JP2020040557A - 車両用空調装置及びそれを用いた空調制御方法 - Google Patents
車両用空調装置及びそれを用いた空調制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020040557A JP2020040557A JP2018170336A JP2018170336A JP2020040557A JP 2020040557 A JP2020040557 A JP 2020040557A JP 2018170336 A JP2018170336 A JP 2018170336A JP 2018170336 A JP2018170336 A JP 2018170336A JP 2020040557 A JP2020040557 A JP 2020040557A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vent
- air
- opening
- center
- vent opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
このような構成においては、アクチュエータを稼働させることで、ルーバ装置が揺動運動して乗員に供給される空気の方向が変動し、乗員が感じる気流感を非定常的にすることで(変動的にすることで)、乗員の快適性を向上させることが可能となる。
前記ベントドアは、前記空調ケースに軸支される回転軸と、前記回転軸から異なる径方向に延出した複数の板状の部分であって、前記センタベント開口を開閉可能とするセンタベント用開閉部と、前記回転軸のうち前記センタベント用開閉部の形成部位とは異なる部位において異なる径方向に延出した複数の板状の部分であって、前記サイドベント開口36を開閉可能とするサイドベント用開閉部と、を有し、
前記センタベント吹出部の下流端又は前記センタベント用接続ダクトの前記センタベント吹出部と接続する接続端部、及び、前記サイドベント吹出部の下流端又は前記サイドベント用接続ダクトの前記サイドベント吹出部と接続する接続端部、の少なくとも一箇所に、前記開閉部の回転軌跡に沿って湾曲形成され、前記開閉部との間の隙間を所定の回動領域に亘って絞るベント風量規制壁を設け、
前記ベントドアを回転駆動させる駆動力を供給するアクチュエータと、前記ベントドアを往復回動させるよう前記アクチュエータを駆動制御する制御ユニットと、
を有することを特徴としている。
このような構成とすれば、空調ユニットのベント開口部分の構造を変更するだけで非定常的な気流感を作ることが可能となる。
このような構成とすることで、接続ダクトの接続端部の構造を変更するだけで非定常的な気流感を作ることが可能となる。
このような構成によれば、センタベント吹出部とサイドベント吹出部から送出される空気の風量配分の大きな変更を、ベントドアの回転方向の位置を異ならせるだけで、容易に実現することが可能となり、乗員が感じる変動的な気流感を大きくすることが可能となる。
このような構成によれば、センタベント吹出グリルとサイドベント吹出グリルのそれぞれへ導く空気の風量配分の大きな変更を、ベントドアの回転方向の位置を異ならせるだけで、容易に実現することが可能となり、乗員が感じる変動的な気流感を大きくすることが可能となる。
前記ベントドアは、前記空調ケースに軸支される回転軸と、前記回転軸から異なる径方向に延出した複数の板状の部分であって、前記センタベント開口を開閉可能とするセンタベント用開閉部と、前記回転軸のうち前記センタベント用開閉部の形成部位とは異なる部位において異なる径方向に延出した複数の板状の部分であって、前記サイドベント開口を開閉可能とするサイドベント用開閉部と、を有し、
前記センタベント用開閉部と前記サイドベント用開閉部とは、異なる径方向に延出しており、
前記ベントドアを回転駆動させる駆動力を供給するアクチュエータと、
前記ベントドアを往復回動させるよう前記アクチュエータを駆動制御する制御ユニットと、
を有するようにしてもよい。
車室内の車幅方向の側方寄りの領域は、中央寄りの領域に比べて外部からの熱負荷の影響を受けやすい。そこで、サイドベント開口からの吹出量がセンタベント開口からの吹出量よりも多くなる時間をセンタベント開口からの吹出量がサイドベント開口からの吹出量よりも多くなる時間よりも長くすることで、外部からの熱負荷の影響を緩和させることが可能となる。
日射量が多い側において、サイドベント開口からの吹出量がセンタベント開口からの吹出量よりも多くなる時間をセンタベント開口からの吹出量がサイドベント開口からの吹出量よりも多くなる時間よりも長くすることで、非定常な気流感を与えつつ、日射量が多い側の温熱感を緩和させることが可能となる。
このような構成によれば、人が座っていない助手席に対してベントドアを往復回転させる制御を行わないようにすることで、無用なエネルギー消費を抑えることが可能となる。
単位時間における車両速度の変化量が所定の変化範囲内であり、且つ、単位時間におけるハンドルの回転角の変化量が所定の変化範囲内であるような単調な運転時において、運転者が感じる気流感を非定常的なものとすることで、眠気防止効果や覚醒アシストを行うことが可能となる。
