JP2020052798A - インタフェース装置、その位置ずれ補正方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】振動等の影響を受けることなく、正確に投写画像を投写し且つユーザの指示を検出することができるインタフェース装置、その位置ずれ補正方法及びプログラムを提供する。【解決手段】S4のステップで、基準マーカとしての赤外LED60a〜60dの位置の検出に基づいてセンシング領域31の投写面51に対する位置ずれを補正し、S8のステップで、センシング領域31におけるマーク画像としてのスタートマークSMに対するユーザの指示位置の検出に基づいて、プロジェクタ部10による投写画像SGの投写面51に対する位置ずれを補正するので、投写面51とセンシング領域31と投写画像SGとの間の位置ずれを補正することができる。【選択図】図4
Description
本発明は、投写画像に対するユーザの指示を検出することにより、情報の入力を行うインタフェース装置、その位置ずれ補正方法及びプログラムに関する。
従来、プロジェクタにより投写面に投写画像を投写するとともに、赤外照射部と赤外線センサとにより、投写面に対するユーザの指等による指示位置を検出し、検出した指示位置を投写画像に対応させることにより、ユーザが情報の入力を行うことができるインタフェース装置が提案されている(例えば、特許文献1等参照。)。
しかしながら、上述したような従来のインタフェース装置を車両に搭載した場合、車両の振動や外乱ノイズの影響により、プロジェクタから投写される投写画像の位置ずれやユーザによる指示の検出に位置ずれが生じるという問題が想定される。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、振動等の影響を受けることなく、正確に投写画像を投写し且つユーザの指示を検出することができるインタフェース装置、その位置ずれ補正方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明のインタフェース装置は、投写面に投写画像を投写するプロジェクタ部と、前記投写面上に所定の電磁波を照射してセンシング領域を形成する電磁波照射部と、前記センシング領域の前記所定の電磁波による撮像画像を撮像する撮像部と、前記撮像画像に基づいて前記センシング領域におけるユーザの指示位置を検出する検出部と、を備え、前記投写面における前記投写画像に対する前記ユーザの指示を検出することにより、情報の入力を行うインタフェース装置であって、前記投写面の所定位置に配置されて前記所定の電磁波を発生する基準マーカと、前記基準マーカより前記所定の電磁波を発生させた状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記基準マーカの位置を検出するマーカ位置検出部と、前記マーカ位置検出部で検出された前記基準マーカの位置に基づいて、前記センシング領域の前記投写面に対する位置ずれを補正する第1補正部と、前記第1補正部により前記センシング領域の位置ずれを補正した後、前記プロジェクタ部により前記投写面に前記ユーザの指示対象となる所定のマーク画像を投写するマーク画像投写部と、前記投写面に前記所定のマーク画像が投写されている状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記ユーザの指示位置を検出する指示位置検出部と、前記指示位置検出部で検出された前記指示位置に基づいて、前記プロジェクタ部による前記投写画像の前記投写面に対する位置ずれを補正する第2補正部と、を備える。
本発明のインタフェース装置の位置ずれ補正方法は、投写面に投写画像を投写するプロジェクタ部と、前記投写面上に所定の電磁波を照射してセンシング領域を形成する電磁波照射部と、前記センシング領域の前記所定の電磁波による撮像画像を撮像する撮像部と、前記撮像画像に基づいて前記センシング領域におけるユーザの指示位置を検出する検出部と、を備え、前記投写面における前記投写画像に対する前記ユーザの指示を検出することにより、情報の入力を行うインタフェース装置において、位置ずれを補正する方法であって、前記投写面の所定位置に配置されて前記所定の電磁波を発生する基準マーカより前記所定の電磁波を発生させた状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記基準マーカの位置を検出するマーカ位置検出ステップと、前記マーカ位置検出ステップで検出された前記基準マーカの位置に基づいて、前記センシング領域の前記投写面に対する位置ずれを補正する第1補正ステップと、前記第1補正ステップにより前記センシング領域の位置ずれを補正した後、前記プロジェクタ部により前記投写面に前記ユーザの指示対象となる所定のマーク画像を投写するマーク画像投写ステップと、前記投写面に前記所定のマーク画像が投写されている状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記ユーザの指示位置を検出する指示位置検出ステップと、前記指示位置検出ステップで検出された前記指示位置に基づいて、前記プロジェクタ部による前記投写画像の前記投写面に対する位置ずれを補正する第2補正ステップと、を備える。
