JP2020045217A - エレベータ制御装置及びインバータ装置の劣化診断方法 - Google Patents

エレベータ制御装置及びインバータ装置の劣化診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インバータ装置上の複数箇所の温度を測定して分析することで、故障モードを分類し故障モードに合わせた警報を発報する。
【解決手段】主電動機を駆動制御するための主変換素子121と当該主変換素子121を冷却する冷却ファン122及び冷却フィン123とを含んで構成されるインバータ装置12と、インバータ装置内の主変換素子放熱部分の温度を複数箇所で測定する温度センサと、各温度センサで測定された温度計測データをデジタルデータに変換して入力し、温度上昇値を記録する温度上昇データ記録部14と、温度上昇データ記録部からデータを抽出し異常を検出するための処理を行うデータ診断部15とを備え、主変換素子放熱部分の温度上昇値を複数箇所測定し、過去の温度上昇値と最新の温度上昇値とを比較して、インバータ装置12の異常状態を主変換素子121、冷却ファン122、冷却フィン123に分類して検出する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータ制御装置及びインバータ装置の劣化診断方法に関する。
通常、エレベータかごを上下動させる巻上機用の駆動モータはインバータ装置によって駆動制御されている。インバータ装置は主変換素子である半導体スイッチング素子をオン・オフさせることで直流電力を所望の電圧及び所望の周波数の交流電力に変換する。しかし、長時間の稼働により発熱するため、冷却器によって冷却する必要がある。
インバータ装置の冷却器は、例えば、冷却ファンと、冷却フィン(ヒートシンク)とを備え、冷却ファンによって吸気・排気冷却を行って、半導体スイッチング素子を冷却する。しかし、冷却ファンの吸気によって冷却フィンには塵埃が溜まり易く塵埃によってヒートシンクに根詰まりが起きたり、冷却ファンの回転数が落ちたりする。冷却ファンの回転数が落ちると半導体スイッチング素子の冷却が十分に行えず、インバータ装置の寿命低下、温度異常による故障原因となる。その結果、エレベータが運転停止に至ることがある。このため、定期点検時に塵埃を取り除く清掃や整備作業を実施している。しかし、塵埃の溜まりやすい機械室等、インバータ装置の設置環境によっては、清掃や整備作業を頻繁に行わなければならない。勿論、主変換素子である半導体スイッチング素子の経年劣化により、インバータ装置が故障することはある。
従来、インバータ装置の寿命を測定する装置としては、半導体スイッチング素子等の部品ごとの温度を測定して寿命を計算する手法や、エレベータの動作回数から寿命を計算する手法が知られている。
特開2008−37628号公報 特開2007−269413号公報 特開2011−26065号公報
しかし、従来では、温度測定箇所が部品単体であったため、測定した部品以外の要因で温度上昇が発生していた場合でも、測定した部品の異常であると判定してしまう。
複数の温度計測データを利用して、冷却ファンの故障や冷却フィンの根詰まり等を分析し故障診断する技術は知られていない。
本発明は、インバータ装置上の複数箇所の温度を測定して分析することで、故障モードを分類し故障モードに合わせた警報を発報することができるエレベータ制御装置及びインバータ装置の劣化診断方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、エレベータの主電動機を駆動制御するための主変換素子と当該主変換素子を冷却する冷却ファン及び冷却フィンとを含んで構成されるインバータ装置と、前記インバータ装置内の主変換素子放熱部分の温度を複数箇所で測定する温度センサと、各温度センサで測定された温度計測データをデジタルデータに変換して入力し、温度上昇値を記録する温度上昇データ記録部と、前記温度上昇データ記録部からデータを抽出し異常を検出するための処理を行うデータ診断部と、を備え、前記データ診断部は、前記主変換素子放熱部分の温度上昇値を複数箇所測定したデータを、過去の温度上昇値と最新の温度上昇値とを比較して、前記インバータ装置の異常状態を主変換素子、冷却ファン、冷却フィンに分類して検出する、ことを特徴とするエレベータ制御装置である。
また、エレベータの主電動機を駆動制御するための主変換素子と当該主変換素子を冷却する冷却ファン及び冷却フィンとを含んで構成されるインバータ装置の劣化診断方法であって、前記インバータ装置内の主変換素子放熱部分の温度を複数箇所で測定し、測定された温度計測データをデジタルデータに変換して入力して一定期間内における温度上昇値を温度上昇データ記録部に保存し、前記主変換素子放熱部分の温度上昇値を複数箇所測定したデータを、過去の温度上昇値と最新の温度上昇値とを比較して、前記インバータ装置の異常状態を主変換素子、冷却ファン、冷却フィンに分類して検出する、ことを特徴とするインバータ装置の劣化診断方法である。
第1実施形態の構成を示すブロック図。 インバータ装置の全体構成を示す斜視図。 第1実施形態の処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態の構成を示すブロック図。 第2実施形態の処理手順を示すフローチャート。 第3実施形態の構成を示すブロック図。 第3実施形態の作用の説明図。 第3実施形態の処理手順を示すフローチャート。
<第1実施形態>
まず第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、エレベータ制御装置1Aは、通信回線を介して遠隔監視センター2と接続されており、その機能上、運行制御部11と、インバータ装置12と、A/D変換部13と、温度上昇データ記録部14と、データ診断部15とを備えている。
運行制御部11は、エレベータの通常運転を制御する機能と、一定負荷で運転を行う異常診断運転を制御する機能とを有する。
インバータ装置12は、図2に示すように、主変換素子である半導体スイッチング素子121と、冷却ファン122と、冷却フィン123と、冷却ファン122及び冷却フィン123を載置する放熱板124とを備えている。また、半導体スイッチング素子121の温度を測定する第1温度センサ125と、冷却ファン122の温度を測定する第2温度センサ126と、冷却フィン123の温度を計測する第3温度センサ127とを備えている。半導体スイッチング素子121は、冷却フィン123の上に載置され、冷却フィン123による熱交換と、冷却ファン122からの送風とによって冷却されている。
A/D変換部13は、インバータ装置12の放熱部分に設けられた第1温度センサ125で計測された第1温度計測データD1、第2温度センサ126で計測された第2温度計測データD2、第3温度センサ127で計測された第3温度計測データD3をアナログデータからデジタルデータに変換して各温度計測データを生成する。
温度上昇データ記録部14は、A/D変換部13から送信される各温度計測データを記録する。
データ診断部15は、温度上昇データ記録部14から各温度計測データを抽出し、過去の温度計測データと最新の温度計測データとを比較して、その温度差が閾値以上であれば、異常信号を生成する。また、生成された異常信号を発信する。
遠隔監視センター2は、データ診断部15からの異常信号を受信して保守員にインバータ装置12の劣化診断に関する情報を供給する。
以上のように構成される第1実施形態のデータ診断部15の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
図3において、データ診断部15は、A/D変換部13を介してデジタル化され温度上昇データ記録部14に記録されている第1温度計測データD1〜第3温度計測データD3の最新温度上昇値と一定期間前の温度上昇値を抽出する(ステップS1)。
最新の温度上昇値と一定期間前の温度上昇値との差が閾値A以上ある測定ポイントが存在するか確認する(ステップS2)。温度差が閾値A以上ある測定ポイントがある場合(ステップS2YES)は、温度差が閾値A以上ある測定ポイントが一定数以上あるか確認する(ステップS3)。
温度差が閾値A以上ある測定ポイントが一定数以下の場合(ステップS3NO)は、冷却フィン123の根詰まりであると判定して冷却フィン123の根詰まり信号を遠隔監視センター2に送信する(ステップS4)。冷却フィン123の根詰まりが発生すると、温度差が部分的にインバータ装置12に生じると考えられるからである。
温度差が閾値A以上ある測定ポイントが一定数以上の場合(ステップS3YES)は、冷却ファン122の故障であると判定して冷却ファン122の故障信号を遠隔監視センター2に送信する(ステップS5)。冷却ファン122の故障の場合は、冷却機能の低下がインバータ装置12全体に及んでいるため、全体的に温度差が閾値Aを超える可能性があるためである。
最新の温度上昇値と一定期間前の温度上昇値に閾値A以上の差がない場合(ステップS2NO)は、異常診断運転の初期温度上昇値と最新の温度上昇値を比較する(ステップS6)。
初期温度上昇値と最新の温度上昇値とを比較し、閾値B以上の差がある測定ポイントがある場合(ステップS6YES)は、半導体スイッチング素子121の経年劣化と判定し、素子劣化情報を遠隔監視センター2に送信する(ステップS7)。この場合、閾値A>閾値Bとされる。
初期温度上昇値と最新の温度上昇値とを比較し、閾値B以上の差がある測定ポイントがない場合(ステップS6NO)は、異常なしと判定して処理を終了する。
このように、第1実施形態によれば、インバータ装置12の異常を半導体スイッチング素子121の故障、冷却ファン122の故障、及び冷却フィン123の3つの要因に分類することができ、それぞれの異常に合わせた対応を行うことができる。
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。図4は本発明における第2実施形態の構成を示すブロック図である。
図4に示す第2実施形態では、第1実施形態の構成に対して、盤内温度を測定してデータ診断部15に送信する盤内温度測定部16と、データ診断部15に緊急性確認部17とを追加した構成となる。
盤内温度測定部16は、エレベータ制御装置1Aを構成する制御盤内の温度を測定するもので、測定された制御盤内の温度計測データをデータ診断部15に出力する。
緊急性確認部17は、インバータ装置12の温度上昇が緊急性を要するものか否かを確認する機能を有する。
以上のように構成される第2の実施形態の緊急性確認部17の動作を図5に示すフローチャートを用いて説明する。
図5において緊急性確認部17は、データ診断部15から情報を抽出する(ステップS11)。データ診断部15からの信号が異常なし、または素子劣化以外であることを確認する(ステップS12)。信号が異常なし、または素子劣化であった場合(ステップS12YES)は、そのまま処理を終了する。
異常なし、または素子劣化以外だった場合(ステップS12NO)は、盤内温度測定部16から盤内温度を抽出して、温度上昇データ記録部14から各測定ポイントの温度上昇値の最大値を抽出する(ステップS13)。
次に盤内温度と温度上昇値の最大値の和が閾値C以下であることを確認する(ステップS14)。盤内温度と温度上昇値の最大値の和が閾値C以下である場合(ステップS14YES)は、緊急性無、次回点検対応の信号を遠隔監視センター2に送信する(ステップS15)。
盤内温度と温度上昇値の最大値の和が閾値C以上である場合(ステップS14NO)は、緊急性有即対応の信号を遠隔監視センター2に送信する。この場合、閾値C≫閾値A>閾値Bとなる。
このように、第2実施形態によれば、冷却ファン122の故障や冷却フィン123の根詰まりなどが発生した場合の緊急度を確認することができ、保守員が定期点検時以外に対応する機会を削減できるため、保守員の作業負担を軽減することができる。
<第3実施形態>
次に第3実施形態について述べる。図6は第3実施形態のブロック図である。
図6は第2実施形態の構成に対して、データ診断部15に主変換素子である半導体スイッチング素子121の温度上昇値の変化量の傾きKから素子寿命を予測する素子寿命予測部18を追加した構成となる。
図7に示すように、経過時間とともに、温度上昇値の変化量も変化していく。変化量の傾きK1で示すように、変化量の傾きがあらかじめ設定されている絶対値閾値内にある場合には、影響を与えないといえる。しかし、経過時間が例えば、14年を超えた時点では、変化量の傾きがK2で示すように、急激に上昇して絶対値閾値を大きく超えてしまっている。
次に、以上のように構成される第3の実施形態の素子寿命予測部18の動作を図8のフローチャートに基づいて説明する。
図8において素子寿命予測部18は、データ診断部15から素子劣化信号の有無を確認する(ステップS21)。素子劣化信号がある場合(ステップS21YES)は、温度上昇値の変化量の傾きKが閾値D(絶対値閾値)以上であるか確認する(ステップS22)。
温度上昇値の変化量の傾きKが閾値D以上であった場合(ステップS22YES)は、素子交換信号を遠隔監視センター2に送信する(ステップS23)。図7で言えば、素子駆動の経過時間が14年を超えた時点の変化量の傾きK2が閾値D以上となることが分かる。
温度上昇値の変化量の傾きKが閾値D以下であった場合(ステップS22NO)は、処理を終了する。図7の例では、経過時間が14年以下の場合の変化量の傾きK1は、閾値D以下であることが分かる。
このように、第3実施形態によれば、素子劣化から破損の直前までの時間が把握できるため、素子交換時期を物件ごとに決めることができる。
≪実施形態の効果≫
主変換素子である半導体スイッチング素子121の放熱部分を複数箇所測定して、温度計測データを分析することで素子劣化、冷却ファン122の故障、冷却フィン123の根詰まりの3つのモードの異常診断が可能となる。また、異常検出後の緊急性を確認して遠隔監視センター2にアラート発報することで、異常に対して適切な処理をとることが可能となる。このため、保守員の現場での調査時間を短縮することができ、事前に故障の予兆を察知できるため乗客へのサービス低下を避けることができる。
また物件によって負荷が異なるエレベータに対して、主変換素子である半導体スイッチング素子121の適切な交換時期を把握することができるため、負荷の軽い物件については長く、逆に負荷が高い物件に対しては早く交換といった処置が可能となる。
なお、以上の各実施形態においては、3つの温度センサ125,126,127を設置するように構成したが、設置数はこれに限られず、5〜10個程度、設置してもよい。また、測定ポイントも半導体スイッチング素子121、冷却ファン122、冷却フィン123に限定されず、放熱板124等を含め、インバータ装置12の劣化を診断できる場所であればよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,1C:エレベータ制御装置、2:遠隔監視センター、11:運行制御部、12:インバータ装置、13:A/D変換部、14:温度上昇データ記録部、15:データ診断部、16:盤内温度測定部、17:緊急性確認部、18:素子寿命予測部、121:半導体スイッチング素子(主変換素子)、122:冷却ファン、123:冷却フィン、124:放熱板、125:第1温度センサ、126:第2温度センサ、127:第3温度センサ、D1:第1温度計測データ、D2:第2温度計測データ、D3:第3温度計測データ。

Claims (7)

  1. エレベータの主電動機を駆動制御するための主変換素子と当該主変換素子を冷却する冷却ファン及び冷却フィンとを含んで構成されるインバータ装置と、
    前記インバータ装置内の主変換素子放熱部分の温度を複数箇所で測定する温度センサと、
    各温度センサで測定された温度計測データをデジタルデータに変換して入力し、温度上昇値を記録する温度上昇データ記録部と、
    前記温度上昇データ記録部からデータを抽出し異常を検出するための処理を行うデータ診断部と、を備え、
    前記データ診断部は、前記主変換素子放熱部分の温度上昇値を複数箇所測定したデータを、過去の温度上昇値と最新の温度上昇値とを比較して、前記インバータ装置の異常状態を主変換素子、冷却ファン、冷却フィンに分類して検出する、
    ことを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 前記データ診断部は、前記温度上昇データ記録部に保存された、運転前後の温度上昇値を一定期間ごとに比較して温度差があらかじめ設定された閾値以上である場合は、冷却ファンの故障又は冷却フィンの目詰まりによる異常状態であると判定し、かつ、異常状態時の各測定ポイントの温度上昇値にバラつきがある場合は、冷却フィンの根詰まりであると判定し、異常状態時の各測定ポイントの温度上昇値にバラつきが無い場合は冷却ファンの故障であると判定し、
    前記一定期間ごとに比較した温度差があらかじめ設定された閾値以下である場合には、初期値と最新データとを比較して、一定以上の温度差がある場合は前記主変換素子の劣化であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 前記データ診断部は、前記冷却ファンの故障と判定した場合には、冷却ファン故障信号を生成して当該エレベータを遠隔監視する遠隔監視センターに送信し、冷却フィンの根詰まりであると判定した場合には、冷却フィン根詰まり信号を生成して前記遠隔監視センターに送信し、前記主変換素子の劣化であると判定した場合には、素子劣化信号を生成して前記遠隔監視センターに送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記データ診断部は、前記冷却ファンの故障、冷却フィンの根詰まりを検出する機能において、
    異常を検出した際に温度上昇値と外気温の和が閾値以上である場合は緊急性有の異常信号を遠隔監視センターに送信し、あらかじめ設定された閾値以下である場合は緊急性無の異常信号を遠隔監視センターに送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記データ診断部は、主変換素子の劣化を検出する機能において、
    温度上昇値の増加量で素子劣化を検出する機能に加えて、温度上昇値の増加量で素子劣化を検出した後は、温度上昇値の変化量の傾きを確認して、温度上昇値の傾きが閾値以上となった場合は残り寿命がわずかであると判定して遠隔監視センターに緊急保守情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御装置。
  6. エレベータの主電動機を駆動制御するための主変換素子と当該主変換素子を冷却する冷却ファン及び冷却フィンとを含んで構成されるインバータ装置の劣化診断方法であって、
    前記インバータ装置内の主変換素子放熱部分の温度を複数箇所で測定し、
    測定された温度計測データをデジタルデータに変換して入力して一定期間内における温度上昇値を温度上昇データ記録部に保存し、
    前記主変換素子放熱部分の温度上昇値を複数箇所測定したデータを、過去の温度上昇値と最新の温度上昇値とを比較して、前記インバータ装置の異常状態を主変換素子、冷却ファン、冷却フィンに分類して検出する、
    ことを特徴とするインバータ装置の劣化診断方法。
  7. 前記温度上昇データ記録部に保存された、運転前後の温度上昇値を一定期間ごとに比較して温度差があらかじめ設定された閾値以上である場合は、冷却ファンの故障か冷却フィンの目詰まりによる異常状態であると判定し、
    異常状態時の各測定ポイントの温度上昇値にバラつきがある場合は、冷却フィンの根詰まりであると判定し、
    バラつきが無い場合は冷却ファンの故障であると判定し、
    前記一定期間ごとに比較した温度差があらかじめ設定された閾値以下である場合には、初期値と最新データとを比較して、一定以上の温度差がある場合は前記主変換素子の劣化であると判定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のインバータ装置の劣化診断方法。
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