図1において、車両のセンターコンソール部に搭載されるセンタ置きタイプの車両用空調装置の空調ユニット1が示されている。この空調ユニット1は、エンジンルームと車室とを区画する仕切板よりも車室側に配されているもので、外気(車室外空気)および/または内気(車室内空気)が、送風機ユニット(図示せず)を介して空調ケース2内に導入されるようになっている。
空調ケース内には、エバポレータ8を通過した空気をヒータコア9をバイパスして下流側へ導くバイパス通路10が形成されている。このバイパス通路10を通過する空気と、ヒータコア9を通過する空気との割合は、ヒータコア9の上流側上部に軸支されたエアミックスドア11によって調節されるようになっている。
したがって、上述したエバポレータ8、ヒータコア9、エアミックスドア11によって空調ケース2内に導入された空気の温度を調節する温度調節手段が形成されている。
第1吹出通路6の下流端には、空調ケース2の上部前方側に設けられ、車両のフロントガラスに向けて送出される空気が流れるデフロスト吹出部20と、空調ケース2の上部後方側に設けられ、車室上方へ向けて送出される空気が流れるベント吹出部30とが形成されている。また、第2吹出通路7の下流端には、空調ケース2の下部後方側に設けられ、車室下方に向けて送出される空気が流れるフット吹出部40が形成されている。
そして、デフロスト開口24の開度は、このデフロスト開口24に臨むように設けられたデフロストドア25によって調節され、センタベント開口34の開度、及び、サイドベント開口36の開度は、センタベント開口34及びサイドベント開口36に臨むように設けられたベントドア60によって調節されるようになっている。また、フット開口41から送出する風量は、第2吹出通路7の途中に設けられたフットドア45によって調節されるようになっている。
また、サイドベント用開閉部63a,63bも、回転軸61a,61bより180°異なる径方向に延出した2つの板状部630を有し、それぞれの板状部630は、板状かつ矩形状の剛性部631と、それぞれの剛性部631の回転軸61a,61bと接続されている辺を除く3辺の縁部に設けられた弾性部632とを有している。
そして、この例においてセンタベント用開閉部62a,62bの複数(2つ)の板状部620とサイドベント用開閉部63a,63bの複数(2つ)の板状部630は、延出する径方向を一致させている。
具体的には、運転席側のベントドア60aの回転軸61aは、運転席側のサイドベント開口36を画成するベント吹出部30の側壁37dと運転席側隔壁37aとに回転可能に支持され、また、助手席側のベントドア60bの回転軸61bと連結させる端部は、図4にも示されるように、拡径され、この拡径部611を中央隔壁37bに回転可能に支持させている。
これに対して、サイドベント用延設部321は、サイドベント用開閉部63a,63bの回転方向において、センタベント用延設部311とは異なる回動領域に設けられている。すなわち、サイドベント用延設部321は、サイドベント用開閉部63a,63bがサイドベント開口36を閉塞する位置を回転起点とした場合、この閉塞位置から回転(この実施例では、図5において左回り)し、サイドベント用開閉部63a,63bの端辺がサイドベント開口36の端面を通過した直後の所定の回動領域に形成されている。
先ず、制御ユニット71は、空調ユニット1による制御が自動制御に設定されているか手動制御に設定されているかを判定し(ステップ100)、自動制御に設定されていると判定された場合には、冷房運転モードに設定されているか否かを判定し(ステップ102)、また、車両用空調装置がセンタベント開口34及びサイドベント開口36から空気を送出させる吹出モード(例えば、ベントモード)に設定されているか否かを判定し(ステップ104)、さらに、空気流路に導入される空気量が最大でない状態に設定されているか否か(空気流路に空気を導入する送風機が高速回転でない状態に設定されているか否か)を判定する(ステップ106)。
すなわち、手動制御に設定されていると判定された場合には、冷房運転モードに設定されているか否かを判定し(ステップ112)、また車両用空調装置がセンタベント開口34及びサイドベント開口36から空気を送出させる吹出モード(例えば、ベントモード)に設定されているか否かを判定し(ステップ114)、さらに、空気流路に導入される空気量が最大でない状態に設定されているか否か(空気流路3に空気を導入する送風機が高速回転でない状態に設定されているか否か)を判定する(ステップ116)。
これに対して、冷房運転モードに設定され、吹出モードがセンタベント開口34及びサイドベント開口36から空気を送出させる吹出モードに設定され、且つ、空気流路に導入される空気量が最大でない状態に設定されている場合には、室内を急速に冷却させる制御(クールダウン制御)を終えた状態(車室内が目標温度で安定するまでの過渡的な制御が終了した状態)、又は、急速な冷房をもともと要しない場合であるため、そのような場合には、乗員の快適感を高めるために乗員に供給する冷風を反復増減させるスイング制御を行うスイングモードをONにする(ステップ108)。
