JP2020040366A - 可撓性フセン収納具及びフセンディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】撓み変形を可能とし、撓みを利用してフセン積層体の補充が容易なフセン収納具を提供する。【解決手段】可撓性基板2と、この可撓性基板2の表面に取り付けられ、可撓性基板2の表面との間にフセン収納用のポケットを形成する一対のポケット本体10とを具備する。前記一対のポケット本体10は、周縁部Rの一辺が開口部Aを形成する自由縁部r2であるとともに、残りの周縁部分が前記可撓性基板2の表面に連結された固定縁部r1である有頂の筐体として構成されており、これらポケット本体10は、それぞれのポケット本体10の開口部Aが、開口部A同士の間に撓み代Mをおいて、相互に対峙するように配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、可撓性フセン収納具及びフセンディスペンサーに関する。
ここでフセンとは、片面に粘着部を有するシートであり、主にシート積層体の形で前記収納具に収納されるものを指す。
前述のシートの収納具として、
前後両側にカートリッジ挿入口を有するとともに、上板の左右方向に当該上板を前後方向に横断するシート取出し口を開口したマガジン筐体と、
このマガジン筐体内に挿入され、かつ左右一対の半身がヒンジを介して一体的に連結されたカートリッジと
からなるポップアップ(pop-up)式のテープディスペンサーが知られている(特許文献1)。
カートリッジの各半身は、前後に長い長方形の底板の両短辺から一対の垂直板を起立するとともに、これら垂直板の上端の間に水平な長方形のカバー板を架設してなり、両底板の隣接する長辺同士がヒンジ線を介して一体に連続されている。
このようにすることで、前記カートリッジは、それら両底板が水平な第1の状態と両底板が逆V字形である第2の状態との間で変形することが可能に形成している。
また前記カバー板の隣接する長辺同士の間には、第1の状態で閉じるとともに第2の状態で開くシート供給口が形成されている。
このカートリッジの右半身の右端側又は左半身の左端側には、前記前後一対の垂直板の間にテープ積層体収納用の開口部が形成されている。
ここで“ポップアップ”とは、シート積層体を構成する帯状のシートの長手方向の端部裏面に形成する粘着部を、一枚目のシートでは長手方向一端側、二枚目のシートでは長手方向他端側というように交互に配置しておき、ディスペンサーのシート取り出し口から突出した一枚目のシートの先端部(粘着部が形成されていない方の端部をいう)を摘まんでシート全体を引き抜くと、当該シートにより二枚目のシートの先端部がシート取り出し口から引き出され、この先端部がシート取り出し口に残されるものをいう。
米国特許第4562938号 特開2013−132799
特許文献1の収納具にシート積層体を収納するときには、カートリッジの左右何れかの半身の開口部からカートリッジ内へシート積層体を収納し、さらにシート積層体を収納したカートリッジをマガジン筐体に挿入しなければならず、面倒である。シートを使い切った後に補充するときには、マガジン筐体からカートリッジを取り出すという作業が加わり、余計に手間がかかる。
また、特許文献1の収納具は、マガジン筐体とカートリッジとからなり、構造が複雑で製造コストがかかる。
より簡単な構造のフセン収納具として、水平な下板の外周部と、中央部に上方への膨出部を有する上板の外周部とを、前記膨出部内へフセン積層体を挿入した状態で、相互に接着するとともに、前記膨出部の頂部にフセン供給口を開口したものが知られている(特許文献2)。
前記膨出部と向かい合う下板部分の一部にはフセン充填口が開口されている。
この構成によれば、利用者は、フセンを使い切ったときに、
(イ)収納具の下にフセン積層体を位置させて、フセン積層体の一枚目のフセンを、フセン充填口及びフセン供給口を挿通させ、上方へ引き出す、
(ロ)一枚目のフセンがフセン充填口及びフセン供給口を挿通した状態を保ったまま、フセン積層体の長手方向の一半部を、前記フセン充填口から膨出部内へ挿入する、
(ハ)前記フセン積層体をS字状に弯曲させることで、フセン積層体の長手方向をフセン挿入口内へ押し込み、フセン積層体の全体を前記膨出部内へ収納させる、
という3つの工程によりフセン積層体を補充することができる(同文献の図7参照)。
しかしながら、需要者は、常に、より利便性が高い製品を求めており、フセンを補充する作業を効率化する工夫が要請される。
本発明の第1の目的は、使い勝手がよいフセン収納具及びフセンディスペンサーを提供することである。
本発明の第2の目的は、撓み変形を可能とし、撓みを利用してフセン積層体の補充が容易なフセン収納具及びフセンディスペンサーを提供することである。
本発明の第3の目的は、フセンを取り出すことが容易なフセン収納具及びフセンディスペンサーを提供することである。
第1の手段は、可撓性基板2と、
この可撓性基板2の表面に取り付けられ、可撓性基板2の表面との間にフセン収納用のポケットPを形成する一対のポケット本体10と
を具備し、
前記一対のポケット本体10は、周縁部Rの一辺が開口部Aを形成する自由縁部r2であるとともに、残りの周縁部分が前記可撓性基板2の表面に連結された固定縁部r1である有頂の筐体として構成されており、
これらポケット本体10は、それぞれのポケット本体10の開口部Aが、開口部A同士の間に撓み代Mをおいて、相互に対峙するように配置されている。
本手段では、図1に示すように、可撓性基板2の表面に取り付けられた一対のポケット本体10は、周縁部Rの一辺が開口部Aを形成する自由縁部r2であり、残りの周縁部分が前記可撓性基板2の表面への固定縁部r1である有頂の筐体として構成している。これらポケット本体10は、それぞれのポケット本体10の開口部Aが、図2に示す如く、開口部A同士の間に撓み代Mをおいて、相互に対峙するように配置されている。従って、図3に示すように、前記可撓性基板2を撓み変形させることにより、フセン積層体30を容易に装着することができる。
「可撓性基板」は、図1に示す単一の板材で形成してもよいが、図7に示すように、前記ポケット本体10を表側に取り付けた基層L1と、その基層L1の裏側に形成された接着層L2と、接着層L2を覆う剥離シートL3とで形成してもよい。これにより、剥離シートL3を剥がして可撓性基板2の基層L1を目的面(例えば本の表面や机の机面など)に粘着させることができ、使い勝手が良い。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記可撓性基板2は、第1方向Xに延びる一対の長辺4と第1方向と交差する第2方向Yに延びる一対の短辺6を有しており、
この可撓性基板2を、第1方向Xの中間に位置しかつ第2方向Yに延びる帯状の中間板部2aと、この中間板部2aの両側に存する一対の側板部2bとで形成して、これら各側板部2bの表面にそれぞれポケット本体10を取り付けており、
これらポケット本体10の固定縁部r1をコ字状に形成して、前記中間板部2a側を除く前記側板部2bの周辺部分に連結させており、
前記中間板部2aが撓み変形することにより、可撓性基板2を少なくとも略U字形に変形させることが可能に形成した。
本手段では、図1に示す如く、可撓性基板2を、第1方向Xの中間に位置しかつ第2方向Yに延びる帯状の中間板部2aと、この中間板部2aの両側に存する一対の側板部2bとで形成して、これら各側板部2bの表面にそれぞれポケット本体10を取り付けている。そして図3に示すように、前記中間板部2aが撓み変形することにより、可撓性基板2を少なくとも略U字形に変形させることが可能に形成したから、側板部2bの変形余地が少なく、従って側板部2bの変形により、側板部2bとポケット本体10との連結箇所が切れてしまうおそれが少ない。
「少なくとも略U字形に変形することができる」とは、図3に示すように、逆V字形状に変形させることができる構成を含む。略U字形に変形する過程の途中で逆V字形状が表れるからである。さらにU字形を通り越して可撓性基板の両端が接するまで撓み変形可能に形成してもよい(図9参照)。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
前記開口部Aを形成する自由縁部r2の両端側に第1方向X外側へ切り込んだ一対の切込み部18を形成した。
本手段では、図1に示す如く、前記開口部Aを形成する自由縁部r2の両端側に第1方向X外側へ切り込んだ一対の切込み部18を形成している。この構成によれば、ポケット本体10へフセン積層体30を差し込む際に開口部Aの変形余地が大きくなり、従ってフセン積層体30の差込みが容易となる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段の何れかを有し、かつ
前記可撓性基板2の第1方向Xの一半部の裏面側に他半部へ着脱可能に接着することが可能な仮留め部20を設けた。
本手段では、図8に示す如く、前記可撓性基板2の第1方向Xの一半部の裏面側に他半部へ着脱可能に接着することが可能な仮留め部20を設けている。従って、図9(A)に示す如く、可撓性基板2を屈曲して一方の端部の仮留め部20を他方の端部に接着させ、この状態で、前記一方のポケット本体10Aの開口部Aにフセン積層体30の一半部を挿入し、次に図9(B)のようにフセン積層体の他半部を他方のポケット本体10Bの開口部Aに差し込むことができ、使い勝手が良い。
第5の手段は、第1の手段から第4の手段の何れかを有し、かつ
前記ポケット本体10は、前記可撓性基板2よりも柔軟な素材で形成した。
