JP2020053947A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】音質の向上と小型化とを両立できる新規な構成の電子機器およびスピーカ装置を得る。【解決手段】スピーカ装置9は、ベース筐体2(筐体)の開口部2sに臨んだコーン91a(振動板)と、コーン91aとZ方向(第一方向)に並びコーン91aを振動させる駆動部91bと、を有したスピーカユニット91と、コーン91aが露出した底壁92a1(第二壁部)および当該底壁92a1のZ方向に離間して位置された天壁92a2(第三壁部)を含みコーン91aの少なくとも一部を収容したベース部92aと、ベース部92aからZ方向に部分的に突出し駆動部91bの少なくとも一部を収容した突出部92bと、を有したエンクロージャ92と、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、電子機器およびスピーカ装置に関する。
従来、振動板および振動板を振動させる駆動部を有したスピーカユニットと、スピーカユニットを収容したエンクロージャと、を有したスピーカ装置が、知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−37841号公報
この種の構造では、例えば、音質の向上と小型化とを両立できる新規な構成が得られれば、有益である。
そこで、本発明の課題の一つは、音質の向上と小型化とを両立できる新規な構成の電子機器およびスピーカ装置を得ることである。
本発明の第1態様にかかる電子機器は、第一開口部が設けられた第一壁部を有した筐体と、前記筐体に収容され、前記第一壁部と交差した第一方向に前記第一開口部と並んだスピーカ装置と、を備え、前記スピーカ装置は、前記第一開口部に臨んだ振動板と、前記振動板と前記第一方向に並び当該振動板を振動させる駆動部と、を有したスピーカユニットと、前記振動板が露出した第二壁部および当該第二壁部の前記第一方向に離間して位置された第三壁部を含み前記振動板の少なくとも一部を収容したベース部と、前記ベース部から前記第一方向に部分的に突出し前記駆動部の少なくとも一部を収容した突出部と、を有したエンクロージャと、を有する。
このような構成によれば、例えば、突出部が設けられない場合と比べて、エンクロージャの容積をより大きく確保できるとともに、エンクロージャにより大きなスピーカユニットを搭載することができる。また、突出部がベース部から部分的に突出しているため、例えば、突出部の周囲のスペースに電子機器の他の部品を配置することができる。よって、例えば、スピーカ装置における低音の再生能力ひいては音質の向上と筐体の第一方向の小型化とを両立できる電子機器が得られやすい。
また、前記ベース部は、前記第一方向と交差した第二方向に延びており、前記突出部の前記第二方向かつ前記ベース部の前記第一方向に並んだ電子機器ユニットを備える。このような構成によれば、例えば、ベース部によってエンクロージャの容積をより一層大きく確保できるとともに、突出部の第二方向かつベース部の第一方向のスペースを利用して電子機器ユニットを配置することができる。
また、前記電子機器ユニットと前記第二方向の反対方向に並んだ基板を備え、前記基板には、前記突出部が前記第一方向に貫通する第二開口部が設けられる。このような構成によれば、例えば、第二開口部を利用して、突出部の周囲に電子機器ユニットと第二方向の反対方向に並んで基板を配置することができる。
また、前記筐体は、前記ベース部と前記基板または前記電子機器ユニットとを前記第一方向に仕切る第四壁部を有し、前記第四壁部には、前記突出部が前記第一方向に貫通する第三開口部が設けられる。このような構成によれば、例えば、第三開口部を利用して、突出部の周囲にベース部と基板または電子機器ユニットとを第一方向に仕切る第四壁部を配置することができる。
また、本発明の第2態様にかかるスピーカ装置は、振動板と、前記振動板と第一方向に並び当該振動板を振動させる駆動部と、を有したスピーカユニットと、前記振動板が露出した第二壁部および当該第二壁部の前記第一方向に離間して位置された第三壁部を含み前記振動板の少なくとも一部を収容したベース部と、前記ベース部から前記第一方向に部分的に突出し前記駆動部の少なくとも一部を収容した突出部と、を有したエンクロージャと、を有する。このような構成によれば、例えば、前記第1態様にかかる電子機器と略同様の作用効果を得ることができる。