本発明のプログラムは、投写面に投写画像を投写するプロジェクタ部と、前記投写面上に所定の電磁波を照射してセンシング領域を形成する電磁波照射部と、前記センシング領域の前記所定の電磁波による撮像画像を撮像する撮像部と、前記撮像画像に基づいて前記センシング領域におけるユーザの指示位置を検出する検出部と、を備え、前記投写面における前記投写画像に対する前記ユーザの指示を検出することにより、情報の入力を行うインタフェース装置において、位置ずれを補正するために、コンピュータに、前記投写面の所定位置に配置されて前記所定の電磁波を発生する基準マーカより前記所定の電磁波を発生させた状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記基準マーカの位置を検出するマーカ位置検出ステップと、前記マーカ位置検出ステップで検出された前記基準マーカの位置に基づいて、前記センシング領域の前記投写面に対する位置ずれを補正する第1補正ステップと、前記第1補正ステップにより前記センシング領域の位置ずれを補正した後、前記プロジェクタ部により前記投写面に前記ユーザの指示対象となる所定のマーク画像を投写するマーク画像投写ステップと、前記投写面に前記所定のマーク画像が投写されている状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記ユーザの指示位置を検出する指示位置検出ステップと、前記指示位置検出ステップで検出された前記指示位置に基づいて、前記プロジェクタ部による前記投写画像の前記投写面に対する位置ずれを補正する第2補正ステップと、を実行させる。
本発明のインタフェース装置によれば、第1補正部が、基準マーカの位置の検出に基づいてセンシング領域の投写面に対する位置ずれを補正し、第2補正部が、センシング領域におけるマーク画像に対するユーザの指示位置の検出に基づいて、プロジェクタ部による投写画像の投写面に対する位置ずれを補正するので、投写面とセンシング領域と投写画像との間の位置ずれを補正することができる。よって、振動等の影響を受けることなく、正確に投写画像を投写し且つユーザの指示を検出することができるという効果を奏する。
本発明のインタフェース装置の位置ずれ補正方法によれば、インタフェース装置において各ステップを行うことによって、上記インタフェース装置と同様の効果を奏する。
本発明のプログラムによれば、インタフェース装置においてコンピュータで上記プログラムを実行させて各ステップを行うことによって、上記インタフェース装置と同様の効果を奏する。
以下、本発明に係るインタフェース装置、その位置ずれ補正方法及びプログラムを具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態のインタフェース装置1は、車両の室内に搭載されて、空調装置やカーナビゲーション装置等の機器との間でユーザが入出力を行うための装置であって、図1、図2の全体構成図に示すように、運転席と助手席(図示せず)との間に配置されるコンソール50に設けられる。インタフェース装置1は、図1〜図3に示すように、プロジェクタ部10と、赤外照射部30、赤外撮像部40と、複数の赤外LED60a,60b,60c,60dと、制御部70とを備えて構成される。
インタフェース装置1を構成する各部の内、プロジェクタ部10、赤外照射部30、赤外撮像部40、及び制御部70は、ケース2内に収容されており、ケース2はコンソール50の車両前方側に立設される。一方、複数の赤外LED60a〜60dは、ケース2よりも車両後方側のコンソール50表面に設けられる投写面51に埋設されている。この投写面51は、コンソール50の上面であって、乗員の肘掛け用のアームレストとしての役割も有する意匠面の一部の領域に設定される。図2において、4個の赤外LED60a〜60dを頂点とする長方形によって囲まれた領域が投写面51である。
プロジェクタ部10は、コンソール50においてケース2の車両後方側に位置する投写面51に投写画像を投写可能に構成された画像投写ユニットである。プロジェクタ部10は、図示しない光源としてのLEDと、光変調部としての液晶パネルと、投写光学系としてのレンズ等とを備えて構成される。尚、光源は、LED以外に、水銀ランプやレーザ等を用いて構成してもよく、光変調部は、液晶パネル以外に、デジタルミラーデバイス等を用いて構成してもよい。
