JP2020039739A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄運転中に誤って扉を開くことを防止すること。【解決手段】洗浄槽33を、少なくとも前方向に移動させる駆動部を有する駆動装置51と、扉体40および洗浄槽33に加えられた振動を検知する振動センサ45と、少なくとも駆動装置51および洗浄ポンプ50を制御する制御部44と、を備え、制御部44は、振動センサ45が検知した振動の大きさにより駆動部を駆動するように構成され、制御部44が駆動部を駆動するときの振動の大きさは、洗浄ポンプ50の停止時と洗浄ポンプ50の運転時とで異なる。これにより、洗浄運転中に誤って扉を開くことを防止することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、食器類を洗浄、乾燥するビルトインタイプの食器洗い機に関する。
従来、食器洗い機の扉体に振動を検知する振動センサ(加速度センサ)が搭載され、洗浄停止中には使用者が扉体を2回ノックすることで洗浄槽が引き出され、洗浄運転中には使用者が扉体を3回ノックすることで洗浄槽が引き出される点、更には、洗浄運転時に洗浄水が洗浄槽の内壁に衝突して発生する振動を検知し、その振動の大きさから、洗浄ポンプの動作状況や食器量を検知する点が開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2018/110287号
しかしながら、洗浄運転中に重量の軽い樹脂食器等が洗浄ノズルから噴射される洗浄水によってがたついて洗浄槽に衝突した際に発生する振動により、振動センサが扉体をノックする動作であると誤って検知して洗浄槽が引き出されてしまうという課題を有していた。
本発明は、洗浄運転中に洗浄槽内で発生する食器と洗浄槽との衝突による振動を、扉体を外方から使用者がノックする動作による振動と誤検知してしまうことを極力防止することを目的とする食器洗い機を提供する。
前面に前面開口部を有する筐体と、前記筐体内から出し入れ可能に設けられた洗浄槽と、前記前面開口部を覆う扉体と、前記洗浄槽内に配置され食器を収容する食器かごと、前記洗浄槽に貯められた洗浄水を吸引する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプにより圧送される洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄槽を、少なくとも前方向に移動させる駆動部を有する駆動装置と、前記扉体および前記洗浄槽に加えられた振動を検知する振動センサと、少なくとも前記駆動装置および前記洗浄ポンプを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記振動センサが検知した振動の大きさにより前記駆動部を駆動するように構成され、前記制御部が前記駆動部を駆動するときの振動の大きさは、前記洗浄ポンプの停止時と前記洗浄ポンプの運転時とで異なる構成としたものである。
洗浄運転中に洗浄槽内で発生する食器と洗浄槽との衝突による振動を、扉体を外方から使用者がノックする動作による振動と誤検知してしまうことを極力防止することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の側面縦断面を示す図 同実施の形態における食器洗い機の側面縦断面を示す図 (a)同実施の形態における食器洗い機の工程および振動の大きさを示す説明図(b)同実施の形態における食器洗い機の工程および振動の大きさを示す他の説明図
第1の発明は、前面に前面開口部を有する筐体と、前記筐体内から出し入れ可能に設けられた洗浄槽と、前記前面開口部を覆う扉体と、前記洗浄槽内に配置され食器を収容する食器かごと、前記洗浄槽に貯められた洗浄水を吸引する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプにより圧送される洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄槽を、少なくとも前方向に移動させる駆動部を有する駆動装置と、前記扉体および前記洗浄槽に加えられた振動を検知する振動センサと、少なくとも前記駆動装置および前記洗浄ポンプを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記振動センサが検知した振動の大きさにより前記駆動部を駆動するように構成され、前記制御部が前記駆動部を駆動するときの振動の大きさは、前記洗浄ポンプの停止時と前記洗浄ポンプの運転時とで異なる構成とした。
