JP2020053658A - 電子機器ユニットおよび電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユニット本体のメンテナンス作業等をより容易に行うことができる新規な構成の電子機器ユニットおよび電子機器を得る。【解決手段】電子機器ユニット4は、電子機器1に設けられX方向(第一方向)に開放された収容部2rに、着脱可能に取り付けられたODD装置7(ユニット本体)と、ODD装置7からX方向の反対方向に突出し、X方向に押圧されることによりODD装置7の少なくとも一部を収容部2rからX方向に押し出す押圧操作部8cが設けられたブラケット8と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、電子機器ユニットおよび電子機器に関する。
従来、電子機器の収容部に着脱可能に取り付けられたユニット本体と、ユニット本体から収容部の開放方向とは反対方向に突出したブラケットと、を備えた電子機器ユニットが、知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の電子機器ユニットでは、例えば、ユニット本体のメンテナンス作業等をより容易に行うことができる新規な構成が得られれば、有益である。
そこで、本発明の課題の一つは、ユニット本体のメンテナンス作業等をより容易に行うことができる新規な構成の電子機器ユニットおよび電子機器を得ることである。
本発明の第1態様にかかる電子機器ユニットは、電子機器に設けられ第一方向に開放された収容部に、着脱可能に取り付けられたユニット本体と、前記ユニット本体から前記第一方向の反対方向に突出し、前記第一方向に押圧されることにより前記ユニット本体の少なくとも一部を前記収容部から前記第一方向に押し出す押圧操作部が設けられたブラケットと、を備える。このような構成によれば、例えば、ブラケットに設けられた押圧操作部を利用して、ユニット本体の少なくとも一部を収容部から押し出すことができるため、ユニット本体を収容部からより容易に取り外すことができるようになる。よって、例えば、ユニット本体のメンテナンスや交換作業等を、より容易に行うことができる。
また、前記ユニット本体には、当該ユニット本体の前記第一方向と交差した第二方向の中央部を通り前記第一方向に沿う中心線よりも前記第二方向にずれて位置され、前記電子機器の第一コネクタと接続可能な第二コネクタが設けられ、前記押圧操作部は、前記中心線よりも前記第二方向にずれて位置される。このような構成によれば、例えば、押圧操作部が中心線よりも第二方向の反対方向に位置された場合と比べて、押圧操作部と第二コネクタとが互いにより近づいて配置されやすい。よって、例えば、押圧操作部によって第二コネクタのより近くを押すことができるため、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合を、より容易に、より円滑に、あるいはより小さな力で解除することができる。
また、前記ブラケットは、前記収容部の前記第一方向の反対方向の第一壁部と結合可能な結合部を有し、前記押圧操作部は、前記結合部と前記第二コネクタとの間に位置される。このような構成によれば、例えば、結合部が押圧操作部と第二コネクタとの間に位置された場合と比べて、押圧操作部と第二コネクタとが互いにより近づいて配置されやすい。よって、例えば、押圧操作部によって第二コネクタのより近くを押すことができるため、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合をより一層容易に解除することができる。
また、前記押圧操作部は、前記結合部よりも前記第一方向の反対方向に位置される。このような構成によれば、例えば、押圧操作部が結合部ひいては第一壁部よりも第一方向の反対方向に突出するため、第一方向の反対方向から押圧操作部をより容易に押すことができる。
また、本発明の第2態様にかかる電子機器は、前記電子機器ユニットと、前記電子機器ユニットが着脱可能に取り付けられる前記収容部と、前記結合部との当接によって当該結合部の前記第一方向に沿う回転中心回りの変形を抑制する変形抑制部と、が設けられた第一筐体と、を備える。このような構成によれば、例えば、結合部と第一壁部とを結合するねじ等の結合具の回転トルクによって生じる結合部の回転中心回りの変形を、結合部と変形抑制部との当接によって抑制することができる。