また、サイドベント開口36からの吹出量が前記センタベント開口34からの吹出量よりも多くなる前記ベントドア60の回動区間を、前記センタベント開口34からの吹出量が前記サイドベント開口36からの吹出量よりも多くなる前記ベントドア60の回動区間よりも大きくすることで、t1>t2としてもよい。
さらには、前記ベントドア60が、サイドベント開口36からの吹出量が前記センタベント開口34からの吹出量よりも多くなる回動区間にあるときの回動速度を、センタベント開口34からの吹出量が前記サイドベント開口36からの吹出量よりも多くなる回動区間にあるときの回動速度よりも遅くなるように、制御ユニット71によってアクチュエータ70の回動速度を制御することでもよい。
それぞれの開閉部は、回転軸61a,61bに対して180°異なる方向に延出した2枚の板状部620,630で構成され、センタベント用開閉部62a,62bの回転軸61a,61bから延設する方向と、サイドベント用開閉部63a,63bの回転軸61a,61bから延設する方向と、は予め設定された所定角(θ)だけ異なっている。すなわち、ベントドア60の回動に伴い、センタベント開口34から送出する風量が最大となる回動領域と、サイドベント開口36から送出する風量が最大となる回動領域を異ならせている。
そして、それぞれのベントドア60(運転席側のベントドア60a、助手席側のベントドア60b)の回転軸61(61a、61b)には、回転動力を与えるアクチュエータ70が直接、又は、リンク機構Lを介して接続され、このアクチュエータを制御ユニットからの駆動制御指令に基づき駆動制御することでベントドアの往復回動を可能としている。
なお、他の構成は、前記構成例と同様であるので、同一箇所に同一符号を付して説明を省略する。
このような構成においては、1つのアクチュエータ70及びベントドア60で、運転席側及び助手席側のそれぞれのセンタベント開口34から送出する風量とサイドベント開口36から送出する風量とを交互に増減させることが可能となる。
車室内の運転席側(例えば、ダッシュボードの運転席寄りの箇所)に運転席側日射量(Sd)を検出する運転席側日射センサ74aを設け、また、車室内の助手席側(例えば、ダッシュボードの助手席寄りの箇所)に助手席側日射量(Sa)を検出する助手席側日射センサ74bを設け、これら日射センサで検出された日射量を制御ユニット71に入力する(図1(b)参照)。
また、運転席側日射量Sdと助手席側日射量Saとが等しいと判定された場合には、運転席側と助手席側のベントドア60a,60bに対しては、t1=t2となるようにベントドア60を往復回動(スイング制御)させる(ステップ138)。
これに対して、助手席に搭乗者がいると判定された場合には、運転席側、助手席側共にスイング制御を行う(ステップ146)。
この制御において、制御ユニット71は、前記ステップ110に移行すると、乗車センサ75からの信号を入力すると共に(ステップ150)、運転席側日射センサ74aで検出された運転席側日射量(Sd)と助手席側日射センサ74bで検出された助手席側日射量(Sa)を入力し(ステップ152)、その後、乗車センサ75からの信号に基づき助手席に搭乗者がいるか否かを判定する(ステップ154)。助手席に搭乗者がいないと判定された場合には、助手席側のスイング制御を停止し、運転席側のみのモードドア60aをスイング制御する(ステップ156)。この際、運転席側日射量Sdと助手席側日射量Saとを比較し(ステップ158)、運転席側日射量Sdが助手席側日射量Saより大きい場合には、運転席側のベントドア60aに対しては、サイドベント開口(36)からの吹出量がセンタベント開口(34)からの吹出量よりも多くなる時間(t1)を、センタベント開口(34)からの吹出量がサイドベント開口(36)からの吹出量よりも多くなる時間(t2)よりも長く(t1>t2)するように往復回動(スイング制御)させ(ステップ160)、助手席側日射量Saが運転席側日射量Sdより大きい場合には、運転席側のベントドアを、t1=t2となるように往復回動(スイング制御)させる(ステップ162)。
2 空調ケース
3 空気流路
8 エバポレータ
9 ヒータコア
11 ミックスドア
30 ベント吹出部
31 センタベント吹出部
32 サイドベント吹出部
33 センタベント用接続ダクト
33a 接続端部
35 サイドベント用接続ダクト
35a 接続端部
36 サイドベント開口
51 センタベント吹出グリル
52 サイドベント吹出グリル
34 センタベント開口
60 ベントドア
60a 運転席側ベントドア
60b 助手席側ベントドア
61,61a,61b 回転軸
62a,62b センタベント用開閉部
63a,63b サイドベント用開閉部
70,70a,70b アクチュエータ
71 制御ユニット
300 ベント風量規制壁
311 センタベント用延設部
321 サイドベント用延設部
331 センタベント用湾曲壁
351 サイドベント用湾曲壁
620,630 板状部
620a,630a 端辺
Claims (14)
- 内部に空気流路(3)が形成された空調ケース(2)と、前記空調ケース(2)内に配されて該空調ケース内に導入された空気の温度を調整する温度調整手段(8,9,11)と、前記温度調整手段(8,9,11)の下流側に配され、車幅方向の中央寄りに設けられたセンタベント吹出グリル(51)へ空気を導くセンタベント用接続ダクト(33)が接続されると共に、前記センタベント用接続ダクト(33)に空気を送出するセンタベント開口(34)が形成されたセンタベント吹出部(31)と、このセンタベント吹出部(31)に隣接し、車幅方向の側方寄りに設けられたサイドベント吹出グリル(52)へ空気を導くサイドベント用接続ダクト(35)が接続されると共に、前記サイドベント用接続ダクト(35)に空気を送出するサイドベント開口(36)が形成されたサイドベント吹出部(32)と、前記センタベント開口(34)及び前記サイドベント開口(36)を開閉可能に前記空調ケース(2)に支持されるベントドア(60)とを有する車両用空調装置であって、
前記ベントドア(60)は、
前記空調ケース(2)に軸支される回転軸(61,61a、61b)と、前記回転軸から異なる径方向に延出した複数の板状の部分であって、前記センタベント開口(34)を開閉可能とするセンタベント用開閉部(62a,62b)と、前記回転軸(61,61a、61b)のうち前記センタベント用開閉部(62a,62b)の形成部位とは異なる部位において異なる径方向に延出した複数の板状の部分であって、前記サイドベント開口36を開閉可能とするサイドベント用開閉部(63a,63b)と、を有し、
前記センタベント吹出部(31)の下流端又は前記センタベント用接続ダクト(33)の前記センタベント吹出部(31)と接続する接続端部(33a)、及び、前記サイドベント吹出部(32)の下流端又は前記サイドベント用接続ダクト(35)の前記サイドベント吹出部(32)と接続する接続端部(35a)、の少なくとも一箇所に、前記開閉部(62a,62b,63a,63b)の回転軌跡に沿って湾曲形成され、前記開閉部(62a,62b,63a,63b)との間の隙間を所定の回動領域に亘って絞るベント風量規制壁(300)を設け、
前記ベントドア(60)を回転駆動させる駆動力を供給するアクチュエータ(70)と、
前記ベントドア(60)を往復回動させるよう前記アクチュエータ(70)を駆動制御する制御ユニット(71)と、
を有することを特徴とする車両用空調装置。 - 前記ベント風量規制壁(300)は、前記センタベント吹出部(31)の下流端の前記センタベント開口(34)の縁部から前記センタベント用開閉部(62a,62b)の回転軌跡に沿って延設されたセンタベント用延設部(311)、及び、前記サイドベント吹出部(32)の下流端の前記サイドベント開口(36)の縁部から前記サイドベント用開閉部(63a,63b)の回転軌跡に沿って延設されたサイドベント用延設部(321)の少なくとも一方を設けて構成されることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記ベント風量規制壁(300)は、前記センタベント用接続ダクト(33)の前記センタベント吹出部(31)と接続する接続端部(33a)の内壁に、前記センタベント用開閉部(62a,62b)の回転軌跡に沿って形成されたセンタベント用湾曲壁(331)、及び、前記サイドベント用接続ダクト(35)の前記サイドベント吹出部(32)と接続する接続端部(35a)の内壁に、前記サイドベント用開閉部(32)の回転軌跡に沿って形成されたサイドベント用湾曲壁(351)の少なくとも一方を設けて構成されることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 内部に空気流路(3)が形成された空調ケース(2)と、前記空調ケース(2)内に配されて該空調ケース内に導入された空気の温度を調整する温度調整手段(8,9,11)と、前記温度調整手段(8,9,11)の下流側に配され,車幅方向の中央寄りに設けられたセンタベント吹出グリル(51)へ空気を導くセンタベント用接続ダクト(33)が接続されると共に、前記センタベント用接続ダクト(33)に空気を送出するセンタベント開口(34)が形成されたセンタベント吹出部(31)と、このセンタベント吹出部(31)に隣接し、車幅方向の側方寄りに設けられたサイドベント吹出グリル(52)へ空気を導くサイドベント用接続ダクト(35)が接続されると共に、前記サイドベント用接続ダクト(35)に空気を送出するサイドベント開口(36)が形成されたサイドベント吹出部(32)と、前記センタベント開口(34)及び前記サイドベント開口(36)を開閉可能に前記空調ケース(2)に支持されるベントドア(60)とを有する車両用空調装置であって、
前記ベントドア(60)は、
前記空調ケース(2)に軸支される回転軸(61,61a、61b)と、前記回転軸から異なる径方向に延出した複数の板状の部分であって、前記センタベント開口(34)を開閉可能とするセンタベント用開閉部(62a,62b)と、前記回転軸のうち前記センタベント用開閉部(62a,62b)の形成部位とは異なる部位において異なる径方向に延出した複数の板状の部分であって、前記サイドベント開口(36)を開閉可能とするサイドベント用開閉部(63a,63b)と、を有し、
前記センタベント用開閉部(62a,62b)と前記サイドベント用開閉部(63a,63b)とは、異なる径方向に延出しており、
前記ベントドア(60)を回転駆動させる駆動力を供給するアクチュエータ(70)と、
前記ベントドア(60)を往復回動させるよう前記アクチュエータ(70)を駆動制御する制御ユニット(71)と、
を有することを特徴とする車両用空調装置。 - 前記ベントドア(60)は、前記アクチュエータ(70)からの駆動力が前記回転軸(61,61a、61b)に直接、又は、リンク機構(L)を介して伝達されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用空調装置。
- 前記複数のセンタベント用開閉部(62a,62b)と前記複数のサイドベント用開閉部(63a,63b)は、それぞれ前記回転軸(61,61a、61b)に対して180°異なる方向に延出した2枚の板状部(620,630)であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の車両用空調装置。
- 請求項1乃至6に記載の車両用空調装置を用いた空調制御方法であって、
前記車両用空調装置は、吹出モードを設定する機能、及び、前記空気流路に導入される空気量を調節する機能を備え、
前記制御ユニット(71)は、少なくとも前記車両用空調装置が前記センタベント開口(34)及び前記サイドベント開口(36)から空気を送出させる吹出しモードに設定され、且つ、前記空気流路に導入される空気量が最大でない状態に設定されている場合に、前記ベントドア(60)を往復回動させるように前記アクチュエータ(70)を駆動制御することを特徴とする空調制御方法。 - 前記ベントドア(60)を往復回動させる動きは、前記サイドベント開口(36)からの吹出量がセンタベント開口(34)からの吹出量よりも多くなる時間を前記センタベント開口(34)からの吹出量が前記サイドベント開口(36)からの吹出量よりも多くなる時間よりも長くするように動かすことを特徴とする請求項7記載の空調制御方法。
- 前記センタベント開口(34)及び前記サイドベント開口(36)とこれらを開閉するベントドア(60)は、運転席側と助手席側とに別々に設けられ、また、運転席側と助手席側とに日射量を検出する日射センサ(74a、74b)を設け、
日射量が運転席側と助手席側とで異なる場合に、前記制御ユニット(71)は、日射量が多くなる側において、前記サイドベント開口(36)からの吹出量が前記センタベント開口(34)からの吹出量よりも多くなる時間を前記センタベント開口(34)からの吹出量が前記サイドベント開口(36)からの吹出量よりも多くなる時間よりも長くするように前記アクチュエータ70を駆動制御することを特徴とする請求項8に記載の空調制御方法。 - 前記サイドベント開口(36)からの吹出量が前記センタベント開口(34)からの吹出量よりも多くなる位置で前記ベントドア(60)を停止させる時間を、前記センタベント開口(34)からの吹出量が前記サイドベント開口(36)からの吹出量よりも多くなる位置で前記ベントドア(60)を停止させる時間よりも長くすることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の空調制御方法。
- 前記サイドベント開口(36)からの吹出量が前記センタベント開口(34)からの吹出量よりも多くなる前記ベントドア(60)の回動区間を、前記センタベント開口(34)からの吹出量が前記サイドベント開口(36)からの吹出量よりも多くなる前記ベントドア(60)の回動区間よりも大きくすることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の空調制御方法。
- 前記ベントドア(60)が、前記サイドベント開口(36)からの吹出量が前記センタベント開口(34)からの吹出量よりも多くなる前記ベントドア(60)の回動区間にあるときの回動速度を、前記センタベント開口(34)からの吹出量が前記サイドベント開口(36)からの吹出量よりも多くなる前記ベントドア(60)の回動区間にあるときの回動速度よりも遅くすることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の空調制御方法。
- 前記センタベント開口(34)及び前記サイドベント開口(36)とこれらを開閉するベントドア(60)は、運転席側と助手席側とに別々に設けられ、また、助手席への搭乗の有無を確認する乗車センサ(73)を設け、
