JP2020052156A - 電気光学装置、および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】透光部から遮光部に向けて進行しようとする光を透光部に向けて効率よく反射することができる電気光学装置、および電子機器を提供すること。【解決手段】電気光学装置の第1基板10には、半導体膜31a、および半導体膜31aに平面視で重なる遮光膜1eを備えた遮光部1gと、半導体膜31aおよび遮光膜1eを覆う第1絶縁膜40とが設けられている。また、第1基板10には、第1絶縁膜40より屈折率が高い第2絶縁膜46が第1絶縁膜40の側面40aに重なり、第2絶縁膜46より屈折率が高い第3絶縁膜47が第1絶縁膜40の側面40aと第2絶縁膜46との間に設けられた透光部1hが設けられている。従って、透光部1hから遮光部1gに向けて進行しようとする光は、第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との界面、および第1絶縁膜40と第3絶縁膜47によって透光部1hに向けて効率よく反射する。【選択図】図5
Description
本発明は、第1基板の一方面側に画素スイッチング素子が設けられた電気光学装置、および電子機器に関するものである。
投射型表示装置のライトバルブ等として用いられる電気光学装置(液晶装置)では、配線等の遮光膜、画素スイッチング素子、および透光性の画素電極等が設けられた透光性の第1基板と、共通電極が形成された透光性の第2基板との間に電気光学層(液晶層)が配置されている。かかる電気光学装置では、第1基板および第2基板のうちの一方側から入射した光が他方の基板から出射する間に変調されて画像を表示する。このため、第1基板では、遮光膜を画素電極の外縁に沿って延在するように配置し、平面視で遮光膜によって囲まれた領域を光が透過可能な透光部としている。また、遮光膜と画素スイッチング素子用の半導体膜とを平面視で重ね、画素スイッチング素子への光の入射を抑制する構造が採用される。
かかる電気光学装置に関しては、入射した光の進行方向を制御する構造が提案されている(特許文献1、2参照)。特許文献1では、遮光膜を覆う下層側の層間絶縁膜に発生した凹部の内壁に、下層側の層間絶縁膜より屈折率の大きな上層側の層間絶縁膜を重ね、下層側の層間絶縁膜と上層側の層間絶縁膜との界面での反射を利用して、透光部から遮光部に向けて進行しようとする光を透光部に向かわせる構造が提案されている。また、特許文献2では、遮光膜を覆うように形成された層間絶縁膜において、遮光膜を覆う部分と透光部との間に溝を形成し、層間絶縁膜より屈折率の大きな絶縁膜によって溝を埋めることによって、溝の壁面での反射を利用して、透光部から半導体膜に向けて進行しようとする光を透光部に向かわせる構造が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、界面が1つしかないため、光が界面を透過してしまう度合が大きい。また、特許文献2に記載の構成では、溝の両側の各々に界面が存在するが、溝の両側が同一の層間絶縁膜であるため、2つの界面では、屈折率の差が同一である。このため、光が2つの界面を透過してしまう度合が大きい。それ故、特許文献1、2に記載の構成では、透光部から遮光部に向けて進行しようとする光を透光部に向けて効率よく反射させることができないという課題がある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置の一態様は、第1基板の一方面側に、画素電極と、半導体膜を有するトランジスターと、前記半導体膜に平面視で重なる遮光膜を含む遮光部と、前記半導体膜および前記遮光膜を覆う第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜より高い屈折率を有し、前記第1絶縁膜の側面に重なる透光性の第2絶縁膜、および前記第2絶縁膜より高い屈折率を有し、前記側面と前記第2絶縁膜との間に設けられた透光性の第3絶縁膜を含む透光部と、を備えることを特徴とする。
本発明を適用した電気光学装置は、投射型表示装置や直視型表示装置等、各種電子機器に用いられる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明において、第1基板10に形成した各層を説明する際、上層側あるいは表面側とは第1基板10が位置する側とは反対側(第2基板20が位置する側)を意味し、下層側とは第1基板10が位置する側を意味する。また、第2基板20に形成した各層を説明する際、上層側あるいは表面側とは第2基板20が位置する側とは反対側(第1基板10が位置する側)を意味し、下層側とは第2基板20が位置する側を意味する。
(電気光学装置の構成)
図1は、本発明を適用した電気光学装置100の一態様を示す平面図である。図2は、図1に示す電気光学装置100の断面図である。図1および図2に示すように、電気光学装置100では、第1基板10と第2基板20とが所定の隙間を介してシール材107によって貼り合わされており、第1基板10と第2基板20とが対向している。シール材107は第2基板20の外縁に沿うように枠状に設けられており、第1基板10と第2基板20との間でシール材107によって囲まれた領域に液晶層等の電気光学層80が配置されている。従って、電気光学装置100は液晶装置として構成されている。シール材107は、光硬化性を備えた接着剤、あるいは光硬化性および熱硬化性を備えた接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。シール材107には、液晶注入口として利用される途切れ部分が形成されており、かかる途切れ部分は、液晶材料の注入後、封止材105によって塞がれている。なお、液晶材料を滴下法で封入する場合は、注入口は形成されない。
図1は、本発明を適用した電気光学装置100の一態様を示す平面図である。図2は、図1に示す電気光学装置100の断面図である。図1および図2に示すように、電気光学装置100では、第1基板10と第2基板20とが所定の隙間を介してシール材107によって貼り合わされており、第1基板10と第2基板20とが対向している。シール材107は第2基板20の外縁に沿うように枠状に設けられており、第1基板10と第2基板20との間でシール材107によって囲まれた領域に液晶層等の電気光学層80が配置されている。従って、電気光学装置100は液晶装置として構成されている。シール材107は、光硬化性を備えた接着剤、あるいは光硬化性および熱硬化性を備えた接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。シール材107には、液晶注入口として利用される途切れ部分が形成されており、かかる途切れ部分は、液晶材料の注入後、封止材105によって塞がれている。なお、液晶材料を滴下法で封入する場合は、注入口は形成されない。
第1基板10および第2基板20はいずれも四角形であり、電気光学装置100の略中央には、表示領域10aが四角形の領域として設けられている。かかる形状に対応して、シール材107も略四角形に設けられ、シール材107の内周縁と表示領域10aの外周縁との間には、矩形枠状の周辺領域10bが設けられている。
第1基板10は、石英基板やガラス基板等の透光性基板であり、第1基板10の第2基板20側の一方面10s側において、表示領域10aの外側には、第1基板10の一辺に沿ってデータ線駆動回路101および複数の端子102が形成され、この一辺に隣接する他の辺に沿って走査線駆動回路104が形成されている。端子102には、フレキシブル配線基板(図示せず)が接続されており、第1基板10には、フレキシブル配線基板を介して各種電位や各種信号が入力される。
第1基板10の一方面10sにおいて、表示領域10aには、ITO(Indium Tin Oxide)等からなる透光性の複数の画素電極9a、および複数の画素電極9aの各々に電気的に接続するトランジスターの一例である画素スイッチング素子(図2には図示せず)がマトリクス状に形成されている。画素電極9aに対して第2基板20側には第1配向膜16が形成されており、画素電極9aは、第1配向膜16によって覆われている。
第2基板20は、石英基板やガラス基板等の透光性基板である。第2基板20において第1基板10と対向する一方面20s側には、ITO膜等からなる透光性の共通電極21が形成されており、共通電極21に対して第1基板10側には第2配向膜26が形成されている。共通電極21は、第2基板20の略全面に形成されており、第2配向膜26によって覆われている。第2基板20の一方面20sと共通電極21との間には、樹脂、金属または金属化合物からなる遮光膜27が形成され、遮光膜27と共通電極21との間に透光性の保護層28が形成されている。遮光膜27は、例えば、表示領域10aの外周縁に沿って延在する額縁状の見切り27aとして形成されている。遮光膜27は、隣り合う画素電極9aにより挟まれた領域と平面視で重なる領域に遮光膜27b(ブラックマトリクス)としても形成されている。第1基板10の周辺領域10bのうち、見切り27aと平面視で重なるダミー画素領域10cには、画素電極9aと同時形成されたダミー画素電極9bが形成されている。なお、第2基板20には、画素電極9aと平面視で重なるレンズが形成されることもある。
第1配向膜16および第2配向膜26は、SiOx(x<2)、SiO2、TiO2、MgO、Al2O3等の斜方蒸着膜からなる無機配向膜(垂直配向膜)であり、電気光学層80に用いた負の誘電率異方性を備えた液晶分子を傾斜配向させている。このため、液晶分子は、第1基板10および第2基板20に対して所定の角度を成している。このようにして、電気光学装置100は、VA(Vertical Alignment)モードの液晶装置として構成されている。
第1基板10には、シール材107より外側において第2基板20の角部分と重なる領域に、第1基板10と第2基板20との間で電気的導通をとるための基板間導通用電極109が形成されている。基板間導通用電極109には、導電粒子を含んだ基板間導通材109aが配置されており、第2基板20の共通電極21は、基板間導通材109aおよび基板間導通用電極109を介して、第1基板10側に電気的に接続されている。このため、共通電極21は、第1基板10の側から共通電位が印加されている。
電気光学装置100において、画素電極9aおよび共通電極21がITO膜等の透光性導電膜により形成されており、電気光学装置100は、透過型液晶装置として構成されている。かかる電気光学装置100では、第1基板10および第2基板20のうち、一方側の基板から電気光学層80に入射した光が他方側の基板を透過して出射される間に変調されて画像を表示する。本実施形態では、矢印Lで示すように、第2基板20から入射した光が第1基板10を透過して出射される間に電気光学層80によって画素毎に変調され、画像を表示する。
(画素の具体的構成)
図3は、図1に示す電気光学装置100において隣り合う複数の画素の平面図である。図4は、図3に示す電気光学装置100のF−F′断面図である。なお、図3では、各層を以下の線で表してある。また、図3では、互いの端部が平面視で重なり合う層については、層の形状等が分かりやすいように、端部の位置をずらしてある。
第1遮光膜8a=細くて長い破線
半導体膜31a=細くて短い点線
走査線3a=太い実線
ドレイン電極4a=細い実線
データ線6aおよび中継電極6b=細い一点鎖線
容量線5a=太い一点鎖線
定電位線7aおよび中継電極7b=太い二点鎖線
画素電極9a=太い破線
第3絶縁層46=グレー領域
図3は、図1に示す電気光学装置100において隣り合う複数の画素の平面図である。図4は、図3に示す電気光学装置100のF−F′断面図である。なお、図3では、各層を以下の線で表してある。また、図3では、互いの端部が平面視で重なり合う層については、層の形状等が分かりやすいように、端部の位置をずらしてある。
第1遮光膜8a=細くて長い破線
半導体膜31a=細くて短い点線
走査線3a=太い実線
ドレイン電極4a=細い実線
データ線6aおよび中継電極6b=細い一点鎖線
容量線5a=太い一点鎖線
定電位線7aおよび中継電極7b=太い二点鎖線
画素電極9a=太い破線
第3絶縁層46=グレー領域
図3に示すように、第1基板10の一方面10s側には、複数の画素電極9aが形成されており、隣り合う画素電極9aにより挟まれた画素間領域に沿ってデータ線6aおよび走査線3aが形成されている。画素間領域は縦横に延在しており、走査線3aは、画素間領域のうち、X方向に延在する第1画素間領域に沿って直線的に延在し、データ線6aは、Y方向に延在する第2画素間領域に沿って直線的に延在している。また、データ線6aと走査線3aとの交差に対応して、画素スイッチング用のトランジスターの一例である画素スイッチング素子30が形成されており、画素スイッチング素子30は、データ線6aと走査線3aとの交差領域およびその付近を利用して形成されている。第1基板10には容量線5aが形成されており、かかる容量線5aには共通電位Vcomが印加されている。容量線5aは、走査線3aおよびデータ線6aに重なるように延在して格子状に形成されている。画素スイッチング素子30の上層側には遮光性の定電位線7aが形成されており、かかる定電位線7aは、データ線6aおよび走査線3aに重なるように延在している。画素スイッチング素子30の下層側には第1遮光膜8aが形成されており、かかる第1遮光膜8aは、走査線3aおよびデータ線6aと重なるように延在している。
図4に示すように、第1基板10の一方面10s側には、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の導電膜からなる第1遮光膜8aが形成されている。本形態において、第1遮光膜8aは、タングステンシリサイド(WSi)、タングステン、窒化チタン等の遮光膜からなる。第1遮光膜8aを走査線として構成する場合もあり、この場合、後述するゲート電極3bと第1遮光膜8aを導通させた構成とする。
第1基板10において、第1遮光膜8aの上層側には、酸化シリコン等からなる透光性の層間絶縁膜41が形成され、層間絶縁膜41の上層側に、画素スイッチング素子用の半導体膜31aを備えた画素スイッチング素子30が形成されている。画素スイッチング素子30は、データ線6aの延在方向に長辺方向を向けた半導体膜31aと、半導体膜31aの長さ方向と直交する方向に延在して半導体膜31aの長さ方向の中央部分に重なるゲート電極3bとを備えた薄膜トランジスター(Thin Film Transistor:TFT)である。本形態において、ゲート電極3bは走査線3aの一部からなる。画素スイッチング素子30は、半導体膜31aとゲート電極3bとの間に透光性のゲート絶縁膜32を有している。半導体膜31aは、ゲート電極3bに対してゲート絶縁膜32を介して対向するチャネル領域31gを備えているとともに、チャネル領域31gの両側にソース領域31bおよびドレイン領域31cを備えている。画素スイッチング素子30は、LDD構造を有している。従って、ソース領域31bおよびドレイン領域31cは各々、チャネル領域31gの両側に低濃度領域を備え、低濃度領域に対してチャネル領域31gとは反対側で隣接する領域に高濃度領域を備えている。
半導体膜31aは、ポリシリコン膜(多結晶シリコン膜)等によって構成されている。ゲート絶縁膜32は、半導体膜31aを熱酸化した酸化シリコンからなる第1ゲート絶縁膜32aと、減圧CVD法等により形成された酸化シリコンからなる第2ゲート絶縁膜32bとの2層構造からなる。ゲート電極3bおよび走査線3aは、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の遮光膜からなる。
ゲート電極3bの上層側には酸化シリコン等からなる透光性の層間絶縁膜42が形成され、層間絶縁膜42の上層には、ドレイン電極4aが形成されている。ドレイン電極4aは、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の遮光膜からなる。ドレイン電極4aは、半導体膜31aのドレイン領域31cと一部が重なるように形成されており、層間絶縁膜42およびゲート絶縁膜32を貫通するコンタクトホール42aを介してドレイン領域31cに導通している。
ドレイン電極4aの上層側には、酸化シリコン等からなる透光性のエッチングストッパー層49、および透光性の誘電体層55aが形成されており、かかる誘電体層55aの上層側には容量線5aが形成されている。誘電体層55aとしては、酸化シリコンやシリコン窒化膜等のシリコン化合物を用いることができる他、アルミニウム酸化膜、チタン酸化膜、タンタル酸化膜、ニオブ酸化膜、ハフニウム酸化膜、ランタン酸化膜、ジルコニウム酸化膜等の高誘電率の誘電体層を用いることができる。容量線5aは、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の遮光膜からなる。容量線5aは、誘電体層55aを介してドレイン電極4aと重なっており、保持容量55を構成している。
容量線5aの上層側には、酸化シリコン等からなる透光性の層間絶縁膜43が形成されており、かかる層間絶縁膜43の上層側には、データ線6aと中継電極6bとが同一の導電膜により形成されている。データ線6aおよび中継電極6bは、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の遮光膜からなる。データ線6aは、層間絶縁膜43、エッチングストッパー層49、層間絶縁膜42およびゲート絶縁膜32を貫通するコンタクトホール43aを介してソース領域31bに導通している。中継電極6bは、層間絶縁膜43およびエッチングストッパー層49を貫通するコンタクトホール43bを介してドレイン電極4aに導通している。
データ線6aおよび中継電極6bの上層側には酸化シリコン等からなる透光性の層間絶縁膜44が形成されており、かかる層間絶縁膜44の上層側には、定電位線7aおよび中継電極7bが同一の導電膜によって形成されている。定電位線7aおよび中継電極7bは、導電性のポリシリコン膜、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の導電膜からなる。中継電極7bは、層間絶縁膜44を貫通するコンタクトホール44aを介して中継電極6bに導通している。定電位線7aは、データ線6aと重なるように延在している。なお、定電位線7aを容量線5aと導通させて、シールド層として利用してもよい。
定電位線7aおよび中継電極7bの上層側には、酸化シリコン等からなる透光性の層間絶縁膜45が形成されており、かかる層間絶縁膜45の上層側にはITO膜からなる画素電極9aが形成されている。層間絶縁膜45には、中継電極7bまで到達したコンタクトホール45aが形成されており、画素電極9aは、コンタクトホール45aを介して中継電極7bに電気的に接続している。その結果、画素電極9aは、中継電極7b、中継電極6bおよびドレイン電極4aを介してドレイン領域31cに電気的に接続している。層間絶縁膜45の表面は平坦化されている。画素電極9aの表面側には、ポリイミドや無機配向膜からなる透光性の第1配向膜16が形成されている。
(導波路の構成)
図5は、図3に示す電気光学装置100のG−G′断面図である。なお、図5には、第1基板10と画素電極9aとの間で半導体膜31aに平面視で重なる遮光膜1eとして、第1遮光膜8a、ゲート電極3b(走査線3a)、容量線5a、およびデータ線6aのみを表し、ドレイン電極4aや中継電極6bの図示を省略してある。
図5は、図3に示す電気光学装置100のG−G′断面図である。なお、図5には、第1基板10と画素電極9aとの間で半導体膜31aに平面視で重なる遮光膜1eとして、第1遮光膜8a、ゲート電極3b(走査線3a)、容量線5a、およびデータ線6aのみを表し、ドレイン電極4aや中継電極6bの図示を省略してある。
図3、図4および図5に示すように、本実施形態の電気光学装置100では、第1基板10と画素電極9aとの間で、平面視で画素電極9aの縁に沿うように、第1遮光膜8a、走査線3a、容量線5a、およびデータ線6aが延在している。これらの配線は、遮光膜1eを構成しており、遮光膜1eと平面視で重なる領域が遮光部1gである。また、遮光部1gで囲まれた領域が透光部1hである。遮光膜1eには、半導体膜31aに第1基板10から平面視で重なる第1遮光膜8aと、半導体膜31aに画素電極9aから平面視で重なる第2遮光膜1e2とが含まれており、本形態において、走査線3a、容量線5a、およびデータ線6aは第2遮光膜1e2である。
第1遮光膜8a、半導体膜31a、走査線3a、容量線5a、およびデータ線6aは各々、層間絶縁膜41、42、43、44、およびゲート絶縁膜32の層間に形成されており、第1基板10と画素電極9aとの間には、遮光膜1eを覆う層間絶縁膜41、42、43、44、およびゲート絶縁膜32が第1絶縁膜40として構成されている。かかる第1絶縁膜40の界面を利用して、透光部1hには、以下に説明する導波路が構成されている。
第1絶縁膜40は、第1基板10に対する法線方向に対して交差する側面40aを備えており、第1基板10には、第1絶縁膜40の側面40aに重なるように透光性の第2絶縁膜46が設けられている。また、第1絶縁膜40の側面40aと第2絶縁膜46との間には透光性の第3絶縁膜47が設けられている。従って、透光部1hは、第2絶縁膜46と第3絶縁膜47とを備えている。
本形態において、第1絶縁膜40は、平面視で画素電極9aの縁に沿うように枠状にパターニングされており、画素電極9aの縁に沿ってX方向およびY方向に延在する延在する透光性の壁部48を構成している。従って、壁部48によって囲まれた部分は、画素電極9aと重なる凹部40fになっている。壁部48の側壁48aは、第1基板10に対して垂直あるいは略垂直である。
また、壁部48の側壁48aが第1絶縁膜40の側面40aである。従って、壁部48の側壁48aに重なるように透光性の第2絶縁膜46が設けられ、壁部48の側壁48aと第2絶縁膜46との間には透光性の第3絶縁膜47が設けられている。より具体的には、凹部40fの内側には、凹部40fを埋めるように第2絶縁膜46が形成されており、第2絶縁膜46と壁部48の側壁48a(第1絶縁膜40の側面40a)との間に第3絶縁膜47が形成されている。従って、第1基板10に沿う方向を幅方向としたとき、第3絶縁膜47は、第1絶縁膜40および第2絶縁膜46より幅が狭い。
ここで、第2絶縁膜46は、第1絶縁膜40より屈折率が大きい。また、第3絶縁膜47は、第2絶縁膜46より屈折率が大きい。従って、第1絶縁膜40、第2絶縁膜46、および第3絶縁膜47の屈折率は、以下の関係を有している。
第1絶縁膜40<第2絶縁膜46<第3絶縁膜47
第1絶縁膜40<第2絶縁膜46<第3絶縁膜47
第1絶縁膜40は、例えば、酸化シリコンからなり、屈折率が1.46である。第2絶縁膜46は、例えば、酸窒化シリコンからなり、屈折率が1.58〜1.68である。第3絶縁膜47は、窒化シリコンまたは酸化アルミニウム等であり、屈折率が1.70以上である。従って、第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との屈折率差は、1.2以下であり、第1絶縁膜40と第2絶縁膜46との屈折率差は、1.23以上である。それ故、第1絶縁膜40と第2絶縁膜46との屈折率差は、第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との屈折率差より大きい。窒化シリコンの屈折率は2.04であり、酸化アルミニウムの屈折率は1.77である。第3絶縁膜47としては、酸化ハフニウム(屈折率=1.94)、酸化チタン(屈折率=2.50〜2.99)、酸化ジルコニウム(屈折率=2.20)等を用いてもよい。第3絶縁膜47に窒化シリコンまたは酸化アルミニウム等を用いることにより耐湿性を向上させ、画素スイッチング素子30の信頼性を向上させることができる。
本形態において、第2絶縁膜46および第3絶縁膜47は凹部40fの内側のみに設けられている、このため、第2絶縁膜46および第3絶縁膜47は、壁部48(第1絶縁膜40)と平面視で重なっていない。また、第3絶縁膜47は、第2絶縁膜46とも重なっていない。本形態において、第1絶縁膜40の第1基板10とは反対側の面40b、第2絶縁膜46の第1基板10とは反対側の面46b、および第3絶縁膜47の第1基板10とは反対側の面47bは、連続した平面を構成している。
また、凹部40fは、第1基板10まで到達し、底部が第1基板10になっている。従って、第1絶縁膜40(壁部48)の第1基板10側の面、第2絶縁膜46の第1基板10側の面、および第3絶縁膜47の第1基板10側の端部は、第1基板10に接しており、第1遮光膜8aの第1基板10とは反対側の面8a1より、第1基板10側に位置する。
(製造方法)
図6は、図1に示す電気光学装置100の製造方法を示す工程断面図であり、第3絶縁膜47をパターニングするまでの工程を表してある。図7は、図6に示す工程以降の工程を示す工程断面図であり、定電位線7aを形成するまでの工程を示してある。なお、図6および図7は、図5のG−G′における断面図に相当する。
図6は、図1に示す電気光学装置100の製造方法を示す工程断面図であり、第3絶縁膜47をパターニングするまでの工程を表してある。図7は、図6に示す工程以降の工程を示す工程断面図であり、定電位線7aを形成するまでの工程を示してある。なお、図6および図7は、図5のG−G′における断面図に相当する。
本実施形態の電気光学装置100の製造工程のうち、第1基板10に第2絶縁膜46および第3絶縁膜47等を形成する工程は以下の通りである。まず、図6に示す工程ST1において、第1基板10の一方面10s側に第1遮光膜8aを形成した後、層間絶縁膜44までを順に形成する。その間に、半導体膜31aには、図4に示すソース領域31b、およびドレイン領域31cに対して不純物を導入する。
次に、図6に示す工程ST2においては、層間絶縁膜41、42、43、44、およびゲート絶縁膜32からなる第1絶縁膜40の表面にエッチングマスクM1を形成した状態で、第1絶縁膜40をパターニングし、第1遮光膜8a、走査線3a、容量線5a、およびデータ線6a等の遮光膜1eを覆うように壁部48を形成する。その結果、壁部48に囲まれた部分が凹部40fとなり、凹部40fは、第1基板10の厚さ方向において第1基板10の一方面10sまで到達している。その後、エッチングマスクM1を除去する。
次に、図6に示す工程ST3においては、第1基板10の一方面10s側に、第1絶縁膜40(壁部48)の第1基板10とは反対側の面40b、および第1絶縁膜40の側面40a(壁部48の側壁48a)を覆うように第3絶縁膜47を形成する。
次に、図6に示す工程ST4においては、第3絶縁膜47の表面にエッチングマスクM2を形成した状態で、異方性エッチングを行い、凹部40fの底部から第3絶縁膜47を除去する。その結果、第1絶縁膜40(壁部48)の第1基板10とは反対側の面40b、および第1絶縁膜40の側面40a(壁部48の側壁48a)のみに第3絶縁膜47が残る。その後、エッチングマスクM2を除去する。