本発明の上記態様によれば、ユニット本体のメンテナンス作業等をより容易に行うことができる新規な構成の電子機器ユニットおよび電子機器を得ることができる。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
[実施形態]
図1は、電子機器1の正面側からの斜視図であり、図2は、電子機器1の背面側からの斜視図である。なお、以下の各図では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、電子機器1の奥行方向(前後方向)に沿い、Y方向は、電子機器1の幅方向(左右方向、長手方向)に沿い、Z方向は、電子機器1の高さ方向(上下方向)に沿う。X方向は、第一方向の一例であり、Y方向は、第二方向の一例である。また、以下の説明では、X方向は前方、X方向の反対方向は後方とも称され、Y方向は左方、Y方向の反対方向は右方とも称され、Z方向は上方、Z方向の反対方向は下方とも称される。
図1は、電子機器1の正面側からの斜視図であり、図2は、電子機器1の背面側からの斜視図である。なお、以下の各図では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、電子機器1の奥行方向(前後方向)に沿い、Y方向は、電子機器1の幅方向(左右方向、長手方向)に沿い、Z方向は、電子機器1の高さ方向(上下方向)に沿う。X方向は、第一方向の一例であり、Y方向は、第二方向の一例である。また、以下の説明では、X方向は前方、X方向の反対方向は後方とも称され、Y方向は左方、Y方向の反対方向は右方とも称され、Z方向は上方、Z方向の反対方向は下方とも称される。
図1,2に示されるように、電子機器1は、例えば、オールインワン(AIO)タイプのデスクトップ型のパーソナルコンピュータとして構成されており、ベース筐体2と、ディスプレイ筐体3と、を備えている。ディスプレイ筐体3には、ディスプレイユニット6が収容され、ベース筐体2には、電子機器ユニット4のODD(optical disk drive)装置7や、基板5(図3参照)、スピーカ装置9等が収容されている。ベース筐体2は、第一筐体の一例である。なお、電子機器1は、この例には限定されず、例えば、クラムシェル型(ノートブック型)のパーソナルコンピュータや、映像表示装置、テレビジョン受像機、ゲーム機、映像表示制御装置、情報記憶装置等、電子機器ユニット4を備えた種々の電子機器1として構成することができる。
図1,2に示されるように、ディスプレイ筐体3は、ベース筐体2の天壁2bに支持されている。ディスプレイ筐体3は、例えば、ディスプレイユニット6の表示画面6aが露出する前壁3aと、表示画面6aとは反対側に位置された後壁3bと、を有する。ディスプレイユニット6は、表示画面6aが前方(X方向)から視認可能な状態に、ディスプレイ筐体3に支持されている。ディスプレイ筐体3とベース筐体2とは、不図示のケーブル等の配線部材を介して、互いに電気的に接続されている。
ベース筐体2は、例えば、底壁2aや、天壁2b、前壁2c、左壁2d、後壁2e、右壁2f、斜壁2g等の複数の壁部を有している。底壁2aおよび天壁2bは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。底壁2aには、ベース筐体2を不図示の机や、台、棚等の載置部から離間した状態に支持する複数の支持部2vが設けられている。天壁2bには、上述したケーブル等の配線部材が収容されるとともに、ベース筐体2とディスプレイ筐体3とを機械的に接続可能な接続部2w(図2参照)が設けられている。
左壁2dおよび右壁2fは、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。また、前壁2cおよび後壁2eは、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。前壁2cには、電子機器ユニット4が着脱可能に収容される収容部2rの開方端2r1が設けられている。なお、前壁2cには、電源ボタン等の操作部や、USB(universal serial bus)コネクタ、各種の表示ランプ等も設けられている。
