JP2020054112A - ブラシレスモータを用いた医療装置 - Google Patents
ブラシレスモータを用いた医療装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020054112A JP2020054112A JP2018181212A JP2018181212A JP2020054112A JP 2020054112 A JP2020054112 A JP 2020054112A JP 2018181212 A JP2018181212 A JP 2018181212A JP 2018181212 A JP2018181212 A JP 2018181212A JP 2020054112 A JP2020054112 A JP 2020054112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- stator
- bearing
- rotor
- motor case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 14
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 8
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 8
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 6
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 4
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 3
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 3
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 2
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007943 implant Substances 0.000 description 2
- 229910001172 neodymium magnet Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 229910001069 Ti alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 210000000887 face Anatomy 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 210000000214 mouth Anatomy 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
Description
この様な従来技術として、突出させたロータ軸の両側に軸受体を備え永久磁石で構成されたロータユニットと、磁性体材料で構成されたコアユニットと、コイルを備え後方より導電端子を突出させ樹脂被覆したコイルユニットと、上記ロータユニットの前方の軸受体を嵌着させる軸受孔を前方に有し後方を開口させた外ケースと、この外ケースの開口を塞ぎ、上記ロータユニットの後方の軸受体を嵌着させる軸受孔とコイルユニットの後方より突出させた導電端子とを突出させる孔部とを形成した後ブラケットとで構成され、上記外ケース内には、上記ロータユニット、コイルユニット、コアユニットを内から外に同心状に収容し、上記外ケースの開口に上記後ブラケットを装着したときには、上記ロータユニットの前、後の軸受体のそれぞれが、上記外ケースの軸受孔と、上記後ブラケットの軸受孔とに嵌着され、かつ上記コイルユニットの後方より突出させた導電端子が、上記後ブラケットの孔部より突出する構造にしているブラシレスモータ、が開示されている(特許文献1)。
〔医療装置M〕
本実施の形態に係る医療装置Mは、ブラシレスモータ200(以下、モータ200)を駆動源とし、歯科治療に用いられるものである。
図1に示すように、本実施の形態に係る医療装置Mは、歯科用ハンドピース100(以下、ハンドピース100)と、モータ200と、モータ200の駆動制御などを行うコントローラ300を備える。
ハンドピース100は、使用者が握る位置となるグリップ101と、グリップ101の先端に位置するヘッド102を有する。
ヘッド102には、歯槽骨を切削して開口を形成する切削工具や、歯槽骨に形成された開口に螺子溝を形成するタップや、インプラントを開口に規定トルクで螺子止めするインプラントドライバー等の各種工具を回転自在に保持する。以下の説明において、これらの各種工具を総称して工具103とする。
この様に構成されたハンドピースHは、使用者がグリップ101を手で持ち、モータ200により得られる駆動力で回転する工具103で、患部の治療に係る作業を行う。