赤外照射部30は、投写面51上に赤外線を照射してセンシング領域31を形成する照射ユニットである。赤外照射部30は、例えば、公知の近赤外線投光器によって構成され、可視光をカットするフィルタにより、近赤外線のみを投写面51に沿って車両後方側に向けて照射する。赤外照射部30から照射される赤外線は、人の目に感じない領域の波長(780nm〜1500nm)を有している。
赤外撮像部40は、センシング領域31の赤外線画像を撮像可能な撮像ユニットであり、近赤外線センサ素子を備えた赤外線カメラによって構成される。赤外照射部30により投写面51上に照射される近赤外線によりセンシング領域31が形成されると、赤外撮像部40はセンシング領域31の赤外線画像を撮像する。
赤外LED60a〜60dは、赤外線を発光するLED(発光ダイオード)であって、投写面51の基準位置を示す基準マーカとしての役割を有する。赤外LED60a〜60dは、投写面51上に赤外線が発せられるように、発光面を表面側に向けて埋設される。赤外LED60a〜60dは、図2に示すように、投写面51の四隅つまり左前、左後、右前及び右後に1個ずつ、合計4個が埋設される。尚、赤外LED60a〜60dは、目立たないようにするために、コンソール50の意匠面を形成する表皮の下側に埋設するようにしてもよい。
制御部70は、図3のブロック図に示すように、プロジェクタ部10、赤外照射部30、赤外撮像部40及び赤外LED60a〜60dと電気的に接続され、これらを制御するコンピュータであって、CPU71,ROM72,RAM73等を備えて構成される。
ROM72には、センシング領域31におけるユーザの指示位置を検出する検出処理プログラムが格納されている。すなわち、CPU71は、ROM72から検出処理プログラム74を読み出して実行することにより、赤外撮像部40による赤外線画像に基づいて、ユーザの指の位置に対応するセンシング領域31の位置座標を特定することにより、センシング領域31におけるユーザの指示位置を検出する。つまり、制御部70が、CPU71によりROM72から検出処理プログラム74を読み出して実行することにより、撮像画像としての赤外線画像に基づいてセンシング領域31におけるユーザの指示位置を検出する検出部として機能する。ROM72には、さらに、図4のフローチャートに示す位置ずれ補正処理の各ステップを記述した位置ずれ補正処理プログラム75が格納されている。位置ずれ補正処理の詳細については後述する。
また、制御部70は、車両に搭載された他の機器、例えば、空調装置ACやカーナビゲーション装置NVとも電気的に接続され、信号の入出力を行うように構成されている。すなわち、インタフェース装置1において入力された情報が制御部70を介して空調装置ACやカーナビゲーション装置NVに送られて操作したり、これらの機器から送られる情報に基づいて制御部70を介してプロジェクタ部10によって投写面51に投写画像の投写が行われたりする。
次に、制御部70において実行される位置ずれ補正処理の流れについて、図4のフローチャートを参照しつつ説明する。位置ずれ補正処理は、制御部70においてCPU71がROM72から位置ずれ補正処理プログラム75を読み出して実行することにより、位置ずれ補正処理が行われる。
最初に、ステップ1(以下、S1と略記する。他のステップも同様。)において、赤外LED60a〜60dをオンする。これにより、投写面51の四隅に埋設された赤外LED60a〜60dから赤外線が発せられる。
次に、S2において、赤外撮像部40によりセンシング領域31の赤外線画像を撮像する。続いて、S3において、S2で撮像された赤外線画像から、4個の赤外LED60a〜60dのセンシング領域31における位置座標をそれぞれ読み取る。
そして、S4において、S3のステップで検出された赤外LED60a〜60dの位置座標に基づいて、センシング領域31の投写面51に対する位置ずれを補正する具体的には、例えば、初期状態におけるセンシング領域31の四隅の位置座標は、左前(xa0、ya0)、左後(xb0、yb0)、右前(xc0、yc0)、右後(xd0、yd0)とする。一方、S3のステップで検出された赤外LED60a〜60dの位置座標は、赤外LED60a(xa1、ya1)、赤外LED60b(xb1、yb1)、赤外LED60c(xc1、yc1)、赤外LED60d(xd1、yd1)とする。この場合、S4のステップにおいて、センシング領域31の四隅の位置座標は、左前(xa0、ya0)→(xa1、ya1)、左後(xb0、yb0)→(xb1、yb1)、右前(xc0、yc0)→(xc1、yc1)、右後(xd0、yd0)→(xd1、yd1)と補正される。
次に、S5において、プロジェクタ部10から投写面51へスタートマークSMを投写する。図5は、投写面51におけるスタートマークSMの投写例を示す図であり、スタートマークSMの実際の投写位置が、破線で示す正規位置からずれている様子を示している。
続いて、S6において、赤外撮像部40によりセンシング領域31の赤外線画像を撮像する。次に、S7において、センシング領域31の赤外線画像に基づいてスタートマークSMがユーザによって指示されたか否かを判定し、指示されたと判定されるまで繰り返す。
S7で指示位置が検出された場合(S7:Yes)、S8において、S7で検出された指示位置に基づいて、プロジェクタ部10による投写画像の投写面51に対する位置ずれを補正する。具体的には、指示位置の中心点SCの位置座標(xs,ys)とスタートマークSMの正規位置の中心点SC0の位置座標(xs0、ys0)との差分を取り、その結果(xs0−xs,ys0−ys)に基づいて、プロジェクタ部10から投写される投写画像を投写面51上で移動させることにより位置ずれ補正を行う。S8実行後、位置ずれ補正処理を終了する。
上述した位置ずれ補正処理が終了した後、プロジェクタ部10により投写画像SGを投写面51に照射すると、図6の実施例に示すように、投写画像SGが投写面51略中央の正規位置に投写される。尚、投写画像SGは、空調装置ACを選択するための操作ボタンを左上部に、カーナビゲーション装置NVを選択するための操作ボタンを右上部に、その他の機能を選択するための操作ボタンを下部に表示するものである。一方、上述した位置ずれ補正処理を実行することなく投写面51に投写画像SGが投写された比較例では、図7に示すように、投写画像SGが投写面51略中央の正規位置から右へずれた位置に、反時計回りに傾斜した状態で投写されている。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態のインタフェース装置1は、投写面51に投写画像SGを投写するプロジェクタ部10と、投写面51上に所定の電磁波としての近赤外線を照射してセンシング領域31を形成する電磁波照射部としての赤外照射部30と、センシング領域31の近赤外線による撮像画像を撮像する撮像部としての赤外撮像部40と、撮像画像に基づいてセンシング領域31におけるユーザの指示位置を検出する検出部としての制御部70と、を備え、投写面51における投写画像SGに対するユーザの指示を検出することにより、情報の入力を行うインタフェース装置である。
そして、インタフェース装置1は、投写面51の所定位置(四隅)に配置されて赤外線を発生する基準マーカとしての赤外LED60a〜60dと、赤外LED60a〜60dより赤外線を発生させた状態で赤外撮像部40によりセンシング領域31を撮像し、その撮像画像に基づいてセンシング領域31における赤外LED60a〜60dの位置を検出するマーカ位置検出部及びマーカ位置検出ステップとしてのS1〜S3のステップと、S1〜S3のステップで検出された赤外LED60a〜60dの位置に基づいて、センシング領域31の投写面51に対する位置ずれを補正する第1補正部及び第1補正ステップとしてのS4のステップと、S4のステップによりセンシング領域31の位置ずれを補正した後、プロジェクタ部10により投写面51にユーザの指示対象となる所定のマーク画像としてのスタートマークSMを投写するマーク画像投写部及びマーク画像投写ステップとしてのS5のステップと、投写面51にスタートマークSMが投写されている状態で赤外撮像部40によりセンシング領域31を撮像し、その撮像画像に基づいてセンシング領域31におけるユーザの指示位置を検出する指示位置検出部及び指示位置検出ステップとしてのS6〜S7のステップと、S6〜S7のステップで検出された指示位置に基づいて、プロジェクタ部10による投写画像SGの投写面51に対する位置ずれを補正する第2補正部及び第2補正ステップとしてのS8のステップと、を備える。
この構成によれば、第1補正部及び第1補正ステップとしてのS4のステップが、基準マーカとしての赤外LED60a〜60dの位置の検出に基づいてセンシング領域31の投写面51に対する位置ずれを補正し、第2補正部及び第2補正ステップとしてS8のステップが、センシング領域31におけるマーク画像としてのスタートマークSMに対するユーザの指示位置の検出に基づいて、プロジェクタ部10による投写画像SGの投写面51に対する位置ずれを補正するので、投写面51とセンシング領域31と投写画像SGとの間の位置ずれを補正することができる。よって、振動等の影響を受けることなく、正確に投写画像を投写し且つユーザの指示を検出することができるという効果を奏する。
また、本実施形態のインタフェース装置1は、車両の室内に搭載される車両用インタフェース装置である。よって、車両の運転に伴って発生する振動等の影響を受けることなく、正確に投写画像を投写し且つ乗員であるユーザの指示を検出することができるという効果を奏する。