本発明の上記態様によれば、音質の向上と小型化とを両立できる新規な構成の電子機器およびスピーカ装置を得ることができる。
図1は、実施形態の電子機器の正面側からの例示的な斜視図である。 図2は、実施形態の電子機器の背面側からの例示的な斜視図である。 図3は、実施形態の電子機器のベース筐体の背面側からの例示的な分解斜視図である。 図4は、実施形態のベース筐体の正面側からの例示的な斜視図であって、フロントカバー、リヤカバー、およびトップカバーが取り外された状態の図である。 図5は、図4の分解斜視図である。 図6は、実施形態の電子機器のスピーカ装置の例示的な斜視図である。 図7は、図4の突出部近傍のYZ断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
[実施形態]
図1は、電子機器1の正面側からの斜視図であり、図2は、電子機器1の背面側からの斜視図である。なお、以下の各図では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、電子機器1の奥行方向(前後方向)に沿い、Y方向は、電子機器1の幅方向(左右方向、長手方向)に沿い、Z方向は、電子機器1の高さ方向(上下方向)に沿う。Z方向は、第一方向の一例であり、Y方向は、第二方向の一例である。また、以下の説明では、X方向は前方、X方向の反対方向は後方とも称され、Y方向は右方、Y方向の反対方向は左方とも称され、Z方向は上方、Z方向の反対方向は下方とも称される。
図1,2に示されるように、電子機器1は、例えば、オールインワン(AIO)タイプのデスクトップ型のパーソナルコンピュータとして構成されており、ベース筐体2と、ディスプレイ筐体3と、を備えている。ディスプレイ筐体3には、ディスプレイユニット6が収容され、ベース筐体2には、電子機器ユニット4のODD(optical disk drive)装置7や、基板5(図3参照)、後述するスピーカ装置9等が収容されている。ベース筐体2は、筐体の一例である。なお、電子機器1は、この例には限定されず、例えば、クラムシェル型(ノートブック型)のパーソナルコンピュータや、映像表示装置、テレビジョン受像機、ゲーム機、映像表示制御装置、情報記憶装置等、スピーカ装置9を備えた種々の電子機器1として構成することができる。
図1,2に示されるように、ディスプレイ筐体3は、ベース筐体2の天壁2bに支持されている。ディスプレイ筐体3は、例えば、ディスプレイユニット6の表示画面6aが露出する前壁3aと、表示画面6aとは反対側に位置された後壁3bと、を有する。ディスプレイユニット6は、表示画面6aが前方(X方向)から視認可能な状態に、ディスプレイ筐体3に支持されている。ディスプレイ筐体3とベース筐体2とは、不図示のケーブル等の配線部材を介して、互いに電気的に接続されている。
ベース筐体2は、例えば、底壁2aや、天壁2b、前壁2c、左壁2d、後壁2e、右壁2f、斜壁2g等の複数の壁部を有している。底壁2aおよび天壁2bは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。底壁2aには、ベース筐体2を不図示の机や、台、棚等の載置部から離間した状態に支持する複数の支持部2vが設けられている。天壁2bには、上述したケーブル等の配線部材が収容されるとともに、ベース筐体2とディスプレイ筐体3とを機械的に接続可能な接続部2w(図2参照)が設けられている。
左壁2dおよび右壁2fは、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。また、前壁2cおよび後壁2eは、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。前壁2cには、電子機器ユニット4が着脱可能に収容される収容部2rの開方端2r1が設けられている。なお、前壁2cには、電源ボタン等の操作部や、USB(universal serial bus)コネクタ、各種の表示ランプ等も設けられている。