前記制御ユニット(71)は、前記乗車センサ(73)により助手席への搭乗がないと判定された場合に、助手席側の前記ベントドア(60)の往復回転を停止し、運転席側の前記ベントドア(60)のみを往復回動させるように前記アクチュエータ(70)を駆動制御することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の空調制御方法。 - 単位時間における車両速度の変化量を検出する速度変化量検出手段と、車両のハンドルの単位時間における回転角の変化量を検出する回転角変化量検出手段と、を設け
前記制御ユニット(71)は、前記速度変化量検出手段により検出された単位時間における車両速度の変化量が所定の変化範囲内であり、且つ、前記回転角変化量検出手段により検出された単位時間におけるハンドルの回転角の変化量が所定の変化範囲内であると判定された場合に、
前記ベントドア(60)を往復回動させるように前記アクチュエータ(70)を駆動制御することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の空調制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018170336A JP7010793B2 (ja) | 2018-09-12 | 2018-09-12 | 車両用空調装置及びそれを用いた空調制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018170336A JP7010793B2 (ja) | 2018-09-12 | 2018-09-12 | 車両用空調装置及びそれを用いた空調制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020040557A true JP2020040557A (ja) | 2020-03-19 |
JP7010793B2 JP7010793B2 (ja) | 2022-01-26 |
Family
ID=69797351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018170336A Active JP7010793B2 (ja) | 2018-09-12 | 2018-09-12 | 車両用空調装置及びそれを用いた空調制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7010793B2 (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05155232A (ja) * | 1991-12-03 | 1993-06-22 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用空調装置 |
JPH11129727A (ja) * | 1997-10-30 | 1999-05-18 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
JP2001138728A (ja) * | 1999-11-18 | 2001-05-22 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
JP2002337533A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 自動車用空調装置 |
JP2006044489A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Calsonic Kansei Corp | 車両用空調装置 |
JP2010269628A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用空調装置 |
JP2012236575A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-06 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
US20130045670A1 (en) * | 2011-08-18 | 2013-02-21 | Seongseok Han | Air conditioner for vehicle |
JP2015189341A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車両用空調装置 |
-
2018
- 2018-09-12 JP JP2018170336A patent/JP7010793B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05155232A (ja) * | 1991-12-03 | 1993-06-22 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用空調装置 |
JPH11129727A (ja) * | 1997-10-30 | 1999-05-18 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
