JP2020053280A - コネクタ - Google Patents

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将大 狩田
Masahiro KARITA
将大 狩田
今井 康雄
Yasuo Imai
康雄 今井
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
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    • H01R13/6581Shield structure

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

【課題】内導体と外導体との電気的な絶縁の信頼性をより高めたコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、内導体10と、内導体10を包囲する外導体20と、外導体20と内導体10との間に配置される誘電体40とを備える。誘電体40は、内導体10を収容する収容部47を有するハウジング41と、ハウジング41に取り付けられるカバー42とを有している。カバー42は、カバー本体61から突出してハウジング41の側面部46に係止されるカバー片部62を有している。ハウジング41は、側面部46に、カバー片部62の突出方向の先端部を側方から覆ってカバー片部62がカバー本体61に対して開く方向に変位するのを規制する規制部71を有している。【選択図】図5

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、金属製の外導体(雄側外導体)と、合成樹脂製の誘電体(雄側誘電体)と、複数の金属製の内導体(雄側内導体)とを備えている。外導体は、アッパ部材とロア部材とを有している。誘電体は、複数の収容部(収容孔を含む溝部分)を有している。各収容部は、上下背合わせに配置され、後部が上側及び下側に開放されている。
各内導体は、誘電体の各収容部に収容される。アッパ部材は、各収容部の上側の開口面を覆うように誘電体に取り付けられ、ロア部材は、収容部の下側の開口面を覆うように誘電体に取り付けられる。誘電体が内導体と外導体との間に介在することにより、内導体と外導体との電気的な絶縁が確保される。
特開2018−125199号公報
ところで、上記の場合は、各収容部の上側及び下側の開口面をそれぞれカバーで覆うことにより、内導体と外導体との電気的な絶縁の信頼性を高める構造にすることが可能となる。しかし、仮に、誘電体が前記カバーを有していても、側方から見たときに、誘電体のハウジング部分とカバーとの間に隙間が形成されていると、隙間に水滴などの異物が側方から入り込み易く、内導体と外導体が異物を介して電気的に短絡された状態になるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、内導体と外導体との電気的な絶縁の信頼性をより高めたコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、内導体と、内導体を包囲する外導体と、外導体と内導体との間に配置される誘電体とを備える。誘電体は、内導体を収容する収容部を有するハウジングと、ハウジングに取り付けられるカバーとを有している。カバーは、収容部の開口面を覆うカバー本体と、カバー本体から突出してハウジングの側面部に係止されるカバー片部とを有している。ハウジングは、側面部に、カバー片部の突出方向の先端部を側方から覆ってカバー片部がカバー本体に対して開く方向に変位するのを規制する規制部を有している。
カバー片部の突出方向の先端部がハウジングの規制部で覆われることにより、カバー片部がカバー本体に対して開く方向に変位するのが規制されるため、カバー片部がハウジングの側面部に係止される状態を良好に維持することができる。また、規制部がカバー片部の突出方向の先端部を側方から覆うため、カバー片部の突出方向の先端部と規制部との間に形成され得る隙間を側方から見て無くすことができ、側方から進入しようとする水滴などの異物がハウジングの収容部内に入り込みにくくなる。これにより、内導体と外導体とが異物を介して短絡された状態になるのを回避することができ、内導体と外導体との電気的な絶縁の信頼性を高めることができる。
上述のとおり、規制部が電気的な絶縁の信頼性を確保する機能とカバーの開きを抑える機能とを兼備するため、両機能がハウジングの別々の部位に設けられる場合に比べ、ハウジングの構成を簡略化することができる。
