JP2020052524A - 物流管理システム、物流管理方法、およびプログラム - Google Patents

物流管理システム、物流管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配送先へ到着する時刻が遅れることを低減できる物流管理システム、および物流管理方法を提供すること。【解決手段】物流管理システムは、複数の宅配先に対して配送される宅配貨物が集荷されるエリア拠点と、第1の前記エリア拠点と第2の前記エリア拠点と第3の前記エリア拠点とに対して配送される宅配貨物が集積される集積基地とを含む物流網に関する情報を管理し、第1のエリア拠点と第2のエリア拠点と第3のエリア拠点との各々の間で循環する循環便の運行状況を示す情報を取得する取得部と、取得部が取得した運行状況を示す情報に基づいて、循環便の運行計画を変更する第1制御部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、物流管理システム、物流管理方法、およびプログラムに関する。
物流業界において、ハブアンドスポーク方式が知られている。ハブアンドスポーク方式とは、中心拠点(ハブ)に貨物を集約させ、中心拠点から拠点(スポーク)毎に仕分けて運搬する輸送方式のことをいう。中心拠点を設けることで、<拠点数−1>の運行経路数で物流ネットワークの形成が可能になる。具体的には、6拠点間で、相互輸送を行う場合には、ハブアンドスポーク方式を適用しない場合には、6拠点の各々を接続する15本の路線が必要となる。しかし、ハブアンドスポーク方式を適用する場合には中心拠点を設けることで6本の経路に簡素化できる。
路線会社では、ハブ拠点に宅配荷物を集めて、各地の集配基地別に仕分けをし、宅配先へ配送する。
集配システムに関して、車両の積載率を考慮して、配送先でも荷物が積載できるような集配先および集配ルートを決定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、複数の輸送用車両を用いて複数の輸送拠点間において配送対象を集配する際に、コンピュータを用いて配送対象の集配先および集配ルートを含む集配情報を決定する。
具体的には、集配方法を決定する集配方法は、複数の輸送拠点の位置情報をメモリに記憶するステップと、複数の輸送用車両から順次送信される当該複数の輸送用車両それぞれの現在位置情報を、無線通信網を介して受信し、受信した複数の輸送用車両それぞれの現在位置情報をメモリに受信タイミング毎に更新しながら記憶するステップと、複数の顧客から送られた少なくとも集荷先としての集荷先輸送拠点指定情報、配送先として指定された配送先輸送拠点指定情報および配送対象の積荷量を表す情報を含む複数の集配依頼情報を受付けるステップと、道路地図情報を収集するステップと、受付けた複数の集配依頼情報それぞれの指定集荷先輸送拠点の位置情報および指定配送先輸送拠点の位置情報を前記メモリに記憶された輸送拠点位置情報からそれぞれ読み出すステップと、複数の集配依頼情報に対応する複数の指定集荷先輸送拠点の位置情報、複数の指定配送先輸送拠点の位置情報および複数の配送対象の積荷量情報と収集された道路地図情報および前記メモリに記憶された複数の車両それぞれの現在位置情報とを用いて、所定の効率性評価基準を考慮した最適化演算を実行することにより、当該所定の効率性評価基準において最適と判断される少なくとも1台の輸送用車両の集配先およびその集配先に対する集配ルートを含む最適集配情報を決定し、決定した最適集配情報を、前記無線通信網を介して前記少なくとも1台の輸送用車両に送信するステップとを有する。
特開2002−215745号公報
ハブアンドスポーク方式では、中心拠点は所定のエリア毎に設けられ、各中心拠点に対して複数の拠点が設けられる。ここで、一例として、複数の第1拠点と、複数の第1拠点の各々との間で運行経路を有する第1中心拠点と、第1中心拠点との間で運行経路を有する第2中心拠点と、第2中心拠点との間で運行経路を有する複数の第2拠点とを有する物流ネットワークを利用して、複数の第1拠点のうちの一つから複数の第2拠点のうちの一つへ、宅配貨物を配送する場合について説明する。
宅配貨物は、第1拠点で宅配貨物の積載率を高めて、第1拠点から第1中心拠点に配送され、第1中心拠点に配送された宅配貨物は、所定の量の宅配貨物が溜まった場合に、第1中心拠点から第2中心拠点へ配送され、第2の中心拠点に配送された宅配貨物は、第2拠点へ配送される。
しかし、第1拠点に集められる宅配貨物の量によっては、低い積載率のまま、第1中心拠点へ配送せざる負えない場合がある。さらに、第1中央拠点から第2中央拠点へは、所定の量の宅配荷物が溜まるまで配送されないため、第1中心拠点には、広大なスペースが必要となる。さらに、第1中央拠点から第2中央拠点へは、所定の量の宅配荷物が溜まるまで配送されないため、配送先へ到着する時刻が遅れることが懸念される。
ここでは、第1拠点から第2拠点へ、宅配貨物を配送する場合について説明したが、逆に、第2拠点から第1拠点へ、宅配貨物を配送する場合についても同様である。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、配送先へ宅配貨物が到着する時刻が遅れることを低減できる物流管理システム、物流管理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
(1)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る物流管理システムは、複数の宅配先に対して配送される宅配貨物が集荷されるエリア拠点と、第1の前記エリア拠点と第2の前記エリア拠点と第3の前記エリア拠点とに対して配送される宅配貨物が集積される集積基地とを含む物流網に関する情報を管理する物流管理システムであって、第1のエリア拠点と第2のエリア拠点と第3のエリア拠点との各々の間で循環する循環便の運行状況を示す情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記運行状況を示す情報に基づいて、前記循環便の運行計画を変更する第1制御部とを備える、物流管理システムである。
(2)本発明の一態様は、上記した(1)に記載の物流管理システムにおいて、前記集積基地から、前記第1のエリア拠点へ向かうシャトル便について、前記第1のエリア拠点に集荷される宅配貨物と、前記第2のエリア拠点に集荷される宅配貨物と、前記第3のエリア拠点に集荷される宅配貨物とが搭載されていることを管理する第2制御部をさらに備える、構成が用いられてもよい。
(3)本発明の一態様は、上記した(1)又は(2)に記載の物流管理システムにおいて、前記第1制御部は、前記取得部が取得した前記運行状況を示す情報に基づいて、前記運行計画から遅れている循環便の運行計画を変更する、構成が用いられてもよい。
(4)本発明の一態様は、上記した(1)から(3)のいずれか一項に記載の物流管理システムにおいて、前記取得部は、前記宅配貨物に対して要求された宅配先への到着時刻を取得し、前記第1制御部は、前記取得部が取得した前記到着時刻が経過するまでの残りの時間にさらに基づいて、前記宅配貨物を搭載する循環便の運行計画を変更する、構成が用いられてもよい。
(5)本発明の一態様に係る物流管理方法は、複数の宅配先に対して配送される宅配貨物が集積されるエリア拠点と、第1の前記エリア拠点と第2の前記エリア拠点と第3の前記エリア拠点とに対して配送される宅配貨物が集積される集積基地とを含む物流網に関する情報を管理する物流管理システムが実行する物流管理方法であって、第1のエリア拠点と第2のエリア拠点と第3のエリア拠点との各々の間で循環する循環便の運行状況を示す情報を取得するステップと、前記取得するステップで取得した前記運行状況を示す情報に基づいて、前記循環便の運行計画を変更するステップとを有する、物流管理方法である。
(6)本発明の一態様に係るプログラムは、複数の宅配先に対して配送される宅配貨物が集積されるエリア拠点と、第1の前記エリア拠点と第2の前記エリア拠点と第3の前記エリア拠点とに対して配送される宅配貨物が集積される集積基地とを含む物流網に関する情報を管理する物流管理システムのコンピュータに、第1のエリア拠点と第2のエリア拠点と第3のエリア拠点との各々の間で循環する循環便の運行状況を示す情報を取得するステップと、前記取得するステップで取得した前記運行状況を示す情報に基づいて、前記循環便の運行計画を変更するステップとを実行させる、プログラムである。
本発明によれば、配送先へ宅配貨物が到着する時刻が遅れることを低減できる物流管理システム、および物流管理方法を提供できる。
実施形態の物流管理システムが管理する物流ネットワークの一例を示す図である。 実施形態の物流管理システムの一例を示す図である。 実施形態の物流管理システムの物流管理装置と、端末装置との構成の一例を示すブロック図である。 エリア拠点対応情報の一例を示す図である。 運行計画情報の一例を示す図である。 宅配貨物情報の一例を示す図である。 エリア拠点情報の一例を示す図である。 エリア配送範囲の一例を示す図である。 エリア拠点情報の一例を示す図である。 実施形態の物流管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 変形例の物流管理システムの物流管理装置と、端末装置との構成の一例を示すブロック図である。 エリア循環便情報の一例を示す図である。 宅配貨物情報の一例を示す図である。 変形例の物流管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
以下、実施形態の物流管理システム、物流管理方法、およびプログラムを、図面を参照して説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(実施形態)
実施形態の物流管理システムは、物流ネットワーク(物流網)に関する情報を管理する。ここでは、実施形態の物流管理システムが管理する物流ネットワークの一例について説明する。
(物流ネットワークの一例)
