JP2020041667A - クラッチレリーズ機構 - Google Patents

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健 津熊
Takeshi Tsukuma
健 津熊
高嗣 吉田
Takashi Yoshida
高嗣 吉田
浩晃 滝
Hiroaki Taki
浩晃 滝
ちひろ 長嶋
Chihiro Nagashima
ちひろ 長嶋
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Abstract

【課題】クラッチレリーズフォークとレリーズベアリングとの接触部分の摺動性を維持すること。【解決手段】レリーズベアリング15を押圧するクラッチレリーズフォーク21を備えるクラッチレリーズ機構であって、クラッチレリーズフォーク21は、金属製であり、レリーズベアリング15を押圧する部分であるクラッチレリーズフォーク21の先端部210は、レリーズベアリング15との摺動面210aが樹脂摺動材211によって覆われており、樹脂摺動材211と先端部210との間には、グリス溜まり部212が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、クラッチレリーズ機構に関する。
特許文献1には、車両のマニュアルトランスミッションに設けられたシフトフォークについて、合成樹脂からなる摺動材をキャップ状のフォーク爪として、シフトフォークの先端に装着することが開示されている。
特開平06−229474号公報
ところで、クラッチレリーズ機構を備える車両では、クラッチ装置が半係合状態で生じる熱を逃がすための孔や、水抜き用の開口部がクラッチハウジングに設けられている。この車両がダストや泥水等の存在する環境下で使用された場合に、クラッチハウジング内にダストや泥水などの異物が侵入し、レリーズベアリングとクラッチレリーズフォークとの接触部分(摺動部)が異物によってダメージを受けて摺動性が低下する虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、クラッチレリーズフォークとレリーズベアリングとの接触部分の摺動性を維持することができるクラッチレリーズ機構を提供することを目的とする。
本発明は、レリーズベアリングを押圧するクラッチレリーズフォークを備えるクラッチレリーズ機構であって、クラッチレリーズフォークは、金属製であり、レリーズベアリングを押圧する部分であるクラッチレリーズフォークの先端部は、レリーズベアリングとの摺動面が樹脂製摺動材によって覆われており、樹脂製摺動材と先端部との間には、潤滑だまり部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、クラッチレリーズフォークの先端部に摺動面を覆う樹脂製摺動材と、潤滑だまり部とが設けられているので、冠水地域とダストの多い地域との両方において摺動部の摺動性を維持することができる。これにより、クラッチレリーズ機構の摺動部での異音発生を抑制することができる。
図1は、実施形態のクラッチレリーズ機構を模式的に示す図である。 図2は、図1の部分拡大図である。 図3は、クラッチレリーズフォークの先端部を説明するための図である。 図4は、グリス溜まり部を説明するための図である。 図5は、クラッチレリーズフォークの先端部を背面側から見た場合を示す図である。 図6は、変形例1のクラッチレリーズ機構を説明するための図である。 図7は、変形例2のクラッチレリーズ機構を説明するための図である。 図8は、変形例3のクラッチレリーズ機構を説明するための図である。 図9は、変形例4のクラッチレリーズ機構を説明するための図である。 図10は、変形例4のレリーズベアリングを説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るクラッチレリーズ機構を具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、実施形態のクラッチレリーズ機構を模式的に示す図である。図2は、図1の部分拡大図である。図1に示すように、実施形態におけるクラッチ装置1は、動力の断続作用を行うクラッチ本体10と、クラッチ本体10を操作するためのクラッチレリーズ機構20と、クラッチ本体10を内部に収容するクラッチハウジング30とを含んで構成される。例えば、クラッチ装置1はマニュアルトランスミッション車に搭載されて、エンジンと変速機(トランスミッション)との間に配置される。
クラッチ本体10は、クラッチディスク11と、クラッチカバー12と、プレッシャプレート13と、ダイヤフラムスプリング14と、レリーズベアリング15と、を備える。
クラッチディスク11は、プレッシャプレート13とフライホイール16との間に挟まれた摩擦面(クラッチフェーシング)を有し、変速機の入力軸3とスプライン嵌合している。クラッチディスク11の摩擦面とフライホイール16との間の摩擦力によってフライホイール16の回転を入力軸3に伝達する。エンジンのクランクシャフト2にはフライホイール16がボルト締結されており、フライホイール16とクランクシャフト2とは一体回転する。
クラッチカバー12は、クラッチディスク11の外周側を覆うように設けられ、プレッシャプレート13およびダイヤフラムスプリング14と一体回転する。プレッシャプレート13は、クラッチディスク11の摩擦面とダイヤフラムスプリング14との間に設けられている。ダイヤフラムスプリング14は、プレッシャプレート13を介してクラッチディスク11の摩擦面をフライホイール16に向けて押し付けるための部材であり、プレッシャプレート13に対してクラッチディスク11の摩擦面の反対側に設けられている。ダイヤフラムスプリング14の周縁部はプレッシャプレート13に接続され、ダイヤフラムスプリング14の中央部はレリーズベアリング15に接続されている。これによりダイヤフラムスプリング14はプレッシャプレート13を押圧することが可能である。
クラッチ本体10の係合時、プレッシャプレート13はダイヤフラムスプリング14の弾性力によってクラッチディスク11の摩擦面をフライホイール16側に向けて押し付ける。これにより、クラッチディスク11の摩擦面とフライホイール16との間の摩擦力が発生し、フライホイール16の回転がクラッチディスク11に伝達される接続状態となる。
クラッチ本体10の開放時、レリーズベアリング15がダイヤフラムスプリング14の中央部を押すことによってダイヤフラムスプリング14の周縁部がフライホイール16から離れる方向に変位する。このとき、プレッシャプレート13がダイヤフラムスプリング14とともにフライホイール16から離れる方向に引き寄せられる。これにより、クラッチディスク11の摩擦面とフライホイール16との間の摩擦力が解消され、フライホイール16の回転がクラッチディスク11に伝達されない切断状態となる。
クラッチレリーズ機構20は、クラッチレリーズフォーク21と、レリーズフォークサポート22と、レリーズシリンダ23と、を備える。
クラッチレリーズフォーク21は、レリーズベアリング15を軸方向に移動させるための部材であり、レリーズフォークサポート22によって支持された状態で揺動可能に構成されている。このクラッチレリーズフォーク21は金属製の細長い部材であり、先端側が二股に分かれた構造を有する。
図1に示すように、クラッチレリーズフォーク21の一端側は、レリーズベアリング15を軸方向に押圧する押圧部21aにより構成される。押圧部21aは、クラッチハウジング30の内部で入力軸3を挟むように先端側が二股に分かれた二股構造に構成されている。押圧部21aのうち軸方向でレリーズベアリング15と対向する部分(当接部分)がレリーズベアリング15に接触する。クラッチレリーズフォーク21の他端側は、クラッチハウジング30の貫通孔31を介してクラッチハウジング30の外側に突出し、レリーズシリンダ23に接続された接続部21bにより構成されている。また、クラッチレリーズフォーク21の他端側はクラッチハウジング30の外側に延出した位置でフォークブーツ32により覆われている。フォークブーツ32は貫通孔31に取り付けられている。フォークブーツ32には、クラッチ本体10を半係合状態にした際に生じる摩擦熱をクラッチハウジング30の外部へ逃がすための孔(クーリング孔)が設けられてもよい。
さらに、クラッチレリーズフォーク21は、押圧部21aと接続部21bとの間に、レリーズフォークサポート22により支持される支点部21cを有する。レリーズフォークサポート22は、リテーナ33に固定された本体部と、本体部の先端側に球面を有するピボット部とにより構成される。リテーナ33は、入力軸3を支持する軸受(図示せず)が取り付けられる部材であり、クラッチハウジング30に固定されている。レリーズフォークサポート22の根元側がリテーナ33にボルト締結されている。また、クラッチハウジング30の内部ではリテーナ33のボス部33aが入力軸3に沿って延びている。ボス部33aの内側には入力軸3が挿通されている。
レリーズベアリング15は、ボス部33aの外周上にスリーブ15aを介して支持された状態で、ボス部33aに対して軸方向に移動可能に構成されている。レリーズベアリング15はダイヤフラムスプリング14の中央部を接触するように配置されている。このレリーズベアリング15は、ボス部33a上でスリーブ15aに支持された外輪15bと、ダイヤフラムスプリング14の中央部に接触する内輪15cとを有する。レリーズベアリング15では、ダイヤフラムスプリング14に接触する内輪15cは回転し、クラッチレリーズフォーク21に接触する外輪15bは回転しない。
運転者がクラッチペダル(図示せず)を踏み込むとレリーズシリンダ23が作動する。レリーズシリンダ23によって接続部21bが操作されると、クラッチレリーズフォーク21は支点部21cを支点にして揺動する。この揺動によって、押圧部21aはレリーズベアリング15を押圧し、レリーズベアリング15が軸方向に移動してダイヤフラムスプリング14の中央部をフライホイール16側に押す状態となり、クラッチ本体10が開放状態となる。クラッチ本体10が開放状態になると、フライホイール16とクラッチディスク11との間が動力伝達不能に切断される。レリーズシリンダ23からの操作力が解除されると、押圧部21aからレリーズベアリング15に作用する押圧力がなくなり、クラッチ本体10は係合状態となる。クラッチ本体10が係合状態になると、フライホイール16とクラッチディスク11との間が動力伝達可能に接続される。このように、クラッチレリーズフォーク21の揺動によって、エンジン側のクランクシャフト2と変速機側の入力軸3との間の動力伝達経路の接続および切断が行われる。
また、クラッチレリーズフォーク21の先端側の押圧部21aには、摺動部の摺動性を維持するための構成として、樹脂製の摺動材(以下、樹脂摺動材という)211と、グリス溜まり部212と、が設けられている。樹脂摺動材211は、冠水環境での摺動性を確保するための構成である。グリス溜まり部212は、ダスト環境での摺動性を確保するための構成である。このクラッチレリーズ機構20は、クラッチレリーズフォーク21の先端部210に樹脂摺動材211およびグリス給脂構造を備え、冠水やダストが多い環境においても、摺動部の摺動性を維持する構造を備える。
ここで、図3および図4を参照して、押圧部21aとレリーズベアリング15との接触部分の構成についてより詳細に説明する。図3は、クラッチレリーズフォーク21の先端部210を説明するための図である。図4は、グリス溜まり部212を説明するための図である。
図3に示すように、クラッチレリーズフォーク21の先端部210に樹脂摺動材211を設定し、初期の摺動形態は樹脂摺動材211とレリーズベアリング15とする。ダストの侵入等により、樹脂摺動材211が摩耗すると、クラッチレリーズフォーク21とレリーズベアリング15との摺動に切り替わる。その際、樹脂摺動材211により密閉されていたグリス24がグリス溜まり部212から摺動部に供給(給脂)される。冠水環境では、樹脂摺動材211で摺動する。ダスト環境では、グリス給脂かつ金属摺動となる。このように、冠水環境に対して樹脂摺動材211、ダスト環境に対して金属摺動とグリス給脂構造の二段構造とすることで、過酷な使用環境であっても高効率(低摩擦係数)を維持できる構造となる。
樹脂摺動材211は、クラッチレリーズフォーク21の先端部210のうち、レリーズベアリング15との対向面である摺動面210aを覆うようにして設けられている。樹脂摺動材211は金属製のクラッチレリーズフォーク21の先端部210に一体化されており、クラッチレリーズフォーク21が揺動する際にレリーズベアリング15の当接面151と摺動する。押圧部21aは、レリーズベアリング15のアンビル部15dに当接する。アンビル部15dは軸方向を向く面を有する環状の円板部である。つまり、当接面151はアンビル部15dの表面となる。
この樹脂摺動材211は、PEEK材(ポリエーテルエーテルケント)に代表されるスーパーエンプラなどの樹脂材料により構成される。例えば、ポリイミド樹脂はDLC(Diamond Like Carbon)と同等の摩擦係数と摩耗量となるため、ポリイミド樹脂からなる樹脂摺動材211では低摩擦係数と耐久性の確保が可能である。
また、樹脂摺動材211は、クラッチレリーズフォーク21が揺動する際に摺動する箇所が所定曲率に設定されている。例えば、先端部210は、樹脂摺動材211の摩耗後も円滑に摺動するために、樹脂摺動材211と同様の曲率を持った円弧形状の摺動面210aに形成されている。
グリス溜まり部212は、先端部210に形成された穴の内部にグリス24が充填されている構成を備える。グリス溜まり部212の穴は開口部が当接面151側を向く位置に開口しており、樹脂摺動材211によって開口部が塞がれた構造を有する。グリス溜まり部212はグリス供給の観点から、搭載角を考慮し摺動面210aに対して適度な角度に設定されている。
図4に示すように、クラッチレリーズフォーク21の先端部210は二股構造からなり、両方の先端部210にグリス溜まり部212が設けられている。クラッチレリーズフォーク21は先端部210にグリス溜まり部212としての穴が設けられているが、図4に破線で囲んだA部分に応力集中が生じるため、クラッチレリーズフォーク21の強度が確保されている。例えば、ダスト環境ではダストの砥石効果により樹脂摺動材211が摩耗し摩滅することが考えられるため、これを考慮して、樹脂摺動材211の摩滅後はグリス給脂かつ金属摺動とし、冠水環境とダスト環境の双方に対応できる構造となっている。
グリス24は、摺動部に安定して供給するためには、付着性、摺動部への介入性の観点から、動粘度が高いものにより構成されている。
また、樹脂摺動材211は、図5に示すように、レリーズベアリング15の二面幅部15eとの接触部分まで設けられている。先端部210はクリップ15fによってレリーズベアリング15に取り付けられている。二面幅部15eは、ボス部15gに一部に形成されており、アンビル部15dと一体形成されている。この二面幅部15eと接触する部分に設けられた樹脂摺動材211は、上述した摺動部に設けられた樹脂摺動材211と一体構造に構成されている。これにより、クラッチレリーズフォーク21の先端側で摺動部と同様に摺動抵抗の低減が可能になる。
以上説明した通り、実施形態のクラッチレリーズ機構20によれば、樹脂摺動材211による冠水環境での摺動性を確保でき、樹脂摺動材211の摩耗後にはグリス溜まり部212によるグリス給脂によりダスト環境での摺動性を確保することが可能である。これにより、ダストが多い環境や冠水環境においても、摺動部の摺動性を維持することができる。摺動性を維持できることにより、クラッチレリーズ機構20での異音発生を抑制することができる。
例えば、クラッチバイワイヤ搭載車の場合、実施形態の構成を備えることによって、アクチュエータの荷重増加によるクラッチ切断不能を防止できる。また、コンベンショナルシステムにおいても、摩擦係数増加によるクラッチペダル踏力増加や、異音発生を防止できる。さらに、メンテナンス時はトランスミッションの脱着が必要であったが、実施形態の構成によれば、メンテナンス不要になることも可能である。これにより、コストを削減できる。
ここで、実施形態の変形例について説明する。
図6は、変形例1のクラッチレリーズ機構を説明するための図である。図6に示すように、変形例1では、グリス溜まり部212が、クラッチレリーズフォーク21の先端部210を貫通する貫通孔により構成される。グリス溜まり部212の背面側の開口部は、ニップル213によって塞がれている。ニップル213を外すことによって背面側の開口部からグリス24を補充することが可能である。
グリス溜まり部212の容量はクラッチレリーズフォーク21の肉厚により設定できる穴の大きさが異なるため、グリス容量を確保できない場合は、メンテナンスでのグリス24の追加が必要になることに対応することが可能である。メンテナンス時にニップル213を外し孔内部にグリス24を追加給脂できる。グリス24は熱や経年による外的要因によって予想される効果が発揮できない場合も考えられるため、グリス容量を確保できる場合においても、ニップル213を追加してメンテナンスを容易にすることも可能である。
図7は、変形例2のクラッチレリーズ機構を説明するための図である。図7に示すように、変形例2では、押圧部21aを構成する樹脂摺動材211の摺動面に切込み部211a,211bが設けられている。切込み部211a,211bは、樹脂摺動材211と当接面151との間に侵入したダストを外部へ排出するための構造である。例えば、一直線形状に延びる溝からなる切込み部211aや、V字形状の溝からなる切込み部211bを設けることが可能である。切込み部211bのようにV字形状の溝にすることで、往復摺動動作とともにダストを外部に排出することが可能になる。このように、樹脂摺動材211の切込み部211a,211bにより、摺動部へのダストの影響を減らすことができ、耐久性が向上する。なお、二股構造の押圧部21aの両方に同じ形状の切込み部が設けられてもよい。
図8は、変形例3のクラッチレリーズ機構を説明するための図である。図8に示すように、変形例3では、樹脂摺動材211が、当接面151に至る空間を遮るようにしてアンビル部15dに当接する部分として、ひさし部214を備える。ひさし部214は、樹脂摺動材211の一部が延びており、先端がアンビル部15dに接触するように延びている。これにより、摺動部へのダスト侵入量を低減することが可能である。
図9は、変形例4のクラッチレリーズ機構を説明するための図である。図10は、変形例4のレリーズベアリング15を説明するための図である。変形例4では、レリーズベアリング15に樹脂摺動材152およびグリス溜まり部154が設けられている。図9に示すように、アンビル部15dにより構成された当接面151の一部を覆うようにして、樹脂摺動材152が設けられている。アンビル部15dのうち、二股構造に構成されたクラッチレリーズフォーク21の先端部210が当接する二箇所に樹脂摺動材152が設けられている。また、図10に示すように、グリス溜まり部154は、スリーブ15aのフランジ部に形成された穴構造を有する。このグリス溜まり部154は、アンビル部15dの表面側に開口する油路153と連通している。油路153は、アンビル部15dを貫通する貫通孔を含む。スリーブ15aは樹脂部材により構成され、アンビル部15dは金属により構成される。
変形例4のように、レリーズベアリング15側に樹脂摺動材211およびグリス溜まり部212を設ける構造においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 クラッチ装置
10 クラッチ本体
14 ダイヤフラムスプリング
15 レリーズベアリング
15a スリーブ
15b 外輪
15c 内輪
15d アンビル部
20 クラッチレリーズ機構
21 クラッチレリーズフォーク
21a 押圧部
210 先端部
210a 摺動面
211 樹脂摺動材
212 グリス溜まり部

Claims (1)

  1. レリーズベアリングを押圧するクラッチレリーズフォークを備えるクラッチレリーズ機構であって、
    前記クラッチレリーズフォークは、金属製であり、
    前記レリーズベアリングを押圧する部分である前記クラッチレリーズフォークの先端部は、前記レリーズベアリングとの摺動面が樹脂製摺動材によって覆われており、
    前記樹脂製摺動材と前記先端部との間には、潤滑だまり部が設けられている
    ことを特徴とするクラッチレリーズ機構。
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