JP2020040448A - 車両用ホイール - Google Patents
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Abstract
Description
したがって、ホイール回転時に生じる遠心力に抗してリムに対する副気室部材の保持力に、より優れたホイールが望まれている。
以下では、まず車両用ホイールの全体構成について説明した後に、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ホイール1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用ホイール1は、例えばアルミニウム合金、マグネシウム合金などの金属製のリム11に、例えばポリプロピレン、ポリアミドなどの合成樹脂製の副気室部材10(ヘルムホルツレゾネータ)が取り付けられて構成されている。ちなみに、本実施形態でのリム11は、鋳造品を想定し、副気室部材10は、ブロー成形品を想定しているが、リム11及び副気室部材10は、これらの製法で得られたものに限定されるものではない。
図1中、符号12は、リム11を図示しないハブに連結するためのディスクである。
ちなみに、ホイール幅方向Yの一側に形成される第1の縦壁15aは、ウェル部11cの外周面11dからリムフランジ側への立ち上り部に形成されたものを想定している。また、第2の縦壁15bは、外周面11dのホイール幅方向Yの中程でホイール周方向Xに延びる周壁19にて構成されるものを想定している。
次に、副気室部材10について説明する。
図2は、副気室部材10の全体斜視図である。図3は、図1のIII−III断面図である。
図2に示すように、副気室部材10は、一方向に長い部材であって、本体部13と、板ばね部26と、管体18と、を備えている。このような副気室部材10は、本体部13の中央でホイール幅方向Yに延びる仕切り壁16を境に、ホイール周方向Xに対称形状となるように構成されている。ちなみに、この仕切り壁16は、副気室部材10の上下面部(後記する上板25a及び底板25b)のそれぞれが溝状に窪むことで形成されている。
本体部13は、内側が中空になっている。この中空部(図示省略)は、後記の副気室SC(図3参照)を形成している。この中空部は、前記の仕切り壁16によってホイール周方向Xに二分されている。
具体的には、本体部13は、ウェル部11cの外周面11dに沿って配置される底板25bと、外周面11d上で底板25bと対向するように配置される上板25aと、底板25bのホイール幅方向Yの両端から立ち上がり、上板25aに接合される一対の側板25cと、を有している。
つまり、底板25bは、ホイール幅方向Yに略平坦になるように形成され、ホイール周方向X(図1参照)に外周面11dと略同じ曲率で湾曲するように形成されている。
このような上板25aは、ホイール幅方向Yにわたってウェル部11cの外周面11d側に凸となるように円弧状に湾曲している。ちなみに、本実施形態での上板25aは、ホイール幅方向Yにわたって所定の曲率で湾曲している。このような上板25aは、一定の曲率で湾曲するものに限定されない。つまり、上板25aは、ウェル部11cの外周面11d側に凸となるように湾曲していればよく、複数の曲率を有して湾曲するものも含まれる。また、本発明での上板25aは、なだらかなカーブを描いて湾曲するものが望ましいが、一部に又は複数箇所に屈曲部を有して巨視的に湾曲するものを排除するものではない。
ちなみに、本実施形態での側板25cは、縦壁15a,15bと所定の間隔をあけて対向するように配置されている。
そして、側板25cは、前記のように上板25aと接合される。
このような上板25aと底板25bと側板25cとは、本体部13の内側に副気室SCを囲繞形成している。
なお、上側結合部33aは、上板25aが底板25b側に向かって部分的に窪むように形成されたものである。また、下側結合部33bは、底板25bが上板25a側に向かって部分的に窪むように形成されたものである。
具体的には、板ばね部26は、上板25aと側板25cとの接合部Jからホイール幅方向Yの外側に延出している。そして、板ばね部26は、上板25aの仮想延長線上に位置するように上板25aと一体になって、ウェル部11cの外周面11d側に凸となる湾曲部14を形成している。このような板ばね部26は、側板25cの延在方向と交差する方向に延びることとなる。
また、本実施形態での板ばね部26は、本体部13と一体成形されたものを想定しており、前記の合成樹脂からなることでばね弾性を有している。
図1に示すように、管体18は、本体部13におけるホイール幅方向Yの一側(車両用ホイール1の内側)に偏位した位置で、本体部13からホイール周方向Xに突出するように形成されている。
このような連通孔18aは、本体部13の内側に形成される副気室SC(図3参照)と、ウェル部11c(図3参照)上でタイヤ(図示省略)との間に形成されるタイヤ空気室9(図3参照)と、を連通させている。
底板25b(図3参照)側から副気室部材10をウェル部11cの外周面11d(図3参照)に近付けると、板ばね部26(図3参照)の両先端E,E(図3参照)のそれぞれは、迫出し突起17,17(図3参照)のそれぞれに上方(ホイール径方向Zの外側)から当接する。