斜壁2gは、左壁2dと後壁2eとの間、および右壁2fと後壁2eとの間のそれぞれに設けられている。本実施形態では、後壁2eのY方向に沿った長さは、前壁2cのY方向に沿った長さ、すなわち左壁2dと右壁2fとの間隔よりも短く設定されている。そして、斜壁2gのうち一方により左壁2dの後端と後壁2eの左端とが接続され、他方により右壁2fの後端と後壁2eの右端とが接続されている。これにより、ベース筐体2内の無駄なスペースが排除され、小型化が図られている。前壁2c、後壁2e、左壁2d、右壁2f、および斜壁2gは、側壁や周壁等とも称される。
図3は、ベース筐体2の背面側からの分解斜視図である。図3に示されるように、電子機器ユニット4は、例えば、ODD装置7と、ODD装置7をベース筐体2に固定するブラケット8と、を有している。ODD装置7は、ユニット本体の一例である。ODD装置7は、補助記憶装置や、外部記憶装置等とも称される。なお、ユニット本体は、この例には限定されず、例えば、HDD(hard disk drive)装置や、ファン装置、電源装置等であってもよい。
基板5は、電子機器ユニット4の左方(Y方向の反対方向)に並んで位置されている。基板5の上面には、CPU(central processing unit)等の複数の電子部品が実装されている。基板5内の配線とこれら複数の電子部品とによって、電子機器1の制御回路の少なくとも一部が構成されている。
図4は、ベース筐体2の正面側からの斜視図であって、フロントカバー22、リヤカバー23、およびトップカバー24が取り外された状態の図である。図5は、図4の分解斜視図である。図3〜5に示されるように、ベース筐体2は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。
具体的には、ベース筐体2は、例えば、ケース21(図4参照)や、フロントカバー22(図1,3参照)、リヤカバー23(図3参照)、トップカバー24(図3参照)、トレイ25(図5参照)、接続カバー26(図2参照)等を有している。接続カバー26は、少なくとも接続部2wの一部を有している。接続カバー26は、上述したケーブル等の配線部材を後方から覆っている。
図4に示されるように、ケース21は、少なくとも、底壁2aと、左壁2dと、右壁2fと、斜壁2gと、後壁2eの一部である内側部分2e1と、を有している。図5にも示されるように、内側部分2e1のX方向に沿った厚さは、斜壁2gの端部におけるX方向に沿った厚さよりも薄い。言い換えると、斜壁2gと内側部分2e1との間には、前方(X方向)に凹み、後方に開放された凹部(段差)が設けられている。
図3に示されるように、リヤカバー23は、少なくとも後壁2eの一部である外側部分2e2を有している。外側部分2e2のX方向に沿った厚さは、上述した凹部(段差)のX方向に沿った深さと略同じである。リヤカバー23は、ケース21の凹部(段差)を塞いだ状態で、ケース21と一体化される。
また、フロントカバー22は、少なくとも前壁2cを有し、トップカバー24は、少なくとも、天壁2bと、接続部2wの一部と、を有している。ケース21、フロントカバー22、リヤカバー23、トップカバー24、トレイ25、および接続カバー26(図2参照)は、例えば、結合具や、溶接、接着剤等によって互いに結合されている。
図4,5に示されるように、トレイ25は、例えば、底壁25aや、左壁25b、右壁25c、中壁25d、後壁25e等の複数の壁部を有している。底壁25aは、ベース筐体2の底壁2aと天壁2bとの間に位置され、前壁2cと後壁2eとの間に亘っている。底壁25aは、底壁2aおよび天壁2bと平行である。底壁25aは、ベース筐体2内をZ方向に複数の空間(収容部)に仕切っている。
本実施形態では、底壁25aよりも下方の空間には、後述するスピーカ装置9のエンクロージャ92の一部であるベース部92a(図5参照)等が収容されている。また、底壁25aよりも上方の空間には、エンクロージャ92の一部である突出部92bや、基板5、電子機器ユニット4等が収容されている。底壁25aは、仕切壁や、隔壁、棚壁等とも称される。
後壁25eは、底壁25aの後端から上方(Z方向)に突出している。後壁25eは、ベース筐体2の後壁2eと平行である。後壁25eは、ベース筐体2の内側で後壁2eの内側部分2e1と重ねられている。言い換えると、後壁25eは、後壁2eの一部を構成している。なお、後壁25eには、ブラケット8の変形を抑制する突出壁25f等が設けられている。
