JP2020053560A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020053560A
JP2020053560A JP2018181604A JP2018181604A JP2020053560A JP 2020053560 A JP2020053560 A JP 2020053560A JP 2018181604 A JP2018181604 A JP 2018181604A JP 2018181604 A JP2018181604 A JP 2018181604A JP 2020053560 A JP2020053560 A JP 2020053560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
layer
insulating layer
conductor
printed wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018181604A
Other languages
English (en)
Inventor
一 坂本
Hajime Sakamoto
一 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP2018181604A priority Critical patent/JP2020053560A/ja
Publication of JP2020053560A publication Critical patent/JP2020053560A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】反りの生じ難いプリント配線板の製造方法を提供する。【解決手段】支持板130の両面に第1導体層171、第1樹脂絶縁層151、第2樹脂絶縁層152が形成され、第2樹脂絶縁層152上に第2配線板11が配置され、第1中間体111が完成される。完成した第1中間体111が支持板130から分離される。【選択図】図13

Description

本発明は、粗な配線ピッチに形成された第1配線板と、密な配線ピッチに形成された第2配線板とから成る結合型のプリント配線板の製造方法に関する。
近年のICチップの微細化、高集積化に伴い、パッケージ基板の配線ピッチも急速に細線化している。
特許文献1では、支持板上に半導体プロセスで配線密度の高い再配線基板を形成し、再配線基板をプリント配線板に埋め込むプリント配線板の製造方法が開示されている。
特開2013−214578号公報
[特許文献の課題]
特許文献1では、再配線基板をプリント配線板の一方の面に埋め込むため、再配線基板とプリント配線板との熱膨張係数、剛性の違いからプリント配線板に反りが生じ易く、歩留まりが低下することが考えられる。
本発明に係る粗な配線ピッチに形成された第1配線板と、密な配線ピッチに形成された第2配線板とから成る結合型のプリント配線板の製造方法は、第2配線板を用意することと、両面に銅箔を有する支持板を用意することと、前記両面の銅箔上に第1導体層を形成することと、前記銅箔及び前記第1導体層上に第1樹脂絶縁層を形成することと、前記第1樹脂絶縁層に前記第1導体層に至るビア用開口を形成し、ビア導体を形成すると共に、前記第1樹脂絶縁層上に第2導体層を形成することと、前記第1樹脂絶縁層上に前記第2配線板の配置用の樹脂絶縁層を形成することと、前記第2配線板の配置用の樹脂絶縁層上に前記第2配線板を配置することと、前記第2配線板の配置用の樹脂絶縁層上及び前記第2配線板の周囲に最外層の樹脂絶縁層を形成することと、前記支持板から前記銅箔を分離することと、前記銅箔を前記第1樹脂絶縁層からエッチングで除去し、前記第1導体層を露出させることと、を有する。
[実施形態の効果]
本発明の実施形態によれば、支持板の両面に第1導体層、第1樹脂絶縁層、第2導体層、ビア導体、第2配線板の配置用の樹脂絶縁層を有する第1配線板が形成され、第1配線板に第2配線板が配置され、第1配線板の完成後にプリント配線板が支持板から分離される。即ち、支持板の上下で対称構造のプリント配線板が形成されてから、支持板からプリント配線板が分離される。支持板の上下で対称性があるため、製造時にプリント配線板に反りが生じ難い。
本発明の第1実施形態に係るプリント配線板の断面図 第1実施形態の応用例のプリント配線板の断面図 第1実施形態のプリント配線板の平面図 第1実施形態のプリント配線板の第2配線板の断面図 第1実施形態のプリント配線板の第2配線板の製造工程図 第1実施形態のプリント配線板の第2配線板の製造工程図 図7(A)は、本発明の第2実施形態に係るプリント配線板の断面図であり、図7(B)は、第2実施形態に係るプリント配線板の第2配線板の断面図である。 第1実施形態のプリント配線板の製造工程図 第1実施形態のプリント配線板の製造工程図 第1実施形態のプリント配線板の製造工程図 第1実施形態のプリント配線板の製造工程図 第1実施形態のプリント配線板の製造工程図 第2実施形態のプリント配線板の製造工程図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照し説明が成される。なお、図1,図2、図3中、矢印Z1、Z2は、それぞれ配線板の主面(表裏面)の法線方向に相当する配線板の積層方向(又は配線板の厚み方向)を指す。一方、矢印X1、X2及びY1、Y2は、それぞれ積層方向に直交する方向(又は各層の側方)を指す。配線板の主面は、X−Y平面となる。また、配線板の側面は、X−Z平面又はY−Z平面となる。積層方向において、配線板のZ2側が下層、Z1側が上層とされる。
[第1実施形態]
図1、図2に第1実施形態に係るプリント配線板110の断面が示される。
第1実施形態のプリント配線板110は、コアレスのビルドアップ多層積層基板である。図2に示されるように、プリント配線板110上には、第1半導体素子としてのマイクロプロセッサMPU(Micro-Processing Unit:ロジック系半導体素子)92と、第2半導体素子としてのダイナミックラムDRAM(Dynamic Random Access Memory:メモリ系半導体素子)94とが実装され、パッケージ基板が形成される。プリント配線板110は、図示されないマザーボード基板上に実装される。プリント配線板110と、MPU92、DRAM94との間は、アンダーフィル樹脂168で封止されている。
図1に示されるように、プリント配線板110は、第1面F(Z1側)と第1面Fと反対側の第2面S(Z2側)とを有する。プリント配線板110は、プリント配線板の第2面S側に形成された第1樹脂絶縁層151と、第1樹脂絶縁層151の第1面F側(上層)に形成された第2樹脂絶縁層152と、第2樹脂絶縁層152の第1面F側(上層)に形成された第3樹脂絶縁層153と、を有する。第2樹脂絶縁層152の所定位置には、第2配線板10が配置されている。第3樹脂絶縁層153は、第2配線板10を収容するための開口145を有する。
第1樹脂絶縁層151内に第1導体層171が形成されている。第1導体層171は第2面S側のボトム面171bが埋まりボトム面の反対側のトップ面171tが第1樹脂絶縁層151の開口146から露出する。第1樹脂絶縁層151の第1面F側には第2導体層172が形成されている。第1導体層171と第2導体層172とは第1樹脂絶縁層151を貫通する第1ビア導体161で接続されている。第2樹脂絶縁層152の第1面F側には第3導体層173が形成されている。第2導体層172と第3導体層173とは第2樹脂絶縁層152を貫通する第2ビア導体162で接続されている。第3樹脂絶縁層153の第1面F側には第4導体層174が形成されている。第3導体層173と第4導体層174とは第3樹脂絶縁層153を貫通する第3ビア導体163で接続されている。第2配線板10及び第3樹脂絶縁層153上にソルダーレジスト層180が被覆されている。ソルダーレジスト層180は、第2配線板10の第4導体パターン78を露出する開口径の相対的に小さな第1開口182Aと、第4導体層174を露出する開口径の相対的に大きな第2開口182Bを有する。第1開口182Aから露出される第4導体パターン78は第1パッド184Aを形成し、該第1パッド184AにMPU92−DRAM94間の信号伝送用の第1半田バンプ186Aが形成されている。第2開口182Bから露出される第4導体層174は第2パッド184Bを形成し、該第2パッド184BにMPU92、DRAM94を実装するための第2半田バンプ186Bが形成されている。第1パッド184Aと第1半田バンプ186Aとの間、第2パッド184Bと第2半田バンプ186Bとの間には、図示されないニッケルめっき層と金めっき層とが形成されている。第1樹脂絶縁層151の第2面Sには開口146が形成され、該開口146内に第1導体層171上のパッド148Pが形成されている。パッド148Pの表面に図示されないニッケルめっき層と金めっき層、または、耐食膜が形成されている。プリント配線板の第2面S側は、開口146内に図示されない半田バンプを形成するソルダーレジスト層の無い構造である。
第1実施形態のプリント配線板110は、第1配線板100と、この第1配線板100の内部に配置された第2配線板10を含んでいる。第2配線板10は、多層プリント配線板の配線ルールではなく、後に詳述するようにICやLSIなどの半導体素子の配線ルールに従って配線設計されたものであり、第1配線板100よりも、配線の密度の指標である、ラインとスペースの比を示すL/S(ラインスペース)が微細になるように設計されている。ここで、ラインはパターン幅、スペースはパターン間の間隙を示す。具体的には、ラインとスペースの比を示すL/S(ラインスペース)が1/1〜5/5(μm)、好ましくは3/3〜5/5(μm)になるように高い配線密度に形成されている。これは、本実施形態の第1配線板100を含む通常の多層プリント配線板のL/Sが10/10(μm)程度であることに比較すると微細なレベルである。
第1配線板100は、半導体素子であるMPU92及びDRAM94の電源端子Vddへの電源の供給ラインと、信号の伝送ラインとを含む(図3参照)。
図4(A)は第2配線板10の断面を示す。
第2配線板10は、ガラス板(支持板)30と、ガラス板30上の第1絶縁層40と、第1絶縁層40上の第1導体パターン48と、第1導体パターン48上の第2絶縁層50と、第2絶縁層50上の第2導体パターン58と、第2導体パターン58上の第3絶縁層60と、第3絶縁層60上の第3導体パターン68と、第3導体パターン68上の第4絶縁層70と、第4絶縁層70上の第4導体パターン78と、を有する。第1導体パターン48と第2導体パターン58とは第2絶縁層50を貫通するビア導体56で接続されている。第2導体パターン58と第3導体パターン68とは第3絶縁層60を貫通するビア導体66で接続されている。第3導体パターン68と第4導体パターン78とは第4絶縁層70を貫通するビア導体76で接続されている。絶縁層40、50、60,70には、ポリイミド、フェノール系樹脂、ポリベンゾオキサゾール系樹脂のいずれかが絶縁材として使用できる。第2配線板10は、第3樹脂絶縁層153を所定領域で貫通して形成された開口145内に収容されている。
図4(B)に第2配線板10の一部が拡大されて示される。
ガラス板30の熱膨張係数は3.3ppmである。ガラス板30の厚みD1は20〜30mmである。第1絶縁層40の厚みd2は、4.6μmである。第2絶縁層50の厚み(第1導体パターン48と第2導体パターン58との絶縁距離)d3は、2μmである。第3絶縁層60、第4絶縁層70の厚みも第2絶縁層50とほぼ等しい。第1導体パターン48の厚みt1、第2導体パターン58の厚みt2、第3導体パターン68の厚みt3は2μmである。第4導体パターン78の厚みt4は5μmである。ガラス板上に形成された第2配線板を形成する絶縁層及び導体パターンの総合厚みD2は21.6μmである。ガラス板30の厚みD1と第2配線板を形成する絶縁層及び導体パターンの総合厚みD2とはほぼ等しいことが好ましい。ガラス板30の厚みD1は、第2配線板を形成する絶縁層及び導体パターンの総合厚みD2の0.5〜1.5倍であることが好ましい。これにより、第2配線板に導体パターンの信頼性を保つのに十分な剛性を持たせながら、第1配線板100側の樹脂絶縁層とガラス板との剛性差に起因する絶縁層のクラックが生じないレベルに剛性を抑えることができる。なお、ガラス板30は研磨により厚みが調整されることができる。
第2配線板10は、電源の供給ラインを含まず、導体パターン48、58、68により形成される信号の伝送ライン12(図3参照)のみを含んでおり、MPU92とDRAM94との間の信号の伝送に使用される。
詳しくは、伝送ライン12は、MPU92とDRAM94との間の信号の伝送に使用され、MPU92及びDRAM94への電源の供給には使用されない。MPU92、DRAM94の電源端子Vddは、第1配線板100の第2半田バンプ186B(図2参照)に電気的に接続され、外部の直流電源から電源が供給される。MPU92、DRAM94のグランド端子Gndは、第1配線板100の別の第2半田バンプを介してグランドに接続される。
第1実施形態のように第2配線板10が下から2層目の第2樹脂絶縁層152上に配置されていることにより、ソルダーレジスト層180によって、第2配線板10の上表面に生じうる小さな陥没の影響が低減され、第1半田バンプ186Aの高さが均一化されるようになる。また、第2配線板10がソルダーレジスト層上に形成されている場合と比較して、第1実施形態のプリント配線基板は応力による損傷に対して強い構造になっている。
ビア導体56、66、76の直径(絶縁層上面での径)は、10μm、好ましくは8μm以上12μm以下であることがよい。ビアランドは20μm、好ましくは16μm以上24μm以下であることがよい。ビア導体の直径をこのような微小なサイズとすることにより、第2配線板10での導体パターン48、58、68により形成される伝送ライン12(図3参照)の配線取り回しの自由度が向上し、例えば、伝送ライン12で、第2配線板10の左右の辺の一方辺側から多くの配線が取り出される。
第1実施形態のプリント配線板110において、第1配線板100は、第1配線板100よりも高い配線密度とされた、半導体素子間の信号伝送用の第2配線板10を内蔵する。多層プリント配線板である第1配線板100の設計の自由度を向上させることができる。例えば、電源系及び信号系の配線の全てが配線板の特定の部位に集中することを回避することができる。また、例えば、電子部品の周辺の電子部品が存在しない領域では、導体が存在せず樹脂のみ存在することを避けることができる。
第1実施形態のプリント配線板110によれば、ガラス板30上に、第1絶縁層40、第1導体パターン48、第2絶縁層50、第2導体パターン58の形成された第2配線板10が第1配線板100に配置される。ガラス板を有することで第2配線板10の剛性が高く、第2配線板10と第1配線板100との界面での剛性差に起因する第1導体パターン48、第2導体層152、第3導体層153の信頼性の低下が生じ難い。
第1実施形態のプリント配線板によれば、ガラス板30上に形成される第1絶縁層40、第2絶縁層50、第3絶縁層60、第4絶縁層70の熱収縮のバラツキを±2μmに制御できるため、バンプピッチが55μm、45μmに設定されることができる。
以下、本実施形態に係るプリント配線板の製造方法の一例が説明される。プリント配線板の製造プロセスは、第2配線板10の製造プロセスと、第1配線板100に第2配線板10を実装する工程を含む第1配線板(多層プリント基板)の製造プロセスとからなる。
[第2配線板の製造方法]
図5(A)に示されるように、ガラス板(支持板)30が準備される。ガラス板30は表面の平坦なガラスからなる。
図5(B)に示されるように、ガラス板30上に、例えば樹脂からなる第1絶縁層40(層間材:JSR製WPR5100)が配置される。第1絶縁層40とガラス板30とは、例えば加熱処理により接着される。ここで、第1絶縁層40とガラス板30との間に接着層が形成されることもある。
図5(C)に示されるように、例えばセミアディティブ(SAP)法により、第1絶縁層40上に第1導体パターン48が形成される。第1導体パターン48は、第1導体膜48aと第2導体膜48bとからなる。より詳しくは、第1導体膜48aは、TiN層(下層)とTi層(中間層)とCu層(上層)の3層からなる。これらの金属層は、それぞれ、例えばスパッタ法によって形成されるので、微細とされた第1導体パターン48と基材(第1絶縁層)40との良好な密着性が確保される。また、第2導体膜48bは、Cu層上の無電解銅めっき膜と、無電解銅めっき膜上の電解めっき膜とからなる。
第1導体パターン48は、ラインとスペースの比を示すL/S(ラインスペース)が1μm/1μm〜5μm/5μm、好ましくは3μm/3μm〜5μm/5μmになるように高い配線密度に形成される。ここで、ラインはパターン幅、スペースはパターン間の間隙を示す。ここでの配線密度は、IC(Integrated Circuit)やLSI(Large Scale Integrated Circuit)などの半導体素子に配線を形成する場合と同等の配線ルールで形成される。
続いて、図5(D)に示されるように、第1絶縁層40上に、例えばラミネート等により、第2絶縁層50が形成される。第2絶縁層50は、第1導体パターン48を覆うように形成される。
続いて、例えばレーザにより、第2絶縁層50に開口52(ビアホール)が形成される(図6(A))。開口52は、第1導体パターン48に到達し、その一部を露出させる。ここでの開口52の直径(第2絶縁層表面での開口径)は、1μm以上10μm以下、好ましくは0.5μm以上5μm以下の微小なサイズである。その後、必要に応じて、デスミアやソフトエッチがなされる。
続いて、例えばセミアディティブ(SAP)法により、開口52内にビア導体56(フィルド導体)が形成されるとともに、第2絶縁層50上に第2導体パターン58が形成される(図6(B))。第2導体パターン58及びビア導体56はそれぞれ、第1導体膜58aと第2導体膜58bとの2層からなる。より詳しくは、第1導体膜58aは、TiN層(下層)とTi層(中間層)とCu層(上層)の3層からなる。また、第2導体膜58bは、Cu層上の無電解銅めっき膜と、無電解銅めっき膜上の電解めっき膜とからなる。
これにより、図6(C)に示されるように、ガラス板30上に、第3絶縁層60、第4絶縁層70、第3導体パターン68、第4導体パターン78、ビア導体66、76が形成され、第2配線板10が完成する。
[第1配線板の製造方法]
第1実施形態のプリント配線板の製造方法が図8〜図12に示される。
樹脂基板120に銅箔132を積層した銅張積層板(支持板)130と、銅箔142が準備される。銅張積層板130に銅箔142が接合される(図8(A))。銅箔142上にめっきレジスト138が形成され、めっきレジスト138から露出する銅箔上にニッケルめっき膜140が形成される(図8(B))。ニッケルめっき膜140上に銅めっきから成る第1導体層171が形成される(図8(C))。めっきレジストが剥離される(図8(D))。銅箔142及び第1導体層171上に第1樹脂絶縁層151が形成される(図9(A))。第1樹脂絶縁層151に第1導体層171に至るビア用開口150aが形成される(図9(B))。ビア用開口150a内及び第1樹脂絶縁層の第2面上に無電解めっき膜126が形成される。図示しないめっきレジストが形成される。電解めっきでビア用開口150a内に第1ビア導体161が形成され、図示しないめっきレジストから露出する無電解めっき膜126上に電解めっき膜128が形成される。めっきレジストが除去され、電解めっき膜128から露出する無電解めっき膜126が除去され、電解めっき膜128と無電解めっき膜126とから成る第2導体層172が形成される(図9(C))。
図9(A)〜図9(C)と同様な工程で、第1樹脂絶縁層151、第2導体層172上に第2樹脂絶縁層152、第3導体層173、第2ビア導体162が形成され、第1中間体111とされる(図10(A))。図10(B)に示されるように、第2配線板10が第1中間体111の第2樹脂絶縁層152の所定領域上に搭載される。ここで、第2配線板10は、図示されない接着層を介して貼り付けられることもできる。
図11(A)に示されるように、第2樹脂絶縁層152上に第2配線板10を通す開口145を有する第3樹脂絶縁層153が形成される。第3樹脂絶縁層153上に第4導体層174が形成され、第3樹脂絶縁層153を貫通する第3ビア導体163が形成される。
図11(B)に示されるように第3樹脂絶縁層153上にソルダーレジスト層180が形成される。ソルダーレジスト層180は、第2配線板10の第4導体パターン78を露出する開口径の相対的に小さな第1開口182Aと、第4導体層174を露出する開口径の相対的に大きな第2開口182Bを有する。第1開口182Aから露出される第4導体パターン78は第1パッド184Aを形成し、第2開口182Bから露出される第4導体層174は第2パッド184Bを形成する。銅張積層板130の銅箔142上に第1樹脂絶縁層151、第2樹脂絶縁層152、第3樹脂絶縁層153、第2配線板10、ソルダーレジスト層180を有する第2中間体112が形成される。
銅張積層板130と銅箔142上の第2中間体112とが分離される(図12(A))。銅箔142がエッチングで除去されると同時に、ニッケルめっき膜140が除去され、第1樹脂絶縁層151に第1導体層171のトップ面171tを露出させる開口146が形成される(図12(B))。第1導体層171のトップ面171tが上述されたパッド148Pを形成する。
第1パッド184AにMPU92−DRAM94間の信号伝送用の第1半田バンプ186Aが形成され、第2パッド184BにMPU92、DRAM94を実装するための第2半田バンプ186Bが形成され、プリント配線板110が完成する(図1)。
第1半田バンプ186A、第2半田バンプ186Bを介してMPU92、DRAM94が実装される(図2)。
ここで、プリント配線板110にMPU92、DRAM94が実装された後、プリント配線板110が支持板130から分離されることも可能である。
第1実施形態の製造方法によれば、支持板130の両面に第1導体層171、第1樹脂絶縁層151、第2導体層172、第1ビア導体161、第2配線板の配置用の樹脂絶縁層(第2樹脂絶縁層)152を有する第1中間体111が形成され、第1中間体111に第2配線板10が配置され、第2中間体112の完成後に第2中間体112が支持板130から分離される。即ち、支持板130の上下で対称構造の第2中間体112が形成されてから、支持板130から第2中間体112が分離され、プリント配線板とされる。支持板の上下で対称性があるため、製造時にプリント配線板に反りが生じ難い。
[第2実施形態]
図7(A)は、本発明の第2実施形態に係るプリント配線板210の断面図であり、図7(B)は、第2実施形態に係るプリント配線板の第2配線板11の断面図である。
第2実施形態に係るプリント配線板210では、第1配線板100に図4(A)に示す第2配線板10からガラス板30が剥離された状態の第2配線板11が搭載される。
図13は第2実施形態のプリント配線板の製造方法を示す。
第1実施形態の図10(A)に示す第1中間体111が形成される(図13(A))。第1中間体111の第2樹脂絶縁層152上に、図4(A)に示す第2配線板10からガラス板30が剥離された状態の第2配線板11が搭載される(図13(B))。以降の工程は第1実施形態と同様である。
第2実施形態の製造方法によれば、支持板130の両面に第1中間体111が形成され、第1中間体111に第2配線板11が配置される。支持板の上下で対称性があるため、ガラス板を剥離した剛性の低い第2配線板11を配置しても、第2配線板及びプリント配線板に反りが生じ難い。
上述した実施形態では、3層の樹脂絶縁層を積層したプリント配線板を例示したが、2層または4層以上の樹脂絶縁層が積層されることも可能である。
10 第2配線板
30 支持板
42 銅箔
92 MPU
94 DRAM
100 第1配線板
110 プリント配線板
151 第1樹脂絶縁層
161 第1ビア導体
171 第1導体層

Claims (3)

  1. 粗な配線ピッチに形成された第1配線板と、密な配線ピッチに形成された第2配線板とから成る結合型のプリント配線板の製造方法であって、
    第2配線板を用意することと、
    両面に銅箔を有する支持板を用意することと、
    前記両面の銅箔上に第1導体層を形成することと、
    前記銅箔及び前記第1導体層上に第1樹脂絶縁層を形成することと、
    前記第1樹脂絶縁層に前記第1導体層に至るビア用開口を形成し、ビア導体を形成すると共に、前記第1樹脂絶縁層上に第2導体層を形成することと、
    前記第1樹脂絶縁層上に前記第2配線板の配置用の樹脂絶縁層を形成することと、
    前記第2配線板の配置用の樹脂絶縁層上に前記第2配線板を配置することと、
    前記第2配線板の配置用の樹脂絶縁層上及び前記第2配線板の周囲に最外層の樹脂絶縁層を形成することと、
    前記支持板から前記銅箔を分離することと、
    前記銅箔を前記第1樹脂絶縁層からエッチングで除去し、前記第1導体層を露出させることと、を有する。
  2. 請求項1のプリント配線板の製造方法であって、
    前記第2配線板の用意は、
    ガラス板を用意することと、
    前記ガラス上に絶縁層及び導体パターンを形成することと、を有し、
    前記第2配線板の配置用の樹脂絶縁層上への前記第2配線板の配置は、前記第2配線板に前記ガラス板の付いた状態で行う。
  3. 請求項1のプリント配線板の製造方法であって、
    前記第2配線板の用意は、
    ガラス板を用意することと、
    前記ガラス上に絶縁層及び導体パターンを形成することと、を有し、
    前記第2配線板の配置用の樹脂絶縁層上への前記第2配線板の配置は、前記第2配線板から前記ガラス板を剥離した状態で行う。
JP2018181604A 2018-09-27 2018-09-27 プリント配線板の製造方法 Pending JP2020053560A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018181604A JP2020053560A (ja) 2018-09-27 2018-09-27 プリント配線板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018181604A JP2020053560A (ja) 2018-09-27 2018-09-27 プリント配線板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020053560A true JP2020053560A (ja) 2020-04-02

