JP2020162386A - ブラシレスモータ及び検出装置 - Google Patents

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JP2020162386A JP2019062310A JP2019062310A JP2020162386A JP 2020162386 A JP2020162386 A JP 2020162386A JP 2019062310 A JP2019062310 A JP 2019062310A JP 2019062310 A JP2019062310 A JP 2019062310A JP 2020162386 A JP2020162386 A JP 2020162386A
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岳広 苅谷
Takehiro Kariya
岳広 苅谷
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Abstract

【課題】センサマグネットがヨークから外れてしまうことを抑制することができるブラシレスモータ等を提供する。【解決手段】固定子側に設けられた磁気センサ51と、外周面にメインマグネットが固定された回転軸と、回転軸の先端部の外周面に装着されたヨーク70と、磁気センサ51に相対するように設けられたセンサマグネット61と、ヨーク70に装着され、ヨーク70とともに、センサマグネット61を挟み込む挟み込み部材80と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ブラシレスモータ及び検出装置に関する。
例えば、特許文献1に記載されたモータは、以下のように構成されている。すなわち、ロータは、スピンドル本体の主シャフトの後面にロータ取付シャフトを後方へ突設し、このロータ取付シャフトの外側には円筒状の外部ヨークを固着し、この外部ヨークの内側には主永久磁石を固着し、且つ外部ヨーク及び主永久磁石の後側には当該ロータ位置検出用のセンサー用永久磁石を固着して、機械的に一体化されるように形成されている。
特開平7−143717号公報
センサマグネットとヨークとを接着剤にて接着することも考えられる。しかしながら、センサマグネットが取り付けられた回転軸が高速回転すると、センサマグネットに生じる遠心力により、接着剤の強度が耐えられず、センサマグネットがヨークから外れてしまうおそれがある。
本発明は、センサマグネットがヨークから外れてしまうことを抑制することができるブラシレスモータ等を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。以下の説明では、本発明の理解を容易にするために実施の形態中の構成要素の符号等を括弧書きで付記するが、それによって本発明が実施の形態に記載した内容に限定されるものではない。
上記目的のもと完成させた本発明は、固定子(20)側に設けられた磁気センサ(51)と、外周面にメインマグネット(12)が固定された回転軸(11)と、前記回転軸(11)の先端部の外周面に装着されたヨーク(70)と、前記磁気センサ(51)に相対するように設けられたセンサマグネット(61)と、前記ヨーク(70)に装着され、当該ヨーク(70)とともに、前記センサマグネット(61)を挟み込む挟み込み部材(80)と、を備えるブラシレスモータ(1)である。
ここで、前記挟み込み部材(80)は、前記ヨーク(70)に対して締め付けられていても良い。
また、前記ヨーク(70)は、外周面に雄ねじ(711)が形成された円筒状の円筒状部(71)を有し、前記挟み込み部材(80)は、内周面に、前記雄ねじ(711)に締め付けられる雌ねじ(811)が形成された円筒状の円筒状部(81)を有しても良い。
また、他の観点から捉えると、本発明は、回転軸(11)の中央部及びメインマグネット(12)を収容するハウジング(30)に装着された磁気センサ(51)と、前記ハウジング(30)から突出した前記回転軸(11)の先端部に装着されたヨーク(70)と、前記磁気センサ(51)に相対するように設けられたセンサマグネット(61)と、前記ヨーク(70)に装着され、当該ヨーク(70)とともに、前記センサマグネット(61)を挟み込む挟み込み部材(80)と、を備える検出装置(50)である。
ここで、前記挟み込み部材(80)は、前記ヨーク(70)に対して締め付けられていても良い。
また、前記ヨーク(70)は、外周面に雄ねじ(711)が形成された円筒状の円筒状部(71)を有し、前記挟み込み部材(80)は、内周面に、前記雄ねじ(711)に締め付けられる雌ねじ(811)が形成された円筒状の円筒状部(81)を有しても良い。
また、前記挟み込み部材(80)が前記ヨーク(70)に締め付けられて当該ヨーク(70)とともに前記センサマグネット(61)を挟み込んだ状態で、当該ヨーク(70)は、前記回転軸(11)に対して回転可能であっても良い。
本発明によれば、センサマグネットがヨークから外れてしまうことを抑制することができるブラシレスモータ等を提供することができる。
本実施の形態に係るブラシレスモータの断面図である。 本実施の形態に係る検出装置を構成する部品の斜視図の一例である。 (a)は、マグネットワイヤを巻枠に巻き付けている様子を示す斜視図の一例である。(b)は、偏平化コイルの概略構成を例示する図である。 (a)は、円筒化コイルの概略構成を例示する図である。(b)、(c)は、固定子を完成するまでの作業の概略を例示する図である。 (a)は、コアレスコイルの配線図の一例である。(b)は、コアレスコイルの概略構成の一例である。 コアレスコイルの断面を例示する図である。 回転軸に対するマグネットユニットの位置を決定する際に用いる位置決め装置の概略構成の一例を示す図である。 U−uコイル、V−vコイル、W−wコイルと、第1センサ、第2センサ、第3センサとの、回転角度位置の関係の一例を示す図である。 マグネットユニットの回転角度と磁気センサからの出力信号との関係を示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るブラシレスモータ1の断面図である。
図2は、本実施の形態に係る検出装置50を構成する部品の斜視図の一例である。
本実施の形態に係るブラシレスモータ1は、回転子10と、固定子20と、固定子20を収容するハウジング30とを備えている。
回転子10は、回転軸11と、回転軸11に装着されたメインマグネット12とを有している。以下では、回転軸11の軸方向を、単に「軸方向」と称する場合もある。また、軸方向において、図1の左側を「一方側」、図1の右側を「他方側」と称する場合もある。
回転軸11は、例えば中実円柱状の部材である。メインマグネット12は、2極に着磁された円筒状の磁石であることを例示することができる。
固定子20は、コアレスコイル21と、コアレスコイル21を保持する円筒状のスタック22と、スタック22における他方側の端面に設けられた中継基板23と、中継基板23に接続されたリード線24とを有している。固定子20については、後で詳述する。
ハウジング30は、回転軸11の軸方向の両端部が開口した円筒状のケース31と、ケース31における一方側の開口を覆う一方側プレート32と、ケース31における他方側の開口を覆う他方側プレート33とを有している。また、ハウジング30は、一方側プレート32に保持されて、回転軸11の一方の端部側を回転可能に支持する一方側軸受34と、回転軸11の他方の端部側を回転可能に支持する他方側軸受35とを備えている。
一方側プレート32、他方側プレート33は、それぞれ、内側に、一方側軸受34、他方側軸受35を保持するとともに、ケース31の内部に嵌め込まれた、略円筒状の部材である。一方側軸受34及び他方側軸受35は、ボールベアリングであることを例示することができる。
また、ブラシレスモータ1は、他方側軸受35よりも他方側に設けられて、回転子10の回転角度を検出する検出装置50と、検出装置50を覆うカバー90とを備えている。
検出装置50については、後で詳述する。
カバー90は、有底円筒状の部材であり、円筒状の円筒状部91と、円筒状部91における他方側の開口部を覆う円板状の円板状部92とを有している。
円筒状部91の内周面に、他方側プレート33の外周面が嵌め込まれている。また、円筒状部91には、内外を連通する連通孔911が形成されている。連通孔911には、グロメット912が嵌め込まれており、グロメット912に形成された孔を介して、リード線24がカバー90の外へ出ている。
(検出装置50の構成)
検出装置50は、磁気センサ51と、磁気センサ51が実装されたセンサ基板52と、磁気センサ51に相対するように設けられたセンサマグネット61を有するマグネットユニット60とを有している。
磁気センサ51は、磁界の作用により電気的特性(抵抗)が変化するホール素子を有するホールICであることを例示することができる。磁気センサ51は、第1センサ511、第2センサ512、第3センサ513の3つを有している。第1センサ511、第2センサ512、第3センサ513は、軸方向の他方側から見た場合に、回転軸11の軸心回りに反時計回転方向に、順に、120度間隔で配置されるようにセンサ基板52に実装されている。磁気センサ51からの出力信号は、カバー90に嵌め込まれたグロメット912の孔を介してカバー90の外へ出された信号線514にて伝送される。
センサ基板52は、ハウジング30の他方側プレート33における他方側の面に、例えば、ビスなどにて固定されている。センサ基板52は、コアレスコイル21に対する、第1センサ511、第2センサ512及び第3センサ513の配置位置が後述する位置となるように固定されている。なお、センサ基板52は、他方側プレート33に接着されていても良い。
マグネットユニット60は、センサマグネット61と、ハウジング30から突出した回転軸11における他方側の端部に装着されたヨーク70と、ヨーク70に装着され、ヨーク70とともに、センサマグネット61を挟み込む挟み込み部材80とを有している。
ヨーク70は、円筒状のヨーク側円筒状部71と、ヨーク側円筒状部71における他方側の端部から外側に向かう円板状のヨーク側円板状部72とを有している。
ヨーク側円筒状部71の外周面には、雄ねじ711が形成されている。また、ヨーク側円筒状部71の内周面には、内周面から凹んだ溝712(図1参照)が全周に亘って形成されている。
ヨーク側円板状部72は、ヨーク側円筒状部71の周囲に、ヨーク側円板状部72における一方側の面から一方側に円筒状に突出した突出部721を有している。
挟み込み部材80は、円筒状の挟み込み側円筒状部81と、挟み込み側円筒状部81における他方側の端部から外側に向かう円板状の挟み込み側円板状部82とを有している。
挟み込み側円筒状部81の内周面には、ヨーク70に形成された雄ねじ711に締め付けられる雌ねじ811が形成されている。
挟み込み側円板状部82には、周方向に等間隔に複数(図2に示した例では2つ)の貫通孔821が形成されている。