これにより、洗浄運転中に洗浄槽内で発生する食器と洗浄槽との衝突による振動を、扉体を外方から使用者がノックする動作による振動と誤検知してしまうことを極力防止することができる。すなわち、振動センサが扉体をノックする動作であると誤って検知して洗浄槽が引き出されてしまうことを極力防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御部が前記駆動部を駆動するときの振動の大きさは、前記洗浄ポンプの停止時より前記洗浄ポンプの運転時のほうが大きいことを特徴とするものである。
これにより、洗浄運転中に洗浄槽内で発生する食器と洗浄槽との衝突による振動を、扉体を外方から使用者がノックする動作による振動と誤検知してしまうことを極力防止することができる。すなわち、振動センサが扉体をノックする動作であると誤って検知して洗浄槽が引き出されてしまうことを極力防止することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記振動センサは、前記扉体と前記洗浄槽の間の位置に設けられていることを特徴とするものである。
これにより、扉体を外方から使用者がノックする動作を極力正確に検知するとともに、洗浄運転中に洗浄槽内で発生する食器と洗浄槽との衝突による振動や、洗浄槽内で発生する異常振動を検知することができるので、洗浄運転中に洗浄槽内で発生する食器と洗浄槽との衝突による振動を、扉体を外方から使用者がノックする動作による振動と誤検知してしまうことを極力防止することができる。すなわち、振動センサが扉体をノックする動作であると誤って検知して洗浄槽が引き出されてしまうことを極力防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1の食器洗い機について、図1および図2を参照しながら、説明する。図1および図2は、本発明の実施の形態1における洗浄槽が引き出し式の食器洗い機の側面縦断面を示す図である。図1は、洗浄槽を筐体内に収納した状態を示す。図2は、洗浄槽の上面開口部が筐体内から全開するまで引き出した状態を示す。なお、本実施の形態の食器洗い機は、例えばシステムキッチンKに組み込まれて使用される。
図1に示すように、本実施の形態の食器洗い機は、筐体31、洗浄槽33、扉体40、制御部44、駆動装置51などを含む。筐体31は、前面全体が開口された前面開口部32を有する。洗浄槽33は、筐体31に対して、前後方向に移動自在で、筐体31の前面開口部32から出し入れ可能に設けられる。
なお、本実施の形態において、図中に示すように、前方向は扉体40および洗浄槽33が引き出される方向、後方向は洗浄槽33が収納され扉体40が閉じられる方向として、説明する。また、食器洗い機の設置側を下方、反対側を上方とし、さらに扉体40の正面に向かって右側を右方、左側を左方として、以降では、説明する。
筐体31は、左右の両側側面の内面側に、略水平方向(水平方向を含む)に架設されるスライドレール31aを備える。洗浄槽33は、左右の両側側面の外面側に、略水平方向(水平方向を含む)に架設されるスライドレール34を備える。洗浄槽33は、スライドレール34を介して、筐体31のスライドレール31aに支持され、スライドレール31aに沿って移動する。洗浄槽33は、上面全体が開口された上面開口部35を有する。そして、被洗浄物である食器36などが、上面開口部35を介して、洗浄槽33内に配置される食器かご47に収容される。
筐体31の上部には、内蓋37と、平行リンク機構38、シール部39などが配設される。内蓋37は、洗浄槽33の上面開口部35を閉塞する。平行リンク機構38は、内蓋37を支持する。平行リンク機構38は、例えば左右一対で前後に二組で構成され、内蓋37を上下方向に駆動する。シール部39は、内蓋37の下面外周に設けられる。シール部39は、内蓋37が降下したときに、洗浄槽33の上面開口部35をシールする。また、平行リンク機構38は、洗浄槽33が筐体31から引き出される際に、内蓋37を持ち上げる。これにより、内蓋37およびシール部39は、洗浄槽33の移動に対して干渉しないように構成される。
洗浄槽33は、前部に、扉体40を備える。扉体40は、洗浄槽33の前面に設けられた操作パネル41、および操作パネル41に取り付けられる化粧板42を含む。化粧板42は、洗浄槽33が筐体31内に収納された時に、筐体31の前面開口部32全体を覆う。化粧板42は、システムキッチンKの引き出しなどの扉である化粧板と、同じ材質、同じ色および同じ意匠で構成される。さらに、化粧板42には、ハンドル43が取り付けられる。ハンドル43は、使用者が洗浄槽33を引き出すときに使用される、手掛け部を構成する。ハンドル43は、システムキッチンKと同じハンドルが取り付けられる。これにより、システムキッチンK全体が統一された意匠で、構成される。