次いで、先端Eが迫出し突起17を乗り越えると、撓んだ板ばね部26が復元することで、先端Eのそれぞれは、縦壁15a,15b(図3参照)と迫出し突起17とがなすそれぞれの角部に収まる。
これにより板ばね部26の両先端E,Eがウェル部11cに拘束されることで、副気室部材10のウェル部11cに対する取付が完了する。
本実施形態での副気室部材10は、図3に示すように、一体となった本体部13の上板25aと板ばね部26とが、ウェル部11cの外周面11d側に凸となるように湾曲部14を形成している。そして、板ばね部26のホイール幅方向Yの両先端E,Eは、ウェル部11cの縦壁15a,15bに係止されている。
これにより車両用ホイール1は、上板25aとの間に副気室SCの容積を大きく確保することができる。したがって、車両用ホイール1は、消音性能をより向上させることができる。
前記実施形態では、副気室部材10の底板25bがウェル部11cの外周面11dに沿うように形成されるものについて説明したが、外周面11d側に凸となるように湾曲する底板25bとすることもできる。
このような車両用ホイール1によれば、副気室部材10の底板25bの両端部と上板25aの両端部とを接続することで、側板25cを省略することができる。
9 タイヤ空気室
10 副気室部材
11 リム
11c ウェル部
11d 外周面
13 本体部
14 湾曲部
15a 第1の縦壁
15b 第2の縦壁
16 仕切り壁
17 突起
18 管体
18a 連通孔
19 周壁
25a 上板
25b 底板
25c 側板
26 板ばね部
33 ブリッジ
33a 上側結合部
33b 下側結合部
90 略
E 板ばね部の先端
F 遠心力
J 接合部
SC 副気室
X ホイール周方向
Y ホイール幅方向
Z ホイール径方向
Claims (2)
- ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、
前記副気室部材は、
ウェル部の外周面上に配置される底板と、前記底板のホイール径方向外側に配置されて、前記底板との間に副気室を設ける上板とを有する本体部と、
前記本体部からホイール幅方向に延出する板ばね部と、
を備え、
前記板ばね部と前記上板とは、一体になってホイール幅方向にわたってウェル部の外周面側に凸となるように湾曲部を形成し、
前記板ばね部は、前記本体部からホイール幅方向に延びた両先端がウェル部に係止されていることを特徴とする車両用ホイール。 - 請求項1に記載の車両用ホイールにおいて、
前記底板は、ホイール幅方向にわたってウェル部の外周面に沿うように配置されるとともに、
前記本体部は、前記底板のホイール幅方向両端からホイール径方向外側に向けてそれぞれ立ち上がり、前記上板におけるホイール幅方向両端のそれぞれに接続される一対の側板をさらに備えることを特徴とする車両用ホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018167558A JP2020040448A (ja) | 2018-09-07 | 2018-09-07 | 車両用ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018167558A JP2020040448A (ja) | 2018-09-07 | 2018-09-07 | 車両用ホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020040448A true JP2020040448A (ja) | 2020-03-19 |
Family
ID=69797307
Family Applications (1)
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JP2018167558A Pending JP2020040448A (ja) | 2018-09-07 | 2018-09-07 | 車両用ホイール |
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JP2008279873A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Honda Motor Co Ltd | 車両用ホイール |
JP2014196011A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ホイール |
JP2015171876A (ja) * | 2014-03-12 | 2015-10-01 | 日本プラスト株式会社 | レゾネータ |
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2018
- 2018-09-07 JP JP2018167558A patent/JP2020040448A/ja active Pending
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