JP2020054208A - モータ - Google Patents

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雅訓 吉川
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雅訓 吉川
良 神里
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良 神里
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    • H02K3/50Fastening of winding heads, equalising connectors, or connections thereto

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】コイルの引出線が保持される際の荷重に対して破損しにくく、且つ保持された引出線が外れにくい構造を持つ保持部材を備えたモータを提供する。【解決手段】コイルサポート30は、複数のコイル21からステータ20の軸方向上側に引き出された複数の引出線21aを支持する。コイルサポート30は、円環状部31と、軸方向上側に突出する複数の保持壁部32とを有する。保持壁部32は、引出線21aを挿入され且つ周方向に向かって開口した開口部32aと、開口部32aを挟んで径方向に対向するチャッキング部32b、32cとを有する。円環状部31の幅方向中央側に位置するチャッキング部32bの幅は、他方のチャッキング部32cの幅よりも大きい。【選択図】図4

Description

本発明は、モータに関する。
モータのコイル巻線は、電力供給を得るために、ECUと呼ばれるモータ制御装置に電気的に接続される必要がある。そこで、コイル巻線を所望の引き出し方向に導く支持部材が用いられることがある。
例えば特許文献1には、各巻線の端末部が、ステータコアに設けられた巻線保持部によって保持されることが開示されている(段落0045)。具体的には、モータの軸方向に沿って延びる巻線保持部に対して、モータの径方向内側に荷重がかかるように、各巻線の端末部が巻線保持部によってチャッキングされ保持されている。
特開2008−131720号公報
しかしながら、特許文献1のモータでは、巻線保持部における各巻線の端末部をチャッキングする部分(以下、チャッキング部という)の軸方向下側には、チャッキング部を支持する部材がない。このため、巻線保持部の剛性が弱い構成となっている。その結果、巻線保持部においてチャッキング部の保持力を向上しようとすると、各巻線の端末部の挿入時に巻線保持部にかかる荷重が増大し、巻線保持部が変形し破損するおそれがある。一方、チャッキング部の保持力を小さくすると、各巻線の端末部は巻線保持部から抜けやすくなってしまう。
以上に鑑み、本発明の主な目的は、コイルの引出線が保持される際の荷重に対して破損しにくく、且つ保持された引出線が外れにくい構造を持つ保持部材を備えたモータを提供することである。
前記の目的を達成するために、本願の例示的な第1発明に係るモータは、軸方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、ロータと径方向に対向して配置され、複数のコイルを有するステータと、複数のコイルからステータの軸方向上側にそれぞれ引き出された複数の引出線を支持するコイルサポートとを備える。コイルサポートは、ステータよりも軸方向上側に位置し且つ円環形状を有する円環状部と、円環状部の内周又は外周に沿って位置し且つ軸方向上側に突出する複数の保持壁部とを有する。複数の保持壁部は、複数の引出線を挿入され且つ周方向に向かって開口した開口部と、開口部を挟んで径方向に対向する一対のチャッキング部とを有する。一対のチャッキング部のうち円環状部の幅方向中央側に位置する第1チャッキング部の幅は、他方の第2チャッキング部の幅よりも大きい。
本願の例示的な第1発明によると、コイルの引出線の保持部材が、引出線が保持される際の荷重に対しては破損しにくく且つ保持された引出線が外れにくい構造を有するので、モータの信頼性を向上させることができる。
一実施形態に係るモータの断面図である。 一実施形態に係るモータを構成するステータ及びコイルサポートを分解した状態の斜視図である。 一実施形態に係るモータを構成するステータ及びコイルサポートを組み立てた状態の斜視図である。 一実施形態に係るモータを構成するコイルサポートの上面図である。 一実施形態に係るモータを構成するコイルサポートの保持壁部を拡大して示す図である。 変形例に係るコイルサポートの上面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。尚、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