図1は、実施形態の物流管理システムが管理する物流ネットワークの一例を示す図である。
物流ネットワークは、集積基地IBと、ベースBに含まれるベース拠点と、エリアAに含まれるエリア拠点とを含む。
集積基地IBは、一又は複数の地方毎に設置され、他の集積基地IBとの間で、宅配貨物のやり取り(配送)を行う。集積基地IBには、他の集積基地IB(図示なし)からの宅配貨物が集積される。この場合、集積基地IBには、ベースBとエリアAとへ配送される宅配貨物が集積される。
ベースBは、複数のベース拠点を含む。複数のベース拠点の各々は、比較的広い範囲、例えば都道府県毎に一箇所から十数箇所程度設置される。複数のベース拠点の各々には、宅配貨物を配送する範囲(以下「ベース配送範囲という」)が割り当てられている。複数のベース拠点の各々には、配送先がベース配送範囲に含まれる宅配貨物が集積される。本実施形態では、一例として、ベースBに、第1ベース拠点BB01と、第2ベース拠点BB02と、第3ベース拠点BB03とが含まれる場合について説明を続ける。つまり、ベースBには、3箇所のベース拠点が含まれる。第1ベース拠点BB01は第1ベース配送範囲をカバーし、第2ベース拠点BB02は第2ベース配送範囲をカバーし、第3ベース拠点BB03は第3ベース配送範囲をカバーする。
以下、第1ベース拠点BB01と、第2ベース拠点BB02と、第3ベース拠点BB03とのうち、任意のベース拠点を、ベース拠点BBと記載する。また、第1ベース配送範囲と、第2ベース配送範囲と、第3ベース配送範囲とのうち、任意のベース配送範囲を、ベース配送範囲と記載する。
エリアAは、複数のエリア拠点を含む。複数のエリア拠点の各々は、ベースAよりも狭い範囲、例えば市町村毎に一箇所から十数箇所程度設置される。複数のエリア拠点の各々には、宅配貨物を配送する範囲(以下「エリア配送範囲という」)が割り当てられる。複数のエリア拠点の各々には、宅配先が、エリア配送範囲に含まれる宅配貨物が集積される。エリア配送範囲は、ベース配送範囲よりも狭い。エリアAには、第1宅配先C01と、第2宅配先C02と、第3宅配先C03と、第4宅配先C04との各々に配送される宅配貨物が集積される。
本実施形態では、一例として、エリアAに、第1エリア拠点と、第2エリア拠点と、第3エリア拠点とが含まれる場合について説明を続ける。つまり、エリアAには、3箇所のエリア拠点が含まれる。第1エリア拠点AB01は第1エリア配送範囲をカバーし、第2エリア拠点AB02は第2エリア配送範囲をカバーし、第3エリア拠点AB03は第3エリア配送範囲をカバーする。
以下、第1エリア拠点AB01と、第2エリア拠点AB02と、第3エリア拠点AB03とのうち、任意のエリア拠点を、エリア拠点ABと記載する。また、第1エリア配送範囲と、第2エリア配送範囲と、第3エリア配送範囲とのうち、任意のエリア配送範囲を、エリア配送範囲と記載する。また、第1宅配先C01と、第2宅配先C02と、第3宅配先C03と、第4宅配先C04とのうち、任意の宅配先を、宅配先Cと記載する。
物流管理システムは、他の集積基地IBからの宅配貨物を、集積基地IBと、第1ベース拠点BB01と、第1エリア拠点AB01とを経由して配送する宅配便の運行を管理する。以下、他の集積基地IBから、集積基地IBと、第1ベース拠点BB01と、第1エリア拠点AB01とを経由して、宅配貨物を配送するルートを、「ベースエリアルート」という。
また、物流管理システムは、第1エリア拠点AB01からの宅配貨物を、第1ベース拠点BB01と、集積基地IBとを経由して配送する宅配便の運行を管理する。以下、第1エリア拠点AB01から、第1ベース拠点BB01と、集積基地IBとを経由して、宅配貨物を配送するルートを、「エリアベースルート」という。
(ベースエリアルート)
ベースエリアルートについて説明する。集積基地IBからの宅配貨物は、集積基地IBと第1ベース拠点BB01との間を往復するシャトル便(以下「ベースシャトル便BSH」という)によって、第1ベース拠点BB01に配送される。つまり、第1ベース拠点BB01は、ベースシャトル便BSHによって配送された宅配貨物を集積する。第1ベース拠点BB01に集積される宅配貨物には、第1ベース拠点BB01を経由して配送される宅配貨物に加えて、第1ベース拠点BB01と第2ベース拠点BB02とを経由して配送される宅配貨物と、第1ベース拠点B01と第2ベース拠点B02と第3ベース拠点B03とを経由して配送される宅配貨物とが含まれる。
第1ベース拠点BB01では、ベースシャトル便BSHによって配送された宅配貨物が荷下ろしされる。荷下ろしされた宅配貨物のうち、配送先が、第1エリア配送範囲と第2エリア配送範囲と第3エリア配送範囲とのいずれかに含まれる宅配貨物は、第1ベース拠点BB01と第1エリア拠点AB01との間を往復するシャトル便(以下「エリアシャトル便ASH」という)に積載される。エリアシャトル便ASHは、積載された宅配貨物を、第1ベース拠点BB01から第1エリア拠点AB01へ配送する。また、第1ベース拠点BB01に荷下ろしされた宅配貨物のうち、配送先が、第1ベース配送範囲に含まれる宅配貨物以外の宅配貨物は、ベース拠点間を循環する循環便(以下「ベース循環便BJU」という)に積載される。ベース循環便BJUは、積載された宅配貨物を、第1ベース拠点BB01から第2ベース拠点BB02に配送する。
第2ベース拠点BB02では、ベース循環便BJUによって配送された宅配貨物のうち、配送先が、第2ベース配送範囲に含まれる宅配貨物が荷下ろしされる。荷下ろしされた宅配貨物以外の宅配貨物は、ベース循環便BJUによって、第2ベース拠点BB02から第3ベース拠点BB03へ配送される。
第3ベース拠点BB03では、ベース循環便BJUによって配送された宅配貨物のうち、配送先が、第3ベース配送範囲に含まれる宅配貨物が荷下ろしされる。荷下ろしされた宅配貨物以外の宅配貨物は、ベース循環便BJUによって、第3ベース拠点BB03から第1ベース拠点BB01へ配送される。
第1エリア拠点AB01では、エリアシャトル便ASHによって配送された宅配貨物が荷下ろしされる。荷下ろしされた宅配貨物のうち、配送先が、第1エリア配送範囲に含まれる宅配貨物は、第1エリア配送範囲を配送する宅配便TA01に積載される。宅配便TA01は、積載された宅配貨物を、宅配先C01と、宅配先C04とへ配送する。
第1エリア拠点AB01に荷下ろしされた宅配貨物のうち、配送先が、第1エリア配送範囲に含まれる宅配貨物以外の宅配貨物は、エリア拠点間を循環する循環便(以下「エリア循環便AJU」という)に積載される。エリア循環便AJUは、物流管理システムが送信する配送を指示する信号(以下「配送指示信号」)に基づいて、積載された宅配貨物を、第1エリア拠点AB01から第2エリア拠点AB02に配送する。つまり、物流管理システムは、エリア循環便AJUが、第1エリア拠点AB01から第2エリア拠点AB02へ、積載された宅配貨物を配送することを管理する。
第2エリア拠点AB02では、エリア循環便AJUによって配送された宅配貨物のうち、配送先が、第2エリア配送範囲に含まれる宅配貨物が荷下ろしされる。荷下ろしされた第2エリア配送範囲を配送先とする宅配貨物は、第2エリア配送範囲を配送する宅配便TA02に積載される。宅配便TA02は、積載された宅配貨物を、宅配先C02へ配送する。エリア循環便AJUは、物流管理システムが送信する配送指示信号に基づいて、荷下ろしされた第2エリア配送範囲を配送先とする宅配貨物以外の宅配貨物を、第2エリア拠点AB02から第3エリア拠点AB03へ配送する。つまり、物流管理システムは、エリア循環便AJUが、第2エリア拠点AB02から第3エリア拠点AB03へ、積載された宅配貨物を配送することを管理する。
第3エリア拠点AB03では、エリア循環便AJUによって配送された宅配貨物のうち、配送先が、第3エリア配送範囲に含まれる宅配貨物が荷下ろしされる。荷下ろしされた第3エリア配送範囲を配送先とする宅配貨物は、第3エリア配送範囲を配送する宅配便TA03に積載される。宅配便TA03は、積載された宅配貨物を、宅配先C03へ配送する。エリア循環便AJUは、物流管理システムが送信する配送指示信号に基づいて、荷下ろしされた第3エリア配送範囲を配送先とする宅配貨物以外の宅配貨物を、第3エリア拠点AB03から第1エリア拠点AB01へ配送する。つまり、物流管理システムは、エリア循環便AJUが、第3エリア拠点AB03から第1エリア拠点AB01へ、積載された宅配貨物を配送することを管理する。
(エリアベースルート)
エリアベースルートについて説明する。ここでは、C01からC04を、宅配元と読み替える。
宅配元C01と宅配元C04とからの宅配貨物は、宅配便TA01に集荷される。宅配便TA01に集荷された宅配貨物は、第1エリア拠点AB01へ配送される。第1エリア拠点AB01では、宅配便TA01によって集荷された宅配貨物が荷下ろしされる。荷下ろしされた宅配貨物のうち、配送先が、第2エリア配送範囲と第3エリア配送範囲とに含まれる宅配貨物は、エリア循環便AJUに積載される。
また、第1エリア拠点AB01では、エリア循環便AJUに積載されている宅配貨物のうち、配送先が、第2エリア配送範囲と第3エリア配送範囲とに含まれる宅配貨物以外の宅配貨物が荷下ろしされる。
エリア循環便AJUは、物流管理システムが送信する配送指示信号に基づいて、積載された宅配貨物を、第1エリア拠点AB01から第2エリア拠点AB02へ配送する。つまり、物流管理システムは、エリア循環便AJUが、第1エリア拠点AB01から第2エリア拠点AB02へ、積載された宅配貨物を配送することを管理する。また、第1エリア拠点AB01では、配送先が、第1ベース配送範囲と第2ベース配送範囲と第3ベース配送範囲とに含まれる宅配貨物は、エリアシャトル便ASHに積載される。
宅配元C02からの宅配貨物は、宅配便TA02に集荷される。宅配便TA02に集荷された宅配貨物は、第2エリア拠点AB02へ配送される。第2エリア拠点AB02では、宅配便TA02によって集荷された宅配貨物が荷下ろしされる。荷下ろしされた宅配貨物のうち、配送先が、第3エリア配送範囲と第1エリア配送範囲とに含まれる宅配貨物は、エリア循環便AJUに積載される。