左壁25bは、底壁25aの左端から上方に突出している。左壁25bは、ベース筐体2の左壁2dと平行である。左壁25bは、左壁2dと中壁25dとの間に位置され、底壁25aと天壁2bとの間に亘っている。左壁25bは、ベース筐体2内を上述した基板5側の空間と基板5とは反対側の空間とにY方向に仕切っている。
右壁25cは、底壁25aの右端から上方に突出している。右壁25cは、ベース筐体2の右壁2fと平行である。右壁25cは、右壁2fと中壁25dとの間に位置され、底壁25aと天壁2bとの間に亘っている。右壁25cは、ベース筐体2内を上述した電子機器ユニット4側の空間としての収容部2rと電子機器ユニット4とは反対側の空間とにY方向に仕切っている。
中壁25dは、底壁25aのY方向の略中央部から上方に突出している。中壁25dは、左壁25bおよび右壁25cと平行である。中壁25dは、左壁25bと右壁25cとの間に位置され、底壁25aと天壁2bとの間に亘っている。中壁25dは、ベース筐体2内を上述した基板5側の空間と電子機器ユニット4側の収容部2rとにY方向に仕切っている。
したがって、収容部2rは、トレイ25の底壁25aや、中壁25d、右壁25c、後壁25e、ベース筐体2の後壁2e、天壁2b等によって囲まれ、前方(X方向)に向けて開放されている。また、収容部2rは、前壁2c(図1参照)に設けられた開方端2r1(開口部)と接続されている。左壁25b、右壁25c、および中壁25dは、仕切壁や、隔壁等とも称される。なお、収容部2rには、電子機器ユニット4のコネクタと機械的かつ電気的に接続可能なコネクタ11が設けられている。基板5と電子機器ユニット4とは、Y方向に並んで位置されている。
次に、スピーカ装置9についてより詳しく説明する。図6は、スピーカ装置9の斜視図である。図7は、図4の突出部92b近傍のYZ断面図である。スピーカ装置9は、例えば、スピーカユニット91(図7参照)と、エンクロージャ92(図6参照)と、を有している。
図7に示されるように、スピーカユニット91は、例えば、コーン91aと、駆動部91bと、を有する。コーン91aは、ケース21の底壁2aに設けられた開口部2sに臨んでいる。コーン91aの直径は、開口部2sの直径と略同じである。コーン91aは、振動板の一例である。なお、振動板は、この例には限定されず、例えば、ダブルコーン型や、ドーム型、ホーン型等であってもよい。
また、開口部2sは、例えば、底壁2aに設けられた複数の小孔2s1が集まった部分として構成されている。小孔2s1は、それぞれ、底壁2aをZ方向に貫通している。開口部2sは、開口領域や、放音口等とも称される。開口部2sは、第一開口部の一例であり、底壁2aは、第一壁部の一例である。
駆動部91bは、コーン91aの上方に並んで位置されている。駆動部91bは、例えば、リング状のマグネットや、マグネットの中心に挿入されたボイスコイル等を含む、駆動部91bは、音響信号に応じてコーン91aを機械的に振動させる。駆動部91bは、電磁石部等とも称される。
図6に示されるように、エンクロージャ92は、例えば、ベース部92aと、突出部92bと、を有している。ベース部92aは、Z方向に薄い直方体状の箱型に構成されている。ベース部92aは、底壁92a1や、天壁92a2、側壁92a3、端壁92a4等の複数の壁部を有している。
底壁92a1および天壁92a2は、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。底壁92a1には、コーン91a(図7参照)が下方に露出する開口部93が設けられている。開口部93は、開口部2sとZ方向に並んでいる。底壁92a1は、第二壁部の一例であり、天壁92a2は、第三壁部の一例である。
一対の側壁92a3(図6参照)は、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。また、一対の端壁92a4は、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。側壁92a3および端壁92a4は、周壁等とも称される。
また、側壁92a3および端壁92a4には、それぞれ、切欠部94が設けられている。切欠部94は、例えば、Z方向の視線では、ベース部92aの中心に向かって凹み、中心とは反対側に向けて開放された略U字状に構成されている。また、切欠部94の上方は開放され、下方は底壁92a1と面している。図6,7に示されるように、切欠部94には、底壁92a1とケース21の底壁2aとを結合するねじ等の結合具95が収容されている。
突出部92bは、天壁92a2から上方に突出している。突出部92bは、駆動部91b(マグネット)に沿った円筒状に構成されている。すなわち、突出部92bは、天壁92a2に部分的に設けられている。突出部92bの直径は、開口部2s(開口領域)の直径と略同じである。
そして、本実施形態では、突出部92bには、スピーカユニット91のうち駆動部91bの少なくとも一部が収容され、ベース部92aには、コーン91aの少なくとも一部が収容されている。言い換えると、エンクロージャ92には、突出部92bによってベース部92aのZ方向に沿った高さよりも大きなサイズのスピーカユニット91が収納されている。
また、図6に示されるように、突出部92bは、ベース部92aのY方向の中央部よりも左方にずれて位置されている。言い換えると、ベース部92aは、突出部92bよりも右方(Y方向)に延びている。これにより、エンクロージャ92の容積、例えば突出部92bの周囲の凹んだ分の容積が確保されている。
また、図5,7に示されるように、本実施形態では、トレイ25の底壁25aには、突出部92bがZ方向に貫通する開口部25gが設けられている。開口部25gは、基板5が収容される左壁25bと中壁25dとの間の中心部に位置されている。開口部25gは、第三開口部の一例であり、底壁25aは、第四壁部の一例である。
また、基板5には、突出部92bがZ方向に貫通する開口部5aが設けられている。開口部5aは、開口部25gとZ方向に並んでいる。開口部5aは、基板5の中心部に設けられており、基板5の角部を切り欠いた切欠部5bと連通している。開口部5aは、第二開口部の一例である。開口部25g,5aは、逃げ穴等とも称される。
また、図5に示されるように、開口部25g,5aは、突出部92bの周囲に沿った円形状に構成されている。本実施形態では、例えば、開口部25g,5aの縁部と突出部92bとの当接によって、トレイ25および基板5の、スピーカ装置9(ケース21)に対するXY平面への移動が制限されている。すなわち、開口部25g,5aの縁部および突出部92bは、位置決め部の一例である。
また、トレイ25の下方には、ベース板金27が設けられている。ベース板金27は、底壁2aから上方に突出し、ベース部92aの側壁92a3および端壁92a4(図6参照)に沿って延びている。ベース板金27は、Z方向の視線では、後方に向けて開放された略U字状に構成されている。
図4,5に示されるように、本実施形態では、スピーカ装置9がケース21に取り付けられた状態では、ベース部92aは、ベース板金27と、ケース21の底壁2aおよび後壁2eと、トレイ25の底壁25aとによって囲まれた空間に収容されている。また、突出部92bは、トレイ25の底壁25aと、開口部25g,5aの縁部と、トップカバー24の天壁2bとによって囲まれた空間に収容されている。
以上のように、本実施形態では、スピーカ装置9は、ベース筐体2の開口部2s(第一開口部)に臨んだコーン91a(振動板)と、コーン91aとZ方向(第一方向)に並びコーン91aを振動させる駆動部91bと、を有したスピーカユニット91と、コーン91aが露出した底壁92a1(第二壁部)および当該底壁92a1のZ方向に離間して位置された天壁92a2(第三壁部)を含みコーン91aの少なくとも一部を収容したベース部92aと、ベース部92aからZ方向に部分的に突出し駆動部91bの少なくとも一部を収容した突出部92bと、を有したエンクロージャ92と、を有する。
このような構成によれば、例えば、突出部92bが設けられない場合と比べて、エンクロージャ92の容積をより大きく確保できるとともに、エンクロージャ92により大きなスピーカユニット91を搭載することができる。また、突出部92bがベース部92aから部分的に突出しているため、例えば、突出部92bの周囲のスペースに電子機器1の他の部品を配置することができる。よって、例えば、スピーカ装置9における低音の再生能力ひいては音質の向上とベース筐体2のZ方向の小型化とを両立できる電子機器1が得られやすい。
