JP2020038518A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】クライアント装置からの複数の処理要求を連続して受付けて処理する際に、処理要求を処理するために起動する仮想マシンの数を増減させる制御を実行する場合でも、ユーザからの処理要求を受付けてから必要な仮想マシンの数を確保する場合と比較して、仮想マシンの不要な増減処理を削減する。【解決手段】処理要求受付部31は、画像形成装置20からの複数の処理要求を連続的に受付ける。受信部34は、処理要求を受付ける前に、その処理要求の処理負荷を予測可能な情報を画像形成装置20から受信する。予測部35は、受信部34により受信された情報を用いて、その処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を順次予測する。オートスケール制御部33は、実行待ちの処理要求の量に応じて起動する仮想マシンの数を増減させる制御を行う際に、予測部35により予測された仮想マシンの必要数が確保されるように仮想マシンの数を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、情報処理装置と連携したデータ処理を行う処理提供装置に、データ処理が開始される前に資源の確保または解放の要求を送信することで、処理提供装置の応答性能を向上させるようにした情報処理システムが開示されている。
特開2015−087935号公報
本発明の目的は、クライアント装置からの複数の処理要求を連続して受付けて処理する際に、処理要求を処理するために起動する仮想マシンの数を増減させる制御を実行する場合でも、ユーザからの処理要求を受付けてから必要な仮想マシンの数を確保する場合と比較して、仮想マシンの不要な増減処理を削減することが可能な情報処理装置およびプログラムを提供することである。
[情報処理装置]
請求項1に係る本発明は、クライアント装置からの複数の処理要求を連続的に受付ける受付手段と、
前記受付手段により処理要求を受付ける前に、当該処理要求の処理負荷を予測可能な情報を前記クライアント装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記処理要求の処理負荷を予測可能な情報を用いて、当該処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を順次予測する予測手段と、
実行待ちの処理要求の量に応じて起動する仮想マシンの数を増減させる制御を行う際に、前記予測手段により予測された仮想マシンの必要数が確保されるように仮想マシンの数を制御する制御手段とを備えた情報処理装置である。
請求項2に係る本発明は、前記処理要求の処理負荷を予測可能な情報が、前記クライアント装置において処理要求の処理内容が確定する前に生成された情報である請求項1記載の情報処理装置である。
請求項3に係る本発明は、前記予測手段が、前記クライアント装置において処理要求の処理内容が確定する前に生成された情報が更新された場合、当該処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を再度予測する請求項2記載の情報処理装置である。
請求項4に係る本発明は、前記処理要求の処理負荷を予測可能な情報が、前記クライアント装置におけるユーザの操作内容を参照することにより生成された情報である請求項1から3のいずれか記載の情報処理装置である。
請求項5に係る本発明は、前記制御手段が、
仮想マシンの使用状況から起動中の未使用の仮想マシンの数である未使用数を算出する第1の算出手段と、
前記未使用数から前記予測手段により予測された必要数を減算することにより、当該処理要求を処理した場合に発生する仮想マシンの過不足数を算出する第2の算出手段とを備え、
前記過不足数により表された仮想マシンの過不足が解消されるように仮想マシンの数を制御することにより、前記予測手段により予測された仮想マシンの必要数が確保されるような仮想マシンの数の制御を実行する請求項1から4のいずれか記載の情報処理装置である。
請求項6に係る本発明は、前記制御手段が、前記未使用数が1以上であっても、前記過不足数が1より小さい場合には、仮想マシンの数を減じる制御を実行しない請求項5記載の情報処理装置である。
請求項7に係る本発明は、前記受信手段が、前記受付手段により受け付けた処理要求が、実行待ちの処理要求を格納する格納手段に格納される前に、当該処理要求の処理負荷を予測可能な情報を前記クライアント装置から受信する請求項1から6のいずれか記載の情報処理装置である。
[プログラム]
請求項8に係る本発明は、クライアント装置からの複数の処理要求を連続的に受付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて処理要求を受付ける前に、当該処理要求の処理負荷を予測可能な情報を前記クライアント装置から受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受信された前記処理要求の処理負荷を予測可能な情報を用いて、当該処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を順次予測する予測ステップと、