また、第2エリア拠点AB02では、エリア循環便AJUに積載されている宅配貨物のうち、配送先が、第3エリア配送範囲と第1エリア配送範囲とに含まれる宅配貨物以外の宅配貨物が荷下ろしされる。エリア循環便AJUは、物流管理システムが送信する配送指示信号に基づいて、第2エリア拠点AB02から第3エリア拠点AB03へ、積載された宅配貨物を配送する。つまり、物流管理システムは、エリア循環便AJUが、第2エリア拠点AB02から第3エリア拠点AB03へ、積載された宅配貨物を配送することを管理する。
宅配元C03からの宅配貨物は、宅配便TA03に集荷される。宅配便TA03に集荷された宅配貨物は、第3エリア拠点AB03へ配送される。第3エリア拠点AB03では、宅配便TA03によって集荷された宅配貨物が荷下ろしされる。荷下ろしされた宅配貨物のうち、第1エリア配送範囲と第2エリア配送範囲とを配送先とする宅配貨物は、エリア循環便AJUに積載される。
また、第3エリア拠点AB03では、エリア循環便AJUに積載されている宅配貨物のうち、第1エリア配送範囲と第2エリア配送範囲とを配送先とする宅配貨物以外の宅配貨物が荷下ろしされる。エリア循環便AJUは、物流管理システムが送信する配送指示信号に基づいて、第3エリア拠点AB03から第1エリア拠点AB01へ、積載された宅配貨物を配送する。つまり、物流管理システムは、エリア循環便AJUが、第3エリア拠点AB03から第1エリア拠点AB01へ、積載された宅配貨物を配送することを管理する。
エリアシャトル便ASHに積載された宅配貨物は、第1ベース拠点BB01へ配送される。第1ベース拠点BB01では、エリアシャトル便ASHに積載された宅配貨物が荷下ろしされる。荷下ろしされた宅配貨物のうち、配送先が、第2ベース配送範囲と第3ベース配送範囲とに含まれる宅配貨物は、ベース循環便BJUに積載される。
また、第1ベース拠点BB01では、ベース循環便BJUに積載されている宅配貨物のうち、第2ベース配送範囲と第3ベース配送範囲とを配送先とする宅配貨物以外の宅配貨物が荷下ろしされる。ベース循環便BJUは、物流管理システムが送信する配送指示信号に基づいて、第1ベース拠点BB01から第2ベース拠点BB02へ、積載された宅配貨物を配送する。つまり、物流管理システムは、ベース循環便BJUが、第1ベース拠点BB01から第2ベース拠点BB02へ、積載された宅配貨物を配送することを管理する。また、第1ベース拠点BB01では、集積基地IBを配送先とする宅配貨物は、ベースシャトル便BSHに積載される。集積基地IBを配送先とする宅配貨物は、第1ベース範囲と第2ベース配送範囲と第3ベース配送範囲とを配送先とする宅配貨物以外の宅配貨物である。
第2ベース拠点BB02では、第3ベース配送範囲と第1ベース配送範囲とを配送先とする宅配貨物は、ベース循環便BJUに積載される。また、第2ベース拠点BB02では、ベース循環便BJUに積載されている宅配貨物のうち、第2ベース配送範囲を配送先とする宅配貨物が荷下ろしされる。ベース循環便BJUは、物流管理システムが送信する配送指示信号に基づいて、第2ベース拠点BB02から第3ベース拠点BB03へ、積載された宅配貨物を配送する。つまり、物流管理システムは、ベース循環便BJUが、第2ベース拠点BB02から第3ベース拠点BB03へ、積載された宅配貨物を配送することを管理する。
第3ベース拠点BB03では、第1ベース配送範囲と第2ベース配送範囲とを配送先とする宅配貨物は、ベース循環便BJUに積載される。また、ベース循環便BJUに積載されている宅配貨物のうち、第3ベース配送範囲を配送先とする宅配貨物が荷下ろしされる。ベース循環便BJUは、物流管理システムが送信する配送指示信号に基づいて、第3ベース拠点AB03から第1ベース拠点BB01へ、積載された宅配貨物を配送する。つまり、物流管理システムは、ベース循環便BJUが、第3ベース拠点BB03から第1ベース拠点BB01へ、積載された宅配貨物を配送することを管理する。
(物流管理システムの一例)
図2は、実施形態の物流管理システムの一例を示す図である。
実施形態の物流管理システム1は、物流管理装置100と、端末装置200−1と、端末装置200−2と、端末装置200−3とを備える。物流管理装置100と、端末装置200−1と、端末装置200−2と、端末装置200−3との間は、携帯電話網、インターネットなどのネットワーク50を介して接続される。
端末装置200−1は、第1エリア拠点AB01に設置され、一又は複数のエリア循環便AJUの各々が送信する位置通知情報を受信する。位置通知情報には、エリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とが含まれる。一又は複数のエリア循環便AJUの各々には、GPSなどの測位装置と車載装置とが搭載されている。一又は複数のエリア循環便AJUの各々では、車載装置は、運行状況を、物流管理装置100へ通知するために、測位装置が測位することによって得られた位置情報と、位置情報を取得した日時情報と、エリア循環便AJUのIDとを含む位置通知情報を作成し、作成した位置通知情報を、端末装置200−1へ送信する。端末装置200−1は、受信した位置通知情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とを含むエリア循環便位置情報を作成し、作成したエリア循環便位置情報を、物流管理装置100へ送信する。
端末装置200−2は、第2エリア拠点AB02に設置され、一又は複数のエリア循環便AJUの各々が送信する位置通知情報を受信する。位置通知情報には、エリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とが含まれる。一又は複数のエリア循環便AJUの各々には、GPSなどの測位装置と車載装置とが搭載されている。一又は複数のエリア循環便AJUの各々では、車載装置は、運行状況を、物流管理装置100へ通知するために、測位装置が測位することによって得られた位置情報と、位置情報を取得した日時情報と、エリア循環便AJUのIDとを含む位置通知情報を作成し、作成した位置通知情報を、端末装置200−2へ送信する。端末装置200−2は、受信した位置通知情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とを含むエリア循環便位置情報を作成し、作成したエリア循環便位置情報を、物流管理装置100へ送信する。
端末装置200−3は、第3エリア拠点AB03に設置され、一又は複数のエリア循環便AJUの各々が送信する位置通知情報を受信する。位置通知情報には、エリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とが含まれる。一又は複数のエリア循環便AJUの各々には、GPSなどの測位装置と車載装置とが搭載されている。一又は複数のエリア循環便AJUの各々では、車載装置は、運行状況を、物流管理装置100へ通知するために、測位装置が測位することによって得られた位置情報と、位置情報を取得した日時情報と、エリア循環便AJUのIDとを含む位置通知情報を作成し、作成した位置通知情報を、端末装置200−3へ送信する。端末装置200−3は、受信した位置通知情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とを含むエリア循環便位置情報を作成し、作成したエリア循環便位置情報を、物流管理装置100へ送信する。
以下、端末装置200−1と、端末装置200−2と、端末装置200−3とのうち、任意の端末装置を、端末装置200と記載する。
(物流管理システムの構成)
図3は、本実施形態の物流管理システムの物流管理装置と、端末装置との構成の一例を示すブロック図である。以下、物流管理装置100、端末装置200について順次説明する。
(物流管理装置)
物流管理装置100は、通信部110と、記憶部120と、情報処理部130と、前記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン150とを備える。
通信部110は、通信モジュールによって実現される。通信部110は、ネットワーク50を経由して、端末装置200などの他の装置と通信を行う。通信部110は、端末装置200が送信したエリア循環便位置情報を受信し、受信したエリア循環便位置情報を、情報処理部130へ出力する。また、通信部110は、端末装置200へ、情報処理部130が出力した配送指示信号を送信する。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。記憶部120には、情報処理部130により実行されるプログラム122と、アプリ124と、エリア拠点対応情報126と、運行計画情報127と、宅配貨物情報128と、エリア拠点情報129とが記憶される。
アプリ124は、物流管理装置100に、エリア拠点対応情報126と、運行計画情報127と、宅配貨物情報128と、エリア拠点情報129とを記憶させる。
アプリ124は、物流管理装置100に、端末装置200が送信したエリア循環便位置情報を受信させる。
アプリ124は、物流管理装置100に、エリア拠点情報129と、受信させたエリア循環便位置情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報とに基づいて、第1エリア拠点AB01と第2エリア拠点AB02と第3エリア拠点AB03との各々に停車しているエリア循環便AJUを抽出させる。
アプリ124は、物流管理装置100に、運行計画情報127と、受信させたエリア循環便位置情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とに基づいて、抽出させた第1エリア拠点AB01と第2エリア拠点AB02と第3エリア拠点AB03との各々に停車しているエリア循環便AJUのうち、運行計画から運行計画閾値以上遅れているエリア循環便AJUを抽出させる。
アプリ124は、物流管理装置100に、抽出させた運行計画から運行計画閾値以上遅れているエリア循環便AJUが停車している一又は複数のエリア拠点ABの各々からの循環先エリア拠点のIDを決定させる。
