JP6153637B1 - 植物栽培装置 - Google Patents

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【課題】非力な作業者でも、可動台の昇降作業をひとりで容易に行えるようにする。【解決手段】支柱で囲まれる空間内に栽培棚が配置され、その上方に照明装置が設けられた昇降可能な可動台3が位置する。可動台3を複数の高さ位置に位置決めする位置決め機構は、可動台3の対辺の両端部位置にそれぞれ設けられる軸体6と、各支柱の軸体6と対向する位置に設けられる支持板7とを含む。各支持板7には軸体6がスライド自由に係合する案内溝70が形成されている。各案内溝70は、複数段の横溝部71と横溝部71,71間を連通させる縦溝部72とを有し、各横溝部71に軸体6を定位させる軸支部75が設けられている。可動台3の対辺の一方の辺aの側に位置する各支持板7と他方の辺bの側に位置する各支持板7とは、縦横の各溝部が線対称の配置となるようにそれぞれの案内溝70が形成されている。【選択図】図8

Description

この発明は、例えば植物工場の栽培室内で水耕栽培などの栽培方法を実施して植物を栽培するための植物栽培装置に関する。
従来、その種の植物栽培装置は、栽培する植物が植設される複数の栽培棚が上下多段に設けられるとともに、各段の栽培棚の上方に植物に向けて光を照射するための照明装置が配置されている。各段の照明装置は、植物の成長を見越し、栽培棚に対して十分に距離をあけて位置決めされている。
植物が照明装置より取得する光のエネルギー(光量)は、照明装置との距離の二乗に反比例して弱くなるため、照明装置の設置位置を必要以上に高い位置に定めると、光量の無駄が多く、植物が取得する光エネルギー(光量)も減少し、光合成の速度低下を招き、植物の栽培効率が低下する。
照明装置の設置位置を必要以上に低い位置に定めると、光量の無駄が少なくなり、植物が取得する光エネルギー(光量)が増すが、植物の成長によって茎や葉が光源に当たって損傷し易く、商品価値を低下させるという問題がある。
上記の問題は、植物の成長とともに栽培棚に対する照明装置の高さを変更することにより解決できるものであり、出願人は先般、植物に対して照明装置が搭載された可動台を昇降可能とした植物栽培装置を提案した(例えば特許文献1参照)。
この植物栽培装置によると、植物の成長に合わせて可動台を移動させ、植物に対する照明装置の高さが最適となるよう位置決めできるので、植物に対する光の強さが高く維持され、光合成の速度低下が防止され、植物の栽培効率が向上する。
前記可動台を昇降させる昇降機構は、可動台の重心位置を挟む対称位置に設けられるナット部材と、ナット部材の上方位置に上端部が回動自由に支持された操作ハンドル付きの送りネジ棒とを含んでおり、可動台がナット部材にネジ込まれた前記送りネジ棒により昇降可能に支持されている。前記操作ハンドルを手操作して送りネジ棒を回すと、ナット部材がネジ送りされて可動台が昇降動作し、最適な高さ位置に照明装置を位置決めできる。
特開2011−205991号公報
上記した昇降機構の場合、操作ハンドルを操作するとき、異物が飛散して植物上に降りかかるおそれがある。栽培している植物が野菜などの食物である場合、異物が混入すると商品価値が消失し、その野菜は出荷できなくなる。また、可動台を昇降するためのハンドル操作は、女性や高齢者などの非力な作業者にとってかなりの負担であり、作業者ひとりで可動台を簡単に昇降できる構成のものが要望されていた。
この発明は、上記の要望に応えるもので、非力な作業者であっても、ハンドル操作によらず、照明装置が設けられた可動台の昇降作業をひとりで容易に行うことができる植物栽培装置を提供することを目的とする。
この発明による植物栽培装置は、4隅に位置する支柱と、前記支柱で囲まれる空間内に配置される植物栽培のための栽培棚と、前記栽培棚の上方に位置する昇降可能な可動台と、前記可動台に設けられる照明装置とを備えたものであって、前記支柱と可動台との間に、可動台を複数の高さ位置に位置決めする位置決め機構が設けられている。前記位置決め機構は、可動台の対辺の両端部位置にそれぞれ設けられる軸体と、各支柱の前記軸体と対向する位置に設けられる支持板とを含んでいる。各支持板には前記軸体がスライド自由に係合する案内ガイドが形成されている。各案内ガイドは、複数段の横方向の第1ガイド部と第1ガイド部間を繋ぐ縦方向の第2ガイド部とを有し、各第1ガイド部は2個のガイド部が軸体を定位させる軸支部を挟んで連続している。前記可動台の対辺の一方の辺の側に位置する各支持板と他方の辺の側に位置する各支持板とは、第1、第2の各ガイド部が線対称の配置となるようにそれぞれの案内ガイドが形成されている。
この発明の上記した構成において、案内ガイドは典型的には溝により構成されるが、溝に限らず、レールなどの突条であってもよい。また、第1ガイド部を構成する2個のガイド部は少なくとも一方が傾斜していることが望ましいが、それに限られるものではない。
上記した構成の植物栽培装置において、栽培棚の上方に位置する可動台に照明装置が配備されているので、栽培棚上の植物に照明装置による光がほぼ真上から照射される。可動台は昇降可能であるので、植物の成長度合いに応じて可動台を移動させ、植物に対する照明装置の高さが最適となるように位置決めすることができる。可動台が水平な状態で定位するときは、支持板の案内ガイドに係合する各軸体は、同じ段の第1ガイド部に入り込み、軸支部の位置で支持されている。
例えば、可動台を下げるとき、作業者は可動台の対辺の一方の辺(以下「第1の辺」という。)の側に立ち、第1の辺の側の両端部の各軸体が、対応する各支持板の第1ガイド部から第2ガイド部に脱出するように、可動台を引き上げるかまたは押し上げると、他方の辺(以下「第2の辺」という。)の側では、両端部の各軸体が、対応する各支持板の第1ガイド部に深く入り込む。次に、第1ガイド部に深く入り込んだ各軸体を支点として可動台を下げると、可動台が傾動し、第1の辺の側において、第1ガイド部より脱出した各軸体が第2ガイド部をスライドして下段の第1ガイド部へ移動する。
次に、作業者は第2の辺の側に立ち、第2の辺の側の両端部の各軸体が、対応する各支持板の第1ガイド部から第2ガイド部に脱出するように可動台を引き上げるかまたは押し上げると、第1の辺の側では、両端部の各軸体が、対応する各支持板の第1ガイド部に深く入り込む。次に、第1ガイド部に深く入り込んだ各軸体を支点として可動台を下方へ回動すると、可動台が水平となり、第2の辺の側において、第1ガイド部より脱出した各軸体が第2ガイド部をスライドして下段の第1ガイド部へ移動する。
以上のようにして、各軸体を、対応する各支持板の第2ガイド部を経て上下の第1ガイド部間を移動させることにより可動台の高さを変更することができる。
この発明の一実施態様においては、前記軸体は、可動台の対辺の両端部より突出した枠材の先端部に設けられている。
この実施態様によると、軸体と支持板の案内ガイドとは可動台から離れた位置で係合するので、軸体が案内ガイドをスライドするときに、たとえ異物を発生させるようなことがあっても、異物は植物上に降りかかることがない。
この発明の好ましい実施態様においては、前記案内ガイドの各第1ガイド部は、第1ガイド部を構成する前記2個のガイド部のうち、第2ガイド部と連通する側の一方のガイド部の長さを、前記軸支部を挟んで前記一方のガイド部と連続する他方のガイド部の長さの2分の1以下に設定することにより、軸支部が第2ガイド部の近傍に位置するものである。この実施態様によれば、可動台の昇降が一層容易となる。
前記案内ガイドの第2ガイド部は、種々の態様のものが考えられる。ひとつの態様は、上下の第1ガイド部の外端部間を繋ぐものであり、他のひとつの態様は、上下の第1ガイド部の内端部間を繋ぐものであり、さらに他のひとつの態様は、上位置の第1ガイド部の一端部と下位置の第1ガイド部の中央部との間を繋ぐものである。
この発明による植物栽培装置は、栽培棚の上方位置に可動台を位置させるものであるが、好ましい実施態様の植物栽培装置においては、前記栽培棚は、複数個が同一面上に並びかつ上下多段に設けられており、栽培棚毎に栽培棚の上方位置に昇降可能な可動台が位置するものである。
この発明によれば、非力な作業者であっても、ハンドル操作によらず、照明装置が設けられた可動台の昇降作業をひとりで容易に行うことができる。
この発明の一実施例である植物栽培装置の全体構成を示す正面図である。 図1の植物栽培装置の可動台を上方より見た平面図である。 可動台が支持板により水平に支持された状態を拡大して示す正面図である。 可動台が支持板により水平に支持された状態を拡大して示す側面図である。 可動台が支持板により水平に支持された状態を拡大して示す平面図である。 軸体の固定状態を示す断面図である。 隣り合う2つの可動台を支持するための支持板の構成を示す平面図である。 支持板の案内溝の構成と軸体が案内溝の軸支部に支持された状態とを示す側面図である。 案内溝の他の例を示す側面図である。 案内溝の他の例を示す側面図である。 案内溝の他の例を示す側面図である。 横溝部の他の例を拡大して示す側面図である。 可動台を下方へ移動させるときの手順を示す側面図である。 可動台を下方へ移動させるときの軸体と支持板の案内溝との係合状態の推移を示す説明図である。 可動台を下方へ移動させるときの軸体と他の実施例の支持板の案内溝との係合状態を示す説明図である。
図1は、この発明の一実施例である植物栽培装置の全体の外観と構成とを示している。
図示例の植物栽培装置は、複数個(図示例では3個)の栽培棚1が同一面上に横並びに配置されるとともに、決められた上下間隔で複数段(図示例では3段)にわたってそれぞれ水平に設けられたものである。各栽培棚1上には、栽培対象の植物が植設された栽培槽10が支持されている。各栽培棚1の上方には昇降可能な可動台3がそれぞれ位置している。栽培棚1および可動台3は、平面形状が矩形状であり、図2に示すように、支柱2により囲まれる平面視が矩形状の空間内に配置されている。なお、図2は一端部の栽培棚1および可動台3を示している。支柱2は角パイプ状であり、上下の組立枠21,22および中間枠23により組み立てられており、それぞれの栽培棚1及び可動台3の4隅に位置している。各段の栽培棚1は4隅が各支柱2に固定され、各段の可動台3は各支柱2に取り付けられた支持板7にそれぞれ支持されている。支持板7は後述する位置決め機構5を構成するものである。
前記可動台3は、図2に示すように、前後の各枠材31,32と左右の各枠材33,34とで平面形状が矩形状に形成されている。なお、以下の説明では、栽培棚1が連なる方向を左右、左右の方向と直交する方向を前後という。図2に示す可動台3において、aは矩形の前辺、bは前辺aと相対する辺(対辺)である矩形の後辺、c,dは矩形の側辺を示す。
各可動台3には、栽培槽10に植設された植物に向けて光を照射するための照明装置4が配設されている。この実施例の照明装置4は、光が栽培棚1の上面の全体に照射されるように、前後の枠材31,32間に複数の長尺状の光源40が等間隔に取り付けられたものである。各光源40は、図3に示すように、合成樹脂製のケース体41の内部に複数個の発光ダイオード(図示せず)が並べられたもので、ケース体41の下面の開放部分より各発光ダイオードの光が下方に向けて投射される。なお、光源40は長尺状のものに限定されるものではなく、また、発光ダイオードに代えて白熱電球などを用いてもよい。さらに、可動台3と可動台3に搭載される照明装置4は総重量が30kg以下であることが好ましく、20kg以下であることがより好ましい。
4本の支柱2と各可動台3との間には、図4〜図6に示すように、各可動台3を複数の高さ位置に段階的に位置決めする位置決め機構5が設けられている。各可動台3は、4隅位置において、それぞれ位置決め機構5を介して支柱2に水平姿勢で支持されている。なお、この実施例では、可動台3の自重を位置決め機構5の支持板7(後述する)で下方より支えているが、可動台3をバネなどで上向きに付勢し、バネ力を支持板7で上方より支える方式を採択することも可能であり、この場合は、後述する支持板7を上下反転して用いることになる。
各位置決め機構5は、可動台3の前辺aおよび後辺bの両端部位置、すなわち、前後の枠材31,32の両端部位置にそれぞれ設けられる丸軸状の軸体6と、各支柱2の軸体6と対向する位置に設けられる支持板7とを含んでいる。この実施例では、軸体6を取り付けるために、左右の枠材33,34の両端部に断面U字型の枠材35をそれぞれ接続しており、前側の枠材35は先端部を前方へ突出させ、後側の枠材35は先端部を後方へ突出させている。各枠材35の先端部は支柱2の外側位置まで延びており、その先端部に軸体6の基端部がナット部材61により固定されている。軸体6の先端部は側方へ突出し、軸体6と対向位置する支持板7の案内溝70を貫通している。軸体6の先端部には円盤状の抜止め板62がネジ部材63により止着されている。
前記支持板7は、図5および図7に示すように、直角をなす支持板部7aと取付板部7bとを一体に有し、取付板部7bは前側の支柱2に対しては前面側に、後側の支柱2に対しては後面側に、それぞれボルト79により取り付けられている。なお、図5は側端部位置の支柱2に取り付けられる支持板7を、図7は中間位置の支柱2に取り付けられる支持板7を示しており、後者の支持板7には取付板部7bを挟んで一対の支持板部7a,7aが形成されている。
図8は、支持板7の支持板部7aに形成される案内溝70の構成を示している。案内溝70は前記軸体6の移動を案内するための案内ガイドの一実施形態であり、横方向の第1ガイド部を構成する複数段の横溝部71と、横溝部71,71間を連通させる縦方向の第2ガイド部を構成する縦溝部72とを有している。図中、右側の支持板7は可動台3の前辺aの側に位置する支持板7であり、左側の支持板7は可動台3の後辺bの側に位置する支持板7である。可動台3の前辺aの側に位置する各支持板7の案内溝70と後辺bの側に位置する各支持板7の案内溝70とは、縦横の各溝部71,72が線対称の配置となっている。すなわち、各支持板7は、可動台3の対辺a,bの同じ端部側に位置する各支持板7においては縦横の各溝部71,72が線対称の配置となり、一方、可動台3の同じ辺の両端部に位置する各支持板7において縦横の各溝部71,72が同一の配置となるように、それぞれの案内溝70が形成されている。なお、上記の線対称の配置は、必ずしも物理的に全く同じ溝形態のものを配置することを意味しておらず、溝形態に差異はあるが機能が同じものを配置することを含むものである。
図8に示す実施例では、案内溝70を構成する各段の横溝部71は、逆傾斜で同じ傾斜角θ(例えばθ=45度)の2個のガイド部としての溝73,74と、溝73,74間に位置する軸支部75とを含んでいる。溝73,74はV字状をなしており、V字の底部に当たる軸支部75は軸体6を定位させるとともに、軸体6を安定した状態で支持する。各溝73,74の溝幅は軸体6の直径より大きな値に設定されている。溝73,74は軸支部75を挟んで連通するもので、軸体6は横溝部71にスライド自由である。一方の溝73は軸支部75と反対側の端部が行き止まりになっている。他方の溝74は軸支部75と反対側の端部が幅の広い広幅部74aとなっており、この広幅部74aを経て縦溝部72と連通している。図示例のように、溝73に対して溝74の長さを短く設定する(望ましくは溝73の長さの2分の1以下に設定する)ことで、軸支部75を縦溝部72の近傍に位置させると、可動台3の昇降が容易となる。
なお、溝73,74は、図12(1)(2)に示すように、一方が傾斜し、他方が水平であってもよい。また、軸体6は、滑らかなスライドを実現するために、案内溝70と係合する部分にローラを設けてもよい。
この実施例の縦溝部72は最上段の横溝部71から最下段の横溝部71に至る一連のものである。縦溝部72の溝幅は軸体6の直径より大きな値に設定されており、軸体6は縦溝部72にスライド自由であり、また、縦溝部72と各横溝部71との間もスライド自由である。この実施例では、縦溝部72は上下の横溝部71の外端部間を連通させるものであるが、図9に示す実施例のように、上下の横溝部71の内端部間を連通させるものであってもよい。さらに、縦溝部72は上から下まで一連のものである必要はなく、図10および図11に示す実施例のように、上位置の横溝部71の外端部または内端部と下位置の横溝部71の中央部との間を連通させるものであってもよい。この実施例では、縦溝部72は一連でないので、可動台3が落下するのを防止する効果がある。なお、図10および図11の実施例では、溝73,74の傾斜角θは上記の各実施例のものより小さな値(例えばθ=30度)に設定している。
上記した構成の植物栽培装置において、各栽培棚1の上方に可動台3がそれぞれ位置し、各可動台3に照明装置4がそれぞれ配備されているので、各栽培棚1上の栽培槽10に植えられた植物に対して照明装置4による光がほぼ真上から照射される。各可動台3は昇降可能であるので、植物の成長度合いに応じて各可動台3を個別に移動させることができ、栽培棚1毎に植物に対する照明装置4の高さが最適となるように可動台3を位置決めする。
図13(1)に示されるように、可動台3が水平な状態で定位するときは、可動台3の4隅位置において、各支持板7の案内溝70に係合する各軸体6は、図8に示すように、同じ段の横溝部71に入り込み、軸支部75の位置で支持されている。例えば可動台3を下げるときは、図13(2)に示すように、例えば可動台3の後辺bの側を横溝部71の一段分だけ引き下げて可動台3を傾けた後、次に、図13(3)に示すように、可動台3の前辺aの側を横溝部71の一段分だけ引き下げて水平な状態とする。
なお、可動台3を上げるときも同様であり、図示していないが、可動台3の前辺aまたは後辺bの側を横溝部71の一段分だけ引き上げて可動台3を傾けた後、次に、可動台3の他辺の側を横溝部71の一段分だけ引き上げて水平な状態とする。
図14(1)〜(7)は、図13のように可動台3を下げるときの各軸体6と、対応する各支持板7の案内溝70との係合状態の推移を模型的に示している。図中、右側の案内溝70Aは可動台3の前辺aの側に位置する支持板7の案内溝であり、左側の案内溝70Bは可動台3の後辺bの側に位置する支持板7の案内溝であり、左右の案内溝70は縦横の各溝部71,72が線対称の配置となっている。
なお、図14および図15では、前側の構成各部には符号Aを付記し、後側の構成各部には符号Bを付記している。
図14(1)では、可動台3の前辺aの側および後辺bの側において、両端部の各軸体6A,6Bは、対応する各支持板7の案内溝70A,70B内において、同じ段の横溝部71A,71Bに入り込み、軸支部75A,75Bの位置で支持されている。
図示例では、作業者はまず、可動台3の後辺bの側に立ち、後辺bの側の両端部の各軸体6Bが、対応する各支持板7の横溝部71Bから縦溝部72Bに脱出するように可動台3を斜め上方へ引き上げる。これにより、対辺の前辺aの側では両端部の各軸体6Aが、対応する各支持板7の横溝部71Aに深く入り込む(図14(2)参照)。
次に、各支持板7の横溝部71Aに深く入り込んだ各軸体6Aを支点として可動台3を下方へ回動させると、可動台3が傾動し、後辺bの側において、各支持板7の横溝部71Bより脱出した各軸体6Bが縦溝部72Bをスライドして下段の横溝部71Bの近辺へ移動する(図14(3)参照)。
次に、可動台3を斜め下方へ押し下げると、後辺bの側では各軸体6Bが、対応する支持板7の横溝部71Bへ入り込み、前辺aの側では各軸体6Aが、対応する各支持板7の横溝部71Aを移動して軸支部75Aの近傍に達する(図14(4)参照)。
次に、作業者は前辺aの側に立ち、可動台3を前辺aの側の両端部の各軸体6Aが、対応する支持板7の横溝部71Aから縦溝部72Aに脱出するように斜め上方へ引き上げると、後辺bの側では両端部の各軸体6Bが、対応する支持板7の横溝部71Bに深く入り込む(図14(5)参照)。
次に、横溝部71Aに深く入り込んだ各軸体6を支点として可動台3を下方へ回動させると、可動台3が水平となり、前辺aの側において、横溝部71Aより脱出した各軸体6Aが縦溝部72Aをスライドして下段の横溝部71Aへ移動する(図14(6)参照)。
次に、可動台3を斜め下方へ押し下げると、前辺aの側では各軸体6Aが、対応する支持板7の横溝部71Aへ入り込み、後辺bの側では各軸体6Bが、対応する支持板7の横溝部71Bを移動して軸支部75Bに達して支持される(図14(7)参照)。
以上のようにして、各軸体6A,6Bを各支持板7の縦溝部72A,72Bを経て上下の横溝部71A,71A間および71B,71B間を移動させることにより可動台3の高さを変更することができる。
なお、可動台3の前辺aの側および後辺bの側に位置する支持板7の案内溝70が図9に示す形態のものでは、図15に示すように、作業者はまず、後辺bの側の両端部の各軸体6Bが、対応する各支持板7の横溝部71Bから縦溝部72Bに脱出するように可動台3を斜め上方へ押し上げることになり、以下、上記と同様の手順を実行して、可動台3の高さを変更する。
また、可動台3の前辺aの側および後辺bの側に位置する支持板7の案内溝70が図10および図11に示す形態のものについても同様であり、作業者はまず、前辺aまたは後辺bの側の両端部の各軸体6が、対応する各支持板7の横溝部71から縦溝部72に脱出するように可動台3を斜め上方へ引き上げるか、または押し上げることになり、以下、上記と同様の手順を実行して、可動台3の高さを変更する。
1 栽培棚
2 支柱
3 可動台
4 照明装置
5 位置決め機構
6 軸体
7 支持板
35 枠材
70 案内溝(案内ガイド)
71 横溝部(第1ガイド部)
72 縦溝部(第2ガイド部)
73,74 溝(ガイド部)
75 軸支部

Claims (7)

  1. 4隅に位置する支柱と、前記支柱で囲まれる空間内に配置される植物栽培のための栽培棚と、前記栽培棚の上方に位置する昇降可能な可動台と、前記可動台に設けられる照明装置とを備える植物栽培装置であって、
    前記支柱と可動台との間に、可動台を複数の高さ位置に位置決めする位置決め機構が設けられており、前記位置決め機構は、可動台の対辺の両端部位置にそれぞれ設けられる軸体と、各支柱の前記軸体と対向する位置に設けられる支持板とを含み、各支持板には前記軸体がスライド自由に係合する案内ガイドが形成されており、
    各案内ガイドは、複数段の横方向の第1ガイド部と第1ガイド部間を繋ぐ縦方向の第2ガイド部とを有し、各第1ガイド部は2個のガイド部が軸体を定位させる軸支部を挟んで連続しており、前記可動台の対辺の一方の辺の側に位置する各支持板と他方の辺の側に位置する各支持板とは、第1、第2の各ガイド部が線対称の配置となるようにそれぞれの案内ガイドが形成されている植物栽培装置。
  2. 前記軸体は、可動台の対辺の両端部より突出した枠材の先端部に設けられている請求項1に記載の植物栽培装置。
  3. 前記案内ガイドの各第1ガイド部は、第1ガイド部を構成する前記2個のガイド部のうち、第2ガイド部と連通する一方のガイド部の長さを、前記軸支部を挟んで前記一方のガイド部と連続する他方のガイド部の長さの2分の1以下に設定することにより、軸支部が第2ガイド部の近傍に位置するものである請求項1に記載の植物栽培装置。
  4. 前記案内ガイドの第2ガイド部は、上下の第1ガイド部の外端部間を繋ぐものである請求項1に記載の植物栽培装置。
  5. 前記案内ガイドの第2ガイド部は、上下の第1ガイド部の内端部間を繋ぐものである請求項1に記載の植物栽培装置。
  6. 前記案内ガイドの第2ガイド部は、上位置の第1ガイド部の一端部と下位置の第1ガイド部の中央部との間を繋ぐものである請求項1に記載の植物栽培装置。
  7. 前記栽培棚は、複数個が同一面上に並びかつ上下多段に設けられており、栽培棚毎に栽培棚の上方位置に昇降可能な可動台が位置している請求項1に記載の植物栽培装置。
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