JP2020050288A - 車室換気構造 - Google Patents

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平井 誠
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Abstract

【課題】換気性能を維持しつつ、遮音性を向上する車室換気構造を提供する。【解決手段】換気流路11と換気バルブ12とを備える車室換気構造10において、換気バルブ12は開くときの圧力が異なる少なくとも二種類のワンウェイバルブ12A、12Bで構成され、閉圧力P1が掛かった場合にワンウェイバルブ12A、12Bの全てが開いた状態になり、換気圧力P2が掛かった場合にワンウェイバルブ12Bのみが開いた状態になる。【選択図】図2

Description

本発明は、車室換気構造に関し、より詳細には、車室内の換気やドアを閉じたときの内圧を逃がす車室換気構造に関する。
車室換気構造として、車室内から車室外に向かう一方向にのみ空気が流れるように開く複数の換気バルブに、柔軟なゴムシート状弁体を用いたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−245922号公報
ところで、特許文献1に記載の車室換気構造を車室のドアに組み込む場合に、車室外の開口部はエンジンやタイヤに近いドア下部に設置されることもある。それ故、エンジン騒音やタイヤ騒音などの車外騒音が車室換気構造を通じて車室内に侵入し車内音を悪化させるという問題がある。
しかしながら、前述したとおり、換気バルブは換気性能を妨げないように柔軟なゴムシート状弁体で構成されている。このように、換気バルブの遮音性が低いことが上記の問題の要因となっている。
本開示の目的は、換気性能を維持しつつ、遮音性を向上する車室換気構造を提供することである。
上記の目的を達成する本発明の一態様の車室換気構造は、一端が車室に開口するとともに他端が前記車室の外側に開口する換気流路と、この換気流路の中途位置に設置されて前記車室の内側から前記車室の外側に向かう一方向にのみ空気が流れるように開く換気バルブとを備える車室換気構造において、前記換気バルブは開くときの圧力が異なる少なくとも二種類のワンウェイバルブで構成され、前記車室に設置されたドアが閉じたときに生じる閉圧力が掛かった場合に前記ワンウェイバルブの全てが開いた状態になり、前記閉圧力よりも低い換気圧力が掛かった場合に前記ワンウェイバルブのうちの一部が開いた状態になることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、換気性能を維持しつつ、遮音性を向上することができる。
車室換気構造の実施形態を例示する構成図である。 図1の換気バルブを例示する構成図である。 図2の矢印IIIで示す断面図である。 図2の矢印IVで示す断面図である。
以下に、車室換気構造10の実施形態について、図面を参照して説明する。図中では、Z方向が鉛直方向を示し、X方向が車室1の前後方向を示し、Y方向が車室の左右方向を示すものとする。また、白抜矢印は空気の流れを示すものとする。
図1に例示するように、車室換気構造10は、車室1の内側から車室1の外側に向かって空気を排出して、車室1の内部を換気する構造である。この実施形態の車室換気構造10は、車室1に設置されたドア2に設けられる換気流路11と換気バルブ12とを備える。
換気流路11は、一端が車室1の内側に開口するとともに他端が車室1の外側に開口する流路であり、一端に形成された車室内換気口13、及び、他端に形成された車室外換気口14を有する。車室内換気口13は、換気流路11の一端に形成されてドア2が閉められた状態で車室1の内部に向けて開口する開口部であり、ドア2のインナパネル3に配置される。車室外換気口14は、換気流路11の他端に形成されてドア2が閉められた状態で車室1の外側に向けて開口する開口部であり、ドア2のアウタパネル4に配置される。
本開示で、インナパネル3はドア2を閉めた状態で車室1の内側に存在する部位を示し、ドアトリムなどを含むものとする。一方、アウタパネル4はドア2を閉めた状態で車室1の外側に存在する部位を示す。インナパネル3とアウタパネル4との境界にはゴムシール5が設けられる。
換気バルブ12は、換気流路11の中途位置に配置される。換気バルブ12は、換気流路11の中途位置であれば流路上のどこに配置されてもよく、この実施形態のように車室外換気口14の近傍に配置される場合もある。
図2〜図4に例示するように、換気バルブ12は、車室1の内側から車室1の外側に向かう一方向にのみ空気が流れるように開き、車室1の外側から車室1の内側に向かう排気ガスや雨水の侵入を防止するように閉じる二種類のワンウェイバルブ12A、12Bで構成される。実施形態の換気バルブ12は、四つのワンウェイバルブ12Aと一つのワンウェイバルブ12Bとで構成される。このワンウェイバルブ12A、12Bの数は後述する開口面積に応じて任意に設定可能であり、実施形態の数に限定されない。
ワンウェイバルブ12A、12Bのそれぞれは、正圧(P1、P2)に応じて開き、弁体(15、16)の自重及び逆圧で閉じるフラップ弁である。なお、本開示で、換気流路11における車室1の内側から車室1の外側に向かって流れる空気の圧力を正圧とし、その逆方向の換気流路11における車室1の内側から車室1の外側に向かう方向の圧力を逆圧とする。
ワンウェイバルブ12Aは、閉用弁体15と枠体17に形成された閉用通気穴18を有し、ワンウェイバルブ12Bは、換気用弁体16と枠体17に形成された換気用通気穴19を有する。閉用弁体15、及び、換気用弁体16のそれぞれはシート状に形成されたゴムで構成され、それぞれの開閉対象となる閉用通気穴18、及び、換気用通気穴19の周縁部のうちの上端に位置する枠体17の部位に一端が接合されて垂れ下がった状態でそれぞれを塞ぐシートである。枠体17は、換気流路11を塞ぐ構造を成す。閉用通気穴18、及び、換気用通気穴19は、枠体17に形成された貫通穴である。
二種類のワンウェイバルブ12A、12Bは、開くときの圧力(P1、P2)が互いに異なるバルブである。
本開示で、閉圧力P1は、換気圧力P2よりも大きい圧力であり、ドア2を閉じたときに車室内換気口13から車室外換気口14に向かって流れる空気の流れにより生じる圧力である。換気圧力P2は、ドア2を閉めた状態で図示しない空調ユニットから車室1の内部に向けて空気が吹き出したときに車室内換気口13から車室外換気口14に向かって流れる空気の流れにより生じる圧力である。また、換気バルブ12における閉用通気穴18及び換気用通気穴19のそれぞれの開口面積S1、S2は、開閉圧力P1及び換気圧力P2に応じて設定される。
まず、実験や試験によりドア2を閉じたときに車室1の内側に生じる内圧P3を測定する。次いで、その内圧P3を車室1の外側に逃がすために必要な総開口面積S3と閉圧力P1とを設定する。次いで、ドア2を閉じた状態で車両を走行させたり、車室1の温度調節をしたりして空調ユニットから車室1の内部に向けて空気が吹き出したときに生じる内圧P4を測定する。なお、内圧P4は前述した内圧P3よりも小さいものとする。次いで、その内圧P4を車室1の外側に逃がすために必要な換気用通気穴19の開口面積S2と換気圧力P2とを設定する。次いで、総開口面積S3から換気用通気穴19の開口面積S2を減算した値として閉用通気穴18の開口面積S1を設定する。これにより、設定された値の大小関係は、閉圧力P1が換気圧力P2よりも大きく、換気用通気穴19の開口面積S2が総開口面積S3(開口面積S1+開口面積S2)よりも小さくなる。なお、設定においては、閉用通気穴18の開口面積S1よりも換気用通気穴19の開口面積S2が大きくなることもある。
閉用弁体15の単位面積あたりの質量M1は、換気用弁体16の単位面積あたりの質量M2よりも重い。また、閉用弁体15を構成するゴムシートと、換気用弁体16を構成するゴムシートとのそれぞれの材質が同一の場合に、閉用弁体15の厚さD1は換気用弁体16の厚さD2よりも厚い。なお、閉用弁体15が閉圧力P1により開く一方で、換気圧力P2により開かずに閉じた状態になり、換気用弁体16が換気圧力P2以上の圧力により開く構造であればよく、例えば、閉用弁体15を、換気用弁体16に比して硬い材質にしてもよいし、閉用弁体15の一部を、換気用弁体16の材質と同一にしてもよい。
以上のように構成することで、車室換気構造10は、ワンウェイバルブ12Aが、閉用弁体15の自重及び逆圧で閉じ、ドア2を閉じたときに生じる閉圧力P1が閉用弁体15に掛かった場合に開き、ドア2を閉めた状態で車室1の内側から車室1の外側に向かって空気が流れるときに生じる換気圧力P2が閉用弁体15に掛かった場合に開かずに閉じた状態が維持される。また、ワンウェイバルブ12Bが、換気用弁体16の自重及び逆圧で閉じ、換気圧力P2以上の圧力が換気用弁体16に掛かった場合に開く。
つまり、車室換気構造10は、遮音性の高い閉用弁体15を有するワンウェイバルブ12Aが、ドア2を閉じた場合に開き、それ以外の場合に閉じることになる。また、車室換気構造10は、ワンウェイバルブ12Aがそれ以外の場合に閉じる代わりに、換気性の高い換気用弁体16を有するワンウェイバルブ12Bがそれ以外の場合に開くことになる。
このように、車室換気構造10は、閉圧力P1が掛かった場合にワンウェイバルブ12A及びワンウェイバルブ12Bの全てが開いた状態になり、換気圧力P2が掛かった場合にワンウェイバルブ12Bのみが開いた状態になる。つまり、車室換気構造10は、ドア2を閉じるときの圧力逃しをワンウェイバルブ12A及びワンウェイバルブ12Bの両方で行い、車両の走行中や車室1の温度調節中の車室1の換気をワンウェイバルブ12Bのみで行う構造である。
このように、車室換気構造10は、開くときの圧力(P1、P2)が互いに異なる二種類のワンウェイバルブ12A、12Bを設けることで、車室1に生じる異なる内圧P3、P4のそれぞれに応じて換気バルブ12における開口面積を異ならせることができる。これにより、車室換気構造10によれば、ドア2を閉じるとき及び車両の走行中の換気性能を維持しつつ、車両の走行中や車室1の温度調節中にワンウェイバルブ12Aが閉じた状態になることで、車室1の外側から換気バルブ12を介して車室1の内側に侵入する音を低減することができる。これに伴って、車室1からの換気性能を維持しつつ、車室1への遮音性を向上することができる。
また、換気圧力P2では閉じた状態になるワンウェイバルブ12Aはその閉用弁体15の単位面積あたりの質量が、ワンウェイバルブ12Bの換気用弁体16の単位面積あたりの質量よりも重くなる。つまり、換気用弁体16の遮音性に比して、閉用弁体15の遮音性が高くなり、車両の走行中や車室1の温度調節中の遮音性を向上するには有利になる。
車室換気構造10は、ドア2以外に設けられてもよい。例えば、車室1の後方で、運転席から離れた位置に設けることで、騒音による煩わしさを低減するには有利になる。また、車室換気構造10は、一つのドア2に限定されずに、車室1に設置された全てのドア2に設けられてもよい。なお、車室換気構造10を、一つの車室1に対して複数設ける場合に、一方の車室換気構造10における換気バルブ12をワンウェイバルブ12Aのみで構成し、他方の車室換気構造10における換気バルブ12をワンウェイバルブ12Bのみで構成してもよい。この場合に、ワンウェイバルブ12Aのみで構成する換気バルブ12における総開口面積と、ワンウェイバルブ12Bのみで構成する換気バルブ12における総開口面積とは異なる。
既述した実施形態の車室換気構造10は、車室外換気口14がドア2の下部に配置され、換気流路11がドア2の図示しないタイヤのホイールアーチに沿って延在する構成である。但し、車室換気構造10はこの構成に限定されない。例えば、車室換気構造10は、ドア2にホイールアーチが形成されない場合にも適用可能であり、また、車室外換気口14の配置位置もドア2の下部以外でもよい。
既述した実施形態の閉用弁体15、及び、換気用弁体16のそれぞれはゴム以外の材質で構成されてもよく、例えば、樹脂やステンレス鋼などの金属で構成されてもよい。また、シート状に形成されたゴムを不織布で覆ったもので構成されてもよい。
1 車室
10 車室換気構造
11 換気流路
12 換気バルブ
12A、12B ワンウェイバルブ
P1 閉圧力
P2 換気圧力

Claims (3)

  1. 一端が車室に開口するとともに他端が前記車室の外側に開口する換気流路と、この換気流路の中途位置に設置されて前記車室の内側から前記車室の外側に向かう一方向にのみ空気が流れるように開く換気バルブとを備える車室換気構造において、前記換気バルブは開くときの圧力が異なる少なくとも二種類のワンウェイバルブで構成され、前記車室に設置されたドアが閉じたときに生じる閉圧力が掛かった場合に前記ワンウェイバルブの全てが開いた状態になり、前記閉圧力よりも低い換気圧力が掛かった場合に前記ワンウェイバルブのうちの一部が開いた状態になることを特徴とする車室換気構造。
  2. 前記閉圧力及び前記換気圧力の逆向きの方向の圧力を逆圧とし、前記ワンウェイバルブのそれぞれは、通気穴とその通気穴の周縁部のうちの上端に一端が接合されて垂れ下がった状態でその通気穴を塞ぐ弁体とを有するフラップ弁で構成され、
    前記ワンウェイバルブのうちの一方のワンウェイバルブは、自重及び前記逆圧により閉じ、前記閉圧力により開き、前記換気圧力により開かずに閉じた状態になり、
    前記ワンウェイバルブのうちの他方のワンウェイバルブは、自重及び前記逆圧により閉じ、前記閉圧力及び前記換気圧力により開く請求項1に記載の車室換気構造。
  3. 前記一方のワンウェイバルブの前記弁体の単位面積あたりの質量は、前記他方のワンウェイバルブの前記弁体の単位面積あたりの質量よりも重い請求項1又は2に記載の車室換気構造。
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