アプリ124は、物流管理装置100に、エリア拠点対応情報126から、運行計画から運行計画閾値以上遅れていない、つまり運行計画からの遅れが運行計画閾値未満であるエリア循環便AJUが停車している一又は複数のエリア拠点ABの各々の循環先エリア拠点のIDを取得させる。
アプリ124は、エリア拠点ABに停車しているエリア循環便AJUのIDとそのエリア循環便AJUの循環先エリア拠点のIDとを含み、そのエリア循環便AJUが停車しているエリア拠点ABに設置されている端末装置200をあて先とする配送指示信号を作成させ、作成させた配送指示信号を送信させる。
(エリア拠点対応情報)
図4は、エリア拠点対応情報の一例を示す図である。
エリア拠点対応情報126は、エリア拠点のIDと、そのエリア拠点に停車しているエリア循環便AJUの循環先となるエリア拠点のIDとを関連付けたテーブル形式の情報である。エリア拠点対応情報126によって、エリアAに含まれる第1エリア拠点AB01と、第2エリア拠点AB02と、第3エリア拠点AB03との間で、エリア循環便AJUの循環先を指定する。
図4に示される例では、エリア拠点のIDが「AB01」で示される第1エリア拠点AB01に停車しているエリア循環便AJUの循環先として、エリア拠点のIDが「AB02」で示される第2エリア拠点AB02が指定される。また、エリア拠点のIDが「AB02」で示される第2エリア拠点AB02に停車しているエリア循環便AJUの循環先として、エリア拠点のIDが「AB03」で示される第3エリア拠点AB03が指定される。また、エリア拠点のIDが「AB03」で示される第3エリア拠点AB03に停車しているエリア循環便AJUの循環先として、エリア拠点のIDが「AB01」で示される第1エリア拠点AB01が指定される。つまり、図4に示されるエリア拠点対応情報によれば、エリア循環便AJUは、第1エリア拠点AB01、第2エリア拠点AB02、第3エリア拠点AB03、第1エリア拠点AB01の順に循環する。ただし、この順序は一例であり、第1エリア拠点AB01、第2エリア拠点AB02、第3エリア拠点AB03、第1エリア拠点AB01の順とは異なる順序に設定されてもよい。
(運行計画情報)
図5は、運行計画情報の一例を示す図である。
運行計画情報127は、エリア循環便IDと、そのエリア循環便IDに該当するエリア循環便AJUが、エリア拠点のIDが「AB01」で示される第1エリア拠点AB01と、エリア拠点のIDが「AB02」で示される第2エリア拠点AB02と、エリア拠点のIDが「AB03」で示される第3エリア拠点AB03との各々への到着する時刻を示す情報(以下「到着時刻情報」という)とを関連付けたテーブル形式の情報である。物流管理装置100は、運行計画情報127によって、エリア循環便AJUが、定時通りに問題なく運行しているか否かを判定する。
図5に示される例では、エリア循環便IDが「AJU001」で示されるエリア循環便AJU001は、第1エリア拠点AB01に「**:**」に到着し、第2エリア拠点AB02に「〇〇:〇〇」に到着し、第3エリア拠点AB03に「△△:△△」に到着する。また、エリア循環便IDが「AJU002」で示されるエリア循環便AJU002は、第1エリア拠点AB01に「〇〇:〇〇」に到着し、第2エリア拠点AB02に「△△:△△」に到着し、第3エリア拠点AB03に「**:**」に到着する。また、エリア循環便IDが「AJU003」で示されるエリア循環便AJU003は、第1エリア拠点AB01に「△△:△△」に到着し、第2エリア拠点AB02に「**:**」に到着し、第3エリア拠点AB03に「〇〇:〇〇」に到着する。つまり、図5に示される運行計画情報127によれば、エリア循環便AJUは、第1エリア拠点AB01、第2エリア拠点AB02、第3エリア拠点AB03、第1エリア拠点AB01の順に、予め決定された運行計画にしたがって、循環するように管理される。
(宅配貨物情報)
図6は、宅配貨物情報の一例を示す図である。
宅配貨物情報128は、宅配貨物IDと、ボックスIDと、経由ベース拠点と、経由エリア拠点と、宅配先とを関連付けたテーブル形式の情報である。宅配貨物情報128に含まれる情報の各々は、宅配貨物が集配される際に、集配元と、宅配先とに基づいて、設定される。また、配送の状況に応じて、宅配貨物情報128に含まれる情報のうち、少なくとも一部が変更される場合もある。
宅配貨物IDは宅配貨物の識別情報であり、ボックスIDは宅配貨物を集荷するボックスの識別情報であり、経由ベース拠点は宅配貨物が宅配先へ配送されるまでに経由するベース拠点BBであり、経由エリア拠点は宅配貨物が宅配先へ配送されるまでに経由するエリア拠点ABである。
図6に示される例によれば、宅配貨物IDが「PD001」である宅配貨物は、ボックスIDが「B001」であるボックスに集荷される。ボックスIDが「B001」であるボックスに集荷された宅配貨物IDが「PD001」である宅配貨物は、経由ベース拠点として「第1ベース拠点BB01」と、経由エリア拠点として「第1エリア拠点AB01」とを経由して、第1宅配先C01に配送される。
また、宅配貨物IDが「PD002」である宅配貨物は、ボックスIDが「B001」であるボックスに集荷される。ボックスIDが「B001」であるボックスに集荷された宅配貨物IDが「PD002」である宅配貨物は、経由ベース拠点として「第1ベース拠点BB01」と、経由エリア拠点として「第1エリア拠点AB01」とを経由して、第4宅配先C04に配送される。
また、宅配貨物IDが「PD003」である宅配貨物は、ボックスIDが「B002」であるボックスに集荷される。ボックスIDが「B002」であるボックスに集荷された宅配貨物IDが「PD003」である宅配貨物は、経由ベース拠点として「第1ベース拠点BB01」を経由して、経由エリア拠点として「第1エリア拠点AB01」と「第2エリア拠点AB02」とを経由して、第2宅配先C02に配送される。
また、宅配貨物IDが「PD004」である宅配貨物は、ボックスIDが「B003」であるボックスに集荷される。ボックスIDが「B003」であるボックスに集荷された宅配貨物IDが「PD004」である宅配貨物は、経由ベース拠点として「第1ベース拠点BB01」と、経由エリア拠点として「第1エリア拠点AB01」と「第2エリア拠点AB02」と「第3エリア拠点AB03」とを経由して、第3宅配先C03に配送される。
(エリア拠点情報)
図7は、エリア拠点情報の一例を示す図である。
エリア拠点情報129は、エリア拠点のIDと、端末装置のIDと、端末装置のIPアドレスと、エリア拠点のバースの範囲情報とを関連付けたテーブル形式の情報である。
エリア拠点のIDは、エリア拠点ABの識別情報である。端末装置のIDは、そのエリア拠点ABに設置されている端末装置のIDである。端末装置のIPアドレスは、端末装置200を判別するための番号である。エリア拠点のバースの範囲情報は、エリア拠点ABに含まれるバースの位置の範囲を示す情報である。バースの範囲情報は、例えば、緯度と経度とで表される。
図7に示される例によれば、エリア拠点のIDが「AB01」である第1エリア拠点AB01には、端末装置200のIDが「TE01」で、端末装置200のIPアドレスが「192.168.0.1」である端末装置200−1が設置され、第1エリア拠点AB01のバースの範囲情報は第1エリア拠点のバースの経度、緯度の範囲である。また、エリア拠点のIDが「AB02」である第2エリア拠点AB02には、端末装置のIDが「TE02」で、端末装置200のIPアドレスが「192.168.0.2」である端末装置200−2が設置され、第2エリア拠点AB02のバースの範囲情報は第2エリア拠点のバースの経度、緯度の範囲である。また、エリア拠点のIDが「AB03」である第3エリア拠点AB03には、端末装置のIDが「TE03」で、端末装置200のIPアドレスが「192.168.0.3」である端末装置200−3が設置され、第3エリア拠点AB03のバースの位置は第3エリア拠点のバースの経度、緯度の範囲である。図3に戻り説明を続ける。
情報処理部130の全部または一部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが記憶部120に格納されたプログラム122やアプリ124を実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、情報処理部130の全部または一部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
情報処理部130は、例えば、取得部132と、処理部134とを備える。
取得部132は、通信部110が出力したエリア循環便位置情報を取得し、取得したエリア循環便位置情報を、処理部134へ出力する。ここで、エリア循環便位置情報には、前述したように、エリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とが含まれる。
端末装置200−1は、第1エリア配送範囲に位置するエリア循環便AJUが送信した位置通知情報を受信する。端末装置200−2は、第2エリア配送範囲に位置するエリア循環便AJUが送信した位置通知情報を受信する。端末装置200−3は、第3エリア配送範囲に位置するエリア循環便AJUが送信した位置通知情報を受信する。
図8は、エリア配送範囲の一例を示す図である。
図8には、第1エリア配送範囲A01と、第2エリア配送範囲A02と、第3エリア配送範囲A03とが示されている。
図8に示される例では、第1エリア循環便AJU001の位置は第1エリア範囲A01に含まれ、第2エリア循環便AJU002の位置は第2エリア範囲A02に含まれる。第3エリア範囲A03にはエリア循環便は含まれない。このような状況で、第1エリア拠点AB01に設置された端末装置200−1は、第1エリア循環便AJU001のIDと、第1エリア循環便AJU001の位置情報と、位置情報を取得した日時情報とを含むエリア循環便位置情報を送信する。第2エリア拠点AB02に設置された端末装置200−2は、第2エリア循環便AJU002のIDと、第2エリア循環便AJU002の位置情報と、位置情報を取得した日時情報とを含むエリア循環便位置情報を送信する。第3エリア拠点AB03に設置された端末装置200−3は、エリア範囲A03には、エリア循環便AJUは停車していないので、エリア循環便位置情報を送信しない。図3に戻り説明を続ける。
処理部134は、取得部132が出力したエリア循環便位置情報を取得し、取得したエリア循環便位置情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とを取得する。
ここで、複数のエリア循環便AJUの各々のIDと、エリア循環便が搭載しているボックスのボックスIDとは関連付けられている。処理部134は、宅配貨物毎に、宅配貨物が集荷されているボックスのボックスIDを、記憶部120に記憶されている宅配貨物情報128から取得する。処理部134は、取得したボックスIDに基づいて、そのボックスIDに該当するボックスを搭載しているエリア循環便AJUを特定し、特定したエリア循環便AJUの位置を取得することによって、宅配貨物の位置を把握する。具体的には、処理部134は、記憶部120に記憶されている宅配貨物情報128に含まれる経由ベース拠点と経由エリア拠点とのうちの何処に位置しているのかを把握する。
また、処理部134は、エリア拠点情報129から、取得したエリア循環便位置情報を送信した端末装置200のIDに関連付けて記憶されているエリア拠点のIDと端末装置200のIPアドレスとエリア拠点のバースの範囲情報とを取得する。
処理部134は、取得したエリア循環便AJUの位置情報とエリア拠点のバースの範囲情報とに基づいて、エリア循環便AJUの位置が、エリア拠点のバースの範囲情報に含まれるか否かを判定する。処理部134は、エリア循環便AJUの位置が、エリア拠点のバースの範囲情報に含まれないと判定した場合には、第1エリア拠点AB01と、第2エリア拠点AB02と、第3エリア拠点AB03とのいずれにも、エリア循環便AJUが停車していないため、処理を終了する。
処理部134は、エリア循環便AJUの位置が、エリア拠点のバースの範囲情報に含まれると判定した場合には、そのエリア拠点に、そのエリア循環便AJUが停車していると判定し、そのエリア拠点のIDと、そのエリア循環便AJUのIDと、そのエリア循環便AJUの位置情報を取得した日時情報とを取得する。
処理部134は、記憶部120に記憶されている運行計画情報127を参照し、取得したエリア拠点のIDと、エリア循環便AJUのIDと、そのエリア循環便AJUの位置情報を取得した日時情報とに基づいて、取得したエリア循環便AJUのIDと、そのエリア循環便が停車しているエリア拠点のIDとに該当する到着時刻情報と、位置情報を取得した日時情報とを比較することによって、エリア循環便AJUが、運行計画から運行計画閾値以上遅れているか否かを判定する。つまり、処理部134は、運行計画情報127に含まれる到着時刻から位置情報を取得した日時までの経過時間が、運行計画閾値以上であるか否かを判定する。
処理部134は、運行計画から運行計画閾値以上遅れているエリア循環便AJUのIDを取得し、取得したエリア循環便AJUのIDに該当するエリア循環便AJUの循環先エリア拠点を決定する。例えば、処理部134は、エリア拠点対応情報126で指定されたエリア拠点の次に循環するエリア拠点を、循環先エリア拠点として決定してもよい。このように構成することによって、循環するエリア拠点の数を間引く。
一例として、処理部134が、第1エリア拠点AB01に停車しているエリア循環便AJUが、運行計画から運行計画閾値以上遅れていると判定した場合について説明する。仮に、その遅れていると判定したエリア循環便AJUを、エリア拠点対応情報126にしたがって、第2のエリア拠点AB02に循環させた場合には、定時運行(運行計画閾値未満の遅れでの運行)に戻るまでに時間を要すると想定される。この場合、そのエリア循環便AJUは、第2のエリア拠点AB02へ循環させずに、第3のエリア拠点AB03へ循環させる。このように構成することによって、循環するエリア拠点を間引くことによって、循環するエリア拠点の数が減少するので、運行計画からの遅れを解消できる。循環するエリア拠点を間引く場合のエリア拠点対応情報を記憶部120に記憶しておき、記憶しておいた循環するエリア拠点を間引く場合のエリア拠点対応情報に基づいて、処理部134は、循環先エリア拠点を決定してもよい。
処理部134は、運行計画から運行計画閾値以上の遅れであるエリア循環便AJUについては、端末装置200のIPアドレスをあて先とし、そのエリア循環便AJUのIDと、決定した循環先エリア拠点のIDとを含む配送指示信号を作成し、作成した配送指示信号を、通信部110へ出力する。
処理部134は、運行計画から運行計画閾値未満の遅れであるエリア循環便AJUについては、エリア拠点対応情報126から取得したエリア拠点のIDに関連付けて記憶されている循環先エリア拠点のIDを取得する。処理部134は、端末装置200のIPアドレスをあて先とし、エリア循環便AJUのIDと、取得した循環先エリア拠点のIDとを含む配送指示信号を作成し、作成した配送指示信号を、通信部110へ出力する。
(端末装置)
端末装置200は、通信部210と、記憶部220と、情報処理部230と、操作部240と、前記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン250とを備える。
通信部210は、通信モジュールによって実現される。通信部210は、ネットワーク50を経由して、物流管理装置100などの他の装置と通信を行う。通信部210は、エリア循環便AJUが送信した位置通知情報を受信し、受信した位置通知情報を、情報処理部230へ出力する。また、通信部210は、物流管理装置100へ、情報処理部230が出力したエリア循環便位置情報を送信する。また、通信部210は、物流管理装置100が送信した配送指示信号を受信し、受信した配送指示信号を、情報処理部230へ出力する。また、通信部210は、情報処理部230が出力した循環先通知信号を取得し、取得した循環先通知信号を、エリア循環便AJUへ送信する。
記憶部220は、例えば、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。記憶部220には、情報処理部230により実行されるプログラム222と、アプリ224と、エリア拠点情報226とが記憶される。
アプリ224は、端末装置200に、エリア循環便AJUが送信した位置通知情報を受信させる。アプリ224は、端末装置200に、位置通知情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とを取得させ、取得させたエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とに基づいて、エリア循環便位置情報を作成させる。アプリ224は、端末装置200に、作成させたエリア循環位置情報を、物流管理装置100に送信させる。
アプリ224は、端末装置200に、物流管理装置100が送信した配送指示信号を受信させ、受信させた配送指示信号に含まれるエリア循環便AJUのIDと、循環先エリア拠点のIDとを取得させる。アプリ224は、端末装置200に、取得させたエリア循環便AJUのIDに基づいて、そのエリア循環便AJUのIDを含む位置通知情報のIPアドレスを取得させる。また、アプリ224は、端末装置200に、循環先エリア拠点のIDに基づいて、エリア拠点情報226から、エリア拠点を示す情報を取得させる。アプリ224は、端末装置200に、取得したエリア循環便AJUのIPアドレスをあて先とし、エリア拠点を示す情報を含む循環先通知信号を作成させ、作成させた循環先通知信号を、通信部210へ出力させる。
(エリア拠点情報)
図9は、エリア拠点情報の一例を示す図である。
エリア拠点情報226は、エリア拠点のIDと、エリア拠点情報とを関連付けたテーブル形式の情報である。エリア拠点情報226によって、エリア拠点のIDに関連付けられるエリア拠点を示す情報を特定できる。
図9に示される例では、エリア拠点のID「AB01」は「第1エリア拠点」であり、エリア拠点のID「AB02」は「第2エリア拠点」であり、エリア拠点のID「AB03」は「第3エリア拠点」である。図3に戻り説明を続ける。
情報処理部230の全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部220に格納されたプログラム222やアプリ224を実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部230の全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
情報処理部230は、例えば、取得部232と、処理部234とを備える。
取得部232は、通信部210が出力した位置通知情報を取得し、取得した位置通知情報を、処理部234へ出力する。また、取得部232は、通信部210が出力した配送指示信号を取得し、取得した配送指示信号を、処理部234へ出力する。
処理部234は、取得部232が出力した位置通知情報を取得し、取得した位置通知情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とを取得する。処理部234は、取得したエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とを含み、物流管理装置100をあて先とするエリア循環便位置情報作成し、作成したエリア循環便位置情報を、通信部210へ出力する。
また、処理部234は、取得部232が出力した配送指示信号を取得し、取得した配送指示信号に含まれるエリア循環便AJUのIDと、循環先エリア拠点のIDとを取得する。処理部234は、取得したエリア循環便AJUのIDに基づいて、そのエリア循環便AJUのIPアドレスを、位置通知情報から取得する。また、処理部234は、循環先エリア拠点のIDに基づいて、エリア拠点情報226から、エリア拠点を示す情報を取得する。処理部234は、エリア循環便AJUのIPアドレスをあて先とし、エリア拠点を示す情報を含む循環先通知信号を作成し、作成した循環先通知信号を、通信部210へ出力する。