また、システムキッチンKによっては、扉体40の前面にハンドル43を設けず、化粧板42だけで構成される意匠を備えるシステムキッチンKも存在する。この構成の場合、扉体40を含む洗浄槽33は、例えば駆動装置を介して、自動で引き出される。このとき、化粧板42の、例えば上部または側部が手掛け部となり、ハンドルとして機能する。そのため、本実施の形態の食器洗い機は、洗浄槽33の引き出し動作において、手動動作と、自動動作とを区別するものではない。
なお、本実施の形態においては、洗浄槽33およびスライドレール34が、扉体40を前後に移動可能な状態で、筐体31に支持される支持機構として、例示される。
制御部44は、操作パネル41の裏面に配設される。制御部44は、食器洗い機の全ての動作を制御しながら、洗浄運転を実行する。洗浄運転には、洗いステップ、すすぎステップ、および、乾燥ステップなどが含まれる。なお、洗いステップは、洗剤などを用いて、食器36などの汚れを除去するステップである。すすぎステップは、食器36などに付着した洗剤などを除去するステップである。乾燥ステップは、図示しない送風ファンといった乾燥装置によって洗浄された食器36などを乾燥させるステップである。
また、制御部44は、振動を検知する振動センサとして加速度センサ45などで例示されるセンサが配設される、プリント基板(図示せず)で構成される。加速度センサ45は
、食器洗い機の、X軸、Y軸、Z軸の3軸方向の実質的な加速度(振動)の大きさを検知する。なお、食器洗い機において、X軸は前後方向、Y軸は左右方向、Z軸は上下方向が相当する。加速度センサ45は、食器洗い機において発生する、いろいろな加速度の方向と大きさを検知する。具体的には、加速度センサ45は、扉体40および洗浄槽33が前後方向(X軸)に移動する動きによって生じる加速度の方向と大きさを検知する。さらに、加速度センサ45は、扉体40に加えられる振動による加速度の方向と大きさを検知する。そのため、プリント基板は、取り付けの向き、および機械的な強度に不具合が発生しないように、操作パネル41に確実に取り付けることが望ましい。これにより、プリント基板に搭載される加速度センサ45は、食器洗い機に加えられる加速度を、より確実に精度よく検知できる。
つまり、制御部44は、加速度センサ45が検知した加速度の方向と大きさに関する信号と、扉体40および洗浄槽33の状態(例えば、開閉動作など)に基づいて、食器洗い機の動作を制御する。
なお、上記実質的な加速度とは、加速度センサ45が取り付けられるプリント基板が3軸方向に合わせて所定の位置に固定された状態における、取り付け角度誤差、および設置の傾斜角度誤差、程度による変動は、許容されることを意味する。このとき、実質的な加速度には、予め所定の角度をつけて、プリント基板を固定する場合における、所定の角度だけ補正される場合も含む。ただし、垂直方向および水平方向の加速度については、重力とのずれを検知することにより補正することができる。
本実施の形態の食器洗い機は、扉体40および洗浄槽33などに加速度(振動)が加えられることにより、加速度(振動)を検知して食器洗い機の所定の動作や制御が可能に構成されている。
具体的には、加速度(振動)を加える方法として、以下のような方法がある。
例えば、使用者が、扉体40をノックするように、手でコンコンと叩く、または、扉体40を、指先でタップするように叩いて、振動を加える方法がある。また、扉体40を、使用者が手に持っているもので軽く叩いて、振動を加える方法もある。さらに、使用者の手が濡れている、または何かを持っているために手が使えない場合、扉体40を、使用者が肘または膝などで突いて、振動を加える方法もある。要するに、扉体40などに加えられる所定の振動が、加速度センサ45に伝わり、検知可能な方法であれば、方法は特に限定されない。なお、振動を加える多くの場合、音が発生する方法で扉体40に振動が加えられる。そこで、以降では、扉体40をノックして振動を与えて、食器洗い機を操作する構成を例に、説明する。
また、本実施の形態の食器洗い機は、筐体31の内部に、駆動装置51を備える。駆動装置51は、駆動部を構成する駆動モータ52と、ピニオンギア53およびラックギア54などを含む。駆動装置51は、扉体40および洗浄槽33を、少なくとも前方向または後方向に移動させる。具体的には、制御部44は、上記加速度センサ45などで例示される振動センサ、または操作部46などから、所定の信号を受けたときに、駆動装置51の駆動モータ52を駆動する。なお、振動センサは、扉体40などに加えられる加速度(振動)などの変化を検知するセンサであれば、加速度センサ45に限られない。例えば、角速度を検知するジャイロセンサなどを、振動を検知する振動センサとして用いてもよい。これにより、力を必要とせずに簡単な動作で容易に動作指示ができる。