本発明の実施例1におけるコネクタの分解斜視図である。 ハウジングに上下一対のカバーが組み付けられ、誘電体が形成された状態を示す斜視図である。 さらに下側のカバーにロア部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 さらに下側のカバーに上側のカバーが被せ付けられた状態を示す斜視図である。 誘電体の背面図である。 誘電体の正面図である。 誘電体の側面図である。 誘電体の収容部に内導体が収容された状態を示す断面図である。 ハウジングの背面図である。 ハウジングの平面図である。 カバーの平面図である。 カバーの斜視図である。 圧着前の外導体、カバー及び内導体の位置関係を示す背面図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
(1)カバー片部の突出方向の先端部は、外側へ向けてカバー本体側に近づくように傾斜するカバー側斜面部を有し、規制部は、カバー側斜面部と対面するように傾斜するハウジング側斜面部を有している。このようなカバー側斜面部及びハウジング側斜面部であれば、カバー及びハウジングに比較的簡単に形成することができる。また、上記構成のようにカバー側斜面部とハウジング側斜面部が傾斜して対面する構成であれば、内導体と外導体との間の距離を詰めることができ、コネクタを小型にすることができる。
(2)内導体は、電線に接続される電線接続部を有し、ハウジングの収容部は、電線接続部を収容する接続部収容領域を有し、ハウジングは、側面部に、接続部収容領域の側方を区画する接続部区画壁を有し、規制部は、接続部区画壁に設けられている。仮に、接続部区画壁に規制部が設けられていないと、カバー片部の突出方向の先端部とハウジングの側面部との隙間に側方から進入しようとする水滴などの異物が入り込み易くなり、電線接続部と外導体とが短絡されるおそれがある。その点、上記構成の場合、接続部区画壁に規制部が設けられているため、規制部がカバー片部の突出方向の先端部を側方から覆うことにより、電線接続部に異物が入り込みにくくなる。
<実施例1>
以下、実施例1を図面に基づいて説明する。実施例1のコネクタは、シールドコネクタであって、金属製の複数の内導体10と、金属製の外導体20と、合成樹脂製の誘電体40と、を備える。なお、以下の説明において、前後方向は、図1の左側を前側とし、上下方向は、図1を基準とする。
各内導体10は、金属板を曲げ加工などして前後方向に細長く延びる形状に成形される。各内導体10は、図8に示すように、前部に、図示しない相手内導体に接続される筒状の相手接続部11を有し、後部に、電線90に接続されるバレル状の電線接続部12を有している。電線接続部12は、電線90の端部において露出する導体部91に圧着により接続される。
電線90は、各内導体10に対応して複数設けられる。各電線90は、図2に示すように、誘電体40の後方に引き出されて、シールド電線92の外被93により一括して包囲される。外被93内には編組線などのシールド部材94が挿通されている。シールド部材94の端部は、捲り返されて外被93の外周側に露出して配置される。
外導体20は、誘電体40を包囲する筒状をなし、シールド部材94の端部に接続され、各内導体10からノイズが漏洩し、又は各内導体10にノイズが侵入するのを防止する。外導体20は、図1に示すように、上側に位置するアッパ部材21と、下側に位置するロア部材22とからなる。
ロア部材22は、図1に示すように、前後方向に延びる帯板状の底板部23と、底板部23の左右両端(幅方向両端)から上方に突出する一対の側板部24とを有している。各側板部24は、外側に切り起こされた係止突起25と、係止突起25の前方に配置される係合孔26とを有している。
アッパ部材21は、前後方向に延びる帯板状の天板部27と、天板部27の左右両端から下方に突出する一対の覆い板部28とを有している。天板部27は、上面(外面)に、平面矩形状の係止凹所29を有している。係止凹所29は、図示しないハウジングケースのランスに係止される。外導体20は、ハウジングケース内に収容され、ハウジングケースが図示しない相手コネクタに嵌合されることで、図示しない相手外導体に接続される。
各覆い板部28は、内側に屈曲する弾性変形可能な接触片31と、接触片31の前方に配置される係止孔32とを有している。各覆い板部28の接触片31は、ロア部材22の各側板部24の外面に弾性的に接触する。各覆い板部28の各係止孔32には、図4に示すように、ロア部材22の各係止突起25が嵌入可能とされる。アッパ部材21は、天板部27の後方に、バレル部33を有している。バレル部33は、底板部23の後端部とともにシールド部材94の端部を包囲し、シールド電線92の端部に圧着により接続される。