操作部240は、例えば、タッチパネルなどによって構成され、表示部に表示される画面に対するタッチ操作を検出し、タッチ操作の検出結果を、情報処理部230へ出力する。タッチ操作には、文字情報を入力する操作などが含まれる。
(物流管理システムの動作)
図10は、本実施形態の物流管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
(ステップS1)
エリア循環便AJUの車載装置は、エリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とを含む位置通知情報を作成する。
(ステップS2)
車載装置は、作成した位置通知情報を、端末装置200へ送信する。
(ステップS3)
端末装置200の通信部210は、エリア循環便AJUが送信した位置通知情報を受信し、受信した位置通知情報を、情報処理部230へ出力する。
(ステップS4)
情報処理部230は、通信部210が出力した位置通知情報を取得し、取得した位置通知情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とに基づいて、エリア循環便位置情報を作成し、作成したエリア循環便位置通知情報を、通信部210へ出力する。
(ステップS5)
通信部210は、情報処理部230が出力したエリア循環便位置情報を取得し、取得したエリア循環便位置情報を、物流管理装置100へ送信する。
(ステップS6)
物流管理装置100の通信部110は、端末装置200が送信したエリア循環便位置情報を受信し、受信したエリア循環便位置情報を情報処理部130へ出力する。
(ステップS7)
情報処理部130は、通信部110が出力したエリア循環便位置情報を取得し、取得したエリア循環便位置情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報とに基づいて、エリア循環便AJUが、エリア拠点に停車しているか否かを判定する。情報処理部130は、エリア循環便AJUが、エリア拠点ABに停車していないと判定した場合には、処理を終了する。
(ステップS8)
情報処理部130は、エリア循環便AJUが、エリア拠点ABに停車していると判定した場合には、そのエリア拠点ABのIDと、そのエリア循環便AJUのIDと、そのエリア循環便AJUの位置情報を取得した日時情報とを取得する。
情報処理部130は、記憶部120に記憶されている運行計画情報127を参照し、取得したエリア拠点のIDと、エリア循環便AJUのIDと、そのエリア循環便AJUの位置情報を取得した日時情報とに基づいて、エリア循環便AJUが、運行計画から運行計画閾値以上遅れているか否かを判定する。
(ステップS9)
情報処理部130は、運行計画から運行計画閾値以上遅れていると判定した場合に、エリア循環便AJUのIDを取得し、取得したエリア循環便AJUのIDに該当するエリア循環便AJUの循環先エリア拠点を決定する。
(ステップS10)
情報処理部130は、運行計画からの遅れが運行計画閾値未満であるエリア循環便AJUのIDに関連付けて記憶されている循環先エリア拠点のIDを、エリア拠点対応情報126から取得する。情報処理部130は、そのエリア循環便AJUのIDと、取得したエリア循環便AJUの循環先エリア拠点のIDとを含み、そのエリア循環便AJUが停車しているエリア拠点ABに設置されている端末装置200をあて先とする配送指示信号を作成し、作成した配送指示信号を通信部110へ出力する。
情報処理部130は、運行計画からの運行計画閾値以上遅れているエリア循環便AJUのIDと、ステップS9で決定した循環先エリア拠点のIDとを含み、そのエリア循環便AJUが停車しているエリア拠点ABに設置されている端末装置200をあて先とする配送指示信号を作成し、作成した配送指示信号を通信部110へ出力する。
(ステップS11)
通信部210は、情報処理部130が出力した配送指示信号を、端末装置200へ送信する。
(ステップS12)
端末装置200の通信部210は、物流管理装置100が送信した配送指示信号を受信し、受信した配送指示信号を情報処理部230へ出力する。
(ステップS13)
情報処理部230は、通信部210が出力した配送指示信号を取得し、取得した配送指示信号に含まれるエリア循環便AJUのIDと、循環先エリア拠点のIDとを取得する。情報処理部230は、エリア循環便AJUのIDに基づいて、そのエリア循環便AJUのIDを含む位置通知情報のIPアドレスを取得する。また、情報処理部230は、循環先エリア拠点のIDに基づいて、エリア拠点情報226から、エリア拠点を示す情報を取得する。情報処理部230は、取得したエリア循環便AJUのIPアドレスをあて先とし、エリア拠点を示す情報を含む循環先通知信号を作成する。情報処理部230は、作成した循環先通知信号を、通信部210へ出力する。
(ステップS14)
通信部210は、情報処理部230が出力した循環先通知信号を、エリア循環便AJIへ送信する。エリア循環便AJIの車載装置は、端末装置200が送信した循環先通知信号を受信し、受信した循環先通知信号に含まれる循環先のエリア拠点を示す情報を出力する。このように構成することによって、エリア循環便AJUのドライバーは、次に配送するエリア拠点ABを知ることができる。
前述した実施形態では、ベースBに、第1ベース拠点BB01と、第2ベース拠点BB02と、第3ベース拠点BB03とが含まれる場合について説明したがこの限りでない。例えば、ベースBに含まれるベース拠点の数は、2個でもよいし、4個以上でもよい。
前述した実施形態では、エリアAに、第1エリア拠点AB01と、第2エリア拠点AB02と、第3エリア拠点AB03とが含まれる場合について説明したがこの限りでない。例えば、エリアAに含まれるエリア拠点の数は、2個でもよいし、4個以上でもよい。
前述した実施形態では、各エリア拠点ABに一台の端末装置200が設置される場合について説明したが、この例に限られない。例えば、各エリア拠点ABに複数台の端末装置200が設置されてもよいし、一台の端末装置200が設置されたエリア拠点と、複数台の端末装置200が設置されたエリア拠点とが混在してもよい。
前述した実施形態では、物流ネットワークに、ベースBと、エリアAとが含まれる場合について説明したが、この限りでない。例えば、ベースBが省略されてもよい。この場合、集積拠点IBと、第1エリア拠点AB01との間で、エリアシャトル便ASHによって宅配貨物が直接やり取りされる。
前述した実施形態では、第1ベース拠点BB01が、ベースシャトル便BSHによって集積基地IBから配送された宅配貨物を集積する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、ベースシャトル便によって、集積基地IBから、第1ベース拠点BB01と、第2ベース拠点BB02と、第3ベース拠点BB03との各々へ、宅配貨物が配送されてもよい。つまり、第1ベース拠点BB01と、第2ベース拠点BB02と、第3ベース拠点BB03との各々が、ベースシャトル便BSHによって配送された宅配貨物を集積してもよい。
前述した実施形態では、第1エリア拠点AB01が、エリアシャトル便ASHによって配送された宅配貨物を集積する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、エリアシャトル便によって、第1エリア拠点AB01と、第2エリア拠点AB02と、第3エリア拠点AB03との各々へ、宅配貨物が配送されてもよい。つまり、第1エリア拠点AB01と、第2エリア拠点AB02と、第3エリア拠点AB03との各々が、エリアシャトル便ASHによって配送された宅配貨物を集積してもよい。
実施形態の物流管理システムによれば、物流管理システム1は、第1エリア拠点AB01と、第2エリア拠点AB02と、第3エリア拠点AB03と、第1エリア拠点AB01と第2エリア拠点AB01と第3エリア拠点AB03とに対して配送される宅配貨物が集積される集積基地IBとを含む物流網に関する情報を管理する。
物流管理装置100は、第1のエリア拠点AB01と、第2のエリア拠点AB02と、第3のエリア拠点AB03との各々の間で循環するエリア循環便AJUの位置通知情報を取得する取得部132と、取得部が取得した位置通知情報に基づいて、エリア循環便AJUの運行計画を変更する処理部134とを備える。
このように構成することによって、第1エリア拠点AB01と、第2エリア拠点AB02と、第3エリア拠点AB03との間で循環させるエリア循環便AJUの運行計画を、エリア循環便AJUの位置通知情報に基づいて変更することができるので、運行計画に対して遅れが生じた場合に、配送先へ到着する時刻が遅れることを低減できる。
また、処理部134は、集積基地IBから第1のエリア拠点AB01へ向かう便について、第1のエリア拠点AB01に集荷される宅配貨物と、第2のエリア拠点AB02に集荷される宅配貨物と、第3のエリア拠点AB03に集荷される宅配貨物とが搭載されることを管理する。このように構成することによって、集積基地IBから第1のエリア拠点AB01へ、第1のエリア拠点AB01に集積される宅配貨物と、第2のエリア拠点AB02に集積される宅配貨物と、第3のエリア拠点AB03に集積される宅配貨物とをまとめて配送できるため、効率的に宅配貨物を配送できる。
また、処理部134は、取得部132が取得した位置通知情報を示す情報に基づいて、運行計画から遅れているエリア循環便AJUの運行計画を変更する。このように構成することによって、運行計画から遅れているエリア循環便AJUの運行計画を、エリア循環便AJUの位置通知情報に基づいて変更することができるので、配送先へ到着する時刻が遅れることを低減できる。
(変形例)
変形例の物流管理システムは、前述した実施形態の物流管理システムにおいて、宅配貨物に対して要求された宅配先への到着日時を取得し、到着日時までの時間に基づいて、その宅配貨物を配送しているエリア循環便AJUの運行計画を変更できるようにしたものである。
変形例の物流管理システムが管理する物流ネットワークの一例は、図1を適用できる。
変形例の物流管理システムの一例は、図2を適用できる。
(物流管理システムの構成)
図11は、本変形例の物流管理システムの物流管理装置と、端末装置との構成の一例を示すブロック図である。以下、物流管理装置100a、端末装置200について順次説明する。
(物流管理装置)
物流管理装置100aは、通信部110と、記憶部120aと、情報処理部130aと、前記各構成要素を図10に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン150とを備える。
記憶部120aは、例えば、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。記憶部120aには、情報処理部130aにより実行されるプログラム122と、アプリ124aと、エリア循環便情報125と、エリア拠点対応情報126と、運行計画情報127と、宅配貨物情報128aと、エリア拠点情報129とが記憶される。
アプリ124aは、物流管理装置100aに、エリア循環便情報125と、エリア拠点対応情報126と、運行計画情報127と、宅配貨物情報128aと、エリア拠点情報129とを記憶させる。
アプリ124aは、物流管理装置100aに、宅配貨物情報128aに基づいて、宅配貨物の宅配貨物IDに関連付けられているボックスIDと、宅配貨物に対して要求されている到着日時を示す情報とを取得させる。アプリ124aは、物流管理装置100aに、エリア循環便情報125に基づいて、取得させたボックスIDに関連付けられているエリア循環便のIDを取得させる。つまり、アプリ124aは、物流管理装置100aに、エリア循環便のIDと、要求されている到着日時とを関連付けさせる。
アプリ124aは、物流管理装置100aに、端末装置200が送信したエリア循環便位置情報を受信させる。アプリ124aは、物流管理装置100aに、エリア拠点情報129と、受信させたエリア循環便位置情報に含まれるエリア循環便AJUのIDとエリア循環便AJUの位置情報とに基づいて、第1エリア拠点AB01と第2エリア拠点AB02と第3エリア拠点AB03との各々に停車しているエリア循環便AJUを抽出させる。
アプリ124aは、物流管理装置100aに、運行計画情報127と、受信させたエリア循環便位置情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とに基づいて、抽出させたエリア循環便AJUのうち、運行計画から遅れているエリア循環便AJUを抽出させる。
アプリ124aは、物流管理装置100aに、抽出させた運行計画から遅れているエリア循環便AJUについて、そのエリア循環便AJUの位置情報を取得した日時から、到着日時までの残りの時間を導出させ、導出させた残りの時間が残時間閾値以下のエリア循環便AJUのIDを取得させる。
アプリ124aは、物流管理装置100aに、取得させた残りの時間が残時間閾値以下のエリア循環便AJUのIDに該当するエリア循環便AJUの循環先エリア拠点のIDを決定させる。
アプリ124aは、物流管理装置100aに、エリア拠点対応情報126から、残りの時間が残時間閾値よりも大きいエリア循環便AJUが停車している一又は複数のエリア拠点ABの各々の循環先エリア拠点のIDを取得させる。
アプリ124aは、エリア拠点ABに停車しているエリア循環便AJUのIDとそのエリア循環便AJUの循環先エリア拠点のIDとを含み、そのエリア循環便AJUが停車しているエリア拠点ABに設置されている端末装置200をあて先とする配送指示信号を作成させ、作成させた配送指示信号を送信させる。
(エリア循環便情報)
図12は、エリア循環便情報の一例を示す図である。
エリア循環便情報125は、エリア循環便のIDと、ボックスIDとを関連付けたテーブル形式の情報である。エリア循環便情報125によって、エリア循環便AJUに搭載されているボックスを特定できる。
図12に示される例では、エリア循環便のID「AJU001」には、ボックスIDが「B001−B016」(B001からB016の範囲)であるボックスが搭載され、エリア循環便のID「AJU002」には、ボックスIDが「B017−B032」(B017からB032の範囲)であるボックスが搭載され、エリア循環便のID「AJU003」には、ボックスIDが「B033−B048」(B033からB048の範囲)であるボックスが搭載される。
(宅配貨物情報)
図13は、宅配貨物情報の一例を示す図である。
宅配貨物情報128aは、宅配貨物IDと、ボックスIDと、経由ベース拠点と、経由エリア拠点と、宅配先と、到着日時とを関連付けたテーブル形式の情報である。宅配貨物情報128aに含まれる情報の各々は、宅配貨物が集配される際に、集配元と、宅配先とに基づいて、設定される。また、配送の状況に応じて、宅配貨物情報128aに含まれる情報のうち、少なくとも一部が変更される場合もある。
到着日時は、宅配先へ到着する日時を示す情報である。到着日時は、宅配貨物が集配される際に要求されたものである。
図13に示される例によれば、宅配貨物IDが「PD001」である宅配貨物は、ボックスIDが「B001」であるボックスに集荷される。ボックスIDが「B001」であるボックスに集荷された宅配貨物IDが「PD001」である宅配貨物は、経由ベース拠点として「第1ベース拠点BB01」と、経由エリア拠点として「第1エリア拠点AB01」とを経由して、第1宅配先C01に、「**月**日**時」の到着日時に配送される。
また、宅配貨物IDが「PD002」である宅配貨物は、ボックスIDが「B001」であるボックスに集荷される。ボックスIDが「B001」であるボックスに集荷された宅配貨物IDが「PD002」である宅配貨物は、経由ベース拠点として「第1ベース拠点BB01」と、経由エリア拠点として「第1エリア拠点AB01」とを経由して、第4宅配先C04に、「**月**日**時」の到着日時に配送される。
また、宅配貨物IDが「PD003」である宅配貨物は、ボックスIDが「B002」であるボックスに集荷される。ボックスIDが「B002」であるボックスに集荷された宅配貨物IDが「PD003」である宅配貨物は、経由ベース拠点として「第1ベース拠点BB01」を経由して、経由エリア拠点として「第1エリア拠点AB01」と「第2エリア拠点AB02」とを経由して、第2宅配先C02に、「**月**日**時」の到着日時に配送される。
また、宅配貨物IDが「PD004」である宅配貨物は、ボックスIDが「B003」であるボックスに集荷される。ボックスIDが「B003」であるボックスに集荷された宅配貨物IDが「PD004」である宅配貨物は、経由ベース拠点として「第1ベース拠点BB01」と、経由エリア拠点として「第1エリア拠点AB01」と「第2エリア拠点AB02」と「第3エリア拠点AB03」とを経由して、第3宅配先C03に、「**月**日**時」の到着日時に配送される。図11に戻り、説明を続ける。
情報処理部130aの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部120aに格納されたプログラム122やアプリ124aを実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部130aの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
情報処理部130aは、例えば、取得部132と、処理部134aとを備える。
処理部134aは、記憶部120aの宅配貨物情報128aに基づいて、宅配貨物の宅配貨物IDに関連付けられているボックスIDと、宅配貨物に対して要求されている到着日時を示す情報とを取得する。処理部134aは、記憶部120aのエリア循環便情報125に基づいて、取得したボックスIDに関連付けられているエリア循環便のIDを取得する。つまり、処理部134aは、エリア循環便のIDと、要求されている到着日時とを関連付ける。
処理部134aは、通信部110が出力したエリア循環便位置情報を取得する。処理部134aは、記憶部120aのエリア拠点情報129と、取得したエリア循環便位置情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報とに基づいて、第1エリア拠点AB01と第2エリア拠点AB02と第3エリア拠点AB03との各々に停車しているエリア循環便AJUを抽出する。
処理部134aは、記憶部120aの運行計画情報127と、取得したエリア循環便位置情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とに基づいて、抽出したエリア循環便AJUのIDと、そのエリア循環便が停車しているエリア拠点のIDとに該当する到着時刻情報と、位置情報を取得した日時情報とを比較することによって、運行計画から遅れているエリア循環便AJUを抽出する。
処理部134aは、抽出した運行計画から遅れているエリア循環便AJUについて、そのエリア循環便AJUの位置情報を取得した日時から、到着日時までの残りの時間を導出し、導出した残りの時間が残時間閾値以下のエリア循環便AJUのIDを取得する。
処理部134aは、取得した残りの時間が残時間閾値以下のエリア循環便AJUのIDに該当するエリア循環便AJUの循環先エリア拠点のIDを決定する。例えば、処理部134aは、エリア拠点対応情報126で指定されたエリア拠点の次に循環するエリア拠点を、循環先エリア拠点として決定してもよい。このように構成することによって、循環するエリア拠点の数を間引く。具体的には、処理部134aは、記憶部120aの宅配貨物情報128aを参照し、到着日時が指定されている宅配貨物を配送する宅配便が停車しているエリア拠点ABを、循環先エリア拠点として決定してもよい。このように構成することによって、配送の遅れを低減できる。
処理部134aは、エリア拠点対応情報126から、残りの時間が残時間閾値よりも大きいエリア循環便AJUが停車している一又は複数のエリア拠点ABの各々の循環先エリア拠点のIDを取得する。
処理部134aは、エリア拠点ABに停車しているエリア循環便AJUのIDとそのエリア循環便AJUの循環先エリア拠点のIDとを含み、そのエリア循環便AJUが停車しているエリア拠点ABに設置されている端末装置200をあて先とする配送指示信号を作成し、作成した配送指示信号を通信部110へ出力する。
(物流管理システムの動作)
図14は、変形例の物流管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
ステップS21−S28は、図10のステップS1−S8を適用できる。
(ステップS29)
物流管理装置100aの情報処理部130aは、ステップS28で運行計画から遅れていると判定したエリア循環便AJUについて、そのエリア循環便AJUの位置情報を取得した日時から、到着日時までの残りの時間を導出し、導出した残りの時間が残時間閾値以下であるか否かを判定する。
(ステップS30)
情報処理部130aは、ステップS29で、残りの時間が残時間閾値以下であると判定したエリア循環便AJUについて、そのエリア循環便AJUのIDを取得し、取得したエリア循環便AJUのIDに該当するエリア循環便AJUの循環先エリア拠点を決定する。
(ステップS31)
情報処理部130aは、ステップS28で運行計画からの遅れが運行計画閾値であると判定した場合に、エリア拠点ABに停車しているエリア循環便AJUのIDに関連付けて記憶されている循環先エリア拠点のIDを、エリア拠点対応情報126から取得する。情報処理部130aは、そのエリア循環便AJUのIDと取得したエリア循環便AJUの循環先エリア拠点のIDとを含み、そのエリア循環便AJUが停車しているエリア拠点ABに設置されている端末装置200をあて先とする配送指示信号を作成し、作成した配送指示信号を通信部110へ出力する。
情報処理部130aは、ステップS29で、エリア循環便AJUの位置情報を取得した日時から、到着日時までの残りの時間が残時間閾値以下でないと判定した場合に、エリア拠点ABに停車しているエリア循環便AJUのIDに関連付けて記憶されている循環先エリア拠点のIDを、エリア拠点対応情報126から取得する。情報処理部130aは、そのエリア循環便AJUのIDと取得したエリア循環便AJUの循環先エリア拠点のIDとを含み、そのエリア循環便AJUが停車しているエリア拠点ABに設置されている端末装置200をあて先とする配送指示信号を作成し、作成した配送指示信号を通信部110へ出力する。
情報処理部130aは、エリア拠点ABに停車しているエリア循環便AJUのIDとステップS30で決定した循環先エリア拠点のIDとを含み、そのエリア循環便AJUが停車しているエリア拠点ABに設置されている端末装置200をあて先とする配送指示信号を作成し、作成した配送指示信号を通信部110へ出力する。
ステップS32−S35は、図10のステップS11−S14を適用できる。
前述した変形例においては、物流管理装置100aが、運行計画情報127と、受信させたエリア循環便位置情報に含まれるエリア循環便AJUのIDと、エリア循環便AJUの位置情報と、位置情報を取得した日時情報とに基づいて、第1エリア拠点AB01と第2エリア拠点AB02と第3エリア拠点AB03との各々に停車しているエリア循環便AJUうち、運行計画から遅れているエリア循環便AJUを抽出する。そして、物流管理装置100aが、抽出した運行計画から遅れているエリア循環便AJUについて、そのエリア循環便AJUの位置情報を取得した日時から、到着日時までの残りの時間を導出し、導出した残りの時間が残時間閾値以下のエリア循環便AJUのIDを取得する場合について説明したが、この例に限られない。
例えば、物流管理装置100aは、運行計画から遅れているエリア循環便AJUを抽出することなく、第1エリア拠点AB01と第2エリア拠点AB02と第3エリア拠点AB03との各々に停車しているエリア循環便AJUについて、位置情報を取得した日時から、到着日時までの残りの時間を導出し、導出した残りの時間が残時間閾値以下のエリア循環便AJUのIDを取得させてもよい。
変形例の物流管理システムによれば、処理部134aは、宅配貨物に対して要求された宅配先への到着時刻を取得し、取得した到着時刻が経過するまでの残りの時間にさらに基づいて、宅配貨物を搭載するエリア循環便AJUの運行計画を変更する。このように構成することによって、残りの時間が短くなるにしたがって、循環するエリア拠点ABの数を減少させるなど、宅配貨物が、宅配先に早く到着するようにエリア循環便AJUの運行計画が変更されるため、配送先へ到着する時刻が遅れることを低減できる。
<構成例>
一構成例として、複数の宅配先に対して配送される宅配貨物が集荷されるエリア拠点(実施形態では、第1エリア拠点AB01、第2エリア拠点AB02、第3エリア拠点AB03)と、第1のエリア拠点と第2のエリア拠点と第3のエリア拠点とに対して配送される宅配貨物が集積される集積基地(実施形態では、集積基地IB)とを含む物流網に関する情報を管理する物流管理システムであって、第1のエリア拠点と第2のエリア拠点と第3のエリア拠点との各々の間で循環する循環便の運行状況(実施形態では、位置通知情報)を示す情報を取得する取得部(実施形態では、取得部132)と、取得部が取得した運行状況を示す情報に基づいて、循環便の運行計画を変更する第1制御部(実施形態では、処理部134、処理部134a)とを備える、物流管理システムである。
一構成例として、集積基地から、第1のエリア拠点へ向かうシャトル便について、第1のエリア拠点に集荷される宅配貨物と、第2のエリア拠点に集荷される宅配貨物と、第3のエリア拠点に集荷される宅配貨物とが搭載されていることを管理する第2制御部(実施形態では、処理部134、処理部134a)をさらに備える。
一構成例として、第1制御部(実施形態では、処理部134)は、取得部が取得した運行状況を示す情報に基づいて、運行計画から遅れている循環便の運行計画を変更する。
一構成例として、取得部は、宅配貨物に対して要求された宅配先への到着時刻を取得し、第1制御部は、取得部が取得した到着時刻が経過するまでの残りの時間にさらに基づいて、宅配貨物を搭載する循環便の運行計画を変更する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述した物流管理装置100、物流管理装置100a、端末装置200の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…物流管理システム、50…ネットワーク、100、100a…物流管理装置、110…通信部、120、120a…記憶部、122…プログラム、124、124a…アプリ、125…エリア循環便情報、126…エリア拠点対応情報、127…運行計画情報、128、128a…宅配貨物情報、129…エリア拠点情報、130、130a…情報処理部、132…取得部、134、134a…処理部、200−1、200−2、200−3、200…端末装置、210…通信部、220…記憶部、222…プログラム、224…アプリ、226…エリア拠点情報、230…情報処理部、232…取得部、234…処理部、240…操作部

Claims (6)

  1. 複数の宅配先に対して配送される宅配貨物が集荷されるエリア拠点と、第1の前記エリア拠点と第2の前記エリア拠点と第3の前記エリア拠点とに対して配送される宅配貨物が集積される集積基地とを含む物流網に関する情報を管理する物流管理システムであって、
    第1のエリア拠点と第2のエリア拠点と第3のエリア拠点との各々の間で循環する循環便の運行状況を示す情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記運行状況を示す情報に基づいて、前記循環便の運行計画を変更する第1制御部と
    を備える、物流管理システム。
  2. 前記集積基地から、前記第1のエリア拠点へ向かうシャトル便について、前記第1のエリア拠点に集荷される宅配貨物と、前記第2のエリア拠点に集荷される宅配貨物と、前記第3のエリア拠点に集荷される宅配貨物とが搭載されていることを管理する第2制御部
    をさらに備える請求項1に記載の物流管理システム。
  3. 前記第1制御部は、前記取得部が取得した前記運行状況を示す情報に基づいて、前記運行計画から遅れている循環便の運行計画を変更する、
    請求項1又は請求項2に記載の物流管理システム。
  4. 前記取得部は、前記宅配貨物に対して要求された宅配先への到着時刻を取得し、
    前記第1制御部は、前記取得部が取得した前記到着時刻が経過するまでの残りの時間にさらに基づいて、前記宅配貨物を搭載する循環便の運行計画を変更する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の物流管理システム。
  5. 複数の宅配先に対して配送される宅配貨物が集積されるエリア拠点と、第1の前記エリア拠点と第2の前記エリア拠点と第3の前記エリア拠点とに対して配送される宅配貨物が集積される集積基地とを含む物流網に関する情報を管理する物流管理システムが実行する物流管理方法であって、
    第1のエリア拠点と第2のエリア拠点と第3のエリア拠点との各々の間で循環する循環便の運行状況を示す情報を取得するステップと、
    前記取得するステップで取得した前記運行状況を示す情報に基づいて、前記循環便の運行計画を変更するステップと
    を有する、物流管理方法。
  6. 複数の宅配先に対して配送される宅配貨物が集積されるエリア拠点と、第1の前記エリア拠点と第2の前記エリア拠点と第3の前記エリア拠点とに対して配送される宅配貨物が集積される集積基地とを含む物流網に関する情報を管理する物流管理システムのコンピュータに、
    第1のエリア拠点と第2のエリア拠点と第3のエリア拠点との各々の間で循環する循環便の運行状況を示す情報を取得するステップと、
    前記取得するステップで取得した前記運行状況を示す情報に基づいて、前記循環便の運行計画を変更するステップと
    を実行させる、プログラム。
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