斜壁2gは、左壁2dと後壁2eとの間、および右壁2fと後壁2eとの間のそれぞれに設けられている。本実施形態では、後壁2eのY方向に沿った長さは、前壁2cのY方向に沿った長さ、すなわち左壁2dと右壁2fとの間隔よりも短く設定されている。そして、斜壁2gのうち一方により左壁2dの後端と後壁2eの左端とが接続され、他方により右壁2fの後端と後壁2eの右端とが接続されている。これにより、ベース筐体2内の無駄なスペースが排除され、小型化が図られている。前壁2c、後壁2e、左壁2d、右壁2f、および斜壁2gは、側壁や周壁等とも称される。
図3は、ベース筐体2の背面側からの分解斜視図である。図3に示されるように、電子機器ユニット4は、例えば、ODD装置7と、後述するブラケット8と、を有している。ODD装置7は、ユニット本体の一例である。ODD装置7は、補助記憶装置や、外部記憶装置等とも称される。なお、ユニット本体は、この例には限定されず、例えば、HDD(hard disk drive)装置や、ファン装置、電源装置等であってもよい。
基板5は、電子機器ユニット4の左方(Y方向)に並んで位置され、スピーカ装置9は、基板5および電子機器ユニット4の下方に位置されている。基板5の上面には、CPU(central processing unit)等の複数の電子部品が実装されている。基板5内の配線とこれら複数の電子部品とによって、電子機器1の制御回路の少なくとも一部が構成されている。
図4は、図3の電子機器ユニット4近傍の拡大図であって、リヤカバー23が取り外された状態の図である。図5は、ベース筐体2の正面側からの斜視図であって、フロントカバー22、リヤカバー23、およびトップカバー24が取り外された状態の図である。図3〜5に示されるように、ベース筐体2は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。
具体的には、ベース筐体2は、例えば、ケース21(図5参照)や、フロントカバー22(図1,3参照)、リヤカバー23(図3参照)、トップカバー24(図3参照)、トレイ25(図5参照)、接続カバー26(図2参照)等を有している。接続カバー26は、少なくとも接続部2wの一部を有している。接続カバー26は、上述したケーブル等の配線部材を後方から覆っている。
図5に示されるように、ケース21は、少なくとも、底壁2aと、左壁2dと、右壁2fと、斜壁2gと、後壁2eの一部である内側部分2e1と、を有している。図4にも示されるように、内側部分2e1のX方向に沿った厚さは、斜壁2gの端部におけるX方向に沿った厚さよりも薄い。言い換えると、斜壁2gと内側部分2e1との間には、前方(X方向)に凹み、後方に開放された凹部2mが設けられている。凹部2mは、段差等とも称される。
また、内側部分2e1には、後述するブラケット8の押圧操作部8cが露出する開口部2tや、取付壁部2k等が設けられている。取付壁部2kは、開口部2tの縁部から前方(X方向)に突出し、かつ内側部分2e1とは離れた位置で左方(Y方向)に屈曲している。取付壁部2kは、後述するブラケット8の結合部8d(図6参照)とねじ等の結合具13によって結合される。取付壁部2kは、第一壁部の一例である。
図3に示されるように、リヤカバー23は、少なくとも後壁2eの一部である外側部分2e2を有している。外側部分2e2のX方向に沿った厚さは、上述した凹部2m(図4参照)のX方向に沿った深さと略同じである。リヤカバー23は、ケース21の凹部2mを塞いだ状態で、ケース21と一体化される。なお、外側部分2e2には、押圧操作部8c(図4参照)を収容可能な凹部(逃げ穴)が設けられうる。
また、図3に示されるように、フロントカバー22は、少なくとも前壁2cを有し、トップカバー24は、少なくとも、天壁2bと、接続部2wの一部と、を有している。ケース21、フロントカバー22、リヤカバー23、トップカバー24、および接続カバー26(図2参照)は、例えば、結合具や、溶接、接着剤等によって互いに結合されている。
図5に示されるように、トレイ25は、例えば、底壁25aや、左壁25b、右壁25c、中壁25d、後壁25e等の複数の壁部を有している。底壁25aは、ベース筐体2の底壁2aと天壁2bとの間に位置され、前壁2cと後壁2eとの間に亘っている。底壁25aは、底壁2aおよび天壁2bと平行である。底壁25aは、ベース筐体2内をZ方向に複数の空間(収容部)に仕切っている。