以下に、本実施の形態の食器洗い機の基本的な制御動作について、ノック(叩く)による振動を検知する構成を例に、説明する。
まず、洗浄槽33が筐体31内に収容され、食器洗い機が運転停止状態において、使用者が、扉体40を、例えば正面から、例えば2回叩く。このとき、加速度センサ45は、洗浄槽33の引き出し方向と同じ、前後方向に加えられた振動を検知する。加速度センサ45は、検知した所定の信号を、制御部44に出力する。これにより、制御部44は、使用者によって扉体40が叩かれたと判断する。
そして、制御部44は、駆動装置51の駆動モータ52を駆動するように制御する。これにより、扉体40および洗浄槽33などで構成される移動部が、前方向に移動し、自動的に、筐体31内から引き出される。
なお、移動部は、駆動部で駆動されて移動する部分全体を含むが、食器洗い機の形態により、移動部の構成要素は異なってもよい。詳しくは、主に、洗浄槽33および扉体40が、移動部として例示される。
また、本実施の形態の食器洗い機は、操作部46が、洗浄槽33の上面開口部35の前側に配設される。操作部46は、例えば扉体40の化粧板42の裏面から筐体31内側に突出する凸部の上面に配置される。これにより、操作部46は、洗浄槽33が筐体31内に収容された時に、筐体31内に隠蔽されるように収容される。
操作部46は、操作ボタン(図示せず)およびLEDなどの表示部(図示せず)を含む。操作ボタンは、使用者により洗浄運転の各ステップの制御が設定される。表示部は、操作ボタンを介して設定された内容を、LEDで表示する。
また、洗浄槽33の内部には、食器かご47、洗浄ノズル48、ヒータ49などが、さらに配設される。一方、洗浄槽33の外側には、洗浄ポンプ50および送風ファンといった乾燥装置(図示せず)などが配設される。洗浄ノズル48は、食器かご47の下方で、洗浄槽33内に回転自在に設けられる。ヒータ49は、例えば洗浄槽33内の底部と洗浄ノズル48との間の空間に配置される。ヒータ49は、洗浄動作の洗いステップ、およびすすぎステップにおいて、洗浄槽33内に溜められた洗浄水を加熱する。また、ヒータ49は、洗浄動作の乾燥ステップにおいて、洗浄槽33内の空気を加熱する。これらは、化粧板42を含む扉体40などとともに洗浄槽33の内外に配設され、洗浄槽33と一体的に前後方向に移動する。
洗浄ポンプ50は、洗浄水を循環させる。具体的には、洗浄ポンプ50は、洗浄槽33内に貯められた洗浄水を吸引し、洗浄ポンプ50により圧送される洗浄水を洗浄ノズル48から食器36に向けて噴射する。洗浄ポンプ50の駆動は制御部44によってオン・オフの制御がなされ、制御部44が洗浄ノズル48からの洗浄水の噴射を制御する。
つまり、洗浄槽33を含む移動部は、駆動装置51により前後方向に出し入れ可能に構成される。したがって、洗浄槽33を含む移動部は、駆動装置51により少なくとも前方向に出し入れ可能である。
以下、本実施の形態の駆動装置51について、説明する。
駆動装置51は、上記移動部を前後方向に出し入れ可能な、ラック&ピニオン式の機構で構成される。
なお、駆動装置51は、例えばベルトをプーリーで巻き取る方式、またはベルトコンベア方式などで構成してもよい。また、駆動方向は、前方向だけ、または、後方向だけに駆
動する構成としてもよい。この場合、駆動しない方向は、例えば使用者により駆動される。
駆動装置51は、駆動部である駆動モータ52と、駆動モータ52で駆動されるピニオンギア53と、ピニオンギア53と噛み合うラックギア54などを含む。
ラックギア54は、歯車の歯を一直線に配置することにより形成される。ラックギア54は、支持機構を構成する洗浄槽33の、左右側面外側の一方の下部に固定される。ラックギア54は、少なくとも、洗浄槽33が引き出されるストローク以上の長さを有する。ピニオンギア53は、駆動モータ52で駆動されるモータ軸に取り付けられる。駆動モータ52は、減速機構(図示せず)を備える。駆動モータ52は、ピニオンギア53が前面開口部32の近傍の位置で、筐体31の内部に固定される。
なお、図1に示すラックギア54は、歯車の歯を下向きに形成してピニオンギア53と噛み合う構成で示しているが、これに限られない。例えば、ラックギア54の歯車の歯を上向き、あるいは横向きに形成し、ピニオンギア53と噛み合う構成としてもよい。
上記ラックギア54とピニオンギア53の構成により、駆動モータ52の回転運動が直線運動に変換される。そして、洗浄槽33は、上面開口部35が実質的に全開になる位置まで、直線的に移動される。これにより、洗浄槽33内に収容された食器かご47が、上方向に実質的に全開になる位置まで移動される。
また、上記駆動モータ52に設けられる減速機構は、使用者が手動で容易に洗浄槽33を出し入れできるようなギア比などで構成される。
また、本実施の形態の制御部44は、洗浄槽33を前方向に移動させる場合、上述したように、洗浄槽33の上面開口部35が実質的に全開の状態になるように、駆動モータ52の駆動を制御する。なお、実質的に全開とは、洗浄槽33が最も引き出されて上面開口部35が最も開放された状態、あるいは上面開口部35が半分以上、開放された状態も含むことを意味する。つまり、実質的に全開とは、食器かご47が上方向に開放され、使用者が食器36を出し入れすることが可能な程度まで引き出された状態を意味する。
そこで、制御部44は、駆動モータ52の駆動時間で、洗浄槽33の移動量を制御する。
具体的には、制御部44は、駆動モータ52を、設定された所定時間T1だけ駆動して、停止する。これにより、洗浄槽33の上面開口部35が実質的に全開となる任意の位置で、洗浄槽33を停止させることができる。
この構成によれば、使用者が扉体40をノックした振動を、制御部44は加速度センサ45で検知する。これにより、制御部44は、駆動モータ52を制御して、洗浄槽33を、自動で、前方に引き出す。そのため、使用者は、洗浄槽33を引き出すための労力が必要でなくなる。
つまり、本実施の形態の食器洗い機は、駆動装置51により、食器36を容易に収容できる位置まで、洗浄槽33を、自動で、引き出すことができる。これにより、食器洗い機の使い勝手が向上する。また、前面を覆う扉体40は、操作部46またはハンドル43の省略が可能な構成にできる。そのため、多様化するシステムキッチンKのデザインにも、より適切に対応できる。
以上のように、本実施の形態の駆動装置51は構成され、動作する。
なお、所定時間T1は、食器洗い機の制御内容に応じて設定される。具体的には、洗浄槽33の移動距離、移動速度、および移動速度に達するまでの駆動モータ52のトルクの大きさなどに応じて、所定時間T1が調整される。
以下、本実施の形態の食器洗い機の動作および作用について、図3により説明する。図3(a)は同実施の形態における食器洗い機の洗浄槽を引き出して食器をセットする食器セット工程、濯ぎを含む洗浄工程、乾燥工程、洗浄槽を引き出して食器を取り出す工程、およびそれぞれの工程時の振動の大きさを示す説明図であり、図3(b)は同実施の形態における食器洗い機の洗浄槽を引き出して食器をセットする食器セット工程、濯ぎを含む洗浄工程、乾燥工程、洗浄槽を引き出して食器を取り出す工程、およびそれぞれの工程時の振動の大きさを示す他の説明図である。
図3(a)および図3(b)において、まず使用者は、洗浄槽33内に洗浄するための食器36を収容するために洗浄槽33を引き出す。このとき、使用者は、ハンドル43に手を掛けて、手動で洗浄槽33を引き出すことも可能である。
以下では、使用者が、扉体40を、2回ノックすることにより駆動モータ52を駆動させて、洗浄槽33を、自動で、移動させる場合を例に説明する。
この場合、使用者が、扉体40を2回ノックすると、扉体40に、叩かれたことによる振動が発生する。振動は、化粧板42から操作パネル41に伝わり、操作パネル41に固定された制御部44に伝わる。そして、制御部44のプリント基板に伝わった振動は、加速度センサ45により、加速度(単位:G)として検知される。
つまり、使用者が扉体40を2回ノックすると、制御部44は、加速度センサ45の出力信号から加速度の方向と大きさを検知する。具体的には、加速度センサ45は、X軸、Y軸、Z軸の3軸方向のそれぞれの加速度の大きさを検知する。図3(a)(b)は上記各工程での加速度センサ45のX軸方向の加速度の出力を示す。
そして、制御部44は、検知された3軸方向の加速度の大きさに対して、例えばX軸の加速度Xが第1の閾値A以上、かつY軸の加速度Yが第2の閾値B以下、かつZ軸の加速度Zが第3の閾値C以下の場合のみ、駆動モータ52を駆動する。つまり、上記条件に合致した場合のみ、制御部44は、使用者の意思で正面から扉体40がノックされたと判断する。
そのため、制御部44は、加速度Xが第1の閾値A未満の場合、扉体40の正面からの振動ではないと、判断する。また、加速度Xが第1の閾値A以上でも、加速度Yが第2の閾値B以上または加速度Zが第3の閾値C以上の場合、扉体40の正面からの振動ではないと判断する。
制御部44は、上記の条件で扉体40がノックされたと判断すると、つぎに制御部44は、判定後、例えば0.6秒後に、駆動モータ52を所定の方向に駆動する。そして、駆動モータ52は、モータ軸に設けられたピニオンギア53を介して、洗浄槽33の下部に設けられたラックギア54を前方に移動させる。これにより、洗浄槽33のスライドレール34と筐体31のスライドレール31aとが摺動しながら、洗浄槽33が筐体31の前面開口部32から前方向に移動し、引き出される。
なお、本実施の形態では、駆動モータ52が約3.5秒間、駆動されると、洗浄槽33
が最も引き出されるように調整している。これにより、洗浄槽33は、上面開口部35が実質的に全開する位置まで、引き出され、停止する。
つぎに、使用者は、上面開口部35が全開した状態で、上面開口部35から食器36を食器かご47に収容する。
つぎに、使用者は、上面開口部35の前側に設けられた電源スイッチ(図示せず)をオンする。そして、使用者は、操作部46を操作して、食器洗い機の洗浄運転を設定する。なお、本実施の形態の場合、制御部44は、電源スイッチのオン・オフに関係なく、常時、通電されるように構成されている。これにより、制御部44は、使用者によるノックを、常時、検知可能な状態で、待機している。
つぎに、操作部46を介して食器36の収容と洗浄運転の設定が完了すると、使用者は、扉体40を、例えば1回だけノックする。このとき、制御部44は、洗浄槽33が引き出された状態で1回のノックを検知すると、まず、例えばブザーを介して、音などで、使用者に報知する。その後、制御部44は、駆動モータ52を駆動し、洗浄槽33を後方向に移動させる。これにより、洗浄槽33は筐体31内に収納され、扉体40は筐体31の前面開口部32を閉じる。このとき、制御部44は、以下に示す検知を用いて、洗浄槽33の収納完了の判断を行う。具体的には、制御部44は、例えば収納までの時間制御、収納位置の検知、洗浄槽33が収納されて停止するときの加速度の検知、駆動モータ52のロック電流の検知など、収納完了の判断を行う。
なお、上記では、洗浄槽33の収納方法として、駆動モータ52を駆動して、自動で、収納する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、使用者が、扉体40の前面を手動で押しながら、洗浄槽33を筐体31の中へ収納する構成でもよい。
また、例えばスタートスイッチ(図示せず)を設け、使用者が、設定完了後に1回ノックすることに代えて、スタートスイッチを押すことにより、洗浄槽33を収納する構成としてもよい。スタートスイッチを設ける場合、スタートスイッチの押下を、使用者による運転設定の完了の合図としてもよい。つまり、駆動装置51または手動により洗浄槽33が筐体31内に収納されたときに、スタートスイッチが押されていない場合、洗浄運転を開始しない構成としてもよい。これにより、使用者は、洗浄槽33に、一旦、食器36を収容した後、時間をおいて、再度、食器36を少しずつ追加しながら収容することが可能になる。
つぎに、制御部44は、洗浄槽33の収納を検知すると、設定された洗浄運転を実行する。ここでの洗浄運転は濯ぎ機能も含むものとする。洗浄運転時においては、図3(a)のとおり、洗浄ノズル48から噴射された洗浄水が洗浄槽33の前側、すなわち扉体40側にもあたるので、X軸方向の加速度Xは、閾値Aよりも低い加速度を検出している。
なお、本実施の形態の洗浄ノズル48は回転噴射式の洗浄ノズルを採用しているので、洗浄運転中は、図3(a)のように周期的に洗浄水が洗浄槽33の前側、すなわち扉体40側にもあたるときの加速度を検知している結果が出ている。
所定の洗浄運転が終了すると、乾燥運転が開始される。乾燥運転時はヒータ49を加熱し、図示しない送風ファンといった乾燥装置によって洗浄された食器36などを乾燥させる。このときはX軸方向の加速度Xは0もしくは0に近い非常に小さい加速度しか検出されない。
乾燥運転が終了すると、使用者は、食器36を取り出すために洗浄槽33を引き出す。
具体的には、食器36の収納時と同様に、扉体40を、例えば2回ノックする。このとき、制御部44は、使用者にブザーで、洗浄槽33の引き出し開始を報知する。そして、制御部44は、駆動モータ52を駆動して、洗浄槽33を所定の位置まで引き出す。
このときも、食器36の収容時と同様に、制御部44は、検知された3軸方向の加速度の大きさに対して、例えばX軸の加速度Xが第1の閾値A以上、かつY軸の加速度Yが第2の閾値B以下、かつZ軸の加速度Zが第3の閾値C以下の場合のみ、駆動モータ52を駆動する。つまり、上記条件に合致した場合のみ、制御部44は、使用者の意思で正面から扉体40がノックされたと判断する。
つぎに、使用者は、洗浄槽33内の食器かご47から食器36を取り出した後、扉体40を、再度、例えば1回だけノックする。このとき、制御部44は、以下に示す状態の場合、駆動モータ52を後方向に駆動して、洗浄槽33を収納するだけで、洗浄運転は行わない。具体的には、例えば洗浄槽33が引き出された状態で、操作部46による運転設定がない状態、または、スタートスイッチが押されていない状態で1回のノックを検知した場合、洗浄運転は行わない。
なお、上記では、洗浄槽33の収納方法として、使用者が、扉体40の前面を手動で押しながら、洗浄槽33を筐体31の中へ収納する構成でもよい。
以上で、図3(a)のとおり使用者の動作を含む食器洗いの一連の動作は、完了する。
ここで、本実施の形態の食器洗い機では、洗浄運転中に重量の軽い樹脂製の食器等が洗浄ノズル48から噴射される洗浄水によってがたついて洗浄槽33に衝突した際に発生する振動により、加速度センサ45が扉体40をノックする動作であると誤って検知して使用者が意図しないところで洗浄槽33が引き出されてしまうという現象が発生する。
すなわち、洗浄運転中に重量の軽い樹脂製の食器等や、洗浄槽33の前側に近い位置に配置されている食器等が、洗浄ノズル48から噴射される洗浄水の勢いによってがたつき、特に洗浄槽33の前面側に衝突してしまうと、図3(b)のように、洗浄運転中に大きな振動を発生する場合がある。
洗浄運転中に洗浄槽33の前面側に食器等ががたついて衝突した場合、X軸の加速度Xが第1の閾値A以上になる場合がある。かつY軸の加速度Yが第2の閾値B以下、かつZ軸の加速度Zが第3の閾値C以下の場合が例えば2回続いてしまうと、加速度センサ45が扉体40を2回ノックする動作であると誤って検知して使用者が意図しないところで洗浄槽33が引き出されてしまう。
そこで、本実施の形態では、洗浄運転が開始され、制御部44が洗浄ポンプ50を駆動している期間と、洗浄ポンプ50を停止している期間とで、X軸の加速度Xの閾値を異なる値としている。
すなわち、洗浄運転が開始され洗浄運転が終了するまでの制御部44が洗浄ポンプ50を駆動している期間では、X軸の加速度Xの第4の閾値Dを、洗浄ポンプ50を停止している期間の閾値Aよりも大きい(高い)所定の値を設定している。
このように構成すると、洗浄を開始するまでと、洗浄を終了以降は上記図3(a)と同様の構成および動作となるが、洗浄運転中はX軸の加速度Xの閾値Dを、洗浄ポンプ50を停止している期間の閾値Aよりも大きく設定しているので、洗浄運転中にX軸の加速度Xが閾値Aを超えたとしても、閾値Dを超えていなければ、洗浄槽33は自動で引き出さ
れないので、加速度センサ45が扉体40を外方から使用者がノックする動作であると誤って検知して、洗浄運転中に使用者が意図していないところで洗浄槽33が引き出されてしまうといったことを極力防止することができる。
なお、加速度センサ45は、扉体40と洗浄槽33の間の位置に設けられる構成とすれば、扉体40を外方から使用者がノックする動作を極力正確に検知するとともに、洗浄運転中に洗浄槽33内で発生する食器36と洗浄槽33との衝突による振動や、洗浄槽33内で発生する異常振動を検知することができるので、洗浄運転中に洗浄槽33内で発生する食器36と洗浄槽33との衝突による振動を、扉体40を外方から使用者がノックする動作による振動と誤検知してしまうことを極力防止することができる。すなわち、加速度センサ45が扉体40をノックする動作であると誤って検知して洗浄槽33が引き出されてしまうことを極力防止することができる。
以上で、図3(b)のとおり使用者の動作を含む食器洗いの一連の動作は、完了する。
なお、本実施の形態の食器洗い機は、システムキッチンKに組み込まれて使用される。システムキッチンKにおいては、通常、調理台などのワークトップを有する。そのため、調理の準備などにおいて、ワークトップを叩く動作が繰り返され、さまざまな加速度を持った振動が、多数、発生する。叩く動作として、例えば、食材を切る動作、すりこぎで食材を砕く動作や、肉を柔らかくするために器具を使って叩く動作などがある。また、ワークトップに食品や食器を置くなどの家事作業がある。
このとき、上記のように、加速度センサで検出する3軸方向において、加速度の閾値を設定していても、食器洗い機の制御部44は、3回以上の多数の振動でも、扉体40が2回ノックされた加速度の振動として、誤検知する虞がある。そこで、本実施の形態では、2回のノックが連続して検知された場合のみ、制御部44は、食器洗い機の制御を実行する構成が好ましい。つまり、3回以上の連続するノックに相当する振動を検知した場合、制御部44は、食器洗い機の駆動動作をキャンセルする構成が好ましい。
なお、本実施の形態において、食器洗い機の洗浄運転中に、扉体40の化粧板42やハンドル43に、使用者などが意図することなく接触する場合がある。この場合、制御部44が、使用者の意図しない接触を検知して、洗浄槽33が引き出されることは、不都合である。そこで、食器洗い機の運転中において、制御部44は、例えば停止時と同じ2回程度のノックでは、駆動モータ52を駆動しないように構成すればよい。この場合、加速度センサ45が、例えば3回以上のノックを検知した場合、制御部44は洗浄運転を一時停止して、洗浄槽33を引き出す構成が好ましい。つまり、使用者の意図的な動作を、制御部44が検知した場合のみ、洗浄槽33を引き出すように設定することが好ましい。これにより、制御部44は、使用者が意図しない制御の実行を防止できる。さらに、制御部44は、いわゆるチャイルドロックのような機能を備えてもよい。これらの構成により、食器洗い機の安全性が、さらに向上する。
また、本実施の形態において、制御部44は、検知された3軸方向の加速度の大きさに対して、例えばX軸の加速度Xが第1の閾値A以上、かつY軸の加速度Yが第2の閾値B以下、かつZ軸の加速度Zが第3の閾値C以下の場合に、駆動モータ52を駆動する構成を例に説明したが、これに限られない。本実施の形態の食器洗い機は、特に、システムキッチンKに組み込まれ、基本的に、引き出しなどのキャビネットの上面、または床面に設置される。そのため、食器洗い機が設置される設置面の強度などにより、加えられた振動の伝達状態が変化する。そこで、食器洗い機の設置状態などに応じて、3軸方向の加速度の大きさに対するそれぞれの閾値の値や組み合わせなどを設定することが好ましい。これにより、汎用性の高い、操作性に優れる食器洗い機を実現できる。
以上のように、本実施の形態の食器洗い機は、洗浄槽33の状態と、使用者によるノックとの組み合わせにより、洗浄槽33の引き出しおよび押し込みなどの制御を割り当てることが可能となる。この場合、制御部44が検知するノックについては、回数だけでなく、強度の検知を組み合わせてもよい。これにより、制御部44が制御する、制御の種類を増やして、さまざまな制御を実現するために有効である。
つぎに、加速度センサ45を制御に応用する他の実施の態様について、説明する。
上記実施の形態において、加速度センサ45は、洗浄運転時に、洗浄水が洗浄槽33の内壁に衝突して発生する振動を別の目的で検知するように構成してもよい。この構成によれば、制御部44は、加速度センサ45が検知した振動による加速度の方向や大きさから、以下で説明する洗浄槽33内の状況を、容易に判定できる。具体的には、洗浄ポンプ50が正常に動作しているか否か、洗浄ノズル48が正常に回転しているか否か、を判定できる。さらに、複数の洗浄ノズル48のいずれから洗浄水が噴射されているか否か、食器36がどれくらい収容されているか否か、などを判定できる。これにより、運転の不具合の早期に発見、または洗浄ノズルの噴射方法に応用して洗浄効率を向上させることができる。
なお、以上で開示した各実施の形態は、それぞれの組み合わせ可能な実施の形態の構成を、特に限定されることなく、組み合わせてもよい。これにより、同様の効果が得られる。
本発明の食器洗い機は、洗浄運転中に洗浄槽内で発生する食器と洗浄槽との衝突による振動を、扉体を外方から使用者がノックする動作による振動と誤検知してしまうことを極力防止することができる。そのため、ビルトイン式の食器洗い機や卓上式の食器洗い機として有用である。
36 食器
47 食器かご
50 洗浄ポンプ
48 洗浄ノズル
33 洗浄槽
31a,34 スライドレール
54 ラックギア
37 内蓋
31 筐体
32 前面開口部
35 上面開口部
38 平行リンク機構
39 シール部
40 扉体
41 操作パネル
42 化粧板
43 ハンドル
44 制御部
45 加速度センサ(振動センサ)
46 操作部
49 ヒータ
51 駆動装置
52 駆動モータ
53 ピニオンギア

Claims (3)

  1. 前面に前面開口部を有する筐体と、
    前記筐体から出し入れ可能に設けられた洗浄槽と、
    前記前面開口部を覆う扉体と、
    前記洗浄槽内に配置され食器を収容する食器かごと、
    前記洗浄槽に貯められた洗浄水を吸引する洗浄ポンプと、
    前記洗浄ポンプにより圧送される洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、
    前記洗浄槽を、少なくとも前方向に移動させる駆動部を有する駆動装置と、
    前記扉体および前記洗浄槽に加えられた振動を検知する振動センサと、
    少なくとも前記駆動装置および前記洗浄ポンプを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記振動センサが検知した振動の大きさにより前記駆動部を駆動するように構成され、
    前記制御部が前記駆動部を駆動するときの振動の大きさは、前記洗浄ポンプの停止時と前記洗浄ポンプの運転時とで異なることを特徴とする、食器洗い機。
  2. 前記制御部が前記駆動部を駆動するときの振動の大きさは、前記洗浄ポンプの停止時より前記洗浄ポンプの運転時のほうが大きいことを特徴とする、請求項1記載の食器洗い機。
  3. 前記振動センサは、前記扉体と前記洗浄槽の間の位置に設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の食器洗い機。
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