また、本実施形態では、ベース部92aは、Z方向と交差したY方向(第二方向)に延びており、電子機器1は、突出部92bのY方向かつベース部92aのZ方向に並んだ電子機器ユニット4を備える。このような構成によれば、例えば、ベース部92aによってエンクロージャ92の容積をより一層大きく確保できるとともに、突出部92bのY方向かつベース部92aのZ方向のスペースを利用して電子機器ユニット4を配置することができる。
また、本実施形態では、電子機器1は、電子機器ユニット4とY方向の反対方向に並んだ基板5を備え、基板5には、突出部92bがZ方向に貫通する開口部5a(第二開口部)が設けられている。このような構成によれば、例えば、開口部5aを利用して、突出部92bの周囲に電子機器ユニット4とY方向の反対方向に並んで基板5を配置することができる。
また、本実施形態では、ベース筐体2は、ベース部92aと基板5および電子機器ユニット4とをZ方向に仕切る底壁25a(第四壁部)を有し、底壁25aには、突出部92bがZ方向に貫通する開口部25g(第三開口部)が設けられている。このような構成によれば、例えば、開口部25gを利用して、突出部92bの周囲にベース部92aと基板5および電子機器ユニット4とをZ方向に仕切る底壁25aを配置することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、第一開口部(放音口)は、ベース筐体の底壁には限定されず、ベース筐体の前壁や、天壁等に設けられてもよい。
1…電子機器、2…ベース筐体(筐体)、2a…底壁(第一壁部)、2s…開口部(第一開口部)、4…電子機器ユニット、5…基板、5a…開口部(第二開口部)、9…スピーカ装置、25a…底壁(第四壁部)、25g…開口部(第三開口部)、91…スピーカユニット、91a…コーン(振動板)、91b…駆動部、92…エンクロージャ、92a…ベース部、92a1…底壁(第二壁部)、92a2…天壁(第三壁部)、92b…突出部、Y…第二方向、Z…第一方向。
本発明は、電子機器に関する。
そこで、本発明の課題の一つは、音質の向上と小型化とを両立できる新規な構成の電子機器を得ることである。
本発明の上記態様によれば、音質の向上と小型化とを両立できる新規な構成の電子機器を得ることができる。

Claims (5)

  1. 第一開口部が設けられた第一壁部を有した筐体と、
    前記筐体に収容され、前記第一壁部と交差した第一方向に前記第一開口部と並んだスピーカ装置と、
    を備え、
    前記スピーカ装置は、
    前記第一開口部に臨んだ振動板と、前記振動板と前記第一方向に並び当該振動板を振動させる駆動部と、を有したスピーカユニットと、
    前記振動板が露出した第二壁部および当該第二壁部の前記第一方向に離間して位置された第三壁部を含み前記振動板の少なくとも一部を収容したベース部と、前記ベース部から前記第一方向に部分的に突出し前記駆動部の少なくとも一部を収容した突出部と、を有したエンクロージャと、
    を有した、電子機器。
  2. 前記ベース部は、前記第一方向と交差した第二方向に延びており、
    前記突出部の前記第二方向かつ前記ベース部の前記第一方向に並んだ電子機器ユニットを備えた、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電子機器ユニットと前記第二方向の反対方向に並んだ基板を備え、
    前記基板には、前記突出部が前記第一方向に貫通する第二開口部が設けられた、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記筐体は、前記ベース部と前記基板または前記電子機器ユニットとを前記第一方向に仕切る第四壁部を有し、
    前記第四壁部には、前記突出部が前記第一方向に貫通する第三開口部が設けられた、請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 振動板と、前記振動板と第一方向に並び当該振動板を振動させる駆動部と、を有したスピーカユニットと、
    前記振動板が露出した第二壁部および当該第二壁部の前記第一方向に離間して位置された第三壁部を含み前記振動板の少なくとも一部を収容したベース部と、前記ベース部から前記第一方向に部分的に突出し前記駆動部の少なくとも一部を収容した突出部と、を有したエンクロージャと、
    を有した、スピーカ装置。
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