Family

ID=69994024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018181604A Pending JP2020053560A (ja) 2018-09-27 2018-09-27 プリント配線板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020053560A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012134432A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Dainippon Printing Co Ltd 部品内蔵配線板
JP2014236188A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 イビデン株式会社 配線板及びその製造方法
JP2016122728A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 イビデン株式会社 キャビティ付き配線板及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012134432A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Dainippon Printing Co Ltd 部品内蔵配線板
JP2014236188A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 イビデン株式会社 配線板及びその製造方法
JP2016122728A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 イビデン株式会社 キャビティ付き配線板及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5931547B2 (ja) 配線板及びその製造方法
US9431347B2 (en) Wiring board and method for manufacturing the same
TWI443791B (zh) 佈線基板之製造方法、半導體裝置之製造方法及佈線基板
TWI487450B (zh) 佈線基板及其製造方法
JP5224845B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP6504665B2 (ja) 印刷回路基板、その製造方法、及び電子部品モジュール
JP5219276B2 (ja) 電子素子内蔵型印刷回路基板の製造方法
JP2013214578A (ja) 配線板及びその製造方法
JP2017123459A (ja) プリント回路基板
US20140102768A1 (en) Wiring board and method for manufacturing the same
JP2016149411A (ja) 半導体素子内蔵配線板及びその製造方法
JP2008198999A (ja) 電子素子内蔵印刷回路基板及びその製造方法
JP2011249759A (ja) 電子素子内蔵印刷回路基板及びその製造方法
JP2013243227A (ja) 配線板及びその製造方法
JP2015028986A (ja) プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP2015146346A (ja) 多層配線板
TW201328447A (zh) 印刷電路板及其製造方法
JP2014049578A (ja) 配線板、及び、配線板の製造方法
JP6378616B2 (ja) 電子部品内蔵プリント配線板
KR20170059536A (ko) 캐비티 인쇄회로기판 제조 방법
JP5660462B2 (ja) プリント配線板
US10897823B2 (en) Circuit board, package structure and method of manufacturing the same
JP2020053560A (ja) プリント配線板の製造方法
JP7265877B2 (ja) 配線基板
JP6082233B2 (ja) 配線板及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221115