本実施形態では、底壁25aよりも下方の空間には、スピーカ装置9の一部であるベース部9a等が収容されている。また、底壁25aよりも上方の空間には、スピーカ装置9の一部である突出部9bや、基板5、電子機器ユニット4(図4参照)等が収容されている。底壁25aは、仕切壁や、隔壁、棚壁等とも称される。
後壁25eは、底壁25aの後端から上方(Z方向)に突出している。後壁25eは、ベース筐体2の後壁2eと平行である。後壁25eは、ベース筐体2の内側で後壁2eの内側部分2e1と重ねられている。言い換えると、後壁25eは、後壁2eの一部を構成している。
左壁25bは、底壁25aの左端から上方に突出している。左壁25bは、ベース筐体2の左壁2dと平行である。左壁25bは、左壁2dと中壁25dとの間に位置され、底壁25aと天壁2bとの間に亘っている。左壁25bは、ベース筐体2内を上述した基板5側の空間と基板5とは反対側の空間とにY方向に仕切っている。
右壁25cは、底壁25aの右端から上方に突出している。右壁25cは、ベース筐体2の右壁2fと平行である。右壁25cは、右壁2fと中壁25dとの間に位置され、底壁25aと天壁2bとの間に亘っている。右壁25cは、ベース筐体2内を上述した電子機器ユニット4側の空間としての収容部2rと電子機器ユニット4とは反対側の空間とにY方向に仕切っている。
中壁25dは、底壁25aのY方向の略中央部から上方に突出している。中壁25dは、左壁25bおよび右壁25cと平行である。中壁25dは、左壁25bと右壁25cとの間に位置され、底壁25aと天壁2bとの間に亘っている。中壁25dは、ベース筐体2内を上述した基板5側の空間と電子機器ユニット4側の収容部2rとにY方向に仕切っている。
したがって、収容部2rは、トレイ25の底壁25aや、中壁25d、右壁25c、後壁25e、ベース筐体2の後壁2e、天壁2b等によって囲まれ、前方(X方向)に向けて開放されている。また、収容部2rは、前壁2c(図1参照)に設けられた開方端2r1(開口部)と接続されている。左壁25b、右壁25c、および中壁25dは、仕切壁や、隔壁等とも称される。
次に、ブラケット8についてより詳しく説明する。図6は、電子機器ユニット4の斜視図である。図7は、電子機器ユニット4の平面図であって、収容部2rに装着された状態の図である。図8は、電子機器ユニット4の平面図であって、収容部2rから前方(X方向)に押し出された状態の図である。
図6に示されるように、ブラケット8は、例えば、ベース部8aと、取付部8bと、押圧操作部8cと、結合部8dと、を有している。ベース部8aは、トレイ25の底壁25a(図7参照)に沿って延びた四角形状の板状に構成されている。ベース部8aの中心部には、Z方向に貫通した貫通孔8a2が設けられている。また、ベース部8aの貫通孔8a2を挟んだY方向の両側には、それぞれ上方に突出した二つのリブ8a1が設けられている。
図6に示されるように、取付部8bは、ベース部8aの前端から上方に突出している。取付部8bは、ODD装置7の後端面と重ねられ、ねじ等の結合具12によってODD装置7と結合(一体化)されている。言い換えると、ブラケット8は、ODD装置7から後方に突出した状態に設けられている。
また、ODD装置7の後端面には、収容部2rに設けられた雄コネクタ11(図8参照)と機械的かつ電気的に接続可能な雌コネクタ7aが設けられている。本実施形態では、雌コネクタ7aおよび雄コネクタ11は、ODD装置7のY方向の中央部を通りX方向に沿う中心線CLよりも左方(Y方向)にずれて位置されている。雄コネクタ11は、第一コネクタの一例であり、雌コネクタ7aは、第二コネクタの一例である。
結合部8dは、二つのリブ8a1のうち一方(右方)とX方向に並んで位置されている。図6に示されるように、結合部8dは、ベース部8aの後端から上方に突出し、かつベース部8aと離れた位置で前方(X方向)に屈曲している。結合部8dは、上述したベース筐体2の取付壁部2k(図9参照)とねじ等の結合具13によって結合される。
図6に示されるように、押圧操作部8cは、二つのリブ8a1のうち他方(左方)とX方向に並んで位置されている。言い換えると、押圧操作部8cは、結合部8dとY方向に離間している。押圧操作部8cは、ベース部8aの後端から後方に突出するとともに、ベース部8aとは離れた位置で上方かつ前方に屈曲している。すなわち、押圧操作部8cは、Y方向と直交したXZ断面(図11参照)が、前方に向けて開放された略U字状に構成されている。