JP2001138728A (ja) * | 1999-11-18 | 2001-05-22 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
JP2002337533A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 自動車用空調装置 |
JP2006044489A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Calsonic Kansei Corp | 車両用空調装置 |
JP2010269628A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用空調装置 |
JP2012236575A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-06 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
US20130045670A1 (en) * | 2011-08-18 | 2013-02-21 | Seongseok Han | Air conditioner for vehicle |
JP2015189341A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車両用空調装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7010793B2 (ja) | 2022-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5556619B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
US6170274B1 (en) | Vehicle air-conditioning system with automatic louver oscillation control | |
JP5594281B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP5706923B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
EP2088014A2 (en) | Air-conditioner for vehicle | |
JP2009292293A (ja) | 車両用空調装置 | |
US20170129312A1 (en) | Air blowing device | |
JP2009202687A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2008080889A (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JP5131141B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2008149998A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP4355584B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JP2009090873A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2002046455A (ja) | 車両用空調装置 | |
WO2018016196A1 (ja) | 車両用空調装置 | |
WO2014103610A1 (ja) | 車両用空気調和システム | |
WO2019097914A1 (ja) | 空調システム | |
JP2003154836A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP7010793B2 (ja) | 車両用空調装置及びそれを用いた空調制御方法 | |
JP2019209869A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2008087576A (ja) | 車両用空調装置 | |
WO2016194674A1 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2004330961A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP6565739B2 (ja) | 車両用空気吹き出し装置 | |
JP2005343390A (ja) | 風量独立制御エアコンユニットの制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7010793 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |