JP2020050568A - セメント組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に製造することができ、強度発現性に優れ、かつ、水和熱の小さいセメント組成物(低熱ポルトランドセメントの相当するもの)を提供する。
【解決手段】ビーライトの割合が50.0〜65.0質量%であり、アルミネート相(3CaO・Al)の割合が1.0〜2.4質量%であるポルトランドセメントクリンカ粉末と、二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方と、II型無水石膏粉末、を含むセメント組成物であって、ポルトランドセメントクリンカ粉末と、二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方の合計量100質量%中のSOの割合が1.5〜2.7質量%であり、セメント組成物中のII型無水石膏粉末の割合がSO換算で0.1〜3.5質量%であるセメント組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、セメント組成物に関する。
低熱ポルトランドセメントは、中庸熱ポルトランドセメントよりも水和熱の小さいセメントであり、「JIS R 5203(セメントの水和熱測定方法)」に準拠して測定した水和熱が、材齢7日で250J/g以下で、かつ、材齢28日で290J/g以下であることが、「JIS R 5210(ポルトランドセメント)」に規定されている。
セメント組成物の水和熱を小さくすることができる技術として、特許文献1には、CS(ビーライト;2CaO・SiO)100重量部に対して、CAS(2CaO・Al・SiO)を10〜100重量部含有し、かつ、CA(アルミネート相;3CaO・Al)の含有量が20重量部以下であることを特徴とする焼成物が記載されている。また、特許文献1には、該焼成物を粉砕してなるセメント混和材が記載されている。
特開2004−2155号公報
上述のとおり、低熱ポルトランドセメントは、水和熱が小さいため、ひび割れが生じにくい反面、中庸熱ポルトランドセメント等に比べて、初期の強度発現性が小さいものである。そこで、原料の種類等を調整して、初期の強度発現性を向上しようとすると、水和熱が大きくなり(特に、材齢28日における水和熱が290J/gを超える)、低熱ポルトランドセメントと称するための性能(水和熱が小さい)が得られなくなるという問題がある。
本発明の目的は、容易に製造することができ、強度発現性に優れ、かつ、水和熱の小さいセメント組成物(JISに規定する水和熱の基準を満たす点で、低熱ポルトランドセメントに相当するもの)を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定の鉱物組成を有するポルトランドセメントクリンカ粉末と、二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方と、II型無水石膏粉末を特定の割合で含むセメント組成物によれば、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[3]を提供するものである。
[1] ビーライトの割合が50.0〜65.0質量%であり、アルミネート相(3CaO・Al)の割合が1.0〜2.4質量%であるポルトランドセメントクリンカ粉末と、二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方と、II型無水石膏粉末、を含むセメント組成物であって、上記ポルトランドセメントクリンカ粉末と、上記二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方の合計量100質量%中のSOの割合が1.5〜2.7質量%であり、上記セメント組成物中の上記II型無水石膏粉末の割合がSO換算で0.1〜3.5質量%であることを特徴とするセメント組成物。
[2] 上記ポルトランドセメントクリンカ粉末中のアルミネート相(3CaO・Al)の割合が、1.5〜2.0質量%である前記[1]に記載のセメント組成物。
[3] 前記[1]又は[2]に記載のセメント組成物を製造するための方法であって、上記ポルトランドセメントクリンカ粉末と、上記二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方を、上記ポルトランドセメントクリンカ粉末と上記二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方の合計量100質量%中のSOの割合が1.5〜2.7質量%となる量で混合して、ポルトランドセメントを得る工程と、上記ポルトランドセメントと上記II型無水石膏粉末を、セメント組成物中の上記II型無水石膏粉末の割合がSO換算で0.1〜3.5質量%となる量で混合して、セメント組成物を得る工程を含む、上記セメント組成物の製造方法。
本発明のセメント組成物は、強度発現性に優れ、かつ、水和熱の小さいものであり、また、特定の材料を混合するという容易な方法で製造することができる。
本発明のセメント組成物は、ビーライト(2CaO・SiO;以下、「CS」ともいう。)の割合が50.0〜65.0質量%であり、アルミネート相(3CaO・Al、以下、「CA」ともいう。)の割合が1.0〜2.4質量%であるポルトランドセメントクリンカ粉末と、二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方と、II型無水石膏粉末、を含むセメント組成物であって、ポルトランドセメントクリンカ粉末と、二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方の合計量100質量%中のSOの割合が1.5〜2.7質量%であり、セメント組成物中のII型無水石膏粉末の割合がSO換算で0.1〜3.5質量%であるものである。
本発明において、セメント組成物とは、ペースト、モルタルまたはコンクリートを調製するための他の材料(減水剤、消泡剤、収縮低減剤等の各種セメント混和剤や、細骨材、粗骨材、及び、水等)は含まれないものとする。
ポルトランドセメントクリンカ粉末中のビーライトの割合は、50.0〜65.0質量%、好ましくは51.0〜64.0質量%、より好ましくは52.0〜63.0質量%である。該割合が50.0質量%未満であると、水和熱を小さくする効果が低下する。該割合が65.0質量%を超えると、セメント組成物の強度発現性(特に初期強度発現性)が低下する。
ポルトランドセメントクリンカ粉末中のアルミネート相の割合は、ポルトランドセメントクリンカの製造の容易性の観点からは、1.0質量%以上、好ましくは1.1質量%以上、より好ましくは1.2質量%以上、特に好ましくは1.5質量%以上である。また、上記割合は、水和熱を小さくする効果が向上する観点からは、2.4質量%以下、好ましくは2.3質量%以下、より好ましくは2.2質量%以下、特に好ましくは2.0質量%以下である。
ポルトランドセメントクリンカ粉末中のエーライト(3CaO・SiO;以下、「CS」ともいう。)の割合は、セメント組成物の強度発現性や水和熱等の観点から、好ましくは20.0〜34.0質量%、より好ましくは21.0〜33.0質量%、特に好ましくは22.0〜30.0質量%である。
また、ポルトランドセメントクリンカ粉末中の4CaO・Al・Fe(フェライト相;以下、「CAF」ともいう。)の割合は、ポルトランドセメントクリンカの製造の容易性等の観点から、好ましくは8.0〜10.0質量%、より好ましくは8.5〜9.5質量%、特に好ましくは8.7〜9.4質量%である。
なお、本明細書において、ポルトランドセメントセメントクリンカ粉末中、CS、C2S、CA、及びC4AFの各割合は、ポルトランドセメントクリンカ粉末全量(100質量%)中の割合として、セメントクリンカ原料やセメントクリンカ(焼成物)の化学成分に基づき、下記のボーグの計算式を用いて算出することができる。
3S(質量%)=(4.07×CaO(質量%))−(7.60×SiO2(質量%))−(6.72×Al23(質量%))−(1.43×Fe23(質量%))
2S(質量%)=(2.87×SiO2(質量%))−(0.754×C3S(質量%))
3A(質量%)=(2.65×Al23(質量%))−(1.69×Fe23(質量%))
4AF(質量%)=3.04×Fe23(質量%)
セメント組成物に含まれる、上述したポルトランドセメントクリンカ粉末、二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方の合計100質量%中のSOの割合は、1.5〜2.7質量%、好ましくは1.7〜2.6質量%、より好ましくは1.8〜2.5質量%、特に好ましくは1.9〜2.4質量%である。該割合が1.5質量%未満であると、セメント組成物の流動性及び強度発現性が低下する。該割合が2.7質量%を超えると、水和熱を小さくする効果が低下する。
セメント組成物中の、半水石膏の量と、二水石膏及び半水石膏の合計量とのSO換算の質量比(半水石膏のSO換算の量/(二水石膏及び半水石膏の合計のSO換算の量))は、セメント組成物の流動性及び強度発現性の観点から、好ましくは0.3〜0.95、より好ましくは0.4〜0.9、特に好ましくは0.5〜0.85である。
セメント組成物中のII型無水石膏粉末の割合は、0.1〜3.5質量%、好ましくは0.3〜3.0質量%、より好ましくは0.5〜2.5質量%、特に好ましくは0.7〜2.2質量%である。該割合が0.1質量%未満であると、水和熱を小さくする効果が低下する。また、初期(材齢3日程度)の強度発現性が低下する。該割合が3.5質量%を超えると、強度発現性(特に、初期(材齢3日程度)の強度発現性)が低下する。
II型無水石膏粉末のブレーン比表面積は、好ましくは3,000〜6,000cm/g、より好ましくは3,300〜5,000cm/g、特に好ましくは3,500〜4,500cm/gである。該ブレーン比表面積が3,000cm/g以上であれば、セメント組成物の強度発現性がより向上する。該ブレーン比表面積が6,000cm/g以下であれば、セメント組成物の流動性がより向上する。
なお、本発明では、無水石膏としてII型無水石膏を用いている。II型無水石膏以外の無水石膏として、可溶性無水石膏(III型無水石膏)があるが、可溶性無水石膏を用いた場合、水和熱を低減する効果は見られない。
セメント組成物中の全SOの割合は、水和熱を小さくする観点からは、好ましくは2.5質量%以上、より好ましくは2.7質量%以上、さらに好ましくは2.8質量%以上、特に好ましくは2.9質量%以上である。また、上記割合は、強度発現性(特に材齢7日以降における強度発現性)の向上の観点からは、好ましくは5.5質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下、さらに好ましくは4.5質量%以下、特に好ましくは4.0質量%以下である。
本発明のセメント組成物のブレーン比表面積は、好ましくは3,200〜3,800cm/g、より好ましくは3,300〜3,750cm/g、特に好ましくは3,350〜3,700cm/gである。該ブレーン比表面積が3,200cm/g以上であれば、セメント組成物の強度発現性がより向上する。該ブレーン比表面積が3,800cm/g以下であれば、セメント組成物の流動性がより向上する。
本発明のセメント組成物の「JIS R 5203:2015(セメントの水和熱測定方法)」に準拠して測定した、材齢7日における水和熱は、好ましくは250J/g以下、より好ましくは240J/g以下、さらに好ましくは230J/g以下、特に好ましくは220J/g以下 である。
また、本発明のセメント組成物の「JIS R 5203:2015(セメントの水和熱測定方法)」に準拠して測定した、材齢28日における水和熱は、好ましくは290J/g以下、より好ましくは285J/g以下、特に好ましくは280J/g以下である。
上述した原料を適宜混合することによって、本発明のセメント組成物を製造することができる。このようなセメント組成物の製造方法の例としては、以下の(i)〜(ii)の方法等が挙げられる。
(i) 低熱ポルトランドセメントクリンカ粉砕物と、二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方を混合してなる低熱ポルトランドセメントであって、該低熱ポルトランドセメント中のSOの割合が1.5〜2.7質量%である低熱ポルトランドセメントと、II型無水石膏粉末を混合してセメント組成物を得る、セメント組成物の製造方法
(ii) 低熱ポルトランドセメントクリンカと、二水石膏と、II型無水石膏を同時に混合しながら粉砕してセメント組成物を得る、セメント組成物の製造方法。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[使用材料]
(1)低熱ポルトランドセメントL1〜L2;低熱ポルトランドセメントクリンカ粉砕物と、半水石膏と二水石膏の混合物、半水石膏のSO換算の量/(二水石膏及び半水石膏の合計のSO換算の量):0.55、太平洋セメント社製、鉱物組成等の詳細は表1に示す。表1中、「鉱物組成(質量%)」は、低熱ポルトランドセメントクリンカ粉末の鉱物組成を意味し、「SO(質量%)」は、低熱ポルトランドセメント中のSOの割合を意味する。
(2)II型無水石膏粉末(表2〜3中、「無水石膏」と示す。);ブレーン比表面積:4,220cm/g
(3)細骨材;「JIS R 5201:2015(セメントの物理試験方法)」に規定される標準砂
(4)水;水道水
Figure 2020050568
実施例、比較例における水和熱及びモルタルの圧縮強さの測定方法を以下に示す。
[水和熱]
「JIS R 5203:2015(セメントの水和熱測定方法)」に準拠して、材齢7日、及び、材齢28日の水和熱を測定した。
[モルタル圧縮強さ]
「JIS R 5201:2015(セメントの物理試験方法)」に準拠して、材齢3日、材齢7日、及び、材齢28日におけるモルタル圧縮強さを測定した。
[実施例1〜4、比較例1〜2]
低熱ポルトランドセメントL1とII型無水石膏粉末を、セメント組成物中のII型無水石膏の割合(SO換算)が表2に示す値となるように、ミキサーを用いて混合してセメント組成物を得た。得られたセメント組成物のブレーン比表面積は、3,510〜3,600cm/gであった。
得られたセメント組成物の水和熱、及び、モルタル圧縮強さを測定した。結果を表2に示す。
Figure 2020050568
[実施例5〜8、比較例3〜4]
低熱ポルトランドセメントL2とII型無水石膏粉末を、セメント組成物中のII型無水石膏の割合(SO換算)が表3に示す値となるように、ミキサーを用いて混合してセメント組成物を得た。得られたセメント組成物のブレーン比表面積は、3,420〜3,500cm/gであった。
得られたセメント組成物の水和熱、及び、モルタル圧縮強さを測定した。結果を表3に示す。
Figure 2020050568
表2から、実施例1〜4のセメント組成物(II型無水石膏粉末の割合が0.5〜3.0質量%であるもの)のモルタル圧縮強さ(材齢3日:14.5〜16.3N/mm、材齢7日:20.5〜23.0N/mm、材齢28日:57.3〜60.9N/mm)は大きく、水和熱(材齢7日:198〜212J/g、材齢28日:275〜285J/g)は小さいことがわかる。
一方、比較例1のセメント組成物(II型無水石膏粉末の割合が0質量%であるもの)の、材齢7日のモルタル圧縮強さ(21.7N/mm)及び材齢28日のモルタル圧縮強さ(61.6N/mm)は、各々、実施例1〜4の材齢7日及び材齢28日のモルタル圧縮強さと同程度又は大きいことがわかる。しかし、比較例1の水和熱(材齢7日:214J/g、材齢28日:289J/g)は、実施例1〜4の各材齢における水和熱よりも大きいことがわかる。
また、比較例2のセメント組成物(II型無水石膏粉末の割合が4.0質量%であるもの)の、水和熱(材齢7日:185J/g、材齢28日:257J/g)は、実施例1〜4の各材齢における水和熱よりも小さいものの、モルタル圧縮強さ(材齢3日:12.4N/mm、材齢7日:18.2N/mm、材齢28日:54.5N/mm)は、実施例1〜4の各材齢におけるモルタル圧縮強さよりも小さいことがわかる。
表3から、実施例5〜8のセメント組成物(II型無水石膏粉末の割合が0.5〜3.0質量%であるもの)のモルタル圧縮強さ(材齢3日:11.0〜13.2N/mm、材齢7日:15.6〜18.1N/mm、材齢28日:51.9〜54.9N/mm)は大きく、水和熱(材齢7日:185〜197J/g、材齢28日:262〜272J/g)は小さいことがわかる。
一方、比較例3のセメント組成物(II型無水石膏粉末の割合が0質量%であるもの)の、材齢7日のモルタル圧縮強さ(16.5N/mm)及び材齢28日のモルタル圧縮強さ(55.4N/mm)は、各々、実施例5〜8の材齢7日及び材齢28日のモルタル圧縮強さと同程度又は大きいことがわかる。しかし、比較例3の水和熱(材齢7日:199J/g、材齢28日:275J/g)は、実施例5〜8の各材齢における水和熱よりも大きいことがわかる。
また、比較例4のセメント組成物(II型無水石膏粉末の割合が4.0質量%であるもの)の、水和熱(材齢7日:172J/g、材齢28日:245J/g)は、実施例5〜8の各材齢における水和熱よりも小さいものの、モルタル圧縮強さ(材齢3日:9.7N/mm、材齢7日:13.9N/mm、材齢28日:48.8N/mm)は、実施例5〜8の各材齢におけるモルタル圧縮強さよりも小さいことがわかる。
これらのことから、低熱ポルトランドセメントL1又はL2を用いたセメント組成物において、II無水石膏粉末の割合を0.1〜3.5質量%にすることで、モルタル圧縮強さの低下を抑制しつつ、水和熱を小さくしうることがわかる。

Claims (3)

  1. ビーライトの割合が50.0〜65.0質量%であり、アルミネート相(3CaO・Al)の割合が1.0〜2.4質量%であるポルトランドセメントクリンカ粉末と、
    二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方と、
    II型無水石膏粉末、を含むセメント組成物であって、
    上記ポルトランドセメントクリンカ粉末と、上記二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方の合計量100質量%中のSOの割合が1.5〜2.7質量%であり、
    上記セメント組成物中の上記II型無水石膏粉末の割合がSO換算で0.1〜3.5 質量%であることを特徴とするセメント組成物。
  2. 上記ポルトランドセメントクリンカ粉末中のアルミネート相(3CaO・Al)の割合が、1.5〜2.0質量%である請求項1に記載のセメント組成物。
  3. 請求項1又は2に記載のセメント組成物を製造するための方法であって、
    上記ポルトランドセメントクリンカ粉末と、上記二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方を、上記ポルトランドセメントクリンカ粉末と上記二水石膏及び半水石膏の少なくともいずれか一方の合計量100質量%中のSOの割合が1.5〜2.7質量%となる量で混合して、ポルトランドセメントを得る工程と、
    上記ポルトランドセメントと上記II型無水石膏粉末を、セメント組成物中の上記II型無水石膏粉末の割合がSO換算で0.1〜3.5質量%となる量で混合して、セメント組成物を得る工程を含む、上記セメント組成物の製造方法。
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