JP2020045895A - 電動圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板の耐久性を向上させる。【解決手段】一つの基板21には、スイッチング素子22及びコンデンサ23が実装される。基板21は、インバータ収容部12に収容され、外周縁のうち予め定めた複数の固定点がネジ止めによって固定される。インバータ収容部12の底面25と基板21との間には、緩衝材26が挟み込まれ、緩衝材26は、基板21のうち固定点よりも内側の領域で均等に配置される。【選択図】図3
Description
本発明は、電動圧縮機に関するものである。
特許文献1では、電動圧縮機のインバータ収容部内において、パワー基板を複数の固定座面にネジ止め固定することを提案している。
基板のうち、主にスイッチング素子を設けた部位では、基板と筐体との間にシート状の緩衝材を介在させ、放熱性と防振性を高めることが考えられる。しかしながら、緩衝材の配置に偏りがある場合、ネジ止め固定したときに、基板における固定点と緩衝材の部位に応力が集中し、局所的な歪みを招くことで基板、基板上に配置されたデバイス、及びデバイスを固定するための半田の耐久性に影響を与える可能性がある。
本発明の課題は、基板、基板上に配置されたデバイス、及びデバイスを固定するための半田の耐久性を向上させることである。
本発明の課題は、基板、基板上に配置されたデバイス、及びデバイスを固定するための半田の耐久性を向上させることである。
本発明の一態様に係る電動圧縮機は、
圧縮機に内蔵された電動モータを駆動制御するために設けられ、スイッチング素子及びコンデンサが実装された一つの基板と、
圧縮機と一体的に形成されており、基板が収容されると共に、基板における外周縁のうち予め定めた複数の固定点がネジ止めによって固定される筐体と、
基板と筐体との間に挟み込まれ、基板のうち固定点よりも内側の領域で均等に配置された緩衝材と、を備える。
圧縮機に内蔵された電動モータを駆動制御するために設けられ、スイッチング素子及びコンデンサが実装された一つの基板と、
圧縮機と一体的に形成されており、基板が収容されると共に、基板における外周縁のうち予め定めた複数の固定点がネジ止めによって固定される筐体と、
基板と筐体との間に挟み込まれ、基板のうち固定点よりも内側の領域で均等に配置された緩衝材と、を備える。
本発明によれば、基板のうち固定点よりも内側の領域に、緩衝材を均等に配置しているので、ネジ止め固定したときに応力の集中を緩和することができる。したがって、局所的な歪みを抑制し、基板、基板上に配置されたデバイス、及びデバイスを固定するための半田の耐久性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《一実施形態》
《構成》
図1は、圧縮機の外観図である。
圧縮機11(電動圧縮機)は、例えばカーエアコンの冷媒回路で用いられる電動型のスクロール圧縮機である。すなわち、車両に搭載され、内蔵した電動モータによって駆動されるときに、冷媒を吸入し、圧縮してから排出する。
軸方向の前側には、インバータ収容部12(筐体)が一体的に形成されており、フロントカバー13によって封止されている。インバータ収容部12の外壁には、低電圧回路のコネクタ14と、高電圧回路のコネクタ15と、が設けられている。
《構成》
図1は、圧縮機の外観図である。
圧縮機11(電動圧縮機)は、例えばカーエアコンの冷媒回路で用いられる電動型のスクロール圧縮機である。すなわち、車両に搭載され、内蔵した電動モータによって駆動されるときに、冷媒を吸入し、圧縮してから排出する。
軸方向の前側には、インバータ収容部12(筐体)が一体的に形成されており、フロントカバー13によって封止されている。インバータ収容部12の外壁には、低電圧回路のコネクタ14と、高電圧回路のコネクタ15と、が設けられている。
図2は、基板の外観図である。
インバータ収容部12の内部には、電動モータを駆動制御するためのインバータが形成された基板21が収容されている。基板21の板厚は、例えば1.6〜1.8mm程度である。電源は直流であり、電動モータは三相交流である。基板21には、少なくとも複数のスイッチング素子22と、複数のコンデンサ23と、が実装されている。スイッチング素子22は、直流を交流に変換するインバータ回路を構成し、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。コンデンサ23は、電源ラインに対して並列に接続された平滑・フィルタ回路を構成し、例えばアルミ固体電解コンデンサである。
インバータ収容部12の内部には、電動モータを駆動制御するためのインバータが形成された基板21が収容されている。基板21の板厚は、例えば1.6〜1.8mm程度である。電源は直流であり、電動モータは三相交流である。基板21には、少なくとも複数のスイッチング素子22と、複数のコンデンサ23と、が実装されている。スイッチング素子22は、直流を交流に変換するインバータ回路を構成し、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。コンデンサ23は、電源ラインに対して並列に接続された平滑・フィルタ回路を構成し、例えばアルミ固体電解コンデンサである。
基板21の面方向には、長手方向及び短手方向がある。スイッチング素子22は、長手方向の一方側に配置されており、上アームと下アームとで二列に分かれた状態で、長手方向に沿って三相分のスイッチング素子22が並べられている。コンデンサ23は、長手方向の他方側に配置されている。
基板21には、外周縁のうち予め定めた複数の位置に、ネジ止め用の穴24が形成されている。基板21は、各穴24がネジ止め固定されることにより、インバータ収容部12に固定される。
基板21には、外周縁のうち予め定めた複数の位置に、ネジ止め用の穴24が形成されている。基板21は、各穴24がネジ止め固定されることにより、インバータ収容部12に固定される。
図3は、緩衝材の配置図である。
図中の(a)は、インバータ収容部12の底面25にネジ止め固定された基板21を側方から見た図である。底面25と基板21との間には、シート状の緩衝材26a〜26cが圧縮された状態で挟み込まれている。ここでは、分かりやすくするために、緩衝材26a〜26cの厚さを便宜的に大きく描いている。緩衝材26a〜26cは、高い熱伝導率を有するゲルによって成形されている。各緩衝材26a〜26cには、挟み込む部位の基板21の剛性に応じて、反発力の異なるものを選定することが望ましい。なお、各緩衝材26a〜26cを識別する必要がない場合は、単に緩衝材26として説明する。
図中の(a)は、インバータ収容部12の底面25にネジ止め固定された基板21を側方から見た図である。底面25と基板21との間には、シート状の緩衝材26a〜26cが圧縮された状態で挟み込まれている。ここでは、分かりやすくするために、緩衝材26a〜26cの厚さを便宜的に大きく描いている。緩衝材26a〜26cは、高い熱伝導率を有するゲルによって成形されている。各緩衝材26a〜26cには、挟み込む部位の基板21の剛性に応じて、反発力の異なるものを選定することが望ましい。なお、各緩衝材26a〜26cを識別する必要がない場合は、単に緩衝材26として説明する。
図中の(b)は基板21の裏面を示している。緩衝材26a〜26cは、基板21のうち固定点となる各穴24よりも内側の領域で均等に配置されている。まず、スイッチング素子22が実装された領域の裏面に、緩衝材26aが配置されている。緩衝材26aは、二列分のスイッチング素子22に対応して二枚分ある。また、コンデンサ23が実装された領域の裏面に、緩衝材26bが配置されている。緩衝材26cは、スイッチング素子22及びコンデンサ23が実装されていない領域の裏面に配置されている。具体的には、スイッチング素子22が実装された領域とコンデンサ23が実装された領域との間である長手方向の中央に配置されている。
図4は、基板の断面図である。
基板21には、スイッチング素子22が実装された領域とコンデンサ23が実装された領域との間に、電源ラインのパターン27が形成されている。パターン27は、銅箔等の導電体によって形成されており、露出することがないように、両面が絶縁体やソルダーレジストによって覆われている。パターン27は、モータ駆動時に大電流が流れるため、発熱する。緩衝材26cは、パターン27が形成された領域に配置されており、放熱シートとしても機能する。
基板21には、スイッチング素子22が実装された領域とコンデンサ23が実装された領域との間に、電源ラインのパターン27が形成されている。パターン27は、銅箔等の導電体によって形成されており、露出することがないように、両面が絶縁体やソルダーレジストによって覆われている。パターン27は、モータ駆動時に大電流が流れるため、発熱する。緩衝材26cは、パターン27が形成された領域に配置されており、放熱シートとしても機能する。
《作用》
次に、一実施形態の主要な作用効果について説明する。
緩衝材26の配置に偏りがある場合、ネジ止め固定したときに、基板21における固定点と緩衝材26の部位に応力が集中し、局所的な歪みを招くことで基板21、基板21上に配置されたデバイス、及びデバイスを固定するための半田の耐久性に影響を与える可能性がある。
そこで、基板21のうち固定点よりも内側の領域に、緩衝材26を均等に配置した。これにより、ネジ止め固定したときに応力の集中を緩和することができる。したがって、局所的な歪みを抑制し、基板21、基板21上に配置されたデバイス、及びデバイスを固定するための半田の耐久性を向上させることができる。
次に、一実施形態の主要な作用効果について説明する。
緩衝材26の配置に偏りがある場合、ネジ止め固定したときに、基板21における固定点と緩衝材26の部位に応力が集中し、局所的な歪みを招くことで基板21、基板21上に配置されたデバイス、及びデバイスを固定するための半田の耐久性に影響を与える可能性がある。
そこで、基板21のうち固定点よりも内側の領域に、緩衝材26を均等に配置した。これにより、ネジ止め固定したときに応力の集中を緩和することができる。したがって、局所的な歪みを抑制し、基板21、基板21上に配置されたデバイス、及びデバイスを固定するための半田の耐久性を向上させることができる。
図5は、基板に生じる歪みを模式的に示す図である。
図中の(a)は緩衝材26の配置に偏りがある場合を示す。緩衝材26の配置に偏りがある場合、基板21のうち緩衝材26が配置された部位だけが盛り上がり、局所的な歪みが生じてしまう。特に、基板21は板厚を薄くしてあり、しかも一枚の基板21に、スイッチング素子22とコンデンサ23とを集約した分、表面積が大きくなっている。そのため、基板21の剛性が低下し、局所的な歪みが生じやすい。
図中の(b)は緩衝材26の配置に偏りがない場合を示す。緩衝材26を均等に配置した場合、局所的な歪みが抑制され、変形をなだらかにすることができる。
図中の(a)は緩衝材26の配置に偏りがある場合を示す。緩衝材26の配置に偏りがある場合、基板21のうち緩衝材26が配置された部位だけが盛り上がり、局所的な歪みが生じてしまう。特に、基板21は板厚を薄くしてあり、しかも一枚の基板21に、スイッチング素子22とコンデンサ23とを集約した分、表面積が大きくなっている。そのため、基板21の剛性が低下し、局所的な歪みが生じやすい。
図中の(b)は緩衝材26の配置に偏りがない場合を示す。緩衝材26を均等に配置した場合、局所的な歪みが抑制され、変形をなだらかにすることができる。
圧縮機11を駆動すると、電源ラインのパターン27に大電流が流れ、基板21が発熱するため、この温度上昇を抑制するために、従来は厚銅基板が採用されてきた。例えば厚銅6層基板は、パターン材料も高価であり、生産できるサプライヤも限られているため、コストの増大を招いていた。そこで、電源ラインのパターン27を薄くした。この場合、断面積が減少することで発熱しやすくなるが、パターン27が形成された領域には、緩衝材26cを設けている。緩衝材26cは、放熱シートとして機能するので、筐体であるインバータ収容部12の底面25から熱を逃がし、冷却することができる。
また、パターン27自体の発熱だけではなく、スイッチング素子22やコンデンサ23からの熱も吸熱し、放熱することができる。したがって、基板21全体の発熱を抑制し、耐久性を向上させることができる。また、パターン27を薄くしたことで、コストの増大を抑制できる。また、基板21の板厚も縮小できるので、レイアウトの汎用性が向上し、小型化にもつながる。従来の厚銅基板は板厚が3.7mmであったが、本実施形態の基板21は板厚が1.6〜1.8mm程度である。また、基板21の板厚を縮小できることで、厚さ方向のサーマルビアの熱抵抗も抑制でき、実装部品の熱を効果的に逃がすことができる。
従来、スイッチング素子22を実装した基板と、コンデンサ23を実装した基板とを分離し、双方をバスバーによって接続したものがあった。
図6は、コンデンサを別の基板に設けた比較例を示す図である。
図中の(a)はインバータ31の斜視図であり、図中の(b)はインバータ31の側面図である。インバータ31は、スイッチング素子が実装された基板32と、コンデンサが実装された基板33と、バスバー34と、を備える。バスバー34を用いることで、大電流によってコンデンサが発熱することを抑制できるが、コストの増大を招いていた。
本実施形態では、一枚の基板21にスイッチング素子22及びコンデンサ23の双方を集約したことで、バスバー34を廃止できる。これにより、コストの増大を抑制でき、部品点数も削減できる。緩衝材26bは、放熱シートして機能するので、筐体であるインバータ収容部12の底面25から熱を逃がし、コンデンサ23を冷却することができる。
図6は、コンデンサを別の基板に設けた比較例を示す図である。
図中の(a)はインバータ31の斜視図であり、図中の(b)はインバータ31の側面図である。インバータ31は、スイッチング素子が実装された基板32と、コンデンサが実装された基板33と、バスバー34と、を備える。バスバー34を用いることで、大電流によってコンデンサが発熱することを抑制できるが、コストの増大を招いていた。
本実施形態では、一枚の基板21にスイッチング素子22及びコンデンサ23の双方を集約したことで、バスバー34を廃止できる。これにより、コストの増大を抑制でき、部品点数も削減できる。緩衝材26bは、放熱シートして機能するので、筐体であるインバータ収容部12の底面25から熱を逃がし、コンデンサ23を冷却することができる。
図6の(b)では、電流経路を太い実線矢印で示している。スイッチング素子が実装された基板32と、コンデンサが実装された基板33とを分離した場合、電流経路が長くなることでインダクタンスが増加してしまう。そのため、EMC(Electro-Magnetic Compatibility)対策として、コモンモードコイル35を設ける必要があった。
図7は、コンデンサを共通の基板に設けた実施例を示す図である。
図中の(a)はインバータ41の斜視図であり、図中の(b)はインバータ41の側面図である。図中の(b)では、電流経路を太い実線矢印で示している。一枚の基板21にスイッチング素子22及びコンデンサ23の双方を実装した場合、電流経路が短くなり、インダクタンスが低下するので、EMC性能が向上する。そのため、コモンモードコイル35を省略でき、部品点数を削減できる。
図7は、コンデンサを共通の基板に設けた実施例を示す図である。
図中の(a)はインバータ41の斜視図であり、図中の(b)はインバータ41の側面図である。図中の(b)では、電流経路を太い実線矢印で示している。一枚の基板21にスイッチング素子22及びコンデンサ23の双方を実装した場合、電流経路が短くなり、インダクタンスが低下するので、EMC性能が向上する。そのため、コモンモードコイル35を省略でき、部品点数を削減できる。
図8は、コンデンサの外観図である。
図中の(a)は比較例のコンデンサ36を示す。コンデンサ36は、例えばアルミ電解コンデンサであり、高さは26mm程度である。高さをLとし、加振力Fが入力された場合、モーメントMは、下記の式で表される。
M=F×L
図中の(b)は実施例のコンデンサ23を示す。コンデンサ23は、例えばアルミ固体電解コンデンサであり、高さは10.8mm程度である。したがって、高さはL/2.4となるため、加振力Fが入力された場合、モーメントMは、下記の式で表される。
M=F×L/2.4
図中の(a)は比較例のコンデンサ36を示す。コンデンサ36は、例えばアルミ電解コンデンサであり、高さは26mm程度である。高さをLとし、加振力Fが入力された場合、モーメントMは、下記の式で表される。
M=F×L
図中の(b)は実施例のコンデンサ23を示す。コンデンサ23は、例えばアルミ固体電解コンデンサであり、高さは10.8mm程度である。したがって、高さはL/2.4となるため、加振力Fが入力された場合、モーメントMは、下記の式で表される。
M=F×L/2.4
上記の式から明らかなように、比較例となるコンデンサ36を採用した場合、加振力Fの入力に対して大きなモーメントMが作用する。図6では、コンデンサ36(図示省略)を収容すると共に、樹脂を注型したフィルタケース37を基板33に設け、耐振対策を施している。
一方、本実施形態では、コンデンサ23として、アルミ固体電解コンデンサを採用している。これにより、高さはL/2.4まで低くなり、加振力に対する耐振性が大幅に向上する。したがって、樹脂を注型するようなフィルタケース37を省略でき、部品点数を削減できる。
一方、本実施形態では、コンデンサ23として、アルミ固体電解コンデンサを採用している。これにより、高さはL/2.4まで低くなり、加振力に対する耐振性が大幅に向上する。したがって、樹脂を注型するようなフィルタケース37を省略でき、部品点数を削減できる。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
11…圧縮機、12…インバータ収容部、13…フロントカバー、14…コネクタ、15…コネクタ、21…基板、22…スイッチング素子、23…コンデンサ、24…穴、25…底面、26…緩衝材、26a〜26c…緩衝材、27…パターン、31…インバータ、32…基板、33…基板、34…バスバー、35…コモンモードコイル、36…コンデンサ、37…フィルタケース、41…インバータ
Claims (4)
- 圧縮機に内蔵された電動モータを駆動制御するために設けられ、スイッチング素子及びコンデンサが実装された一つの基板と、
前記圧縮機と一体的に形成されており、前記基板が収容されると共に、前記基板における外周縁のうち予め定めた複数の固定点がネジ止めによって固定される筐体と、
前記基板と前記筐体との間に挟み込まれ、前記基板のうち前記固定点よりも内側の領域で均等に配置された緩衝材と、を備えることを特徴とする電動圧縮機。 - 前記緩衝材は、前記スイッチング素子が実装された領域、及び前記コンデンサが実装された領域に配置され、且つ前記スイッチング素子及び前記コンデンサが実装されていない領域にも配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
- 前記基板には、前記スイッチング素子が実装された領域と前記コンデンサが実装された領域との間に、電源ラインのパターンが形成された領域があり、前記パターンが形成された領域にも前記緩衝材が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電動圧縮機。
- 前記コンデンサは、アルミ固体電解コンデンサであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電動圧縮機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018177609A JP2020045895A (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 電動圧縮機 |
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2018177609A JP2020045895A (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 電動圧縮機 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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-
2018
- 2018-09-21 JP JP2018177609A patent/JP2020045895A/ja active Pending
-
2019
- 2019-09-12 WO PCT/JP2019/035810 patent/WO2020059615A1/ja active Application Filing
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WO2020059615A1 (ja) | 2020-03-26 |
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