センサマグネット61は、2極に着磁されたリング状の磁石であることを例示することができる。センサマグネット61の内径は、ヨーク70の突出部721の外径以上であり、センサマグネット61の外径は、ヨーク70のヨーク側円板状部72の外径以下である。センサマグネット61における軸方向の大きさ、言い換えれば、センサマグネット61の厚さは、ヨーク70の突出部721における軸方向の大きさ以上である。
以上のように構成されたマグネットユニット60においては、ヨーク70の突出部721の周囲にセンサマグネット61を配置した状態で、ヨーク70に形成された雄ねじ711に、挟み込み部材80に形成された雌ねじ811が締め付けられている。挟み込み部材80における他方側の面が、センサマグネット61における一方側の面に突き当たるまで、ヨーク70に形成された雄ねじ711に、挟み込み部材80に形成された雌ねじ811が締め付けられている。これにより、センサマグネット61は、ヨーク70のヨーク側円板状部72と、挟み込み部材80の挟み込み側円板状部82との間に挟み込まれ、軸方向の移動が抑制される。また、センサマグネット61は、内周面がヨーク70の突出部721の外周面と接触することにより、半径方向の移動が抑制される。
なお、マグネットユニット60を組み付ける際に、ヨーク70に形成された雄ねじ711と、挟み込み部材80に形成された雌ねじ811との間に接着剤を塗布しても良い。これにより、挟み込み部材80がヨーク70から脱落し難くなる。また、センサマグネット61における他方側の面と、ヨーク70のヨーク側円板状部72における一方側の面との間に接着剤を塗布しても良い。これにより、センサマグネット61がヨーク70から脱落し難くなる。また、センサマグネット61における一方側の面と、挟み込み部材80の挟み込み側円板状部82における他方側の面との間に接着剤を塗布しても良い。これにより、挟み込み部材80がヨーク70及びセンサマグネット61から脱落し難くなる。
また、挟み込み部材80には、複数の貫通孔821が形成されているので、ヨーク70に形成された雄ねじ711に、挟み込み部材80に形成された雌ねじ811を締め付ける際には、挟み込み部材80を回転させるための治具を複数の貫通孔821に差し込んで回すことが可能である。これにより、ヨーク70に、挟み込み部材80を締め付け易くなっている。
マグネットユニット60は、回転軸11における他方側の端部に装着されている。
ここで、回転軸11における他方側の端部には、外周面から凹んだ溝111(図1参照)が全周に亘って形成されている。溝111には、サークリップ112(図1参照)が嵌め込まれている。サークリップ112は、例えば、周方向の一部に切り欠きが形成されたドーナツ状であることを例示することができる。
マグネットユニット60は、ヨーク70のヨーク側円筒状部71における一方側の端部側から、回転軸11における他方側の端部に嵌め込まれている。そして、ヨーク70に形成された溝712に、回転軸11の溝111に嵌め込まれたサークリップ112が嵌り込むまで、差し込まれている。ヨーク70に形成された溝712にサークリップ112が嵌り込むことにより、マグネットユニット60は、軸方向の移動が抑制される。ただし、この状態では、マグネットユニット60は、回転軸11に対して回転可能である。
マグネットユニット60が回転軸11に対して回転可能である状態で、固定された回転軸11に対してマグネットユニット60を回転させることにより、磁気センサ51に対する、マグネットユニット60のセンサマグネット61の回転方向の位置が予め定められた位置となるように位置決めされる。この位置決めを行う方法については後で詳述する。
回転軸11に対するセンサマグネット61の位置が決められた後、例えば、その位置で、回転軸11の外周面と、マグネットユニット60の、例えば、ヨーク70のヨーク側円板状部72における他方側の端面との間に、マーキングを施す。
その後、回転軸11からマグネットユニット60を取り外し、マグネットユニット60のヨーク70のヨーク側円筒状部71の内周面に接着剤を塗布する。そして、再度、ヨーク70の溝712に、回転軸11に嵌め込まれたサークリップ112が嵌り込むまで、ヨーク70のヨーク側円筒状部71の内部に、回転軸11を挿入する。また、回転軸11とマグネットユニット60とに施されたマーキングが合うまで、回転軸11に対して、マグネットユニット60を回転させて、回転軸11とマグネットユニット60との位置決めを行う。これにより、マグネットユニット60が回転軸11に固定される。
以上のように構成されたマグネットユニット60は、回転軸11とともに回転する。そして、センサマグネット61は、ヨーク70と、このヨーク70に装着される挟み込み部材80とで挟み込まれている。これにより、センサマグネット61が回転軸11とともに回転して、センサマグネット61に遠心力が生じたとしても、センサマグネット61がヨーク70から外れてしまい、センサマグネット61が回転軸11とともに回転しなくなることが抑制される。たとえ、センサマグネット61における他方側の面とヨーク70のヨーク側円板状部72における一方側の面との間に塗布された接着剤の強度がセンサマグネット61に生じる遠心力に耐えられずに、接着剤が外れたとしても、センサマグネット61が回転軸11とともに回転しなくなることが抑制される。
また、上述したマグネットユニット60においては、ヨーク70に形成された雄ねじ711に、挟み込み部材80に形成された雌ねじ811が締め付けられているので、挟み込み部材80がヨーク70から外れることが抑制される。それゆえ、挟み込み部材80がヨーク70から外れることに起因して、センサマグネット61がヨーク70から外れてしまい、センサマグネット61が回転軸11とともに回転しなくなることが抑制される。
(固定子20について)
先ず、固定子20を製造する手法について説明する。
(巻き付け作業)
図3(a)は、マグネットワイヤ410を巻枠400に巻き付けている様子を示す斜視図の一例である。
最初に、マグネットワイヤ(以下、「ワイヤ」と称する場合がある。)410を、六角柱状の巻枠400に巻き付ける。その際、使用するワイヤ410が巻かれたボビンを3個用意する。
先ず、巻枠400を一方の回転方向に予め定められた所定回転数だけ回転させて、3個のボビンの内の一のボビンである第1ボビン(不図示)に巻かれているワイヤ411を巻枠400に巻き付ける。これにより、第1ボビンに巻かれていたワイヤ411を用いて、一方の回転方向に所定巻数分巻かれた第1コイル211が形成される。以下、第1ボビンに巻かれていたワイヤ411の巻き始め端部を第1端部211sと称する場合がある。
次に、第1ボビンに巻かれていたワイヤ411であって、第1コイル211を巻き終えた後のワイヤ411、言い換えれば、第1コイル211と第1ボビンとの間にあるワイヤ411と、3個のボビンの内の他のボビンである第2ボビン(不図示)に巻かれていたワイヤ412の先端部とを絡ませる。そして、巻枠400を他方の回転方向に所定回転数だけ回転させて、第2ボビンに巻かれているワイヤ412を巻枠400に巻き付ける。これにより、第2ボビンに巻かれていたワイヤ412を用いて、他方の回転方向に所定巻数分巻かれた第2コイル212が形成される。以下、第2ボビンに巻かれていたワイヤ412の巻き始め端部を第2端部212sと称する場合がある。
次に、第2ボビンに巻かれていたワイヤ412であって、第2コイル212を巻き終えた後のワイヤ412、言い換えれば、第2コイル212と第2ボビンとの間にあるワイヤ412と、3個のボビンの内の残りのボビンである第3ボビン(不図示)に巻かれていたワイヤ413の先端部とを絡ませる。そして、巻枠400を一方の回転方向に所定回転数だけ回転させて、第3ボビンに巻かれているワイヤ413を巻枠400に巻き付ける。これにより、第3ボビンに巻かれていたワイヤ413を用いて、一方の回転方向に所定巻数分巻かれた第3コイル213が形成される。以下、第3ボビンに巻かれていたワイヤ413の巻き始め端部を第3端部213sと称する場合がある。
次に、第3ボビンに巻かれていたワイヤ413であって、第3コイル213を巻き終えた後のワイヤ413、言い換えれば、第3コイル213と第3ボビンとの間にあるワイヤ413と、第1ボビンに巻かれていたワイヤ411であって、第1コイル211を巻き終えた後のワイヤ411とを絡ませる。そして、巻枠400を他方の回転方向に所定回転数だけ回転させて、第1ボビンに巻かれているワイヤ411を巻枠400に巻き付ける。これにより、第1ボビンに巻かれていたワイヤ411を用いて、他方の回転方向に所定巻数分巻かれた第4コイル214が形成される。その後、第1ボビンに巻かれていたワイヤ411を、第4コイル214と第1ボビンとの間にて切断する。この切断部位が、第4コイル214の巻き終わり端部となる。以下、第4コイル214の巻き終わり端部を第4端部214eと称する場合がある。
次に、第4コイル214と第4コイル214の巻き終わり端部との間にあるワイヤ411と、第2ボビンに巻かれていたワイヤ412であって、第2コイル212を巻き終えた後のワイヤ412とを絡ませる。そして、巻枠400を一方の回転方向に所定回転数だけ回転させて、第2ボビンに巻かれているワイヤ412を巻枠400に巻き付ける。これにより、第2ボビンに巻かれていたワイヤ412を用いて、一方の回転方向に所定巻数分巻かれた第5コイル215が形成される。その後、第2ボビンに巻かれていたワイヤ412を、第5コイル215と第2ボビンとの間にて切断する。この切断部位が、第5コイル215の巻き終わり端部となる。以下、第5コイル215の巻き終わり端部を第5端部215eと称する場合がある。
次に、第5コイル215と第5コイル215の巻き終わり端部との間にあるワイヤ412と、第3ボビンに巻かれていたワイヤ413であって、第3コイル213を巻き終えた後のワイヤ413とを絡ませる。そして、巻枠400を他方の回転方向に所定回転数だけ回転させて、第3ボビンに巻かれているワイヤ413を巻枠400に巻き付ける。これにより、第3ボビンに巻かれていたワイヤ413を用いて、他方の回転方向に所定巻数分巻かれた第6コイル216が形成される。その後、第3ボビンに巻かれていたワイヤ413を、第6コイル216と第3ボビンとの間にて切断する。この切断部位が、第6コイル216の巻き終わり端部となる。以下、第6コイル216の巻き終わり端部を第6端部216eと称する場合がある。
(偏平化コイル生成作業)
図3(b)は、偏平化コイル217の概略構成を例示する図である。
第1コイル211〜第6コイル216を巻枠400に巻き付けた状態で、これら第1コイル211〜第6コイル216にテープ401を貼って仮固定する。その状態で、第1コイル211〜第6コイル216を巻枠400から抜き取る。そして、巻枠400から抜き取った筒状の第1コイル211〜第6コイル216を斜めに倒して、偏平化コイル217を生成する。
(円筒化コイル生成作業)
図4(a)は、円筒化コイル218の概略構成を例示する図である。
偏平化コイル217を、円筒状又は円柱状の治具に巻き付けて、円筒状の円筒化コイル218を生成する。
なお、上述した巻き付け作業終了後、円筒化コイル生成作業終了までのいずれかのタイミングで、第2コイル212と第5コイル215との間のワイヤを切断する。以下、第2コイル212の巻き終わり端部を第7端部212eと称する場合がある。また、第5コイル215の巻き始め端部を第8端部215sと称する場合がある。
(固定子生成作業)
図4(b)、図4(c)は、固定子20を完成するまでの作業の概略を例示する図である。
円筒状のスタック22の内周面に、円筒化コイル218を接着する。また、円筒状のスタック22における他方側の端面に、中継基板23を接着する。
その後、中継基板23上に、円筒化コイル218に形成された端部である、第1端部211s、第2端部212s、第3端部213s、第4端部214e、第5端部215e、第6端部216e、第7端部212e及び第8端部215sを配線して半田付けを行う。その後、中継基板23にリード線24の半田付けを行う。
(コアレスコイル21の配線図について)
図5(a)は、コアレスコイル21の配線図の一例である。図5(b)は、コアレスコイル21の概略構成の一例である。
中継基板23上に、円筒化コイル218に形成された端部を配線するにあたって、第1端部211sと、第3端部213sと、第8端部215sとを結線して、中性点端子219とする。また、第2端部212sと第5端部215eとを結線する。また、第4端部214e、第6端部216e及び第7端部212eを相端子とする。
これにより、コアレスコイル21は、図5(a)に示すように、第1コイル211と第4コイル214、第2コイル212と第5コイル215、第3コイル213と第6コイル216を、それぞれ直列に接続した三相スター結線コイルとなる。なお、以下では、第1コイル211と第4コイル214とから構成される相をV相、第2コイル212と第5コイル215とから構成される相をW相、第3コイル213と第6コイル216とから構成される相をU相と称する場合がある。第4端部214eがV相端子、第6端部216eがU相端子、第7端部212eがW相端子となる。
ただし、第1コイル211と第4コイル214とから構成される相をW相、第2コイル212と第5コイル215とから構成される相をU相、第3コイル213と第6コイル216とから構成される相をV相としても良い。また、第1コイル211と第4コイル214とから構成される相をU相、第2コイル212と第5コイル215とから構成される相をV相、第3コイル213と第6コイル216とから構成される相をW相としても良い。
図6は、コアレスコイル21の断面を例示する図である。図6は、コアレスコイル21における軸方向の中央部の断面を示している。
図6に示すように、コアレスコイル21における軸方向の中央部では、第1コイル211と第4コイル214とが積層状態となりV相を、第2コイル212と第5コイル215とが積層状態となりW相を、第3コイル213と第6コイル216とが積層状態となりU相をそれぞれ形成する。以下では、第1コイル211及び第4コイル214をV−vコイル21V、第2コイル212及び第5コイル215をW−wコイル21W、第3コイル213及び第6コイル216をU−uコイル21Uと称する場合がある。
(マグネットユニット60の位置決めについて)
図7は、回転軸11に対するマグネットユニット60の位置を決定する際に用いる位置決め装置500の概略構成の一例を示す図である。
位置決め装置500は、U相端子に接続されたリード線と、V相端子に接続されたリード線とに接続され、100Vの交流の電力源を入力として、これを整流し、コアレスコイル21に、U相からV相に一定の電流を流す安定化電源510を有している。
また、位置決め装置500は、安定化電源510が一定の電流を流した場合に、回転軸11を固定するロック治具520を有している。
また、位置決め装置500は、磁気センサ51からの出力信号に応じて点灯する3つのLEDである、第1LED531、第2LED532、第3LED533を有する位置検出治具530を備えている。位置検出治具530は、第1LED531、第2LED532及び第3LED533の、点灯及び消灯を制御する駆動回路535を有している。
駆動回路535には、第1センサ511、第2センサ512、第3センサ513それぞれからの出力信号が入力される。そして、駆動回路535は、これら磁気センサ51からの出力信号に基づいて点灯及び消灯を制御する。
また、位置決め装置500は、100Vの交流電源を直流電源に変換するスイッチング電源540を有している。
ここで、U−uコイル21U、V−vコイル21V、W−wコイル21Wと、第1センサ511、第2センサ512、第3センサ513との位置関係について説明する。
図8は、U−uコイル21U、V−vコイル21V、W−wコイル21Wと、第1センサ511、第2センサ512、第3センサ513との、回転角度位置の関係の一例を示す図である。
以下では、U−uコイル21Uを構成するコイルの内、U相端子側のコイルをUコイル21UU、回転軸11の軸心に対して、Uコイル21UUと対称な位置にあるコイルをuコイル21Uuと称する場合がある。また、V−vコイル21Vを構成するコイルの内、V相端子側のコイルをVコイル21VV、回転軸11の軸心に対して、Vコイル21VVと対称な位置にあるコイルをvコイル21Vvと称する場合がある。また、W−wコイル21Wを構成するコイルの内、W相端子側のコイルをWコイル21WW、回転軸11の軸心に対して、Wコイル21WWと対称な位置にあるコイルをwコイル21Wwと称する場合がある。
図8に示すように、Uコイル21UU、wコイル21Ww、Vコイル21VV、uコイル21Uu、Wコイル21WW、vコイル21Vvが、反時計回転方向に順に並んでいる。そして、Uコイル21UUとwコイル21Wwとの間の回転角度位置に第1センサ511が配置され、Vコイル21VVとuコイル21Uuとの間の回転角度位置に第2センサ512が配置され、Wコイル21WWとvコイル21Vvとの間の回転角度位置に第3センサ513が配置されている。
そして、安定化電源510がU相からV相に一定の電流を流すと、Uコイル21UUには、図8に示すように、紙面に直交する方向に、手前から奥へ電流が流れ、uコイル21Uuには、奥から手前へ電流が流れる。また、vコイル21Vvには、図8に示すように、紙面に直交する方向に、手前から奥へ電流が流れ、Vコイル21VVには、奥から手前へ電流が流れる。これらUコイル21U、Vコイル21Vに流れる電流に応じて発生する磁界により、回転子10が図8に示す回転角度にて停止する。つまり、回転子10は、メインマグネット12のN極がwコイル21Wwと対向する位置に、S極がWコイル21WWと対向する位置に停止する。言い換えれば、回転子10は、メインマグネット12のN極とS極との境界面上に、第2センサ512が位置するように停止する。
図9は、マグネットユニット60の回転角度と磁気センサ51からの出力信号との関係を示す図である。
図9には、U相からV相に一定の電流を流して回転子10を固定した状態で、回転軸11周りに、マグネットユニット60を図8の反時計回転方向に回転させた場合の、第1センサ511、第2センサ512、第3センサ513からの出力信号を示している。第1センサ511、第2センサ512、第3センサ513は、センサマグネット61のN極が近付いたら出力信号がHighに変化し、S極が近付いたら出力信号がLowに変化する。そして、第1センサ511の出力信号がLowからHighに変化する回転角度を0度とすると、0度〜180度で第1センサ511の出力信号がHighとなり、120度〜300度で第2センサ512の出力信号がHighとなる。また、回転角度が240度〜420度、言い換えれば、0度〜60度及び240度〜360度で第3センサ513の出力信号がHighとなる。
位置検出治具530の第1LED531は、第3センサ513の出力信号がHighからLowに切り替わったときに点灯開始し、第1センサ511の出力信号がHighからLowに切り替わったときに消灯するように構成されている。つまり、駆動回路535は、第3センサ513の出力信号の立ち下がりのエッジのタイミングにて第1LED531を点灯開始させ、第1センサ511の出力信号の立ち下がりのエッジのタイミングにて第1LED531を消灯させる。
また、第2LED532は、第2センサ512の出力信号がLowからHighに切り替わったときに点灯開始し、第1センサ511の出力信号がHighからLowに切り替わったときに消灯するように構成されている。つまり、駆動回路535は、第2センサ512の出力信号の立ち上がりのエッジのタイミングにて第2LED532を点灯開始させ、第1センサ511の出力信号の立ち下がりのエッジのタイミングにて第2LED532を消灯させる。
また、第3LED533は、第2センサ512の出力信号がLowからHighに切り替わったときに点灯するように構成されている。つまり、駆動回路535は、第2センサ512の出力信号の立ち上がりのエッジのタイミングにて第3LED533を点灯させる。言い換えれば、駆動回路535は、第1センサ511の出力信号がHighであって、第3センサ513の出力信号がLowである場合に、第2センサ512の出力信号がLowからHighに切り替わったときに第3LED533を一瞬点灯させる。
上述したように、コアレスコイル21のU相からV相に一定の電流を流して回転子10を固定した状態では、回転子10のメインマグネット12のN極とS極との境界面上に第2センサ512が位置する。そのため、第3LED533が点灯開始したとき、言い換えれば、第2センサ512の出力信号がLowからHighに切り替わったときに、マグネットユニット60のセンサマグネット61のN極とS極との境界面上に第2センサ512が位置する。つまり、第3LED533が点灯開始したときに、メインマグネット12のN極及びS極の位置と、センサマグネット61のN極及びS極の位置とが一致する。
それゆえ、回転軸11に対するマグネットユニット60の位置を決定する作業を行う作業者は、コアレスコイル21のU相からV相に一定の電流を流した状態で、固定された回転軸11における他方側の端部にマグネットユニット60を嵌め込み、反時計回転方向に回転させる。そして、作業者は、第3LED533が消灯状態から点灯したときに、マグネットユニット60を停止させることで、回転軸11に対するマグネットユニット60の位置を適切な位置に決定することが可能となる。このように、第3LED533は、マグネットユニット60の回転を停止させる停止用照明器の一例である。なお、第3LED533は、赤色に点灯することを例示することができる。
位置決めを行う作業者は、例えば、第3LED533が点灯した位置で、回転軸11とマグネットユニット60との間にマーキングを施すと良い。そして、その後、回転軸11にマグネットユニット60を固定する作業者は、固定する際に、回転軸11とマグネットユニット60との間に施されたマーキングを目印にして、回転軸11とマグネットユニット60との位置を定めることが可能となる。このようにして、マグネットユニット60を回転軸11に対して適切な位置に位置決めすることができる。
また、上述した位置検出治具530においては、マグネットユニット60の回転角度が、0度〜60度、180度〜360度の範囲にあるときには、第1LED531、第2LED532及び第3LED533のいずれも点灯しない。そして、コアレスコイル21のU相からV相に一定の電流を流した状態で、固定された回転軸11にマグネットユニット60を嵌め込んだときに、第1LED531、第2LED532及び第3LED533のいずれも点灯していない状態から、マグネットユニット60を反時計回転方向に回転させると、先ず、第1LED531が点灯開始する。さらに、マグネットユニット60を反時計回転方向に回転させると、第1LED531が点灯している状態で、第2LED532及び第3LED533が点灯開始する。それゆえ、第1LED531、第2LED532及び第3LED533全てが点灯状態となったときにマグネットユニット60の位置が適切な位置となる。ゆえに、作業者は、マグネットユニット60を反時計回転方向に回転させているときに、第1LED531、第2LED532及び第3LED533のいずれも点灯しない状態から第1LED531が点灯開始したときに、もうすぐ第3LED533が点灯し始めることを認識することが可能となる。ゆえに、マグネットユニット60の回転を停止させる準備をすることが可能となる。このように、第1LED531は、第3LED533が点灯するタイミングよりも先に点灯開始する先行照明器の一例である。なお、第1LED531は、緑色に点灯することを例示することができる。
また、第3LED533が点灯するタイミングに合わせて、第2LED532をも点灯開始させることにより、第1LED531、第2LED532及び第3LED533全てが点灯状態となるので、作業者は、マグネットユニット60が適切な位置となったことを、自信を持って認識することができる。このように、第2LED532は、第3LED533が点灯開始するタイミングと同じタイミングで点灯開始する同時照明器の一例である。なお、第2LED532は、緑色に点灯することを例示することができる。
また、コアレスコイル21のU相からV相に一定の電流を流した状態で、固定された回転軸11にマグネットユニット60を嵌め込んだときに、第1LED531、第2LED532及び第3LED533のいずれも点灯していない状態から、マグネットユニット60を、適切な回転方向とは反対方向に回転させた場合には、第1LED531及び第2LED532が同じタイミングで点灯開始するので、作業者に、適切な回転方向とは反対方向に回転させていることを容易に認識させることができる。
また、コアレスコイル21のU相からV相に一定の電流を流した状態で、固定された回転軸11にマグネットユニット60を嵌め込んだときに、第1LED531及び第2LED532がともに点灯している状態から、マグネットユニット60を、適切な回転方向とは反対方向に回転させた場合には、第2LED532が消灯する。それゆえ、作業者に、適切な回転方向とは反対方向に回転させていることを容易に認識させることができる。
また、コアレスコイル21のU相からV相に一定の電流を流した状態で、固定された回転軸11にマグネットユニット60を嵌め込んだときに、第1LED531のみが点灯している状態から、マグネットユニット60を、適切な回転方向とは反対方向に回転させた場合には、第1LED531が消灯する。それゆえ、作業者に、適切な回転方向とは反対方向に回転させていることを容易に認識させることができる。
なお、第1センサ511の出力信号がHighであって、第3センサ513の出力信号がLowである場合に、第2センサ512の出力信号がLowからHighに切り替わったときに第3LED533を点灯させる期間は、位置決めを行う作業者が、第1LED531、第2LED532及び第3LED533全てが点灯状態となったことを認識するのに十分な期間であることが望ましい。一方で、第3LED533を点灯させる期間が長くなると、その期間内に回転軸11に対してマグネットユニット60が回転させられ、マグネットユニット60の位置が適切な位置からずれてしまうおそれがある。以上の事項に鑑み、第3LED533を点灯させる期間は、例えば2秒間であることを例示することができる。あるいは、第3LED533を点灯させる期間は、マグネットユニット60の位置決めを行う作業者が、マグネットユニット60を回転軸11に対して予め定められた回転速度で回転させた場合に、第2センサ512の出力信号の立ち上がりのエッジから予め定められた所定回転角度(例えば、20度)だけ回転させるのに要する期間であることを例示することができる。
以上説明した位置決め装置500を用いることにより、作業者は、マグネットユニット60を回転軸11に対して精度高く位置決めすることが可能となる。
また、検出装置50を、磁気センサ51をハウジング30に装着した状態で、マグネットユニット60を回転軸11に対して回転させることで、回転軸11に対するマグネットユニット60の位置を適切な位置に合わせることができる構成としたことで、位置調整を行う作業時間を削減することができる。
例えば、先に回転軸11にマグネットユニット60を固定した状態で、センサ基板52をハウジング30に取り付ける位置を決めるために、センサ基板52の位置を少しずつ変化させながら回転子10を回転させて、無負荷電流値が最小かつ正逆回転で同じ電流値となるようセンサ基板52の位置を調整する方法と比較する。この方法では、センサ基板52の位置を変えて、その位置での電流値を測定しなければならない。
これに対して、本実施の形態に係る位置決め方法においては、回転子10を回転させて電流値を測定する必要がないため、簡単かつ短時間で位置決めを行うことが可能となる。また、本実施の形態に係る位置決め方法においては、回転子10を回転させる必要がないため、回転子10を回転させて電流値を測定する方法と比較して安全に位置決めを行うことが可能となる。
なお、第1LED531及び第2LED532を設けずに、第3LED533のみを設け、固定された回転軸11に対してマグネットユニット60を回転させて、第3LED533が点灯したときに、マグネットユニット60を停止させるようにしても良い。
あるいは、第2LED532を設けずに、第1LED531と第3LED533とを設け、固定された回転軸11に対してマグネットユニット60を回転させて、第1LED531及び第3LED533が点灯したときに、マグネットユニット60を停止させるようにしても良い。
また、第1LED531は、第3センサ513の出力信号がHighからLowに切り替わったときに点灯開始しているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、第1LED531は、第1センサ511の出力信号がLowからHighに切り替わったときに点灯開始しても良い。つまり、駆動回路535は、第1センサ511の出力信号の立ち上がりのエッジのタイミングにて第1LED531を点灯開始させ、第1センサ511の出力信号の立ち下がりのエッジのタイミングにて第1LED531を消灯させても良い。
また、上述した位置検出治具530においては、第3LED533を点灯させて、作業者に、視覚的に報知する態様であるが、特にかかる態様に限定されない。例えば、第3LED533を点灯させる代わりに、音を発生するなど、聴覚的に、作業者に報知しても良い。
また、上述した位置決め装置500は、マグネットユニット60の位置決めを行う作業者が、自らの手で、マグネットユニット60を回転軸11に対して回転させることでマグネットユニット60の位置を定めるのに好適な装置である。マグネットユニット60の位置決めを行う作業を、ロボットに行わせる場合には、位置決め装置500を以下のように構成すると良い。
すなわち、ロボットのアームにマグネットユニット60を持たせて、マグネットユニット60を回転軸11における他方側の端部に嵌め込むとともに、マグネットユニット60を回転軸11の周囲に回転させる。そして、ロボットが、第2センサ512からの出力信号を取得するとともに、第2センサ512の出力信号がLowからHighに切り替わったときに、マグネットユニット60の回転を停止させると良い。
マグネットユニット60の回転を停止させた後は、ロボットが、回転軸11とマグネットユニット60との間にマーキングを施しても良いし、人間がマーキングを施しても良い。また、マグネットユニット60のヨーク70のヨーク側円筒状部71の内周面に接着剤を塗布した状態でロボットのアームにマグネットユニット60を持たせて回転軸11に対して回転させ、第2センサ512の出力信号がLowからHighに切り替わったときに、マグネットユニット60の回転を停止させるとともにその位置で固定しても良い。これにより、マーキングを施す作業を削減することが可能になる。
1…ブラシレスモータ、10…回転子、11…回転軸、12…メインマグネット、20…固定子、21…コアレスコイル、30…ハウジング、50…検出装置、51…磁気センサ、52…センサ基板、60…マグネットユニット、61…センサマグネット、70…ヨーク、71…ヨーク側円筒状部、72…ヨーク側円板状部、80…挟み込み部材、81…挟み込み側円筒状部、82…挟み込み側円板状部、711…雄ねじ、811…雌ねじ

Claims (7)

  1. 固定子側に設けられた磁気センサと、
    外周面にメインマグネットが固定された回転軸と、
    前記回転軸の先端部の外周面に装着されたヨークと、
    前記磁気センサに相対するように設けられたセンサマグネットと、
    前記ヨークに装着され、当該ヨークとともに、前記センサマグネットを挟み込む挟み込み部材と、
    を備えるブラシレスモータ。
  2. 前記挟み込み部材は、前記ヨークに対して締め付けられる
    請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記ヨークは、外周面に雄ねじが形成された円筒状の円筒状部を有し、
    前記挟み込み部材は、内周面に、前記雄ねじに締め付けられる雌ねじが形成された円筒状の円筒状部を有する、
    請求項2に記載のブラシレスモータ。
  4. 回転軸の中央部及びメインマグネットを収容するハウジングに装着された磁気センサと、
    前記ハウジングから突出した前記回転軸の先端部に装着されたヨークと、
    前記磁気センサに相対するように設けられたセンサマグネットと、
    前記ヨークに装着され、当該ヨークとともに、前記センサマグネットを挟み込む挟み込み部材と、
    を備える検出装置。
  5. 前記挟み込み部材は、前記ヨークに対して締め付けられる
    請求項4に記載の検出装置。
  6. 前記ヨークは、外周面に雄ねじが形成された円筒状の円筒状部を有し、
    前記挟み込み部材は、内周面に、前記雄ねじに締め付けられる雌ねじが形成された円筒状の円筒状部を有する、
    請求項5に記載の検出装置。
  7. 前記挟み込み部材が前記ヨークに締め付けられて当該ヨークとともに前記センサマグネットを挟み込んだ状態で、当該ヨークは、前記回転軸に対して回転可能である
    請求項5又は6に記載の検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023085361A1 (ja) * 2021-11-12 2023-05-19 Dgshape株式会社 スピンドルユニットおよび切削加工機

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