また、本実施形態は、投写面51が、車両室内に設けられるコンソール50の表面に設定され、基準マーカとしての赤外LED60a〜60dは、コンソール50に埋設されて不可視光としての赤外光を発生する不可視光源である。よって、乗員に視認させることなく且つ周囲の明るさの変化に拘わらず、赤外撮像部40による撮像画像に基づいて赤外LED60a〜60dの位置を検出することできるとともに、コンソール50の意匠性も損なわない。また、基準マーカが乗員に視認されないことから、スタートマークSMと誤認する恐れが無い。
また、本実施形態は、所定のマーク画像としてのスタートマークSMが装置の使用開始を示すので、ユーザが使用を開始したいタイミングでスタートマークSMを指示して位置ずれ補正を実行した後、使用開始することができる。また、インタフェース装置1の使用準備が完了していない間は、制御部70によってスタートマークSMを投写しないように制御されることで、装置が使用不可であることをユーザに認識させることができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変更を施すことが可能である。
例えば、上記実施形態では、インタフェース装置1を車両の室内に搭載される車両用インタフェース装置として構成した例を示したが、これには限られず、振動等の影響が考えられる他の乗り物、例えば航空機等の室内に搭載する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、投写面の所定位置に配置される基準マーカとして、赤外LEDを用いた例を示したが、赤外光以外の不可視光や可視光を含む他の電磁波を発生する媒体を用いても構わない。
また、上記実施形態では、プロジェクタ部10、赤外照射部30、赤外撮像部40を収容するケース2を、コンソール50上に配置した例を示したが、これには限られず、これらの各部を車室内でコンソール50の車両前方に位置するインストルメントパネルに配置する構成としてもよい。図8は、プロジェクタ部10等を収納するケース2をインストルメントパネル3内に配置した変形例を示している。
1…インタフェース装置、10…プロジェクタ部、30…赤外照射部、31…センシング領域、40…赤外撮像部、50…コンソール、51…投写面、60a,60b,60c,60d…赤外LED、70…制御部、74…検出処理プログラム(検出部)、75…位置ずれ補正処理プログラム、S1〜S3…マーカ位置検出部/マーカ位置検出ステップ、S4…第1補正部/第1補正ステップ、S5…マーク画像投写部/マーク画像投写ステップ、S6〜S7…指示位置検出部/指示位置検出ステップ、S8…第2補正部/第2補正ステップ。
Claims (8)
- 投写面に投写画像を投写するプロジェクタ部と、前記投写面上に所定の電磁波を照射してセンシング領域を形成する電磁波照射部と、前記センシング領域の前記所定の電磁波による撮像画像を撮像する撮像部と、前記撮像画像に基づいて前記センシング領域におけるユーザの指示位置を検出する検出部と、を備え、前記投写面における前記投写画像に対する前記ユーザの指示を検出することにより、情報の入力を行うインタフェース装置であって、
前記投写面の所定位置に配置されて前記所定の電磁波を発生する基準マーカと、
前記基準マーカより前記所定の電磁波を発生させた状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記基準マーカの位置を検出するマーカ位置検出部と、
前記マーカ位置検出部で検出された前記基準マーカの位置に基づいて、前記センシング領域の前記投写面に対する位置ずれを補正する第1補正部と、
前記第1補正部により前記センシング領域の位置ずれを補正した後、前記プロジェクタ部により前記投写面に前記ユーザの指示対象となる所定のマーク画像を投写するマーク画像投写部と、
前記投写面に前記所定のマーク画像が投写されている状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記ユーザの指示位置を検出する指示位置検出部と、
前記指示位置検出部で検出された前記指示位置に基づいて、前記プロジェクタ部による前記投写画像の前記投写面に対する位置ずれを補正する第2補正部と、を備えるインタフェース装置。 - 車両の室内に搭載される車両用インタフェース装置である、請求項1に記載のインタフェース装置。
- 前記投写面は、前記車両室内に設けられるコンソールの表面に設定され、
前記基準マーカは、前記コンソールに埋設されて前記所定の電磁波として不可視光を発生する不可視光源である、請求項2に記載のインタフェース装置。 - 前記プロジェクタ部、前記電磁波照射部及び前記撮像部は、前記コンソール又はインストルメントパネルに配置される、請求項3に記載のインタフェース装置。