また、以下の説明においては、モータの中心軸Jと平行にZ軸を設定し、Z軸方向の正の側(+Z側)を「上側」と呼び、Z軸方向の負の側(−Z側)を「下側」と呼ぶ。また、特に断りのない限り、以下の説明においては、上下方向(Z軸方向)に延びる中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周りを単に「周方向」と呼び、中心軸Jと平行な方向(即ち、上下方向又はZ軸方向)を、軸方向と呼ぶ。
尚、本明細書において、「軸方向に延びる」とは、厳密に中心軸Jと平行な方向に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また、「径方向に延びる」とは、厳密に径方向、すなわち、上下方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
図1は、本実施形態のモータ1の断面図である。図1に示すように、本実施形態のモータ1は、ロータ10と、ステータ20と、コイルサポート30と、ベアリングホルダ40と、バスバーユニット50と、ハウジング60とを備える。
ロータ10は、シャフト11と、ロータコア14と、ロータマグネット15とを有する。シャフト11は、Z軸方向に延びる中心軸Jを中心として回転可能である。ロータコア14は、シャフト11を周方向に囲むと共にシャフト11に固定される。ロータマグネット15は、ロータコア14の周方向に沿った外側面に固定される。ロータコア14及びロータマグネット15は、シャフト11と一体となって回転する。シャフト11は、第1ベアリング12と第2ベアリング13とによって、中心軸Jの軸周りに回転可能に支持される。第1ベアリング12は、ステータ20の上側に位置し、第2ベアリング13は、ステータ20の下側に位置する。第1ベアリング12及び第2ベアリング13の構成は、特に限定されず、いかなる公知のベアリングを用いてもよい。
ステータ20は、ロータ10と径方向に対向して配置される。ステータ20は、ハウジング60に固定される。ステータ20は、複数のコイル21と、ステータコア25と、上側インシュレータ26と、下側インシュレータ27とを有する。コイル21の数は、例えば12個である。各コイル21から、ステータ20の上側に引出線21aが引き出される。ステータコア25は、ロータ10を囲む環状構造である。ステータコア25は、中心軸Jを中心とする円環状のコアバック部25aと、コアバック部25aから径方向内側に延びる複数のティース部25bとを有する。コアバック部25aは、複数のティース部25bの径方向外側を環状に繋ぐ。複数のティース部25bは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置される。ティース部25bの数は、例えば12個である。各ティース部25bには、上側インシュレータ26及び下側インシュレータ27を介してコイル21が巻き付けられる。上側インシュレータ26は、ステータコア25の上側に位置する。下側インシュレータ27は、ステータコア25の下側に位置する。上側インシュレータ26と下側インシュレータ27とは、ステータコア25の各ティース部25bの周方向端面及び軸方向端面を覆う。
コイルサポート30は、ステータ20の上側に配置され、複数の引出線21aを支持する。ベアリングホルダ40は、コイルサポート30の上側に配置され、第1ベアリング12を支持する。ベアリングホルダ40は、ハウジング60に固定される。バスバーユニット50は、ベアリングホルダ40の上側に配置され、ハウジング60の上側の開口を覆う。バスバーユニット50は、ハウジング60に固定される。ハウジング60は、モータ1の各構成部材(ロータ10、ステータ20、コイルサポート30、ベアリングホルダ40、バスバーユニット50等)を収容する。
図2及び図3はそれぞれ、本実施形態のステータ20及びコイルサポート30を分解した状態及び組み立て状態の斜視図である。尚、図2及び図3において、図1と同じ構成要素には同じ符号を付している。
図2及び図3に示すように、1つのコイル21からは、1つの引出線21aが引き出される。本実施形態のステータ20は、12個のコイル21を有するため、ステータ20からは、軸方向上側に12本の引出線21aが引き出される。12本の引出線21aはそれぞれ、コイル21を構成するコイル線の端部である。
また、図2及び図3に示すように、コイルサポート30は、ステータ20よりも軸方向上側に位置する円環状部31と、軸方向上側に突出する複数の保持壁部32とを有する。円環状部31は、径方向に幅(内周と外周との間隔)を持つ円環形状を有する。複数の保持壁部32は、円環状部31の内周に沿って等間隔に配置される。本実施形態ではステータ20から12本の引出線21aが引き出されるので、コイルサポート30は、12個の保持壁部32を有する。各保持壁部32は、円環状部31の内周に沿って配置されるので、各保持壁部32は、円環状部31の径方向内側において各引出線21aを保持する。
各保持壁部32は、コイル21の引出線21aを軸方向に挿入される開口部32aを有する。各開口部32aは軸方向に円環状部31を貫通する。各保持壁部32は、各開口部32aにおける円環状部31を貫通する部分の内周面に沿って軸方向上側に延びる。すなわち、各保持壁部32の内周面は、各開口部32aにおける円環状部31を貫通する部分の内周面と連続する。各保持壁部32は、上側から見て、周方向に開口したU字状に形成される。各保持壁部32は、径方向の内側と外側で各開口部32aを挟んで対向する一対の壁部を含み、当該一対の壁部に挟まれるように引出線21aが配置される。これにより、保持壁部32を設けなかった場合と比べて、引出線21aの保持を安定させることができる。
各コイル21からは、引出線21aが、ステータ20の径方向外側(ステータコア25のコアバック部25a側)の引き出し位置21bからステータ20の上側を通って、保持壁部32(開口部32a)の下側まで径方向に引き回される。すなわち、コイル21から延びる引出線21aは、ステータ20の上側において径方向外側から内側に向かって引き回され、ステータ20の径方向内側寄りでコイルサポート30の保持壁部32(開口部32a)に保持される。また、各引出線21aは、保持壁部32の開口部32aを通過して、コイルサポート30の上側でバスバーユニット50(図1参照)に電気的に接続される。
尚、コイルサポート30は、例えば樹脂などの絶縁材料からなる。また、コイルサポート30において、円環状部31の上下面は中心軸J(Z軸)と直交する。円環状部31の中央には、シャフト11(図1参照)と同心の円形開口が設けられ、当該円形開口をシャフト11が貫通する。円環状部31は、ステータ20の上側で且つベアリングホルダ40の下側に位置する。これにより、円環状部31は、ステータ20の上側で引き回された引出線21aの上側を覆い、引出線21aとベアリングホルダ40との絶縁を確保する。
また、コイルサポート30は、円環状部31の外周に沿って位置し且つ軸方向下側に延びる複数の(例えば3つの)脚部35を有する。各脚部35は、周方向に沿って等間隔に配置される。脚部35がステータコア25の上面に保持されることによって、コイルサポート30はステータ20に固定される。
図4は、本実施形態のコイルサポート30の上面図であり、図5は、図4に示すコイルサポート30の保持壁部32を拡大して示す図である。尚、図4、図5において、図2、図3と同じ構成要素には同じ符号を付している。
図4に示すように、各保持壁部32の開口部32aは、周方向に向かって開口する。ここで、各保持壁部32の開口部32aは全て周方向の同じ側に向かって開口する。また、円環状部31は、各引出線21aを開口部32aに誘導する複数のガイド部33を有する。各ガイド部33は、円環状部31を軸方向に貫通する切り欠きである。各ガイド部33は、各開口部32aの開口から、円環状部31の内周に沿って延び、径方向内側に開口する。このため、コイルサポート30をステータ20に取り付ける際には、各引出線21aを各ガイド部33の近傍に配置してコイルサポート30を周方向(各ガイド部33の方)に回転させるだけで、各引出線21aはガイド部33を経由して各開口部32aに対して位置合わせされる。すなわち、コイルサポート30に対する各引出線21aの挿入工程を簡素化することができる。
また、図4、図5に示すように、各保持壁部32はそれぞれ、開口部32aを挟んで径方向に対向する一対のチャッキング部32b、32cを有する。チャッキング部32bとチャッキング部32cとは、接続部32dによって接続され、これにより保持壁部32が構成される。ここで、径方向の外側(つまり円環状部の幅方向中央側)に位置するチャッキング部32bの幅W1は、径方向の内側に位置する他方のチャッキング部32cの幅W2よりも大きい。本実施形態では、チャッキング部32bの幅W1は、チャッキング部32cの幅W2の2倍程度である。
また、図4、図5に示すように、チャッキング部32b、32cの各先端(チャッキング部32b、32cにおける接続部32dの反対側の端部)には、弁形状の突起32e、32fが設けられる。チャッキング部32bの突起32eとチャッキング部32cの突起32fとの間隔は、引出線21aの線径よりも小さい。各突起32e、32fの接続部32d側の壁面32g、32hは、開口部32aに挿入された引出線21aの抜けを阻害するように、周方向に対して例えば垂直をなす。これにより、開口部32aに挿入された引出線21aは、突起32e、32fに引っかかるようにチャッキング部32b、32cによって保持される。一方、各突起32e、32fのガイド部33側の壁面32i、32jは、引出線21aを開口部32aに挿入しやすいように、例えば周方向に対して緩やかに傾斜する。
本実施形態によると、引出線21aを保持する保持壁部32において、径方向外側に位置するチャッキング部32bの幅W1が、径方向内側に位置するチャッキング部32cの幅W2よりも大きいことにより、次のような効果を得ることができる。
図4に示すように、本実施形態のコイルサポート30の保持壁部32において、径方向外側のチャッキング部32bの軸方向下側は、円環状部31本体に接続され支持される。一方、径方向内側のチャッキング部32cの軸方向下側は、円環状部31本体には接続されず、チャッキング部32cの幅W2と同じ幅の円環状部31の一部が連続するのみである。このため、径方向外側のチャッキング部32bは、弾性力が乏しくなるため、コイル21の引出線21aを開口部32aに挿入する際に変形しにくくなる。
ここで、チャッキング部32bの突起32eとチャッキング部32cの突起32fとの間隔を本実施形態と同程度に設定したまま、チャッキング部32bの幅W1とチャッキング部32cの幅W2とを同程度に設定した場合には、引出線21aを開口部32aに挿入する際に径方向外側のチャッキング部32bにかかる荷重が大きくなって保持壁部32が変形するおそれがある。
それに対して、本実施形態では、チャッキング部32bの幅W1をチャッキング部32cの幅W2よりも大きくすることによって、引出線21aを開口部32aに挿入する際にチャッキング部32bにかかる荷重が大きくなっても、保持壁部32の剛性が高いため、保持壁部32が変形することを防止することができる。
尚、本実施形態のように、チャッキング部32bの幅W1がチャッキング部32cの幅W2よりも大きい場合であっても、開口部32aに挿入された引出線21aの外れにくさは、基本的に突起32eと突起32fとの間隔によって決まる。従って、突起32eと突起32fとの間隔が変わらなければ、幅W1と幅W2とを同程度に設定した場合(比較例1)と比べて、本実施形態における開口部32aに挿入された引出線21aの外れにくさも変わらない。
以上に説明したように、本実施形態のコイルサポート30に設けられた保持壁部32は、引出線21aが保持される際の荷重に対しては破損しにくく且つ保持された引出線21aが外れにくい構造を有するので、モータ1の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態によると、チャッキング部32b、32cの各先端には、弁形状の突起32e、32fが設けられ、当該各突起32e、32f間の間隔は、引出線21aの各線径よりも小さい。このため、開口部32aに挿入された引出線21aは、突起32e、32fに引っかかるようにチャッキング部32b、32cによって保持される。従って、チャッキング部32b、32cの各先端に弁形状の突起32e、32fを形成しなかった場合と比べて、引出線21aの抜けをより確実に阻止することができる。
また、本実施形態において、各保持壁部32を、ステータコア25におけるティース部25b同士の間に設けてもよい。このようにすると、引出線21aの引き出し位置21bをステータコア25におけるティース部25b同士の間に設けた場合には、引出線21aに周方向の負荷をかけることなく各保持壁部32に保持することができる。
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は前述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。すなわち、前述の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
例えば、本実施形態では、各引出線21aの引き出し位置21bをステータコア25のコアバック部25a側に設け、各保持壁部32を円環状部31の内周側(ステータコア25のティース部25b側)に設けた。しかし、これに代えて、各引出線21aの引き出し位置をステータコア25のティース部25b側に設け、各保持壁部32を円環状部31の外周側(ステータコア25のコアバック部25a側)に設けてもよい。この場合は、径方向の内側(つまり円環状部の幅方向中央側)に位置するチャッキング部の幅を、径方向の外側に位置する他方のチャッキング部の幅よりも大きくすることによって、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、各保持壁部32において、チャッキング部32bの幅W1を、チャッキング部32cの幅W2の2倍程度に設定した。これにより、幅W1と幅W2とを同程度に設定した場合と比べて、引出線21aを開口部32aに挿入する際にチャッキング部32bにかかる荷重(応力)を20%程度低減できうる。この応力低減効果は、チャッキング部32cの幅W2に対し、チャッキング部32bの幅W1を大きくするほど顕著になる。従って、モータ1のハウジング60内において他の部材と干渉しない範囲においてチャッキング部32bの幅W1を大きくしてもよい。尚、チャッキング部32bの幅W1を、チャッキング部32cの幅W2の1.5倍程度に設定した場合でも、幅W1と幅W2とを同程度に設定した場合と比べて、引出線21aを開口部32aに挿入する際にチャッキング部32bにかかる荷重(応力)を10%程度低減することが可能である。
また、本実施形態では、各保持壁部32の開口部32aを、周方向に向かって開口させた。しかし、例えば、図6に示す変形例に係るコイルサポート30Aのように、各保持壁部32の開口部32aを、径方向内側に向かって開口させてもよい。この場合、チャッキング部32b、32cのいずれも軸方向下側は、円環状部31本体に接続され支持される。このため、チャッキング部32b、32cの幅を同程度に設定し、チャッキング部32b、32cの各先端には、本実施形態と同様の弁形状の突起32e、32fを設けてもよい。これにより、引出線21aが抜けにくくなる。
1 モータ
10 ロータ
11 シャフト
12 第1ベアリング
13 第2ベアリング
14 ロータコア
15 ロータマグネット
20 ステータ
21 コイル
21a 引出線
21b 引き出し位置
25 ステータコア
25a コアバック部
25b ティース部
26 上側インシュレータ
27 下側インシュレータ
30、30A コイルサポート
31 円環状部
32 保持壁部
32a 開口部
32b、32c チャッキング部
32d 接続部
32e、32f 突起
33 ガイド部
35 脚部
40 ベアリングホルダ
50 バスバーユニット
60 ハウジング

Claims (4)

  1. 軸方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、
    前記ロータと径方向に対向して配置され、複数のコイルを有するステータと、
    前記複数のコイルから前記ステータの軸方向上側にそれぞれ引き出された複数の引出線を支持するコイルサポートと、
    を備え、
    前記コイルサポートは、前記ステータよりも軸方向上側に位置し且つ円環形状を有する円環状部と、前記円環状部の内周又は外周に沿って位置し且つ軸方向上側に突出する複数の保持壁部とを有し、
    前記複数の保持壁部は、前記複数の引出線を挿入され且つ周方向に向かって開口した開口部と、前記開口部を挟んで径方向に対向する一対のチャッキング部とを有し、
    前記一対のチャッキング部のうち前記円環状部の幅方向中央側に位置する第1チャッキング部の幅は、他方の第2チャッキング部の幅よりも大きい、
    モータ。
  2. 前記第1チャッキング部の幅は、前記第2チャッキング部の幅の1.5倍以上である、
    請求項1に記載のモータ。
  3. 前記一対のチャッキング部の各先端には、弁形状の突起が設けられ、
    前記一対のチャッキング部の前記各突起間の間隔は、前記複数の引出線の各線径よりも小さい、
    請求項1又は2に記載のモータ。
  4. 前記円環状部は、前記開口部と周方向に連続し且つ径方向に開口する切り欠きであるガイド部を有する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ。
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