誘電体40は、図5及び図7に示すように、ハウジング41と、ハウジング41に組み付けられる上下一対のカバー42とからなる。ハウジング41は、図9及び図10に示すように、前面部43、基部44、仕切部45及び一対の側面部46により一体に構成される。
前面部43は、所定厚みの前壁であって、上下方向及び左右方向にほぼ沿って配置される。基部44は、板状をなし、左右方向及び前後方向にほぼ沿って配置され、前端が前面部43の上下中央部に一体に連結される。仕切部45は、板状をなし、上下方向及び前後方向にほぼ沿って配置され、前端が前面部43の左右中央部に一体に連結される。また、仕切部45は、図9に示すように、上下中央部で基部44の左右中央部と交差して連結され、仕切部45との間に背面視十字形を呈する。各側面部46は、板状をなし、上下方向及び前後方向にほぼ沿って配置され、前端が前面部43の左右端部に一体に連結される。
ハウジング41は、図9に示すように、前面部43、基部44、仕切部45及び各側面部46によって区画される上下2段、左右2列の収容部47を有している。上段の各収容部47は、後方及び上方に開放され、内導体10が挿入された後、上方の開口面が上側のカバー42で閉塞される。下段の各収容部47は、後方及び下方に開放され、同じく内導体10が挿入された後、下方の開口面が下側のカバー42で閉塞される。各収容部47は、図10に示すように、後部に、前後方向にほぼ一定幅で且つ前部より少し幅広の接続部収容領域48を有している。
前面部43は、図2及び図9に示すように、各収容部47に連通するタブ挿通孔49を有している。各タブ挿通孔49には、前方から図示しない相手内導体のタブが挿入される。タブは、内導体10の相手接続部11に挿入接続される。前面部43は、図8〜図10に示すように、上下夫々の端面に、後端角部を切り欠いた形状の凹部51を有している。凹部51は、上下方向にほぼ沿って配置される前壁部分と、前壁部分の下端から後方(収容部47が位置する方向)へ行くに従って基部44に近づくように傾斜して配置される斜面部分と、各側面部46の内面と対応して配置される左右夫々の側壁部分と、により区画される。
仕切部45は、左右に隣接する収容部47間を仕切る隔壁部分であって、上下端に、凹状に切り欠いた形状の凹所52を有し、凹所52の後方に、上方に突出する板片状の突起53を有している。
各側面部46は、図1に示すように、前部に上下幅が大きい前方側面部54を有し、後部に前方側面部54より上下幅が小さい後方側面部55を有している。収容部47に内導体10が収容されたときに、前方側面部54は相手接続部11に隣接して配置され、後方側面部55は電線接続部12に隣接して配置されるようになっている。
前方側面部54は、外面(収容部47内に臨む面とは反対側の面)の上下端部に、一対の爪状のハウジング側係止部56を有している。各ハウジング側係止部56は、図7に示すように、カバー42の後述するカバー側係止部57と係止可能とされている。
後方側面部55は、図10に示すように、接続部収容領域48の側方を区画する接続部区画壁として構成される。後方側面部55は、図5に示すように、先端部(基部44から突出する方向の端部)に、カバー42の後述する連設部65の先端部(後述するカバー側斜面部69)と上下方向に重なるように配置され、連設部65の先端部を側方(外側)から覆うことが可能な規制部71を有している。後方側面部55は、背面視において基部44側へ向けて徐々に上下幅を小さくするテーパ状(アリ状)を呈している。
後方側面部55は、規制部71を構成する先端部に、板厚方向(幅方向)に関し、外面側から内面側(収容部47内に臨む面側)にかけて基部44に近づくように傾斜する一対のハウジング側斜面部58を有している。また、後方側面部55は、図10に示すように、前方側面部54より外側に張り出す厚肉領域を有し、厚肉領域の前端に、図7に示すように、側面視において前方へ向けて徐々に上下幅を小さくするテーパ状の傾斜端面59を有している。
上下一対のカバー42は、図5に示すように、左右に隣接する収容部47の開口面を一括して覆う矩形板状のカバー本体61と、カバー本体61の左右端に連なってカバー本体61の板面と交差(詳細には直交)する方向(上方又は下方)に突出する一対のカバー片部62とからなる。なお、上下一対のカバー42は、互いに同一形状であるため、同一符号を付し、特に区別する必要がない限り、個別の説明を省略する。
カバー本体61は、図11及び図12に示すように、後側の左右中央部に、矩略形の突入孔63を有し、内面(収容部47に臨む面)に、幅方向に延びるリブ状のリテーナ部64を有している。カバー42がハウジング41に取り付けられたときに、図2に示すように、突入孔63に突起53が緊密に嵌入され、図8に示すように、リテーナ部64が内導体10の相手接続部11の後端に係止可能に配置される。カバー本体61は、前端の下側角部に、ハウジング41の凹部51の斜面部分に沿って配置される斜面部分を有している。
各カバー片部62は、前部にカバー側係止部57を有し、後部にカバー側係止部57と一体に連なる連設部65を有している。各カバー側係止部57は、カバー本体61の板面方向(幅方向)に少し張り出したあと上方又は下方に突出する矩形枠状をなし、内側に、ハウジング側係止部56を嵌合可能な孔部66を有している。孔部66は、カバー側係止部57において、幅方向に貫通し且つ上方に開放されている。各カバー側係止部57は、図7に示すように、前後両端の角部に、斜めに切り欠かれた形状の面取り部67を有している。カバー42がハウジング41に取り付けられたときに、後端側の面取り部67がハウジング41の傾斜端面59に沿って配置されるようになっている。
各連設部65は、図11及び図12に示すように、各カバー側係止部57に対し幅方向内側に位置ずれして配置されている。各連設部65は、外面の後部に、前後方向に長いリブ状の係合突部68を有している。各係合突部68は、図3に示すように、ロア部材22の各係合孔26に嵌入して係合可能とされている。
各連設部65は、図5及び図12に示すように、突出方向の先端面(上端面又は下端面)に、板厚方向(幅方向)に関し、内面側から外面側にかけてカバー本体61に近づくように傾斜する一対のカバー側斜面部69を有している。各カバー側斜面部69は、各ハウジング側斜面部58とほぼ同一の傾斜角(上下方向、幅方向に対する傾斜角)を有し、カバー42がハウジング41に取り付けられたときに、各ハウジング側斜面部58に沿って対面して配置される。
次に、本実施例1のコネクタの組み付け方法及び作用効果を説明する。
まず、ハウジング41の各収容部47に内導体10が挿入され、ハウジング41にカバー42が取り付けられる。カバー42は、各カバー側係止部57の弾性変位を伴った後、孔部66に各ハウジング側係止部56が嵌り込むことにより、ハウジング41に抜け止め状態に保持される(図7を参照)。カバー42がハウジング41に取り付けられるときに、カバー42の突入孔63にハウジング41の突起53が嵌入され(図2を参照)、突入孔63の内面に、突起53の前後両端に設けられたクラッシュ部72(図10を参照)が潰れるようにして緊密に挿入される。
ここで、電線90が基部44から離間する方向に振れると、カバー42が電線90と干渉してハウジング41から外れる方向の力を受けるが、本実施例1の場合、突起53がクラッシュ部72を介することで突入孔63に実質的に固定状態に挿入されるため、各カバー側係止部57と各ハウジング側係止部56との係止状態を良好に維持することができ、カバー42がハウジング41から不用意に外れるのを防止することができる。また、カバー42がハウジング41に取り付けられると、相手接続部11の後端にリテーナ部64が係止可能に配置され、内導体10が収容部47に抜け止め状態に保持される(図8を参照)。
そして、図5に示すように、各規制部71が各カバー側斜面部69を側方から覆うようにして配置され、各ハウジング側斜面部58が各カバー側斜面部69に対し上下方向(カバー42の取り付け方向)及び幅方向(連設部65及び後方側面部55の板厚方向)と交差する方向に沿って対面して配置される。このため、連設部65の突出方向の先端部と後方側面部55との間の隙間は、側面視において各規制部71の内側に隠れて見えなくなる(図7を参照)。このため、側方から進入しようとする水滴などの異物は、規制部71の外面に当たることで、連設部65の突出方向の先端部と後方側面部55との間の隙間に入り込むのが阻止され得る。
仮に、各カバー片部62がカバー本体61との連結部位を支点として外側に開くような開き方向の力を受けると、その開き方向で各カバー側斜面部69が各ハウジング側斜面部58に当接することから、各カバー片部62の開き動作が抑制される。このため、各カバー側係止部57と各ハウジング側係止部56との係止状態をより良好に維持することができる。
また、カバー42がハウジング41に取り付けられると、前面部43の凹部51に、カバー本体61の前端部が嵌入され、凹部51とカバー本体61のそれぞれの斜面部分(図8の符号Aで示す部分)が対面して当接可能に配置される。この凹部51とカバー本体61のそれぞれの斜面部分によって、上方から進入しようとする水滴などの異物が収容部47の前部側に入り込みにくくなる。
その後、誘電体40がロア部材22に取り付けられる。誘電体40は、各係合突部68がロア部材22の各係合孔26に嵌入することで、ロア部材22に抜け止め状態に保持される。続いて、誘電体40の上方からアッパ部材21が被せ付けられる。アッパ部材21は、各接触片31がロア部材22の各係止孔32に嵌入されることにより、誘電体40を間に挟んで、ロア部材22に抜け止め状態に保持される。このとき、アッパ部材21のバレル部33がシールド電線92の端部に圧着により接続され、外導体20がシールド部材94に電気的に接続される。
以上説明したように、本実施例1によれば、ハウジング41が各カバー片部62の突出方向の先端部を側方から覆って各カバー片部62の開き動作を抑える各規制部71を有するため、各カバー側係止部57と各ハウジング側係止部56との係止状態を良好に維持することができる。しかも、各規制部71は、各カバー片部62の突出方向の先端部との間に形成され得る隙間を側方から見て無くすことができるので、側方から進入しようとする水滴などの異物が収容部47内に入り込みにくくなる。その結果、収容部47に収容された内導体10と外導体20とが異物を介して短絡された状態になるのを回避することができ、内導体10と外導体20との電気的な絶縁を確保することができる。特に、ハウジング側斜面部58が接続部収容領域48の側方を区画する後方側面部55に設けられ、内導体10の電線接続部12と外導体20とが短絡されるのを回避することができるため、電気的な信頼性をより高めることができる。
また、収容部47に収容される内導体10と外導体20との間の絶縁距離を設定する際には、図13の符号Bで示す隙間の沿面距離を確保すればよいため、本実施例1のように、ハウジング側斜面部58とカバー側斜面部69が上下方向及び幅方向と交差する方向に沿って傾斜して対面する構成であれば、カバー片部62の突出方向の先端部と規制部71が傾斜せず幅方向に沿って対面する場合と比べ、コネクタの幅方向の寸法を小さくすることができ、小型化に寄与することができる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)規制部は、カバー片部の突出方向の先端部を側方から覆い、カバー片部の開き動作を抑えることができる構造であればよく、例えば、ハウジング側斜面部に代えて、カバー片部の突出方向の先端部の外面を覆うように上下方向に沿って起立する壁面として構成されてもよい。この場合、カバー片部の突出方向の先端部に、カバー側斜面部を設ける必要はなく、上下方向に沿った外面部分が設けられていればよい。
(2)上記実施例1は、各収容部がハウジングに上下2段に配置され、カバーが下側及び上側に対をなして設けられていたが、本発明の場合、各収容部がハウジングに一段で配置され、カバーが一つだけ設けられるものであってもよい。 (3)上記実施例1は、外導体がアッパ部材とロア部材とからなるものであったが、本発明の場合、外導体は全体が筒状に一体成形されるものであってもよい。
10…内導体
12…電線接続部
20…外導体
40…誘電体
41…ハウジング
46…側面部
47…収容部
55…後方側面部(接続部区画壁)
58…ハウジング側斜面部
61…カバー本体
62…カバー片部
69…カバー側斜面部
71…規制部
90…電線

Claims (3)

  1. 内導体と、前記内導体を包囲する外導体と、前記外導体と前記内導体との間に配置される誘電体とを備え、
    前記誘電体は、前記内導体を収容する収容部を有するハウジングと、前記ハウジングに取り付けられるカバーとを有し、
    前記カバーは、前記収容部の開口面を覆うカバー本体と、前記カバー本体から突出して前記ハウジングの側面部に係止されるカバー片部とを有し、
    前記ハウジングは、前記側面部に、前記カバー片部の突出方向の先端部を側方から覆って前記カバー片部が前記カバー本体に対して開く方向に変位するのを規制する規制部を有しているコネクタ。
  2. 前記カバー片部の突出方向の先端部は、外側へ向けて前記カバー本体側に近づくように傾斜するカバー側斜面部を有し、前記規制部は、前記カバー側斜面部と対面するように傾斜するハウジング側斜面部を有している請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記内導体は、電線に接続される電線接続部を有し、前記ハウジングの前記収容部は、前記電線接続部を収容する接続部収容領域を有し、前記ハウジングは、前記側面部に、前記接続部収容領域の側方を区画する接続部区画壁を有し、前記規制部は、前記接続部区画壁に設けられている請求項1又は2に記載のコネクタ。
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