- 前記所定のマーク画像は、当該装置の使用開始を示すスタートマークである、請求項1乃至4の何れか一項に記載のインタフェース装置。
- 前記所定の電磁波は、赤外線である、請求項1乃至5の何れか一項に記載のインタフェース装置。
- 投写面に投写画像を投写するプロジェクタ部と、前記投写面上に所定の電磁波を照射してセンシング領域を形成する電磁波照射部と、前記センシング領域の前記所定の電磁波による撮像画像を撮像する撮像部と、前記撮像画像に基づいて前記センシング領域におけるユーザの指示位置を検出する検出部と、を備え、前記投写面における前記投写画像に対する前記ユーザの指示を検出することにより、情報の入力を行うインタフェース装置において、位置ずれを補正する方法であって、
前記投写面の所定位置に配置されて前記所定の電磁波を発生する基準マーカより前記所定の電磁波を発生させた状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記基準マーカの位置を検出するマーカ位置検出ステップと、
前記マーカ位置検出ステップで検出された前記基準マーカの位置に基づいて、前記センシング領域の前記投写面に対する位置ずれを補正する第1補正ステップと、
前記第1補正ステップにより前記センシング領域の位置ずれを補正した後、前記プロジェクタ部により前記投写面に前記ユーザの指示対象となる所定のマーク画像を投写するマーク画像投写ステップと、
前記投写面に前記所定のマーク画像が投写されている状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記ユーザの指示位置を検出する指示位置検出ステップと、
前記指示位置検出ステップで検出された前記指示位置に基づいて、前記プロジェクタ部による前記投写画像の前記投写面に対する位置ずれを補正する第2補正ステップと、を備えるインタフェース装置の位置ずれ補正方法。 - 投写面に投写画像を投写するプロジェクタ部と、前記投写面上に所定の電磁波を照射してセンシング領域を形成する電磁波照射部と、前記センシング領域の前記所定の電磁波による撮像画像を撮像する撮像部と、前記撮像画像に基づいて前記センシング領域におけるユーザの指示位置を検出する検出部と、を備え、前記投写面における前記投写画像に対する前記ユーザの指示を検出することにより、情報の入力を行うインタフェース装置において、位置ずれを補正するために、コンピュータに、
前記投写面の所定位置に配置されて前記所定の電磁波を発生する基準マーカより前記所定の電磁波を発生させた状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記基準マーカの位置を検出するマーカ位置検出ステップと、
前記マーカ位置検出ステップで検出された前記基準マーカの位置に基づいて、前記センシング領域の前記投写面に対する位置ずれを補正する第1補正ステップと、
前記第1補正ステップにより前記センシング領域の位置ずれを補正した後、前記プロジェクタ部により前記投写面に前記ユーザの指示対象となる所定のマーク画像を投写するマーク画像投写ステップと、
前記投写面に前記所定のマーク画像が投写されている状態で前記撮像部により前記センシング領域を撮像し、その撮像画像に基づいて前記センシング領域における前記ユーザの指示位置を検出する指示位置検出ステップと、
前記指示位置検出ステップで検出された前記指示位置に基づいて、前記プロジェクタ部による前記投写画像の前記投写面に対する位置ずれを補正する第2補正ステップと、を実行させるためのプログラム。
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WO2023171840A1 (ko) * | 2022-03-08 | 2023-09-14 | (주)에이블소프트 | 전자칠판용 적외선 터치펜의 인식 좌표 검출 및 인식 좌표 보정 시스템 |
CN117288095A (zh) * | 2023-11-27 | 2023-12-26 | 浙江极氪汽车研究开发有限公司 | 一种门槛照地灯的检测装置及方法 |
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WO2023171840A1 (ko) * | 2022-03-08 | 2023-09-14 | (주)에이블소프트 | 전자칠판용 적외선 터치펜의 인식 좌표 검출 및 인식 좌표 보정 시스템 |
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CN117288095B (zh) * | 2023-11-27 | 2024-02-13 | 浙江极氪汽车研究开发有限公司 | 一种门槛照地灯的检测装置及方法 |
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