JP2020046405A - クランク軸の疲労試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲がり変形していないクランク軸と同様に、曲がり変形したクランク軸の疲労限度を求めることができる疲労試験装置を提供する。【解決手段】クランク軸1の疲労試験装置100は、上方から垂下されて配置され、試験片10の両端部を保持する左右一対の保持部材20,21と、保持部材20,21に対してクランク軸1の軸方向に振動Eを与えることで、試験片10に対して引張曲げ応力F1及び圧縮曲げ応力F2を繰り返し付加する振動発生器30と、保持部材20,21の一方に設けられ、クランク軸1の軸方向において保持部材20,21の重心位置を変更するウェイト40,41と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、クランク軸の疲労試験装置に関する。
一般的に、クランク軸の疲労試験装置は、クランク軸の試験片の両端部を保持する一対の保持部材と、保持部材に対して振動を与えることで、試験片に対して引張及び圧縮曲げ応力を繰り返し付加する振動発生器と、を備える。
例えば、この疲労試験装置では、振動発生器からの曲げ応力によって試験片に歪みを生じさせることにより、クランク軸の疲労限度を求める。
特開昭57−70428号公報
ところで、疲労試験装置の保持部材としては、上方から垂下されて配置されて、試験片の端部を保持するものが考えられる。
しかしながら、試験片が最初から曲がっており、例えば試験片の両端部の軸の向きが上向きに傾いている場合、保持部材が鉛直方向に対して傾いた状態になってしまう。この場合、試験片に対して保持部材の荷重による初期荷重が応力付加前から加わるため、曲がり変形していないクランク軸と同様に疲労限度を求めることができない虞がある。
そこで、本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、曲がり変形していないクランク軸と同様に、曲がり変形したクランク軸の疲労限度を求めることができる疲労試験装置を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、クランク軸の疲労試験装置であって、上方から垂下されて配置され、左右方向に延びる前記クランク軸の試験片の両端部を保持する左右一対の保持部材と、前記一対の保持部材の少なくとも一方に対して前記クランク軸の軸方向に振動を与えることで、前記試験片に対して引張曲げ応力及び圧縮曲げ応力を繰り返し付加する振動発生器と、前記一対の保持部材の少なくとも一方に設けられ、前記クランク軸の軸方向において前記保持部材の重心位置を変更するウェイトと、を備えることを特徴とする疲労試験装置が提供される。
好ましくは、前記保持部材は、前記試験片の端部に垂直に固定され、前記試験片は、両端部の軸の向きが下向きに傾くように曲がり変形され、前記ウェイトは、前記保持部材における前記試験片側の反対側の下端部に設けられ、前記保持部材の重心位置を前記反対側に変更する。
好ましくは、前記引張曲げ応力及び前記圧縮曲げ応力によって前記試験片に生じる歪みを測定するための歪みゲージを更に備え、前記歪みゲージは、前記ウェイトが前記保持部材の重心位置を変更した状態で前記試験片に取り付けられる。
本開示によれば、曲がり変形していないクランク軸と同様に、曲がり変形したクランク軸の疲労限度を求めることができる。
クランク軸を示す概略側面図である。 図1のII部に対応する部分の試験片を示す拡大図である。 疲労試験装置の全体構成を示す概略側面図である。 図3のIV部を示す拡大図である。 図4のV−V断面図である。 (a)は、試験片が曲がり変形しておらず、且つウェイトが無い場合の測定結果を示すグラフであり、(b)は、試験片が曲がり変形しており、且つウェイトが無い場合の測定結果を示すグラフである。 試験片が曲がり変形しており、且つウェイトが無い場合を示す概略図である。 ウェイトの作用を示す概略図である。 第1変形例の疲労試験装置の構成を示す概略側面図である。 第1変形例の試験片を示す概略側面図である。 第1変形例においてウェイトが無い場合を示す概略図である。 第1変形例においてウェイトが無い場合の測定結果を示すグラフである。 第1変形例におけるウェイトの作用を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、本開示は、以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。
図1は、クランク軸1を示す概略側面図であり、図2は、図1のII部(破線部)に対応する部分の試験片10を示す拡大図である。また、図3は、疲労試験装置100の全体構成を示す概略側面図である。また、図4は、図3のIV部を示す拡大図であり、図5は、図4のV−V断面図である。なお、これら図中に示す前後左右の各方向は、説明の便宜上定められたものに過ぎないものである。
図1に示すように、クランク軸1は、直列四気筒エンジンに用いられるクランク軸である。クランク軸1は、軸方向において、互いに並列して配置された5つのジャーナル部11と、ジャーナル部11の間の位置に配置された4つのピン部12と、を備える。また、クランク軸1は、軸方向に対して垂直に延びて、ジャーナル部11とピン部12とを連結する8つのアーム部13を備える。符号14は、アーム部13におけるジャーナル部11側の端部から延出されたバランスウェイトである。但し、クランク軸1の形状は、エンジンの種類によって変更可能である。
図1中のII部(破線部)に示すように、試験片10は、クランク軸1の1気筒分を切り取って構成される。すなわち、試験片10は、両端部に位置する一組のジャーナル部11と、その間に位置する1つのピン部12と、これらのジャーナル部11及びピン部12を連結する一組のアーム部13と、を有する。但し、試験片10は、クランク軸1の任意の部分であって良く、例えば、両端部に一組のピン部12が配置され、その間に1つのジャーナル部11が配置された部分であっても良い。
また、図1中のII部に示すように、通常の試験片10は、曲がり変形しておらず、両端部が水平方向に延びている。
一方、図2に示すように、本実施形態の試験片10は、両端部の軸Aの向きが上向きに傾くように曲がり変形されている。すなわち、水平方向に延びるピン部12の両端にアーム部13が垂直に接続されておらず、左右のアーム部13が鉛直方向に対して左右方向外側にハの字状に傾いて下方に延びている。その結果、アーム部13の下端部に垂直に接続されたジャーナル部11が、水平方向に対して上向きに傾いて延びている。なお、図示例の試験片10は、曲がり変形を誇張して表したものである。
図3に示すように、クランク軸1の疲労試験装置100は、上方から垂下されて配置され、左右方向に延びるクランク軸1の試験片10の両端部を保持する左右一対の保持部材20,21を備える。また、疲労試験装置100は、右側の保持部材21に対してクランク軸1の軸方向に振動Eを与えることで、試験片10に対して引張曲げ応力F1及び圧縮曲げ応力F2を繰り返し付加する振動発生器30を備える。また、疲労試験装置100は、左右の保持部材20,21のそれぞれに設けられ、クランク軸1の軸方向において保持部材20,21の重心位置を変更するウェイト40,41を備える。
また、図3及び図4に示すように、疲労試験装置100は、引張曲げ応力F1及び圧縮曲げ応力F2により試験片10に生じる歪みを測定するための測定用歪みゲージ50を備える。測定用歪みゲージ50は、特許請求の範囲にいう歪みゲージに該当する。一方、図4に示す符号51は、振動発生器30の振動を制御するための制御用歪みゲージである。
測定用歪みゲージ50は、ピン部12の下面部と左側のアーム部13の右側面部との接続部分に貼設される。一方、制御用歪みゲージ51は、ピン部12の下面部における軸方向の中央部分に貼設される。これらの歪みゲージ50,51は、それぞれの部分で検出した歪みを測定用モニター等(不図示)に出力するように構成される。
また、図3に示すように、本実施形態の疲労試験装置100は、振動発生器30が載置される本体ベース60と、本体ベース60の左右の両端部に起立して設けられた複数の支柱61と、を備える。また、疲労試験装置100は、左右方向に延びて複数の支柱61に架設された吊り下げ用フレーム62と、吊り下げ用フレーム62の左右方向の中央部分に設けられたベルト取付具63と、ベルト取付具63に取り付けられて垂下された吊り下げ用ベルト64と、を備える。ベルト取付具63及び吊り下げ用ベルト64は、それぞれ左右一対ずつ設けられる。
図4及び図5に示すように、左右の保持部材20,21は、それぞれ上下方向に延びる角柱状に形成され、互いに対向して配置される。保持部材20,21は、鉄等の金属材料で形成されており、試験片10に曲げ応力を付加する重錘として機能する。
右側の保持部材21の下部には、後述する振動発生器30の加振軸31を取り付けるための取付孔22が、左右方向に貫通して形成される。但し、取付孔22は、任意の位置であって良く、例えば、右側の保持部材21の上部に形成されても良い。なお、各保持部材20,21は、取付孔22の有無以外は、全て左右対称に形成される。
各保持部材20,21の上面部には、フック23がそれぞれ設けられる。各保持部材20,21は、対応する左右の吊り下げ用ベルト64の下端部をフック23に引っ掛けることで、上方から垂下される。
また、各保持部材20,21は、試験片10の両端部(ジャーナル部11)に垂直に固定される。
具体的には、各保持部材20,21の上部には、試験片10のジャーナル部11が挿入される挿通孔24が形成される。挿通孔24は、保持部材20,21の左側面部から右側面部にかけて、長手方向に対して垂直に貫通して形成される。挿通孔24の内周面には、ジャーナル部11を挿入させて固定するための環状部材25が、挿通孔24と同軸状に設けられる。なお、環状部材25は、鉄等の金属材料で形成され、試験片10のジャーナル部11の外径よりも僅かに大きい内径を有する。
また、図5に示すように、各保持部材20,21の上部には、左側面部から右側面部にかけて長手方向に延びて、前後方向の隙間(不図示)を形成する切り込み26と、前面部から後面部にかけて前後方向に延びるボルト挿通孔27と、が設けられる。本実施形態では、ボルト挿通孔27に挿通したボルト27aの両端にナット27bが締め込まれることで、環状部材25が把持固定される。
図4及び図5に示すように、振動発生器30は、左方向に延びる加振軸31を有するまた、図示しないが、振動発生器30は、加振軸31を軸方向に振動させるモータ(例えば、サーボモータ)を有する。また、詳細は後述するが、振動発生器30は、制御用歪みゲージ51で検出される歪みの値が、ゼロを中心に等しい大きさで引張側と圧縮側に繰り返し変化(振動)するように制御される。
加振軸31は、先端部を右側の保持部材21の取付孔22に挿通させて取り付けられる。具体的には、加振軸31の先端部には、雄ネジ部31aが形成される。そして、取付孔22から左方向に突出した雄ネジ部31aにナット31bが締め込まれることで、加振軸31が右側の保持部材21に固定される。なお、図示しないが、振動発生器30は、任意の種類、構造等であって良く、例えば、加振軸31を有しないで、右側の保持部材21に直接固定される小型の振動発生器であって良い。また、振動発生器30は1つに限定されず、左側の保持部材20に振動を与える振動発生器が別に設けられても良い。
各ウェイト40,41は、保持部材20,21における試験片10側の下端部に設けられる。具体的には、左側のウェイト40は、左側の保持部材20の下端部右側面に固定される。また、右側のウェイト41は、右側の保持部材21の下端部左側面に固定される。
また、各ウェイト40,41は、鉄等の金属材料で形成されており、ネジ42によって保持部材20,21に脱着可能に取り付けられる。但し、各ウェイト40,41は、任意の位置、材質及び固定方法であって良い。
また、詳細は後述するが、各ウェイト40,41は、保持部材20,21の重心位置を試験片10側に変更する。また、測定用歪みゲージ50は、ウェイト40,41が保持部材20,21に取り付けられた後、保持部材20,21の重心位置を変更した状態で、試験片10に取り付けられる。
次に、本実施形態に係る疲労試験装置100の作用効果について説明する。図7は、試験片10が曲がり変形しており、且つウェイト40,41が無い場合を示す概略図であり、図8は、ウェイト40,41の作用を示す概略図である。なお、図示例の保持部材20,21は、鉛直方向に対する角度を誇張して表している。
図3〜図5に示したように、疲労試験装置100を用いてクランク軸1の疲労試験を行う際には、先ず、左右の保持部材20,21の環状部材25に試験片10のジャーナル部11を挿入して固定する。そして、制御用歪みゲージ51で検出される歪みの値が、ゼロを中心に等しい大きさで引張側と圧縮側に繰り返し変化(振動)するように、振動発生器30から右側の保持部材21に振動を与える。これにより、試験片10に対して一定の引張曲げ応力F1及び圧縮曲げ応力F2が繰り返し付加されて、試験片10に引張歪み及び圧縮歪みが生じる。これらの歪みは、測定用歪みゲージ50で検出されて、測定用モニターに出力される。
図6(a)は、試験片10が曲がり変形しておらず、且つウェイト40,41が無い場合の測定結果を示したグラフである。また、図6(b)は、試験片10が曲がり変形しており、且つウェイト40,41が無い場合の測定結果を示したグラフである。
図6中、縦軸は、歪みε(μm)であり、横軸は、振動が繰り返された回数X(回)である。また、+のεは引張歪みを表し、−のεは圧縮歪みを表す。また、図6中の符号Aは、歪みの所定の単位量(A>0)を表す。また、符号ε1は、引張歪みの最大値を示し、符号ε2は、圧縮歪みの最小値を示し、符号ε0は、これらの歪みの最大値ε1と最小値ε2の平均値ないし中心値を示す。
図6(a)に示すように、曲がり変形していない通常の試験片10であって、且つウェイト40,41が無い場合には、引張歪みの最大値ε1と圧縮歪みの最小値ε2の絶対値が等しくなり、ゼロを中心として同じ振幅になる。そして、歪みεの値と振動が繰り返された回数Xとの関係から、クランク軸1の疲労限度(疲労強度)が求められる。
一方、図2に示したように、本実施形態の試験片10は、ジャーナル部11の軸Aの向きが上向きに傾くように曲がり変形されている。すなわち、クランク軸1の疲労試験では、曲がり変形していない試験片だけでなく、曲がり変形した試験片についても、疲労限度を求める要請がある。
ここで、図7に示すように、試験片10が最初から曲がり変形しており、且つウェイト40,41が無い場合には、ジャーナル部11に垂直に固定された保持部材20,21が、鉛直方向に対して左右方向外側にハの字状に傾いて下方に延びることになる。そして、保持部材20,21の上端位置Bよりも重心位置C1が左右方向外側になることで、アーム部13に対して保持部材20,21がもたれ掛かるようになる。その結果、アーム部13とピン部12との接続部分に対して、保持部材20,21の荷重による初期荷重が応力付加前から加わることになる。
そのため、この場合には、図6(b)に示すように、引張歪みの最大値ε1と圧縮歪みの最小値ε2の絶対値が等しくならず、ゼロに対して振幅が圧縮側に偏ってしまう。
これに対して、本実施形態では、ウェイト40,41を設けたことで、図8に矢印Dで示すように、ピン部12とアーム部13との接続部分を支点に、保持部材20,21の下端部を左右方向内側に回動させることができる。その結果、保持部材20,21により、接続部分の曲がり変形を矯正しつつ、重心位置C2を左右方向内側に変更させることができる。
これにより、本実施形態では、アーム部13に対して保持部材20,21がもたれ掛かるのを抑制できる。そのため、ピン部12とアーム部13との接続部分に対して、保持部材20,21の荷重による初期荷重が応力付加前から加わるのを抑制できる。
よって、本実施形態であれば、図6(a)に示した曲がり変形していない場合と同じく、引張歪みの最大値ε1と圧縮歪みの最小値ε2の絶対値を等しくし、ゼロを中心に同じ振幅となる測定結果を得ることができる。すなわち、曲がり変形していない場合と同様に、曲がり変形したクランク軸1の疲労限度を求めることが可能になる。
他方、上述した基本実施形態は、以下のような変形例またはその組合わせとすることができる。下記の説明においては、上記の実施形態と同一の構成要素に同じ符号を用い、それらの詳細な説明は省略する。
(第1変形例)
図9に示すように、第1変形例のウェイト40,41は、保持部材20,21における試験片10側の反対側の下端部に設けられ、保持部材20,21の重心位置を試験片10側の反対側に変更する。
具体的には、図10に示すように、第1変形例の試験片10は、両端部の軸Aの向きが下向きに傾くように曲がり変形されている。そのため、図11に示すように、第1変形例では、仮にウェイト40,41が無い場合、保持部材20,21が鉛直方向に対して左右方向内側に傾いて下方に延びる。そして、保持部材20,21の上端位置Bよりも重心位置C1が左右方向内側になることで、保持部材20,21がアーム部13を外側に引っ張るようになる。
従って、図12に示すように、第1変形例において仮にウェイト40,41が無い場合には、引張歪みの最大値ε1と圧縮歪みの最小値ε2の絶対値が等しくならず、ゼロに対して振幅が引張側に偏ってしまう。
しかしながら、第1変形例では、図13に示すように、ウェイト40,41を設けたことで、保持部材20,21の下端部を外側に回動させて、重心位置C2を外側に変更させることができる。その結果、基本実施形態で図6(a)に示したように、引張歪みの最大値ε1と圧縮歪みの最小値ε2の絶対値を等しくして、ゼロを中心に同じ振幅となる測定結果を得ることができる。
(第2変形例)
図示しないが、疲労試験装置100は、曲がり変形していない試験片に用いられても良い。すなわち、第2変形例の保持部材は、曲がり変形していない試験片の両端部に固定されており、ウェイトが無ければ鉛直方向に延びる。そして、第2変形例の保持部材は、ウェイトによって重心位置を変更させることで、鉛直方向に対して傾くようになる。
従って、第2変形例であれば、曲がり変形していない試験片に対して、曲がり変形した試験片と同じ条件で疲労限度を求めることができる。
(第3変形例)
可能であれば、ウェイト40,41は、左右の保持部材20,21の何れか一方から省略しても良い。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態は上述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って、本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 クランク軸
10 試験片
11 ジャーナル部
12 ピン部
13 アーム部
20,21 保持部材
22 取付孔
23 フック
24 挿通孔
25 環状部材
27a ボルト
27b ナット
30 振動発生器
31 加振軸
40,41 ウェイト
50 測定用歪みゲージ(歪みゲージ)
51 制御用歪みゲージ
64 吊り下げ用ベルト
100 疲労試験装置

Claims (3)

  1. クランク軸の疲労試験装置であって、
    上方から垂下されて配置され、左右方向に延びる前記クランク軸の試験片の両端部を保持する左右一対の保持部材と、
    前記一対の保持部材の少なくとも一方に対して前記クランク軸の軸方向に振動を与えることで、前記試験片に対して引張曲げ応力及び圧縮曲げ応力を繰り返し付加する振動発生器と、
    前記一対の保持部材の少なくとも一方に設けられ、前記クランク軸の軸方向において前記保持部材の重心位置を変更するウェイトと、を備える
    ことを特徴とする疲労試験装置。
  2. 前記保持部材は、前記試験片の端部に垂直に固定され、
    前記試験片は、両端部の軸の向きが上向きに傾くように曲がり変形され、
    前記ウェイトは、前記保持部材における前記試験片側の下端部に設けられ、前記保持部材の重心位置を前記試験片側に変更する
    請求項1に記載の疲労試験装置。
  3. 前記引張曲げ応力及び前記圧縮曲げ応力によって前記試験片に生じる歪みを測定するための歪みゲージを更に備え、
    前記歪みゲージは、前記ウェイトが前記保持部材の重心位置を変更した状態で前記試験片に取り付けられる
    請求項1または2に記載の疲労試験装置。
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