JP2020054282A - 移植装置及び移植方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移植対象となる苗床片を保持する苗ホルダと移植先となる複数の穴が形成された定植パネルとを移植時に相対移動させる移動機構を簡単な構成にできる移植装置及び移植方法を提供する。【解決手段】複数の苗床片を一列状態にして保持可能な苗ホルダ14と、複数の穴18が水平面内で互いに交差する幅方向Y及び奥行方向Xに間隔をおいて並ぶ定植パネル12と、複数の苗ホルダ14を、幅方向での間隔YPと対応した間隔をおいた位置で苗ホルダ14に保持される複数の苗床片の列方向が奥行方向に沿う態様で水平な姿勢となるように、定植パネル12の上方位置で支持する苗ホルダ支持部15と、苗ホルダに保持されている1つの苗床片と定植パネル12における1つの穴18と上下方向で対応する位置で苗床片を挟持しつつ上下移動して苗床片を移植する移植ハンドと、定植パネル12と苗ホルダ14とを奥行方向で相対移動させる移動機構17と、を備える移植装置。【選択図】図5

Description

本発明は、苗を移植する移植装置及び移植方法に関する。
従来から、植物の苗が植え付けられた苗床片を定植パネルに形成された複数の穴に移植する移植装置として、例えば特許文献1に記載の移植装置が知られている。この装置は、複数の苗床片がマトリックス状の配置態様で保持された植物ホルダ(苗ホルダ)と、水平面内で縦方向(第1方向)及び横方向(第2方向)に間隔をおいた複数箇所に丸孔状のパレット苗床保持部(穴)が形成された栽培用パレット(定植パネル)と、を有している。また、この装置は、植物ホルダと栽培用パレットとを水平面内で相対移動させて植物ホルダ側の苗床片と栽培用パレット側のパレット苗床保持部とを上下で位置合わせする移動機構と、その位置合わせした状態で移植対象の苗床片を挟持しつつ上下移動して移植先のパレット苗床保持部に苗床片を移植する引き下げ機構(移植ハンド)と、を有している。
特開2016−7199号公報
ところで、引き下げ機構が植物ホルダ側で移植対象の苗床片を挟持しつつ上下移動して栽培用パレット側で移植先のパレット苗床保持部に苗床片を移植するためには、その前段階で植物ホルダと栽培用パレットとを水平面内で縦方向及び横方向という2方向において各々相対移動させる必要がある。すなわち、移植対象の苗床片と移植先のパレット苗床保持部とを上下方向で位置合せするためには、縦方向直動アクチュエータ及び横方向直動アクチュエータという動作方向が異なる二種類のアクチュエータを移動機構に備えなければならず、この点で、移動機構の構成が複雑になるという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、移植対象となる苗床片を保持する苗ホルダと移植先となる複数の穴が形成された定植パネルとを移植時に相対移動させる移動機構を簡単な構成にできる移植装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する移植装置は、苗が植え付けられた複数の苗床片を一列状態にして保持可能な苗ホルダと、水平な姿勢で配置され、前記苗ホルダからの前記苗床片の移植先となる複数の穴が水平面内で互いに交差する第1方向及び第2方向の各々に間隔をおいて並ぶように形成された定植パネルと、複数の前記苗ホルダを、前記定植パネルにおける複数の前記穴の前記第1方向での間隔と対応した間隔をおいた位置で当該苗ホルダに保持されている複数の前記苗床片の列方向が前記第2方向に沿う態様で水平な姿勢となるように、前記定植パネルの上方位置で支持する苗ホルダ支持部と、前記苗ホルダに保持されている複数の前記苗床片のうち移植対象となる前記苗床片及び前記定植パネルに形成されている複数の前記穴のうち移植先となる前記穴と上下方向で対応する位置において、前記苗床片を挟持して上下移動することにより、前記苗ホルダから前記定植パネルの前記穴に前記苗床片を移植する移植ハンドと、前記定植パネルと前記苗ホルダとを前記第2方向において相対移動可能とする移動機構と、を備える。
この構成によれば、移動機構により定植パネルと苗ホルダを水平面内で互いに交差する第1方向及び第2方向のうちの1つの方向である第2方向に相対移動させれば、移植対象となる苗床片と移植先となる穴とを上下方向で位置合わせすることができる。すなわち、苗床片の移植時に、移動機構は第2方向という1つの方向において定植パネルと苗ホルダを相対移動させればよい。そのため、定植パネルと苗ホルダとを水平面内で互いに交差する第1方向と第2方向という2つの方向に各々相対移動させる場合に比して、移動機構の構成を簡単にできる。
上記移植装置において、前記移動機構は、前記定植パネルに対して前記苗ホルダ支持部を前記第2方向に相対移動させることにより、前記定植パネルと複数の前記苗ホルダとを前記第2方向において相対移動可能とすることが好ましい。
この構成によれば、複数の苗ホルダごとに移動機構を設ける場合よりも更に移動機構の構成を簡単にできる。
上記移植装置において、前記定植パネルの上方又は下方には、複数の前記移植ハンドが複数の前記苗ホルダの前記第1方向での間隔と対応した間隔をおいて配置され、前記移動機構は、前記定植パネルと前記苗ホルダと前記移植ハンドとを前記第2方向において相対移動可能とすることが好ましい。
この構成によれば、移植動作をする移植ハンドについても、定植パネル及び苗ホルダに対して第2方向という1つの方向に相対移動させることで、移植対象の苗床片及び移植先となる穴に対して上下方向で位置合わせすることができる。そのため、移植ハンドを水平面内で互いに交差する第1方向と第2方向という2つの方向に相対移動させる場合よりも更に移動機構の構成を簡単にできる。
上記移植装置においては、前記定植パネルと前記苗ホルダと前記移植ハンドとのうちの何れか1つが固定配置され、他の2つが前記移動機構により前記第2方向において移動可能とされていることが好ましい。
この構成によれば、移動機構は、定植パネルと苗ホルダと移植ハンドという3つの部材のうち何れか1つは固定配置とした上で、2つだけを第2方向という1つの方向において相対移動させればよいため、この点で、更に移動機構の構成を簡単にできる。
上記移植装置においては、前記定植パネルと前記苗ホルダと前記移植ハンドとのうちで水平面内での占有面積が一番大きな何れか1つが固定配置され、他の2つが前記移動機構により前記第2方向において移動可能とされていることが好ましい。
この構成によれば、定植パネルと苗ホルダと移植ハンドという3つの部材のうちで水平面内での占有面積が一番大きな1つの部材が水平面内で広範な移動範囲を移動することはないので、装置全体の設置スペースを小さくできる。
上記課題を解決する移植方法は、苗が植え付けられた複数の苗床片を一列状態にして各々保持した複数の苗ホルダを、前記苗床片の移植先となる複数の穴が水平面内で互いに交差する第1方向及び第2方向の各々に間隔をおいて並ぶように形成された定植パネルの上方位置に、前記定植パネルにおける複数の前記穴の前記第1方向での間隔と対応した間隔をおいた位置で当該苗ホルダに保持されている複数の前記苗床片の列方向が前記第2方向に沿う態様で水平な姿勢となるように配置した状態において、前記定植パネルと前記苗ホルダとを前記第2方向において相対移動させ、前記苗ホルダに保持されている複数の前記苗床片のうち移植対象となる前記苗床片と前記定植パネルに形成されている複数の前記穴のうち移植先となる前記穴とを上下方向で位置合わせした後、その位置で移植ハンドを上下移動させることにより、前記苗ホルダから前記定植パネルの前記穴に前記苗床片を移植する。
この構成によれば、上記構成の移植装置の場合と同様の作用効果を享受できる。
本発明によれば、移植対象となる苗床片を保持する苗ホルダと移植先となる複数の穴が形成された定植パネルとを移植時に相対移動させる移動機構を簡単な構成にできる。
移植装置の一実施形態について、その全体概要を示す斜視図。 移植装置を−X方向から見た側面図。 苗床の一部を拡大して示すと共に、その苗床から一列単位の苗床片ユニットが分離された状態を示す平面図。 苗床ホルダの分解斜視図。 移植開始時の移植装置の平面図。 図5における6−6線矢視の正断面図。 図6における移植装置を−X方向から見た一部破断の側面図。 図7の状態から移植ハンドが下降した状態を示す一部破断の側面図。 図6の状態から苗床ホルダと移植機構が−X方向に間隔XP分だけ移動して移植動作中の状態を示す正断面図。 図9における移植装置を−X方向から見た一部破断の側面図。 変形例の移植装置を−X方向から見た一部破断の側面図。
以下、植物の苗を移植する移植装置及びその移植装置を用いた移植方法の一実施形態について、図を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、移植装置11は、植物の苗Sが移植される定植パネル12を固定配置可能なパネル配置部13と、苗Sが植え付けられた複数の苗床片Nを保持した苗ホルダ14を定植パネル12の上方位置で支持可能な苗ホルダ支持部15と、苗ホルダ14に保持されている苗床片Nを定植パネル12に移植する移植機構16と、を備える。また、移植装置11は、苗ホルダ支持部15及び移植機構16をパネル配置部13に固定配置された定植パネル12に対して相対移動させる移動機構17を備えている。
定植パネル12は、立方体状をなす苗床片Nの上下方向Zに沿う高さと略同一寸法の厚さを有する矩形板状をなしており、パネル配置部13に水平な姿勢で固定配置された場合には、平面視において、その短手方向が移植装置11の幅方向Y(第1方向)に一致し、その長手方向が移植装置11の奥行方向X(第2方向)に一致する。そして、定植パネル12は、パネル配置部13に固定配置された場合に水平な面となる上面から下面に亘って上下方向Zに貫通する複数の丸孔状の穴18を有している。
これら複数の穴18は、移植機構16によって苗ホルダ14から定植パネル12に移植される苗床片Nの移植先となるものであり、矩形板状の定植パネル12の短手方向と長手方向とに各々一定の間隔YP,XP(図5参照)をおいて並ぶように形成されている。すなわち、複数の穴18は、定植パネル12がパネル配置部13に水平な姿勢で固定配置された場合に水平面内で互いに交差する第1方向(移植装置11の幅方向Yに一致する短手方向)及び第2方向(移植装置11の奥行方向Xに一致する長手方向)に各々一定の間隔YP,XPをおいて並ぶように形成されている。
すなわち、定植パネル12の短手方向である幅方向Yに4つの穴18が所定間隔(間隔YPの2倍)をおいて並ぶ4穴の行と、同じく3つの穴18が所定間隔をおいて並ぶ3穴の行とが、幅方向Yに間隔YPだけ穴18同士の位置をずらせて、且つ定植パネル12の長手方向である奥行方向Xに間隔XPをおいて交互の配置となるように形成されている。具体的には、このような4穴の行と3穴の行とが10行ずつ奥行方向Xに交互に位置するように形成されている。そのため、定植パネル12には、長手方向である奥行方向Xに10個の穴18が所定間隔(間隔XPの2倍)をおいて並ぶ10穴の列が7列形成され、幅方向Yで隣り合う列同士は、奥行方向Xに間隔XPだけ位置をずらせて、且つ幅方向Yに一定の間隔YPをおいて位置するように設けられている。
パネル配置部13は、例えば断面形状がL字形状をなす取付部材であり、移植装置11の不図示のフレームに対して矩形板状の定植パネル12の四隅を支持可能となるように、そのフレーム内における奥行方向Xの手前側(−X方向側)と奥側(+X方向側)及び幅方向Yの一端側と他端側の四箇所に固定されている。本実施形態では、一例として、図1において−X方向側から定植パネル12が水平な姿勢でその長手方向を移植装置11の奥行方向Xに沿わせるようにスライド移動されることで、パネル配置部13上に定植パネル12が水平な姿勢で固定配置されるようになっている。
図3に示すように、苗床片Nは、元々は例えばウレタン等の発泡樹脂からなる弾性変形可能な平面視矩形状のマット体である苗床19の一部をなす部材であり、最終的には苗床19から分離されて定植パネル12に移植される。すなわち、苗床19には、その一辺が定植パネル12の穴18の直径と略同一寸法の立方体形状をなす複数の苗床片Nが、苗床19の幅方向Y及び奥行方向Xで交差して格子状をなす切れ目20によりマトリックス状の配置となるように区切られている。
因みに、本実施形態では、図3に示すように、苗床19の幅方向Yには12個の苗床片Nが連続して並ぶと共に、苗床19の奥行方向Xには25個の苗床片Nが連続して並ぶように、苗床19における複数箇所に複数の切れ目20が形成されている。なお、図3は、説明の便宜上、同図における苗床19の右下隅の部分が、その他の部分よりも苗床19を構成する複数の苗床片Nの平面視状態を拡大して示しており、同じく、同図における苗床19の一番上の横一列部分が、苗床19から列単位で複数の苗床片Nが分離された状態を示している。
苗床19において切れ目20によりマトリックス状に区切られた各苗床片Nは、平面視において奥行方向Xで隣接する他の苗床片Nとの境界となる辺の略中央部分が、当該奥行方向Xで隣接する他の苗床片Nと部分的に連なる連結部21とされている。その一方で、図3に示すように、各苗床片Nは、平面視において幅方向Yで隣接する他の苗床片Nとの境界となる辺の略中央部分が、その一部(図3では、奥行方向Xで左側から3番目と13番目と右側から3番目)の苗床片Nにおいてだけ、当該幅方向Yで隣接する他の苗床片Nと部分的に連なる連結部21とされている。すなわち、苗床19において、奥行方向Xに一列状態に並んだ複数(図3では25個)の苗床片Nは、そのうちの一部(例えば3個)の苗床片Nを除いて奥行方向Xに並んだ一群の苗床片Nにおいて幅方向Yで隣接する他の一群の苗床片Nとの境界となる辺が、当該幅方向Yで隣接する他の一群の苗床片Nから分離されている。
そのため、苗床19において切れ目20により区切られた各苗床片Nは、各苗床片Nの凹部22に植え付けられた苗Sの生育後、複数(図3では25個)の苗床片Nが奥行方向Xに一列状態に並んだ一列単位の苗床片ユニットNUごとに、苗床19から分離される。すなわち、図3において白抜き矢印で示すように、苗床片ユニットNUは、その一部(図3では3個)の苗床片Nの連結部21が幅方向Yに千切られて非連結部21aとなることで、幅方向Yで隣接する他の一列単位の苗床片ユニットNUから一列単位で分離される。そして、定植パネル12に移植される複数の苗床片Nは、このように苗床19から分離された一列単位の苗床片ユニットNUごとに、苗ホルダ14に一列状態にして保持される。
図4に示すように、苗ホルダ14は、複数の苗床片Nが奥行方向Xに一列状態に並んだ状態で苗床19から分離された一列単位の苗床片ユニットNUを載置可能な載置トレイ23と、載置トレイ23上に載置された苗床片ユニットNUを上方から覆うように載置トレイ23上に支持される長尺矩形板状の保持部材24とを有している。載置トレイ23は、苗床片Nの一辺と略同一寸法の幅及び苗床片ユニットNUよりも長い長さを有する矩形の皿状部材である。この載置トレイ23の底部には、苗ホルダ14に保持されている苗床片Nを移植機構16により定植パネル12に移植するときに載置トレイ23上から苗床片Nを下方に通過させるための通孔25が、奥行方向Xとなる長手方向で苗床片ユニットNUにおける隣り合う苗床片N同士の間隔NP(図5参照)と対応した間隔をおいた複数箇所に形成されている。
また、保持部材24にも、載置トレイ23との間に苗床片ユニットNUを挟んだ状態で載置トレイ23側の複数の通孔25と上下方向で対向する複数箇所に、載置トレイ23上の各苗床片Nに植え付けられている苗Sの発育状況を上方から視認可能とする窓孔26が形成されている。さらに、保持部材24において載置トレイ23と対向する側の面には、平面視において窓孔26を保持部材24の奥行方向X及び幅方向Yにおいて取り囲む四隅の箇所から苗床片Nの一辺と略同一寸法の長さを有する保持ピン27が突設されている。これらの保持ピン27は、保持部材24が載置トレイ23との間に苗床片ユニットNUを挟んだ状態となって載置トレイ23上に支持されたときに、複数の苗床片Nが奥行方向Xに一列状態に並んだ苗床片ユニットNUの隣り合う苗床片N同士の境目となる切れ目20に上方から挿入されることで、苗床片Nを載置トレイ23上に保持する。
図5に示すように、苗ホルダ支持部15は、平面視において定植パネル12の幅と同一寸法の幅及び苗ホルダ14の載置トレイ23よりも長い長さを有する矩形の枠部材28を有し、複数(本実施形態では一例として7つ)の苗ホルダ14を各々が保持している苗床片ユニットNUの苗床片Nが枠部材28の内側の開口部29内に位置する配置態様にして支持している。すなわち、苗ホルダ支持部15は、その枠部材28上に、複数の苗ホルダ14を、定植パネル12における複数の穴18の幅方向Y(第1方向)での間隔YPと対応した間隔をおいた幅方向Yの位置で苗ホルダ14に一列状態にして保持されている複数の苗床片Nの列方向が奥行方向X(第2方向)に沿う態様で水平な姿勢となるようにして支持している。
図1及び図2に示すように、移植機構16は、定植パネル12の幅寸法よりも長い長さを有して幅方向Yに延びる平面視矩形状のベース板30を有し、そのベース板30上には幅方向Yに所定間隔をおいて複数(本実施形態では7つ)の昇降駆動部31が立設されている。各昇降駆動部31は、上下方向Zに長い直方体形状をなしており、その奥行方向Xで手前側(−X方向側)となる面には、それぞれ水平板状をなす昇降部材32が上下方向Zへの移動可能に設けられている。そして、各昇降部材32の上面には苗床片Nの移植時に移植動作を行う移植ハンド33が設けられている。
移植ハンド33は、定植パネル12における複数の穴18の幅方向Y(第1方向)での間隔YPと対応した間隔をおいた幅方向Yでの配置となるように各昇降部材32の上面に立設された円筒状の挟持駆動部34と、挟持駆動部34の上端において互いに接近する閉じ動作及び互いに離間する開き動作を行う一対の挟持部材35と、を有している。図2に示すように幅方向Yに一定の間隔YPをおいて並ぶ複数(本実施形態では7つ)の移植ハンド33は、それらの上方に苗ホルダ14に保持されている苗床片Nと定植パネル12の穴18とが移動機構17により位置合わせされた状態において上下移動することにより、苗ホルダ14から定植パネル12の穴18に苗床片Nを移植可能とされる。
図1及び図2に示すように、移動機構17は、定植パネル12と苗ホルダ14とを移植装置11の奥行方向X(第2方向)において相対移動可能とする第1移動機構36と、定植パネル12と移植ハンド33とを移植装置11の奥行方向X(第2方向)において相対移動可能とする第2移動機構37と、を含んで構成されている。第1移動機構36は、苗ホルダ支持部15の枠部材28よりも下方で且つ定植パネル12のパネル配置部13の幅方向Yの両側となる位置で移植装置11の奥行方向Xに沿って延びる一対の第1奥行方向レール38と、第1奥行方向レール38に沿って奥行方向Xに往復移動する第1移動部材39と、を有している。第2移動機構37は、移植機構16のベース板30よりも下方で且つ第1移動機構36の各第1奥行方向レール38の真下となる位置で移植装置11の奥行方向Xに沿って延びる一対の第2奥行方向レール40と、第2奥行方向レール40に沿って奥行方向Xに往復移動する第2移動部材41と、を有している。
第1移動機構36における一対の第1移動部材39は、連結部材42を介して苗ホルダ支持部15における枠部材28の幅方向Yの両側に連結されている。そのため、第1移動部材39が第1奥行方向レール38に沿って奥行方向Xにおいて往復移動した場合には、苗ホルダ支持部15の枠部材28及びその枠部材28上に支持された複数の苗ホルダ14も同様に移植装置11の奥行方向Xにおいて往復移動する。すなわち、第1移動機構36は、第1移動部材39を第1奥行方向レール38に沿って往復移動させることにより、苗ホルダ支持部15及び複数の苗ホルダ14を定植パネル12に対して相対移動させる。
一方、第2移動機構37における一対の第2移動部材41は、移植機構16の幅方向Yに延びたベース板30の両端部に連結されている。そのため、第2移動部材41が第2奥行方向レール40に沿って往復移動した場合には、移植機構16のベース板30及びそのベース板30上に昇降駆動部31と昇降部材32とを介して設けられた移植ハンド33も同様に移植装置11の奥行方向Xにおいて往復移動する。すなわち、第2移動機構37は、第2移動部材41を第2奥行方向レール40に沿って往復移動させることにより、移植ハンド33を定植パネル12に対して相対移動させる。
次に、上記のように構成された移植装置11の作用について、苗ホルダ14に保持された苗床片Nを移植ハンド33により定植パネル12の穴18に移植する場合の移植方法に着目して説明する。
さて、移植装置11を用いて定植パネル12に苗床片Nを移植する場合、まず、図3に示すように、複数の苗床片Nが奥行方向Xに一列状態に並んだ状態の苗床片ユニットNUが一列単位で苗床19から分離される。そして、そのように分離された苗床片ユニットNUが、図4に示すように、苗ホルダ14の載置トレイ23上に保持部材24で上方を覆われた状態で保持される。そして次に、そのように複数の苗床片Nが一列状態になった苗床片ユニットNUを各々保持した複数(この場合は、7つ)の苗ホルダ14が、苗ホルダ支持部15の枠部材28上に図5に示す配置態様となるように支持され、このような状態を初期状態として定植パネル12の複数の穴18への移植が開始される。
なお、前提として、移植装置11は、移植開始前の初期状態では、苗ホルダ14を支持した苗ホルダ支持部15の枠部材28及び移植機構16のベース板30が、図5及び図6に示すように、奥行方向Xにおける各々の移動範囲のうち最も奥側(+X方向側)に位置している。因みに、初期状態では、定植パネル12における複数の穴18のうち最も奥側(+X方向側)に位置する3穴の行の各穴18と、移植機構16の7つの移植ハンド33のうち幅方向Yの端から数えて偶数番目(2番目と4番目と6番目)の各移植ハンド33とが、上下方向Zで位置合わせされる。また、同様に、苗ホルダ支持部15に支持された7つの苗ホルダ14のうち幅方向Yの端から数えて偶数番目(2番目と4番目と6番目)の各苗ホルダ14に保持された苗床片ユニットNUにおける最も奥側(+X方向側)に位置する苗床片Nと、定植パネル12における複数の穴18のうち最も奥側(+X方向側)に位置する3穴の行の各穴18とが、上下方向Zで位置合わせされる。
図6及び図7に示すように、初期状態から移植が開始されると、移植機構16において幅方向Yの端から数えて偶数番目(2番目と4番目と6番目)の各移植ハンド33が昇降駆動部31の駆動に基づき上昇する。すると、それら偶数番目の各移植ハンド33では、挟持駆動部34の上端の挟持部材35が上方に位置する移植先の穴18を通過し、その穴18の上方に位置する苗ホルダ14内に載置トレイ23の通孔25を介して下方から進入する。そして、その状態において、挟持駆動部34の駆動により挟持部材35を閉じ動作させて移植対象の苗床片Nを摘むようにして挟持した後、昇降駆動部31の駆動に基づき偶数番目の各移植ハンド33が下降を開始する。
すると、図8に示すように、偶数番目の各移植ハンド33は、挟持部材35により挟持した苗床片Nが定植パネル12の穴18の高さ位置まで至ったときに下降を停止し、その後、挟持駆動部34の駆動により挟持部材35を開き動作させて苗床片Nの挟持状態を解除する。そして、その後、それら偶数番目の各移植ハンド33を昇降駆動部31の駆動により図2に示す初期状態時の下降位置まで下降させると、定植パネル12における複数の穴18のうち最も奥側(+X方向側)に位置する3穴の行の各穴18に対する苗床片Nの移植が完了する。
すると次には、図9及び図10に示すように、移植機構16において幅方向Yの端から数えて奇数番目(1番目と3番目と5番目と7番目)の各移植ハンド33により、定植パネル12における複数の穴18のうち奥行方向Xの端から数えて二番目の行である4穴の行の各穴18に対する苗床片Nの移植が行われる。すなわち、移動機構17における第1移動機構36の第1移動部材39及び第2移動機構37の第2移動部材41が、それぞれ奥行方向Xの手前側(−X方向側)に定植パネル12の複数の穴18における3穴の行と4穴の行との間隔XP(図5参照)に相当する距離だけ移動する。
すると、定植パネル12における複数の穴18のうち奥行方向Xの端から数えて二番目の行である4穴の行の各穴18と、移植機構16の7つの移植ハンド33のうち幅方向Yの端から数えて奇数番目の4つの移植ハンド33とが、上下方向Zで位置合わせされる。また、同様に、苗ホルダ支持部15に支持された7つの苗ホルダ14のうち幅方向Yの端から数えて奇数番目の各苗ホルダ14に保持された苗床片ユニットNUで最も奥側(+X方向側)に位置する苗床片Nと、定植パネル12における複数の穴18のうち奥行方向Xの端から数えて二番目の4穴の行の各穴18とが、上下方向Zで位置合わせされる。
このとき、移動機構17は、第1移動機構36も第2移動機構37も共に、それぞれの移動対象を水平面内で互いに交差する幅方向Y(第1方向)と奥行方向X(第2方向)のうち1つの方向である奥行方向X(第2方向)にだけ移動させることで、定植パネル12に対して苗ホルダ14及び移植ハンド33を各々相対移動させる。そのため、移動対象を水平面内で互いに交差する幅方向Y(第1方向)と奥行方向X(第2方向)という2つの方向に移動させる場合よりも、簡単な構成で迅速に且つ位置ずれが発生する可能性を抑制して移動させることができる。
そして次には、図9及び図10に示すように、移植機構16において幅方向Yの端から数えて奇数番目の各移植ハンド33が昇降駆動部31の駆動に基づき上昇し、それらの各挟持部材35が上方に位置する移植先の穴18を通過する。そして、更に上方に位置する苗ホルダ14内に保持されている移植対象の苗床片Nを挟持部材35により挟持した後、昇降駆動部31の駆動に基づき奇数番目の各移植ハンド33が下降する。そして、それら奇数番目の各移植ハンド33は、挟持部材35により挟持した苗床片Nを定植パネル12の穴18の高さ位置まで至って挟持状態を解除した後、更に図2に示す下降位置まで下降することで、定植パネル12における複数の穴18のうち奥行方向Xの端から数えて二番目の行である4穴の行の各穴18に対する苗床片Nの移植が完了する。
以後、同様に、移動機構17における第1移動機構36と第2移動機構37が、各々の移動対象を、奥行方向Xの手前側(−X方向側)に間隔XP(図5参照)に相当する距離だけ移動させることで、定植パネル12に対して苗ホルダ14及び移植ハンド33を各々相対移動させる。そして、そのような相対移動に基づき、移植対象の苗床片Nと移植先の穴18と移植動作を行う移植ハンド33とが上下方向Zで位置合わせされた状態において移植機構16の移植ハンド33が上下移動することにより定植パネル12の複数の穴18に対する複数の苗床片Nの移植作業が繰り返し行われる。
上記の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)移動機構17により定植パネル12と苗ホルダ14を水平面内で互いに交差する幅方向Y(第1方向)及び奥行方向X(第2方向)のうちの1つの方向である奥行方向X(第2方向)に相対移動させれば、移植対象となる苗床片Nと移植先となる穴18とを上下方向で位置合わせすることができる。すなわち、苗床片Nの移植時に、移動機構17は奥行方向X(第2方向)という1つの方向において定植パネル12と苗ホルダ14を相対移動させればよい。そのため、定植パネル12と苗ホルダ14とを水平面内で互いに交差する幅方向Y(第1方向)と奥行方向X(第2方向)という2つの方向に各々相対移動させる場合に比して、移動機構17の構成を簡単にできる。
(2)複数の苗ホルダ14を支持する苗ホルダ支持部15の枠部材28を第1移動機構36により移動させることで複数の苗ホルダ14を一括して定植パネル12に対して相対移動させることができる。そのため、複数の苗ホルダ14ごとに第1移動機構36を1つずつ個別に設ける場合よりも、更に移動機構17の構成を簡単にできる。
(3)移植動作をする移植ハンド33についても、定植パネル12及び苗ホルダ14に対して奥行方向X(第2方向)という1つの方向に相対移動させることで、移植対象の苗床片N及び移植先となる穴18に対して上下方向で位置合わせすることができる。そのため、移植ハンド33を水平面内で互いに交差する幅方向Y(第1方向)と奥行方向X(第2方向)という2つの方向に相対移動させる場合よりも更に移動機構17の構成を簡単にできる。
(4)移動機構17は、定植パネル12と苗ホルダ14と移植ハンド33という3つの部材のうち何れか1つは固定配置とした上で、2つだけを奥行方向X(第2方向)という1つの方向において相対移動させればよいため、この点で、更に移動機構17の構成を簡単にできる。
(5)定植パネル12と苗ホルダ14と移植ハンド33という3つの部材のうちで水平面内での占有面積が一番大きな1つの部材である定植パネル12が固定配置とされ、他の2つの部材である苗ホルダ14と移植ハンド33とが移動機構17により定植パネル12に対して相対移動するように移動させられる。したがって、定植パネル12と苗ホルダ14と移植ハンド33という3つの部材のうちで水平面内での占有面積が一番大きな1つの部材である定植パネル12が水平面内で広範な移動範囲を移動することはないので、装置全体の設置スペースを小さくできる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。また、以下の変更例は、適宜組み合わせてもよい。
・図11に示す変形例のように、移植装置11において定植パネル12と苗ホルダ14と移植ハンド33という3つの部材のうち、移植ハンド33が奥行方向Xにおいて移動不能に固定配置され、他の2つの部材である定植パネル12と苗ホルダ14とが移植ハンド33に対して相対移動するように奥行方向Xにおいて移動可能に設けられてもよい。
すなわち、この変形例では、不図示のフレームに固定されたベース板配置部43に移植機構16におけるベース板30の幅方向Yの両端が固定配置されると共に、定植パネル12における幅方向Yの両端部が奥行方向Xに沿う一対の奥行方向レール44に沿って往復移動する移動部材45に連結されている。このように構成した場合にも、苗床片Nの移植時において、移動機構17は奥行方向X(第2方向)という1つの方向において定植パネル12と苗ホルダ14を相対移動させればよい。そのため、定植パネル12と苗ホルダ14とを水平面内で互いに交差する幅方向Y(第1方向)と奥行方向X(第2方向)という2つの方向に各々相対移動させる場合に比して、移動機構17の構成を簡単にできる。
・移植装置11において定植パネル12と苗ホルダ14と移植ハンド33という3つの部材の全てが奥行方向Xにおいて各々移動可能に設けられていてもよい。この場合にも、定植パネル12と苗ホルダ14とは、奥行方向X(第2方向)という1つの方向において相対移動する構成であるため、これらを水平面内で互いに交差する幅方向Y(第1方向)と奥行方向X(第2方向)という2つの方向に各々相対移動させる場合に比して、やはり移動機構17の構成を簡単にできる。
・移植装置11において定植パネル12と苗ホルダ14と移植ハンド33という3つの部材のうち、苗ホルダ14が奥行方向Xにおいて移動不能に固定配置され、他の2つの部材である定植パネル12と移植ハンド33とが苗ホルダ14に対して相対移動するように奥行方向Xにおいて移動可能に設けられてもよい。
・移動機構17は、定植パネル12における複数の穴18の奥行方向Xでの間隔XPと苗ホルダ14に一列状態で奥行方向Xに並んだ複数の苗床片Nの隣り合う苗床片N同士の間隔NPとが同一のピッチ間隔ならば、第1移動機構36と第2移動機構37とを共通化した1つの移動機構で構成されていてもよい。
・移植機構16の移植ハンド33は、定植パネル12よりも上方において上下移動することにより、苗ホルダ14に保持されている苗床片Nを挟持した後に下降して下方に位置する定植パネル12の穴18に上方から苗床片Nを移植する構成であってもよい。
・苗ホルダ支持部15は、複数の苗ホルダ14ごとに対応する複数の苗ホルダ支持部が設けられ、それら複数の苗ホルダ支持部が奥行方向Xに各々移動される構成であってもよい。
・苗床19から複数の苗床片Nが一列状態に並んだ苗床片ユニットNUを分離する作業は、手動により分離する作業態様、又は、自動的に分離作業を行う分離装置を別途に設けて機械的に分離する作業態様としてもよい。
・定植パネル12における複数の穴18は、移植装置11の幅方向Y(第1方向)及び奥行方向X(第2方向)の各々に間隔をおいて並んでいれば、例えば幅方向Yと奥行方向Xとにおいて直交する格子状に複数の穴18が並んだ構成であってもよい。
・苗ホルダ14において奥行方向Xに一列状態に並ぶように保持される複数の苗床片Nは、奥行方向Xにおいて隣り合う苗床片N同士が互いに接触した状態であっても、又は、奥行方向Xにおいて隣り合う苗床片N同士が所定間隔をおいて並ぶ構成であってもよい。
・複数の苗床片Nを一列状態にして保持する苗ホルダ14は、保持部材24を省略して載置トレイ23だけで構成してもよい。
11…移植装置、12…定植パネル、14…苗ホルダ、15…苗ホルダ支持部、17…移動機構、18…穴、33…移植ハンド、36…第1移動機構(移動機構)、37…第2移動機構(移動機構)、N…苗床片、S…苗、XP,YP…間隔、X…奥行方向(第2方向)、Y…幅方向(第1方向)。

Claims (6)

  1. 苗が植え付けられた複数の苗床片を一列状態にして保持可能な苗ホルダと、
    水平な姿勢で配置され、前記苗ホルダからの前記苗床片の移植先となる複数の穴が水平面内で互いに交差する第1方向及び第2方向の各々に間隔をおいて並ぶように形成された定植パネルと、
    複数の前記苗ホルダを、前記定植パネルにおける複数の前記穴の前記第1方向での間隔と対応した間隔をおいた位置で当該苗ホルダに保持されている複数の前記苗床片の列方向が前記第2方向に沿う態様で水平な姿勢となるように、前記定植パネルの上方位置で支持する苗ホルダ支持部と、
    前記苗ホルダに保持されている複数の前記苗床片のうち移植対象となる前記苗床片及び前記定植パネルに形成されている複数の前記穴のうち移植先となる前記穴と上下方向で対応する位置において、前記苗床片を挟持して上下移動することにより、前記苗ホルダから前記定植パネルの前記穴に前記苗床片を移植する移植ハンドと、
    前記定植パネルと前記苗ホルダとを前記第2方向において相対移動可能とする移動機構と、を備えることを特徴とする移植装置。
  2. 前記移動機構は、前記定植パネルに対して前記苗ホルダ支持部を前記第2方向に相対移動させることにより、前記定植パネルと複数の前記苗ホルダとを前記第2方向において相対移動可能とすることを特徴とする請求項1に記載の移植装置。
  3. 前記定植パネルの上方又は下方には、複数の前記移植ハンドが複数の前記苗ホルダの前記第1方向での間隔と対応した間隔をおいて配置され、前記移動機構は、前記定植パネルと前記苗ホルダと前記移植ハンドとを前記第2方向において相対移動可能とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移植装置。
  4. 前記定植パネルと前記苗ホルダと前記移植ハンドとのうちの何れか1つが固定配置され、他の2つが前記移動機構により前記第2方向において移動可能とされていることを特徴とする請求項3に記載の移植装置。
  5. 前記定植パネルと前記苗ホルダと前記移植ハンドとのうちで水平面内での占有面積が一番大きな何れか1つが固定配置され、他の2つが前記移動機構により前記第2方向において移動可能とされていることを特徴とする請求項3に記載の移植装置。
  6. 苗が植え付けられた複数の苗床片を一列状態にして各々保持した複数の苗ホルダを、前記苗床片の移植先となる複数の穴が水平面内で互いに交差する第1方向及び第2方向の各々に間隔をおいて並ぶように形成された定植パネルの上方位置に、前記定植パネルにおける複数の前記穴の前記第1方向での間隔と対応した間隔をおいた位置で当該苗ホルダに保持されている複数の前記苗床片の列方向が前記第2方向に沿う態様で水平な姿勢となるように配置した状態において、前記定植パネルと前記苗ホルダとを前記第2方向において相対移動させ、前記苗ホルダに保持されている複数の前記苗床片のうち移植対象となる前記苗床片と前記定植パネルに形成されている複数の前記穴のうち移植先となる前記穴とを上下方向で位置合わせした後、その位置で移植ハンドを上下移動させることにより、前記苗ホルダから前記定植パネルの前記穴に前記苗床片を移植することを特徴とする移植方法。
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