本手段では、前記ポケット本体10は、前記可撓性基板2よりも柔軟な素材で形成した。この構成によれば、ポケット本体10の変形余地が大きくなるから、ポケット本体10にフセン積層体30を挿入することが容易である。
第6の手段は、第1の手段から第5の手段のいずれかに記載の可撓性フセン収納具1と、
前記可撓性基板2と一対のポケット本体10との間に保持されたフセン積層体30と、
を具備するフセンディスペンサーであって、
このフセン積層体30は、帯状の複数のフセン32の長手方向の一方の側部である基部32aの裏面に粘着部34を設け、当該基部32aの粘着部34が別のフセン32の長手方向の他方の側部である先部32bの上に重なるように、前記粘着部34の形成位置を一枚のフセンごとに互い違いに配置させて、これらフセン32を縦方向に積層させてなり、
フセン積層体30の最上位のフセン32の先部32bが一対のポケット本体10の頂板12同士の隙間22を経由して上方へ突出された状態で、当該フセン積層体30の長手方向の両半部30a、30bを前記一対のポケットP内に挿入させた。
本手段では、前述の可撓性基板2と一対のポケット本体10との間に保持させたフセン積層体30を具備するフセンディスペンサーを提案している。フセン積層体30の長手方向の両半部30a、30bは、可撓性基板2と各ポケット本体10とで形成する一対のポケットP内に収納させている。この構成によれば、可撓性基板2の撓み変形を利用して、一対のポケット本体10の開口部Aを同じ方向に向けることができるから、フセン積層体30を容易に充填することができる。
本手段の構成中、フセンの粘着部の形成位置を互い違いにしたフセン積層体30の構造は、1枚目のシートの引き抜きにより2枚目のシートが供給口から引き出されるように構成した、従来のpop-up式シートディスペンサーのそれと同じであり、公知である。
好適な実施態様として、一対のポケット本体10の間の可撓性基板部分の幅である撓み代Mを、未使用状態でのフセン積層体30の厚みの2倍以下とすることが好適である。撓み代が大きすぎると、最上位のフセンの先部32bを外方へ引いたときに、フセン積層体全体が外へ引き出されてしまうおそれがあるからである。
さらに、フセン積層体30入りの可撓性収納具の寸法、特に、一対のポケット本体10の開口部A同士の隙間22の幅(ギャップ代G)は、フセン積層体30の1枚目のフセン32を引き抜く操作により2枚目以降のフセン32が連続して引き抜かれることがないように設計するとよい。
第1の手段に係る発明によれば、可撓性基板2の表面に取り付けられた一対のポケット本体10は、周縁部Rの一辺が開口部Aを形成する自由縁部r2であるとともに、残りの周縁部分が前記可撓性基板2の表面に連結された固定縁部r1である有頂の筐体として構成されており、それぞれのポケット本体10の開口部Aが、開口部A同士の間に撓み代Mをおいて、相互に対峙するように配置されているから、可撓性基板2を撓み変形させることにより、フセン積層体を容易に装着することができる。
第2の手段に係る発明によれば、可撓性基板2を、第1方向Xの中間に位置しかつ第2方向Yに延びる帯状の中間板部2aと、この中間板部2aの両側に存する一対の側板部2bとで形成して、これら各側板部2bの表面にそれぞれポケット本体10を取り付けており、前記中間板部2aが撓み変形することにより、可撓性基板2を少なくとも略U字形に変形させることが可能に形成したから、側板部2bの変形により、側板部2bとポケット本体10との連結箇所が切れてしまうおそれが少ない。
第3の手段に係る発明によれば、前記開口部Aを形成する自由縁部r2の両端側に第1方向X外側へ切り込んだ一対の切込み部18を形成したから、フセン積層体30の差込みが容易となる。
第4の手段に係る発明によれば、前記可撓性基板2の第1方向Xの一半部の裏面側に他半部へ着脱可能に接着することが可能な仮留め部20を設けたから、可撓性基板2を撓ませて、その一半部の仮留め部20を他半部へ接着させることにより、前記撓み状態を保持することができ、この状態で開口部A内へフセンを挿入することができるので、使い勝手が良い。
第5の手段に係る発明によれば、前記ポケット本体10は、前記可撓性基板2よりも柔軟な素材で形成したから、ポケット本体10にフセン積層体30を挿入することが容易である。
第6の手段に係る発明によれば、前記可撓性基板2と一対のポケット本体10との間にフセン積層体30を保持させたから、フセン積層体30を充填することが容易である。
本発明の第1実施形態に係る可撓性フセン収納具を含むフセンディスペンサーの平面図である。 図1のフセンディスペンサーの側方から見た縦断面図である。 図1の可撓性フセン収納具にフセン積層体を充填する操作の前半を解説する説明図であり、 同図(A)は、可撓性フセン収納具を逆V字形に撓ませる段階を、 同図(B)は、可撓性フセン収納具を撓ませた状態で、フセン積層体の一半部を、一方のポケット本体に挿入した段階を、 それぞれ示している。 図1の可撓性フセン収納具にフセン積層体を充填する操作の後半を解説する説明図であり、 同図(A)は、フセン積層体の最も上側のフセンを残して、フセン積層体の他半部を、他方のポケット本体に挿入する途中の段階を、 同図(B)は、前記フセン積層体の他半部を、他方のポケット本体に挿入し終えた段階を、 それぞれ示している。 図1の可撓性フセン収納具からフセンを取り出す操作を示す説明図であり、 同図(A)はフセン収納具から一枚目のフセンを引き出し始めた段階を、 同図(B)はフセン収納具から一枚目のフセンを出し切るとともに二枚目のフセンの先端部が引き出される段階を、 同図(C)は二枚目のフセンの先端部が引き出され、次の引き出し操作を待機する状態をそれぞれ示している。 第1実施形態の変形例の可撓性フセン収納具の平面図である。 本発明の第2実施形態に係るフセンディスペンサーの縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係るフセンディスペンサーの平面図である。 図8の可撓性フセン収納具にフセン積層体を充填する操作を側方から示した説明図であり、 同図(A)は、可撓性フセン収納具を折り重ねるように曲げてその両端部を仮留め部を介して連結した状態で、フセン積層体の一半部を、一方のポケット本体に挿入した段階を、 同図(B)はフセン収納具から一枚目のフセンを出し切るとともに二枚目のフセンの先端部が引き出される段階を、 同図(B)は、フセン積層体の最も表側のフセンを残して、フセン積層体の他半部を、他方のポケット本体に挿入する途中の段階を、 それぞれ示している。 本発明の可撓性フセン収納具に収納されるフセン積層体の構成及び作用を示す図であり、 同図(A)は、フセン積層体の平面図を、 同図(B)は、フセン積層体の平面図を、 同図(C)は、フセン積層体からフセンを引き出す際の作用の説明図を、 それぞれ示している。
図1から図6は、本発明の第1実施形態に係るフセンディスペンサーを示している。
このフセンディスペンサーは、可撓性フセン収納具1と、従来公知のフセン積層体30とで構成されている。なお、図1及び図2において、可撓性フセン収納具の構造をより明確に示すため、作図の便宜上、フセン積層体30を想像線で描いている。
前記可撓性フセン収納具1は、一枚の可撓性基板2と、一対のポケット本体10とを具備している。これら各部材は、例えば合成樹脂、好ましくは塩化ビニール樹脂で形成することができる。
可撓性基板2は、少なくとも可撓性を有する水平な板材であり、好ましくは、平板形状から側方から見てU字形又はV字形に撓み変形させた後に原形に弾性的に復元することが望ましい。
図示の可撓性基板2は、図1に示す如く、X方向に延びる一対の長辺4と、Y方向に延びる一対の短辺6とを有する長方形に形成されている。
可撓性基板2は、フセン積層体30を支持する面が水平を保持できるように或る程度の保形性を有する材料(例えば硬質塩化ビニール)で形成することが好ましい。
ポケット本体10は、有頂の筐体であり、可撓性基板2との間にポケットPを形成するように可撓性基板2の表面に取り付けられている(図2参照)。
具体的には、平面形状で見て、周縁部Rの一辺が開口部Aを形成する自由縁部r2であり、かつ残りの周縁部分を可撓性基板2の表面に連結された固定縁部r1としている。
前記自由縁部r2は、Y方向にほぼ直線状に延びているが、その両端側には、第1方向X外側へ切り込む一対の切込み部18が形成されている。
これら切込み部18を設けることにより、各ポケット本体10の開口部Aの変形余地が大きくなり、可撓性基板2を撓ませた状態で各ポケット本体10の開口部Aより後述のフセン積層体30の両半部30a、30bを挿入する操作が容易となる(図3(B)及び図4(B)参照)。この作用に関しては後述する。
他方、切込み部18の切込み幅Cを大きくすると、過剰に大きくすると、フセンを取り出す作業の際に、ポケット本体の開口部Aが過剰に開いて、フセン積層体30全体が外側に引き出されてしまう。切込み幅Cがどの程度大きいとフセン積層体全体が外側へ引き出される不都合が生ずるのかについては、フセン積層体と可撓性フセン収納具との間の摩擦抵抗やポケット本体10の材質などさまざまな要素が関係するため、一概には言えない。しかしながら、各ポケット本体内へのフセン積層体30の挿入を容易にするという目的からは、フセン積層体30の厚みtが1mm以下である場合、前記切込み部18の切込み幅Cは、0.5〜1mm程度あれば十分である。
前記切込み部の構成は適宜変更することができ、図6に示すように、切込み部を省略しても構わない。