次に、図7に示す工程ST5においては、第1基板10の一方面10s側に、第2絶縁膜46を形成し、凹部40fの全体または略全体を第2絶縁膜46によって埋める。次に、図7に示す工程ST6においては、第2絶縁膜46に対して、CMP(Chemical Mechanical Polishing)処理やエッチバックを行い、第2絶縁膜46の表面を平坦化する。本形態では、第1絶縁膜40が露出するまで平坦化する。従って、第1絶縁膜40の第1基板10とは反対側の面40bから第2絶縁膜46および第3絶縁膜47が除去され、第3絶縁膜47は、第1絶縁膜40の側面40aのみに残る。また、第1絶縁膜40の第1基板10とは反対側の面40b、第2絶縁膜46の第1基板10とは反対側の面46b、および第3絶縁膜47の第1基板10とは反対側の面47bは、連続した平面となる。
次に、図7に示す工程ST7においては、導電膜を形成した後、パターニングし、定電位線7aを形成する。その後、図4に示す層間絶縁膜45、画素電極9a、および第1配向膜16を順次形成する。しかる後に、第1基板10と第2基板20との間に電気光学層80を設け、電気光学装置100を得る。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、第1基板10には、半導体膜31aに平面視で重なる遮光膜1eが設けられている。このため、電気光学装置100を用いて画像を表示する際、半導体膜31aに向かおうとする光は、遮光膜1eによって遮られる。また、遮光膜1eには、半導体膜31aに第1基板10から平面視で重なる第1遮光膜8aと、半導体膜31aに画素電極9aから平面視で重なる第2遮光膜1e2とが含まれているため、画素電極9aの側から入射した光、および第1基板10側から入射した戻り光を各々、第2遮光膜1e2、および第1遮光膜8aによって遮ることができる。このため、半導体膜31aへの光の入射を抑制することができるので、画素スイッチング素子30では、光リーク電流が発生しにくい。
以上説明したように、本形態では、第1基板10には、半導体膜31aに平面視で重なる遮光膜1eが設けられている。このため、電気光学装置100を用いて画像を表示する際、半導体膜31aに向かおうとする光は、遮光膜1eによって遮られる。また、遮光膜1eには、半導体膜31aに第1基板10から平面視で重なる第1遮光膜8aと、半導体膜31aに画素電極9aから平面視で重なる第2遮光膜1e2とが含まれているため、画素電極9aの側から入射した光、および第1基板10側から入射した戻り光を各々、第2遮光膜1e2、および第1遮光膜8aによって遮ることができる。このため、半導体膜31aへの光の入射を抑制することができるので、画素スイッチング素子30では、光リーク電流が発生しにくい。
また、遮光膜1eを覆う第1絶縁膜40の側面40aには、第1絶縁膜40より屈折率が高い第2絶縁膜46が重なり、第1絶縁膜40の側面40aと第2絶縁膜46との間には、第2絶縁膜46より屈折率が高い第3絶縁膜47が設けられているため、以下に説明するように、透光部1hから遮光部1gに向けて進行しようとする光を透光部1hに効率よく反射することができる。
例えば、図5に矢印L1で示すように、画素電極9aの側から入射した光が、透光部1hから外れる方向に斜めに進行した場合でも、かかる光は、第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との界面で透光部1hに向けて反射される。従って、光の利用効率を高めることができる。また、第2遮光膜1e2で回折した光が半導体膜31aに入射することを抑制することができるので、画素スイッチング素子30では、光リーク電流が発生しにくい。
また、図5に矢印Lr1で示すように、第1基板10側から入射した戻り光が遮光部1gの半導体膜31aに向けて斜めに進行した場合でも、かかる光は、第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との界面で透光部1hに向けて反射される。従って、第1遮光膜8aで回折した光が半導体膜31aに入射することを抑制することができるので、画素スイッチング素子30では、光リーク電流が発生しにくい。
また、第1絶縁膜40と第3絶縁膜47との間には、屈折率差が大きい界面が存在する。このため、画素電極9aの側から入射した光が、第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との界面を透過した場合でも、図5に矢印L2で示すように、第1絶縁膜40と第3絶縁膜47との界面で透光部1hに向けて反射される。従って、光の利用効率を高めることができるとともに、第2遮光膜1e2で回折した光が半導体膜31aに入射することを抑制することができる。また、第1基板10側から入射した光が第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との界面を透過した場合でも、図5に矢印Lr2で示すように、第1絶縁膜40と第3絶縁膜47との界面で透光部1hに向けて反射される。従って、第1遮光膜8aで回折した光が半導体膜31aに入射することを抑制することができる。
また、透光部1hにおいて、第2絶縁膜46と第3絶縁膜47とが重なっていないため、画素電極9aの側から入射した光が透光部1h内を進行する際、光が第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との界面で反射するという事態が発生しない。従って、画素電極9aの側から入射した光が透光部1h内を効率よく進行するので、光の利用効率が高い。
