JP2020044695A - ゴム材料の押出方法およびシステム - Google Patents

ゴム材料の押出方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】使用される未加硫のゴム材料の粘度が変化した場合であっても、ゴム押出機およびギヤポンプを経て押し出した際に、目標範囲の断面積を有するゴム押出物を安定して製造できるゴム材料の押出方法およびシステムを提供する。【解決手段】ゴム押出機2の押出口2cにギヤポンプ6を接続し、ギヤポンプ6の吐出口6aに配置されたダイ7の開口部7aに開口面積可変機構8を設置して、ゴム押出機1に投入された未加硫のゴム材料R1を、ギヤポンプ6および開口部7aを通過させてゴム押出物R2を製造する際に、ゴム押出機2の回転しているスクリュー4に生じるトルクQに基づいて、制御部9によってゴム材料R1の粘度μを推定し、この推定した粘度μとギヤポンプ6のヘッド圧力Pgに基づいて、制御部9によってスライド板8aをスライドさせる制御をして、開口部7aの開口面積Sを適切な設定値Svに調整する。【選択図】図2

Description

本発明は、ゴム材料の押出方法およびシステムに関し、さらに詳しくは、使用される未加硫のゴム材料の粘度が変化した場合であっても、ゴム押出機およびギヤポンプを経て押し出した際に、目標範囲の断面積を有するゴム押出物を安定して製造できるゴム材料の押出方法およびシステムに関するものである。
タイヤ等のゴム製品を製造する際には、ゴム押出機を用いた押出工程がある。ゴム押出機のシリンダ内部では、回転するスクリューによって未加硫のゴム材料がシリンダ前方に向かって送られて押出口から押出される。この押出口にはギヤポンプが接続されることがある(例えば、特許文献1参照)。押出口から押出された未加硫のゴム材料は、ギヤポンプを経て押し出されることで、押出量を安定させ易くなって定量的に押し出すには有利になる。
押し出されたゴム材料は、ダイに形成されている開口部を通過することで所定形状のゴム押出物に成形される。この開口部の面積を可変にすることで、所望の断面積のゴム押出物を製造することができる。ところが、使用されるゴム材料の粘度が変化すると、開口部を同じ面積に維持しても、ダイを通過して得られるゴム押出物の断面積が変化するという問題がある。それ故、使用される未加硫のゴム材料の粘度を押出中に把握できることが望まれる。
ギヤポンプを押出口に接続した場合は、スクリューのヘッド圧力を概ね一定範囲に維持するので、この圧力はゴム材料の粘度を推定するには不向きである。特許文献1の発明では、ギヤポンプを通過したゴム材料の圧力を用いて粘度を推定している(段落0028)。しかしながら、ダイの開口部の開口面積を変化させる場合は、開口部の開口面積の変化とともにギヤポンプのヘッド圧力も変化するため、この圧力もゴム材料の粘度を推定するには不向きである。そのため、使用される未加硫のゴム材料の粘度を、押出中に精度よく把握して目標範囲の断面積を有するゴム押出物を安定して製造するには改善の余地がある。
特開2010−214708号公報
本発明の目的は、使用される未加硫のゴム材料の粘度が変化した場合であっても、ゴム押出機およびギヤポンプを経て押し出した際に、目標範囲の断面積を有するゴム押出物を安定して製造できるゴム材料の押出方法およびシステムを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のゴム材料の押出方法は、ゴム押出機の押出口にギヤポンプを接続し、前記ギヤポンプの吐出口に配置されたダイの開口部の開口面積を変更させる開口面積可変機構を設置して、前記ゴム押出機に投入された未加硫のゴム材料を、前記ギヤポンプおよび前記開口部を通過させてゴム押出物を製造するゴム材料の押出方法であって、前記ゴム押出機の回転しているスクリューに生じるトルクを検知して、この検知したトルクデータに基づいて制御部により、前記ゴム材料の粘度を推定して、この推定した粘度と、前記ギヤポンプのヘッド圧力とに基づいて、前記ゴム押出物の断面積を予め設定された目標範囲にさせる前記開口面積の設定値を算出し、前記制御部により前記開口面積可変機構を制御することによって、前記開口面積を前記設定値に調整することを特徴とする。
本発明のゴム材料の押出システムは、ゴム押出機と、このゴム押出機の押出口に接続されたギヤポンプと、このギヤポンプの吐出口に配置されたダイと、このダイに形成された開口部の開口面積を変更させる開口面積可変機構とを備えたゴム材料の押出システムであって、前記ゴム押出機のスクリューの回転時に前記スクリューに生じるトルクを検知するトルク検知部と、前記ギヤポンプと前記吐出口との間に配置された圧力センサと、前記トルク検知部により検知されたトルクデータおよび前記圧力センサにより検知された圧力データが入力される制御部とを備えて、前記制御部により前記トルクデータに基づいて前記ゴム押出機に投入された未加硫のゴム材料の粘度が推定され、この推定された粘度と前記圧力データとに基づいて、前記開口部を通過して製造されるゴム押出物の断面積を予め設定された目標範囲にする前記開口面積の設定値が算出されて、前記制御部により前記開口面積可変機構を制御することによって、前記開口面積が前記設定値に調整される構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、ゴム押出機に投入された未加硫のゴム材料の粘度を、ゴム押出機の回転するスクリューに生じるトルクに基づいて推定する。そのため、ゴム押出機の押出口にギヤポンプを接続し、ギヤポンプの吐出口に配置されたダイの開口部の面積を変更させる開口面積可変機構を設置して、ゴム押出機およびギヤポンプを経て開口部を通過させてゴム押出物を製造する押出中に、ゴム材料の粘度を精度よく把握できる。それ故、推定した粘度とギヤポンプのヘッド圧力に基づいて、開口部の開口面積を適切な設定値に調整することで、使用される未加硫のゴム材料の粘度が変化した場合であっても、ゴム押出物の断面積を安定的に目標範囲にすることが可能になる。
本発明のゴム材料の押出システムを、主要部を縦断面視にして例示する説明図である。 図1のギヤポンプの周辺を拡大して縦断面視で例示する説明図である。 図2の開口部を正面視で例示する説明図である。 回転するスクリューに生じるトルクとゴム押出機に投入されたゴム材料の粘度との関係を例示するグラフ図である。 ゴム押出物の断面積と開口部の開口面積との関係を例示するグラフ図である。 ゴム押出物の断面積とギヤポンプのヘッド圧力との関係を例示するグラフ図である。 ゴム押出物の断面積とゴム押出機に投入されたゴム材料の粘度との関係を例示するグラフ図である。 ゴム材料の温度と粘度との関係を例示するグラフ図である。
以下、本発明のゴム材料の押出方法およびシステムを図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1〜図3に例示する本発明のゴム材料の押出システム1は、未加硫のゴム材料R1を押し出して所望の断面積Aを有するゴム押出物R2を製造する。即ち、この押出システム1を用いることで、予め設定された目標範囲の断面積Aを有するゴム押出物R2が製造される。
押出システム1は、ゴム押出機2と、ゴム押出機2の押出口2bに接続されたギヤポンプ6と、ギヤポンプ6の吐出口6aに配置されたダイ7と、ダイ7に形成された開口部7aの開口面積Sを変更させる開口面積可変機構8とを備えている。この押出システム1は、さらに、トルク検知部10と、トルク検知部10により検知されたトルクデータが逐次入力される制御部9とを備えている。制御部9としてはコンピュータ等を用いる。押出システム1を構成する機器の動きは、制御部9によって制御される。
ゴム押出機2のシリンダ2aにはスクリュー4が内設されている。このシリンダ2aの後端部にはスクリュー4を回転駆動する駆動モータ4aが配置されている。この実施形態のゴム押出機2は、1本のスクリュー4を有する一軸タイプであるが、複数本のスクリュー4を設けて二軸タイプ等にすることもできる。シリンダ2aの上面に形成された投入口2bの外周側を覆うようにホッパ3が取り付けられている。シリンダ2aの前端に押出口2cが形成されている。
押出口2bに接続されたヘッド部5には、ギヤポンプ6が設置されている。ギヤポンプ6はケーシング内に互いに噛合う一対のギヤを有していて、公知の仕様のものを用いることができる。
ギヤポンプ6の吐出口6aが形成されているヘッド部5の前端面には、ダイ7が取付けられている。ダイ7には開口部7aが形成されていて、この開口部7aは吐出口6aと連通している。この実施形態では開口部7aは台形状であるが、その形状はこれに限定されず、円形状、楕円形状、三角形状、長方形状など所望の形状が採用される。開口部7aの前方には、開口部7aから押出されたゴム押出物R2を前方に搬送する引取りローラ14が配置されている。
ダイ7の前端面には、開口面積可変機構8を構成するスライド板8aが当接している。スライド板8aは、ダイ7に設けられたスライドガイド7bに係合している。スライド板8aは流体シリンダや電動アクチュエータ等のロッドに取り付けられていて、ロッドの進退移動によってスライドガイド7bにガイドされてダイ7の前端面に当接した状態でスライドする(摺動する)。スライド板8aのスライドによってスライド板8aで覆われる開口部7aの範囲が変化するので、開口部7aの開口面積Sが変化する。
トルク検知部10は、スクリュー4の回転時にスクリュー4に生じるトルクQを逐次検知する。この実施形態では、トルク検知部10は駆動モータ4aに接続されている。このトルクQは、例えば、駆動モータ4a(スクリュー4)の回転に要する電力量に基づいて算出することができる。或いは、スクリュー4に生じる回転方向の歪みを歪みゲージによって検知して、検知した歪みに基づいて算出することができる。
投入口2bを通じてゴム押出機2に投入されたゴム材料R1の粘度μが高くなるに連れて、駆動モータ4a(スクリュー4)の回転に要する電力量は増大し、スクリュー4に生じる回転方向の歪みは増大するのでトルクQは大きくなる。そこで、ゴム材料R1の種類毎(配合毎)に、所定の押出条件下におけるゴム材料R1の粘度μと駆動モータ4a(スクリュー4)の回転に要する電力量との関係、或いは、所定の押出条件下におけるゴム材料R1の粘度μとスクリュー4に生じる回転方向の歪みとの関係を、事前テスト等を行って予め把握する。そして、図4に例示するように粘度μとトルクQとの相関関係を制御部9に入力、記憶しておく。
スクリュー4の前端とギヤポンプ6との間に圧力センサ11aが配置され、ギヤポンプ6と吐出口6aとの間に別の圧力センサ11bが配置されている。また、ギヤポンプ6と吐出口6aとの間に温度センサ12が配置されている。
それぞれの圧力センサ11a、11bは、それぞれの圧力センサ11a、11bが配置された位置を通過するゴム材料R1の圧力を検知する。即ち、一方の圧力センサ11aはスクリュー4のヘッド圧力Psを検知し、他方の圧力センサ11bはギアポンプ6のヘッド圧力Pgを検知する。温度センサ12は、温度センサ12が配置された位置を通過するゴム材料R1の温度Tを検知する。圧力センサ11a、11bにより検知された圧力データ、温度センサ12により検知された温度データは、制御部9に逐次入力される。
開口部7aの前方には、押出物R2の断面形状を検知するプロファイルセンサ13が配置されている。この実施形態では、引取りローラ14の上方にプロファイルセンサ13が配置されている。押出物R2が左右対称形状の場合などには、プロファイルセンサ13に代えて厚みセンサを用いることもできる。
また、ゴム材料R1の種類毎(配合毎)に、図5に例示するように、所定の押出条件下で開口部7aを通過して製造されたゴム押出物R2の断面積Aと開口部7aの開口面積Sとの相関関係を、事前テスト等を行って予め把握しおく。図5は、所定の押出条件下での開口面積Sの変化に起因する断面積Aの変化の程度を示している。そして、この相関関係を制御部9に入力、記憶しておく。
さらに、ゴム材料R1の種類毎(配合毎)に、図6に例示するように、所定の押出条件下で開口部7aを通過して製造されたゴム押出物R2の断面積Aとギヤポンプ6のヘッド圧力Pgとの相関関係を、事前テスト等を行って予め把握しおく。図6は、所定の押出条件下でのギヤポンプ6のヘッド圧力Pgの変化に起因する断面積Aの変化の程度を示している。そして、この相関関係を制御部9に入力、記憶しておく。
さらに、ゴム材料R1の種類毎(配合毎)に、図7に例示するように、所定の押出条件下で開口部7aを通過して製造されたゴム押出物R2の断面積Aと粘度μとの相関関係を、事前テスト等を行って予め把握しおく。図7は、所定の押出条件下での粘度μの変化に起因する断面積Aの変化の程度を示している。そして、この相関関係を制御部9に入力、記憶しておく。
次に、本発明のゴム押出方法を用いて、予め設定された目標範囲の断面積Aを有するゴム押出物R2を製造する手順の一例を説明する。
図1、図2に例示するように、未加硫の原料ゴムに各種配合剤が含有されているゴム材料R1を、ホッパ部3を通じて投入口2bからシリンダ2aの内部に投入する。シリンダ2aの内部に投入されたゴム材料R1は、所定の回転数で回転するスクリュー4によって、シリンダ2aの内部を押出口2cに向って押し出される。
押出口2cに送られたゴム材料R1は、ギヤポンプ6の回転するそれぞれのギヤとケーシングとのすき間を通過して吐出口6aに送られる。次いで、ゴム材料R1は、開口部7aを通過することで型付けされてゴム押出物R2として押出される。このゴム押出物R2は、引取りローラ14等によって次工程に搬送される。
この押出工程では、スクリュー4のヘッド圧力Psを所定の一定範囲に維持するように、ゴム材料R1を押し出す。したがって、圧力センサ11aにより検知される検知データを、所定の一定範囲に維持するようにスクリュー4の回転数(回転速度)が制御部9によって制御される。ギヤポンプ6では、一対のギヤの回転数(回転速度)を、所定の一定範囲に維持するように制御部9によって制御される。
このようにスクリュー4のヘッド圧力Psを実質的に一定にするとともに、ギヤポンプ6の回転数を実質的に一定にすることで、吐出口6aには、ゴム材料R1が実質的に定量供給される。そして、ダイ7では、スライド板8aをスライドさせることで開口部7aの開口面積Sが調整される。
スクリュー4のヘッド圧力Psを実質的に一定にして、ギヤポンプ6の回転数を実質的に一定にしたこの所定の押出条件下において、ゴム押出物R2の断面積Aを目標範囲にするために必要な開口部7aの開口面積S(即ち、開口面積Sの適切な設定値Sv)は、粘度μとギヤポンプ6のヘッド圧力Pgとの関数である。そこで、開口部7aを通過しているゴム材料R1がスクリュー4によって押し出されている時にトルク検知部10により検知されたトルクデータと、予め把握されている粘度μとトルクQとの相関関係とに基づいて、押し出されている時のこのゴム材料R1の粘度μが制御部9によって推定される。
また、制御部9には、図5〜図7のデータが入力、記憶されているので、これらデータを多変量分析することで、ゴム押出物R2の断面積Aを目標範囲にするための開口部7aの開口面積Sと、ギヤポンプ6のヘッド圧力Pgと、粘度μとの相関関係が把握できる。そこで、この把握された開口面積Sとヘッド圧力Pgと粘度μとの相関関係と、上述の推定された粘度μと、圧力センサ11bにより検知されたヘッド圧力Pgとに基づいて、開口面積Sの適切な設定値Svが制御部9によって逐次算出される。
次いで、制御部9によって、開口部7aの開口面積Sを算出された設定値Svに逐次調整するようにスライド板8aをスライドさせる制御を行う。この開口面積可変機構8に対する制御操作によって、ゴム材料R1は、開口面積Sが設定値Svに調整された開口部7aを通過することになる。これにより、目標範囲の断面積Aを有するゴム押出物R2が製造される。一般的に開口部7aは、開口面積Sの適切な設定値Svに近似した大きさになっているので、スライド板8aのスライド量は例えば数mm以内になる。
上記のとおり、ゴム押出機2に投入されたゴム材料R1の粘度μを、回転するスクリュー4に生じるトルクQに基づいて推定する。即ち、ゴム材料R1の圧力を使用せずに粘度μを推定する。そのため、ゴム押出機2およびギヤポンプ6を経て、開口面積Sを可変にした開口部7aを通過させてゴム押出物R2を製造する場合であっても、押出中にゴム材料R1の粘度μを精度よく把握できる。それ故、推定した粘度μとギヤポンプ6のヘッド圧力Pgを用いて、開口部7aの開口面積Sを適切な設定値Svに調整することで、ゴム押出物R2の断面積Aを安定的に目標範囲にすることが可能になる。
ゴム材料R1の粘度μには、図8に例示するように温度依存性があり、ゴム材料R1の温度Tによって変化する。そこで、ゴム材料R1の粘度μを推定する際には、温度センサ12により検知した温度データを用いて補正すると推定精度は向上する。即ち、トルク検知部10により検知されたトルクデータに加えて、この温度データに基づいて、制御部9によりゴム材料R1の粘度μを推定することもできる。
この実施形態では、製造されたゴム押出物R2のプロファイルがプロファイルセンサ13によって逐次検知される。プロファイルセンサ13により検知された検知データは、制御部9に逐次入力され、この検知データに基づいてゴム押出物R2の断面積Aが算出される。そして、この算出された断面積Aが予め設定された目標範囲内であるか否か制御部9により判断される。この算出された断面積Aが目標範囲外であると判断された場合には、制御部9は警告手段(警報機や警告灯)を作動させて、断面積Aが目標範囲外であることを作業者や管理者に伝える。
1 押出システム
2 ゴム押出機
2a シリンダ
2b 投入口
2c 押出口
3 ホッパ
4 スクリュー
4a 駆動モータ
5 ヘッド部
6 ギヤポンプ
6a 吐出口
7 ダイ
7a 開口部
7b スライドガイド
8 開口面積可変機構
8a スライド板
9 制御部
10 トルク検知部
11a、11b 圧力センサ
12 温度センサ
13 プロファイルセンサ
14 引取りローラ
R1 未加硫のゴム材料
R2 ゴム押出物

Claims (3)

  1. ゴム押出機の押出口にギヤポンプを接続し、前記ギヤポンプの吐出口に配置されたダイの開口部の開口面積を変更させる開口面積可変機構を設置して、前記ゴム押出機に投入された未加硫のゴム材料を、前記ギヤポンプおよび前記開口部を通過させてゴム押出物を製造するゴム材料の押出方法であって、
    前記ゴム押出機の回転しているスクリューに生じるトルクを検知して、この検知したトルクデータに基づいて制御部により、前記ゴム材料の粘度を推定して、この推定した粘度と、前記ギヤポンプのヘッド圧力とに基づいて、前記ゴム押出物の断面積を予め設定された目標範囲にさせる前記開口面積の設定値を算出し、前記制御部により前記開口面積可変機構を制御することによって、前記開口面積を前記設定値に調整することを特徴とするゴム材料の押出方法。
  2. 前記ギヤポンプと前記開口部との間で、前記ゴム材料の温度を検知して、この検知した温度データに基づいて前記制御部により、前記粘度を推定する請求項1に記載のゴム材料の押出方法。
  3. ゴム押出機と、このゴム押出機の押出口に接続されたギヤポンプと、このギヤポンプの吐出口に配置されたダイと、このダイに形成された開口部の開口面積を変更させる開口面積可変機構とを備えたゴム材料の押出システムであって、
    前記ゴム押出機のスクリューの回転時に前記スクリューに生じるトルクを検知するトルク検知部と、前記ギヤポンプと前記吐出口との間に配置された圧力センサと、前記トルク検知部により検知されたトルクデータおよび前記圧力センサにより検知された圧力データが入力される制御部とを備えて、前記制御部により前記トルクデータに基づいて前記ゴム押出機に投入された未加硫のゴム材料の粘度が推定され、この推定された粘度と前記圧力データとに基づいて、前記開口部を通過して製造されるゴム押出物の断面積を予め設定された目標範囲にする前記開口面積の設定値が算出されて、前記制御部により前記開口面積可変機構を制御することによって、前記開口面積が前記設定値に調整される構成にしたことを特徴とするゴム材料の押出システム。
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