JP2020039220A - 電動車両の電源装置 - Google Patents

電動車両の電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020039220A
JP2020039220A JP2018165495A JP2018165495A JP2020039220A JP 2020039220 A JP2020039220 A JP 2020039220A JP 2018165495 A JP2018165495 A JP 2018165495A JP 2018165495 A JP2018165495 A JP 2018165495A JP 2020039220 A JP2020039220 A JP 2020039220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contactor
power supply
electric vehicle
driving
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018165495A
Other languages
English (en)
Inventor
洋渡 西脇
Hiroto Nishiwaki
洋渡 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2018165495A priority Critical patent/JP2020039220A/ja
Publication of JP2020039220A publication Critical patent/JP2020039220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Abstract

【課題】充電コンタクタが並列に設けられている正極側コンタクタ又は負極側コンタクタが溶着した場合でも、電動車両を自走させることができる電動車両の電源装置を提供する。【解決手段】コンタクタ群33,34,35の開閉の切り替えを行うコンタクタ制御手段42と、コンタクタ群の溶着の有無を判定する溶着判定手段41と、を備え、コンタクタ制御手段42は、正極側コンタクタ33及び負極側コンタクタ35のうち、溶着判定手段41によって充電コンタクタ34が並列に設けられている一方のコンタクタ33に溶着ありと判定された場合に、他方のコンタクタ35を閉のまま維持する構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、電動車両が備える駆動用バッテリと駆動用モータとを接続する高圧回路を含み、駆動用バッテリから駆動用モータへの電力供給状態を制御する電源装置に関する。
近年、駆動用モータを駆動源として走行する電気自動車(EV)や、駆動用モータとエンジンとを組み合わせて車両の駆動力を得るようにしたハイブリッド自動車等の電動車両が開発され、実用化が進んでいる。
また電動車両には、駆動用モータに電力を供給するための駆動用バッテリが搭載されており、駆動用モータと駆動用バッテリとを接続する高圧回路には、正極側コンタクタ及び負極側コンタクタが設けられている。さらに正極側コンタクタ又は負極側コンタクタと並列して充電(プリチャージ)コンタクタが設けられている。
そして、これらのコンタクタの開閉を適宜切り替えることで、駆動用モータと駆動用バッテリとの接続が断接されるようになっている。つまり、これらのコンタクタの開閉を切り替えることで、駆動用バッテリから駆動用モータへの電力供給状態が適宜制御されている。
ここで、駆動用バッテリと駆動用モータとを接続する高圧回路に設けられるコンタクタ(正極側コンタクタ及び負極側コンタクタ)には、大電流が流れることで溶着してしまう虞がある。具体的には、コンタクタが閉じた状態で溶着してしまう虞がある。
電動車両には、このようなコンタクタ(リレー)の溶着(故障)を診断する故障診断装置が搭載されているものがある。例えば、故障診断装置によりコンタクタの溶着を診断し、コンタクタが溶着している場合には、その旨を乗員に報知するようにしたものがある(特許文献1等参照)。
特開2008−164468号公報
故障診断によりコンタクタの溶着が検出された場合、駆動用バッテリから駆動用モータへの電力供給を停止して、溶着したコンタクタを早期に修理することが望ましい。
ただし、充電コンタクタが並列に設けられている正極側コンタクタ又は負極側コンタクタが溶着してしまっている場合、駆動用バッテリと駆動用モータとの接続を遮断してしまうと、駆動用バッテリと駆動用モータとを再度接続することができなくなってしまう。
例えば、充電コンタクタが並列に設けられた正極側コンタクタが溶着している場合に、負極側コンタクタを開から閉に切り替えて駆動用バッテリと駆動用モータとを接続すると、駆動用バッテリと駆動用モータとを充電コンタクタを介して接続することができず、負極側コンタクタに大電流が流れて負極側コンタクタが溶着してしまう虞がある。
このため、充電コンタクタが並列に設けられた正極側コンタクタ又は負極側コンタクタの溶着が検出された際に、駆動用バッテリと駆動用モータとの接続を不用意に遮断してしまうと、修理工場等まで電動車両を自走させられなくなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、充電コンタクタが並列に設けられている正極側コンタクタ又は負極側コンタクタが溶着した場合でも、電動車両を自走させることができる電動車両の電源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一つの態様は、電動車両が備える駆動用モータに電力を供給する駆動用バッテリの正極と前記駆動用モータの正極との間に設けられる正極側コンタクタと、前記駆動用バッテリの負極と前記駆動用モータの負極との間に設けられる負極側コンタクタと、前記正極側コンタクタ又は前記負極側コンタクタと並列に設けられる充電コンタクタと、を含むコンタクタ群を備え、前記コンタクタ群の開閉の切り替えにより前記駆動用バッテリから前記駆動用モータへの電力供給を制御する電動車両の電源装置であって、前記コンタクタ群の開閉の切り替えを行うコンタクタ制御手段と、前記コンタクタ群の溶着の有無を判定する溶着判定手段と、を備え、前記コンタクタ制御手段は、前記正極側コンタクタ及び前記負極側コンタクタのうち、前記溶着判定手段によって前記充電コンタクタが並列に設けられている一方のコンタクタに溶着ありと判定された場合に、他方のコンタクタを閉のまま維持することを特徴とする電動車両の電源装置にある。
ここで、電源装置は、前記駆動用バッテリの充電率を検出する充電状態検出手段を備え、前記コンタクタ制御手段は、前記駆動用バッテリの充電率が予め設定された第1の閾値より低くなると、前記他方のコンタクタを閉から開に切り替えることが好ましい。
また前記電動車両が、前記駆動用モータと共に、エンジンと、該エンジンにより駆動される電動機と、を備え、前記駆動用バッテリが、前記電動機によって発電された電力によって充電可能に構成されているときには、電源装置は、前記コンタクタ制御手段によって前記他方のコンタクタが閉のまま維持された場合に、前記エンジンを作動させるエンジン制御手段を備えていることが好ましい。
さらに電源装置は、前記駆動用バッテリの充電率を検出する充電状態検出手段を備え、前記エンジン制御手段は、前記駆動用バッテリの充電率が予め設定された第2の閾値より低い場合に前記エンジンを作動させることが好ましい。
また電源装置は、前記駆動用バッテリの充電率を検出する充電状態検出手段を備え、前記エンジン制御手段は、前記駆動用バッテリの充電率が予め設定された第3の閾値に達すると前記エンジンの作動を停止させることが好ましい。
また電源装置は、前記溶着判定手段によって前記一方のコンタクタの溶着ありと判定された場合に、その判定情報を乗員に報知する報知手段をさらに備えていることが好ましい。
かかる本発明の電動車両の電源装置によれば、正極側コンタクタ又は負極側コンタクタのうち、充電コンタクタが並列に設けられた一方が溶着した場合でも、例えば、修理工場等まで電動車両を自走させることができる。したがって、正極側コンタクタ又は負極側コンタクタの溶着(故障)を早期に修理することができる。
本発明に係る電動車両の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る電源装置を説明するブロック図である。 本発明の実施形態1に係る電力供給制御を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る電源装置を説明するブロック図である。 本発明の実施形態2に係る電力供給制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明に係る電動車両の概略構成を示すブロック図であり、図2は、電動車両の電源装置を説明するブロック図である。
図1に示すように、例えば、ハイブリッド車両である電動車両10は、駆動用モータ11と、エンジン(内燃機関)12とを、走行用の駆動源として備えている。駆動用モータ11は、駆動伝達機構13を介して前輪14に接続されている。また駆動用モータ11は、インバータ(モータインバータ)15を介して高圧の二次電池である駆動用バッテリ16に接続されている。
ここで、駆動用モータ11(インバータ15)と駆動用バッテリ16との間には、後述する電源装置30が設けられており、この電源装置30によって、駆動用モータ11と駆動用バッテリ16との電気的接続が制御されている。
エンジン12は、出力系17を介してジェネレータ(電動機)18に接続されている。ジェネレータ18は、インバータ(ジェネレータインバータ)15を介して駆動用バッテリ16に接続されている。また出力系17は、ジェネレータ18に接続される一方で、クラッチ19を介して駆動伝達機構13にも接続されている。
電動車両10の運転状態に応じてエンジン12が駆動されると、エンジン12の駆動力が出力系17を介してまずはジェネレータ18に伝達されるようになっている。ジェネレータ18は、エンジン12の駆動力により作動し、ジェネレータ18で発電された電力が、駆動用バッテリ16に適宜供給されて駆動用バッテリ16が充電される。また電動車両10の運転状態に応じてクラッチ19が接続されると、エンジン12の駆動力が駆動伝達機構13を介して前輪14にも伝達されるようになっている。
また電動車両10には、例えば、家庭用電源(普通充電)である外部電源100により駆動用バッテリ16を充電するための充電器20が搭載されている。すなわち家庭用電源である外部電源100により駆動用バッテリ16を充電する際には、電動車両10の充電口21に設置された給電コネクタに充電ケーブルの充電プラグを接続する。この状態で、充電器20には、外部電源100から100V〜200V程度の交流電力が入力される。家庭用電源である外部電源100から充電器20に入力された電力は、例えば、350V程度の直流電力に変換・昇圧されて充電用電力として駆動用バッテリ16に入力される。これにより、駆動用バッテリ16の充電が行われる。
また電動車両10は、急速充電装置である外部電源101と駆動用バッテリ16とを充電ケーブルによって接続して駆動用バッテリ16を充電することができるように構成されている。急速充電装置である外部電源101で駆動用バッテリ16を充電する場合、外部電源101から供給される高圧の直流電力が、電動車両10に搭載されている充電器20を介することなく駆動用バッテリ16に入力される。
また駆動用バッテリ16には、DC/DCコンバータ22を介してサブバッテリ(12Vバッテリ)23が接続されている。サブバッテリ(補機バッテリ)23は、図示は省略するが、電動車両10が備える各種補機類に接続され、これら各種補機類に電力を供給する。
また駆動用バッテリ16と駆動用モータ11(インバータ15)とは、上述のように電源装置30を介して接続されている。
具体的には、図2に示すように、駆動用バッテリ16は、正極側電源ライン31及び負極側電源ライン32によってインバータ15と接続されている。正極側電源ライン31及び負極側電源ライン32には、コンタクタ群(正極側コンタクタ33、充電コンタクタ34、負極側コンタクタ35)が設けられており、電源装置30は、これらのコンタクタ群を開閉させることで、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11(インバータ15)との接続状態を制御する。
本実施形態では、駆動用バッテリ16の正極と駆動用モータ11(インバータ15)の正極とを繋ぐ正極側電源ライン31には正極側コンタクタ33が設けられ、さらに正極側コンタクタ33と並列に充電コンタクタ34が設けられている。また駆動用バッテリ16の負極と駆動用モータ11(インバータ15)の負極とを繋ぐ負極側電源ライン32には負極側コンタクタ35が設けられている。
コンタクタ群(正極側コンタクタ33、充電コンタクタ34及び負極側コンタクタ35)は、補機バッテリ23から電力が供給されることで開から閉に切り替わるように構成されている。すなわち、コンタクタ群は、補機バッテリ23から電力が供給されているオン状態では閉となり駆動用バッテリ16と駆動用モータ11とが電気的に接続され、補機バッテリ23から電力が供給されていないオフ状態では開となり駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続が遮断される。なお図2において、正極側コンタクタ33及び負極側コンタクタ35は閉となっており、充電コンタクタ34は開となっている。
充電(プリチャージ)コンタクタ34は、制限抵抗37と直列に接続されている。このため、充電コンタクタ34と負極側コンタクタ35とが閉である状態では、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11とを繋ぐ高電圧回路(正極側電源ライン31及び負極側電源ライン32を含む)に流れる電流値が制限される。
また電動車両10は、電動車両10が備える各種装置を総括的に制御する制御部40を備えており、この制御部40は、例えば、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を備えて構成されている。また制御部40は、電動車両10の電源装置30の一部としても機能し、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との接続状態を適宜制御する。
本発明に係る電源装置30は、特に、正極側コンタクタ33の溶着が検出された際の駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との接続状態の制御、言い換えれば、駆動用バッテリ16から駆動用モータ11への電力供給状態の制御に特徴がある。以下、この点について詳しく説明する。
電源装置30としての制御部40は、図2に示すように、溶着判定手段41と、コンタクタ制御手段42と、充電状態検出手段43と、報知手段44と、を有する。
溶着判定手段41は、所定のタイミング、例えば、乗員による電動車両10の起動スイッチ50のオフ操作のタイミングで、正極側コンタクタ33の溶着の有無(故障の有無)を判定する。溶着の有無の判定方法は、特に限定されず、既存の方法を採用すればよい。例えば、起動スイッチ50のオフ操作に伴い、正極側コンタクタ33が閉から開に切り替えられる際、インバータ15が備えるコンデンサ(図示は省略)の電圧変化から正極側コンタクタ33(及び充電コンタクタ34)の溶着の有無を判定することができる。
コンタクタ制御手段42は、例えば、乗員による起動スイッチ50のオン操作があった場合、つまり駆動用バッテリ16から駆動用モータ11への電力供給を開始する指示入力があった場合、正極側コンタクタ33及び負極側コンタクタ35を開から閉に切り替える制御を実行し、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11とを電気的に接続する。これにより、駆動用バッテリ16から駆動用モータ11への電力供給が開始される。
なお、実際に駆動用バッテリ16と駆動用モータ11とを電気的に接続する際には、コンタクタ制御手段42は、まず充電コンタクタ34及び負極側コンタクタ35を開から閉に切り替え、上述のように電流値を制限した状態でインバータ15が備えるコンデンサを所定電圧(駆動用バッテリ16の電圧)となるまで充電する。その後、コンタクタ制御手段42は、正極側コンタクタ33を閉、充電コンタクタ34を開として、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11とを電気的に接続する。
また、乗員により電動車両10の起動スイッチ50のオフ操作があった場合、つまり駆動用バッテリ16から駆動用モータ11への電力供給を終了する指示入力があった場合には、正極側コンタクタ33及び負極側コンタクタ35を閉から開に切り替えて、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続を遮断する。
具体的には、コンタクタ制御手段42は、例えば、乗員による起動スイッチ50のオフ操作に伴い、まず正極側コンタクタ33を閉から開に切り替える制御を実行し、正極側コンタクタ33が実際に開に切り替えられた後に、負極側コンタクタ35を閉から開に切り替える制御を実行する。
ただし、コンタクタ制御手段42は、正極側コンタクタ33を閉から開に切り替える制御を実行したものの、正極側コンタクタ33が閉から開に切り替わらない場合(溶着判定手段41によって正極側コンタクタ33の溶着ありと判定された場合)、負極側コンタクタ35を閉から開に切り替える制御を実行することなく、負極側コンタクタ35を閉のまま維持する。
つまりコンタクタ制御手段42は、正極側コンタクタ(一方のコンタクタ)33が溶着している場合(正極側コンタクタ33が閉のまま固着している場合)には、負極側コンタクタ(他方のコンタクタ)35を閉のまま維持する。言い換えれば、コンタクタ制御手段42は、乗員による起動スイッチ50のオフ操作があっても、正極側コンタクタ33が溶着している場合には、駆動用バッテリ16から駆動用モータ11への電力供給を維持する。
これにより、正極側コンタクタ33が溶着した場合でも、その後、電動車両10を所望の場所(例えば、修理工場等)まで自走させることができ、正極側コンタクタ33の溶着(故障)を早期に修理することができる。
また充電状態検出手段43は、駆動用バッテリ16の充電率(SOC)を検出する。例えば、充電状態検出手段43は、駆動用バッテリ16に設けられた電圧センサ55で検出された電圧情報及び電流センサ56で検出された電流情報に基づいて、予め記憶されているマップ等から駆動用バッテリ16の充電率を演算する。勿論、充電状態検出手段43による駆動用バッテリ16の充電率の検出方法は、特に限定されるものではない。
そしてコンタクタ制御手段42は、充電状態検出手段43によって検出された駆動用バッテリ16の充電率が予め設定された第1の閾値より低くなると、負極側コンタクタ35を閉から開に切り替える。これにより、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続が遮断される。
駆動用バッテリ16と駆動用モータ11とが電気的に接続されていると、電動車両10が停止している状態であっても、駆動用バッテリ16の充電率は徐々に低下する。このため、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11とが電気的に接続されていると、いわゆるバッテリ上がりが生じてしまう虞がある。
しかしながら、上記のように駆動用バッテリ16の充電率が第1の閾値より低くなると、負極側コンタクタ35を閉から開に切り替えることで、駆動用バッテリ16のバッテリ上がりを防止することができる。
また報知手段44は、溶着判定手段41によって正極側コンタクタ33の溶着ありと判定された場合に、その判定情報を乗員に対して報知する。具体的には、報知手段44は、例えば、乗員が所持する携帯端末200等に、正極側コンタクタ33が溶着している旨のメッセージを表示する。
なお報知手段44による乗員への報知方法は、特に限定されるものではない。例えば、乗員が車内に居る場合には、電動車両10に設けられたスピーカーから警報音や音声を発するようにしてもよいし、電動車両10が備えるモニタ等に所定のメッセージを表示するようにしてもよい。
また報知する内容も特に限定されず、例えば、携帯端末200等に、正極側コンタクタ33が溶着している旨のメッセージと共に、正極側コンタクタ33の溶着(故障)の修理を促すメッセージを表示するにしてもよい。さらには、電動車両10の現在位置付近にある修理工場やディーラー等の情報を併せて表示するようにしてもよい。
図3は本実施形態に係る電源装置による電力供給制御の一例を示すフローチャートである。図3に示すように、まずステップS1で、例えば、乗員によって起動スイッチ50のオフ操作が行われると、溶着判定手段41が正極側コンタクタ33の溶着の有無を判定する(ステップS2)。より詳細には、上記オフ操作に伴い、コンタクタ制御手段42が正極側コンタクタ33を閉から開に切り替えると共に、その際、溶着判定手段41が、インバータ15が備えるコンデンサの電圧変化等に基づいて、正極側コンタクタ33の溶着の有無を判定する。
勿論、溶着判定手段41は、充電コンタクタ34及び負極側コンタクタ35の溶着の有無についても併せて判定するようにしてもよい。
ここで、正極側コンタクタ33の溶着なしと判定された場合(ステップS2:No)、ステップS6に進み、コンタクタ制御手段42が負極側コンタクタ35を閉から開に切り替えて、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続を遮断し、一連の処理を終了する。
一方、正極側コンタクタ33の溶着ありと判定された場合(ステップS2:Yes)、ステップS3に進み、コンタクタ制御手段42は、負極側コンタクタ35の閉から開への切り替えを中止して、負極側コンタクタ35を閉のまま維持する。これにより、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との接続状態が維持される。すなわち電動車両10は、駆動用モータ11を駆動源として走行可能な状態が維持される。
次いでステップS4で、報知手段44が正極側コンタクタ33が溶着していることを乗員に対して報知する。例えば、乗員が所持する携帯端末等に、正極側コンタクタ33が溶着している旨のメッセージを表示する。
このような報知が行われた後、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続を遮断する指示があった場合、例えば、乗員による起動スイッチ50のオフ操作が再び行われると(ステップS5:Yes)、ステップS6に進み、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続を遮断して一連の処理を終了する。例えば、乗員が電動車両10を修理工場等まで自走させた後、乗員が再び起動スイッチ50のオフ操作を行うと(ステップS5:Yes)、ステップS6で駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続を遮断して、一連の処理を終了する。
また乗員による起動スイッチ50のオフ操作が行われない場合(ステップS5:No)、ステップS7に進み、駆動用バッテリ16の充電率が第1の閾値よりも大きければ(ステップS7:No)、ステップS3に戻り、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続を維持する。一方、駆動用バッテリ16の充電率が第1の閾値以下になると(ステップS7:Yes)、ステップS6に進み、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続を遮断して、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る電動車両の電源装置30によれば、充電コンタクタ34が並列に設けられた正極側コンタクタ33が溶着した場合でも、負極側コンタクタ35を閉のままとして駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続を維持することで、その間、電動車両10を自走させることができる。例えば、この間に、乗員は電動車両10を修理工場等まで容易に移動させることができる。したがって、正極側コンタクタ33の溶着(故障)を早期且つ適切に修理することができる。
(実施形態2)
図4は、実施形態2に係る電動車両の電源装置を説明するブロック図である。なお実施形態1と同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る電源装置30としての制御部40は、溶着判定手段41、コンタクタ制御手段42、充電状態検出手段43及び報知手段44に加えて、エンジン制御手段45を備えている。
エンジン制御手段45は、充電状態検出手段43によって検出される駆動用バッテリ16の充電率(SOC)等に応じて、エンジン12の作動状態を制御する。すなわちエンジン制御手段45は、必要に応じてエンジン12を作動させ、ジェネレータ(電動機)18で発電した電力を駆動用バッテリ16(及び駆動用モータ11)に供給する。エンジン制御手段45は、例えば、コンタクタ制御手段42によって負極側コンタクタ35が閉のまま維持された場合に、つまり正極側コンタクタ33が溶着している場合にも、エンジン12を作動させて駆動用バッテリ16等に電力を供給する。
正極側コンタクタ33が溶着している場合、乗員による起動スイッチ50のオフ操作があった場合でも、駆動用バッテリ16から駆動用モータ11への電力供給状態が維持される。この状態では、電動車両10が停止していても、駆動用バッテリ16の充電率が徐々に減少してしまい、駆動用モータ11を駆動源とした走行距離を十分に確保することができなくなる虞がある。
しかしながら、本実施形態では、正極側コンタクタ33の溶着が検出された際に、必要に応じてエンジン12を作動させるようにしているため、駆動用バッテリ16の充電率の低下を抑制することができ、駆動用モータ11を駆動源とした走行距離を十分に確保することができる。
図5は本実施形態に係る電力供給制御の一例を示すフローチャートである。図5に示すように、実施形態1の場合と同様に、正極側コンタクタ33の溶着ありと判定されると、負極側コンタクタ35が閉のまま維持されると共に、正極側コンタクタ33が溶着していることが乗員に対して報知される(ステップS1〜ステップS4)。
本実施形態では、その後、ステップS11に進み、駆動用バッテリ16の充電率(SOC)が予め設定された第2の閾値以下になると(ステップS11:Yes)、エンジン制御手段45が、エンジン12を作動させて駆動用バッテリ16の充電を行う(ステップS12)。ジェネレータ18で発電された電力により駆動用バッテリ16が充電され、駆動用バッテリ16の充電率が予め設定された第3の閾値(>第2の閾値)以上になると(ステップS13:Yes)、エンジン制御手段45は、エンジン12を停止させて駆動用バッテリ16の充電を終了する(ステップS14)。
これにより、駆動用バッテリ16のバッテリ上がりを抑制することができ、且つ駆動用モータ11による走行可能距離をより長く確保することができる。したがって、電動車両10を比較的遠くの目的地(例えば、修理工場等)まで自走させることができる。
なお本実施形態では、エンジン制御手段45が、駆動用バッテリ16の充電率に応じてエンジン12を作動させるようにしたが、エンジン12を作動させるタイミングは特に限定されるものではない。エンジン制御手段45は、例えば、溶着判定手段41によって正極側コンタクタ33が溶着していると判定されたことを条件に、つまりコンタクタ制御手段42によって負極側コンタクタ35が閉のまま維持されたことを条件に、エンジン12を作動させて駆動用バッテリ16の充電を行うようにしてもよい。
ステップS14でエンジン12の作動を停止した後は、ステップS5に進む。またステップS11で駆動用バッテリ16の充電率が第2の閾値よりも大きい場合には(ステップS11:No)、エンジン12を作動させることなくステップS5に進む。さらにステップS13で駆動用バッテリ16の充電率が第3の閾値よりも小さい場合には(ステップS13:No)、エンジン12を停止させることなくステップS5に進む。
そして、上述のように乗員による起動スイッチ50のオフ操作が行われると(ステップS5:Yes)、ステップS6に進み、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続を遮断して一連の処理を終了する。このとき、エンジン12が作動している状態であれば、エンジン12の作動も停止させる。また乗員による起動スイッチ50のオフ操作が行われない場合(ステップS5:No)、ステップS7に進み、駆動用バッテリ16の充電率が第1の閾値以上である間は、駆動用バッテリ16と駆動用モータ11との電気的接続を維持する。
以上のように本実施形態では、正極側コンタクタ33の溶着が検出された際に、駆動用バッテリ16の充電率に応じてエンジン12を作動させ、駆動用バッテリ16の充電を行うようにした。このため、駆動用バッテリ16の充電率の低下を抑制することができ、駆動用バッテリ16のバッテリ上がりを抑制することができると共に、駆動用モータ11を駆動源とした走行距離を比較的長く確保することができる。
また、正極側コンタクタ33が溶着している場合でも、電動車両10の充電口21に設置された給電コネクタに充電ケーブルの充電プラグが接続された場合、通常時と同様に、駆動用バッテリ16の充電率が所定の閾値となるまで、外部電源100,101による駆動用バッテリ16の充電が実行される。これにより、駆動用バッテリ16のバッテリ上がりをより確実に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、充電(プリチャージ)コンタクタが正極側コンタクタと並列に設けられた構成を例示したが、充電コンタクタは負極側コンタクタと並列に設けられていてもよい。この場合、例えば、起動スイッチのオフ操作が行われたタイミングで、コンタクタ制御手段は、まず負極側コンタクタを閉から開に切り替えると共に、その際、溶着判定手段が負極側コンタクタの溶着の有無を判定する。
そして負極側コンタクタの溶着ありと判定された場合には、コンタクタ制御手段が、正極側コンタクタの閉から開への切り替えを中止して、駆動用バッテリと駆動用モータとの電気的接続を維持する。このように負極側コンタクタが溶着した場合でも、上述の実施形態と同様に、電動車両を例えば、修理工場等まで自走させることができる。
また、例えば、上述の実施形態では、コンタクタの溶着判定を、乗員による起動スイッチのオフ操作が行われた際に行うようにした例を説明したが、例えば、外部電源による駆動用バッテリの充電終了の際に行うようにしてもよい。
10 電動車両
11 駆動用モータ
12 エンジン
13 駆動伝達機構
14 前輪
15 インバータ
16 駆動用バッテリ
17 出力系
18 ジェネレータ(電動機)
19 クラッチ
20 充電器
21 充電口
22 コンバータ
23 補機バッテリ
30 電源装置
31 正極側電源ライン
32 負極側電源ライン
33 正極側コンタクタ
34 充電コンタクタ
35 負極側コンタクタ
37 制限抵抗
40 制御部
41 溶着判定手段
42 コンタクタ制御手段
43 充電状態検出手段
44 報知手段
45 エンジン制御手段
50 起動スイッチ
55 電圧センサ
56 電流センサ
100,101 外部電源

Claims (6)

  1. 電動車両が備える駆動用モータに電力を供給する駆動用バッテリの正極と前記駆動用モータの正極との間に設けられる正極側コンタクタと、
    前記駆動用バッテリの負極と前記駆動用モータの負極との間に設けられる負極側コンタクタと、
    前記正極側コンタクタ又は前記負極側コンタクタと並列に設けられる充電コンタクタと、を含むコンタクタ群を備え、
    前記コンタクタ群の開閉の切り替えにより前記駆動用バッテリから前記駆動用モータへの電力供給を制御する電動車両の電源装置であって、
    前記コンタクタ群の開閉の切り替えを行うコンタクタ制御手段と、
    前記コンタクタ群の溶着の有無を判定する溶着判定手段と、を備え、
    前記コンタクタ制御手段は、前記正極側コンタクタ及び前記負極側コンタクタのうち、前記溶着判定手段によって前記充電コンタクタが並列に設けられている一方のコンタクタに溶着ありと判定された場合に、他方のコンタクタを閉のまま維持する
    ことを特徴とする電動車両の電源装置。
  2. 請求項1に記載の電動車両の電源装置であって、
    前記駆動用バッテリの充電率を検出する充電状態検出手段を備え、
    前記コンタクタ制御手段は、前記駆動用バッテリの充電率が予め設定された第1の閾値より低くなると、前記他方のコンタクタを閉から開に切り替える
    ことを特徴とする電動車両の電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電動車両の電源装置であって、
    前記電動車両が、前記駆動用モータと共に、エンジンと、該エンジンにより駆動される電動機と、を備え、前記駆動用バッテリが、前記電動機によって発電された電力によって充電可能に構成されており、
    前記コンタクタ制御手段によって前記他方のコンタクタが閉のまま維持された場合に、前記エンジンを作動させるエンジン制御手段を備えている
    ことを特徴とする電動車両の電源装置。
  4. 請求項3に記載の電動車両の電源装置であって、
    前記駆動用バッテリの充電率を検出する充電状態検出手段を備え、
    前記エンジン制御手段は、前記駆動用バッテリの充電率が予め設定された第2の閾値より低い場合に前記エンジンを作動させる
    ことを特徴とする電動車両の電源装置。
  5. 請求項4に記載の電動車両の電源装置であって、
    前記駆動用バッテリの充電率を検出する充電状態検出手段を備え、
    前記エンジン制御手段は、前記駆動用バッテリの充電率が予め設定された第3の閾値に達すると前記エンジンの作動を停止させる
    ことを特徴とする電動車両の電源装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の電動車両の電源装置であって、
    前記溶着判定手段によって前記一方のコンタクタの溶着ありと判定された場合に、その判定情報を乗員に報知する報知手段をさらに備えている
    ことを特徴とする電動車両の電源装置。
JP2018165495A 2018-09-04 2018-09-04 電動車両の電源装置 Pending JP2020039220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018165495A JP2020039220A (ja) 2018-09-04 2018-09-04 電動車両の電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018165495A JP2020039220A (ja) 2018-09-04 2018-09-04 電動車両の電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020039220A true JP2020039220A (ja) 2020-03-12

Family

ID=69738352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018165495A Pending JP2020039220A (ja) 2018-09-04 2018-09-04 電動車両の電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020039220A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023188193A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 三菱自動車工業株式会社 車載制御装置
WO2023188192A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 三菱自動車工業株式会社 車載制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023188193A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 三菱自動車工業株式会社 車載制御装置
WO2023188192A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 三菱自動車工業株式会社 車載制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9886802B2 (en) Vehicle power supply device and malfunction diagnosis method thereof
KR101863737B1 (ko) 축전 시스템
JP5450144B2 (ja) 車両用の電源装置及びこの電源装置を搭載する車両
JP5831760B2 (ja) 電源制御システムの異常診断装置
JP5575506B2 (ja) 車両用電源装置及びこの電源装置を備える車両
US8963457B2 (en) Electric storage system and control method of electric storage system
JP5333457B2 (ja) 車両の充電システム
US9929674B2 (en) Power supply system for vehicle
CN102463897B (zh) 用于车辆的控制装置
JP5359413B2 (ja) 車両の充電システムおよび車両
JP2013098170A (ja) 親環境車両のメインリレーモニタリング装置および方法
JP5255086B2 (ja) 電源装置及びその制御方法
JP2019129568A (ja) 電池システム
JP2019126238A (ja) 電池システム
JP2015095916A (ja) 蓄電システム
JP2008301612A (ja) 車両用の電源装置とこの電源装置のコンタクター溶着検出方法
KR20120081824A (ko) 전기자동차 및 그 제어방법
JP2013225996A (ja) 電源制御システムの異常診断装置
JP6624128B2 (ja) 自動車
JP2017079496A (ja) コンタクタ故障判定装置およびコンタクタ故障判定方法
JP2020039220A (ja) 電動車両の電源装置
JP5990109B2 (ja) 車両用電源装置
JP2014139058A (ja) 車両用電源制御装置
JP2012178895A (ja) 電動モータの電力供給装置の異常診断装置
JP2017061217A (ja) 充電装置