なお、本明細書において、「自由縁部」とは、固定縁部のように固定されていない縁部という程度の意味である。
前記ポケット本体10は、ポケットPへフセン積層体30を差し込む際及びポケットPからフセン32を引き出す際に、開口部Aが或る程度変形することが望ましい。そうすることにより、それら差し込み及び引き出し作業が円滑に行われるからである。そのためには、ポケット本体10を、少なくとも可撓性基板2よりも柔軟な素材(例えば軟質塩化ビニール)で形成することが望ましい。
一対のポケット本体10は、開口部A同士を、一定の隙間22を存して、対峙させるように可撓性基板2上に配置されている。
本明細書では、開口部A同士の間の基板部分のX方向の幅を撓み代Mという。この撓み代Mは、開口部同士の間の基板部分が撓むことにより、フセン収納具が全体として図3に示す逆V字形又は逆U字形に変形することが可能に設計するとよい。
本実施形態では、長方形の可撓性基板2のX方向の中間位置に、前述の撓み代Mとして帯状の中間板部2aをとり、この中間板部の両側の側板部2bを覆うようにポケット本体10をそれぞれ取り付けている。具体的には、ポケット本体10の固定縁部r1をコ字形に形成して、この固定縁部を、これと対応する側板部2bの周辺部分に連結させている。
撓み代Mは、図10(B)に示す未使用状態でのフセン積層体の厚みtの2倍以下とするとよい。
図示例のポケット本体10は、図2に示す如く、側板部2bと相似する水平な頂板12の周辺部から、開口部A側を除いて、短い垂下壁部14を下方へ突出するとともに、この垂下壁部14の下端から外方へフランジ部16を外方突出してなる。前記頂板12の下面と可撓性基板2の上面との間隔は、フセン積層体10の厚みtと同程度かそれよりやや大きい値とするとよい。そして前記フランジ部16の下面を、前記側板部2bの周辺部分に連結すればよい。
連結方法としては、従来既知の方法(例えば高周波ウェルダー加工)を用いるとよい。
可撓性基板2とポケット本体10とは、同質の材料(例えば前述の硬質塩化ビニール及び軟質塩化ビニール)で形成するとよい。そうすることで、高周波ウェルダー加工による溶着がより容易となり、かつ溶接面を小さくすることができる。
可撓性基板2及びポケット本体10を塩化ビニールで形成する他の理由は、種類が豊富であり、色味や表面処理にバリエーションを付け易いことが挙げられる。
前記一対のポケット本体10は、図2に示すように、同一の高さを有し、第1方向Xと直交する垂直面(図示せず)に対して面対称に形成されることが望ましい。各ポケット本体10の第1方向の長さに比べて撓み代Mは短く、各ポケット本体10と可撓性基板2との間に形成される一対のポケットP内に、フセン積層体30の長手方向の一半部30a及び他半部30bを同時に保持させることができるように構成している。
各ポケットPの奥行は、これらポケット内にフセン積層体30の一半部30a及び他半部30bを挿入させた状態で、フセン積層体30が第1方向Xに多少スライドすることが可能な長さに設計するとよい。
フセン積層体30は、従来公知のものであり、図10に示す如く、多数の帯状のフセン32を積み重ね、各フセンの長手方向の端部の裏面に形成させた層状の粘着部34によって、相互に粘着させてなる。それら粘着部34は、1番目のフセン32Aでは、長手方向の一端部の裏面に、また2番目のフセン32Bでは、長手方向の他端部の裏面にという具合に互い違いに配置される。この構成により、同図(D)に示す如く、フセン積層体30の1番目のフセン32Aを引き上げたときには、2番目以降のフセン32がジグザグ状に引き上げられる。
なお、本明細書において、「粘着」とは、接着の一種であって、常温において僅かな圧を加えることで接着することができ(感圧接着)、かつ対象面に対して幾度も着脱できるものをいう。これに対して、単に「接着」というときには、水・熱・溶剤などを加えて接着するものも除外されない。
図3及び図4は、本実施形態の可撓性フセン収納具1にこのフセン積層体30を収納するときの手順を示している。
(1)まず、図3(A)に示すように、可撓性フセン収納具1を逆V字形に撓ませる。そのためには同図に想像線で表すように、可撓性フセン収納具1の両端に利用者の指を掛けて可撓性基板2を撓ませればよい。
(2)次に、図3(B)に示すように、可撓性フセン収納具1を撓ませたままの状態で、フセン積層体30の一半部30aを、一方のポケット本体10Aの開口部Aに挿入する。
この工程において、開口部Aの両側には一対の切込み部18が形成されているため、開口部Aの変形余地が大きく、フセン積層体30の一半部30aの挿入が容易である。この仕組みについては、後述する。
(3)次に、図4(A)に示すように、フセン積層体30の表側から1番目のフセン32Aを残して、フセン積層体の他半部30bを、他方のポケット本体10Bの開口部Aに差し込む。
この工程においても、開口部Aの両側に一対の切込み部18を設けているために、開口部Aの変形余地が大きく、他半部30bの差し込みが容易である。
(4)さらに、図4(B)に示す如く、フセン積層体の他半部30bを、他方のポケット本体10Bの奥まで押し込む。
図5は、可撓性フセン収納具1からフセンを取り出す操作を示している。
(1)まず、図5(A)に示すように、可撓性フセン収納具1の一方のポケット本体10Aの開口部Aより、表側から1番目のフセン32Aの先端部を、外側に、より詳しくはX方向やや上向きに引っ張る。
すると、図5(A)に矢示するごとく、1番目のフセン32Aの粘着部34と2番目のフセン32Bとの接触面に作用する面内方向への粘着力(面内方向粘着力N1という)が、2番目のフセン32Bの引っ張り力として作用する。面内方向粘着力N1は、前記接触面全体に働くために強く作用し、2番目のフセン32Bの先端部は強制的に開口部A側へ引き出される。
(2)そして、図5(B)に示すように、1番目のフセン32A全体が2番目のフセン32Bの一半部とともに、一方のポケット本体10Aの外へ引き出される。
この状態において、2番目のフセン32Bの他半部は、他方のポケット本体10B内に残ったままである。
図5(B)の状態から、1番目のフセン32Aを同じ方向へ引っ張ると、同図に矢示する如く、1番目のフセン32Aの粘着部34と2番目のフセン32Bとの接触面の間に面外方向粘着力N2が作用する。ここで面外方向粘着力とは、前記接触面と交差する方向に作用する力である。
この面外方向粘着力N2により、2番目のフセン32Bの一半部30aが他方のポケット本体10Bの開口部Aの上方へ引っ張られるので、2番目のフセン32Bの他半部を他方のポケット本体10Bの内部から引き出そうとする。
この際に、他方のポケット本体10Bの上板12と2番目のフセン32Bの他半部との間に、摩擦力Fが作用する。
前記面外方向粘着力N2は、前記接触面の境界線上に作用する力であるため、前記面内方向粘着力N1より弱い力である。このため、前記摩擦力Fが前記引き出しに対する抵抗として働くために、1番目のフセン32Aの粘着部34が2番目のフセン32から剥離していき、遂には2番目のフセン32から離れる。
以上のことから、2番目のフセン32Bの他半部30bが他方のポケット本体10Bに挿入されたままで1番目のフセン32Aの粘着部34から2番目のフセン32Bが分離する。
(3)1番目のフセン32Aの粘着部34から2番目のフセン32Bが分離した後に、図5(C)に示す如く、2番目のフセン32は、新たな1番目のフセンとして一方のポケット本体10Aの上に載る。
[実施例]
前記ポケット本体10の自由縁部r2の両端側では、一対の切込み部18が形成されている。
各切込み部18は、各ポケット本体10の自由縁部r2から、各ポケット本体の第1方向X外側の端部へ向かって切り込ませるように形成されている。
こうした構成とすることにより、切込み部18内へフセン積層体30を挿入させることが容易となる。何故なら、ポケット本体10の自由縁部r2の両端側に一対の切込み部18を設けることにより、これら切込み部18の間の頂板部分は、フセン積層体30を開口部Aへ差し込む際に、上側へ捲り上がり易くなる。換言すれば、開口部Aの変形余地が大きくなり、比較的厚いフセン積層体30でも切込み部18内へスムーズに挿入することができる。
好適な図示例では、前記切込み部18は、直線的な自由縁部r2からX方向外側へ円弧状に切り込ませたR部に形成されている。もっともこの構造は適宜変更することができる。
一対の切込み部18を設けたことにより、一対のポケット本体10は、側方(Y方向)から見て、開口部Aの下端側に比べて上端側が庇のように突設するように構成されている。
従って、上端側での一対の開口部A同士の距離であるギャップ代Gは、下端側での一対の開口部A同士の間の距離である撓み代Mよりも小さい。
特許出願人は、この構成の可撓性フセン収納具の試作を行い、次の知見を得た。
(a)撓み代Mが小さいときには、フセン積層体30の充填が困難となる傾向がある。
(b)ギャップ代Gが大きいときには、フセンを引き出すときに、2枚以上のフセンを引き出してしまう可能性が増加する傾向がある。
撓み代Mが小さいときにフセン積層体30の充填が困難である理由は次の通りであると考えられる。
撓み代Mが小さいと、可撓性フセン収納具を逆V字形に屈曲させたときの開口部A同士の距離mも小さくなる(図3(A)参照)。そして、このmが小さいと、フセン積層体30の一半部30aを一方の切込み部18に挿入させた後に他半部30bを他方の切込み部18に挿入させる工程において、フセン積層体30の曲がり具合が大となり、曲げ変形に対する抵抗や切込み部18の内面との摩擦抵抗が増大する。
逆に、撓み代Mが大きいと、フセン積層体30を差し込むときの抵抗が減少し、挿入がスムーズとなる。