また、第1絶縁膜40は、パターニングによって、画素電極9aの縁に沿うように延在する壁部48を構成しており、第1絶縁膜40の側面40aからなる壁部48の側壁48aに対して第3絶縁膜47および第2絶縁膜46が重なっている。このため、第3絶縁膜47および第2絶縁膜46が重なる側面40aが遮光膜1eの近傍にあるため、画素電極9aの側から入射した光が、第1絶縁膜40と第3絶縁膜47との界面や、第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との界面を経由せずに、第1絶縁膜40の直接、入射するという事態が発生しにくい。
また、第1絶縁膜40は、パターニングによって、画素電極9aの縁に沿うように延在する壁部48を構成しているため、第1絶縁膜40と第3絶縁膜47との界面、および第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との界面を、第1基板10の近傍にまで設けることができる。例えば、第1絶縁膜40と第3絶縁膜47との界面、および第2絶縁膜46と第3絶縁膜47との界面を、第1遮光膜8aの第1基板10とは反対側の面8a1より第1基板10の側まで設けることができる。従って、第1基板10側から入射した戻り光が第1遮光膜8aで回折して半導体膜31aに入射することをより確実に抑制することができる。
[別の実施形態]
上記実施形態では、第3絶縁膜47が第1絶縁膜40(壁部48)と平面視で重なっていないが、第3絶縁膜47が第1絶縁膜40(壁部48)と平面視で重なっている態様であってもよい。また、上記実施形態では、第3絶縁膜47が第2絶縁膜46と平面視で重なっていないが、第3絶縁膜47が第2絶縁膜46と平面視で重なっている態様であってもよい。また、上記実施形態では、第2絶縁膜46が第1絶縁膜40(壁部40)と平面視で重なっていないが、第2絶縁膜46が第1絶縁膜40(壁部40)と平面視で重なっている態様であってもよい。
上記実施形態では、第3絶縁膜47が第1絶縁膜40(壁部48)と平面視で重なっていないが、第3絶縁膜47が第1絶縁膜40(壁部48)と平面視で重なっている態様であってもよい。また、上記実施形態では、第3絶縁膜47が第2絶縁膜46と平面視で重なっていないが、第3絶縁膜47が第2絶縁膜46と平面視で重なっている態様であってもよい。また、上記実施形態では、第2絶縁膜46が第1絶縁膜40(壁部40)と平面視で重なっていないが、第2絶縁膜46が第1絶縁膜40(壁部40)と平面視で重なっている態様であってもよい。
上記実施形態では、第1絶縁膜40をパターニングして壁部48を構成したが、下層側(第1基板10側)の凹凸に起因する凹部が第1絶縁膜40の表面に発生している場合、第1絶縁膜40の凹部の側壁(第1絶縁膜40の側面)に第2絶縁膜46が重なり、第1絶縁膜40の側面と第2絶縁膜46との間に第3絶縁膜47が設けられた態様であってもよい。
[電子機器への搭載例]
上述した実施形態に係る電気光学装置100を用いた電子機器について説明する。図8は、本発明を適用した電気光学装置100を用いた投射型表示装置の概略構成図である。図8には、偏光板等の光学素子の図示を省略してある。図8に示す投射型表示装置2100は、電気光学装置100を用いた電子機器の一例である。
上述した実施形態に係る電気光学装置100を用いた電子機器について説明する。図8は、本発明を適用した電気光学装置100を用いた投射型表示装置の概略構成図である。図8には、偏光板等の光学素子の図示を省略してある。図8に示す投射型表示装置2100は、電気光学装置100を用いた電子機器の一例である。
図8に示す投射型表示装置2100において、電気光学装置100がライトバルブとして用いられ、装置を大きくすることなく高精細で明るい表示が可能である。この図に示されるように、投射型表示装置2100の内部には、ハロゲンランプ等の白色光源を有するランプユニット2102(光源部)が設けられている。ランプユニット2102から射出された投射光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によってR(赤)色、G(緑)色、B(青)色の3原色に分離される。分離された投射光は、各原色に対応するライトバルブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれ、変調される。なお、B色の光は、他のR色やG色と比較すると光路が長いので、その損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124を有するリレーレンズ系2121を介して導かれる。
ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、ダイクロイックプリズム2112において、R色およびB色の光は90度に反射し、G色の光は透過する。したがって、各原色の画像が合成された後、スクリーン2120には、投射レンズ群2114(投射光学系)によってカラー画像が投射される。
(他の投射型表示装置)
なお、投射型表示装置については、光源部として、各色の光を出射するLED光源等を用い、かかるLED光源から出射された色光を各々、別の液晶装置に供給するように構成してもよい。
なお、投射型表示装置については、光源部として、各色の光を出射するLED光源等を用い、かかるLED光源から出射された色光を各々、別の液晶装置に供給するように構成してもよい。
(他の電子機器)
本発明を適用した電気光学装置100を備えた電子機器は、上記実施形態の投射型表示装置2100に限定されない。例えば、投射型のHUD(ヘッドアップディスプレイ)や直視型のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、パーソナルコンピューター、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ等の電子機器に用いてもよい。
本発明を適用した電気光学装置100を備えた電子機器は、上記実施形態の投射型表示装置2100に限定されない。例えば、投射型のHUD(ヘッドアップディスプレイ)や直視型のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、パーソナルコンピューター、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ等の電子機器に用いてもよい。
1e…遮光膜、1g…遮光部、1e2…第2遮光膜、1h…透光部、3a…走査線、3b…ゲート電極、4a…ドレイン電極、5a…容量線、6a…データ線、6b、7b…中継電極、7a…定電位線、8a…第1遮光膜、9a…画素電極、10…第1基板、10a…表示領域、10b…周辺領域、20…第2基板、21…共通電極、30…画素スイッチング素子、31a…半導体膜、32…ゲート絶縁膜、40…第1絶縁膜、40a…側面、40f…凹部、41、42、43、44、45…層間絶縁膜、46…第2絶縁膜、47…第3絶縁膜、48…壁部、48a…側壁、80…電気光学層、100…電気光学装置、100B、100G、100R…ライトバルブ、2100…投射型表示装置(電子機器)、2102…ランプユニット(光源部)、2114…投射レンズ群(投射光学系)。
Claims (9)
- 第1基板の一方面側に、
画素電極と、
半導体膜を有するトランジスターと、
前記半導体膜に平面視で重なる遮光膜を含む遮光部と、
前記半導体膜および前記遮光膜を覆う第1絶縁膜と、
前記第1絶縁膜より高い屈折率を有し、前記第1絶縁膜の側面に重なる透光性の第2絶縁膜、および前記第2絶縁膜より高い屈折率を有し、前記側面と前記第2絶縁膜との間に設けられた透光性の第3絶縁膜を含む透光部と、
を備えることを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1に記載の電気光学装置において、
前記第1絶縁膜は、平面視で前記画素電極の縁に沿って延在する壁部を構成しており、
前記側面は、前記壁部の側壁であることを特徴とする電気光学装置。 - 請求項2に記載の電気光学装置において、
前記第3絶縁膜は、前記壁部と平面視で重なっていないことを特徴とする電気光学装置。 - 請求項2または3に記載の電気光学装置において、
前記第3絶縁膜は、前記第2絶縁膜と平面視で重なっていないことを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1から4までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
前記第1絶縁膜の前記第1基板とは反対側の面、前記第2絶縁膜の前記第1基板とは反対側の面、および前記第3絶縁膜の前記第1基板とは反対側の面は、連続した平面を構成していることを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1から5までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
前記第3絶縁膜は、酸化アルミニウム、または窒化シリコンを含むことを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1から6までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
前記遮光膜は、前記半導体膜に前記第1基板側から重なる第1遮光膜と、前記半導体膜に前記画素電極側から重なる第2遮光膜と、を含み、
前記第1絶縁膜の前記第1基板側の面、前記第2絶縁膜の前記第1基板側の面、および前記第3絶縁膜の前記第1基板側の端部は各々、前記第1遮光膜の前記第1基板と反対側の面より前記第1基板側に位置することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1から7までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
前記画素電極に対して前記第1基板とは反対側で対向する第2基板と、
前記画素電極と前記第2基板との間に設けられた電気光学層と、
を備えることを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1から8までの何れか一項に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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JP2018179821A JP2020052156A (ja) | 2018-09-26 | 2018-09-26 | 電気光学装置、および電子機器 |
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