JP2020040855A - 水素ガスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態に係る水素ガスの製造方法は、卑金属元素または遷移金属元素の群に該当する金属元素のうち、安全に係る選定条件を満たす被反応金属Mと、水と共に、被反応金属Mと可溶な溶解キレート剤を、溶質として含有したキレート剤水溶液CAと、を反応させ、被反応金属Mのキレート錯体を生成することにより、水素ガスを発生させる。被反応金属Mは、例えば、数〜十数mm程度の大きさに形成された一片状、または粒状である。キレート剤水溶液CAの溶質となる溶解キレート剤は、安全に係る選定条件を満たす有機酸である。
具体的に説明する。被反応金属Mは、マグネシウム、アルミニウム、マンガン、亜鉛、鉄、またはスズのうち、いずれか1種以上に該当する金属であり、本実施形態では、被反応金属Mは、マグネシウムである。マグネシウムは、比重1.74、融点650℃、周期表第2族に属する卑金属元素の一種で、結晶構造を六方最密充填構造とし、常温では、比較的柔らかい固体の金属である。また、マグネシウムは、酸化数2価で酸素と結合し易く、強い還元作用を有するほか、二酸化炭素、水、亜硫酸等との反応で、不動態被膜を形成する物性を有するため、腐食は進行しない。加えて、マグネシウムは、人や動物、植物を含んだ生態系への生命活動を支える上で、必須となるミネラル元素の一つであり、とりわけ植物の光合成に必要なクロロフィルで、配位結合の中心に不可欠な元素であることから、安全性の高い金属元素である。
キレート剤水溶液CAの溶質に用いる溶解キレート剤は、チオール基、ホスフィノ基、イミノ基、リン酸基、グルコン酸基、カルボキシル基、スルフィド基、アミノ基、または酢酸基のうち、いずれかの官能基を有する有機化合物であること、あるいは、N保護アミノ酸、C保護アミノ酸、またはピリジン化合物のうち、いずれかに該当する有機化合物である。具体的には、本実施形態では、溶解キレート剤は、システイン塩酸塩一水和物、ヒスチジン塩酸塩一水和物、オルニチン塩酸塩、アラニン、グリシン、システイン、リジン塩酸塩、シトルリン、グルタミン酸、アルギニン塩酸塩、ヒスチジン、アスパラギン一水和物、セリン、ロイシン、β−アラニン、バリン、メチオニン、グルタミン、GABA、イソロイシン、フェニルアラニン、ε−ACE、トレオニン、イミノジ酢酸(IDA:Iminodiacetic acid)、ピコリン酸、イソニアジド、酢酸、クエン酸、安息香酸、リンゴ酸、フジグルコン、グルコン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA:Ethylenediaminetetraacetic acid)、またはフィチン酸のうち、いずれか1種以上に該当する有機酸である。本実施形態で用いるキレート剤水溶液CAは、安全に係る選定条件を満たすこれらの有機酸を、溶解キレート剤として、水と共に含む水溶液である。
Mg+2H2O → Mg(OH)2+H2 …化学反応式(1)
2HL+Mg(OH)2 → Mg(HL)2 2++2OH− …電離式(2)
2HL+Mg(OH)2 → MgL2+2H2O …化学反応式(3)
但し、L:キレート錯体の配位子
CO2+H2O → H2CO3 …化学反応式(4)
H2CO3→ HCO3 −+H+ …電離式(5)
Mg(HL)2 2++HCO3 −→ MgCO3+2HL+H+ …電離式(6)
MgL2+HCO3 − →MgCO3+HL+L− …電離式(7)
次に、本実施形態に係る水素ガス製造システムについて、説明する。図1は、実施形態に係る水素ガス製造システムの概要を示す説明図である。なお、図1には、水素ガス製造システムを構成する主要な部分だけが図示されている。水素ガス製造システム1は、前述した本実施形態に係る水素ガスの製造方法に基づき、原料となる被反応金属Mとキレート剤水溶液CAとを反応させて、水素ガスの生成を行うと共に、その生成過程で生じた被反応金属Mのキレート錯体と炭酸ガスとの反応処理で、炭酸マグネシウムの析出と溶解キレート剤の再生を行う装置である。本実施形態では、図1に示すように、水素ガス製造システム1は、大別して、反応器部2と、反応前水溶液貯留部3と、気液分離部4と、水素ガス貯留部5と、廃液貯留部6と、キレート剤水溶液再生処理ユニット7と、水素ガス増圧部8と、水素ガスバッファ部9と、燃料電池部10と、インバータ11と、二次電池部12と、電気制御部13等を具備している。
反応器部2は、液密かつ気密に構成された反応槽21(槽)を有し、反応槽21内で、被反応金属Mとキレート剤水溶液CAとの反応を行い、被反応金属Mのキレート錯体を生成することにより、水素ガスを発生させるユニットである。被反応金属Mは、卑金属元素または遷移金属元素の群に該当する金属元素のうち、前述した特定条件を満たす金属である。キレート剤水溶液CAは、水と共に、被反応金属Mと可溶で、かつ前述した安全に係る選定条件を満たす溶解キレート剤を、溶質として含有した水溶液である。反応槽21には、第1圧力計171と第1安全弁141が配設されている。第1圧力計171は、反応槽21内の圧力を計測する。第1安全弁141は、予め設定した閾値を超える圧力が反応槽21内に作用したときに、反応槽21内を、許容範囲内の圧力に調整する。
反応前水溶液貯留部3は、キレート剤水溶液CAを反応器部2に供給するにあたり、キレート剤水溶液CAを貯留可能な液貯留槽31を有したユニットである。液貯留槽31には、第1配管101と第2配管102(反応器部と連通する管)が接続されている。第1配管101は、液貯留槽31にキレート剤水溶液CAを補給するのに用いる管であり、第1配管101には、ノーマルクローズ仕様の第1電磁弁121が配管されている。第2配管102は、反応前水溶液貯留部3の液貯留槽31内と反応器部2の反応槽21内とを連通して接続された管であり、第2配管102には、ノーマルクローズ仕様の第2電磁弁122が配管されている。
気液分離部4は、生成した被反応金属Mのキレート錯体を含有する反応水溶液RAと、水素ガスとを、気液混合した状態から分離させるユニットであり、内部に気液分離材42(分離材)を充填した気液分離槽41を具備している。気液分離材42は、例えば、ゼオライト等、多孔質を有する材料や、被反応金属Mとキレート剤水溶液CAとの発熱反応で、高温化している気液混合状態の水素から気液分離槽41を保護するためのグラスウール、活性炭等からなり、ミスト状や水滴状の反応水溶液RAによる水分や、反応水溶液RAの臭いを吸着する。気液分離槽41に設けた第2安全弁142は、予め設定した閾値を超える圧力が気液分離槽41内に作用したときに、気液分離槽41内を、許容範囲内の圧力に調整する。気液分離部4の気液分離槽41と反応器部2の反応槽21とが、第3配管103により連通して接続されている。
水素ガス貯留部5は、気液分離部4を通じて、気液分離した後の水素ガスを、ガス貯留槽51内で気密に貯留するユニットであり、多孔質吸着剤52を充填した内部に、水素ガスを貯留するガス貯留槽51を具備している。多孔質吸着剤52は、例えば、ゼオライト等、多孔質を有する材料や、活性炭等からなり、露点を超えて生成した反応水溶液RAの水分や、反応水溶液RAの臭いを吸着する。ガス貯留槽51に設けた第3安全弁143は、予め設定した閾値を超える圧力がガス貯留槽51内に作用したときに、ガス貯留槽51内を、許容範囲内の圧力に調整する。水素ガス貯留部5のガス貯留槽51と気液分離部4の気液分離槽41とが、第4配管104により連通して接続されており、気液分離部4や水素ガス増圧部8から送出される水素ガスが、ガス貯留槽51に供給される。第4配管104には、気液分離部4側から順に、第1逆止弁151と、ノーマルオープン仕様の第10電磁弁130が配管されている。気液分離部4を通じた後の水素ガスは、多孔質吸着剤52を充填したガス貯留槽51内の下、高圧下の状態で貯留され、この水素ガスに残っている微量のミスト状の反応水溶液RAとその臭いは、多孔質吸着剤52でのコアレッシング作用に基づいて、多孔質吸着剤52に吸着されて、回収される。
反応器部2の反応槽21と連通する第13配管113、気液分離部4の気液分離槽41と連通する第14配管114、及び水素ガス貯留部5のガス貯留槽51と連通する第15配管115はそれぞれ、廃液貯留部6の廃液貯留槽61に接続されている。廃液貯留部6は、反応器部2、気液分離部4、及び水素ガス貯留部5から排出された反応水溶液RAや、ミスト状の反応水溶液RAを廃液貯留槽61内に貯めて回収するユニットである。廃液貯留槽61は、反応器部2の反応槽21に供給するキレート剤水溶液CAに対し、1バッチ処理分の必要量を超える十分な量を貯留できる容積を有している。第13配管113には、ノーマルクローズ仕様の第3電磁弁123が配管され、第14配管114には、ノーマルクローズ仕様の第4電磁弁124が配管され、第15配管115には、ノーマルクローズ仕様の第6電磁弁126が配管されている。なお、何らかの理由により、万が一、反応水溶液RAや、ミスト状の反応水溶液RAが、水素ガス貯留部5のガス貯留槽51に溜まった場合に備え、第15配管115は、反応水溶液RA等を廃液貯留槽61に排出するためのドレン管として設けている。
図4は、図1に示す水素ガス製造システムのキレート剤水溶液再生処理ユニットを示す説明図である。なお、図4をはじめ、図1、図9、及び図10には、反応水溶液RA中に配置したノズルを通じて、気体を反応水溶液RAに吹き込む態様の装置が、図示されているが、この装置は、バブリング方式に特定した構造のみを例示しているのではなく、バブリング方式以外に、エジェクタ方式やインジェクタ方式等も包含した気体接触のイメージ図として、あくまでも図示されたものである。図1及び図4に示すように、キレート剤水溶液再生処理ユニット7は、反応水溶液RAを貯留する反応水溶液貯留槽71と、反応水溶液貯留槽71内に貯めた反応水溶液RAに、炭酸ガスを供給可能な炭酸ガス供給部72と、を有する。反応水溶液RAは、1バッチ処理毎に、廃液貯留部6の廃液貯留槽61から運び出されて、反応水溶液貯留槽71内に貯められる。炭酸ガス供給部72は、ファンの回転により、二酸化炭素を含んだ空気等の気体を送風して、ガス送出管73を通じて、この気体を、エジェクタ方式やインジェクタ方式により、反応水溶液貯留槽71内の反応水溶液RA中に吹き込む。
水素ガス増圧部8は、気液分離部4を通じて、気液分離した後の水素ガスの圧力を増大させるユニットである。水素ガス増圧部8は、2つの室内が互いに異なる径で形成されたシリンダ81と、このシリンダ81の2つの室内を同時に摺動するピストン82と、を有する。シリンダ81の径大側室内84は、第4配管104と、この第4配管104の第1分岐点S1で並列接続された第5配管105とにより、気液分離部4の気液分離槽41と連通して接続されている。第5配管105には、径大側室内84側から順に、ノーマルオープン仕様の第13電磁弁133と、第3逆止弁153と、ノーマルクローズ仕様の第5電磁弁125と、真空排気装置190が配管されている。
水素ガスバッファ部9は、燃料電池部10で消費する水素ガスを、燃料電池部10に供給するにあたり、シリンダ81の径大側室内84から送出される気液分離後の水素ガスを、燃料電池部10に供給する前に、吸着剤収納容器91に一時的に蓄えておくユニットである。水素ガスバッファ部9は、多孔質吸着剤92を充填した内部に、水素ガスを貯留する吸着剤収納容器91を具備している。多孔質吸着剤92は、例えば、ゼオライト等、多孔質を有する材料や、活性炭等からなり、燃料電池部10に、水分の含有を極力排除した純度の高い水素ガスを供給するにあたり、微量ながらも僅かに残留する反応水溶液RAの水分や、反応水溶液RAの臭いを吸着する。吸着剤収納容器91に設けた第4安全弁144は、予め設定した閾値を超える圧力が吸着剤収納容器91内に作用したときに、吸着剤収納容器91内を、許容範囲内の圧力に調整する。
燃料電池部10は、水素ガス貯留部5と水素ガスバッファ部9から供給される水素ガスを、酸素と化学反応させて発電を行う装置であり、水素ガスに有するエネルギを電気エネルギに変換するユニットである。燃料電池部10で発電した直流電力は、インバータ11と二次電池部12に送電される。燃料電池部10と水素ガス貯留部5とは、第10配管110と、この第10配管110の第4分岐点S4で並列接続された第11配管111により、燃料電池部10と接続されている。第11配管111には、第2減圧弁162が配管されている。また、燃料電池部10と水素ガスバッファ部9とは、第9配管109により、接続されている。第9配管109には、燃料電池部10側から順に、第1減圧弁161、ノーマルクローズ仕様の第9電磁弁129と、この第9配管109の第8分岐点S8で並列接続された第3圧力計173が、配管されている。第3圧力計173は、水素ガスバッファ部9の吸着剤収納容器91内の圧力を計測する。
インバータ11は、第1配線118により、燃料電池部10と電気的に接続されており、燃料電池部10から供給された電力を、直流から交流に変換する。インバータ11により変換された交流電源は、電気制御部13により、系統電源として使用できる出力電圧や周波数帯に制御され、例えば、工場内の電気設備、家電製品等、商用や家庭用の一般電源として、様々な電気機器に適用することができる。
二次電池部12は、燃料電池部10で発電した電気を蓄える蓄電池であり、例えば、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池、ナトリウムイオン電池等である。二次電池部12は、第2配線119により、燃料電池部10と電気的に接続されている。二次電池部12は、水素ガス製造システム1に装着された第1電磁弁121等の電磁弁や、第1圧力センサ181等の圧力センサ、図示しない電装部品のほか、電気制御部13に供給するための電源となっている。その他、水素ガス製造システム1では、必要とされる電源は、全て二次電池部12から供給されている。なお、二次電池部12は、その機能を満たすものであれば、種類や容量、数量は特に限定されるものではない。
図5は、図1に示す水素ガス製造システムの電気制御部について、主要な電装部品と電気関連部だけを示したブロック図である。電気制御部13は、マイクロプロセッサ、DSP(digital signal processor)、及びシーケンサなどを備えている。電気制御部13は、第1電磁弁121〜第13電磁弁133に対し、通電のON/OFF制御や、第1圧力センサ181と第2圧力センサ182の監視制御、燃料電池部10とインバータ11と二次電池部12とに対し、電気信号の入出力制御を行う。
被反応金属Mとキレート剤水溶液CAとの反応は、水素ガス製造システム1の反応器部2の反応槽21内で、大気圧の下、常温で行われた。実験で生じた水素ガスは、水素ガス貯留部5や水素ガスバッファ部9から容量目盛り付きの集気瓶に採取され、水素ガスの発生量は、集気瓶に採取した水素ガスの容量を周知の方法で測定して算出されたものである。マグネシウムの溶解量は、実験前後で測定したマグネシウムの重量差に基づいて、算出されたものである。
図7は、本実施形態に係る水素ガス製造方法に関する検証実験で、実施例1〜30及びその比較例に係る実験条件と共に、水素ガスの発生量とマグネシウムの溶解量に関する実験結果をまとめて掲載した表であり、図7に示す実験結果のグラフを、図8に示す。実験結果は、溶解したマグネシウム1gに対して、発生した水素ガスの容量(ml)を示す水素ガスの発生量(ml/g)と、投入したマグネシウムを溶解させた反応時間(min)を基に、その単位時間あたりに発生した水素ガスの容量(ml)を示す水素ガスの発生量(ml/min)を示している。また、実験結果は、投入したマグネシウムを溶解させた反応時間(min)に、溶解したマグネシウムの量(g)と、単位時間に溶解したマグネシウムの溶解量(g/min)を示している。
マグネシウムは、酸化数2価で酸素と結合し易く、強い還元作用を有するほか、水との反応で、不動態被膜を形成する物性を有する。比較例に係る実験1では、マグネシウムが、水中に浸漬されると、水との反応で、マグネシウムに不動態被膜が形成されてしまったために、前述した化学反応式(1)で、マグネシウムが水に溶解せず、水素ガスを発生させるための反応が進行できなかったことから、水素ガスが発生しなかったものと推察される。
用することができる。
2 反応器部
3 反応前水溶液貯留部
4 気液分離部
5 水素ガス貯留部
7 キレート剤水溶液再生処理ユニット
8 水素ガス増圧部
9 水素ガスバッファ部
10 燃料電池部
12 二次電池部
21 反応槽(反応器部の槽)
32 接続部位
35 弁
36 フロート
42 気液分離材(分離材)
71 反応水溶液貯留槽
72 炭酸ガス供給部
102 第2配管(管)
M 被反応金属
CA キレート剤水溶液
RA 反応水溶液
キレート剤水溶液CAの溶質に用いる溶解キレート剤は、チオール基、ホスフィノ基、イミノ基、リン酸基、グルコン酸基、カルボキシル基、スルフィド基、アミノ基、または酢酸基のうち、いずれかの官能基を有する有機化合物であること、あるいは、N保護アミノ酸、C保護アミノ酸、またはピリジン化合物のうち、いずれかに該当する有機化合物である。具体的には、本実施形態では、溶解キレート剤は、システイン塩酸塩一水和物、ヒスチジン塩酸塩一水和物、オルニチン塩酸塩、アラニン、グリシン、システイン、リジン塩酸塩、シトルリン、グルタミン酸、アルギニン塩酸塩、ヒスチジン、アスパラギン一水和物、セリン、ロイシン、β−アラニン、バリン、メチオニン、グルタミン、GABA、イソロイシン、フェニルアラニン、6−アミノヘキサン酸、トレオニン、イミノジ酢酸(IDA:Iminodiacetic acid)、ピコリン酸、イソニアジド、酢酸、クエン酸、安息香酸、リンゴ酸、フジグルコン、グルコン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA:Ethylenediaminetetraacetic acid)、またはフィチン酸のうち、いずれか1種以上に該当する有機酸である。本実施形態で用いるキレート剤水溶液CAは、安全に係る選定条件を満たすこれらの有機酸を、溶解キレート剤として、水と共に含む水溶液である。
図7は、本実施形態に係る水素ガス製造方法に関する検証実験で、参考例1〜21、実施例22〜28、参考例29,30及びその比較例に係る実験条件と共に、水素ガスの発生量とマグネシウムの溶解量に関する実験結果をまとめて掲載した表であり、図7に示す実験結果のグラフを、図8に示す。実験結果は、溶解したマグネシウム1gに対して、発生した水素ガスの容量(ml)を示す水素ガスの発生量(ml/g)と、投入したマグネシウムを溶解させた反応時間(min)を基に、その単位時間あたりに発生した水素ガスの容量(ml)を示す水素ガスの発生量(ml/min)を示している。また、実験結果は、投入したマグネシウムを溶解させた反応時間(min)に、溶解したマグネシウムの量(g)と、単位時間に溶解したマグネシウムの溶解量(g/min)を示している。
Claims (16)
- 卑金属元素または遷移金属元素の群に該当する金属元素のうち、安全に係る選定条件を満たす被反応金属と、
水と共に、前記被反応金属と可溶な溶解キレート剤を、溶質として含有したキレート剤水溶液と、を反応させ、
前記被反応金属のキレート錯体を生成することにより、水素ガスを発生させること、
を特徴とする水素ガスの製造方法。 - 請求項1に記載する水素ガスの製造方法において、
前記被反応金属は、マグネシウム、アルミニウム、マンガン、亜鉛、鉄、またはスズのうち、いずれか1種以上に該当する金属であること、
を特徴とする水素ガスの製造方法。 - 請求項2に記載する水素ガスの製造方法において、
前記被反応金属は、マグネシウムであること、
を特徴とする水素ガスの製造方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載する水素ガスの製造方法において、
前記溶解キレート剤は、安全に係る選定条件を満たす有機酸であること、
を特徴とする水素ガスの製造方法。 - 請求項4に記載する水素ガスの製造方法において、
前記溶解キレート剤は、チオール基、ホスフィノ基、イミノ基、リン酸基、グルコン酸基、カルボキシル基、スルフィド基、アミノ基、または酢酸基のうち、いずれかの官能基を有する有機化合物であること、あるいは、
N保護アミノ酸、C保護アミノ酸、またはピリジン化合物のうち、いずれかに該当する有機化合物であること、
を特徴とする水素ガスの製造方法。 - 請求項5に記載する水素ガスの製造方法において、
前記溶解キレート剤は、システイン塩酸塩一水和物、ヒスチジン塩酸塩一水和物、オルニチン塩酸塩、アラニン、グリシン、システイン、リジン塩酸塩、シトルリン、グルタミン酸、アルギニン塩酸塩、ヒスチジン、アスパラギン一水和物、セリン、ロイシン、β−アラニン、バリン、メチオニン、グルタミン、GABA、イソロイシン、フェニルアラニン、ε−ACE、トレオニン、イミノジ酢酸(IDA:Iminodiacetic acid)、ピコリン酸、イソニアジド、酢酸、クエン酸、安息香酸、リンゴ酸、フジグルコン、グルコン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA:Ethylenediaminetetraacetic acid)、またはフィチン酸のうち、いずれか1種以上に該当する物質であること、
を特徴とする水素ガスの製造方法。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載する水素ガスの製造方法において、
生成した前記被反応金属の前記キレート錯体を含有する反応水溶液と、炭酸ガスとを反応させることにより、炭酸塩を析出させる一方で、前記キレート剤水溶液の溶質として、前記溶解キレート剤を再生させると共に、水素ガスを発生させること、
を特徴とする水素ガスの製造方法。 - 請求項7に記載する水素ガスの製造方法において、
前記溶解キレート剤は、アミノ酸に属する有機化合物であること、
を特徴とする水素ガスの製造方法。 - 請求項8に記載する水素ガスの製造方法において、
前記反応水溶液では、等電点がpH4〜pH8の範囲内であること、
を特徴とする水素ガスの製造方法。 - 卑金属元素または遷移金属元素の群に該当する金属元素のうち、安全に係る選定条件を満たす被反応金属と、水と共に、前記被反応金属と可溶な溶解キレート剤を、溶質として含有したキレート剤水溶液とを、槽内で反応させ、前記被反応金属のキレート錯体を生成することにより、水素ガスを発生させる反応器部と、
前記反応器部への供給にあたり、前記キレート剤水溶液を貯留可能な反応前水溶液貯留部と、
多孔質からなる分離材により、生成した前記被反応金属の前記キレート錯体を含有する反応水溶液と、水素ガスとを、コアレッシング作用に基づいて、気液混合した状態から分離させる気液分離部と、
前記気液分離部を通じて、気液分離した後の水素ガスを貯留する水素ガス貯留部と、
を備えていること、
を特徴とする水素ガス製造システム。 - 請求項10に記載する水素ガス製造システムにおいて、
前記反応水溶液を貯留する反応水溶液貯留槽と、
前記反応水溶液貯留槽に貯めた前記反応水溶液に、炭酸ガスを供給可能な炭酸ガス供給部と、を有するキレート剤水溶液再生処理ユニットを備えていること、
を特徴とする水素ガス製造システム。 - 請求項10または請求項11に記載する水素ガス製造システムにおいて、
前記気液分離部を通じて、気液分離した後の水素ガスの圧力を増大させる水素ガス増圧部を備えていること、
を特徴とする水素ガス製造システム。 - 請求項12に記載する水素ガス製造システムにおいて、
気液分離した後の水素ガスを一時的に蓄える水素ガスバッファ部を備えていること、
を特徴とする水素ガス製造システム。 - 請求項10乃至請求項13のいずれか1つに記載する水素ガス製造システムにおいて、
前記水素ガス貯留部から供給される水素ガスを、酸素と化学反応させて発電を行う燃料電池部を備えていること、
を特徴とする水素ガス製造システム。 - 請求項14に記載する水素ガス製造システムにおいて、
前記燃料電池部で発電した電気を蓄える二次電池部を備えていること、
を特徴とする水素ガス製造システム。 - 請求項10乃至請求項15のいずれか1つに記載する水素ガス製造システムにおいて、
前記反応器部と連通する管と前記反応前水溶液貯留部との接続部位には、弁が設けられ、
前記弁は、フロートを有し、前記反応前水溶液貯留部に貯留した前記キレート剤水溶液による浮力で、前記フロートが上下動することにより、前記キレート剤水溶液の前記管への流通を制御すること、
を特徴とする水素ガス製造システム。
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