またギャップ代Gが大きいときに一度の操作で複数のフセンが引き出される可能性が増す理由は次の通りと推察される。
すなわち、ギャップ代Gが大きいと、1番目のフセン32Aの全体と2番目のフセン32Bの一半部とが一方のポケット本体10Aの外側へ引き出され(図5(B)参照)、さらに2番目のフセン32Bの他半部が他方のポケット本体10Bから引き出される工程の途中において、2番目のフセン32Bの撓みの度合いが小さくなる。
そうなると、2番目のフセン32Bと他方のポケット本体10Bの頂板12との摩擦力Fが小となる。
この摩擦力Fが小さいと、2番目のフセン32Bからの1番目のフセン32Aの粘着部34の剥離の進行が遅くなる。
そして摩擦力Fの大きさが所要限度未満である場合には、2番目のフセン32Bと1番目のフセン32Aの粘着部34との剥離が完了する前に2番目のフセン32Bが3番目のフセンの一半部とともに他方のポケット本体10Bから引き出されてしまう可能性がある。
すなわち、一度のフセン引出し操作により複数のフセンが引き出されてしまうおそれがある。
本実施形態の構成では、撓み代Mに比べてギャップ代Gを小さくしているため、言い換えると、各ポケット本体10の開口部Aの上側が庇のように内方へ突き出した構成としているため、一度の操作で複数のフセンが引き出される不都合が生じにくい。
それと同時に撓み代Mを大きく取ることができるため、フセン積層体の充填作業が容易である。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。これらの説明において、第1実施形態と同じ構成については解説を省略する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るフセンディスペンサーを示している。本実施形態では、可撓性基板2を、可撓性を有する基層L1と、この基層の裏面の全部又は一部に形成した粘着層L2と、少なくとも粘着層の裏面を覆う剥離シートL3との3層で形成したものである。
図3に示す手順でフセン積層体30を可撓性フセン収納具1に収納した後に、剥離シートL3を剥がして、机の上の机面などの目的面Tに可撓性フセン収納具1を貼り付け、使用すれば良い。なお、図7では、可撓性フセン収納具1の構造をよりよく示すため、フセン積層体を省略して描いている。
図8から図9は、本発明の第3実施形態に係るフセンディスペンサーを示している。
本実施形態では、可撓性基板2の一方の側板部2bの裏面に仮留め部20を形成している。
この仮留め部20は、図9に示す如く、側方から見て、可撓性基板2を水滴状に撓ませた状態で可撓性基板2の他方の側板部2bの裏面に対して着脱可能に接着させるものである。接着の手段として、例えば通常の粘着剤を用いることができる。また仮留め部20に、接着面を保護するための剥離シートを貼付することができる。
仮留め部20は、前記可撓性基板の一半部の端部寄りに位置させると、他半部に接着するために撓み変形をさせたときの抵抗力を小さくすることができ、好適である。
第1実施態様の場合には図1〜5の実施形態の場合には、図3(A)に示すように、可撓性基板2の両端に指を掛けて撓み変形させ、この状態で図3(B)に示すように、フセン積層体30の一半部30aを、一方のポケット本体10Aの開口部Aに挿入させるが、例えば手先が器用でない利用者の場合には、その挿入作業に手間取り、作業の途中で、指が可撓性基板2の端から滑って、可撓性フセン収納具を落としてしまう可能性がある。
本実施形態の場合には、前記仮留め部20から剥離シートを剥がした後に、可撓性基板2の両端に指を掛け、水滴状になるまで撓ませて、可撓性基板2の一方の側板部2bの仮留め部20を他方の側板部2bに接着させればよい。こうすることで前記撓み状態が保持されるので、可撓性基板2の端から指を離してフセン積層体30の充填作業を行うことができる。
すなわち、図9(A)のように一方のポケット本体10Aにフセン積層体30の一半部30aを挿入し、次に図9(B)のように他半部30bを他方のポケット本体10B内へ差し込めばよい。これら工程において、撓み変形した可撓性基板2が原形状に戻ろうとすることにより、可撓性基板2から指を滑らすおそれがないから、落ち着いてフセン積層体30の充填作業を行うことができ、使い勝手がよい。
またフセン積層体30の充填作業が完了した後には、前記仮留め部20と可撓性基板2の他方の側板部2bとを分離させればよい。仮留め部20から剥がした剥離シートを再度仮留め部20に貼り付けると、仮留め部20が徒に周囲に付着することを回避できる。
また、図示はしないが、好適な一実施例として第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせることができる。すなわち、第2実施形態で述べた如く、可撓性基板2を、可撓性基層と、可撓性基層の裏面全体に設けた粘着層と、粘着層の全体を覆う第1剥離シートとで形成するとともに、第1剥離シートの適所に仮留め部20を形成し、さらに仮留め部20を覆う第2剥離シートを設けるとよい。そうすると、仮留め部20を可撓性基板2の他方の側板部2bから分離させた後に、仮留め部とともに第1剥離シートを除去し、目的面に接着することができる。


1…可撓性フセン収納具
2…可撓性基板 2a…中間板部 2b…側板部 4…長辺 6…短辺
10…ポケット本体 12…頂板 14…垂下壁部 16…フランジ部
18…切欠き部(R部) 20…仮留め部 22…隙間
30…フセン積層体 30a…一半部 30b…他半部
32…フセン 32a…基部 32b…先部
32A…1番目のフセン 32B…2番目のフセン
34…粘着部
A…開口部 C…切込み幅 F…摩擦力
L1…基層 L2…粘着層 L3…剥離シート
M…撓み代 N1…面内方向粘着力 N2…面外方向粘着力
P…ポケット R…周縁部 r1…周縁部分(固定縁部) r2…一辺(自由縁部)
X…第1方向 Y…第2方向


Claims (6)

  1. 可撓性基板(2)と、
    この可撓性基板(2)の表面に取り付けられ、可撓性基板(2)の表面との間にフセン収納用のポケット(P)を形成する一対のポケット本体(10)と
    を具備し、
    前記一対のポケット本体(10)は、周縁部(R)の一辺が開口部(A)を形成する自由縁部(r2)であるとともに、残りの周縁部分が前記可撓性基板(2)の表面に連結された固定縁部(r1)である有頂の筐体として構成されており、
    これらポケット本体(10)は、それぞれのポケット本体(10)の開口部(A)が、開口部(A)同士の間に撓み代(M)をおいて、相互に対峙するように配置されていることを特徴とする、可撓性フセン収納具。
  2. 前記可撓性基板(2)は、第1方向(X)に延びる一対の長辺(4)と第1方向と交差する第2方向(Y)に延びる一対の短辺(6)を有しており、
    この可撓性基板(2)を、第1方向(X)の中間に位置しかつ第2方向(Y)に延びる帯状の中間板部(2a)と、この中間板部(2a)の両側に存する一対の側板部(2b)とで形成して、これら各側板部(2b)の表面にそれぞれポケット本体(10)を取り付けており、
    これらポケット本体(10)の固定縁部(r1)をコ字状に形成して、前記中間板部(2a)側を除く前記側板部(2b)の周辺部分に連結させており、
    前記中間板部(2a)が撓み変形することにより、可撓性基板(2)を少なくとも略U字形に変形させることが可能に形成したことを特徴とする、請求項1に記載の可撓性フセン収納具。
  3. 前記開口部(A)を形成する自由縁部(r2)の両端側に第1方向(X)外側へ切り込んだ一対の切込み部(18)を形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の可撓性フセン収納具。
  4. 前記可撓性基板(2)の第1方向(X)の一半部の裏面側に他半部へ着脱可能に接着することが可能な仮留め部(20)を設けたことを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載の可撓性フセン収納具。
  5. 前記ポケット本体(10)は、前記可撓性基板(2)よりも柔軟な素材で形成したことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の可撓性フセン収納具。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の可撓性フセン収納具(1)と、
    前記可撓性基板(2)と一対のポケット本体(10)との間に保持されたフセン積層体(30)と、
    を具備するフセンディスペンサーであって、
    このフセン積層体(30)は、帯状の複数のフセン(32)の長手方向の一方の側部である基部(32a)の裏面に粘着部(34)を設け、当該基部(32a)の粘着部(34)が別のフセン(32)の長手方向の他方の側部である先部(32b)の上に重なるように、前記粘着部(34)の形成位置を一枚のフセンごとに互い違いに配置させて、これらフセン(32)を縦方向に積層させてなり、
    フセン積層体(30)の最上位のフセン(32)の先部(32b)が一対のポケット本体(10)の頂板(12)同士の隙間(22)を経由して上方へ突出された状態で、当該フセン積層体(30)の長手方向の両半部(30a、30b)を前記一対のポケット(P)内に挿入させたことを特徴とする、フセンディスペンサー。
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