実行待ちの処理要求の量に応じて起動する仮想マシンの数を増減させる制御を行う際に、前記予測ステップにおいて予測された仮想マシンの必要数が確保されるように仮想マシンの数を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、クライアント装置からの複数の処理要求を連続して受付けて処理する際に、処理要求を処理するために起動する仮想マシンの数を増減させる制御を実行する場合でも、ユーザからの処理要求を受付けてから必要な仮想マシンの数を確保する場合と比較して、仮想マシンの不要な増減処理を削減することが可能な情報処理装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、クライアント装置において処理要求の処理内容が確定する前であっても、処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を予測することが可能な情報処理装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、クライアント装置により処理要求の処理内容が変更された場合でも、変更された処理内容の処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を予測することが可能な情報処理装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、クライアント装置におけるユーザの操作内容を参照するだけで、処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を予測することが可能な情報処理装置を提供することができる。
請求項5に係る本発明によれば、クライアント装置からの複数の処理要求を連続して受付けて処理する際に、処理要求を処理するために起動する仮想マシンの数を増減させる制御を実行する場合でも、ユーザからの処理要求を受付けてから必要な仮想マシンの数を確保する場合と比較して、仮想マシンの不要な増減処理を削減することが可能な情報処理装置を提供することができる。
請求項6に係る本発明によれば、起動中の未使用の仮想マシンが1つ以上ある場合でも、仮想マシンの数を減らすと今後受付けた処理要求を処理する際に仮想マシンの数が不足することが予測される場合には仮想マシンの数を減ずる制御が実行されないようにすることが可能な情報処理装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、クライアント装置からの複数の処理要求を連続して受付けて処理する際に、処理要求を処理するために起動する仮想マシンの数を増減させる制御を実行する場合でも、ユーザからの処理要求を受付けてから必要な仮想マシンの数を確保する場合と比較して、仮想マシンの不要な増減処理を削減することが可能な情報処理装置を提供することができる。
請求項8に係る本発明によれば、クライアント装置からの複数の処理要求を連続して受付けて処理する際に、処理要求を処理するために起動する仮想マシンの数を増減させる制御を実行する場合でも、ユーザからの処理要求を受付けてから必要な仮想マシンの数を確保する場合と比較して、仮想マシンの不要な増減処理を削減することが可能なプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態の情報処理システムのシステム構成を示す図である。 本発明の一実施形態におけるサービス提供装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるサービス提供装置10の機能構成を示すブロック図である。 オートスケール制御部33の構成を説明するための図である。 サービス種類毎の仮想マシンの必要数の設定例を示す図である。 処理要求1、2、3についての仮想マシンの必要数を予測した場合を説明するための図である。 予測部35において仮想マシンの必要数を算出する際に使用される計算式例を説明するための図である。 仮想マシン数増減制御部43の動作を説明するための図である。 仮想マシン数増減制御部43により行われる仮想マシン数の具体的な増減制御例を説明するための図である。 本発明の一実施形態におけるサービス提供装置10の動作を説明するためのフローチャートである。 スケールイン、スケールアウトの具体例を説明するための図である。 本発明の一実施形態におけるサービス提供装置10における動作を説明するためのシーケンスチャートである。 画像形成装置20において、ユーザがあるサービスを利用するために操作パネル71上において画像の選択を行っている様子を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態の情報処理システムのシステム構成を示す図である。
本発明の一実施形態の情報処理システムは、図1に示されるように、サービス提供装置10と、画像形成装置20と、領収書保存サーバ61、名刺管理サーバ62、データ保存サーバ63とが、インターネット等のネットワーク30により相互に接続された構成となっている。
画像形成装置20は、画像形成装置10は、印刷(プリント)機能、スキャン機能、複写(コピー)機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を有するいわゆる複合機と呼ばれる装置である。
そして、サービス提供装置10は、画像形成装置20において読み取られた文書画像等の各種画像データに対して、OCR(Optical Character Reading:光学式文字読取り)処理、翻訳処理、保存処理等を行う各種サービスを提供している。そして、サービス提供装置10は、他の事業会社により運営されている領収書保存サーバ61、名刺管理サーバ62、データ保存サーバ63等の各種サーバ装置と連携して、様々なサービスの提供を行っている。
例えば、画像形成装置20において領収書やレシート等の読み取った画像データをサービス提供装置10に転送することにより、その画像データに各種処理を行った後に領収書保存サーバ61に転送して格納することにより経費精算サービスが実現される。
また、例えば画像形成装置20において名刺を読み取った画像データをサービス提供装置10に転送することにより、その画像データに各種処理を行った後に名刺管理サーバ62に転送して格納することにより名刺管理サービスが実現される。
このようなサービス提供装置10のハードウェア構成を図2に示す。
サービス提供装置10は、図2に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置13、ネットワーク30を介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)14、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置15を有する。これらの構成要素は、制御バス16を介して互いに接続されている。
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、サービス提供装置10の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12または記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明するが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
図3は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現されるサービス提供装置10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるサービス提供装置10は、図3に示されるように、処理要求受付部31と、処理要求格納部32と、オートスケール制御部33と、受信部34と、予測部35と、処理実行部36と、処理結果格納部37と、処理結果送信部38とを備えている。
ここで、処理実行部36は、画像形成装置20から送信されてくる処理要求を、起動された複数の仮想マシン51によって処理理可能な処理手段である。
ここで、仮想マシンとは、1つの物理的コンピュータ内において仮想的(疑似的)に作り上げられた実行環境を意味する。このような仮想マシンを用いることにより、1つのコンピュータにより構成されたサーバや装置等の物理的マシン内において、複数の仮想マシンを構成して、それぞれの仮想マシンを並列処理させるようなことが可能となる。なお、この仮想マシンは、インスタンスと呼ばれる場合もある。
そして、この仮想マシンの起動数を、実行すべき処理の処理量に応じて制御する処理はオートスケールと呼ばれている。このオートスケールが行われることにより、仮想マシンの起動数と比較して、実行すべき処理の処理量が多い場合には仮想マシンの起動数が増加するような制御(スケールアウト)が行われ、仮想マシンの起動数と比較して、実行すべき処理の処理量が少ない場合には仮想マシンの起動数が減少するような制御(スケールイン)が行われる。
処理要求受付部31は、クライアント装置である画像形成装置20からの複数の処理要求を連続的に受付ける。
処理要求格納部32は、処理要求受付部31により受付けられた処理要求をキューとして一時的に格納する。処理実行部36は、処理要求格納部32に格納されている処理要求を取得して、取得した処理要求に基づく処理を実行する。
オートスケール制御部33は、実行待ちの処理要求の量に応じて起動する仮想マシンの数を増減させる制御を行う際に、予測部35により予測された仮想マシンの必要数が確保されるように、処理実行部36において起動される仮想マシンの数を制御する。
受信部34は、処理要求受付部31により処理要求を受付ける前に、その処理要求の処理負荷を予測可能な情報を画像形成装置20から受信する。受信部34は、処理要求の処理負荷を予測可能な情報として、画像形成装置20において処理要求の処理内容が確定する前に生成された情報を受信する。
具体的には、受信部34は、処理要求の処理負荷を予測可能な情報として、画像形成装置20におけるユーザの操作内容を参照することにより生成された情報を受信する。
ここで、ユーザの操作内容を参照することにより生成された情報としては、ユーザが処理を実行しようとするデータの種類に関する情報、そのユーザが処理を実行しようとするデータのデータ量に関する情報、そのユーザが実行しようとする処理内容の種類に関する情報を用いることができる。
さらに、受信部34は、処理要求受付部31により受け付けた処理要求が、実行待ちの処理要求を格納する処理要求格納部32に格納される前に、その処理要求の処理負荷を予測可能な情報を画像形成装置20から受信する。
予測部35は、受信部34により受信された処理要求の処理負荷を予測可能な情報を用いて、その処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を順次予測する。
なお、予測部35は、画像形成装置20において処理要求の処理内容が確定する前に生成された情報が更新された場合、その処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を再度予測する。
処理結果格納部37は、処理実行部36により処理が行われた後の処理結果を格納する。処理結果送信部38は、処理結果格納部37に格納された処理結果を、領収書保存サーバ61、名刺管理サーバ62、データ保存サーバ63等の各種サーバに送信する。
次に、オートスケール制御部33の構成について図4を参照して説明する。
オートスケール制御部33は、図4に示されるように、未使用数算出部41と、過不足数算出部42と、仮想マシン数増減制御部43とから構成されている。
未使用数算出部41は、処理実行部36における仮想マシン51の使用状況から起動中の未使用の仮想マシンの数である未使用数を算出する。
過不足数算出部42は、未使用数算出部41により算出された未使用数から予測部35により予測された必要数を減算することにより、その処理要求を処理した場合に発生する仮想マシンの過不足数を算出する。
仮想マシン数増減制御部43は、過不足数算出部42により算出された過不足数により表された仮想マシン51の過不足が解消されるように処理実行部36における仮想マシン51の起動数を制御することにより、予測部35により予測された仮想マシンの必要数が確保されるような仮想マシンの起動数の制御を実行する。
上述したような制御が行われることにより、オートスケール制御部33は、未使用数が1以上であっても、過不足数が1より小さい場合には、仮想マシンの数を減じる制御を実行しないことになる。
次に、本実施形態の情報処理システムにおけるサービス提供装置10の動作について図面を参照して詳細に説明する。
先ず、予測部35が受信部34により受信された情報に基づいて仮想マシンの必要数を予測する際の具体例を図5、図6、図7を参照して説明する。
先ず、画像形成装置20において、ユーザが実行しようとする処理内容の種類、つまり実行しようとするサービス種類に基づいて、予測部35が仮想マシンの必要数を予測する場合について説明する。
例えば、サービス種類毎の仮想マシンの必要数の設定例を図5に示す。図5では、領収書保存サービス、名刺管理サービス、データ記憶サービスというサービス種類に対して、それぞれ仮想マシンの必要数が、0.25、1、0.5と設定されている場合が示されている。
このように設定されている場合、図6に示すような処理要求1、2、3についての仮想マシンの必要数を予測する場合、予測部35は、各処理要求のサービス種類を参照して、それぞれの処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を、図5の設定内容を参照して予測する。
ただし、この場合は処理対象のデータ量や種類等については考慮されていないため、予測部35は、図7に示すような計算式を用いて仮想マシンの必要数を算出するようにしても良い。
図7の示した計算式例では、サービス種類、MIME(Multipurpose Internet Mail Extension)タイプ組み合わせ毎に、X(KB)のデータ量の場合の仮想マシンの必要数を算出するための計算式が示されている。ここで、MIMEタイプとは、データファイルの種類を示す情報である。
そして、このように予測部35により必要数が予測されると、オートスケール制御部33における過不足数算出部42では、未使用数算出部41により算出された仮想マシンの未使用数から、予測部35により予測された必要数を減算することにより過不足数を算出する。
ここで、過不足数が1より大きい場合には、仮想マシンの数が過剰であることを示し、マイナスの値の場合には、仮想マシンの数が不足していることを示している。
そのため、仮想マシン数増減制御部43は、算出された過不足数を用いて、例えば、図8に示すような仮想マシンの起動数の増減制御を行う。
仮想マシン数増減制御部43では、図8に示されるように、過不足数が1以上の場合にはスケールアウト、つまり仮想マシンの起動数を増加させる制御が行われる。具体的には、仮想マシン数増減制御部43は、過不足数以下の最大の整数を増減数として、仮想マシンの起動数を増加させるような制御を実行する。
また、仮想マシン数増減制御部43では、図8に示されるように、過不足数が0未満の場合にはスケールイン、つまり仮想マシンの起動数を減少させる制御が行われる。具体的には、仮想マシン数増減制御部43は、過不足数の絶対値以上の最小の整数を増減数として、仮想マシンの起動数を減少させるような制御を実行する。
なお、過不足数が0以上1未満の場合には、仮想マシン数増減制御部43は、仮想マシンの起動数を変化させずに現在の起動数を維持するような制御を行う。
このような設定の場合に行われる仮想マシンの具体的な増減制御例について図9を参照して説明する。
例えば、図9に示すように未使用数が2で必要数が1.75の場合、過不足数算出部42により算出される過不足数(未使用数-必要数)は、0.25(=2−1.75)となる。そのため、仮想マシン数増減制御部42は、現在の仮想マシンを維持するような制御を行う。
また、未使用数が3で必要数が1.75の場合、過不足数算出部42により算出される過不足数は、1.25(3−1.75)となる。つまり、過不足数が1以上であるため、仮想マシン数増減制御部42は、現在の仮想マシンを1減じるようなスケールイン制御を行う。
さらに、未使用数が1で必要数が1.75の場合、過不足数算出部42により算出される過不足数は、−0.75(1−1.75)となる。つまり、過不足数が0未満であるため、仮想マシン数増減制御部42は、現在の仮想マシンを1増加させるようなスケールアウト制御を行う。
次に、上記で説明したサービス提供装置10の動作を図10のフローチャートを参照して説明する。
先ず、受信部34は、画像形成装置20から、処理要求が確定する前の処理要求の内容を示す操作情報を受信する(ステップS101)。
すると、予測部35は、受信部34により受信された操作情報に基づいて、処理要求を処理するために必要となる仮想マシンの数を必要数として予測する(ステップS102)。
すると、オートスケール制御部33の過不足数算出部42は、未使用数算出部41により算出された未使用数から、予測部35により予測された必要数を減算して過不足数を算出する(ステップS103)。
そして、仮想マシン数増減制御部43は、過不足数算出部42により算出された過不足数が、0未満であるのか、0以上1未満であるのか、1以上であるのかを判定する(ステップS104)。
そして、ステップS104において過不足数が0未満であると判定された場合、仮想マシン数増減制御部43は、ユーザが操作中の処理要求が確定して送信されてきた場合、仮想マシン数が不足すると判定して、仮想マシンの起動数を増加させるスケールアウト制御を実行する(ステップS105)。
また、ステップS104において過不足数が0以上1未満であると判定された場合、仮想マシン数増減制御部43は、ユーザが操作中の処理要求が確定して送信されてきても、仮想マシン数が不足せずまた多過ぎもしないと判定して、仮想マシンの起動数を現状維持とする。
また、ステップS104において過不足数が1以上であると判定された場合、仮想マシン数増減制御部43は、ユーザが操作中の処理要求が確定して送信されてきたとしても、仮想マシン数が多過ぎると判定する。そして、キュー(処理要求格納部32)に格納されている処理要求の数が0で、かつ100%空き状態の仮想マシンがある場合(ステップS106においてyes)、仮想マシン数増減制御部43は、仮想マシンの起動数を減少させるスケールイン制御を実行する(ステップS107)。
このようにして実行されるスケールイン、スケールアウトの具体例について図11を参照して説明する。この図11では、時刻経過とともに連続して処理要求を受信する場合について説明する。
先ず、時刻t0において、起動中の仮想マシン数が1、未使用数が1で、必要数が1の場合、過不足数(未使用数−必要数)は0となる。そのため、仮想マシン数増減制御部43では、増減数は0と判定されることになる。
そして、時刻t1において、起動中の仮想マシン数が1、未使用数が1で、必要数が2に増加した場合、過不足数は−1(=1−2)となる。そのため、仮想マシン数増減制御部43では、増減数は−1と判定され、仮想マシンの起動数を1増加させるスケールアウト制御が行われる。
そして、時刻t2において、スケールアウト制御が行われたことにより起動中の仮想マシン数が2、未使用数が1で、必要数が1.5となった場合、過不足数は0.5(=2−1.5)となる。そのため、仮想マシン数増減制御部43では、増減数は0と判定されることになる。
そして、時刻t3において、起動中の仮想マシン数が2のままで、未使用数が1に減り、必要数が2に増加した場合、過不足数は−1(=1−2)となる。そのため、仮想マシン数増減制御部43では、増減数は−1と判定され、仮想マシンの起動数を1増加させるスケールアウト制御が行われる。
もし、時刻t3において現在の起動中の仮想マシン数と、未使用の仮想マシン数である未使用数のみを参照してオートスケール制御が行われた場合、未使用数が1以上であるため仮想マシンの起動数を減らすスケールイン制御が行われてしまう。
しかし、時刻t3ではまだ確定していない処理要求に基づく必要数が2であるため、過不足数が−1となり逆に起動数を増加させるようなスケールアウト制御が行われる。
そして、時刻t4では、スケールアウト制御が行われたことにより起動中の仮想マシン数が3となり、未使用数が2で、必要数が1となった場合、過不足数は1(=2−1)となる。そのため、仮想マシン数増減制御部43では、増減数は−1と判定され、仮想マシンの起動数を1減少させるスケールイン制御が行われる。
その結果、時刻t5では、スケールイン制御が行われたことにより起動中の仮想マシン数が2となり、未使用数が1で、必要数が1となった場合、過不足数は0(=1−1)となる。そのため、仮想マシン数増減制御部43では、増減数は0と判定されることになる。
最後に、時刻t6において、起動中の仮想マシン数が2のままで、未使用数が1、必要数が0.5となった場合、過不足数は0.5(=1−0.5)となる。そのため、仮想マシン数増減制御部43では、増減数は0と判定されることになる。
次に、本実施形態のサービス提供装置10における動作を図12のシーケンスチャートを参照して説明する。
先ず、処理要求の確定前において画像形成装置20からサービス提供装置10に対して処理要求の内容に関する操作情報が送信されてくる(ステップS201)。
例えば、図13に示すように、画像形成装置20において、ユーザがあるサービスを利用するために操作パネル71上において画像の選択を行っている場合、ユーザが利用しているサービスの内容や、現在選択中の画像データのデータ量、データ種類等の情報が操作情報としてサービス提供装置10に送信される。
すると、サービス提供装置10における予測部35は、画像形成装置20から受信した操作情報に基づいて、その処理要求が送信されてきた場合に必要となる仮想マシンの数を必要数として予測する(ステップS202)
そして、予測部35において予測された必要数の情報はオートスケール制御部33に送信される(ステップS203)。
オートスケール制御部33では、処理要求格納部32に格納されている処理要求のデータ量を取得して(ステップS204)、取得した処理要求のデータ量と予測部35から受信した必要数の情報に基づいて、処理実行部36における仮想マシンの起動数の増減制御を行う(ステップS205)。
その後、画像形成装置20において処理要求の処理内容が確定して、画像形成装置20からサービス提供装置10に処理要求が送信されてくると(ステップS206)、その処理要求は処理要求格納部32にキューとして格納される(ステップS207)。
すると、処理実行部36は、処理要求格納部32に格納されている処理要求を取得して(ステップS208)、取得した処理要求に基づく処理を実行する(ステップS209)。
そして、得られた処理結果は処理結果格納部37に格納されて、処理結果送信部38から各種サーバ装置に送信される。
[変形例]
上記実施形態では、サービス提供装置10に対して処理要求を送信するクライアント装置が画像形成装置20である場合を用いて説明したが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、スマートフォン、携帯電話端末、タブレット端末等の各種装置をクライアント装置として用いる場合でも同様に適用することが可能である。
10 サービス提供装置
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 通信インタフェース(IF)
15 ユーザインタフェース(UI)装置
16 制御バス
20 画像形成装置
30 ネットワーク
31 処理要求受付部
32 処理要求格納部
33 オートスケール制御部
34 受信部
35 予測部
36 処理実行部
37 処理結果格納部
38 処理結果送信部
41 未使用数算出部
42 過不足数算出部
43 仮想マシン数増減制御部
51 仮想マシン
61 領収書保存サーバ
62 名刺管理サーバ
63 データ保存サーバ
71 操作パネル

Claims (8)

  1. クライアント装置からの複数の処理要求を連続的に受付ける受付手段と、
    前記受付手段により処理要求を受付ける前に、当該処理要求の処理負荷を予測可能な情報を前記クライアント装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記処理要求の処理負荷を予測可能な情報を用いて、当該処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を順次予測する予測手段と、
    実行待ちの処理要求の量に応じて起動する仮想マシンの数を増減させる制御を行う際に、前記予測手段により予測された仮想マシンの必要数が確保されるように仮想マシンの数を制御する制御手段と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記処理要求の処理負荷を予測可能な情報が、前記クライアント装置において処理要求の処理内容が確定する前に生成された情報である請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記予測手段は、前記クライアント装置において処理要求の処理内容が確定する前に生成された情報が更新された場合、当該処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を再度予測する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記処理要求の処理負荷を予測可能な情報が、前記クライアント装置におけるユーザの操作内容を参照することにより生成された情報である請求項1から3のいずれか記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、
    仮想マシンの使用状況から起動中の未使用の仮想マシンの数である未使用数を算出する第1の算出手段と、
    前記未使用数から前記予測手段により予測された必要数を減算することにより、当該処理要求を処理した場合に発生する仮想マシンの過不足数を算出する第2の算出手段とを備え、
    前記過不足数により表された仮想マシンの過不足が解消されるように仮想マシンの数を制御することにより、前記予測手段により予測された仮想マシンの必要数が確保されるような仮想マシンの数の制御を実行する請求項1から4のいずれか記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記未使用数が1以上であっても、前記過不足数が1より小さい場合には、仮想マシンの数を減じる制御を実行しない請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記受信手段は、前記受付手段により受け付けた処理要求が、実行待ちの処理要求を格納する格納手段に格納される前に、当該処理要求の処理負荷を予測可能な情報を前記クライアント装置から受信する請求項1から6のいずれか記載の情報処理装置。
  8. クライアント装置からの複数の処理要求を連続的に受付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて処理要求を受付ける前に、当該処理要求の処理負荷を予測可能な情報を前記クライアント装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された前記処理要求の処理負荷を予測可能な情報を用いて、当該処理要求を処理するために必要な仮想マシンの必要数を順次予測する予測ステップと、
    実行待ちの処理要求の量に応じて起動する仮想マシンの数を増減させる制御を行う際に、前記予測ステップにおいて予測された仮想マシンの必要数が確保されるように仮想マシンの数を制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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