図1〜図2に示すように、モータ200の一端側には、ハンドピース100が接続するインサート筒270を備える。モータ200の他端側には、コード201が設けられる。モータ200は、コントローラ300から通電することができるように、コード201によりコントローラ300と接続する。
本明細書では、モータ200において、ハンドピース100が接続する側を「前(フロント)」、その反対側(コード201側)を「後(リア)」と定義する。
そして、実施の形態において、或る物の「内周」は、特に断りが無い限り、その物においてロータ210の回転方向に沿った内側の部位、および、その部位よりも内側をいうものとする。ここでいう内側の部位のことを「内周部」という。「内周部」よりも径方向内側のことを、「その物よりも内側」という。
主に図3〜図4を参照すると、モータ200は、ロータ210と、ステータ220と、モータケース250と、リング螺子260と、インサート筒270と、リアホルダー242と、リアナット280を備える。
モータケース250は、ロータ210とステータ220を内部に収容する。インサート筒270は、ハンドピース100を保持するフロントホルダーとなる部位であり、ハンドピース100が着脱可能に接続する部位である。
以下、これらの構成を説明する。
主に図4〜図6に示すように、ロータ210は、回転軸となるシャフト211と、シャフト211に固定されるマグネット212と、マグネット212の外周部を覆うカバーホルダ213と、フロントベアリング214と、リアベアリング215と、フロントカラー216と、リアカラー217を備える。
これらのセグメント・マグネットに代えて、4極に着磁された一体のリング状のマグネットを用いてもよい。この場合のセグメントの配向は、ラジアル異方性、極異方性のいずれも採用することができる。
また、マグネット212は、ネオジムマグネットを用いるとよい。ネオジムマグネットは、一般的なマグネット(例えば、フェライトマグネット)より強力な磁力を有するので、小型でより強力な回転トルクを生みだすことが可能なモータを構成することができる。
シャフト211は、マグネット212が設けられる中央部211Aと、中央部211Aよりも前方に位置する前端部211Bと、中央部211Aよりも後方に位置する後端部211Cとを有する。
前端部211Bは、シャフト211の回転を工具103に伝達するためにハンドピース100の内部に設けられた伝達機構104に接続される。
更に、予圧バネ243のフロント側には、フロントベアリング214に、フロント側から異物が入り込み難くするためのラビリンス構造を形成するシール構造部218が設けられる。
フロントカラー216とリアカラー217は、ロータ210の回転バランスを修正する際に削り取られる部位を有するバランス修正部となる。フロントカラー216とリアカラー217は、磁性材料により構成されている。また、フロントカラー216とリアカラー217には、カバーホルダ213が部分的に重なる。この重なる部分を溶接することで、各カラーに対してカバーホルダ213が固定される。
次に、図4〜図6を参照すると、ステータ220は、コイルユニット222と、コイルユニット222の外周に配置される円筒形のステータコア221とを備える。ステータコア221は、表面に絶縁膜が形成された磁性体金属の円環状の板を積層して形成されている。
コイルユニット222は、3相のコイル223,224,225このコイルを保持するボビン226を備える。
光源Lは、白色LED(Light Emitting Diode)等の発光デバイスと、発光デバイスを保持するハウジングとを有する。発光デバイスは、単一または複数のLEDにより構成することができる。この光源Lには、照明電線が接続し電力が供給される。
コイル223,224,225は、銅などの良導体を樹脂で覆った被覆導線を用いて平面視矩形状に巻かれており、ボビン226の外周部に沿って湾曲した形状に成形される。他のコイル224,225も、コイル223と同様に形成されている。これらのコイル223,224,225をコントローラ300と結線することで電機子コイルが形成される。
コイル223,224,225には、断面円形状である丸線、断面矩形状である平角線などを用いることができる。コイル223,224,225は、平面視矩形状に限らず、トラック形状、長円、楕円等、任意の形状であってよい。
ボビン226は、絶縁性の合成樹脂から形成され、シャフト211と同軸に配置される円筒状の筒部226Aと、筒部226Aの外周部に突設された6つの凸部226B(図示せず)を一体に備える。
凸部226Bは、コイル223,224,225の厚みとほぼ同じ高さであり、軸方向に長い形状を成している。また、各凸部226Bは、ボビン226の周方向において等間隔に配置されている。
本実施の形態の医療装置Mは、ハンドピース100の前端から照射される光により口腔内の治療対象となる切削部位を照明する。この機能を実現するために、照明電線がモータ200に設けられている。照明電線は、ボビン226の軸方向に沿って配置されている。
照明電線は、光源Lに接続される。光源Lにより照射される光は、光の伝送経路としての光ファイバ(図示しない)を通じてハンドピース100の前端まで導かれる。
次に、ロータ210およびステータ220を収容、保持するための要素として、モータケース250、リング螺子260、リアホルダ242について説明する。
図5、図7を参照すると、インサート筒270は、ステンレス等の磁性材料により構成された筒状の部材である。また、インサート筒270は、モータケース250の内側に保持される基部271と、基部271の中心部分から前方へと突出する接続部272とを備える。
基部271は円筒形状を成しており、フロント側に第1の外径部271E、リア側に第2の外径部271Fが形成されている。第1の外径部271Eは、第2の外径部271Fより外径が小さく構成されている。このように基部271には、大きさが異なる第1の外径部271Eと第2の外径部271Fを有するので、外周面に段差が生じて基部側段部271Aが形成される。
また、基部271のリア側の開口縁271Bは、ステータコア221が突き当たる面となる。
また、基部271の内側には、第1の外径部271Eと第2の外径271Fと同軸の内円筒部271Cを有する。この内円筒部271Cの内側には、挿通孔273が連通している。つまり、内円筒部271Cの内側には、シャフト211が挿通される。また、内円筒部271Cの内部は、フロントベアリング214を保持するフロントベアリング保持部271Iとなる。
また、内円筒部271Cの外側であって基部271の内側の部分である基部環状凹部271Dは、各コイル223,224,225のフロント側の一部分が入り込む空間となる。
接続部272の内側には、伝達機構104の軸104Aとシャフト211とを接続するための爪クラッチが配置されている。
接続部272にハンドピース100が装着されると、係合孔276にハンドピース100側の突起が係合されることで、ハンドピース100とモータ200とが周方向において位置決めされる。それにより、光源Lと、ハンドピース100が内蔵する光ファイバを確実に接続することができる。
この様なインサート回り止め部271Kは、後述するモータケース250のフロント側回り止め受け溝255に嵌ることで、インサート筒270のケース250に対する回転方向の動きを抑止する。
次に、図5、図6、図8を参照すると、モータケース250は、モータ200の外殻を構成するものであり、ステータ220の外周部を包囲する円筒形状の部材である。モータケース250の形状は、フロント側からリア側に向けて外径が徐々に大きくなるように構成されている。モータケース250のリア側の内壁面には、リアの開口側からフロント方向に向けて螺旋状に螺子溝251が形成されている。
尚、モータケース250は、純チタン又はチタニウム合金(以下、チタン)により構成されている。モータケース250をチタンで構成することで、軽量で剛性の高いモータの外殻にすることができる。
インサート保持部252は、フロント側の第1の内径部252Aと、第1の内径部252Aとリア側に隣接する第2の内径部252Bを有する。第1の内径部252Aは、第2の内径部252Bの部分より内径が小さく構成されている。
このように、インサート保持部252は、フロント側の内径をリア側の内径より小さく構成することで、表面に段差が生じてケース側段部253が形成される。ケース側段部253は、インサート保持部252にリア側からインサート筒が挿入されて取り付けられた際に、インサート筒の基部側段部271Aが突き当たる部分となる。
インサート筒270がモータケース250の内部に保持されて、インサート回り止め部271Kがフロント側回り止め受け溝255に嵌り込むことで、インサート筒270のケース250に対する回転方向の動きが抑止される。
リアホルダ242がモータケース250の内部に保持されて、リアホルダ回り止め部243がリア側回り止め受け溝256に嵌り込むことで、リアホルダ242のケース250に対する回転方向の動きが抑止される。
(リアホルダ)
リアホルダ242のフロント側の部分は、内径及び外径ともリア側より大きく形成されている。これにより、リアホルダ242の外周面にリアホルダ外段部242Eと、リアホルダ242の内周面にリアホルダ内段部242Fが形成される。
リアホルダ242の内側の底面には、フロント側に突出する円筒部242Cが形成されている。この円筒部242Cの内部は、リアベアリング215を保持するリアベアリング保持部242Bとなる。また円筒部242Cの外側に隣接して位置するリアホルダ環状凹部242Gは、コイル223,224,225のリア側の一部分が入り込む空間となる。
そして。各端子233U,233V,233Wには、コントローラ300と電気的に接続するリード線210A(コード210)が接続する。これにより、各コイルとLEDが、コントローラ300と電気的に接続して、通電可能な状態となる。
この様なリアホルダ回り止め部242Kは、後述するモータケース250のリア側回り止め受け溝256に嵌ることで、リアホルダ242のケース250に対する回転方向の動きを抑止する。
図3、図4、図6を参照すると、リング螺子260は、インサート筒270、ロータ210、ステータ220、及び、リアホルダ242を、モータケース250に対して固定するものである。
リング螺子260は、リング形状のステンレスの部材の外周部分に、螺子溝261を設けることで形成されている。このように構成することで、リング螺子260をモータケース250の内壁面の螺子溝251に締め付けて螺子固定することができる。
リアナット280は、コード210(リード線)と端子の接続位置を覆い、コード210をモータケース250に固定するものである。
リアナット280はカップ形状を成している。リアナット280のフロント側の外周面には、フロント側の開口端から螺子溝281が形成されている。また、リアナット280のリア側には、コード210を通してリアナット280の外部に導出するコード開口280Aが形成されている。
次に、図10〜図14を参照して、モータ200の組み立てについて説明する。
モータ200の組み立て手順は、まず、インサート筒270とステータ220とロータ210を仮組みをする。そして、この仮組みをした構造体をモータケース250の内部に挿入する。そして、リアホルダ242をモータケース250の内部に挿入した後、リング螺子260をモータケースに250に螺子締めて固定する。その後、コード210をリアホルダ242に接続して、コード210をリアナット280で固定することで、モータ200が組み立てられる。
具体的な組み立て状態と各部の関係は、以下の通りである。
また、各コイル223,224,225のフロント側の一部分は、基部環状凹部271Dに入り込んだ状態となる。尚、各コイル223,224,225とインサート筒270の間には絶縁部材271Hが設けられる。
この状態において、フロントベアリング保持部271Iには、シール部材と予圧バネ243とフロントベアリング214が入り込み保持される。そして、シャフト211は挿通孔273に入り込み、前端部211Bは挿通孔273の内部に位置する。
このように、ロータ210は、フロントベアリング保持部271Iにおいてフロントベアリング214が保持されることで、フロント方向の動きが規制される。
また、基部271の内部において、基部環状凹部271Dに入り込んだ各コイル223,224,225の一部分とフロントベアリング214は、フロントベアリング保持部271Iを形成する内円筒部271Cを挟んで径方向に対向する。
更に、各コイル223,224,225とフロントベアリング214の間には、フロントベアリング214を保持する内円筒部271Cが位置している。これにより、コイルで生じる磁力は、内円筒部271Cで遮蔽されて、フロントベアリング214に届きにくい状態となる。
特に、基部271を一体に備えるインサート筒270は、ステンレスなどの磁性材料により構成されているので、より効果的にフロントベアリング214が受けるコイルからの磁界の影響を低減することができる。
モータケース250の内部へは、上記の構造体はインサート筒270をフロント側にして、モータケース250のリア側の開口から内部に挿入される。インサート筒270は、モータケース250の内部において、インサート保持部252で保持される。
インサート保持部252においてインサー筒270は、基部側段部271Aがケース側段部253に当接した状態となる。つまり、インサート筒270は、ケース側段部253によりフロント方向の動きが規制される(図5の状態)。
そして、接続部272は、モータケース250のフロント側の開口から、モータケース250の外側に突き出た状態となる。インサート筒270に開口する挿通孔273は、ケース250の内部と外部を連通した状態となる。
尚、各コイル223,224,225及びLEDの配線は、リアホルダ242の孔242Dを通りリアホルダ242のリア側に導かれ、基板242H上のターミナル242Iに半田付け等により接続する。ターミナル242Iには、それぞれモータ端子233が設けられている。
リング螺子260は、モータケース250のリア側の開口側から内部に挿入される。そして、リング螺子260は、リングの中心周りに回転させられることで、リング螺子260の螺子溝261がモータケースの内壁面に形成された螺子溝251に螺子結合する。つまり、リング螺子260の螺子溝261がモータケース250の螺子溝251に螺合する。
リング螺子260を更に螺子溝261に螺子締めすることで、リング螺子260のフロント側の面がリアホルダ262のリアホルダ外段部242Eに当接する。この状態でリング螺子260が規定のトルクで螺子締められる(図6参照)。
従って、リング螺子260をモータケース250に螺子締めることで、インサート筒270とステータ220とロータ210とリアホルダ242が、モータケース250に対して固定される。
言い換えると、モータケース250とリング螺子260に、インサート筒270とステータ220とロータ210とリアホルダ262が、挟まれて固定された状態となる。
更に、各コイル223,224,225とリアベアリング215の間には、リアベアリング215を保持する内円筒部242Cが位置している。これにより、コイルで生じる磁力は、内円筒部242Cで遮蔽されて、リアベアリング215に届きにくい状態となる。
特に、円筒部242Cを一体に備えるリアホルダ242は、ステンレスなどの磁性材料により構成されているので、より効果的にリアベアリング215が受けるコイルからの磁界の影響を低減することができる。
リアナット280のコード開口280Aには、あらかじめコード210がコードカバーに取り付けられた状態で通してある。コードカバー201Aは、コード開口280Aからコード201が抜けないようにするためのものである。また、リアナット280は、フロント側の外周面に螺子溝281と、螺子溝281のリア側に隣接したリアナット段部282が形成されている。
リアナット280は、リアナット段部282がモータケース250のリアの開口縁254と接触するまで回されて、モータケース250のリア側の開口を塞ぐように、螺子固定される。
次に、モータ200の動作を制御するコントローラ300について説明する。
図15は、本発明のコントローラ300と、このコントローラ300に接続するモータ200の回路図を示す。
コントローラ300は、インバータ301と制御手段302とロータ位置検出回路303(以下、位置検出回路303)を有する。制御手段3は、記憶手段を有する。モータ200の3相のコイル(コイル(U相)223、コイル(V相)224、コイル(W相)225)は、インバータ301に接続する。
位置検出回路300は、ステータ220のそれぞれコイル223,224,225に対するロータ210のマグネット212の磁極の位置を検出する。位置検出回路300は、位置検出に係る信号を制御手段302に出力する。
直流電源DCは、インバータ301に電圧Vdを供給する。制御手段302は、インバータ301のコントローラであり、ロータ位置検出回路303から出力される信号に基づき、6個のスイッチング素子を循環してオン,オフ制御する。
これにより、コイル223,224,225に流れる電流が変化して、コイルから生じる磁界が変化して、ロータ210が回転する。尚、直流電源DCは、商用電源を直流に変換するコンバータにより供給される。
100 歯科用ハンドピース
101 ヘッド
103 工具
104 伝達機構
104A 軸
105 接続部
200 ブラシレスモータ
201 コード
201A コードカバー
210 ロータ
211 シャフト
211A 中央部
211B 前端部
211C 後端部
211D 嵌合部
211E バランス修正部
211F ベアリング配置部
212 マグネット
212A セグメント
213 カバーホルダ
213A カバー部
213B バランス修正部
214 フロントベアリング
214A フロントベアリングの外輪
214B フロントベアリングの内輪
215 リアベアリング
215A リアベアリングの外輪
215B リアベアリングの内輪
216 フロントカラー
217 リアカラー
218 シール構造部
220 ステータ
221 ステータコア
221A ステータコアのフロント側の端面
221B ステータコアのリア側の端面
222 コイルユニット
223 コイル(U相)
223A 開口
224 コイル(V相)
224A 開口
225 コイル(W相)
225A 開口
226 ボビン
226A 筒部
226B 凸部
226C リアフランジ
226D フロントフランジ
227 注水パイプ
228 チップエアパイプ
229 照明電線
230 媒体経路
231 孔
231A 孔
231B 孔
231C 孔
232 突起
233 モータ端子
233U モータ端子(U相)
233V モータ端子(V相)
233W モータ端子(W相)
234 冷却用エアパイプ
240 インナーケース
242 リアホルダ
242A
242B リアベアリング保持部
242C 円筒部
242D 孔
242E リアホルダ外段部
242F リアホルダ内段部
242G リアホルダ環状凹部
242H 基板
242I ターミナル
242J 凹部
242K リアホルダ回り止め部
243 リアホルダ回り止め部
243 ウェーブワッシャ
250 モータケース
251 リア開口螺子溝
252 インサート保持部
252A 第1の内径
252B 第2の内径
253 ケース側段部
254 モータケースリア開口縁
255 フロント側回り止め受け溝
256 リア側回り止め受け溝
260 リングねじ
261 螺子溝
270 インサート筒
271 基部
271A 基部側段部
271B 開口縁
271C 内円筒部
271D 基部環状凹部
271E 第1の外径部
271F 第2の外径部
271G 基部リア側端面
271H 絶縁部材
271I フロントベアリング保持部
271J 凹部
271K インサート回り止め部
272 接続部
273 挿通孔
274 爪クラッチ
275 光源収容孔
276 係合孔
280 リアナット
280A コード開口
281 螺子溝
282 リアナット段部
300 コントローラ
301 インバータ
302 制御手段
303 ロータ位置検出回路
Claims (4)
- ハンドピースと、前記ハンドピースの駆動源となるモータと、前記モータの駆動制御を行うコントローラを備え、
前記モータは、外殻を構成する円筒形状のモータケースと、前記ハンドピースの接続部を有するインサート筒と、シャフトにマグネットとフロントベアリングとリアベアリングを固定してなるロータと、円筒形のステータコアとコイルユニットを有するステータを備え、
前記インサート筒には、前記フロントベアリングを保持するフロントベアリング保持部が形成され、
前記モータケースの内部において、前記インサート筒が前記接続部がフロント側の開口から外側に突き出た状態で保持され、前記ステータは前記インサート筒のリア側に位置し、前記ロータは前記ステータの内部に位置し、
前記ロータは、前記フロントベアリングが前記フロントベアリング保持部に保持されて、前記ステータの内部に位置し、
前記フロントベアリングの径方向には、前記コイルユニットが位置することを特徴とするブラシレスモータを用いた医療機器。 - 前記フロントベアリング保持部は前記インサート筒に一体に形成された円筒部であり、前記インサート筒は磁性材料により構成されたことを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータを用いた医療機器。
- ハンドピースと、前記ハンドピースの駆動源となるモータと、前記モータの駆動制御を行うコントローラを備え、
前記モータは、外殻を構成する円筒形状のモータケースと、前記ハンドピースの接続部を有するインサート筒と、シャフトにマグネットとフロントベアリングとリアベアリングを固定してなるロータと、円筒形のステータコアとコイルユニットを有するステータと、前記ロータ及び前記ステータを保持するリアホルダを備え、
前記リアホルダには、前記リアべリングを保持するリアベアリング保持部が形成され、
前記モータケースの内部において、前記インサート筒が前記接続部がフロント側の開口から外側に突き出た状態で保持され、前記ステータは前記インサート筒のリア側に位置し、前記ロータは前記ステータの内部に位置し、前記リアホルダは前記ステータのリア側に位置し、
前記ロータは、前記リアベアリングが前記リアベアリング保持部に保持されて、前記ステータの内部に位置し、
前記リアベアリングの径方向には、前記コイルユニットが位置することを特徴とするブラシレスモータを用いた医療機器。 - 前記リアベアリング保持部は前記リアホルダに一体に形成された円筒部であり、前記リアホルダは磁性材料により構成されたことを特徴とする請求項3に記載のブラシレスモータを用いた医療機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018181212A JP6802230B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | ブラシレスモータを用いた医療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018181212A JP6802230B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | ブラシレスモータを用いた医療装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020054112A true JP2020054112A (ja) | 2020-04-02 |
JP6802230B2 JP6802230B2 (ja) | 2020-12-16 |
Family
ID=69994208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018181212A Active JP6802230B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | ブラシレスモータを用いた医療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6802230B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62107812U (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-09 | ||
JPH08130847A (ja) * | 1994-11-01 | 1996-05-21 | Toshiba Corp | モータ |
JP2012005252A (ja) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Asmo Co Ltd | モータ |
JP2012521185A (ja) * | 2009-03-20 | 2012-09-10 | カルテンバッハ ウント ホイクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 医用、さらに特定的には、歯科医療に用いるハンドピース用の電動機装置 |
US20140327333A1 (en) * | 2013-05-01 | 2014-11-06 | Codent Technical Industry Co., Ltd. | Brushless electromagnetic motor |
WO2016017180A1 (ja) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | 株式会社ナカニシ | 電気モータおよび歯科装置 |
-
2018
- 2018-09-27 JP JP2018181212A patent/JP6802230B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62107812U (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-09 | ||
JPH08130847A (ja) * | 1994-11-01 | 1996-05-21 | Toshiba Corp | モータ |
JP2012521185A (ja) * | 2009-03-20 | 2012-09-10 | カルテンバッハ ウント ホイクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 医用、さらに特定的には、歯科医療に用いるハンドピース用の電動機装置 |
JP2012005252A (ja) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Asmo Co Ltd | モータ |
US20140327333A1 (en) * | 2013-05-01 | 2014-11-06 | Codent Technical Industry Co., Ltd. | Brushless electromagnetic motor |
WO2016017180A1 (ja) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | 株式会社ナカニシ | 電気モータおよび歯科装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6802230B2 (ja) | 2020-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3750790B2 (ja) | ブラシレスモータ及びこれを使用した医療用ハンドピース | |
KR100956306B1 (ko) | 전동 칫솔용 상부 적재 내부 조립체 | |
JP6657092B2 (ja) | 電気モータおよび歯科装置 | |
JP6001356B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2019054671A (ja) | モータ、送風装置及び掃除機 | |
JP2009153374A (ja) | ステータ内を通って媒体を誘導する電気モータ | |
CN107666195B (zh) | 电动工具用电机中的绕组的形成方法和电动工具 | |
JP6244466B2 (ja) | 電気モータおよび歯科装置 | |
JP6802230B2 (ja) | ブラシレスモータを用いた医療装置 | |
JP6804500B2 (ja) | ブラシレスモータを用いた医療装置 | |
JP2021035252A (ja) | モータ、及び、このモータを用いた歯科用医療装置 | |
JP6626944B2 (ja) | 電動工具 | |
JP2006161620A (ja) | 電動送風機、及びその組立方法 | |
JP5870886B2 (ja) | 電動工具 | |
JP2005090571A (ja) | 電動弁 | |
JP7357215B2 (ja) | モータ、電動工具用モータ及び電動工具 | |
JP5120600B2 (ja) | 電動工具 | |
JP7336662B2 (ja) | モータ、電動工具用モータ及び電動工具 | |
JP2007189870A (ja) | モータ | |
JP2020162386A (ja) | ブラシレスモータ及び検出装置 | |
WO2021199588A1 (ja) | ブラシレスdcモータ | |
JP7253746B2 (ja) | ブラシレスモータ及び電動工具 | |
CN208461639U (zh) | 电机及具有其的洗碗机 | |
JP4689985B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
JP2022131729A (ja) | モータ及び電動工具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190906 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200805 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200817 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20201002 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201125 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201126 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6802230 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |