備える。取得部40Cは、複数の電子機器20を備えた移動体2(駆動システム)の駆動状態を取得する。書換制御部40Dは、駆動状態に基づいて、複数の電子機器20に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器20へのプログラム書換を制御する。
ここで、従来では、移動体2の駆動状態に係らず、書換対象外の電子機器20の機能を制限した上で、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行していた。このため、書換対象外の電子機器20に、移動体2の駆動制御に関わる電子機器20が含まれる場合、移動体2が正常な駆動条件を満たす駆動を行うことが困難となる場合があった。
一方、本実施の形態の情報処理装置10は、移動体2の駆動状態に基づいて、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する。
このため、本実施の形態の情報処理装置10では、移動体2の駆動状態に応じて、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行およびプログラム書換の待機などを行うことができる。例えば、本実施の形態の情報処理装置10では、プログラム書換の実行中であっても移動体2が正常な駆動条件を満たす駆動を行う事が可能な場合には、移動体2が駆動中であっても、書換対象外の電子機器20の機能を制限することなく、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行することができる。
従って、本実施の形態の情報処理装置10は、プログラム書換中の移動体2(駆動システム)の駆動制限を抑制することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、書換対象の電子機器20へのプログラム書換および該電子機器20の再起動を制御する形態を説明する。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成および機能には、同じ符号を付与し、詳細な説明を省略する場合がある。
本実施の形態の情報処理システム1は、情報処理装置10に代えて情報処理装置11を備える(図3参照)。
情報処理装置11は、制御部41と、第1通信部42と、第2通信部44と、記憶部47と、を備える。情報処理装置11は、制御部40および記憶部46に代えて、制御部41および記憶部47を備える。
記憶部47は、各種データを記憶する。本実施の形態では、記憶部47は、駆動情報46Aと、制御情報47Bと、を記憶する。すなわち、記憶部47は、第1の実施の形態の制御情報46Bに代えて、制御情報47Bを記憶する。制御情報47Bの詳細は後述する。
制御部41は、受信部40Aと、特定部40Bと、取得部40Cと、書換制御部41Dと、を備える。すなわち、制御部41は、第1の実施の形態の書換制御部40Dに代えて、書換制御部41Dを備える。
書換制御部41Dは、書換制御部40Dと同様に、取得部40Cで取得した駆動状態に基づいて、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を制御する。
ここで、本実施の形態では、情報処理システム1に設けられた複数の電子機器20の各々のメモリ領域が、プログラムの書換領域と、実行領域と、を含む形態を想定する。書換領域は、メモリ領域における、電子機器20にインストールされているプログラムの書換時に用いる領域である。実行領域は、電子機器20にインストールされているプログラムの実行時に該プログラムを展開して実行するために用いる領域である。
電子機器20のプログラムの書換を実行した後に、書換えられたプログラムを該電子機器20の実行領域に展開して実行可能な状態(すなわち有効な状態)とするためには、電子機器20の再起動が必要である。電子機器20のメモリ領域が、書換領域と実行領域とを含む場合、電子機器20は、メモリ領域における書換領域を用いたプログラムの書換実行中であっても、メモリ領域における実行領域で、インストール済の(書換え前の)プログラムに応じた処理を実行可能である。
そこで、本実施の形態では、書換制御部41Dは、移動体2の駆動状態と、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能か否かと、に基づいて、書換対象の電子機器20へのプログラム書換および該電子機器20の再起動を制御する。再起動は、リブートと称される場合もある。
以下、移動体2の駆動状態と、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能か否かと、の各組合せに応じた、書換制御部41Dの制御について具体的に説明する。
本実施の形態では、書換制御部41Dは、制御情報47Bを用いて、以下の処理を実行する。制御情報47Bは、予め記憶部47に記憶すればよい。
図6は、制御情報47Bのデータ構成の一例を示す模式図である。制御情報47Bは、駆動状態と、正常駆動可否情報と、制御内容と、を対応付けた情報である。書換制御部41Dは、制御情報47Bにおける、駆動状態および制御駆動可否情報に対応する制御内容の制御を実行する。
まず、移動体2の駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能と特定された場合を説明する。この場合、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する。そして、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換完了後に、再起動を実行するように該電子機器20を制御する。
書換制御部41Dは、以下の方法により、再起動を実行するように該電子機器20を制御する。例えば、書換制御部41Dは、再起動指示を、第2通信部44およびサブネットワーク3を介して書換対象の電子機器20へ出力する。該再起動指示を受付けた電子機器20のプロセッサは、当該電子機器20を再起動することで、再起動を実行する。これらの処理により、書換制御部41Dは、再起動を実行するように電子機器20を制御する。
なお、書換制御部41Dが、書換対象の電子機器20の再起動を実行することで、再起動を実行するように該電子機器20を制御してもよい。なお、再起動を実行するように電子機器20を制御する方法は、限定されない。以下では、「再起動を実行するように電子機器20を制御する」ことを、単に、「再起動を実行する」と称して説明する場合がある。
このように、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能であると特定された場合には、書換制御部41Dは、該電子機器20へのプログラム書換を実行し、プログラム書換の実行後に、該電子機器20の再起動を実行する。このため、書換制御部41Dは、移動体2の正常な駆動条件を満たす駆動を維持しつつ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を効率よく実行することができる。
なお、書換制御部41Dは、第1の実施の形態の制御部40と同様に、移動体2の駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能である場合、機能制限が解除された解除状態となるように書換対象外の電子機器20を制御してもよい。
次に、移動体2の駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動不可能と特定された場合を説明する。
この場合、書換制御部41Dは、プログラム書換を実行するように書換対象の電子機器20を制御し、該電子機器20へのプログラム書換が完了し且つ駆動状態が駆動停止中を示すまで、再起動の実行を待機するように該電子機器20を制御する。
例えば、書換制御部41Dは、プログラム書換が完了した電子機器20へ再起動指示を出力するタイミングを、取得部40Cで取得した駆動状態が駆動停止中を示すタイミングとなるまで待機する。そして、書換制御部41Dは、駆動停止中を示すタイミングとなったときに、再起動指示を、プログラム書換が完了した電子機器20へ出力すればよい。
このように、移動体2の駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動不可能と特定された場合には、書換制御部41Dは、移動体2の駆動状態が駆動停止中となるまで待機することなく、先行して、プログラム書換を実行するように書換対象の電子機器20を制御する。そして、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換が完了した後に、移動体2の駆動状態が駆動停止中を示したときに、該電子機器20の再起動を実行する。
このため、書換制御部41Dは、移動体2の駆動状態が駆動停止中を示すまで待機することなく、先行して書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行することができる。このため、書換制御部41Dは、効率よく電子機器20へのプログラム書換を実行することができる。
なお、移動体2の駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動不可能と特定された場合、書換制御部41Dは、プログラム書換が完了したときに、特定のメッセージを出力部12へ出力することが好ましい。
このメッセージは、移動体2の停止を促す第1のメッセージ、または、移動体2が停止した時に電子機器20の再起動を実行すること示す第2のメッセージである。
例えば、第1のメッセージは、電子機器20へのプログラム書換が完了したことを示す情報と、書換を完了したプログラムを有効にするために移動体2の停止を促す事を示す情報と、を含む。具体的には、第1のメッセージは、“電子機器20のプログラム書換が完了しました。書換を完了したプログラムを有効にするために、移動体2を停止させてください”等である。
また、例えば、第2のメッセージは、電子機器20へのプログラム書換が完了したことを示す情報と、移動体2が停止した時に電子機器20の再起動を実行することを示す情報と、を含む。具体的には、第2のメッセージは、“電子機器20のプログラム書換が完了しました。移動体2が停止したら、電子機器20の再起動を実行します”等である。
書換制御部41Dは、書換を実行したプログラムの内容に応じて、第1のメッセージまたは第2のメッセージを出力部12へ出力すればよい。例えば、書換制御部41Dは、書換を実行したプログラムが緊急性の高い内容を示す場合、第1のメッセージを出力部12へ出力する。また、書換制御部41Dは、書換を実行したプログラムが緊急性の低い内容を示す場合、第2のメッセージを出力部12へ出力する。緊急性の高低の判断は、書換を実行したプログラムに対する予め定めた判断基準を用いて行えばよい。
次に、移動体2の駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動不可能と特定された場合を説明する。
この場合、書換制御部41Dは、プログラム書換を実行するように書換対象の電子機器20を制御し、該電子機器20へのプログラム書換が完了したときに、再起動を実行するように該電子機器20を制御する。このため、書換制御部41Dは、効率よく電子機器20へのプログラム書換を実行することができる。
ここで、書換制御部41Dが電子機器20の再起動実行中に、移動体2が駆動を再開する場合がある。そこで、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換が完了した後に、移動体2の駆動制限を開始してもよい。第1の実施の形態の書換制御部40Dと同様に、書換制御部41Dは、移動体2の走行に関する制御を行う電子機器20、および、移動体2の走行に関与する機構に対して、移動体2の走行を制限するための指示信号を送信する。この指示信号の送信により、移動体2は、駆動、すなわち走行を制限される。そして、書換制御部41Dは、駆動制限を開始した後に、再起動を実行するように該電子機器20を制御し、再起動が完了した後に、移動体2の駆動制限を解除してもよい。
なお、書換制御部41Dは、第1の実施の形態の書換制御部40Dと同様に、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中、機能制限された制限状態となるように、書換対象外の電子機器20を制御してもよい。
また、移動体2の駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動不可能と特定された場合、書換制御部41Dは、所定のメッセージを出力部12へ出力することが好ましい。
このメッセージは、例えば、電子機器20へのプログラム書換の実行と、プログラム書換後に電子機器20の再起動が完了するまで移動体2の駆動が制限されること、を示すメッセージである。具体的には、このメッセージは、例えば、“電子機器20のプログラム書換を実行します。書換が反映されるまで、移動体2の走行が制限されます”等である。
次に、移動体2の駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能であると特定されたと場合を説明する。
この場合、書換制御部41Dは、プログラム書換を実行するように書換対象の電子機器20を制御し、該電子機器20へのプログラム書換が完了したときに、再起動を実行するように該電子機器20を制御する。
すなわち、移動体2が駆動停止中であり、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能である場合には、書換制御部40Dは、該電子機器20へのプログラム書換を実行し、実行完了後に、該電子機器20の再起動を実行する。このため、書換制御部41Dは、効率よく電子機器20へのプログラム書換を実行することができる。
なお、書換制御部41Dは、駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能である場合には、第1の実施の形態の書換制御部40Dと同様に、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中、機能制限された制限状態となるように、書換対象外の電子機器20を制御することが好ましい。
また、書換制御部41Dは、第1の実施の形態の書換制御部40Dと同様に、書換対象の電子機器20に電力が供給されていない場合、プログラム書換実行前に、該電子機器20への電力供給を開始するように電力供給部16を制御することが好ましい。
次に、制御部41が実行する情報処理の手順を説明する。
図7は、本実施の形態の制御部41が実行する情報処理の手順の一例を示す、フローチャートである。
制御部41は、第1の実施の形態のステップS100〜ステップS118と同様にして(図5参照)、ステップS200〜ステップS218の処理を実行する。
具体的には、受信部40Aが、書換情報を受信したか否かを判断する(ステップS200)。ステップS200で否定判断すると(ステップS200:No)、本情報処理を終了する。ステップS200で肯定判断すると(ステップS200:Yes)、ステップS202へ進む。ステップS202では、特定部40Bが、移動体2の正常駆動可否を特定する(ステップS202)。次に、取得部40Cが、移動体2の駆動状態を取得する(ステップS204)。
次に、書換制御部41Dは、ステップS204で取得した駆動状態の観測結果に基づいて、移動体2が駆動中か否かを判断する(ステップS206)。移動体2が駆動中と判断された場合(ステップS206:Yes)、ステップS208へ進む。ステップS208では、書換制御部41Dは、ステップS202で特定した正常駆動可否が、正常駆動可能を示すか否を判断する(ステップS208)。正常駆動可能を示すと判断した場合(ステップS208:Yes)、ステップS210へ進む。
ステップS210では、書換制御部41Dは、書換対象外の電子機器20を、解除状態に制御する(ステップS210)。次に、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20に電力が供給されているか否かを判断する(ステップS212)。電力供給中である場合(ステップS212:Yes)、後述するステップS216へ進む。電力が供給されていない場合(ステップS212:No)、ステップS214へ進む。
ステップS214では、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20への電力供給を開始するように電力供給部16を制御する(ステップS214)。そして、ステップS216へ進む。ステップS216では、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する(ステップS216)。そして、プログラム書換が完了したか否かを判断する(ステップS218)。ステップS218で否定判断すると(ステップS218:No)、ステップS216へ戻る。一方、プログラム書換が完了したと判断すると(ステップS218:Yes)、ステップS220へ進む。
ステップS220では、書換制御部41Dは、ステップS216〜ステップS218の処理によりプログラム書換を完了した電子機器20の再起動を実行する(ステップS220)。次に、書換制御部41Dは、該電子機器20の再起動が完了したか否かを判断する(ステップS222)。再起動が未完了と判断した場合(ステップS222:No)、ステップS220へ戻る。再起動が完了したと判断した場合(ステップS222:Yes)、上記ステップS200へ戻る。
一方、上記ステップS208で、書換制御部41Dが、正常駆動不可能を示すと判断した場合(ステップS208:No)、ステップS224へ進む。
ステップS224では、書換制御部41Dは、書換対象外の電子機器20を、解除状態に制御する(ステップS224)。次に、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する(ステップS226)。そして、書換制御部41Dは、プログラム書換が完了したか否かを判断する(ステップS228)。ステップS228で否定判断すると(ステップS228:No)、ステップS226へ戻る。一方、プログラム書換が完了したと判断すると(ステップS228:Yes)、ステップS230へ進む。
ステップS230では、書換制御部41Dは、メッセージを出力部12へ出力する(ステップS230)。該メッセージは、上述したように、移動体2の停止を促す第1のメッセージ、または、移動体2が停止した時に電子機器20の再起動を実行すること示す第2のメッセージである。
次に、書換制御部41Dは、移動体2が駆動を停止したか否かを判断する(ステップS232)。ステップS232の判断は、上記第1の実施の形態のステップS122と同様である(図5参照)。書換制御部41Dは、ステップS232で肯定判断するまで(ステップS232:Yes)、否定判断(ステップS232:No)を繰返す。ステップS232で肯定判断すると(ステップS232:Yes)、後述するステップS268へ進む。
一方、上記ステップS206において、移動体2が駆動停止中と判断された場合(ステップS206:No)、ステップS234へ進む。
ステップS234では、書換制御部41Dは、ステップS202で特定した正常駆動可否が、正常駆動可能を示すか否を判断する(ステップS234)。正常駆動可能を示すと判断した場合(ステップS234:Yes)、ステップS236へ進む。そして、書換制御部41Dは、第1の実施の形態のステップS126〜ステップS134と同様にして(図5参照)、ステップS236〜ステップS244の処理を実行する。
詳細には、書換制御部41Dは、書換対象外の電子機器20を、機能制限された制限状態に制御する(ステップS236)。
次に、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20に電力が供給されているか否かを判断する(ステップS238)。電力供給中である場合(ステップS238:Yes)、後述するステップS242へ進む。電力が供給されていない場合(ステップS238:No)、ステップS240へ進む。ステップS240では、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20への電力供給を開始するように電力供給部16を制御する(ステップS240)。そして、ステップS242へ進む。
ステップS242では、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する(ステップS242)。そして、書換制御部41Dは、プログラム書換が完了したか否かを判断する(ステップS244)。ステップS244で肯定判断すると(ステップS244:Yes)、ステップS246へ進む。
ステップS246では、書換制御部41Dは、ステップS236で制限状態に制御した電子機器20を解除状態に制御する(ステップS246)。
そして、書換制御部41Dは、ステップS242〜ステップS244の処理によりプログラム書換を完了した電子機器20の再起動を実行する(ステップS248)。次に、書換制御部41Dは、該電子機器20の再起動が完了したか否かを判断する(ステップS250)。再起動が未完了と判断した場合(ステップS250:No)、ステップS248へ戻る。再起動が完了したと判断した場合(ステップS250:Yes)、上記ステップS200へ戻る。
一方、ステップS244で否定判断すると(ステップS244:No)、ステップS252へ進む。
ステップS252では、書換制御部41Dは、移動体2が駆動を開始したか否かを判断する(ステップS252)。書換制御部41Dは、新たにセンサ14から取得した駆動状態の観測結果が駆動中を示すか否かを判別することで、ステップS252の判断を行う。ステップS252で否定判断すると(ステップS252:No)、上記ステップS242へ戻る。ステップS252で肯定判断すると(ステップS252:Yes)、ステップS254へ進む。
ステップS254では、書換制御部41Dは、ステップS236で制限状態に制御した電子機器20を解除状態に制御する(ステップS254)。そして、上記ステップS242へ戻る。
一方、ステップS234で、正常駆動不可能を示すと判断した場合(ステップS234:No)、ステップS256へ進む。
ステップS256では、書換制御部41Dは、メッセージを出力部12へ出力する(ステップS256)。ステップS256では、書換制御部41Dは、電子機器20へのプログラム書換の実行と、プログラム書換後に電子機器20の再起動が完了するまで移動体2の駆動が制限されること、などを示すメッセージを出力部12へ出力する。
次に、書換制御部41Dは、書換対象外の電子機器20を、機能制限された制限状態に制御する(ステップS258)。次に、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20に電力が供給されているか否かを判断する(ステップS260)。電力供給中である場合(ステップS260:Yes)、後述するステップS264へ進む。電力が供給されていない場合(ステップS260:No)、ステップS262へ進む。
ステップS262では、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20への電力供給を開始するように電力供給部16を制御する(ステップS262)。そして、ステップS264へ進む。
ステップS264では、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換を実行する(ステップS264)。そして、書換制御部41Dは、プログラム書換が完了したか否かを判断する(ステップS266)。ステップS266で否定判断すると(ステップS266:No)、上記ステップS264へ戻る。
ステップS266で肯定判断すると(ステップS266:Yes)、ステップS268へ進む。ステップS268では、書換制御部41Dは、移動体2の駆動制限を開始する(ステップS268)。例えば、書換制御部41Dは、移動体2の走行に関する制御を行う電子機器20、および、移動体2の走行に関与する機構に対して、移動体2の走行を制限するための指示信号を送信する。この指示信号の送信により、移動体2は、駆動、すなわち走行を制限される。
次に、書換制御部41Dは、ステップS264〜ステップS266の処理によりプログラム書換を完了した電子機器20の再起動を実行する(ステップS270)。次に、書換制御部41Dは、該電子機器20の再起動が完了したか否かを判断する(ステップS272)。再起動が未完了と判断した場合(ステップS272:No)、ステップS270へ戻る。再起動が完了したと判断した場合(ステップS272:Yes)、ステップS274へ進む。
ステップS274では、書換制御部41Dは、ステップS268で開始した移動体2の駆動制限を解除する(ステップS274)。
次に、書換制御部41Dは、ステップS258で制限状態に制御した電子機器20を解除状態に制御する(ステップS276)。そして、上記ステップS200へ戻る。
以上説明したように、本実施の形態の情報処理装置11の書換制御部41Dは、移動体2の駆動状態と、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2が正常駆動可能か否かと、に基づいて、書換対象の電子機器20へのプログラム書換および該電子機器20の再起動を制御する。
このため、本実施の形態では、書換制御部41Dは、書換対象の電子機器20へのプログラム書換の実行中に移動体2(駆動システム)が正常駆動不可能な場合であっても、電子機器20へのプログラム書換を、移動体2の駆動が停止するまで待機することなく先行して実行することが可能となる。そして、書換制御部41Dは、プログラム書換完了後に、移動体2の駆動状態に応じて、再起動を実行するように該電子機器20を制御することができる。
従って、本実施の形態の情報処理装置11は、上記第1の実施の形態の効果に加えて、効率よく電子機器20のプログラム書換を実行することができる。
なお、上記実施の形態では、情報処理装置10または情報処理装置11を、情報処理システム1に含まれるゲートウェイ装置(GW)に搭載した形態を一例として説明した。しかし、情報処理装置10または情報処理装置11は、情報処理システム1に含まれる複数の電子機器20の内の1つに搭載した形態であってもよい。この場合、情報処理装置10または情報処理装置11を搭載した電子機器20を、更に、外部ネットワーク4を介して外部装置30と通信可能な構成とすればよい。また、情報処理装置10または情報処理装置11は、電子機器20およびゲートウェイ装置とは別体として構成してもよい。この場合、情報処理システム1は、情報処理装置10または情報処理装置11と、複数の電子機器20と、ゲートウェイ装置と、を備えた構成とすればよい。また、情報処理装置10または情報処理装置11とゲートウェイ装置とを別体として構成する場合、情報処理システム1は、ゲートウェイ装置を備えない構成であってもよい。
また、本実施の形態では、情報処理装置10または情報処理装置11を、移動体2に搭載した形態を一例として説明した。しかし、情報処理装置10または情報処理装置11を、移動体2の外部に搭載した構成としてもよい。この場合、情報処理装置10または情報処理装置11は、移動体2に搭載された複数の電子機器20の各々と、外部ネットワーク4を介して通信可能な構成とすればよい。
なお、上述した実施の形態における、上記情報処理を実行するためのプログラムは、上記各機能部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては、例えば、CPU(プロセッサ回路)がROMまたはHDDから情報処理プログラムを読み出して実行することにより、上述した各機能部がRAM(主記憶)上にロードされ、上述した各機能部がRAM(主記憶)上に生成されるようになっている。なお、上述した各機能部の一部または全部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field−Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアを用いて実現することも可能である。
なお、上記には、実施の形態を説明したが、上記実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施の形態は、発明の範囲または要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する取得部と、
前記駆動状態に基づいて、前記複数の電子機器に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器へのプログラム書換を制御する書換制御部と、
を備える情報処理装置。
(2)
前記書換制御部は、
前記駆動状態と、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能か否かと、に基づいて、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換を制御する、
上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記書換制御部は、
前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御する、
上記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記書換制御部は、
前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換完了後に、再起動を実行するように該電子機器を制御する、
上記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記書換制御部は、
前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、機能制限された制限状態にある書込対象外の記電子機器について、機能制限が解除された解除状態となるように制御する、
上記(3)または上記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記書換制御部は、
前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動不可能である場合、前記駆動状態が駆動停止中を示すまで、プログラム書換の実行を待機するように書換対象の前記電子機器を制御する、
上記(2)〜上記(5)の何れか1つに記載の情報処理装置。
(7)
前記書換制御部は、
前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動不可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御し、該電子機器へのプログラム書換が完了し且つ前記駆動状態が駆動停止中を示すまで、再起動の実行を待機するように該電子機器を制御する、
上記(2)〜上記(5)の何れか1つに記載の情報処理装置。
(8)
前記書換制御部は、
前記駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動不可能である場合、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中、機能制限された制限状態となるように書換対象外の前記電子機器を制御する、
上記(2)〜上記(7)の何れか1つに記載の情報処理装置。
(9)
前記書換制御部は、
前記駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動不可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御し、該電子機器へのプログラム書換が完了したときに、再起動を実行するように該電子機器を制御する、
上記(2)〜上記(8)の何れか1つに記載の情報処理装置。
(10)
前記書換制御部は、
前記駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御する、
上記(2)〜上記(9)の何れか1つに記載の情報処理装置。
(11)
前記書換制御部は、
前記駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御し、該電子機器へのプログラム書換が完了したときに、再起動を実行するように該電子機器を制御する、
上記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記書換制御部は、
前記駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中、機能制限された制限状態となるように書換対象外の前記電子機器を制御する、
上記(10)または上記(11)に記載の情報処理装置。
(13)
前記書換制御部は、
書換対象の前記電子機器に電力が供給されていない場合、プログラム書換実行前に、該電子機器への電力供給を開始するように電力供給部を制御する、
上記(2)〜上記(12)の何れか1つに記載の情報処理装置。
(14)
複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する処理と、
前記駆動状態に基づいて、前記複数の電子機器に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器へのプログラム書換を制御する処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(15)
駆動システムに搭載され、複数の電子機器と、前記電子機器と通信可能な情報処理装置と、を備えた情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記駆動システムの駆動状態を取得する取得部と、
前記駆動状態に基づいて、前記複数の電子機器に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器へのプログラム書換を制御する書換制御部と、
を備える情報処理システム。
1 情報処理システム
2 移動体
10、11 情報処理装置
20 電子機器
40C 取得部
40D、41D 書換制御部
本開示の情報処理装置は、取得部と、書換制御部と、を備える。取得部は、複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する。書換制御部は、前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御する。書換制御部は、前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、機能制限が解除された解除状態となるように、機能制限された制限状態にある書込対象外の前記電子機器を制御する。
本開示のプログラムは、複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する取得処理と、前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御する書換制御処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、書換制御処理は、前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、機能制限が解除された解除状態となるように、機能制限された制限状態にある書込対象外の前記電子機器を制御する、プログラムである
