JP2020053545A - 電子ユニット - Google Patents

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浩次 北中
Koji Kitanaka
浩次 北中
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Abstract

【課題】上方に開口するケース内に、ケースの底面に対して平行に回路基板を収納し、回路基板の上面に当接する仕切り板でケース内の空間を区分して、一方の空間のみに樹脂を注入するポッティングを行う場合がある。仕切り板の下辺を回路基板の上面に単に当接させただけでは、両者の間の隙間を通って樹脂が他方の空間に漏出する。【解決手段】回路基板の上面であって、仕切り板の下辺が当接する位置にV字状の溝を形成すると共に、仕切り板の下辺の断面形状をV字状に形成して、この仕切り板の下辺が上記V字状の溝内に挿入されることによって樹脂の漏出を防止する。【選択図】 図4

Description

本発明は、ケース内に回路基板を収納した状態で樹脂をケースに流し込み、回路基板を樹脂で封止した電子ユニットに関する。
回路基板上には複数の電子部品が実装されており、それらの電子部品の中の一部のものは空気中の水分から隔絶する必要がある。また、回路基板の表面に昆虫などが侵入すると短絡故障などが生じる場合がある。このような不具合を解消するため、従来より、上方に開口するケース内に回路基板を収納し、その状態で樹脂を充填して回路基板を樹脂中に埋没させ、樹脂を硬化させることによって回路基板を外部から隔絶するポッティングが行われている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載された従来のものは、ケース内に仕切り板を設け、この仕切り板でケース内の空間を2つの空間に区画し、一方の空間のみに樹脂を充填するものである。この従来のものでは、樹脂を充填する側の空間では、回路基板を挟んで上下に樹脂が充填され、回路基板は上面および下面の全域にわたって樹脂と接触するように封止される。
特開平11−31764号公報(図1,図2)
上記従来のものでは、ケース内に設ける仕切り板はケースに差し込まれ、仕切り板の下辺はケース内の回路基板の上面に当接する。ところが、回路基板の上面は完全な平面ではなく、若干ではあるが凹凸があるため、仕切り板の下辺と回路基板の上面との間には微小な隙間が生じる。
一方、ケース内に充填される樹脂は隙間なく各所に流動し入り込む必要があるため、粘性が低く流動性に優れたものが使用される。そのため、仕切り板の下辺と回路基板の上面との間に隙間が生じると、その隙間を通って樹脂を充填しない側の空間に樹脂が漏出する。このように、充填すべき空間から充填しない側の空間に向かって樹脂が露出すると、充填すべき空間の樹脂の液面が変動し、十分なポッティングの効果を得ることができないばかりか、充填しない側の回路基板の表面に不必要な樹脂が付着するという問題が生ずる。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、電子ユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明による電子ユニットは、上方に開口するケース内に、電気的に相互に接続された2個の回路基板を、このケースの底面とほぼ並行に収納し、一方の回路基板の上面に当接して上記ケース内の空間を2つに区分する仕切り板を有し、この仕切り板によって仕切られた空間の内、他方の回路基板が存在する方の空間に樹脂を充填する電子ユニットにおいて、上記一方の回路基板の上面であって、上記仕切り板の下辺が当接する位置にV字状の溝を形成すると共に、仕切り板の下辺の断面形状をV字状に形成して、この仕切り板の下辺が上記V字状の溝内に挿入されることによって上記充填された樹脂が硬化前に一方の回路基板側に漏出することを防止することを特徴とする。
回路基板の上面に形成されたV字状の溝に、断面がV字状に形成された仕切り板の下辺が挿入されることによって、回路基板の上面が完全に平面でなくてもV字状の溝を通っての樹脂の漏出を抑制することができる。なお、従来より回路基板にV字状の溝を形成することは常套手段であるため(例えば特開2011−243723号公報)、V字状以外の形状の溝を形成する場合と比較して、V字状の溝は容易に、かつ安価に形成することができる。
また、このV字状の溝を通っての樹脂の漏出をさらに確実に抑制するためには、上記V字状の溝に樹脂が流し込まれており、その流し込まれた樹脂は上記仕切り板の下辺と接触した状態で硬化しており、その流し込まれた樹脂が硬化した状態で、上記ケース内の片側の空間に樹脂が充填されるようにすることが望ましい。
以上の説明から明らかなように、本発明は、ケースの内部の空間を仕切り板で仕切って、一方の空間に樹脂を充填するポッティングを行う場合に、仕切り板を挟んだ反対側の空間への樹脂の漏出を可及的に防止することができるので、ポッティングに必要な樹脂の量の管理を正確に行うことができる。
本発明の一実施の形態の構成を示す分解斜視図 仕切り板の下辺と回路基板のV字状の溝とを示す拡大斜視図 仕切り板を含む平面図 ポッティングの状態を示す断面図
図1および図2を参照して、1は本発明によるケースの一例であり、樹脂製であり射出成型されている。本実施の形態では、このケース1内に2種類の回路基板2,3を収納する。回路基板2は電源基板であり、本実施の形態では必ずしもポッティングする必要はない。これに対して回路基板3は制御基板であり、ポッティングすることが望ましい。両回路基板2,3はピン端子21を介して電気的に接続される。そして、両回路基板2,3をケース1内に収納した後で仕切り板4をケース1にセットして、回路基板2が収納されている空間と回路基板3が収納されている空間とを隔絶し、回路基板3が収納されている側の空間にポッティング用の樹脂を流し込むようにした。この樹脂はウレタン樹脂やエポキシ樹脂が用いられるが、流動性が高く狭い隙間内にも浸透しやすい。また、充填時は流動性を有しているが加熱することによって硬化する。
仕切り板4の両端部には切り欠き部41が設けられており、また下辺42が回路基板2の上面に当接するように構成されている。この下辺42は断面がV字状に形成されており、回路基板2の上面に形成されたV字状の溝22内に挿入されるように構成されている。そして、切り欠き部41はケース1の内面に形成したガイド11内に挿入されるように装着される。
上記ピン端子21は回路基板2の下面でハンダ付けされているが、充填後の樹脂の膨張収縮による応力がそのハンダ付けされた部分に作用すると、ハンダ割れが生じるおそれがある。そこで、ピン端子21がハンダ付けされている部分に樹脂が充填されないように、空間5を形成した。
図3および図4を参照して、上述のように仕切り板4をケース1に装着すると、この仕切り板4によってケース1の内部空間が2個の分割される。上述の制御基板である回路基板3が収納されている側の空間をAとし、電源基板である回路基板2が収納されている側の空間をBとする。上述のように、空間Aに樹脂Pを充填してポッティングするが、この樹脂Pを空間A内に充填する前に、仕切り板4をケース1にセットする際に、上記V字状の溝22内にポッティング用の樹脂Pと同じ樹脂を少量流し込む。その状態で仕切り板4をセットすると、仕切り板4の下辺42が溝22に挿入する際に、溝22内の樹脂が毛管現象によって溝22の全幅にわたって広がり、下辺42と溝22との間の隙間を樹脂で塞ぐことになる。その状態でケース1を加熱炉に投入して加熱して溝22内の樹脂を硬化させる。その後に空間A側に樹脂Pを流し込むと、溝22と仕切り板4の下辺42との間は硬化した樹脂で塞がれているので、溝22を通って樹脂が空間B側に漏出することがない。
ところで、上記実施の形態では仕切り板4をセットする際に溝22にポッティングの用いる樹脂Pと同じ樹脂Pを滴下したが、必ずしもポッティングに用いる樹脂Pと同じ樹脂である必要はなく、別の種類の樹脂、例えば常温で硬化する接着剤として機能する樹脂でもよく、あるいは樹脂を滴下せずに仕切り板4の下辺42を溝22に挿入させてもよい。
なお、本発明は上記した形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもかまわない。
1 ケース
2 回路基板(電源基板)
3 回路基板(制御基板)
4 仕切り板
22 (V字状の)溝
42 下辺
A (ポッティングする側の)空間
B (ポッティングしない側の)空間

Claims (2)

  1. 上方に開口するケース内に、電気的に相互に接続された2個の回路基板を、このケースの底面とほぼ並行に収納し、一方の回路基板の上面に当接して上記ケース内の空間を2つに区分する仕切り板を有し、この仕切り板によって仕切られた空間の内、他方の回路基板が存在する方の空間に樹脂を充填する電子ユニットにおいて、上記一方の回路基板の上面であって、上記仕切り板の下辺が当接する位置にV字状の溝を形成すると共に、仕切り板の下辺の断面形状をV字状に形成して、この仕切り板の下辺が上記V字状の溝内に挿入されることによって上記充填された樹脂が硬化前に一方の回路基板側に漏出することを防止することを特徴とする電子ユニット。
  2. 上記V字状の溝に樹脂が流し込まれており、その流し込まれた樹脂は上記仕切り板の下辺と接触した状態で硬化しており、その流し込まれた樹脂が硬化した状態で、上記ケース内の片側の空間に樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の電子ユニット。
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