本実施形態によれば、押圧操作部8cに前方に延びる上端が設けられているため、例えば、押圧操作部8cが下端と後端とを含む略L字状に構成された場合と比べて、押圧操作部8cの断面係数が増大し、ひいては押圧操作に対する剛性や強度がより高まりやすい。よって、例えば、押圧操作部8cが下端と後端との間の角部を支点として前方に撓んだりするのが抑制され、ひいてはODD装置7を収容部2rからより容易にあるいはより円滑に押し出すことができる。押圧操作部8cは、押ボタン等とも称されうる。
また、図8に示されるように、本実施形態では、押圧操作部8cがODD装置7の中心線CLよりも左方(Y方向、雌コネクタ7a側)に位置されるとともに、結合部8dが中心線CLよりも右方に位置されている。言い換えると、押圧操作部8cは、結合部8dと雌コネクタ7aとの間に位置されている。また、押圧操作部8cの後端は、結合部8dよりも後方に位置されている。
図9は、図5の収容部2r近傍の拡大図であって、収容部2rに電子機器ユニット4が装着された状態の図である。図10は、図9の結合部8d近傍のXZ断面図である。図11は、図9の押圧操作部9c近傍のXZ断面図である。
図9,10に示されるように、本実施形態では、トレイ25の後壁25eには、前方に突出した突出壁25fが設けられている。突出壁25fは、結合部8dの上端に沿ってY方向に延びている。突出壁25fは、結合部8dが取付壁部2kと結合された状態、すなわち結合部8dと取付壁部2kとが当接した状態で、結合部8dの上端との間に僅かな隙間をあけた状態で対向している。突出壁25fは、庇等とも称されうる。
仮に、結合部8dの上方に突出壁25fが設けられなかった場合、結合部8dが結合具13から入力される回転トルクによってX方向に沿う回転中心Ax回りに変形してしまう虞がある。その点、本実施形態によれば、トレイ25に底壁25aおよび突出壁25fが設けられているため、例えば、結合部8dが回転中心Ax回りに変形したとしても、結合部8dと底壁25aおよび突出壁25fとの当接により、結合部8dの更なる変形を抑制することができる。底壁25aおよび突出壁25fは、変形抑制部の一例である。なお、図9,10に示す例では、突出壁25fは、略XY平面に平行であるが、結合部8dと当接して結合部8dの変形を抑制できる壁であればよい。例えば、突出壁25fは、回転中心Axを中心とする円の接線方向に平行な面であって、結合部8dと当接できる面状の壁であればよい。
また、図11に示されるように、後壁25eには、内側部分2e1の開口部2tとX方向に並んで切欠(開口部)が設けられている。そして、本実施形態では、結合部8dが取付壁部2kと結合された状態では、押圧操作部8cの後端が後壁25eの切欠および内側部分2e1の開口部2tを介して後方に露出するとともに、内側部分2e1よりも後方に突出している。よって、本実施形態によれば、例えば、作業者は、リヤカバー23(図3参照)をケース21から取り外すとともにドライバー等によって結合具13を取り外し、開口部2tから突出した押圧操作部8cを前方に押すことによって、ODD装置7の少なくとも一部を収容部2rからより容易に押し出すことができる。
以上のように、本実施形態では、電子機器ユニット4は、電子機器1に設けられX方向(第一方向)に開放された収容部2rに、着脱可能に取り付けられたODD装置7(ユニット本体)と、ODD装置7からX方向の反対方向に突出し、X方向に押圧されることによりODD装置7の少なくとも一部を収容部2rからX方向に押し出す押圧操作部8cが設けられたブラケット8と、を備える。このような構成によれば、例えば、ブラケット8に設けられた押圧操作部8cを利用して、ODD装置7の少なくとも一部を収容部2rから押し出すことができるため、ODD装置7を収容部2rからより容易に取り外すことができるようになる。よって、例えば、ODD装置7のメンテナンスや交換作業等を、より容易に行うことができる。
また、本実施形態では、ODD装置7には、当該ODD装置7のY方向(第二方向)の中央部を通りX方向に沿う中心線CLよりもY方向にずれて位置され、電子機器1の雄コネクタ11(第一コネクタ)と接続可能な雌コネクタ7a(第二コネクタ)が設けられ、押圧操作部8cは、中心線CLよりもY方向にずれて位置されている。このような構成によれば、例えば、押圧操作部8cが中心線CLよりもY方向の反対方向に位置された場合と比べて、押圧操作部8cと雌コネクタ7aとが互いにより近づいて配置されやすい。よって、例えば、押圧操作部8cによって雌コネクタ7aのより近くを押すことができるため、雄コネクタ11と雌コネクタ7aとの嵌合を、より容易に、より円滑に、あるいはより小さな力で解除することができる。
また、本実施形態では、ブラケット8は、収容部2rのX方向の反対方向の取付壁部2k(第一壁部)と結合可能な結合部8dを有し、押圧操作部8cは、結合部8dと雌コネクタ7aとの間に位置されている。このような構成によれば、例えば、結合部8dが押圧操作部8cと雌コネクタ7aとの間に位置された場合と比べて、押圧操作部8cと雌コネクタ7aとが互いにより近づいて配置されやすい。よって、例えば、押圧操作部8cによって雌コネクタ7aのより近くを押すことができるため、雄コネクタ11と雌コネクタ7aとの嵌合をより一層容易に解除することができる。
また、本実施形態では、押圧操作部8cは、結合部8dよりもX方向の反対方向に位置されている。このような構成によれば、例えば、押圧操作部8cが結合部8dひいては取付壁部2kよりもX方向の反対方向に突出するため、X方向の反対方向から押圧操作部8cをより容易に押すことができる。
また、本実施形態では、電子機器1は、電子機器ユニット4と、電子機器ユニット4が着脱可能に取り付けられる収容部2rと、結合部8dとの当接によって当該結合部8dのX方向に沿う回転中心Ax回りの変形を抑制する突出壁25f(変形抑制部)と、が設けられたベース筐体2(第一筐体)と、を備える。このような構成によれば、例えば、結合部8dと取付壁部2kとを結合する結合具13の回転トルクによって生じる結合部8dの回転中心Ax回りの変形を、結合部8dと突出壁25fとの当接によって抑制することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、ユニット本体は、ODD装置には限定されず、HDD(hard disk drive)装置や、ファン装置、電源装置等であってもよい。
1…電子機器、2…ベース筐体(第一筐体)、2k…取付壁部(第一壁部)、2r…収容部、4…電子機器ユニット、5…基板、6…ディスプレイユニット、7…ODD装置(ユニット本体)、7a…雌コネクタ(第二コネクタ)、8…ブラケット、8c…押圧操作部、8d…結合部、11…雄コネクタ(第一コネクタ)、25a…底壁(変形抑制部)、25f…突出壁(変形抑制部)、Ax…回転中心、CL…中心線、X…第一方向、Y…第二方向。
Claims (5)
- 電子機器に設けられ第一方向に開放された収容部に、着脱可能に取り付けられたユニット本体と、
前記ユニット本体から前記第一方向の反対方向に突出し、前記第一方向に押圧されることにより前記ユニット本体の少なくとも一部を前記収容部から前記第一方向に押し出す押圧操作部が設けられたブラケットと、
を備えた、電子機器ユニット。 - 前記ユニット本体には、当該ユニット本体の前記第一方向と交差した第二方向の中央部を通り前記第一方向に沿う中心線よりも前記第二方向にずれて位置され、前記電子機器の第一コネクタと接続可能な第二コネクタが設けられ、
前記押圧操作部は、前記中心線よりも前記第二方向にずれて位置された、請求項1に記載の電子機器ユニット。 - 前記ブラケットは、前記収容部の前記第一方向の反対方向の第一壁部と結合可能な結合部を有し、
前記押圧操作部は、前記結合部と前記第二コネクタとの間に位置された、請求項2に記載の電子機器ユニット。 - 前記押圧操作部は、前記結合部よりも前記第一方向の反対方向に位置された、請求項3に記載の電子機器ユニット。
- 請求項3または4に記載の電子機器ユニットと、
前記電子機器ユニットが着脱可能に取り付けられる前記収容部と、前記結合部との当接によって当該結合部の前記第一方向に沿う回転中心回りの変形を抑制する変形抑制部と、が設けられた第一筐体と、
を備えた、電子機器。
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JP (1) | JP2020053658A (ja) |
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