本開示の情報処理システムは、駆動システムに搭載され、複数の電子機器と、前記電子機器と通信可能な情報処理装置と、を備えた情報処理システムであって、前記情報処理装置は、取得部と、書換制御部と、を備える。取得部は、複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する。書換制御部は、前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御する。書換制御部は、前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、機能制限が解除された解除状態となるように、機能制限された制限状態にある書込対象外の前記電子機器を制御する。

Claims (15)

  1. 複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する取得部と、
    前記駆動状態に基づいて、前記複数の電子機器に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器へのプログラム書換を制御する書換制御部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態と、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能か否かと、に基づいて、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換を制御する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換完了後に、再起動を実行するように該電子機器を制御する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、機能制限が解除された解除状態となるように、機能制限された制限状態にある書込対象外の前記電子機器を制御する、
    請求項3または請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動不可能である場合、前記駆動状態が駆動停止中を示すまで、プログラム書換の実行を待機するように書換対象の前記電子機器を制御する、
    請求項2〜請求項5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態が駆動中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動不可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御し、該電子機器へのプログラム書換が完了し且つ前記駆動状態が駆動停止中を示すまで、再起動の実行を待機するように該電子機器を制御する、
    請求項2〜請求項5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動不可能である場合、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中、機能制限された制限状態となるように書換対象外の前記電子機器を制御する、
    請求項2〜請求項7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動不可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御し、該電子機器へのプログラム書換が完了したときに、再起動を実行するように該電子機器を制御する、
    請求項2〜請求項8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御する、
    請求項2〜請求項9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、プログラム書換を実行するように書換対象の前記電子機器を制御し、該電子機器へのプログラム書換が完了したときに、再起動を実行するように該電子機器を制御する、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記書換制御部は、
    前記駆動状態が駆動停止中を示し、且つ、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中に前記駆動システムが正常駆動可能である場合、書換対象の前記電子機器へのプログラム書換の実行中、機能制限された制限状態となるように書換対象外の前記電子機器を制御する、
    請求項10または請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記書換制御部は、
    書換対象の前記電子機器に電力が供給されていない場合、プログラム書換実行前に、該電子機器への電力供給を開始するように電力供給部を制御する、
    請求項2〜請求項12の何れか1項に記載の情報処理装置。
  14. 複数の電子機器を備えた駆動システムの駆動状態を取得する処理と、
    前記駆動状態に基づいて、前記複数の電子機器に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器へのプログラム書換を制御する処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 駆動システムに搭載され、複数の電子機器と、前記電子機器と通信可能な情報処理装置と、を備えた情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記駆動システムの駆動状態を取得する取得部と、
    前記駆動状態に基づいて、前記複数の電子機器に含まれる、プログラムの書換対象の電子機器へのプログラム書換を制御する書換制御部と、
    を備える情報処理システム。
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